JP2008117258A - 電子封筒を用いたワークフローシステムおよび方法 - Google Patents

電子封筒を用いたワークフローシステムおよび方法 Download PDF

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慎吾 川崎
Kenichi Nagashima
健一 長島
Yoshimasa Kawamata
祥正 川又
Houdai Ishida
朋大 石田
Sayaka Kobayashi
沙弥香 小林
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Abstract

【課題】電子書類の送信に電子メールを利用した場合であっても、業務の管理を支援することができるワークフローシステムを提供する。
【解決手段】業務の担当者がそれぞれ利用するクライアント10間では、電子封筒20がやり取りされ、この電子封筒20には、発注業務に関する電子文書(例えば、見積書)に加え、作業を実行するユーザと、作業の内容が記されたとが記述された作業定義データが含まれる。電子封筒20を利用したとき、電子封筒20に含まれる作業定義データが表示され、業務の担当者は、電子封筒20に含まれる作業定義データの内容に従い、自分が担当する作業を実施し、実施した作業に対応する作業定義データに、作業を完了したことを示すフラグをセットして、電子封筒20を次に作業を実施する担当者に電子メールで送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の人が係る業務の管理を支援するシステムおよび方法に関し、更に詳しくは、電子封筒を利用して業務の管理を支援するシステムおよび方法に関する。
従来、複数の人が係る業務において、見積書などの業務で利用される電子書類が関係者間でやり取りされる。関係者に電子書類を送信する場合、電子書類を電子メールに添付して送信することが一般的であったが、電子メールでは、業務の管理が困難になるため、近年では、複数の人が係る業務の管理を支援するワークフローシステムが構築されるようになった。
一般的なワークフローシステムでは、特許文献1に記述されているように、電子文書を記憶するデータベースを備えた管理サーバがネットワーク上に配置され、業務に係る者は、この管理サーバにアクセスし、電子文書の承認などの作業を行う。
特開2000−268088号公報
しかしながら、上述したワークフローシステムでは、ネットワーク上に業務の流れを管理する管理サーバが必要になるため、会社内で閉じた業務を管理するシステムは構築し易いが、異なる会社間にまたがる業務(例えば、発注業務)を管理するシステムの構築は困難にであり、異なる会社間においては、見積書などの業務で利用される電子書類は、電子メールに添付されてやり取りされる。
そこで、本発明は、見積書などの企業の業務で利用される電子書類の送信に電子メールに利用した場合であっても、業務の管理を支援することができるワークフローシステムおよび方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決する第1の発明は、電子封筒を利用したワークフローシステムであって、ワークフローシステムは、ネットワークに接続された複数のクライアントから構成され、前記クライアント間で伝送される前記電子封筒には、業務で利用される前記電子文書が埋め込まれると共に、前記業務で実行される作業を実行するユーザと前記作業の内容が記された作業定義データが埋め込まれ、前記クライアントは、前記電子封筒を利用するための電子封筒利用手段を備え、前記電子封筒利用手段は、前記電子封筒の前記作業定義データを設定する機能部と、前記電子封筒に含まれる前記作業定義データを検索し、前記電子封筒に含まれる前記作業定義データの内容を表示する機能部と、指示された前記作業定義データに前記作業の完了を示すフラグを設定する機能部と、前記電子封筒が添付された電子メールを送受信する機能部と、を備えていることを特徴とする。
更に、第2の発明は、第1の発明に記載のワークフローシステムにおいて、前記クライアントに備えられた前記電子封筒利用手段は、前記電子封筒に前記電子文書をエンコードして埋め込む機能部と、前記電子封筒から前記電子文書をデコードして読み出す機能部と、を備えることを特徴とする。
更に、第3の発明は、第2の発明に記載のワークフローシステムであって、前記クライアントの前記電子封筒利用手段は、前記電子封筒にデジタル署名および/又はタイムスタンプを付与する機能部を備えていることを特徴とする。
更に、第4の発明は、第3の発明に記載のワークフローシステムであって、前記クライアントの前記電子封筒利用手段は、前記電子封筒に付与されたデジタル署名および/又はタイムスタンプを検証する機能部を備えていることを特徴とする。
更に、第5の発明は、第1の発明から第4の発明のいずれかに記載のワークフローシステムであって、前記ワークフローシステムには、前記クライアントの前記電子封筒利用手段を備えたサーバが前記ネットワーク上に配置され、前記サーバは、前記ネットワークに接続されたコンピュータからの指示に従い前記電子封筒利用手段を用いて前記電子封筒を処理することを特徴とする。
上述した課題を解決する第6の発明は、電子封筒を利用したワークフロー方法であって、ワークフロー方法は、業務で利用される電子文書を前記電子封筒に埋め込むと共に、前記業務で実行される作業を実行するユーザと前記作業の内容が記された作業定義データを前記電子封筒へ埋め込み、前記電子封筒を利用するときには、前記電子封筒に含まれる前記作業定義データの内容を表示し、前記作業が完了したときには、完了した前記作業に対応する前記作業データに、前記作業の完了を示すフラグを設定することで、前記電子封筒が前記電子メールの流れを管理することを特徴とする。
上述した発明によれば、見積書などの企業の業務で利用される電子書類の送信に電子メールに利用した場合であっても、業務の管理を支援することができるワークフローシステムおよび方法を提供できる。
すなわち、業務で実行される作業を実行するユーザと作業の内容が記された作業定義データを電子封筒に埋め込み、電子封筒を利用するときに、この作業定義データの内容を表示し、作業が完了したときには、完了した作業に対応する作業データに、作業の完了を示すフラグを設定することで、作業定義データの内容を閲覧することで、業務の進捗状況と実施すべき作業を把握することができる。
また、電子封筒にデジタル署名やタイムスタンプを付与することで、電子封筒の改竄を検出することができる。
(第1の実施の形態)
ここから、本発明に係る電子封筒を利用したワークフローシステムについて、図を参照しながら詳細に説明する。図1は、ワークフローシステム1を説明する図で、業務(ここでは、発注業務)の担当者(ここでは、受注者と発注者)は、ネットワーク3に接続されたクライアント10を用いて発注業務を実行する。
業務の担当者がそれぞれ利用するクライアント10間では、電子封筒20がやり取りされ、この電子封筒20には、発注業務に関する電子文書(例えば、見積書)に加え、作業を実行するユーザと、作業の内容が記されたとが記述された作業定義データが含まれる。
電子封筒20を利用したとき、電子封筒20に含まれる作業定義データが表示され、業務の担当者は、電子封筒20に含まれる作業定義データの内容に従い、自分が担当する作業を実施し、実施した作業に対応する作業定義データに、作業を完了したことを示すフラグをセットして、電子封筒20を次に作業を実施する担当者に電子メールで送信する。
図2に、クライアント10のブロック図を示す。クライアント10には、クライアント10のCPUを動作させるコンピュータプログラムとして、電子封筒20を利用する手段となる電子封筒アプリケーション11と、電子契約に関する電子文書を作成する手段となる電子封筒アプリケーション12と、電子文書や電子封筒20を記憶するためのデータ記憶手段13が備えられている。
電子封筒アプリケーション12は、一般的にコンピュータにインストールされるアプリケーションでよく、例えば、文書作成アプリケーションや表計算アプリケーションを電子封筒アプリケーション12として利用することができる。
電子封筒アプリケーション11は、少なくとも電子封筒20を利用する機能として、電子封筒20に電子文書を封緘する機能、電子封筒20から電子文書を開封する機能、作業定義データを電子封筒20に設定する機能、作業定義データに作業の完了を示すフラグを設定する機能、電子封筒20全体や電子文書ごとに電子署名やタイムスタンプを付与する機能、そして、電子封筒20に付与されたそれぞれの電子署名を検証する機能を備えている。
加えて、電子封筒アプリケーション11は、クライアントに備えられているメールクライアント10(図示はしていない)を利用して、電子封筒20を他のクライアント10に送信する機能を備えている。
データ記憶手段13は、ハードディスクなどの記憶装置で実現され、このデータ記憶手段13には、電子文書や電子封筒20などが記憶される。
ここから、電子封筒20の一例を示しながら、クライアント10に備えられた電子封筒アプリケーション11の機能について説明する。まず、電子封筒20について説明する。図3は、電子封筒20の一例を示した図である。
図3に示したように電子封筒20は、タグを用いたマークアップ言語(ここでは、XML: Extensible Markup Language)で記述され、電子封筒20の全体は、エンベロープタグ(<evp:Envelope></evp:Envelope>)を用いて記述される。
エンベロープタグのId属性で電子封筒20のテンプレートの番号が、Version属性で電子封筒20のバージョン番号が、xmlhs:以降でXMLの書式が公開されているURLが示されている。
埋め込みタグ(<evp:Container></evp:Container>)は、電子封筒20に添付される電子書類の種別ごとに生成されるタグで、このタグ間に電子書類が埋め込まれる。ここでは、電子文書として見積書と発注書が、電子封筒20に埋め込まれている。
埋め込みタグのId属性は、埋め込みタグの識別番号で、見積書が埋め込まれるの埋め込みタグのId属性は"1"で、発注書が埋め込まれる埋め込みタグのId属性は"2"である。
インフォメーションタグ(<evp:Info></evp:Info>)は、Id属性で示されるタグを説明するためのデータが記述され、埋め込みタグのインフォメーションタグでは、電子文書を説明するデータが記述される。
データタグ(<evp:Data></evp:Data>)には、電子書類の本体が埋め込まれ、Encoding属性では、電子文書に含まれるバイナリデータをテキストデータにエンコードする形式が、 Filename属性で電子文書のファイルネームが、Compression属性で圧縮形式が示される。
なお、データタグのインフォメーションタグでは、電子書類が埋め込まれた日時が記述されている。
図3の電子封筒20において、作業を実行するユーザと作業の内容が記された作業定義データは、ユーザタグ(<evp:User></evp:User>)を用いて記述され、ユーザタグは、ユーザタグで示される作業順で記述されている。なお、このユーザタグには作業を実行するユーザとしてユーザのメールアドレスと作業の内容を示すデータとが記述されている。
ユーザが処理する内容は、ユーザタグのStatus属性で示される。ここでは、Status属性の「Signature」はデジタル署名の生成を示し、「Prepare」は電子文書の確認を意味する。ユーザタグで示される作業の完了はProcess属性で示され、Process属性の値がNullのときは作業が未完了であることを示し、作業が完了したときProcess属性の値として「complete」が書き込まれる。
デジタル署名タグ(<evp:Signature></evp:Signature>)には、電子封筒20全体のデジタル署名が記述されている。なお、デジタル署名の書式が公開されているURLが、デジタル署名タグのxmlhs以降で示される。なお、電子封筒20に埋め込む電子書類にデジタル署名を付与する場合は、埋め込みタグ間に、電子書類のデジタル署名タグが記述される。
なお、タイムスタンプを電子封筒20に付与するときは、図3には図示していないが、タイムスタンプタグ(<evp:Timestamp></evp: Timestamp >)を用いて、電子封筒20全体や電子書類のタイムスタンプが電子封筒20に埋め込まれる。
ここから、電子封筒アプリケーション11の動作について詳細に説明する。図4は、電子封筒20を作成するときの手順を示したフロー図である。この手順の最初のステップS1は、電子封筒20の作成者が電子封筒20に添付する電子文書を作成するステップである。
このステップでは、電子封筒20の作成者は、クライアント10に備えられた電子文書作成アプリケーション101を用いて、電子封筒20に添付する電子文書を作成し、作成した電子文書をデータ記憶手段13に記憶する。
次のステップS2は、電子封筒アプリケーション101が起動するステップである。このステップでは、電子封筒20の作成者は、電子封筒20を作成するために、クライアント10に備えられた電子封筒アプリケーション101を起動させる。電子封筒アプリケーション101は起動すると、クライアント10の画面に、電子封筒20を利用するメニューを表示させる。
次のステップS3は、電子封筒20に埋め込む電子文書を選択するステップである。このステップでは、電子封筒20の作成者は、クライアント10の画面に表示されたメニューの中から、電子文書を選択するメニューを選択し、クライアント10のデータ記憶手段13に記憶された電子文書の中から、電子封筒20に埋め込む電子文書を選択する。電子封筒アプリケーション11は、電子文書が選択されると、選択された電子文書が記憶されているパスを記憶する。
なお、電子文書にデジタル署名を付与する際は、電子封筒20の作成者は、クライアント10の画面に表示されたメニューの中から、電子文書にデジタル署名やタイムスタンプを設定するメニューを選択し、選択した電子文書にデジタル署名やタイムスタンプを付与する。
次のステップS4は、作業定義データを設定するステップである。このステップでは、電子封筒20の作成者は、クライアント10の画面に表示されたメニューの中から、作業定義データを設定するメニューを選択し、電子封筒20が利用される業務の作業定義データを設定する作業を行う。
このステップで、電子封筒20の作成者は、電子封筒20が利用される業務の一連の作業すべてについて作業定義データを作成してもよく、電子封筒20の作成時に実行する作業と次に実行される作業の作業定義データを作成してもよい。
次のステップS5は、電子封筒20を封緘するステップである。このステップでは、電子封筒20の作成者は、クライアント10の画面に表示されたメニューの中から、電子封筒20を封緘するメニューを選択し、電子封筒アプリケーションは電子封筒20を封緘する処理を実行する。
なお、電子封筒20の作成者は、クライアント10の画面に表示されたメニューの中から、デジタル署名の有無を設定するメニューを選択し、電子封筒20全体にデジタル署名を付与するか否かを設定する。
電子封筒20を封緘するとき、まず、電子封筒アプリケーション11は、エンベロープタグ(<evp:Envelope></evp:Envelope>)を生成する。そして、電子封筒アプリケーション11は、ステップS3でパスを記憶した電子文書を定められた形式でエンコードして、上述している埋め込みタグを生成し、生成した埋め込みタグをエンベロープタグ内に記述する。
なお、電子文書にデジタル署名を付与する設定がなされていた場合、電子封筒アプリケーションは、エンコードした電子文書のデジタル署名を生成し、デジタル署名タグを用いて、生成したデジタル署名を埋め込みタグ間に記述する。
更に、電子封筒アプリケーション11は、ステップS4で設定された作業定義データからユーザタグを生成し、生成したユーザタグをエンベロープタグ間に記述する。
更に、電子封筒20全体にデジタル署名が設定されていた場合、埋め込みタグとユーザタグの内容からデジタル署名を生成し、デジタル署名タグを用いて、生成したデジタル署名をエンベロープタグの最後に記述する。
そして、電子封筒アプリケーション11は、電子封筒20を封緘すると、封緘した電子封筒20をデータ記憶手段13に記憶する。
次のステップS6は、作成した電子封筒20が次のユーザに送信されるステップである。このステップで、電子封筒20の作成者は、クライアント10の画面に表示されたメニューの中から、電子封筒20を送信するメニューを選択し、電子封筒アプリケーション11は、指定されたメールアドレスに電子封筒20を送信する処理を実行する。
電子封筒20を電子メールで送信する際、電子封筒20に含まれるユーザタグを上から順に検索し、Process属性の値がNullである最初のユーザタグに記述されているメールアドレスに電子封筒20を送信するとよい。
このステップをもって、電子封筒20を作成するときの手順を示したフローは終了する。
ここから、電子封筒20を利用するときの電子封筒アプリケーション11の動作について詳細に説明する。図5は、電子封筒20を利用するときの手順を示したフロー図である。
この手順の最初のステップS10は、電子封筒アプリケーション11が起動するステップである。このステップでは、電子封筒20の作成者は、電子封筒20を利用するために、クライアント10に備えられた電子封筒アプリケーション11を起動させる。電子封筒アプリケーション11は起動すると、クライアント10の画面に、電子封筒20を利用するメニューを表示させる。
次のステップS11は、電子封筒20を開封するステップである。クライアント10の画面に表示されたメニューの中から、電子文書を開封するメニューを選択し、開封する電子封筒20を選択する。
電子封筒アプリケーション11は、電子文書を開封するメニューが選択されると、選択された電子封筒20に記述されたデータを読取る。なお、電子封筒20全体にデジタル署名が付与されていた場合、電子封筒アプリケーション11は、このステップで、電子封筒20全体のデジタル署名の内容を検証する。
更に、電子封筒アプリケーション11は、電子封筒20を開封すると、ユーザタグの内容をクライアント10に表示させる。 電子封筒アプリケーション11は、ユーザタグの内容をクライアントに表示させることで、電子封筒20の利用者は業務の進捗状況と、電子封筒20の利用者が実施する作業を確認することができる。
なお、ユーザタグの内容をクライアントに表示させるとき、ユーザタグのStatus属性のデータそのものではなく、Status属性で示される作業に対応するメッセージをクライアント10の画面に表示させるとよい。
次のステップS12は、電子封筒20の利用者が作業を実行するステップである。このステップで、電子封筒20のユーザは、ステップS11で表示されたユーザタグの内容を確認し、電子封筒20のユーザが実行すべき作業を実施する。例えば、添付された電子書類の確認が指示されているとき、電子封筒20の利用者は、電子封筒20に添付された電子書類の中から、確認する電子書類を選択し、電子封筒アプリケーション11は選択された電子書類をデコードし表示する。
そして、閲覧した電子文書にデジタル署名を付与する際は、電子封筒20の利用者は、クライアント10の画面に表示されたメニューの中から、電子文書にデジタル署名やタイムスタンプを設定するメニューを選択し、選択した電子文書にデジタル署名やタイムスタンプを付与する。
そして、電子封筒アプリケーション11は、電子封筒20の利用者がStatus属性で示される処理(ここでは、電子書類の確認)が実行された後、電子封筒20の利用者の指示に従い、作業の完了を示す完了フラグとなる「complete」を、実行したユーザタグのProcess属性を書込む。
ユーザタグのProcess属性に「complete」を書込むことで、電子封筒20が利用される業務の進捗が進んだことになる。
次のステップS13は、電子封筒20のユーザタグを編集するか否かで処理が分岐されるステップである。電子封筒アプリケーション11は、電子封筒20のユーザタグを編集(ユーザタグの追加や削除)するメニューを備え、新規に作業を追加する場合や、ステップS12で実行した作業の結果によって、業務の流れを変更する場合、電子封筒20の利用者はユーザタグを変更する。
ユーザタグを変更するときはステップS14に進みユーザタグを編集し、ユーザタグを編集しない場合、或いは、ステップSでユーザタグを編集した後、ステップS15に進む。
次のステップS15は、電子封筒20を封緘するステップである。このステップでは、電子封筒20の利用者は、クライアント10の画面に表示されたメニューの中から、電子封筒20を封緘するメニューを選択し、電子封筒アプリケーション11は電子封筒20を封緘する処理を実行する。
例えば、ステップS12で新規に電子文書が添付されたときは、埋め込みタグを用いて新規の電子文書を埋め込む。そして、ステップS16で、電子封筒20は他のクライアントに送信される。
ここから、本発明に係るワークフローシステムを発注業務に適用した例について説明する。図6は、発注業務の手順を示したフロー図である。
発注業務では、最初に受注者が、文書作成や表計算などの電子封筒アプリケーション12を用いて見積書を作成する(P1)。次に受注者は、そして、受注者が電子封筒アプリケーション11を起動させ、発注者の作業を定義した作業定義データを設定する(P2)。
そして、作業定義データを設定した後、受注者は電子封筒20を作成し、作成した電子封筒20を発注者に送信する(P3)。なお、電子封筒20には、電子封筒20全体と見積書のそれぞれに対し、電子署名およびタイムスタンプが付与されている。
発注者は、電子封筒20を受信すると、受信した電子封筒20を開封する(P4)。上述しているように、受信した電子封筒20には、ユーザタグを用いて、発注者が実行する作業の内容が記述されており、ここでは、発注者は、電子封筒20に添付されている見積書の内容を確認すると共に、見積書に付与されているデジタル署名およびタイムスタンプを検証し、見積書に問題がなければ、見積書に発注者の署名、タイムスタンプを付与する(P5)。
見積書の内容を確認した後、発注者は、電子文書作成アプリケーション101を立ち上げて、発注書の作成を行う(P6)。そして、作成した発注書に対し、発注者の電子署名およびタイムスタンプの付与を設定した後、受注者が実施する作業定義データを設定する(P7)。
そして、発注者は電子封筒20を封緘し、封緘した電子封筒20を受注者に返信する(P8)。
受注者は、電子封筒20を発注者から受信すると、受注者は、電子封筒アプリケーション11を起動させ、受注者は電子封筒20を開封する(P9)。電子封筒アプリケーション11は、電子封筒20を開封する際、電子封筒20全体に付与された電子署名およびタイムスタンプを検証する。
そして、検証が成功したならば、受注者は、電子封筒20にエンコードされた発注書の確認し、発注書に問題がなければ、受注者のデジタル署名およびタイムスタンプを発注書に付与する設定を行う(P10)。そして、受注者は、電子封筒20を封緘し、発注者へ送信する(P11)。
発注者は、受注者から電子封筒20を受信すると、電子封筒アプリケーション11を起動させ、発注者は電子封筒20を開封する(P12)。発注者は、発注書に付与された受注者のデジタル署名およびタイムスタンプを検証し、検証に成功すると発注業務は終了する(P13)。
(第2の実施の形態)
ここからは、本発明に係るワークフローシステムの第2の実施の形態について説明する。図7は、第2の実施の形態に係るワークフローシステムを説明する図で、図7に示しているように、ワークフローシステム100には、クライアント110a、bに加えて、電子封筒120を処理するためのサーバ140がネットワーク130上に設置されている。
図7で示したクライアント110aには、図2で図示した電子封筒アプリケーション11がインストールされているが、クライアント110bには、電子封筒アプリケーションは11インストールされていない。また、サーバ140には、図2で図示した電子封筒アプリケーション11の機能を備えた電子封筒Webアプリケーションが備えられている。
電子封筒アプリケーション11がインストールされていないクライアント110bのユーザは、クライアント110bのブラウザを利用して、サーバ140の電子封筒Webアプリケーションにアクセスし、ブラウザを利用し、サーバに電子文書をアップロードするなどして、電子封筒アプリケーション11がインストールされているクライアント110aのユーザと同様に、電子封筒120を利用して業務を遂行することができる。
第1の実施の形態に係るワークフローシステムを説明する図。 クライアントのブロック図。 電子封筒の一例を示した図。 電子封筒を作成するときの手順を示したフロー図。 電子封筒を利用するときの手順を示したフロー図。 発注業務の手順を示したフロー図。 第2の実施の形態に係るワークフローシステムを説明する図。
符号の説明
1 ワークフローシステム
10 クライアント
11 電子封筒アプリケーション
12 電子文書作成アプリケーション
13 データ記憶手段
20 電子封筒

Claims (6)

  1. 電子封筒を利用したワークフローシステムであって、ワークフローシステムは、ネットワークに接続された複数のクライアントから構成され、前記クライアント間で伝送される前記電子封筒には、業務で利用される前記電子文書が埋め込まれると共に、前記業務で実行される作業を実行するユーザと前記作業の内容が記された作業定義データが埋め込まれ、前記クライアントは、前記電子封筒を利用するための電子封筒利用手段を備え、前記電子封筒利用手段は、前記電子封筒の前記作業定義データを設定する機能部と、前記電子封筒に含まれる前記作業定義データを検索し、前記電子封筒に含まれる前記作業定義データの内容を表示する機能部と、指示された前記作業定義データに前記作業の完了を示すフラグを設定する機能部と、前記電子封筒が添付された電子メールを送受信する機能部と、を備えていることを特徴とするワークフローシステム。
  2. 請求項1に記載のワークフローシステムにおいて、前記クライアントに備えられた前記電子封筒利用手段は、前記電子封筒に前記電子文書をエンコードして埋め込む機能部と、前記電子封筒から前記電子文書をデコードして読み出す機能部と、を備えることを特徴とするワークフローシステム。
  3. 請求項2に記載のワークフローシステムであって、前記クライアントの前記電子封筒利用手段は、前記電子封筒にデジタル署名および/又はタイムスタンプを付与する機能部を備えていることを特徴とするワークフローシステム。
  4. 請求項3に記載のワークフローシステムであって、前記クライアントの前記電子封筒利用手段は、前記電子封筒に付与されたデジタル署名および/又はタイムスタンプを検証する機能部を備えていることを特徴とするワークフローシステム。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載のワークフローシステムであって、前記ワークフローシステムには、前記クライアントの前記電子封筒利用手段を備えたサーバが前記ネットワーク上に配置され、前記サーバは、前記ネットワークに接続されたコンピュータからの指示に従い前記電子封筒利用手段を用いて前記電子封筒を処理することを特徴とするワークフローシステム。
  6. 電子封筒を利用したワークフロー方法であって、業務で利用される電子文書を前記電子封筒に埋め込むと共に、前記業務で実行される作業を実行するユーザと前記作業の内容が記された作業定義データを前記電子封筒へ埋め込み、前記電子封筒を利用するときには、前記電子封筒に含まれる前記作業定義データの内容を表示し、前記作業が完了したときには、完了した前記作業に対応する前記作業データに、前記作業の完了を示すフラグを設定することで、前記電子封筒が前記電子メールの流れを管理することを特徴とするワークフロー方法。

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