JP2008118300A - 放送受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来技術では、テレビ放送として受信した画像のうち、テキストデータを保存することは可能であるが、地図などの画像情報を記憶しておくことはできないという課題がある。一方、録画機能を用いて全てを映像で保存してしまうと、移動端末装置のように記録容量の少ない機器ではすぐに記録容量が埋まってしまい、必要な情報を記録できない可能性もある。
【解決手段】上記課題を解決するために、本発明では、受信した画像中に特定の文字列が含まれている場合には、その文字列が含まれている案内画像を記録することとし、視聴者がテレビ放送を常に視聴していなくても、視聴者が欲する情報を取りこぼすことなく記録することができる。ざらに、放送受信装置がアドレス帳情報を保持している場合には、煩雑な作業を経ることなく簡単に飲食店や宿泊施設の住所や電話番号等の情報を案内画像とともに記録することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、テレビ放送を受信する放送受信装置において、特定の画像を記録する技術に関する。
近年、テレビ放送には、様々なジャンルの番組が放送されており、飲食店や宿泊施設を紹介する情報番組も多数放送されている。これらの番組では、紹介された店舗や宿泊施設の情報(住所、電話番号、地図など)が表示されることが多い。また、情報番組以外でも、番組内で懸賞等の応募の案内をし、あて先の住所や電話番号を放送することも少なくない。
しかし、これらの情報は、放送されているテレビ番組にて住所等が表示されてから即座にメモを取る必要があり、住所表示がされている間に筆記用具や記録用の紙などを用意し、これを記録しなければならない。また、筆記用具や紙などを事前に用意している場合であっても、飲食店や宿泊施設を紹介する番組では、住所や電話番号とともに地図などが表示されることが多く、限られた表示時間で住所や地図を正確に記録しなければならず、記録する行為自体も煩雑で面倒である。
そこで、特許文献1のテレビジョン受信装置では、文字認識ボタンを押すと、映像信号を静止画像データとして取得し、静止画データを文字認識装置によって文字認識し、静止画データよりもデータ量が圧倒的に少ない文字データに変換してこれらの情報を記録することとしている。
しかしながら、特許文献1では、文字認識ボタンを押すことにより文字認識動作が開始されるため、取得したい住所等の表示が表示された場合には即座に文字認識ボタンを押す必要があり、常に放送されている番組に注意を注いでいる必要がある。一方、常に押したままの状態を維持し続けると、常に注意を注いでいる必要はなくなるが、不必要な文字データまで記録してしまうため、後から目的の文字データを探す作業が煩雑となってしまう。また、特許文献1では、記憶装置の記憶容量を効率的に活用するため、地図などの静止画データは一時的に保存するものの、永続的には保存しないこととしている。
また、特許文献2の字幕抽出装置では、映像信号から字幕スーパーを抽出し、字幕スーパーに含まれている特定のキーワードが検出されると、当該キーワードが検出されたシーンを始まりとして、所定の時間その映像信号を録画することとしている。このため、特定キーワードとして住所等が表示された場合には、当該シーンを始まりとして所定の時間の映像信号を録画することができ、住所等の表示を見逃した場合であっても後からそのシーンを確認することができる。
特開2002−354371号公報 特開2003−333445号公報
しかしながら、飲食店や宿泊施設の住所等の情報は、地図や店舗の外観の写真などと共に紹介されることが多い。特許文献1に記載された発明では、文字データとして住所等の情報を保存することは可能であるが、このような画像情報を記憶しておくことはできないという課題がある。一方、特許文献2に記載されている発明のように、録画機能を用いて映像を保存してしまうと、画像情報を記憶することはできるが移動端末装置のように記録容量の少ない機器ではすぐに記録容量が埋まってしまうという問題がある。また、飲食店や宿泊施設に関する情報は、字幕スーパーとしてではなく、番組内でフリップカードと呼ばれる紙製のボードに表示されて紹介されることも多く、このような場合に特許文献2に記載の発明では住所等の情報を記録することができない。
そこで、本発明では、飲食店や宿泊施設の住所等と地図や店舗の外観の写真等は同一フレームにて表示される可能性が高いことに着目し、住所等の情報を含む画像のみを効率的に記録することが可能な放送受信装置及び放送受信方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、第一発明では、テレビ放送を受信するテレビ放送受信部と、受信した画像中に住所、URL、電話番号のいずれか一以上を示す特定文字列が含まれているか判断する判断部と、判断結果が含まれているとの判断結果である場合にはその文字列が含まれている画像である案内画像を記録する記録部と、を有する放送受信装置を提供する。
第二発明では、前記記録部は、アドレス帳情報を保持するアドレス帳情報保持手段を有し、前記判断の結果が、特定文字列が含まれているとの判断結果である場合には、記録部は、アドレス帳情報保持手段に保持されるアドレス帳情報として、前記案内画像を記録する第一発明に記載の放送受信装置を提供する。
第三発明では、前記記録の命令を利用者から受付ける記録命令受付部と、前記記録の命令を受付けた場合に記録部が記録の動作を行うように制御する制御部と、を有する第一発明又は第二発明に記載の放送受信装置を提供する。
第四発明では、前記受信した画像中に電話番号を示す文字列が含まれている場合にはその電話番号から判定した住所が、また、前記受信した画像中に住所を示す文字列が含まれている場合にはその住所が、所定の住所条件を満たすか判定する住所判定部をさらに有する第一発明から第三発明のいずれか一に記載の放送受信装置を提供する。
第五発明では、前記制御部は、住所判定部での判定結果に基づいて制御を行う第四発明に記載の放送受信装置を提供する。
第六発明では、受信した画像中に電話番号を示す文字列が含まれているとの判断結果である場合には、簡易操作によりその電話番号に発呼するための発呼部をさらに有する第一発明から第五発明のいずれか一に記載の放送受信装置を提供する。
第七発明では、受信した画像中にURLを示す文字列が含まれているとの判断結果である場合には、簡易操作によりそのURLにアクセスするための通信部をさらに有する第一発明から第六発明のいずれか一に記載の放送受信装置を提供する。
第八発明では、受信した画像中に住所を示す文字列が含まれているとの判断結果である場合には、その住所に対応する地図画像を取得する地図画像取得部をさらに有する第一発明から第七発明のいずれか一に記載の放送受信装置を提供する。
第九発明では、前記判断部での判断結果が、住所、URL、電話番号のいずれか二以上を示す特定文字列が含まれているとの判断結果である場合には、いずれか一の特定文字列に応じた処理を行うように制御する処理制御部をさらに有する第六発明から第八発明のいずれか一に記載の放送受信装置を提供する。
第十発明は、テレビ放送を受信するテレビ放送受信ステップと、受信した画像中に住所、URL、電話番号のいずれか一以上を示す特定文字列が含まれているか判断する判断ステップと、判断結果が含まれているとの判断結果である場合にはその文字列が含まれている画像である案内画像を記録する記録ステップと、を放送受信装置に動作させる放送受信方法を提供する。
以上のような構成をとる本発明の放送受信装置では、受信した画像中に住所等の特定の文字列が含まれている場合には、その文字列に関連する地図や写真等の案内画像を記録することができる。このため、視聴者がテレビ放送を常に視聴していなくても、住所等とこれに関連する地図や写真等の視聴者が欲する情報を取りこぼすことなく、かつ、煩雑な作業を経ることなく記録することができ、さらに、記録容量を効率的に活用することができる。
本発明を実施するための最良の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、本発明はこれら実施の形態になんら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施しうる。なお、以下の実施形態と請求項の関係は次のとおりである。実施形態1は主として請求項1、10などについて説明する。実施形態2は主として請求項2などについて説明する。実施形態3は主として請求項3などについて説明する。実施形態4は主として請求項4、5などについて説明する。実施形態5は主として請求項7から9などについて説明する。
≪実施形態1≫(実施形態1の概念)実施形態1について説明する。図1に本実施形態における放送受信装置の概念を説明する図を示す。図1(a)、(b)に示すように、本放送受信装置では、テレビ放送の映像画像中に、住所や電話番号、URL等の文字列が含まれている場合に、この文字列が含まれている画像を記録する。なお、図1(a)は一般的な放送受信装置を例示しており、図1(b)は携帯電話等の移動端末装置による放送受信装置を例示している。
(実施形態1の構成)図2に本実施形態にかかる放送受信装置の機能ブロック図の一例を示す。本実施形態にかかる「放送受信装置」(0200)は、「テレビ放送受信部」(0201)と、「判断部」(0202)と、「記録部」(0203)とからなる。
(実施形態1の構成の説明)「放送受信装置」(0200)とは、少なくともテレビ放送波を受信する機能を有する装置である。本実施形態における放送受信装置は、必ずしもディスプレイ等の表示装置を備えている必要は無いが、一般的な放送受信装置においては、ディスプレイ等を備えており、受信した放送波をディスプレイ表示することができる。
放送受信装置は、通常のテレビ放送を受信して表示するテレビ受像機であっても良いし、いわゆるワンセグ(登録商標)と呼ばれる1セグメントのみの地上デジタル放送を受信する移動端末装置などであっても良い。移動端末装置とは、携帯電話やPHS、PDA、携帯型音楽プレーヤー、携帯型ゲームプレーヤー、ノートパソコン、カーナビゲーションシステムなどが該当する。
「テレビ放送受信部」(0201)は、テレビ放送を受信するように構成されている。放送受信部は、アンテナ及びチューナ等からなり、地上アナログ放送、地上デジタル放送、BSデジタル放送、CSデジタル放送、ケーブルテレビ、インターネット放送などのいずれか一又は二以上を受信する。また、放送受信部が地上デジタル放送を受信可能な場合には、通常の地上デジタル放送を受信しても良いし、1セグメントのみを受信しても良い。
「判断部」(0202)は、受信した画像中に住所、URL、電話番号のいずれか一以上を示す特定文字列が含まれているかを判断するように構成されている。判断部は、不揮発性メモリ等に記録されている判断プログラムやこれを動作させるためのCPUや揮発性メモリ等からなる。
テレビ番組内で紹介される店舗や宿泊施設の情報、あるいは懸賞等の応募情報はある一定のフォーマットに沿って記載されることが多い。例えば電話番号ならば10桁及び11桁の数字の並びで記載されるし、住所なら郵便番号を示す記号である「〒」や「3桁−4桁」で表される7桁の数値が入るか、または47都道府県名のいずれか、又は市町村名が記載されることが一般的である。また、ホームページアドレスを示すURLを記載する場合には「http://」という文字列が先頭に含まれるか、「.co.jp」、「.com」、「.ne.jp」といったドメイン名の一部が文字列の語尾に含まれるのが一般的である。そして、これらの情報と共に地図が表示されることが多い。このため、判断部では、これらの一定のフォーマットを記憶しておき、受信した画像がこの記憶したフォーマットに合致すると、その画像には特定文字列が含まれていると判断することができる。例えば、図1に示す画像は、「〒」の記号や電話番号を示す10桁で表された数字の列等が含まれており、判断部では、当該画像には特定文字列が含まれていると判断する。なお、判断部での判断方法の具体例については後述する。
「記録部」(0203)は、前記判断部での判断結果が、受信した画像中に特定文字列が含まれているとの判断結果である場合にはその文字列が含まれている画像である案内画像を記録するように構成されている。記録部は不揮発性メモリ等からなる。記録部での記録の動作を自動的に行うこととすると、利用者は面倒な処理をすることなく案内画像を記録することができる。
記録部では、図1に示すように、「〒」の記号や10桁で表された数字の列等が受信した画像中に含まれていると、判断部では特定文字列が含まれていると判断し、この判断結果に応じて当該特定文字列が含まれている画像を記録する。記録する画像は静止画であっても動画であっても良いが、記録部における記録容量を効率的に利用するために、静止画像であることが望ましい。
なお、記録部では、記録した画像からさらに文字で記載された部分を取り出してテキスト情報として記録し、地図として表されている部分のみを案内画像として記録することとしても良い。
(実施形態1のハードウェア構成)図3に本実施形態の放送受信装置のハードウェア構成を示す。本放送受信装置の構成要素である各部は、ハードウェアとハードウェア上で実行可能なソフトウェアからなる。ハードウェアとしては、演算処理を行うCPU(0301)、ソフトウェアを一時的に展開したり各データを一時的に記録したりするための揮発性メモリ(0302)、ソフトウェアや案内画像などの各データを記録するための不揮発性メモリ(0303)、テレビ放送波を選局/受信するためのアンテナ及びチューナ(0304)、受信した映像を出力するスピーカ(0305)及びディスプレイ(0306)、などがバス線を介して接続されている。また、ソフトウェアとしては、受信した画像データに特定文字列が含まれているか否かを判断する判断プログラム、受信した画像データを案内画像として記録するための記録プログラム等である。これらのプログラムは、不揮発性メモリの所定のアドレスA1(0307)、A2(0308)に格納されており、必要に応じて揮発性メモリの所定のアドレスa1(0309)、a2(0310)に展開されて、CPU(0301)による演算処理により動作する。
本放送受信装置の構成要件であるテレビ放送受信部はアンテナ及びチューナ(0304)に該当し、判断部はCPU(0301)及び揮発性メモリ(0302)及び不揮発性メモリ(0303)と不揮発性メモリの所定のアドレスA1(0306)に格納された判断プログラムに該当し、記録部は不揮発性メモリ(0303)に該当する。以下に、本放送受信装置の処理を具体的に説明する。
アンテナ/チューナを介して取得される画像データは判断プログラムによる解析を受けるために1フレームごと、又は所定数のフレームごとに揮発性メモリに格納される。揮発性メモリに格納された画像データは、判断プログラムによって解析される。判断プログラムは、画像データのなかから文字として判別可能な情報を順次ピックアップして揮発性メモリの判別文字格納領域に出現順(縦、横は設計による)に並べ、判別文字格納領域に並べられた文字列と、不揮発性メモリにテーブルとして格納されている特定文字列とが合致するか否か判断される。順次ピックアップされた文字列が不揮発性メモリにテーブルとして格納されている特定文字列と最終的に全て合致した場合には、その旨を示すフラグを揮発性メモリに格納されている画像データと関連付けて揮発性メモリの所定のアドレスに格納する。
記録プログラムは、前記フラグが格納される所定のアドレスを常時監視するように動作し、前記所定のアドレスに特定文字列と合致する旨のフラグが格納されていることを発見した場合には前記関連付けられている画像データを揮発性メモリから取得する。記録プログラムは、取得した画像データを不揮発性メモリのなかで利用者が参照できる記憶領域に案内画像として格納する。この記憶領域に格納された画像データは利用者の所定の操作を受けて参照プログラムなどを起動してディスプレイに出力し、ディスプレイ上に表示されるように構成されている。なお、画像データは音声データを含むデータであってもよく、その場合には前記格納された画像データはディスプレイと、スピーカに対して出力され、スピーカにて音声を再生するように構成してもよい。
(実施形態1の具体例)図4に本実施形態の放送受信装置の具体的な機能ブロック図により本放送受信装置の動作を説明する。なお、本放送受信装置は、上記ハードウェア構成などにより実現することができる。本放送受信装置(0400)は、伝搬されている放送波を受信するアンテナ、チューナ等からなる放送受信部(0401)、多重化された放送信号を映像、音声、データ放送等に逆多重化するdemux部(0402)、スピーカ等からなる音声出力部(0403)、テレビ放送やこれに含まれるデータ放送あるいは操作メニュー等を表示する液晶ディスプレイなどからなる表示部(0404)、再生されている画像をキャプチャする映像キャプチャ部(0405)、キャプチャした画像を解析するキャプチャ画像解析部(0406)、キャプチャした画像を記録しておくために不揮発性メモリなどからなる画像記録領域(0407)などから構成される。
まず、放送受信部(0401)にてテレビ放送を受信すると、demux部(0402)にて多重化された放送信号を映像、音声、データ放送等に逆多重化する。逆多重化された放送信号は、音声出力部(0403)、表示部(0404)にて出力するとともに、映像キャプチャ部(0405)にて一定間隔ごとにキャプチャする。キャプチャするための一定間隔は、例えば、一定時間ごととしても良いし、デジタル映像のピクチャ単位、フレーム単位などとしても良い。キャプチャした画像はキャプチャ画像解析部(0406)にて静止画に変換されて解析され、当該静止画に特定文字列が含まれているか否かを判断する。キャプチャ画像解析部では、まず、キャプチャした画像に文字が含まれているか否かを判断し、含まれている場合には文字列を形成する。例えば、予めあらゆる文字パターンを記録領域に記録しておき、これらの文字パターンのいずれかとキャプチャした静止画に含まれる画像パターンとのパターンマッチングにより文字を認識することができる。そして、一の静止画から認識した文字を静止画の左から右へ、又は上から下へ並べることで文字列を形成することができる。文字列が形成されると、当該文字列の中に住所、URL、電話番号のいずれか一以上を示す特定文字列が含まれているか否かを判断する。特定文字列は、一定の規則に従って記載されていることが一般的であり、判断部では、当該文字列中がこの一定の規則に合致するか否かを判断することになる。一定の規則の例としては、住所であれば、3桁の数字列にハイフン「―」が続き、その後4桁の数字列が続く郵便番号が記述されており、その後に続く文字列の一番初めに47都道府県のいずれかが入っている。電話番号であれば10桁または11桁の連続した数字列である。URLであれば、「http://」という文字列が先頭に含まれるか、「.co.jp」、「.com」、「.ne.jp」といったドメイン名の一部が文字列の語尾に含まれる。このため、例えば、特定文字列に該当しうる候補文字列を図5に示すようなテーブルとして記録領域に保持しておき、この候補文字列とのマッチングにより、形成された文字列が特定文字列に該当するか否かを判断することができる。
例えば、画像から取得した7桁の数字列が、郵便番号リストに含まれる7桁の数字列と一致した場合、当該数字列が郵便番号である確率が高く、画像に住所が含まれている可能性が高い。さらに、7桁の数字列が含まれている画像と同じ画像から取得した文字列が、その7桁の数字で表される郵便番号に対応する住所の記載と一致した場合には、当該画像に住所の記載が含まれている可能性が極めて高く、静止画には特定文字列が含まれていると判断することができる。このため、図6に示すように郵便番号と都道府県名、市区町村名、町域等の住所との対応を示すテーブルを記録領域に保持し、これを適宜参照することとしても良い。
また、電話番号は10桁もしくは11桁の数字列で表される。表示方法によってはハイフン「−」や括弧「(」「)」が間に挟まれることがあるが、ハイフンの場合は2回、括弧の場合は一対と個数は限られる。したがって、10桁もしくは11桁の数字列と前記の記号の組み合わせで構成される文字列は電話番号と判断し、当該文字列が含まれている画像には特定文字列が含まれていると判断することとしても良い。また、固定電話の電話番号の市外局番は、住所と対応しているため、これらが対応した文字列がいずれも含まれている場合には、静止画には特定文字列が含まれている可能性が高い。このため、図7に示すように市外局番と住所との対応を示すテーブルを記録領域に保持し、これを適宜参照することとしても良い。
さらに、URLであれば、「http://」という文字列が先頭に含まれるか、「.co.jp」、「.com」、「.ne.jp」といったドメイン名の一部が文字列の語尾に含まれるが、これはURLを示す独特の記述方式であり、URL以外の記述に用いられることは少ない。このため、これらの文字列が含まれていた場合には、当該文字列が含まれている画像には特定文字列が含まれていると判断することができる。
なお、判断部での判断結果は、必ずしも完全でなければならないわけではなく、多少のノイズが含まれていても良い。このため、上記の通り、特定文字列が含まれている可能性がある画像を、判断部にて「特定文字列が含まれている」と判断することとしても良い。
映像キャプチャ部(0405)にてキャプチャした静止画が、キャプチャ画像解析部(0406)にて特定文字列が含まれていると判断されると、その後画像記録領域(0407)に記録される。図8を用いて記録部内で記録領域に格納される様子を詳細に説明する。映像キャプチャ部(0405)にて一定時間間隔でキャプチャされた静止画は、図8に示すように、一時的に解析用画像保存領域(0801)に保存され、キャプチャ画像解析部(0406)にて特定文字列が含まれているか否か判断される。そして、特定文字列が含まれていると判断された画像は、画像記録領域の記録領域1(0802)に移動されて記録される。仮に記録領域1に既に別の画像が記録されていた場合には、記録領域2(0803)に、記録領域2にも既に記録されていた場合には記録領域3(0804)というように空いている記録領域に記録される。なお、特定文字列が含まれていないと判断された場合には、解析用画像保存領域に一時的に保存された画像は削除される。
なお、画像を記録するときには画像のほかに放送局名や番組名、保存した時間、そして特定文字列とは別に認識された文字列を共に保存しておくこととしても良い。ここで、放送局名や番組名は地上デジタル放送ならばSI(Service Information)情報に含まれる番組名及び放送局名から得ることができる。それ以外の場合においても、EPG(Electronic Program Guide)を用いることによって、番組名や放送局名を得ることができる。また、特定文字列以外の文字列には、その特定文字列の住所等で特定される店舗名や宿泊施設名等が含まれている可能性が高い。このため、これらの文字列も併せてテキストデータ又は案内画像として保存することが望ましい。これらの文字列は住所等と判別することが困難であるが、住所よりも上方及び左方に表示されている文字を住所等以外の文字列として扱うことができる。
また、図9を用いて、テレビ放送とデータ放送を受信する場合の具体例について説明する。地上デジタル放送を受信可能な放送受信装置では、テレビ放送と同時に同一のチャンネルのデータ放送を受信することができる。このため、図9に示すように、ディスプレイ等に表示する方法としては、少なくとも3つの場合が考えられる。これは、テレビ放送のみを表示する場合(図9(a))、テレビ放送とデータ放送の両方を表示する場合(図9(b))、データ放送のみを表示する場合(図9(c))である。テレビ放送のみを表示する場合及びテレビ放送とデータ放送の両方を表示する場合には、視聴者はテレビ放送中の店舗情報等を視認することができるため、表示された情報に興味があれば、視聴者はメモを取るなり、従来技術にて示されている方法で画像からテキストデータを取得することができる。しかし、図9(c)に示すように、データ放送のみを表示している場合には、視聴者はテレビ放送中で店舗が紹介されていることを知ることができず、当該情報を見逃してしまう可能性が高い。しかし、本実施形態の放送受信装置を用いると、特定文字列が含まれている画像を自動的に案内画像として記録部に記録するため、表示部に直接表示されていない情報も記録しておくことができる。なお、テレビ機能付き携帯電話などの移動端末装置では、ディスプレイが小さいため、データ放送のみを表示する可能性も高く、このような場合に本放送受信装置は極めて有効である。
(実施形態1の処理の流れ)以下に、図10を用いて本放送受信装置の処理の流れを説明する。本放送受信装置では、まず、テレビ放送受信部にてテレビ放送を受信する(S1001:テレビ放送受信ステップ)。次に、判断部にて前記受信した画像中に住所、URL、電話番号のいずれか一以上を示す特定文字列が含まれているか判断する(S1002:判断ステップ)。そして、判断ステップ(S1002)での判断結果が、特定文字列が含まれているとの判断結果である場合には、その文字列が含まれている画像である案内画像を記録する(S1003:記録ステップ)。
(実施形態1の効果)以上のような構成をとる本実施形態の放送受信装置では、受信した画像中に住所等の特定の文字列が含まれている場合には、その文字列に関連する地図や写真等の案内画像を記録することができる。このため、視聴者がテレビ放送を常に視聴していなくても、住所等とこれに関連する地図や写真等の視聴者が欲する情報を取りこぼすことなく、かつ、煩雑な作業を経ることなく自動的に記録することができ、さらに、記録容量を効率的に活用することができる。
≪実施形態2≫(実施形態2の概念)実施形態2について説明する。図11に本実施形態における放送受信装置の概念を示す。図11に示すように、本放送受信装置では、テレビ放送受信部にて受信された画像(1101)中に、特定文字列(1102)が含まれると判断された場合には、案内画像をアドレス帳情報(1103)として記録することを特徴とする。記録されたアドレス帳情報は、放送受信装置のディスプレイ等に表示させることができる。
(実施形態2の構成)図12に本実施形態にかかる放送受信装置の機能ブロック図の一例を示す。本実施形態にかかる「放送受信装置」(1200)は「テレビ放送受信部」(1201)と、「判断部」(1202)と、「記録部」(1203)と、からなり、記録部は「アドレス帳情報保持手段」(1204)を有することを特徴とする。アドレス帳情報保持手段(1204)以外の構成は既に説明済みであるため説明を省略する。
(実施形態2の構成の説明)「アドレス帳情報保持手段」(1204)は、アドレス帳を保持するように構成されている。また、本実施形態における「記録部」(1203)は、前記判断部(1202)での判断結果が、特定文字列が含まれているとの判断結果である場合には、アドレス帳情報保持手段に保持されるアドレス帳情報として、前記案内画像を記録するように構成されている。「アドレス帳情報」とは、電話番号、FAX番号、住所、URL、画像、メモ、着信音楽その他の設定情報などが、氏名又は名称ごとに保有された情報である。これらの情報は、例えば、図13に示すようなテーブル(1301)にて管理されて記録されている。記録部では、判断部(1202)にて特定文字列が含まれていると判断されると、特定文字列が住所、電話番号、URLのいずれかであるかを判別して取得し、これをテーブル(1301)の適切な項目に割り振ってアドレス帳情報として記録する。なお、アドレス帳情報は、一般的には氏名又は名称ごとに管理されているため、特定文字列以外の文字列として、案内画像に含まれる飲食店や宿泊施設名も取得されることが望ましいが、これらの名称等が取得されなかった場合には、氏名又は名称は「名称なし」や空欄として記録することとしても良いし、ネットワークに接続可能な場合は、取得した特定文字列を検索キーワードとしてネットワーク上から店舗名等を取得してもよい。例えば、全国の電話帳情報などを予め放送受信装置内に記録しておき、取得した10桁の数値と当該電話帳情報とが合致する店舗名等をアドレス帳情報として取得することもできる。なお、案内画像をテキストデータとしてテーブルにて管理することは困難であるため、テーブルでは案内画像を特定するファイル名にて管理されている。
このようにして記録された情報は、図11に示すように、アドレス帳情報(1103)として記録され、ディスプレイ上に表示させることができる。また、近年のアドレス帳情報の表示画面には、登録されている氏名に対応した人の写真画像を表示するために画像表示領域(1104)が設けられていることが多い。当該画像表示領域には、写真画像以外の画像を表示することも可能であるため、この画像表示領域に案内画像を表示することができる。なお、画像表示領域は限られた僅かなスペースであることが多いため、案内画像として地図に係る部分のみを表示することが望ましい。
(実施形態2のハードウェア構成)図14に本実施形態の放送受信装置のハードウェア構成を示す。本放送受信装置の構成要素である各部は、ハードウェアとハードウェア上で実行可能なソフトウェアからなる。ハードウェアとしては、演算処理を行うCPU(1401)、ソフトウェアを一時的に展開したり案内画像やアドレス帳情報の各データを一時的に記録したりするための揮発性メモリ(1402)、ソフトウェアや、案内画像やアドレス帳情報の各データを記録するための不揮発性メモリ(1403)、テレビ放送波を選局/受信するためのアンテナ及びチューナ(1404)、受信した映像を出力するスピーカ(1405)及びディスプレイ(1406)、などがバス線を介して接続されている。また、ソフトウェアとしては、受信した画像データに特定文字列が含まれているか否かを判断する判断プログラムや、受信した画像データを案内画像として記録するための記録プログラム、アドレス帳情報を管理するアドレス帳情報管理プログラム等である。これらのプログラムは、不揮発性メモリの所定のアドレスA1(1407)、A2(1408)、A3(1409)に格納されており、必要に応じて揮発性メモリの所定のアドレスa1(1410)、a2(1411)a3(1412)に展開されて、CPU(1401)による演算処理により動作する。
本放送受信装置の構成要件であるアドレス帳情報保持手段は不揮発性メモリに該当し、アドレス帳情報保持手段のアドレス帳情報を管理するために、CPU(1401)及び揮発性メモリ(1402)及び不揮発性メモリ(1403)と不揮発性メモリの所定のアドレスA2(1409)に格納されたアドレス帳情報管理プログラムにより管理される。他の構成の対応関係は実施形態1と同様である。
以下に本放送受信装置の処理を具体的に説明する。なお、判断プログラムによる処理までは実施形態1と同様である。すなわち、判断プログラムでは、判別文字格納領域に格納されている文字列と不揮発性メモリに格納されている特定文字列が合致した場合には、その旨を示すフラグを揮発性メモリに格納されている画像データと関連付けて揮発性メモリの所定のアドレスに格納する。
記録プログラムは、前記フラグが格納される所定のアドレスを常時監視するように動作し、前記所定のアドレスに特定文字列と合致する旨のフラグが格納されていることを発見した場合には前記関連付けられている画像データを揮発性メモリから取得する。揮発性メモリから画像データが取得されると、アドレス帳管理プログラムは、判別プログラムにて特定文字列と合致すると判別された文字列をテキストデータに変換し、さらに、当該テキストデータがテーブルにて管理されている特定文字列のいずれの項目(住所、電話番号、URLなど)に合致するかを判別し、合致すると判別された項目に応じたフラグをテキストデータと関連付ける。アドレス帳情報もテーブルにて管理されており、前記判別結果に応じて関連付けられたフラグを参照し、テキストデータをアドレス帳情報のなかの対応する各項目に割り振って不揮発性メモリのテーブルにて管理されているアドレス帳情報の記憶領域に格納する。
(実施形態2の具体例)図15に本実施形態の放送受信装置の具体的な機能ブロック図により本放送受信装置の動作を説明する。なお、本放送受信装置は、上記ハードウェア構成などにより実現することができる。本放送受信装置(1500)は、実施形態1の具体的な機能ブロック図を基本とし、画像記録領域に換えてアドレス帳記録領域(1507)を有することを特徴とする。当該アドレス帳記録領域がアドレス帳保持手段に該当する。
本実施形態の放送受信装置の動作は、実施形態1に記載の放送受信装置を基本とし、キャプチャ画像解析部(1506)にて特定文字列が含まれていると判断された後の処理に特徴を有する。
キャプチャ画像解析部(1506)にてキャプチャした画像に特定文字列が含まれていると判断されると、特定文字列の住所、電話番号、URL等が図13に示すテーブルの各項目に割り振られ、アドレス帳情報としてアドレス帳記録領域に格納される。
(実施形態2の効果)本実施形態の放送受信装置では、実施形態1の効果に加えて、アドレス帳情報保持手段により、案内画像をアドレス帳情報として記録することができる。このため、特定文字列が含まれた画像から住所、電話番号、URL等をアドレス帳情報へ記録することができ、利用者がいちいちアドレス帳情報として特定文字列を登録する必要がなく、利用者の煩わしさを低減することができる。
≪実施形態3≫(実施形態3の概念)実施形態3について説明する。本実施形態における放送受信装置では、記録部へ案内画像を記録する場合に、利用者からの命令を受付け、記録の命令を受付けた案内画像に対してのみ記録の動作を行うことを特徴とする。
(実施形態3の構成)図16に本実施形態にかかる放送受信装置の機能ブロック図の一例を示す。本実施形態にかかる「放送受信装置」(1600)は「テレビ放送受信部」(1601)と、「判断部」(1602)と、「記録部」(1603)に加えて、「記録命令受付部」(1604)と、「制御部」(1605)とからなることを特徴とする。記録命令受付部(1604)及び制御部(1605)以外の構成は既に説明済みであるため説明を省略する。
(実施形態3の構成の説明)「記録命令受付部」(1604)は、記録部(1603)で案内画像を記録する場合の記録の命令(以下、「記録命令」とする)を利用者から受付けるように構成されている。記録命令受付部にて記録命令を受けると、記録命令に応じた記録の動作(以下、「記録動作」とする)を後述する制御部にて制御する。
記録命令受付部は、判断部(1602)での判断結果が、受信した画像中に特定文字列が含まれているとの判断結果を得た際に記録命令を受付けることとしても良いし、複数の案内画像がバッファ等に一時的に記録された後に一括で記録命令を受付けることとしても良い。
例えば、テレビ放送とデータ放送を受信可能な放送受信装置において、データ放送のみを視聴している場合には、テレビ放送を視聴することはできない。この場合に、テレビ放送から取得した案内画像を一時的にバッファ等に記録しておく。また、テレビ放送を視聴している場合でも、番組毎に複数の案内画像を一時的に記録しておく。そして、利用者がデータ放送の視聴を終了したり、一時的に記録された案内画像をチェックする機能を起動したりした場合には、いずれの案内画像に対して記録命令を受付けるかを利用者が一括で選択できるようにしても良い。この場合の一例として、サムネイル画像を表示する場合を図17に示す。図17に示すように、一時的に記録した案内画像をサムネイル表示することで、いずれの案内画像を継続して記録するか利用者に選択をさせることができる。そして、選択された案内画像は記録命令を受け付ける。このようにしてサムネイル表示された画像を利用者が選択することで、重複した画像や必要のない画像を利用者が選別して排除し、利用者が好む画像のみを記録することができる。また、サムネイル画像の選択に応じて、図18に示すようにその画像を拡大表示するとともに特定文字列を表示し、利用者からの記録命令を受付けても良い。このとき、拡大した画像を確認した上で、記録領域に記録するのか、画像を削除するのかの判断を利用者が行うことができる。また、特定文字列を含む画像を取得する毎に図18に示す画面を表示しても良い。このようにして、記録部にて記録される前に利用者が案内画像を確認することにより、必要の無い情報や重複した情報を利用者の判断で記録させないようにすることができる。
「制御部」(1605)は、前記記録の命令を受付けた場合に記録部が記録の動作を行うように制御するように構成されている。記録命令受付部にて記録命令を受付けると、これに対応した記録動作を行う。例えば、図17に示したサムネイル画像のうち、記録命令を受付けた選択された画像については、記録部にて記録するように制御部にて制御する。なお、実施形態2にて説明したように、記録部がアドレス帳情報保持手段を有している場合には、記録命令を受付けた案内画像を特定文字列とともにアドレス帳情報に記録することとしてもよい。
(実施形態3のハードウェア構成)図19に本実施形態の放送受信装置のハードウェア構成を示す。本放送受信装置の構成要素である各部は、ハードウェアとハードウェア上で実行可能なソフトウェアからなる。ハードウェアとしては、演算処理を行うCPU(1901)、ソフトウェアを一時的に展開したり案内画像などの各データを一時的に記録したりするための揮発性メモリ(1902)、ソフトウェアや案内画像などの各データを記録するための不揮発性メモリ(1903)、テレビ放送波を選局/受信するためのアンテナ及びチューナ(1904)、受信した映像を出力するスピーカ(1905)及びディスプレイ(1906)、外部からの入力信号を受付ける入力インターフェース(1907)などがバス線を介して接続されている。また、ソフトウェアとしては、受信した画像データに特定文字列が含まれているか否かを判断する判断プログラムや、受信した画像データを案内画像として記録するための記録プログラム、受信した画像データを記録するための制御を行う制御プログラム等である。これらのプログラムは、不揮発性メモリの所定のアドレスA1(1908)、A2(1909)、A3(1910)に格納されており、必要に応じて揮発性メモリの所定のアドレスa1(1911)a2(1912)、a3(1913)に展開されて、CPU(1901)による演算処理により動作する。
本放送受信装置の構成要件である記録命令受付部は入力インターフェース(1907)に該当し、制御部はCPU(1901)及び揮発性メモリ(1902)及び不揮発性メモリ(1903)と不揮発性メモリの所定のアドレスA2(1910)に格納された制御プログラムに該当する。他の構成の対応関係は実施形態1と同様である。
以下に本放送受信装置の処理を具体的に説明する。なお、判断プログラムによる処理までは実施形態1と同様である。すなわち、判断プログラムでは、判別文字格納領域に格納されている文字列と不揮発性メモリに格納されている特定文字列が合致した場合には、その旨を示すフラグを揮発性メモリに格納されている画像データと関連付けて揮発性メモリの所定のアドレスに格納する。
一又は複数の取得した画像データが揮発性メモリに格納されると、制御プログラムは、図17又は図18のような、利用者から格納された画像データを保存するか否かの命令を受け付ける画面をディスプレイ上に表示する。入力インターフェースにて利用者が取得された画像データを削除する旨の命令を入力すると、当該画像データは削除される。また、利用者が取得された画像データを保存する旨の命令を入力すると、制御プログラムでは、当該画像データを記録するための記録プログラムを立ち上げる。記録プログラムにおける処理は実施形態1と同様であるため説明を省略する。なお、実施形態2で説明したとおり、取得した画像データをアドレス帳情報として記憶領域に格納しても良い。この場合には、アドレス帳情報管理プログラムがさらに必要となる。
(実施形態3の具体例)図20に本実施形態の放送受信装置の具体的な機能ブロック図により本放送受信装置の動作を説明する。なお、本放送受信装置は、上記ハードウェア構成などにより実現することができる。本放送受信装置(2000)は、実施形態1の具体的な機能ブロック図を基本とし、さらに、受信した画像を記録するための制御を行う主制御部(2008)、外部からの入力を受け付ける入力部(2009)を有することを特徴とする。前記主制御部(2008)が本放送受信装置の制御部に該当し、入力部(2009)が記録命令受付部に該当する。
本実施形態の放送受信装置の動作は、実施形態1に記載の放送受信装置を基本とし、キャプチャ画像解析部(2006)にて特定文字列が含まれていると判断された後の処理に特徴を有する。
キャプチャ画像解析部(2006)にてキャプチャした画像に特定文字列が含まれていると判断されると、主制御部(2008)では当該画像を住所等の特定文字列とともに表示部(2004)に表示し、図18に示すような画面にて、当該画像を残すか否かの命令を受け付ける。利用者が当該画像を削除する命令を入力した場合には、制御部では、当該画像を画像記録領域に記録せずに削除する。また、利用者が当該画像を保存する命令を入力した場合には、当該画像を画像記録領域(2007)に記録する。なお、図20では、画像記録領域に記録することとしているが、実施形態2にて説明したアドレス帳保持手段を有する場合には、アドレス帳記録領域に記録することとしても良い。
(実施形態3の効果)本実施形態の放送受信装置では、実施形態1又は2の効果に加えて、記録命令受付部及び制御部を有することにより、不要な案内画像が記録されることを防止することができる。また、利用者が必要な画像のみを記録することで、記録領域を効率的に活用することができる。
≪実施形態4≫(実施形態4の概念)実施形態4について説明する。本実施形態における放送受信装置では、受信した画像中の特定文字列が示す情報が、既に記録されたものであるかどうかを判断し、記録されていない情報のみを記録部に記録することを特徴とする。
(実施形態4の構成)図21に本実施形態にかかる放送受信装置の機能ブロック図の一例を示す。本実施形態にかかる「放送受信装置」(2100)は「テレビ放送受信部」(2101)と、「判断部」(2102)と、「記録部」(2103)に加えて、「住所判定部」(2104)と、「制御部」(2105)とからなることを特徴とする。住所判定部(2104)以外の構成は既に説明済みであるため説明を省略する。
(実施形態4の構成の説明)「住所判定部」(2104)は、受信した画像中に電話番号を示す文字列が含まれている場合にはその電話番号から判定した住所が、また、受信した画像中に住所を示す文字列が含まれている場合にはその住所が、所定の住所条件を満たすか判定するように構成されている。
住所判定部では、まず、受信した画像中に電話番号を示す文字列が含まれていると、当該電話番号から住所を特定する。電話番号が携帯電話の番号である場合には、住所を特定することはできないが、固定電話の電話番号の場合には、市外局番から都道府県名又は市町村名程度にまで住所を特定することが可能である。また、受信した画像中に住所を示す文字列が含まれている場合には、当該文字から住所を特定することが可能である。
一方、視聴者は、自己の現住所や旅行する予定のある地方の住所等の情報を予め記録領域に記録しておく。そして、住所判定部では、この予め記録された住所と画像中から取得した住所とを比較して所定の住所条件に該当するか否かを判定することができる。
この場合の所定の住所条件とは、予め記録された住所と、受信した画像中の住所との比較が、完全一致か、一部一致か、都道府県が一致か、地方(東北地方、関東地方など)が一致か、などの条件である。これらの条件は、予め設定することとしても良いし、利用者が自由に設定することとしても良い。このようにすることで、視聴者が好む地域の店舗情報や宿泊施設情報のみを収集することができる。例えば、視聴者が東京在住の場合などには、九州地方や四国地方などの遠方の店舗、宿泊施設情報を欲することは頻度としてはあまり高くない。このため、視聴者の現住所等を予め記録しておくことで、視聴者が利用する可能性が高い情報のみを案内画像として記録することができる。
また、住所判定部では、予め記録された住所のみならず、既に記録された案内画像中の特定文字列の住所と比較して所定の住所条件に該当するか否かを判定することとしても良い。例えば、受信した画像をキャプチャする時間間隔が短い場合などには、同一の案内画像を複数枚記録してしまう可能性がある。また、飲食店や宿泊施設を紹介する番組では、当該施設の電話番号や地図を同一の番組中で複数回紹介することも少なくない。このような場合に、同一の住所が含まれている案内画像を複数枚記録することは、記録領域を無駄に利用してしまうことになる。このため、住所判定部では、受信した画像中に含まれている電話番号、又は住所が、既に記録部に記録されている案内画像の電話番号、又は住所と比較し、一致するものを排除することができる。
この場合の所定の住所条件は、記録部に記録された案内画像に含まれる住所と、受信した画像中の住所との比較が、一致しないことである。
なお、所定の住所条件は、一の条件のみを設定しても良いし、複数の条件を設定しても良い。また、複数の条件を設定する場合には、いずれか一の条件を満たす場合に所定の条件を満たすと判定しても良いし、組み合わせた複数の条件を満たす場合に所定オ条件を満たすと判定しても良い。
制御部(2105)では、住所判定部(2104)での判定結果に基づいて記録部に記録するか否かの制御を行うことができる。例えば、利用者が予め収集する案内画像の地域を予め設定していた場合には、所定の予め記録された住所と、受信した画像中の住所との比較が、完全一致か、一部一致か、都道府県が一致か、地方が一致か、などの条件を満たしている場合にのみ案内画像を記録部に記録する。また、記録部に既に記録されている案内画像の住所と、受信した画像中の住所との比較が、一致しない場合にのみ案内画像を記録部に記録する。
(実施形態4のハードウェア構成)図22に本実施形態の放送受信装置のハードウェア構成を示す。図22に示す放送受信装置の構成要素である各部は、ハードウェアとハードウェア上で実行可能なソフトウェアからなる。ハードウェアとしては、演算処理を行うCPU(2201)、ソフトウェアを一時的に展開したり各データを一時的に記録したりするための揮発性メモリ(2202)、ソフトウェアや各データを記録するための不揮発性メモリ(2203)、テレビ放送波を選局/受信するためのアンテナ及びチューナ(2204)、受信した映像を出力するスピーカ(2205)及びディスプレイ(2206)などがバス線を介して接続されている。また、ソフトウェアとしては、受信した画像データに特定文字列が含まれているか否かを判断する判断プログラムや、受信した画像データを案内画像として記録するための記録プログラム、受信した画像データを記録するための制御を行う制御プログラム、所定の住所条件を満たすか判定する住所判定プログラム等である。これらのプログラムは、不揮発性メモリの所定のアドレスA1(2207)、A2(2208)、A3(2209)、A4(2210)に格納されており、必要に応じて揮発性メモリの所定のアドレスa1(2211)、a2(2212)、a3(2213)、a4(2214)に展開されて、CPU(2201)による演算処理により動作する。
本放送受信装置の構成要件である住所判定部はCPU(2201)及び揮発性メモリ(2202)及び不揮発性メモリ(2203)と不揮発性メモリの所定のアドレスA3(2209)に格納された住所判定プログラムに該当する。他の構成の対応関係は実施形態1又は3と同様である。
以下に本放送受信装置の処理を具体的に説明する。なお、判断プログラムによる処理までは実施形態1と同様である。すなわち、判断プログラムでは、判別文字格納領域に格納されている文字列と不揮発性メモリに格納されている特定文字列が合致した場合には、その旨を示すフラグを揮発性メモリに格納されている画像データと関連付けて揮発性メモリの所定のアドレスに格納する。
住所判定プログラムでは、既に不揮発性メモリの記憶領域に格納されている案内画像に含まれる住所情報、及び、利用者が予め設定した住所情報を登録住所情報として不揮発性メモリの所定の記憶領域に記録しておく。そして、特定文字列を含むことを示すフラグが関連付けられた画像データが揮発性メモリに格納されると、制御プログラムは、住所判定プログラムを起動する。そして、当該画像データに含まれる特定文字列で示される住所をテキストデータとして変換し、これを登録住所情報と比較し、不揮発性メモリの他の領域に格納されている所定条件に合致するか否か判定される。判定の結果、所定の条件を満たすと判定されると、制御プログラムは記録プログラムを起動し、当該画像データを案内画像として記録領域に格納する。以下、記録プログラムにおける処理は実施形態1と同様である。
(実施形態4の具体例)図23に本実施形態の放送受信装置の具体的な機能ブロック図により本放送受信装置の動作を説明する。なお、本放送受信装置は、上記ハードウェア構成などにより実現することができる。本放送受信装置(2300)は、実施形態1又は3の具体的な機能ブロック図を基本とし、さらに、案内画像に含まれる特定文字列で表される住所が所定の住所条件を満たすかを判定する住所判定部(2310)を有することを特徴とする。
本実施形態の放送受信装置の動作は、実施形態1に記載の放送受信装置を基本とし、キャプチャ画像解析部(2306)にて特定文字列が含まれていると判断された後の処理に特徴を有する。
キャプチャ画像解析部(2306)にてキャプチャした画像に特定文字列が含まれていると判断されると、住所判定部(2309)では特定文字列にて表される住所と、予め設定されている住所又は/及び記録領域に記録されている案内画像に含まれている特定文字列にて表される住所とを比較し、これらが所定の住所条件を満たしているか判定する。所定の住所条件とは既に述べたとおりであるが、予め設定された住所と、キャプチャした画像中の住所との比較が、完全一致する、一部一致する、都道府県が一致する、地方が一致する、などの条件や、キャプチャした画像中に含まれている特定文字列にて示される住所が、既に記録領域に記録されている案内画像の住所等と一致しない、などの条件である。これらの条件を満たす場合には、主制御部(2308)ではキャプチャした画像を画像記録領域(2307)に記録し、条件を満たさない場合には削除するように制御する。
図24に、住所判定部にて判定された案内画像が記録領域に記録される様子を詳細に説明する。キャプチャした画像中の特定文字列にて示される住所と、既に記録されている案内画像の住所とを比較するために、受信した画像を一時的に解析用画像保存領域(2401)に保存する。そして、住所判定部(2405)にて、予め設定された住所と、キャプチャした画像中の住所との比較が、完全一致する、一部一致する、都道府県が一致する、地方が一致する、などの条件を満たすか判定する。また、キャプチャした画像中に含まれている特定文字列にて示される住所が、既に記録領域1(2402)等に記録されている案内画像の住所等と一致しないかを判定する。そして、受信した画像中の特定文字列にて表される住所が、所定の条件をも満たすと判定された場合には、空いている記録領域に記録される。
(実施形態4の処理の流れ)以下に、図25を用いて本放送受信装置の処理の流れを具体的に説明する。本放送受信装置では、まず、テレビ放送受信部にてテレビ放送を受信する(S2501:テレビ放送受信ステップ)。次に、判断部にて前記受信した画像中に住所、URL、電話番号のいずれか一以上を示す特定文字列が含まれているか判断する(S2502:判断ステップ)。判断ステップにて特定文字列が含まれていないと判断された場合(S2502、NO)には、画像を記録せずに処理を終了する。
判断ステップにて、特定文字列が含まれていると判断された場合(S2502、YES)には、受信した画像中の特定文字列にて表される住所と予め利用者が設定した地域とを比較する(S2503:比較ステップ1)。比較ステップ1にて比較した結果が、利用者が設定した地域と同一であるなどの所定の条件を満たしていないと判定された場合(S2504、NO)には、画像を記録せずに処理を終了する。
前記比較ステップ1にて比較した結果が、所定の条件を満たしていると判定された場合(S2504、YES)には、受信した画像中の特定文字列にて表される住所と、既に記録されている案内画像の住所とを比較する(S2505:比較ステップ2)。前記比較ステップ2にて比較した結果が、既に記録されている案内画像の住所と同一であると判定された場合(S2506、YES)には、画像を記録せずに処理を終了する。
前記比較ステップ2にて比較した結果が、既に記録されている案内画像の住所と同一ではないと判定された場合(S2506、NO)には、特定文字列が含まれている画像である案内画像を記録する(S2507:記録ステップ)。
このようにして、利用者が好む情報を含む画像のみを効率的、かつ、重複せずに記録することができる。なお、比較ステップ1と比較ステップ2の先後は逆であっても良い。
(実施形態4の効果)本実施形態の放送受信装置では、実施形態1から3の効果に加えて、住所判定部を有することにより、視聴者の嗜好に沿った案内画像を効率的に収集することができる。また、同一の案内画像を自動的に排除し、記録領域を効率的に活用することができる。
≪実施形態5≫(実施形態5の概念)実施形態5について説明する。本実施形態における放送受信装置では、取得した文字列を放送受信装置が持つ通信機能を用いて活用することを特徴とする。
(実施形態5の構成)図26に本実施形態にかかる放送受信装置の機能ブロック図の一例を示す。図26に示す「放送受信装置」(2600)は「テレビ放送受信部」(2601)と、「判断部」(2602)と、「記録部」(2603)を有し、さらに、「発呼部」(2604)、又は「通信部」(2605)、又は「地図画像取得部」(2606)、のいずれか一または複数からなることを特徴とする。なお、「処理制御部」(2607)は必ずしも本実施形態における必須の構成ではないが、発呼部、通信部、地図画像取得部、のいずれか二以上を有する場合には、放送受信装置は処理制御部を有することが望ましい。「テレビ放送受信部」(2601)、「判断部」(2602)、「記録部」(2603)については既に説明済みであるため説明を省略する。
(実施形態5の構成の説明)「放送受信装置」(2600)は、実施形態1から4の放送受信装置を基本とするが、本実施形態の放送受信装置は、さらに、後述するように外部との通信を行う機能を有する。このため、テレビ放送波を受信する機能と通信機能の両方の機能を有する携帯電話やPDA、ノートパソコン、携帯型ゲームプレーヤー、カーナビゲーションシステムなどがこれに該当する。
「発呼部」(2604)は、判断部での判断結果が受信した画像中に電話番号を示す文字列が含まれているとの判断結果である場合には、簡易操作によりその電話番号に発呼するように構成されている。判断部(2602)での判断結果が、受信した画像中に電話番号を示す文字列が含まれているとの判断結果である場合には、発呼部では該当する10又は11桁の数字で表される文字列をダイヤル番号として認識する。そして、例えば、携帯電話の通話ボタンの押下操作などの簡易操作を発呼部に発呼を実行させるトリガーとし、これにより発呼部は発呼を実行する。通話ボタンを押下操作するに際して、「発信しますがよろしいですか?」といったダイアログを表示してユーザーの意思の確認をすることとしても良い。このようにして、テレビ放送受信部(2601)にて受信した画像中に電話番号を示す文字列が含まれている場合には、当該画像をリアルタイムで視聴しているユーザーは、簡易な操作で即座に紹介された店舗の問合せ先などに電話を掛けることができる。
「通信部」(2605)は、受信した画像中にURLを示す文字列が含まれているとの判断結果である場合には、簡易操作によりそのURLにアクセスするように構成されている。判断部での判断結果が、受信した画像中にURLを示す文字列が含まれているとの判断結果である場合には、通信部では該当する文字列をURLとして認識する。そして、例えば、携帯電話の決定ボタンの押下操作などの簡易操作を、通信部に当該URLで示されるインターネット上のウェブサイトへのアクセスを実行させるトリガーとし、これにより通信部はそのURLへのアクセスを実行する。決定ボタンを押下操作するに際して、「接続しますがよろしいですか?」といったダイアログを表示してユーザーの意思の確認をすることとしても良い。このようにして、テレビ放送受信部(2601)にて受信した画像中にURLを示す文字列が含まれている場合には、当該画像をリアルタイムで視聴しているユーザーは、簡易な操作で即座に紹介された店舗のウェブサイトなどにアクセスすることができる。
「地図画像取得部」(2606)は、受信した画像中に住所を示す文字列が含まれているとの判断結果である場合には、その住所に対応する地図画像を取得するように構成されている。地図画像の取得先は、放送受信装置の内部でも良いし、外部でも良い。放送受信装置の内部にて地図画像を取得する場合には、地図画像取得部に、地図画像保持手段等を備え、住所と関連付けたれた地図画像を保持しておく。地図画像は、住所と関連付けることで、住所に含まれる所定の文字列で検索することができる。そして、テレビ放送受信部にて受信した画像中に含まれる住所を検索キーワードとして地図画像保持手段を検索し、対応する地図画像を取得する。
地図画像は、放送受信装置の内部から受信することが望ましいが、携帯電話等の記憶容量が少ない端末では、地図画像により記録容量が逼迫してしまう虞がある。このため、地図画像は、放送受信装置の外部から取得することとしても良い。外部から地図画像を取得する場合には、地図画像保持サーバ等を放送受信装置の外部に備え、地図画像取得部には通信手段を備える。地図画像取得部は、テレビ放送受信部にて受信した画像に住所を示す文字列が含まれているとの判断結果である場合には、通信手段により地図画像保持サーバにアクセスして住所に該当する地図画像を検索し、該当する画像をダウンロードすることで地図画像を取得することができる。なお、地図画像保持サーバへの接続に際して、「接続しますがよろしいですか?」といったダイアログを表示してユーザーの意思の確認をすることとしても良い。
このようにして、テレビ放送受信部(2601)にて受信した画像中に住所を示す文字列が含まれている場合には、地図等が同一の画像中に表示されていない場合であっても、地図画像取得部にて地図画像を取得することにより、即座に紹介された店舗等の位置を確認することができる。
「処理制御部」(2607)は、前記判断部での判断結果が、住所、URL、電話番号のいずれか二以上を示す特定文字列が含まれているとの判断結果である場合には、いずれか一の特定文字列に応じた処理を行うように制御するように構成されている。「特定文字列に応じた処理」とは、上記の電話番号に対応した処理を行う発呼部、URLに対応した処理を行う通信部、住所に対応した処理を行う地図画像取得部にて行われる処理をいう。
処理制御部における制御は、例えば、特定文字列の種類に応じて予め優先順位を附すことで行うことができる。仮に、1電話番号、2URL、3住所の順番で優先順位が予め定められており、放送受信装置には発呼部、通信部、地図画像取得部のいずれもが備えられている場合について説明する。いま、テレビ放送受信部にて受信した画像中に、電話番号、URL、住所が全て含まれており、判断部にて3つの特定文字列が含まれていると判断したとする。この場合、処理制御部では、優先順位の最も高い電話番号を選択し、これに応じた処理を行うように制御する。すなわち、この場合には、電話番号に基づいて発呼部により発呼が行われる。また、テレビ放送受信部にて受信した画像中にURL、住所のみしか含まれていなかった場合には、処理制御部では、優先順位の高いURLを選択し、これに応じた処理を行うように制御する。すなわち、この場合には、URLに基づいて、通信部によりそのURLにアクセスする処理が行われる。
(実施形態5のハードウェア構成)図27に本実施形態の放送受信装置のハードウェア構成を示す。図27に示す放送受信装置の構成要素である各部は、ハードウェアとハードウェア上で実行可能なソフトウェアからなる。ハードウェアとしては、演算処理を行うCPU(2701)、ソフトウェアを一時的に展開したり各データを一時的に記録したりするための揮発性メモリ(2702)、ソフトウェアや各データを記録するための不揮発性メモリ(2703)、テレビ放送波を選局/受信するためのアンテナ及びチューナ(2704)、受信した映像を出力するスピーカ(2705)及びディスプレイ(2706)、通信を行うための通信IF(2707)などがバス線を介して接続されている。また、ソフトウェアとしては、受信した画像データに特定文字列が含まれているか否かを判断する判断プログラムや、受信した画像データを案内画像として記録するための記録プログラム、受信した画像データを記録するための制御を行う制御プログラム、音声通話通信を行うのかデータ通信を行うのかを制御する通信制御プログラム等である。これらのプログラムは、不揮発性メモリの所定のアドレスA1(2708)、A2(2709)、A3(2710)、A4(2711)に格納されており、必要に応じて揮発性メモリの所定のアドレスa1(2712)、a2(2713)、a3(2714)、a4(2715)に展開されて、CPU(2701)による演算処理により動作する。
本放送受信装置の構成要件である発呼部、通信部、地図画像取得部は、いずれも通信IF(2707)等からなり、処理制御部は通信制御プログラム(2711)等からなる。他の構成の対応関係は実施形態1又は3と同様である。
以下に本放送受信装置の処理を具体的に説明する。なお、判断プログラムによる処理までは実施形態1と同様である。すなわち、判断プログラムでは、判別文字格納領域に格納されている文字列と不揮発性メモリに格納されている特定文字列が合致した場合には、その旨を示すフラグを揮発性メモリに格納されている画像データと関連付けて揮発性メモリの所定のアドレスに格納する。
通信制御プログラムでは、特定文字列が所定のアドレスに格納されると、これを検知して通信IFを介して音声通話通信を実行するのかあるいはデータ通信を行うのかを制御する。例えば、特定文字列として格納された情報が電話番号を示す情報であれば音声通話通信を実行するように制御し、URLであればデータ通信を実行するように制御する。このとき、各情報の種類に応じて優先順位を設定し、これに応じて制御することとしても良い。以下、記録プログラムにおける処理は実施形態1と同様である。
(実施形態5の具体例)図28に本実施形態の放送受信装置の具体的な機能ブロック図により本放送受信装置の動作を説明する。なお、本放送受信装置は、上記ハードウェア構成などにより実現することができる。本放送受信装置(2800)は、実施形態1又は3の具体的な機能ブロック図を基本とし、さらに、通信手段(2808)を有することを特徴とする。本実施形態の放送受信装置の動作は、実施形態1に記載の放送受信装置を基本とし、キャプチャ画像解析部(2806)にて特定文字列が含まれていると判断された後の処理に特徴を有する。
キャプチャ画像解析部(2806)にてキャプチャした画像に特定文字列が含まれていると判断され、その特定文字列が電話番号である場合、主制御部(2807)では表示部(2804)に表示されている画像中の電話番号にフォーカスが当たるように表示画面を制御し、そこで決定ボタンや通話ボタンを押下すると、通信手段(2808)を介して当該電話番号に対して発呼するように制御する。この際、「発呼しますがよろしいですか?」といった確認ダイアログを表示部に表示しても良い。
また、抽出した特定文字列がURLだった場合、主制御部(2807)では表示部(2804)に表示されている画像中のURLにフォーカスが当たるように表示画面を制御し、そこで決定ボタンを押下すると、通信手段(2808)を介して当該URLにアクセスし、放送受信装置が備えているブラウザ等を用いることによって当該ウェブページを表示部に表示する。この際、「接続しますがよろしいですか?」といった確認ダイアログを表示部に表示しても良い。
更に、抽出した特定文字列が住所情報だった場合、主制御部(2807)では表示部(2804)に表示されている画像中の住所情報にフォーカスが当たるように表示画面を制御し、そこで決定ボタンを押下すると、通信手段(2808)を介してインターネットに接続し、または放送受信装置に内蔵の機能を用いて検索し、その住所に該当する地点付近の地図画像を取得するとともに、取得した画像を表示部に表示させる。この際、「接続しますがよろしいですか?」といった確認ダイアログを表示部に表示しても良い。なお、予め放送受信装置が地図画像を保持している場合には、保持している地図画像を検索して該当する付近の地図画像を表示させても良い。
さらに、電話番号、URL、住所のうちのいずれか2つ以上が映像キャプチャ部でキャプチャした同一の画像に存在する場合には、ユーザー操作によって表示画面上のフォーカスの当たる位置を選択することができ、任意の場所で決定ボタンを押下できるようにしてもよい。
または、ユーザーが情報の種類に応じて予め優先順位を決定しておき、表示画面上で決定ボタンを押下したときには優先順位の高い方が選択されるようにしてもよい。例えば(電話番号の優先順位)>(URLの優先順位)>(住所の優先順位)と設定したときにユーザーが決定ボタンを押下したとする。このとき、電話番号と他の情報が含まれている画面の表示中にユーザーが決定ボタンを押下すると自動的に表示されている電話番号に発呼する。同様にして、優先順位を設定することで、URLや住所が含まれる画面の表示中にユーザーが決定ボタンを押下すると自動的に表示されているURLや対応する地図情報にアクセスするようにしてもよい。
(実施形態5の効果)本実施形態の放送受信装置では、抽出した特定文字列の種類に応じて、簡易操作で発呼およびデータ通信を行うことを可能とする。このため、ユーザーの利便性の向上に資する。
実施形態1の概念を説明する図 実施形態1の機能ブロック図 実施形態1のハードウェア構成図 実施形態1の具体的な機能ブロック図 特定文字列を管理するテーブルを表す図 郵便番号と住所との対応関係を示すテーブルを表す図 市外局番と住所との対応関係を示すテーブルを表す図 実施形態1の記録方法を例示する図 テレビ放送とデータ放送を受信する場合を例示する図 実施形態1の処理の流れを示す図 実施形態2の概念を説明する図 実施形態2の機能ブロック図 アドレス帳情報がテーブル状に管理されている状態を表す図 実施形態2のハードウェア構成図 実施形態2の具体的な機能ブロック図 実施形態3の機能ブロック図 案内画像をサムネイル表示している状態を示す図 サムネイル表示された画像の一を選択した状態を示す図 実施形態3のハードウェア構成図 実施形態3の具体的な機能ブロック図 実施形態4の機能ブロック図 実施形態4のハードウェア構成図 実施形態4の具体的な機能ブロック図 実施形態4の記録方法を例示する図 実施形態4の処理の流れを説明する図 実施形態5の機能ブロック図 実施形態5のハードウェア構成図 実施形態5の具体的な機能ブロック図
符号の説明
0200 放送受信装置
0201 テレビ放送受信部
0202 判断部
0203 記録部
1204 アドレス帳情報保持手段
1604 記録命令受付部
1605 判断部
2104 住所判定部
S1001 テレビ放送受信ステップ
S1002 判断ステップ
S1003 記録ステップ

Claims (10)

  1. テレビ放送を受信するテレビ放送受信部と、
    受信した画像中に住所、URL、電話番号のいずれか一以上を示す特定文字列が含まれているか判断する判断部と、
    判断結果が含まれているとの判断結果である場合にはその文字列が含まれている画像である案内画像を記録する記録部と、
    を有する放送受信装置。
  2. 記録部は、アドレス帳情報を保持するアドレス帳情報保持手段を有し、
    前記判断の結果が、特定文字列が含まれているとの判断結果である場合には、記録部は、アドレス帳情報保持手段に保持されるアドレス帳情報として、前記案内画像を記録する請求項1に記載の放送受信装置。
  3. 前記記録の命令を利用者から受付ける記録命令受付部と、
    前記記録の命令を受付けた場合に記録部が記録の動作を行うように制御する制御部と、
    を有する請求項1又は2に記載の放送受信装置。
  4. 受信した画像中に電話番号を示す文字列が含まれている場合にはその電話番号から判定した住所が、また、受信した画像中に住所を示す文字列が含まれている場合にはその住所が、所定の住所条件を満たすか判定する住所判定部をさらに有する請求項1から3のいずれか一に記載の放送受信装置。
  5. 制御部は、住所判定部での判定結果に基づいて制御を行う請求項4に記載の放送受信装置。
  6. 受信した画像中に電話番号を示す文字列が含まれているとの判断結果である場合には、簡易操作によりその電話番号に発呼するための発呼部をさらに有する請求項1から5のいずれか一に記載の放送受信装置。
  7. 受信した画像中にURLを示す文字列が含まれているとの判断結果である場合には、簡易操作によりそのURLにアクセスするための通信部をさらに有する請求項1から6のいずれか一に記載の放送受信装置。
  8. 受信した画像中に住所を示す文字列が含まれているとの判断結果である場合には、その住所に対応する地図画像を取得する地図画像取得部をさらに有する請求項1から7のいずれか一に記載の放送受信装置。
  9. 前記判断部での判断結果が、住所、URL、電話番号のいずれか二以上を示す特定文字列が含まれているとの判断結果である場合には、いずれか一の特定文字列に応じた処理を行うように制御する処理制御部をさらに有する請求項6から8のいずれか一に記載の放送受信装置。
  10. テレビ放送を受信するテレビ放送受信ステップと、
    受信した画像中に住所、URL、電話番号のいずれか一以上を示す特定文字列が含まれているか判断する判断ステップと、
    判断結果が含まれているとの判断結果である場合にはその文字列が含まれている画像である案内画像を記録する記録ステップと、
    を放送受信装置に動作させる放送受信方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010154415A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Kddi Corp 映像関連情報提示装置、映像関連情報提示システムおよび映像関連情報提示装置の制御プログラム
JP2015039048A (ja) * 2009-09-30 2015-02-26 株式会社東芝 情報記憶装置、電子機器および情報記憶方法

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