JP2008117031A - 設計支援装置,設計支援方法,設計支援プログラムおよびcadシステム - Google Patents

設計支援装置,設計支援方法,設計支援プログラムおよびcadシステム Download PDF

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Abstract

【課題】CADによるモデルの設計を支援する設計支援装置に関し,その設計モデルに流用可能な過去に設計された部品を簡単に見つけ出すことが可能となる技術を提供する。
【解決手段】設計支援装置10において,モデル形状入力部11は,CADで設計されたモデルのデータを入力する。検索部品種類指定受付部12は,検索する部品の種類の指定を受けつけ,取付可能空間範囲指定受付部13は,設計モデル上での取付可能空間範囲の指定を受け付ける。取付可能空間形状作成部14は,取付可能空間範囲の形状と設計モデルの形状とから取付可能空間形状を作成する。形状検索部15は,指定された部品種類であって,作成された取付可能空間形状に収まる形状の部品を,部品形状データベース30から抽出する。
【選択図】図2

Description

本発明は,過去に設計された部品を検索することにより設計支援を行う技術に関するものであり,特に,設計するモデルに対して指定された空間から部品を取り付けることが可能な空間の形状を作成し,作成された空間形状との形状検索により,過去に作成された部品から設計モデルに取り付けることが可能な部品を抽出する設計支援装置,設計支援方法,設計支援プログラムおよびCADシステムに関するものである。
何らかのモデルを設計する場合には,その設計モデルに取り付ける部品の設計も行う必要がある。このとき,過去に他のモデルに取り付けるために設計された部品を流用できれば,あらためて部品を設計する手間が省けるため,過去に設計された部品のデータベースから流用可能な部品を探し出して,設計モデルに取り付けることもあった。実際に生産されている他の製品に使用されている部品が流用できる場合には,製造のコスト面でも大きな効果が得られる。
なお,本発明に先行する技術が記載された文献としては,例えば特許文献1,特許文献2,特許文献3などがある。特許文献1には,プラント設計において,追加する部品と既配置の配管との干渉の有無をチェックする技術が記載されている。特許文献2には,工具データと各工具に手の作業スペースを登録しておき,組立を考慮した設計ができる設計支援装置に関する技術が記載されている。特許文献3には,入力された形状の占有率情報と形状の属性(メーカ,価格,材質)とに基づいて,データベースから類似した標準部品を検索する技術が記載されている。
ただし,上記の特許文献1,特許文献2,特許文献3に記載された技術では,後述の問題点を解決することはできない。
特開2002−236711号公報 特開平8−185431号公報 特開2001−338002号公報
過去に設計された部品を流用する方法は大変有用であるが,過去に設計された部品を膨大なデータベースから探し出すことは容易ではなかった。実際には,流用可能な過去に設計された部品の名称や図番などがわからないことがほとんどであり,他の設計者に聞くなどして調べるしかなかった。それでも,流用可能な部品を見つけ出せず,流用できる部品を探す手間を無駄にしたまま,結局あらためて部品を設計しなくてはならないことも多かった。
また,従来は流用可能な部品を検索する精度もあまりよいものではなく,過去に設計された部品を流用した場合に,その流用部品が取り付けられたモデルの他の部品と干渉してしまうなどの設計ミスも発生していた。
特に,設計モデルに部品を取り付けるための補助部品を過去に設計された部品で流用する場合などには,補助部品を配置可能な空間の形状は限られているため,その空間の形状に収まる部品を見つけ出すことは容易ではなかった。
なお,上記の特許文献3では,検索する部品の形状を入力して部品検索を行っている。しかし,設計モデルに取り付ける部品を検索するときに,その設計者は,必ずしも部品の形状を特定して部品を検索したいとは限らない。例えば,過去に設計された部品で設計モデルの空き空間に収まるものであれば流用したいといったような場合には,特許文献3のような部品の形状を特定して部品を検索する技術では対処できない。
本発明は,上記の問題点の解決を図り,過去に設計された部品を設計モデルに流用したいときに,その設計モデル上の空間に適合する流用可能な部品を容易に見つけ出すことが可能となる技術を提供することを目的とする。
本発明は,上記の課題を解決するため,設計モデル上での部品取り付けが可能な空間の範囲の指定を受け,その部品取り付けが可能な空間の範囲の指定と設計モデルの形状とから部品取り付けが可能な空間の形状を作成し,作成された部品取り付けが可能な空間の形状の特徴を用いて形状検索を行うことにより,部品のデータベースから設計モデルに取り付けることが可能な部品を抽出することを特徴とする。
具体的には,本発明は,CADで設計された設計モデルに利用可能な部品を抽出する設計支援装置であって,複数の部品のデータを保持する部品形状データベースと,設計モデルのデータを入力するモデル入力手段と,設計モデル上での部品取り付けが可能な空間の範囲である取付可能空間範囲の指定を受け付ける取付可能空間範囲指定受付手段と,取付可能空間範囲の形状から,設計モデルの取付可能空間範囲に干渉する部分の形状を削除することにより,部品取り付けが可能な空間の形状である取付可能空間形状を作成する取付可能空間形状作成手段と,取付可能空間形状で形状検索を行うことにより,部品形状データベースから,取付可能空間形状に収まる部品を抽出する形状検索手段とを備えることを特徴とする。
これにより,設計モデル上の部品取り付けが可能な空間に適合する部品を,過去に設計された部品の中から簡単に見つけ出すことができる。設計モデルに部品を取り付けるために用いる補助部品を検索する場合などには,補助部品の取り付けが可能な空間の形状が限られてくるため,特に有用である。
また,上記の設計支援装置において,部品形状データベースから部品を抽出するための条件である検索条件の指定を受け付ける検索条件指定受付手段を備え,形状検索手段で,取付可能空間形状で形状検索を行うことにより,部品形状データベースから,検索条件を満たす部品であって,取付可能空間形状に収まる部品を抽出するようにしてもよい。ここでの検索条件は,例えば,部品の種類などである。検索条件によって検索する部品を限定することにより,部品形状データベースに膨大な数の部品のデータが保持されていても,目的にあった部品を容易に抽出することができるようになる。
また,上記の設計支援装置において,取付可能空間範囲指定受付手段で,設計モデル上の部品であって取付可能空間範囲に干渉する部品について,その部品の取付可能空間範囲に干渉する部分の空間を取付可能空間形状に含めるか否かの指定を受け付けるようにし,取付可能空間形状作成手段で,取付可能空間範囲に干渉する部分の空間を取付可能空間形状に含めると指定された設計モデル上の部品について,その干渉する部分の空間の形状を取付可能空間範囲から削除しないようにしてもよい。
例えば,すでに設計モデル上に取り付けられた部品でも,設計モデル上の他の場所に設計変更できる部品であれば,その既配置部品の空間の形状を取付可能空間形状に含めるように指定して取付可能空間形状を広く取ることにより,取付可能空間形状に収まる部品を見つけ出せる可能性が高くなる。
また,上記の設計支援装置において,形状検索手段によって抽出された部品を提示する提示手段と,抽出された部品からの設計モデルに利用する部品の選択を受け付ける部品選択受付手段とを備えるようにしてもよい。これにより,ユーザは,形状検索に抽出された部品から最もよいと思われる部品を自分で選択できるようになる。
また,上記の設計支援装置において,部品形状データベースが部品ごとに部品抽出の結果または部品選択の結果を管理する情報を持つようにし,形状検索手段による部品抽出の結果,または部品選択受付手段によって受け付けられた部品選択の結果を,部品形状データベースに反映する結果出力手段を備えるようにしてもよい。部品抽出の結果や部品選択の結果を部品形状データベースにフィードバックすることにより,部品検索の精度を高めていくことができるようになる。
また,上記の設計支援装置において,部品選択受付手段において選択された部品の空間の形状を取付可能空間形状から削除し,選択された部品の形状が削除された取付可能空間形状から,選択された部品を設計モデルに取り付ける作業を行うための作業空間の検証を行う作業空間検証手段を備えるようにしてもよい。これにより,選択された部品を実際にモデルに取り付けるための作業スペースがないなどの設計ミスを防ぐことができるようになる。
また,このような設計支援装置をCADシステムに取り入れることにより,流用可能な過去に設計された部品を抽出しながら,CADによるモデルの設計を行うことができるようになる。
以上説明した設計支援装置による処理は,コンピュータとソフトウェアプログラムとによって実現することができ,そのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録することも,ネットワークを通して提供することも可能である。
本発明により,部品のデータベースから過去に設計した部品を探し出して流用することが容易となり,モデル作成工数を削減することができる。また,取付可能空間形状の特徴に合った部品を抽出してくるため,流用した部品が入らない,他部品と干渉するなどの設計ミスを防ぐことができる。
また,検索条件を指定して検索することにより,取付可能空間形状の特徴に適合する部品でも用途に合わない部品を検索対象外とし,検索対象となる部品の数を減らすことができる。
また,指定された取付可能空間範囲に他の部品が含まれていても,その部品が取付可能空間範囲外に移動可能ならば,取付可能空間範囲に含まない取付可能空間形状を作成することによって,部品を取り付けられる範囲を広くすることができる。
また,検索した結果,適合する部品が複数ある場合,適用する部品を選択して決定することができる。また,選択された部品の情報を部品のデータベースへフィードバックし,検索の精度を高めることができる。
また,取付可能空間形状から選択された部品の形状を差し引いた形状から,選択された部品を取り付けるための作業空間があるか否かを簡単に検証することができる。
以下,本発明の実施の形態について,図を用いて説明する。
図1は,本発明のシステムを実現するハードウェア環境の例を示す図である。本発明のシステムは,CPU1,メモリ2,外部記憶装置3,バス4,入力装置5,表示装置6を備えるコンピュータシステムによって実現される。
図2は,本発明の実施の形態によるCADシステムの構成例を示す図である。CADシステムは,設計支援装置10,CAD20,モデル形状データ記憶部21,部品形状データベース30,入力装置40,表示装置50から構成される。
CAD20で設計されたモデルの形状データは,モデル形状データ記憶部21に保存される。部品形状データベース30は,それまでに設計された部品の情報が記憶されたデータベースである。ユーザは,表示装置50の画面に出力された情報を見ながら,入力装置40を操作して必要な情報の入力を行う。
設計支援装置10は,形状検索によって部品形状データベース30からモデルに取付可能な部品を検索することにより,CAD20によるモデルの設計を支援する装置である。設計支援装置10は,モデル形状入力部11,検索部品種類指定受付部12,取付可能空間範囲指定受付部13,取付可能空間形状作成部14,形状検索部15,部品選択受付部16,結果出力部17,作業空間検証部18を備える。
図3は,部品形状データベースのデータ構造の例を示す図である。部品形状データベース30は,項,図番,名称,部品形状データ,部品種類,部品材質,適用回数などの情報から構成される。項は,部品形状データベース30の各レコードを一意に識別するための識別子である。図番は,その部品の物品番号である。名称は,その部品の名前である。部品形状データは,その部品の3Dモデルのファイル名である。部品種類は,その部品の種類である。部品材質は,その部品の材質名である。適用回数は,設計支援装置10からのフィードバック情報であり,その部品が形状検索により抽出されたときにユーザから選択された回数である。
以下,図4〜図8に示す事例を用いて,本実施の形態による設計支援装置10における各処理手段の動作を具体的に説明する。図4〜図8に示す事例は,ブレーカ取付用ブラケットの設計の例である。
図4は,本実施の形態の事例を説明する図(1)である。図4を用いて,モデルの入力から検索する部品種類の指定までの動作を説明する。
モデル形状入力部11は,CAD20により設計されたモデル100(モデル100の形状データ)を,モデル形状データ記憶部21から入力する。入力されたモデル100は,表示装置50の画面に表示される。ここでは,モデル形状入力部11により,図4(a)に示すようなフレームのモデル100が入力されたものとする。図4(b)のブレーカ101付近の断面に示すように,この時点では,ブレーカ101をフレームの前面パネル102に取り付けるためのブラケットは,まだ設計されていない。
検索部品種類指定受付部12は,検索する部品種類の指定をユーザから受け付ける。例えば,図4(c)に示すような部品種類リスト103を表示装置50の画面に表示するなどして,ユーザに検索する部品種類を指定させる。図4(c)では,ブレーカ101をフレームの前面パネル102に取り付けるためのブラケットが指定されている。
図5は,本実施の形態の事例を説明する図(2)である。図5を用いて,取付可能空間範囲の指定から取付可能空間形状の作成までの動作を説明する。
取付可能空間範囲指定受付部13は,設計されたモデル100上での部品の取付可能空間範囲104の指定をユーザから受け付ける。ユーザは,図5(a)に示すように,表示装置50の画面に表示されたモデル100上で,検索する部品を取り付けることができる空間の範囲である取付可能空間範囲104を指定する。
また,取付可能空間範囲指定受付部13は,指定された取付可能空間範囲104に干渉する位置にあり,すでにモデル100の一部として設計されている部品の空間を,そのまま取付可能空間範囲104に含めるか否かの指定をユーザから受け付ける。例えば,図5(a)において,スイッチ105は,その一部が指定された取付可能空間範囲104に干渉する。このとき,スイッチ105の取り付け位置を指定された取付可能空間範囲104外に設計変更することが可能であれば,スイッチ105の空間を取付可能空間範囲104に含めることにより,すなわちスイッチ105が取付可能空間範囲104内にないように見せかけることにより,取付可能空間範囲104の空間が大きくなり,適用可能なブラケットが部品検索により抽出される可能性が高くなる。
取付可能空間範囲104に干渉する部品の空間を取付可能空間範囲104に含めるか否かを指定する方法としては,例えば,モデル100上で取付可能空間範囲104に干渉する部品を非表示に設定するという方法がある。また,取付可能空間範囲104に干渉する部品を選択し,メニューにより取付可能空間範囲104に干渉する部品の空間を取付可能空間範囲104に含めるか否かの設定を選択し,指定する方法などもある。
取付可能空間形状作成部14は,モデル100の形状と指定された取付可能空間範囲104とから,取付可能空間形状106を作成する手段である。指定された取付可能空間範囲104から,モデル100の取付可能空間範囲104に干渉する部分を取り除いたものが,取付可能空間形状106となる。このとき,指定された取付可能空間範囲104に干渉する位置にあるモデル100の部品の空間を取付可能空間範囲104に含めるか否かの指定があれば,その指定が加味された取付可能空間形状106が作成される。
図5(b)は,スイッチ105の空間を取付可能空間範囲104に含めた場合に作成された取付可能空間形状106であり,図5(c)は,その断面である。図5(d)は,スイッチ105の空間を取付可能空間範囲104に含めない場合に作成された取付可能空間形状106であり,図5(e)は,その断面である。
図6は,本実施の形態の事例を説明する図(3)である。図6を用いて,部品の検索から部品の選択までの動作を説明する。
形状検索部15は,作成された取付可能空間形状106内に収まり,かつ指定された部品種類に該当する部品を,形状検索により部品形状データベース30から抽出する。抽出された部品は,採用される部品の候補として表示装置50に並べて表示される。このとき,抽出された部品の適用回数を部品形状データベース30から抽出し,適用回数の多い順番に並べるようにしてもよい。
図6(a)は,図5(b)にも示されている取付可能空間形状106であり,取付可能空間範囲104の指定時に,スイッチ105の空間を取付可能空間範囲104に含めるように指定された場合に作成された取付可能空間形状106である。この取付可能空間形状106と,図4(c)の部品種類リスト103で指定された部品種類(ブラケット)とを用いて,形状検索により部品形状データベース30から部品を抽出する。
まず,部品形状データベース30から,部品種別がブラケットであり,部品形状が図6(a)に示す取付可能空間形状106に類似する部品を検出する。ここでは,図6(b),図6(c),図6(d)に示すように,ブラケットA107,ブラケットB108,ブラケットC109が,図6(a)の取付可能空間形状106に部品形状が類似するブラケットとして検出される。
次に,検出された部品(ブラケット)から,取付可能空間形状106内に収まる部品(ブラケット)を形状検索の結果として選定する。図6(e)はブラケットA107の断面であり,図6(f)はブラケットB108の断面であり,図6(g)はブラケットC109の断面である。図6(f)に示すように,ブラケットB108は,一部が図6(a)の取付可能空間形状106からはみ出してしまっているので,NGとなる。形状検索の結果として,取付可能空間形状106に収まるブラケットA107,ブラケットC109が選定される。
部品形状データベース30から抽出されたブラケットA107,ブラケットC109は,ブレーカ101をフレームに取り付けるブラケットの候補として,ユーザに提示される。ここでは,図6(h),図6(i)に示すように,ブレーカ101を前面パネル102に取り付けた状態で,ブラケットA107,ブラケットC109が提示されている。
部品選択受付部16は,ユーザによる部品選択の入力を受け付ける。ユーザは,表示装置50の画面に提示された部品の候補から,採用する部品を選択する。ここでは,図6(h)に示すブラケットA107が選択される。
図7は,本実施の形態の事例を説明する図(4)である。図7を用いて,部品選択結果の出力の動作を説明する。
結果出力部17は,ユーザによる部品選択の結果を表示装置50に表示する。ここでは,図7(a)に示すように,形状検索により部品形状データベース30から抽出され,ユーザにより採用されたブラケットA107が取り付けられたモデル100’が表示装置50に表示される。図7(b)のブレーカ101付近の断面に示されるように,ブラケットA107を用いてブレーカ101が前面パネル102に取り付けられている。
また,結果出力部17は,ユーザによる部品の選択結果を,部品形状データベース30にフィードバックする。ブラケットA107が選択された場合には,図3に示す部品形状データベース30からブラケットA107のレコードを検出し,その適用回数をインクリメントする。ここでは,図3に示す部品形状データベース30のブラケットA107のレコードの適用回数が,3から4に更新される。
なお,部品形状データベース30に結果をフィードバックする方法としては,様々な方法が考えられる。例えば,ユーザによる部品の採用率を重視する場合には,部品形状データベース30において,フィードバック情報として,適用回数の情報の代わりに,形状検索により抽出された回数の情報と,ユーザにより採用する部品として選択された回数の情報とをレコードごとに設定する。形状検索により検出されるたびに,またユーザにより採用する部品として選択されるたびに,その結果を部品形状データベース30にフィードバックするようにすればよい。
図8は,本実施の形態の事例を説明する図(5)である。図8を用いて,採用された部品を取り付けるための作業空間の検証の動作を説明する。
ブレーカ101を前面パネル102に取り付けるための部品としてブラケットA107が採用されても,そのブラケットA107を取り付けるための作業空間がなければ意味がない。そのような設計ミスを防ぐために,作業空間検証部18により,採用された部品の取付作業空間の検証を行う。
作業空間検証部18は,まず,取付可能空間形状106から採用されたブラケットA107が取り付けられた空間を取り除く。また,作業空間検証部18は,ユーザから,ブラケットA107を前面パネル102に締結する位置の指定を受け付ける。なお,ブラケットA107にあらかじめ締結位置が設定されている場合には,この手順を省くことができる。また,作業空間検証部18は,ブラケットA107を取り付けるために使用する工具110の指定を受け付ける。ユーザから指定される工具110の形状データは,その工具110の動作情報とともに,工具データベース(図示省略)に記憶されている。工具110の動作情報とは,例えばドライバーの場合にはその使用時に軸を中心に回転する,といったような工具110の使用時の動作の情報である。なお,ここでは,人の手なども工具110に含まれるものとする。
作業空間検証部18は,図8(a)に示すように,ブラケットA107が取り付けられたモデル100’上で,指定されたブラケットA107の締結位置に指定された工具110を配置し,その工具110の動作情報に従って,配置された工具110を動作させる。このとき,ブラケットA107が取り付けられた空間を取り除いた取付可能空間形状106から工具110がはみ出さない場合には,検証結果として取付可能をユーザに提示し,ブラケットA107が取り付けられた空間を取り除いた取付可能空間形状106から工具110がはみ出す場合には,検証結果として取付不可をユーザに提示する。図8(a)の場合には,ブラケットA107が取り付けられた空間を取り除いた取付可能空間形状106から工具110がはみ出しているため,検証結果は取付不可となる。
検証結果の提示を受けたあと,ユーザは,ブラケットA107の締結位置の指定や,ブラケットA107を取り付けるために使用する工具110の指定を変更して,再度検証を行うことができる。図8(b)では,ブラケットA107の締結位置が,前面パネル102側に変更されている。図8(b)に示す状態で部品の取付作業空間の検証を行うと,ブラケットA107が取り付けられた空間を取り除いた取付可能空間形状106から工具110がはみ出している状態となるが,ここでは,モデル100’の外部空間であるため問題がないと判定されるものとする。
なお,作業空間の検証時に,あらためてユーザから取付可能空間範囲104の指定を受け,ブラケットA107が取り付けられた空間を取り除いた取付可能空間形状106を作成するようにしてもよい。また,検証結果が取付不可であった場合に,再度ユーザから取付可能空間範囲104の指定を受け,ブラケットA107が取り付けられた空間を取り除いた取付可能空間形状106を作成し,作業空間の再検証を行うようにしてもよい。
次に,図9〜図14を用いて,本実施の形態の設計支援装置10による設計支援処理の流れを説明する。
図9は,本実施の形態の設計支援装置による設計支援処理フローチャートである。まず,モデル形状入力部11は,モデル100の形状データを入力する(ステップS10)。また,検索部品種類指定受付部12は,ユーザによる部品種類の指定を受け付ける(ステップS11)。さらに,取付可能空間範囲指定受付部13は,ユーザによる取付可能空間範囲104の指定を受け付ける(ステップS12)。なお,このとき,指定された取付可能空間範囲104に干渉する部品の空間を取付可能空間範囲104に含めるか否かを指定された場合には,その指定も受け付ける。
取付可能空間形状作成部14は,入力されたモデル100の形状と指定された取付可能空間範囲104の形状とをもとに,取付可能空間形状106を作成する(ステップS13)。なお,指定された取付可能空間範囲104に干渉する部品の空間を取付可能空間範囲104に含めるか否かの指定がある場合には,その指定が加味されて取付可能空間形状106が作成される。
形状検索部15は,形状検索を実行することにより(ステップS14),作成された取付可能空間形状106内に収まり,かつ指定された部品種類に該当する部品を,部品形状データベース30から抽出する。形状検索により部品を抽出する方法としては,例えば,部品形状データベース30の指定された部品種類に該当する部品について,形状分布法,スライスベース法,球面調和関数法などの技術により,取付可能空間形状106と形状が類似するか否かを判定し,類似すると判定された部品のうち,取付可能空間形状106内に収まる部品を抽出する方法などがある。
形状検索により,抽出された部品があれば(ステップS15),表示装置50に表示することにより,抽出された部品を採用候補の部品としてユーザに提示する(ステップS16)。部品選択受付部16は,ユーザによる採用部品の選択を受け付ける(ステップS17)。結果出力部17は,ユーザによる部品選択の結果を,部品形状データベース30にフィードバックする(ステップS18)。
部品の取付作業空間を検証する場合には(ステップS19),作業空間検証部18は,部品の取付作業空間の検証を行う(ステップS20)。
最後に,結果出力部17は,設計支援処理の結果を表示装置50に表示する(ステップS21)。
図10は,本実施の形態の取付可能空間形状作成部による取付可能空間形状作成処理フローチャートである。まず,取付可能空間形状作成部14は,指定された取付可能空間範囲104の座標値を取得する(ステップS30)。ここでは,取付可能空間形状106を作成するための最大外形の座標値を取得する。取得された座標値から,最大外形の取付可能空間形状106を作成する(ステップS31)。
モデル100の部品で,作成された取付可能空間形状106に干渉する部品があるかをチェックし(ステップS32),干渉する部品がなければ,処理を終了する。
ステップS32において干渉する部品があれば,その干渉する部品の空間を取付可能空間範囲104に含むという指定があるかを確認し(ステップS33),含むという指定があれば,ステップS32に戻り,他に干渉する部品があるかをチェックする。なお,モデル100上で取付可能空間範囲104に干渉する部品を非表示に設定することにより,干渉する部品の空間を取付可能空間範囲104に含むか否かを指定する場合には,ステップS33の判定は不要となる。
ステップS33において含むという指定がなければ,その部品の取付可能空間形状106に干渉する部分の形状を算出し(ステップS34),算出された干渉部分の形状を取付可能空間形状106から削除する(ステップS35)。ステップS32に戻り,他に干渉する部品があるかをチェックする。
図11は,本実施の形態の形状検索部による類似判定処理フローチャートである。また,図12は,類似判定処理によって作成されるヒストグラムの例を示す図である。形状検索部15は,指定された部品種類に該当する部品形状データベース30の部品ごとに,作成された取付可能空間形状106に形状が類似するか否かの判定を行う。ここでは,形状分布法の例を説明する。
まず,作成された取付可能空間形状106上の2点をランダムに取得し(ステップS40),取得された2点間の距離を計算する(ステップS41)。ステップS40,S41の処理を既定回数だけ実施し(ステップS42),得られた距離データからヒストグラムAを作成する(ステップS43)。ここでは,ヒストグラムAとして,図12(a)に示すようなヒストグラムが得られたものとする。
また,類似判定を行う部品形状データベース30の部品の部品形状上の2点をランダムに取得し(ステップS44),取得された2点間の距離を計算する(ステップS45)。ステップS44,S45の処理を既定回数だけ実施し(ステップS46),得られた距離データからヒストグラムBを作成する(ステップS47)。ここでは,ヒストグラムBとして,図12(b)に示すようなヒストグラムが得られたものとする。
ヒストグラムAとヒストグラムBとの差を計算する(ステップS48)。図12(c)において,塗りつぶされた部分がヒストグラムAとヒストグラムBとの差の部分である。ヒストグラムAとヒストグラムBとの差が所定の閾値以下であれば(ステップS49),部品の形状が取付可能空間形状106に類似すると判定する(ステップS50)。ヒストグラムAとヒストグラムBの差が所定の閾値を超えていれば(ステップS49),部品の形状が取付可能空間形状106に類似しないと判定する(ステップS51)。
図13は,本実施の形態の結果出力部によるフィードバック処理フローチャートである。結果出力部17は,部品形状データベース30を検索し,採用する部品としてユーザに選択された部品のレコードを検出する(ステップS60)。検出されたレコードの適用回数をインクリメントし(ステップS61),部品形状データベース30を更新する(ステップS62)。
図14は,本実施の形態の作業空間検証部による作業空間検証処理フローチャートである。作業空間検証部18は,まず,取付可能空間形状作成部14で作成された取付可能空間形状106から,部品選択受付部16で採用された部品の形状を削除する(ステップS70)。また,ユーザによる部品の締結位置の指定を受け付け(ステップS71),部品の取り付けに用いる工具110の指定を受け付ける(ステップS72)。
指定された部品の締結位置に指定された工具110を配置し(ステップS73),あらかじめ設定された工具の動作情報をもとに,工具110を動作する(ステップS74)。工具110を配置し,動作した結果,工具110が取付可能空間形状106からはみ出すか否かをチェックする(ステップS75)。チェック結果を表示装置50に表示する(ステップS76)。
ユーザから設定変更の指示があれば(ステップS77),ステップS71に戻り,再度締結位置,工具110などの指定を受け,作業空間の再検証を行う。ユーザから設定変更の指示がなければ(ステップS77),処理を終了する。
以上,本発明の実施の形態について説明したが,本発明はこれに限られるものではない。例えば,本実施の形態では検索部品種類指定受付部12により部品形状データベース30から抽出する部品を制限しているが,部品材質や適用回数などの様々な検索条件の指定を受け付ける検索条件指定受付部を設け,様々な検索条件を指定して抽出する部品を制限することもできる。
また,例えば,本実施の形態では,設計支援装置10の各指定受付手段は,ユーザからの指定を受付けているが,他の装置や処理手段から指定を受け付けるようにしてもよい。
以上,説明した本発明の実施の形態の特徴をまとめると,以下の通りとなる。
(付記1)
CADで設計された設計モデルに利用可能な部品を抽出する設計支援装置であって,
複数の部品のデータを保持する部品形状データベースと,
前記設計モデルのデータを入力するモデル入力手段と,
前記設計モデル上での部品取り付けが可能な空間の範囲である取付可能空間範囲の指定を受け付ける取付可能空間範囲指定受付手段と,
前記取付可能空間範囲の形状から,前記設計モデルの前記取付可能空間範囲に干渉する部分の形状を削除することにより,部品取り付けが可能な空間の形状である取付可能空間形状を作成する取付可能空間形状作成手段と,
前記取付可能空間形状で形状検索を行うことにより,前記部品形状データベースから,前記取付可能空間形状に収まる部品を抽出する形状検索手段とを備える
ことを特徴とする設計支援装置。
(付記2)
付記1に記載の設計支援装置において,
前記部品形状データベースから部品を抽出するための条件である検索条件の指定を受け付ける検索条件指定受付手段を備え,
前記形状検索手段は,前記取付可能空間形状で形状検索を行うことにより,前記部品形状データベースから,前記検索条件を満たす部品であって,前記取付可能空間形状に収まる部品を抽出する
ことを特徴とする設計支援装置。
(付記3)
付記2に記載の設計支援装置において,
前記検索条件は,部品の種類である
ことを特徴とする設計支援装置。
(付記4)
付記1から付記3までのいずれかに記載の設計支援装置において,
前記取付可能空間範囲指定受付手段は,前記設計モデル上の部品であって前記取付可能空間範囲に干渉する部品について,その部品の前記取付可能空間範囲に干渉する部分の空間を前記取付可能空間形状に含めるか否かの指定を受け付け,
前記取付可能空間形状作成手段は,前記取付可能空間範囲に干渉する部分の空間を前記取付可能空間形状に含めると指定された設計モデル上の部品について,その干渉する部分の空間の形状を前記取付可能空間範囲から削除しない
ことを特徴とする設計支援装置。
(付記5)
付記1から付記4までのいずれかに記載の設計支援装置において,
前記形状検索手段によって抽出された部品を提示する提示手段と,
前記抽出された部品からの前記設計モデルに利用する部品の選択を受け付ける部品選択受付手段とを備える
ことを特徴とする設計支援装置。
(付記6)
付記5に記載の設計支援装置において,
前記形状検索手段による部品抽出の結果,または前記部品選択受付手段によって受け付けられた部品選択の結果を,前記部品形状データベースに反映する結果出力手段を備え,
前記部品形状データベースは,部品ごとに,部品抽出の結果または部品選択の結果を管理する情報を持つ
ことを特徴とする設計支援装置。
(付記7)
付記1から付記6までのいずれかに記載の設計支援装置において,
前記部品選択受付手段において前記選択された部品の空間の形状を前記取付可能空間形状から削除し,前記選択された部品の形状が削除された前記取付可能空間形状から,前記選択された部品を前記設計モデルに取り付ける作業を行うための作業空間の検証を行う作業空間検証手段を備える
ことを特徴とする設計支援装置。
(付記8)
複数の部品のデータを保持する部品形状データベースを備え,CADで設計された設計モデルに利用可能な部品を抽出する設計支援装置のコンピュータによる設計支援方法であって,
前記コンピュータが,
前記設計モデルのデータを入力する過程と,
前記設計モデル上での部品取り付けが可能な空間の範囲である取付可能空間範囲の指定を受け付ける過程と,
前記取付可能空間範囲の形状から,前記設計モデルの前記取付可能空間範囲に干渉する部分の形状を削除することにより,部品取り付けが可能な空間の形状である取付可能空間形状を作成する過程と,
前記取付可能空間形状で形状検索を行うことにより,前記部品形状データベースから,前記取付可能空間形状に収まる部品を抽出する過程とを有する
ことを特徴とする設計支援方法。
(付記9)
付記8に記載の設計支援方法において,
前記コンピュータが,前記部品形状データベースから部品を抽出するための条件である検索条件の指定を受け付ける過程を有し,
前記部品を抽出する過程では,前記取付可能空間形状で形状検索を行うことにより,前記部品形状データベースから,前記検索条件を満たす部品であって,前記取付可能空間形状に収まる部品を抽出する
ことを特徴とする設計支援方法。
(付記10)
付記9に記載の設計支援方法において,
前記検索条件は,部品の種類である
ことを特徴とする設計支援方法。
(付記11)
付記8から付記10までのいずれかに記載の設計支援方法において,
前記取付可能空間範囲の指定を受け付ける過程では,前記設計モデル上の部品であって前記取付可能空間範囲に干渉する部品について,その部品の前記取付可能空間範囲に干渉する部分の空間を前記取付可能空間形状に含めるか否かの指定を受け付け,
前記取付可能空間形状を作成する過程では,前記取付可能空間範囲に干渉する部分の空間を前記取付可能空間形状に含めると指定された設計モデル上の部品について,その干渉する部分の空間の形状を前記取付可能空間範囲から削除しない
ことを特徴とする設計支援方法。
(付記12)
付記8から付記11までのいずれかに記載の設計支援方法において,
前記コンピュータが,
前記部品を抽出する過程で抽出された部品を提示する過程と,
前記抽出された部品からの前記設計モデルに利用する部品の選択を受け付ける過程とを有する
ことを特徴とする設計支援方法。
(付記13)
付記12に記載の設計支援方法において,
前記部品形状データベースは,部品ごとに,部品抽出の結果または部品選択の結果を管理する情報を持ち,
前記コンピュータが,前記部品を抽出する過程での部品抽出の結果,または前記部品の選択を受け付ける過程によって受け付けられた部品選択の結果を,前記部品形状データベースに反映する過程を有する
ことを特徴とする設計支援方法。
(付記14)
付記8から付記13までのいずれかに記載の設計支援方法において,
前記コンピュータが,前記部品の選択を受け付ける過程において前記選択された部品の空間の形状を前記取付可能空間形状から削除し,前記選択された部品の形状が削除された前記取付可能空間形状から,前記選択された部品を前記設計モデルに取り付ける作業を行うための作業空間の検証を行う過程を有する
ことを特徴とする設計支援方法。
(付記15)
複数の部品のデータを保持する部品形状データベースを備え,CADで設計された設計モデルに利用可能な部品を抽出する設計支援装置のコンピュータに実行させるための設計支援プログラムであって,
前記コンピュータを,
前記設計モデルのデータを入力するモデル入力手段と,
前記設計モデル上での部品取り付けが可能な空間の範囲である取付可能空間範囲の指定を受け付ける取付可能空間範囲指定受付手段と,
前記取付可能空間範囲の形状から,前記設計モデルの前記取付可能空間範囲に干渉する部分の形状を削除することにより,部品取り付けが可能な空間の形状である取付可能空間形状を作成する取付可能空間形状作成手段と,
前記取付可能空間形状で形状検索を行うことにより,前記部品形状データベースから,前記取付可能空間形状に収まる部品を抽出する形状検索手段として
機能させるための設計支援プログラム。
(付記16)
付記15に記載の設計支援プログラムにおいて,
前記コンピュータを,前記部品形状データベースから部品を抽出するための条件である検索条件の指定を受け付ける検索条件指定受付手段として機能させ,
前記形状検索手段は,前記取付可能空間形状で形状検索を行うことにより,前記部品形状データベースから,前記検索条件を満たす部品であって,前記取付可能空間形状に収まる部品を抽出する
ことを特徴とする設計支援プログラム。
(付記17)
付記16に記載の設計支援プログラムにおいて,
前記検索条件は,部品の種類である
ことを特徴とする設計支援プログラム。
(付記18)
付記15から付記17までのいずれかに記載の設計支援プログラムにおいて,
前記取付可能空間範囲指定受付手段は,前記設計モデル上の部品であって前記取付可能空間範囲に干渉する部品について,その部品の前記取付可能空間範囲に干渉する部分の空間を前記取付可能空間形状に含めるか否かの指定を受け付け,
前記取付可能空間形状作成手段は,前記取付可能空間範囲に干渉する部分の空間を前記取付可能空間形状に含めると指定された設計モデル上の部品について,その干渉する部分の空間の形状を前記取付可能空間範囲から削除しない
ことを特徴とする設計支援プログラム。
(付記19)
付記15から付記18までのいずれかに記載の設計支援プログラムにおいて,
前記コンピュータを,
前記形状検索手段によって抽出された部品を提示する提示手段と,
前記抽出された部品からの前記設計モデルに利用する部品の選択を受け付ける部品選択受付手段として
機能させるための設計支援プログラム。
(付記20)
付記19に記載の設計支援プログラムにおいて,
前記コンピュータを,前記形状検索手段による部品抽出の結果,または前記部品選択受付手段によって受け付けられた部品選択の結果を,前記部品形状データベースに反映する結果出力手段として機能させ,
前記部品形状データベースは,部品ごとに,部品抽出の結果または部品選択の結果を管理する情報を持つ
ことを特徴とする設計支援プログラム。
(付記21)
付記15から付記20までのいずれかに記載の設計支援プログラムにおいて,
前記コンピュータを,前記部品選択受付手段において前記選択された部品の空間の形状を前記取付可能空間形状から削除し,前記選択された部品の形状が削除された前記取付可能空間形状から,前記選択された部品を前記設計モデルに取り付ける作業を行うための作業空間の検証を行う作業空間検証手段として
機能させるための設計支援プログラム。
(付記22)
モデルを設計するCAD処理部と,設計モデルに利用可能な部品を抽出する設計支援処理部と,複数の部品のデータを保持する部品形状データベースとから構成されるCADシステムであって,
前記CAD処理部は,
入力情報に基づき,モデルを設計する設計処理手段と,
設計された設計モデルのデータを記憶する手段とを備え,
前記設計支援処理部は,
前記CAD処理部で設計された設計モデルのデータを入力するモデル入力手段と,
前記設計モデル上での部品取り付けが可能な空間の範囲である取付可能空間範囲の指定を受け付ける取付可能空間範囲指定受付手段と,
前記取付可能空間範囲の形状から,前記設計モデルの前記取付可能空間範囲に干渉する部分の形状を削除することにより,部品取り付けが可能な空間の形状である取付可能空間形状を作成する取付可能空間形状作成手段と,
前記取付可能空間形状で形状検索を行うことにより,前記部品形状データベースから,前記取付可能空間形状に収まる部品を抽出する形状検索手段とを備える
ことを特徴とするCADシステム。
(付記23)
付記22に記載のCADシステムにおいて,
前記設計支援処理部は,前記部品形状データベースから部品を抽出するための条件である検索条件の指定を受け付ける検索条件指定受付手段を備え,
前記形状検索手段は,前記取付可能空間形状で形状検索を行うことにより,前記部品形状データベースから,前記検索条件を満たす部品であって,前記取付可能空間形状に収まる部品を抽出する
ことを特徴とするCADシステム。
(付記24)
付記23に記載のCADシステムにおいて,
前記検索条件は,部品の種類である
ことを特徴とするCADシステム。
(付記25)
付記22から付記24までのいずれかに記載のCADシステムにおいて,
前記取付可能空間範囲指定受付手段は,前記設計モデル上の部品であって前記取付可能空間範囲に干渉する部品について,その部品の前記取付可能空間範囲に干渉する部分の空間を前記取付可能空間形状に含めるか否かの指定を受け付け,
前記取付可能空間形状作成手段は,前記取付可能空間範囲に干渉する部分の空間を前記取付可能空間形状に含めると指定された設計モデル上の部品について,その干渉する部分の空間の形状を前記取付可能空間範囲から削除しない
ことを特徴とするCADシステム。
(付記26)
付記22から付記25までのいずれかに記載のCADシステムにおいて,
前記設計支援処理部は,
前記形状検索手段によって抽出された部品を提示する提示手段と,
前記抽出された部品からの前記設計モデルに利用する部品の選択を受け付ける部品選択受付手段とを備える
ことを特徴とするCADシステム。
(付記27)
付記26に記載のCADシステムにおいて,
前記設計支援処理部は,前記形状検索手段による部品抽出の結果,または前記部品選択受付手段によって受け付けられた部品選択の結果を,前記部品形状データベースに反映する結果出力手段を備え,
前記部品形状データベースは,部品ごとに,部品抽出の結果または部品選択の結果を管理する情報を持つ
ことを特徴とするCADシステム。
(付記28)
付記22から付記27までのいずれかに記載のCADシステムにおいて,
前記設計支援処理部は,前記部品選択受付手段において前記選択された部品の空間の形状を前記取付可能空間形状から削除し,前記選択された部品の形状が削除された前記取付可能空間形状から,前記選択された部品を前記設計モデルに取り付ける作業を行うための作業空間の検証を行う作業空間検証手段を備える
ことを特徴とするCADシステム。
本発明のシステムを実現するハードウェア環境の例を示す図である。 本発明の実施の形態によるCADシステムの構成例を示す図である。 部品形状データベースのデータ構造の例を示す図である。 本実施の形態の事例を説明する図(1)である。 本実施の形態の事例を説明する図(2)である。 本実施の形態の事例を説明する図(3)である。 本実施の形態の事例を説明する図(4)である。 本実施の形態の事例を説明する図(5)である。 本実施の形態の設計支援装置による設計支援処理フローチャートである。 本実施の形態の取付可能空間形状作成部による取付可能空間形状作成処理フローチャートである。 本実施の形態の形状検索部による類似判定処理フローチャートである。 類似判定処理によって作成されるヒストグラムの例を示す図である。 本実施の形態の結果出力部によるフィードバック処理フローチャートである。 本実施の形態の作業空間検証部による作業空間検証処理フローチャートである。
符号の説明
1 CPU
2 メモリ
3 外部記憶装置
4 バス
5 入力装置
6 表示装置
10 設計支援装置
11 モデル形状入力部
12 検索部品種類指定受付部
13 取付可能空間範囲指定受付部
14 取付可能空間形状作成部
15 形状検索部
16 部品選択受付部
17 結果出力部
18 作業空間検証部
20 CAD
21 モデル形状データ記憶部
30 部品形状データベース
40 入力装置
50 表示装置

Claims (5)

  1. CADで設計された設計モデルに利用可能な部品を抽出する設計支援装置であって,
    複数の部品のデータを保持する部品形状データベースと,
    前記設計モデルのデータを入力するモデル入力手段と,
    前記設計モデル上での部品取り付けが可能な空間の範囲である取付可能空間範囲の指定を受け付ける取付可能空間範囲指定受付手段と,
    前記取付可能空間範囲の形状から,前記設計モデルの前記取付可能空間範囲に干渉する部分の形状を削除することにより,部品取り付けが可能な空間の形状である取付可能空間形状を作成する取付可能空間形状作成手段と,
    前記取付可能空間形状で形状検索を行うことにより,前記部品形状データベースから,前記取付可能空間形状に収まる部品を抽出する形状検索手段とを備える
    ことを特徴とする設計支援装置。
  2. 請求項1に記載の設計支援装置において,
    前記部品形状データベースから部品を抽出するための条件である検索条件の指定を受け付ける検索条件指定受付手段を備え,
    前記形状検索手段は,前記取付可能空間形状で形状検索を行うことにより,前記部品形状データベースから,前記検索条件を満たす部品であって,前記取付可能空間形状に収まる部品を抽出する
    ことを特徴とする設計支援装置。
  3. 複数の部品のデータを保持する部品形状データベースを備え,CADで設計された設計モデルに利用可能な部品を抽出する設計支援装置のコンピュータによる設計支援方法であって,
    前記コンピュータが,
    前記設計モデルのデータを入力する過程と,
    前記設計モデル上での部品取り付けが可能な空間の範囲である取付可能空間範囲の指定を受け付ける過程と,
    前記取付可能空間範囲の形状から,前記設計モデルの前記取付可能空間範囲に干渉する部分の形状を削除することにより,部品取り付けが可能な空間の形状である取付可能空間形状を作成する過程と,
    前記取付可能空間形状で形状検索を行うことにより,前記部品形状データベースから,前記取付可能空間形状に収まる部品を抽出する過程とを有する
    ことを特徴とする設計支援方法。
  4. 複数の部品のデータを保持する部品形状データベースを備え,CADで設計された設計モデルに利用可能な部品を抽出する設計支援装置のコンピュータに実行させるための設計支援プログラムであって,
    前記コンピュータを,
    前記設計モデルのデータを入力するモデル入力手段と,
    前記設計モデル上での部品取り付けが可能な空間の範囲である取付可能空間範囲の指定を受け付ける取付可能空間範囲指定受付手段と,
    前記取付可能空間範囲の形状から,前記設計モデルの前記取付可能空間範囲に干渉する部分の形状を削除することにより,部品取り付けが可能な空間の形状である取付可能空間形状を作成する取付可能空間形状作成手段と,
    前記取付可能空間形状で形状検索を行うことにより,前記部品形状データベースから,前記取付可能空間形状に収まる部品を抽出する形状検索手段として
    機能させるための設計支援プログラム。
  5. モデルを設計するCAD処理部と,設計モデルに利用可能な部品を抽出する設計支援処理部と,複数の部品のデータを保持する部品形状データベースとから構成されるCADシステムであって,
    前記CAD処理部は,
    入力情報に基づき,モデルを設計する設計処理手段と,
    設計された設計モデルのデータを記憶する手段とを備え,
    前記設計支援処理部は,
    前記CAD処理部で設計された設計モデルのデータを入力するモデル入力手段と,
    前記設計モデル上での部品取り付けが可能な空間の範囲である取付可能空間範囲の指定を受け付ける取付可能空間範囲指定受付手段と,
    前記取付可能空間範囲の形状から,前記設計モデルの前記取付可能空間範囲に干渉する部分の形状を削除することにより,部品取り付けが可能な空間の形状である取付可能空間形状を作成する取付可能空間形状作成手段と,
    前記取付可能空間形状で形状検索を行うことにより,前記部品形状データベースから,前記取付可能空間形状に収まる部品を抽出する形状検索手段とを備える
    ことを特徴とするCADシステム。
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