JP2008117899A - 面発光レーザ素子及び面発光レーザアレイ - Google Patents

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浩二 平岩
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Abstract

【課題】面発光レーザ素子の共振部の構造を改良して、レーザ素子の信頼性を向上する。
【解決手段】共振部40の形成に際し、半導体積層18〜22をエッチングして環状溝を形成する工程に代えて、共振部40の外側に環状に配置された複数の分断溝30を形成する。共振部40の積層部分と分断溝30よりも外側の積層部分とが、分断溝30と分断溝30の間の積層部分で一体的につながっている。共振部40を覆う誘電体DBRミラー26の内部応力による共振部40内の積層構造への影響が緩和され、レーザ素子の信頼性が向上する。
【選択図】図1

Description

本発明は、面発光レーザ素子及び面発光レーザアレイに関し、更に詳細には、素子寿命が長く信頼性に優れた、酸化層狭窄型の面発光型半導体レーザ素子、及び、複数の面発光型半導体レーザ素子を同じ基板上に集積した面発光レーザアレイに関する。
面発光型半導体レーザ素子は、基板面に対して直交方向に光を出射させる半導体レーザ素子である。面発光型半導体レーザ素子は、従来のファブリペロー共振器型半導体レーザ素子とは異なり、同じ基板上に2次元アレイ状に多数の面発光型半導体レーザ素子を配列できることもあって、近年、データ通信分野で特に注目されている。
面発光型半導体レーザ素子(以下、面発光レーザ素子と呼ぶ)は、GaAsやInPといった半導体基板上に1対の半導体多層膜反射鏡(DBRミラー)を形成し、その1対のDBRミラーの間に発光領域となる活性層を含むレーザ共振器構造を備えている。DBRミラーは、高反射率層/低反射率層からなる対の半導体層を多対に積層することによって形成している。
面発光レーザ素子では、一方のDBRミラー内に、或いはこれに近接して、電流を閉じ込めるための酸化狭窄層が形成される酸化層狭窄型の素子構造が従来から知られている。酸化狭窄層は、電流狭窄機能及び光狭窄機能を有し、面発光レーザ素子のしきい値電流を下げる働きをする。
GaAs系面発光レーザ素子では、AlxGa1-xAs/AlyGa1-yAs(x<y)から成る対の半導体層を多対に積層して、上記DBRミラーを形成している。この半導体DBRミラーは、熱伝導率が良好で、且つ、高反射率が得られ、レーザ発振効率を高めている。また、活性層の材料を変えることで、600nm〜1600nmと、非常に広い波長範囲でのレーザ発振が実現可能である。
図6を参照して、従来の酸化層狭窄型の面発光レーザ素子の構成を説明する。同図は、850nm帯の酸化層狭窄型の面発光レーザ素子を示す断面模式図である。
面発光レーザ素子60は、n−GaAs基板62上に、それぞれの層の厚さがλ/(4n)(λは発振波長、nは屈折率)のn−Al0.2Ga0.8As/n−Al0.9Ga0.1Asの35ペアからなる下部DBRミラー64、下部クラッド層66、多重量子井戸から成る活性層68、上部クラッド層70、及び、それぞれの層の厚さがλ/(4n)(λは発振波長、nは屈折率)のp−Al0.2Ga0.8As/p−Al0.9Ga0.1Asの25ペアからなる上部DBRミラー72を含む積層構造を備えている。n−Al0.2Ga0.8As層及びp−Al0.2Ga0.8As層がDBRミラーの高屈折率層を構成し、n−Al0.9Ga0.1As層及びp−Al0.9Ga0.1As層がDBRミラーの低屈折率層を構成する。
上部DBRミラー72では、活性層68に近い側の一層のp−Al0.9Ga0.1As層に代え、AlAs層で構成され、かつ中央の電流注入領域75以外の周囲のAlが選択的に熱酸化されて成る酸化狭窄層74が形成されている。酸化狭窄層74は、面発光レーザ素子60における電流狭窄構造及び光閉込め構造を構成している。
全体の共振器構造のうち、上部DBRミラー72は、フォトリソグラフィー及びエッチング加工により、酸化狭窄層74よりも下方の活性層68に近い層まで、例えば直径30μmの円筒形状のメサポスト84に加工されている。
上記酸化層狭窄型の面発光レーザ素子の形成に際しては、メサポスト84に加工した積層構造を水蒸気雰囲気中にて、約400℃の温度で酸化処理を行い、メサポスト84内の酸化狭窄層74の外周側領域を選択的に酸化させる。この選択酸化によって、例えば幅が10μmの外周側領域が酸化され、残された中央の未酸化領域が電流注入領域75を構成する。
メサポスト84は、周囲が例えばポリイミド等の誘電体層(ポリイミド層)76により埋め込まれている。メサポスト84の上端には、外周5μm〜10μm程度の幅でこれに接触するリング状(環状)電極が、p側電極78として設けられている。また、n−GaAs基板62の裏面には、基板裏面を適宜研磨し、基板厚さを例えば200μm厚に調整した後に、n側電極80が形成されている。更に、ポリイミド層76の上には、外部端子とワイヤーで接続するためのp側電極パッド82が形成され、p側電極78と電気的に接続されている。
なお、上記プロセスでは、メサポスト周囲の積層を全て除去する構造を示したが、この構造に代えて、酸化層狭窄型の面発光レーザ素子では、メサポストの形成に際して、メサポストの外周部分に環状溝を形成し、環状溝の外側の半導体積層を残す構造も一般的に採用されている。この構造では、環状溝は、後にポリイミド層で埋め込まれ、電極パッド80は、環状溝外周側の積層上部に形成される。
また、上部DBRミラー72を、半導体DBRミラーに代えて、誘電体DBRミラーで構成する構造も採用されている。この構造では、メサポスト84を埋め込む誘電体層として、前記ポリイミド層76に代えて、誘電体DBRミラーと同じ材質の誘電体層で構成することが出来る利点がある。面発光レーザ素子は、例えば特許文献1に記載がある。
特開2003−133639号公報
ポリイミド層や誘電体DBRミラー等の誘電体層でメサポストを埋めこむ従来の面発光レーザ素子では、誘電体層内の残留応力がメサポストに加わり、その応力印加によってメサポストの半導体層が劣化するという問題がある。特に、誘電体DBRミラーを有する面発光レーザ素子では、誘電体DBRミラー内に大きな内部応力が存在するため,この問題が顕著である。
また、メサポストが、誘電体層から上部に突出しているので、製造プロセス中に、或いは、評価工程などで、外部からの接触によって局所的な応力が直接にメサポストに伝わることも多い。このような場合には、メサポストに働く応力に異方性が生じ、レーザ素子の劣化が加速される。
本発明は、上記に鑑み、従来の酸化層狭窄型の面発光レーザ素子を改良し、メサポストに印加される応力の影響を低減し、もって素子の劣化を抑制することで、信頼性が高い面発光レーザ素子、及び、そのような面発光レーザ素子をアレイ状に備えた面発光レーザアレイを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の面発光レーザ素子は、上部DBRミラーと、下部DBRミラーと、前記上部DBRミラーと下部DBRミラーとの間に挟まれる活性層、及び、該活性層に励起電流を注入する円形状の電流注入領域を有する酸化狭窄層とを含む積層構造を有する面発光レーザ素子において、
前記積層構造の少なくとも一部の積層には、前記酸化狭窄層の下面又はその下層にまで達し、前記電流注入領域の側面に隣接する位置で該電流注入領域を囲むように配列された複数の溝が形成されることを特徴とする。
本発明の面発光レーザ素子では、溝よりも半径方向内側の積層部分と、溝よりも半径方向外側の積層部分とが、溝と溝の間に配設される積層部分によって一体的に結合される。従って、溝よりも半径方向内側の積層部分に形成される共振器構造は、従来のメサポストに比して強度が高く、外部からの応力による影響を小さくできるため、面発光レーザ素子における共振器構造の信頼性が向上する。
本発明の面発光レーザ素子では、前記上部DBRミラーよりも下層側の積層部分に前記溝が形成されており、前記上部DBRミラーが誘電体層で構成され、該誘電体上部DBRミラーが、前記溝内を含む素子表面を覆う被覆層を構成してもよい。誘電体DBRミラーを、素子表面を覆う被覆層として構成することにより、構造が簡素になり、且つ、被覆層の強度も向上する。
本発明の面発光レーザ素子では、前記上部DBRミラーが、シリコン層及びシリコン酸化層から成るペア層が複数ペア積層されて成る構成を採用してもよい。
本発明の面発光レーザ素子では、前記積層構造が半導体基板上に形成されており、前記下部DBRミラーが半導体層で構成されるとしてもよい。或いは、基板を導電性が低い絶縁性又は半絶縁性基板で構成し、前記下部DBRミラーが誘電体層で構成され、該誘電体下部DBRミラーと前記活性層との間には、外部電極に接続される半導体コンタクト層が形成されている構成を採用してもよい。
上記本発明の面発光レーザ素子を複数備え、該複数の面発光レーザ素子が共通の基板上にアレイ状に配設されて面発光レーザアレイを構成してもよい。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について詳細に説明する。図1及び2はそれぞれ、本発明の第1の実施形態に係る面発光レーザ素子の断面図及び平面図である。
図1に示すように、第1の実施形態の面発光レーザ素子10は、n型GaAs(n−GaAs)基板12上に形成された積層構造の共振器を有する。積層構造は、n−GaAs基板12側から、n型コンタクト層14、下部ミラーを構成するn型半導体DBRミラー16、励起電流が注入されてレーザ光を発生する活性層18、電流注入領域21を有し、活性層18に注入される励起電流を狭窄する酸化狭窄層20、p型コンタクト層22、p型コンタクト層上に形成されたリング状のp側電極24、及び、上部ミラーを構成する誘電体DBRミラー26とから構成される。n−GaAs基板12の裏面には、n側電極28が形成されている。
下部DBRミラー16は、AlGa1−xAs/AlGa1−yAs(x<y)から成るペア層を、例えば35ペア積層して形成する。活性層18は、例えば井戸層及びバリア層を交互に積層した多重量子井戸層によって構成する。活性層18の材料を選択することにより、発振波長が600nm〜1600nmのレーザ光が得られる。酸化狭窄層20は、例えばAlAs層で構成し、溝よりも内側の領域の溝に隣接する酸化狭窄層部分を、水蒸気などにより選択的に酸化してAl酸化層としている。Al酸化層よりも内側の酸化狭窄層20の中央部分をそのままAlAs層として残すことで、酸化狭窄層20内に電流注入領域21を形成する。
面発光レーザ素子10の共振器を構成する積層には、誘電体DBRミラー26を堆積する前に、積層の中央部分を環状に囲むように、複数の溝30が形成されている。本明細書では、これらの溝を分断溝30と呼ぶ。本実施形態では、従来の環状溝が分断されて、8つの分断溝が形成されている。但し、8つの分断溝30の内で<100>面で表される4つの面に形成される分断溝30は、他の4つの分断溝30に比して半径方向外側に飛び出して形成されている。<100>面に形成された4つの分断溝30の内周側側面の半径R2と、他の4つの分断溝30の内周側側面の半径R1との関係は、
1.15<R2/R1<1.45
の関係にある。この比率は、酸化狭窄層20を構成するAlAs層における酸化速度の面方位依存性に基づいて定められる。
本実施形態例の面発光レーザ素子10の製造にあたり、活性層18、酸化狭窄層20及びp型コンタクト層22に分断溝30が形成され、その分断溝30を介して、溝30に隣接する酸化狭窄層20の部分の酸化が行われ、酸化狭窄層20の中央部分に電流注入領域21が形成される。p型コンタクト層22上にリング状のp側電極24及び電極配線32を形成した後に、誘電体DBRミラー26のペア層が積層される。誘電体DBRミラー26は、例えば、シリコン層及び酸化シリコン層を1ペアとして、25ペアの層をエピタキシャル成長法によって堆積して形成する。或いは、誘電体DBRミラー26を酸化シリコン層及び窒化シリコン層を1ペアとして、25ペアの層をエピタキシャル成長法によって堆積して形成してもよい。
誘電体DBRミラー26を堆積して被覆層とした後に、エッチングによって、電極配線32のためのスルーホールを形成する。更に、その被覆層の上に、電極配線32及びスルーホールを介してp側電極24に接続される電極パッド34を形成する。p側電極パッド34は、分断溝30よりも半径方向外側の素子表面部分に配置する。p側電極パッド34を形成した後は、n−GaAs基板12を所望の厚みになるように裏面から研磨し、その研磨した裏面の全面にn側電極28を形成する。
本実施形態では、分断溝30よりも半径方向内側に配置される、従来のメサポストに対応する積層部分(以下、本発明では、この部分を共振部40と呼ぶ)は、共振部40よりも外周側の積層部分と、分断溝30が形成された位置以外の積層部分で一体的につながっている。このため、誘電体DBRミラー26に存在する内部応力による共振部40への影響が抑えられ、外部応力に対する共振部40の耐性が向上する。また、複数の分断溝30の半径方向の配置関係を、AlGaAsにおける酸化速度依存性に対応させたので、酸化狭窄層20に形成される電流注入領域21の形状が円形により近くなり、不均一な電流分布に起因する静電破壊の発生が防止できる。
図3及び4はそれぞれ、本発明の第2の実施形態に係る面発光レーザ素子の構造を示す断面図及び平面図である。本実施形形態の面発光レーザ素子10Aは、アンドープのGaAs基板42上に面発光レーザ素子を形成した例である。GaAs基板42上には、下部DBRミラーとして構成される半導体DBRミラー16、n型コンタクト層14、活性層18、酸化狭窄層20、及び、p型コンタクト層22が順次に形成され、p型コンタクト層22上には、リング状のp側電極24が形成されている。
p型コンタクト層22迄の積層を堆積した後に、フォトリソグラフィーを利用したエッチングによって、p型コンタクト層22、酸化狭窄層20及び活性層18を含む積層内に、分断溝30が形成される。第1の実施形態と同様に、分断溝30を介して、酸化狭窄層20の部分が酸化され、円形状の電流注入領域21が形成される。分断溝30外側のn型コンタクト層14の上部には、略環状のn側電極パッド38が形成される(図4)。n側電極パッド38の形成と同時に、p側電極24とp側電極パッド34との間、及び、n側電極36とn側電極パッド38との間を接続する電極配線32が形成される。その後、上部DBRミラーを構成する誘電体DBRミラー26の積層が堆積される。誘電体DBRミラー26上には、p側の電極パッド34及びn側の電極パッド38が形成される。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、共振部40の積層部分と、共振部40よりも外周側の積層部分とは、分断溝30と分断溝30との間の積層部分で一体的につながっている。このため、誘電体DBRミラー26の内部応力が共振部40の積層部分に与える影響が抑えられ、また、外部応力に対する共振部40の耐性が向上する。更に、分断溝30の配置関係を、AlAsにおける酸化速度依存性に対応させたので、酸化狭窄層20の電流注入領域21の形状が円形により近くなり、不均一な電流分布に起因する静電破壊の発生が防止できる。
図5は、第1の実施形態の面発光レーザ素子の変形例の面発光レーザ素子10Bを示す平面図である。この変形例では、<100>面に対応する積層部分には、分断溝30の形成を行わず、その部分では、酸化狭窄層20における酸化は、分断溝30が形成されない位置に隣接する分断溝30から進行させる。本構成によっても、酸化狭窄層20内の電流注入領域21の形状を良好な円形状にすることが出来る。
上記実施形態及び変形例の面発光レーザ素子を、同じ基板上にアレイ状に複数配置して、面発光レーザアレイを形成することが出来る。
以上、本発明をその好適な実施態様に基づいて説明したが、本発明の面発光レーザ素子及び面発光レーザアレイは、上記実施態様の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施態様の構成から種々の修正及び変更を施したものも、本発明の範囲に含まれる。
本発明の第1の実施形態に係る面発光レーザ素子の断面図。 図1の面発光レーザ素子の平面図。 本発明の第2の実施形態に係る面発光レーザ素子の断面図。 図3の面発光レーザ素子の平面図。 第1の実施形態に係る面発光レーザ素子の変形例を示す平面図。 従来の面発光レーザ素子の断面図。
符号の説明
10,10A、10B:面発光レーザ素子
12:n−GaAs基板
14:n型コンタクト層
16:下部DBRミラー
18:活性層
20:酸化狭窄層
21:電流注入領域
22:p型コンタクト層
24:p側電極
26:誘電体DBRミラー
28:n側電極
30:分断溝
32:配線
34:p側電極パッド
36:n側電極
38:n側電極パッド
40:共振部
60:面発光レーザ素子
62:n−GaAs基板
64:下部DBRミラー
66:下部クラッド層
68:活性層
70:上部クラッド層
72:上部DBRミラー
74:酸化狭窄層
75:電流注入領域
76:ポリイミド層
78:p側電極
80:n側電極
82:p側電極パッド

Claims (6)

  1. 上部DBRミラーと、下部DBRミラーと、前記上部DBRミラーと下部DBRミラーとの間に挟まれる活性層、及び、該活性層に励起電流を注入する円形状の電流注入領域を有する酸化狭窄層とを含む積層構造を有する面発光レーザ素子において、
    前記積層構造の少なくとも一部の積層には、前記酸化狭窄層の下面又はその下層にまで達し、前記電流注入領域の側面に隣接する位置で該電流注入領域を囲むように配列された複数の溝が形成されることを特徴とする面発光レーザ素子。
  2. 前記上部DBRミラーよりも下層側の積層部分に前記溝が形成されており、前記上部DBRミラーが誘電体層で構成され、該誘電体上部DBRミラーが、前記溝内を含む素子表面を覆う被覆層を構成する、請求項1に記載の面発光レーザ素子。
  3. 前記上部DBRミラーが、シリコン層及びシリコン酸化層から成るペア層が複数積層されて成る、請求項1又は2に記載の面発光レーザ素子。
  4. 前記積層構造が半導体基板上に形成されており、前記下部DBRミラーが半導体層で構成される、請求項1〜4の何れか一に記載の面発光レーザ素子。
  5. 前記下部DBRミラーが誘電体層で構成され、該誘電体下部DBRミラーと前記活性層との間には、外部電極に接続される半導体コンタクト層が形成されている、請求項1〜4の何れか一に記載の面発光レーザ素子。
  6. 請求項1〜5の何れか一に記載の面発光レーザ素子を複数備え、該複数の面発光レーザ素子が共通の基板上にアレイ状に配設されていることを特徴とする面発光レーザアレイ。
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