JP2008116790A - 多眼撮影装置および多眼撮影装置における露出設定方法並びにプログラム - Google Patents

多眼撮影装置および多眼撮影装置における露出設定方法並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】多眼撮影装置においてできるだけ画像が飽和しないように露出を設定できるようにする。
【解決手段】複数の撮影部2Aのうちのあらかじめ定められた主撮影部2Aにおける測光結果に基づいて算出した露出値を、主撮影部2Aおよび主撮影部2A以外の副撮影部2Bの露出の設定に使用する露出設定部27を設ける。露出設定部27は、副撮影部2Bにおいて、上記算出した露出値により撮影を行うことにより取得された画像が飽和する場合には、飽和した画像を取得したいずれか1つの副撮影部2Bを新たな主撮影部として、新たな露出値の算出並びに新たな主撮影部および新たな主撮影部以外の新たな副撮影部の露出の設定を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の撮影手段を備えた多眼撮影装置および多眼撮影装置における露出設定方法並びに露出設定方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関するものである。
複数の撮影部を有する多眼撮影装置として、例えば3D(3次元)撮影やパノラマ撮影が可能な種々の多眼撮影装置が提案されている。このような多眼撮影装置においては、同一の複数の撮影部が左右に並んで配設され、各撮影部において同時に取得された複数の画像が合成処理されて立体視が可能な立体視画像やパノラマ画像が生成される。
ところで、多眼撮影装置においては、複数の撮影部がそれぞれ別個の絞りとその調整機能とを有し、これらが独立して別個に制御されることから、複数の画像に光量差が生じ、そのままでは立体視画像やパノラマ画像が非常に見にくいものとなる。
このため、複数の撮影部における露出値を比較し、比較結果に基づいて1つの露出値を決定する手法(特許文献1参照)、複数の撮影部において取得される画像データを比較し、比較結果に基づいて1つの露出値を決定する手法(特許文献2参照)が提案されている。また、複数の撮影部のうち、特定の撮影部において得られた画像の輝度データと、基準となるデータとの比較結果に基づいて、特定の撮影部以外の他の撮影部の露出を調整する手法も提案されている(特許文献3参照)。
特開平8−29895号公報 特開平9−84056号公報 特開2000−341719号公報
しかしながら、特許文献1,2に記載された手法においては、複数の撮影部が独立して露出値を算出する必要があるため、多眼撮影装置の構成が複雑となり、装置が大型化するという問題がある。また、特許文献3に記載された手法においては、1つの撮影部において設定した露出値を他の撮影部において使用するものであるため、装置の大型化は防止できる。しかしながら、算出した露出値が他の撮影部において適切であるとは限らないため、他の撮影部において画像を取得した場合に、画像に白とびおよび黒つぶれのように飽和する領域が含まれてしまうおそれがある。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、多眼撮影装置においてできるだけ画像が飽和しないように露出を設定することを目的とする。
本発明による第1の多眼撮影装置は、撮影により画像を取得する撮影手段を複数備えた多眼撮影装置において、
前記複数の撮影手段のうちのあらかじめ定められた主撮影手段における測光結果に基づいて算出した露出値を、該主撮影手段および該主撮影手段以外の副撮影手段の露出の設定に使用する露出設定手段であって、前記副撮影手段において、前記露出値により露出を設定して撮影を行うことにより取得された画像が飽和する場合には、飽和した画像を取得したいずれか1つの副撮影手段を新たな主撮影手段に変更して、新たな前記露出値の算出並びに前記新たな主撮影手段および該新たな主撮影手段以外の新たな副撮影手段の露出の設定を行う露出設定手段を備えたことを特徴とするものである。
これにより、取得した画像が飽和した撮影手段については、画像が飽和しないような露出値を算出することができるため、少なくとも新たな主撮影手段に変更された撮影手段においては、画像の飽和を防止することができる。
「画像が飽和する」とは、画像の一部または全部が明るすぎるまたは暗すぎるものとなり、階調を表すことができない状態となっていることを意味する。具体的には、画像の輝度が高輝度側における所定のしきい値以上となって画像に白とびが生じること、画像の輝度が低輝度側における所定のしきい値以下となって画像に黒つぶれが生じること、画像が複数の色信号からなる場合には色信号の少なくとも1つが所定のしきい値以上または所定のしきい値以下となっている状態が「画像が飽和する」状態となる。
なお、本発明による第1の多眼撮影装置においては、前記露出設定手段を、前記画像が飽和する副撮影手段が1つの場合には、該1つの副撮影手段を前記新たな主撮影手段に変更する手段としてもよい。
また、本発明による第1の多眼撮影装置においては、前記露出設定手段を、前記画像が飽和する副撮影手段が複数ある場合、飽和する領域が最も大きい画像を取得した副撮影手段を前記新たな主撮影手段に変更する手段としてもよい。
本発明による第2の多眼撮影装置は、撮影により画像を取得する撮影手段を複数備えた多眼撮影装置において、
前記複数の撮影手段のうちのあらかじめ定められた主撮影手段における測光結果に基づいて算出した露出値を、該主撮影手段および該主撮影手段以外の副撮影手段の露出の設定に使用する露出設定手段であって、前記露出値により露出を設定して撮影を行うことにより取得された画像が飽和する副撮影手段が複数ある場合において、高輝度側において飽和する画像および低輝度側において飽和する画像の双方が取得された場合には、該高輝度側において飽和する画像および前記低輝度側において飽和する画像を取得した副撮影手段については、それぞれ個別に前記露出値を算出する露出設定手段を備えたことを特徴とするものである。
これにより、高輝度側において飽和する画像および低輝度側において飽和する画像を取得した撮影手段においては、画像が飽和しないような露出値を算出することができるため、少なくともこれらの撮影手段においては、画像の飽和を防止することができる。
本発明による第3の多眼撮影装置は、撮影により画像を取得する撮影手段を複数備えた多眼撮影装置において、
前記複数の撮影手段のうちのあらかじめ定められた主撮影手段における測光結果に基づいて算出した露出値を、該主撮影手段および該主撮影手段以外の副撮影手段の露出の設定に使用する露出設定手段であって、前記副撮影手段において、前記露出値により露出を設定して撮影を行うことにより取得された画像が飽和する場合、飽和する領域の大きさが所定のしきい値以上であるか否かを判定し、該判定が肯定されると前記飽和した画像を取得した副撮影手段については個別に前記露出値を算出し、前記判定が否定されると前記飽和した画像を取得したいずれか1つの副撮影手段を新たな主撮影手段に変更して、新たな前記露出値の算出並びに前記新たな主撮影手段および該新たな主撮影手段以外の新たな副撮影手段の露出の設定を行う露出設定手段を備えたことを特徴とするものである。
ここで、飽和する領域の大きさが所定のしきい値以上の撮影手段を新たな主撮影手段として露出値を算出すると、露出の変更量が大きくなるため、新たな副撮影手段において画像が飽和する可能性が高くなる。本発明の第3の多眼撮影装置によれば、飽和する領域の大きさが所定のしきい値以上の撮影手段については、個別に露出値を算出するようにしたため、画像が飽和しないような露出値を算出することができ、これにより、少なくとも飽和する領域の大きさが所定のしきい値以上の撮影手段については、画像の飽和を防止することができる。
本発明による第4の多眼撮影装置は、撮影により画像を取得する撮影手段を複数備えた多眼撮影装置において、
前記複数の撮影手段のうちのあらかじめ定められた主撮影手段における所定の測光方式による測光結果に基づいて算出した露出値を、該主撮影手段および該主撮影手段以外の副撮影手段の露出の設定に使用する露出設定手段であって、前記副撮影手段において、前記露出値により露出を設定して撮影を行うことにより取得された画像が飽和する場合には、前記主撮影手段における測光方式を変更して前記露出値を再算出する露出設定手段を備えたことを特徴とするものである。
これにより、異なる測光方式による露出値を算出することができるため、再度算出した露出値により副撮影手段において再度露出を設定して画像を取得し、画像が飽和するか否かの判定を再度行うことができる。
本発明による第5の多眼撮影装置は、撮影により画像を取得する撮影手段を複数備えた多眼撮影装置において、
前記複数の撮影手段のうちのあらかじめ定められた主撮影手段による所定の測光方式による測光結果に基づいて算出した露出値を、該主撮影手段および該主撮影手段以外の副撮影手段の露出の設定に使用する露出設定手段であって、前記副撮影手段において、前記露出値により露出を設定して撮影を行うことにより取得された画像が飽和する場合には、飽和した画像を取得したいずれか1つの副撮影手段を新たな主撮影手段に変更し、該新たな主撮影手段において前記所定の測光方式とは異なる他の測光方式による測光結果に基づいて新たな露出値を算出する露出設定手段を備えたことを特徴とするものである。
これにより、新たな主撮影手段において異なる測光方式による露出値を算出することができるため、再度算出した露出値により新たな副撮影手段において再度露出を設定して画像を取得し、画像が飽和するか否かの判定を再度行うことができる。
なお、本発明による第1から第5の多眼撮影装置においては、前記露出設定手段を、前記画像における飽和する領域が前記複数の撮影手段のそれぞれにより取得した画像におけるあらかじめ定められた領域内にあるか否かを判定し、該判定が肯定された場合に前記画像が飽和すると判定する手段としてもよい。
また、本発明による第1から第5の多眼撮影装置においては、前記露出設定手段を、前記画像が飽和しているか否かの判定を、前記複数の撮影手段のそれぞれにより取得した画像におけるあらかじめ定められた領域において行う手段としてもよい。
また、本発明による第1から第5の多眼撮影装置においては、前記複数の撮影手段のそれぞれに対応して、該各撮影手段の撮影方向に向けて補助光を照射する複数の補助光源を備えてなるものとし、
前記副撮影手段において、前記露出値により露出を設定して撮影を行うことにより取得された画像が飽和する場合、高輝度側および低輝度側のいずれの側において飽和するかに応じて、前記補助光源の点灯の有無を制御する点灯制御手段をさらに備えるようにしてもよい。
具体的には、副撮影手段において高輝度側に飽和する場合には、主撮影手段により取得される画像を明るくするように、主撮影手段の補助光源を点灯する。一方、副撮影手段において低輝度側に飽和する場合には、副撮影手段により取得される画像を明るくするように、副撮影手段の補助光源を点灯する。なお、複数の副撮影手段において低輝度側に飽和する場合には、飽和した画像を取得したすべての副撮影手段の補助光源を点灯する。
これにより、主撮影手段および副撮影手段が撮影する被写体の明るさの差を小さくすることができるため、露出の設定が容易となる。
本発明による第1の露出設定方法は、撮影により画像を取得する撮影手段を複数備えた多眼撮影装置における露出設定方法において、
前記複数の撮影手段のうちのあらかじめ定められた主撮影手段における測光結果に基づいて算出した露出値を、該主撮影手段および該主撮影手段以外の副撮影手段の露出の設定に使用するに際し、前記副撮影手段において、前記露出値により露出を設定して撮影を行うことにより取得された画像が飽和するか否かを判定し、
該判定が肯定された場合には、飽和した画像を取得したいずれか1つの副撮影手段を新たな主撮影手段に変更し、
新たな前記露出値の算出並びに前記新たな主撮影手段および該新たな主撮影手段以外の新たな副撮影手段の露出の設定を行うことを特徴とするものである。
本発明による第2の露出設定方法は、撮影により画像を取得する撮影手段を複数備えた多眼撮影装置における露出設定方法において、
前記複数の撮影手段のうちのあらかじめ定められた主撮影手段における測光結果に基づいて算出した露出値を、該主撮影手段および該主撮影手段以外の副撮影手段の露出の設定に使用するに際し、前記露出値により露出を設定して撮影を行うことにより取得された画像が飽和する副撮影手段が複数あるか否かを判定し、
該判定が肯定された場合において、高輝度側において飽和する画像および低輝度側において飽和する画像の双方が取得された場合には、該高輝度側において飽和する画像および前記低輝度側において飽和する画像を取得した副撮影手段については、それぞれ個別に前記露出値を算出することを特徴とするものである。
本発明による第3の露出設定方法は、撮影により画像を取得する撮影手段を複数備えた多眼撮影装置における露出設定方法において、
前記複数の撮影手段のうちのあらかじめ定められた主撮影手段における測光結果に基づいて算出した露出値を、該主撮影手段および該主撮影手段以外の副撮影手段の露出の設定に使用するに際し、前記副撮影手段において、前記露出値により露出を設定して撮影を行うことにより取得された画像が飽和するか否かを判定し、
該判定が肯定された場合、飽和する領域の大きさが所定のしきい値以上であるか否かを判定し、
該判定が肯定された場合、前記飽和した画像を取得した副撮影手段については個別に前記露出値を算出し、
前記判定が否定された場合、前記飽和した画像を取得したいずれか1つの副撮影手段を新たな主撮影手段に変更し、
新たな前記露出値の算出並びに前記新たな主撮影手段および該新たな主撮影手段以外の新たな副撮影手段の露出の設定を行うことを特徴とするものである。
本発明による第4の露出設定方法は、撮影により画像を取得する撮影手段を複数備えた多眼撮影装置における露出設定方法において、
前記複数の撮影手段のうちのあらかじめ定められた主撮影手段における所定の測光方式による測光結果に基づいて算出した露出値を、該主撮影手段および該主撮影手段以外の副撮影手段の露出の設定に使用するに際し、前記副撮影手段において、前記露出値により露出を設定して撮影を行うことにより取得された画像が飽和するか否かを判定し、
該判定が肯定された場合には、前記主撮影手段における測光方式を変更して前記露出値を再算出することを特徴とするものである。
本発明による第5の露出設定方法は、撮影により画像を取得する撮影手段を複数備えた多眼撮影装置における露出設定方法において、
前記複数の撮影手段のうちのあらかじめ定められた主撮影手段による所定の測光方式による測光結果に基づいて算出した露出値を、該主撮影手段および該主撮影手段以外の副撮影手段の露出の設定に使用するに際し、前記副撮影手段において、前記露出値により露出を設定して撮影を行うことにより取得された画像が飽和するか否かを判定し、
該判定が肯定された場合には、飽和した画像を取得したいずれか1つの副撮影手段を新たな主撮影手段に変更し、該新たな主撮影手段において前記所定の測光方式とは異なる他の測光方式による測光結果に基づいて新たな露出値を算出することを特徴とするものである。
なお、本発明による第1から第5の露出設定方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして提供してもよい。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は本発明の第1の実施形態による多眼撮影装置の構成を示す図である。図1に示す多眼撮影装置1は、同一被写体を間隔を空けて配置された2つの撮影部2A,2Bにより撮影して、視差を有する2つの画像を取得し、2つの画像から立体視画像を生成するためのものである。なお、2つの撮影部2A,2Bを並列に配置して、2つの撮影部2A,2Bが取得した2つの画像からパノラマ画像を生成するものとしてもよい。また、撮影部2A,2Bが撮影により取得する画像は静止画像のみならず動画像であってもよいが、以下の実施形態においては画像とは静止画像を意味するものとする。
2つの撮影部2A,2Bは、レンズ10A,10B、シャッタ11A,11B、絞り12A,12B、光学フィルタ13A,13B、CCD14A,14B、シャッタ駆動部16A,16B、絞り駆動部17A,17B、アナログ信号処理部18A,18BおよびA/D変換部19A,19Bをそれぞれ備える。
シャッタ11A,11Bは、メカニカルシャッタであり、モータとモータドライバとからなるシャッタ駆動部16A,16Bによって駆動される。シャッタ駆動部16A,16Bは、レリーズボタンの押下により発生する信号と、後述するAE/AWB処理部21から出力されるシャッタスピードデータとに応じて、シャッタ11A,11Bの開閉の制御を行う。
絞り12A,12Bは、モータとモータドライバとからなる絞り駆動部17A,17Bによって駆動される。この絞り駆動部17A,17Bは、AE/AWB処理部21から出力される絞り値データに基づいて絞り径の調整を行う。
光学フィルタ13A,13Bは、R,G,B各色のフィルタが規則的に配列されてなるものである。
CCD14A,14Bは、多数の受光素子を2次元的に配列した光電面を有しており、被写体光がこの光電面に結像して光電変換されてアナログ撮影信号が取得される。
CCD14A,14Bから取り込まれたアナログ撮影信号は、アナログ信号処理部18A,18Bに入力される。アナログ信号処理部18A,18Bは、アナログ信号のノイズを除去する相関2重サンプリング回路(CDS)と、アナログ信号のゲインを調節するオートゲインコントローラ(AGC)とを備える。
アナログ信号処理部18A,18Bにおいて処理がなされたアナログ信号は、A/D変換部19A,19Bに入力されてデジタル信号に変換される。このデジタル信号に変換された画像データは、画素毎にR,G,Bの濃度値を持つCCD−RAWデータである。
また、多眼撮影装置1は、AF処理部20、AE/AWB処理部21、画像処理部22、圧縮/伸長部23、メディア制御部24、内部メモリ26、露出設定部27、操作部28およびCPU30を備える。
AF処理部20およびAE/AWB処理部21は、プレ画像に基づいて撮影条件を決定する。このプレ画像とは、レリーズボタンが半押しされることによって発生する半押し信号を検出したCPU30がCCD14A,14Bにプレ撮影を実行させた結果得られる画像データにより表される画像である。
AF処理部20は、プレ画像に基づいて焦点位置を検出しAF処理を行う。焦点位置の検出方式としては、例えば、所望とする被写体にピントが合った状態では画像のコントラストが高くなるという特徴を利用して合焦位置を検出するパッシブ方式が考えられる。
AE/AWB処理部21は、プレ画像に基づいて被写体輝度を測定(測光)し、測定した被写体輝度に基づいて絞り値およびシャッタスピード等を決定し、絞り値データおよびシャッタスピードデータを露出値として算出するとともに(AE処理)、撮影時のホワイトバランスを自動調整する(AWB処理)。
画像処理部22は、本画像の画像データに対して、階調補正、シャープネス補正、色補正等の画質補正処理、CCD−RAWデータを輝度信号であるYデータと、青色色差信号であるCbデータおよび赤色色差信号であるCrデータとからなるYCデータに変換するYC処理を行う。この本画像とは、レリーズボタンが全押しされることによって実行される本撮影によりCCD14A,14Bから取り込まれた画像データによる画像である。
圧縮/伸長部23は、画像処理部22によって補正・変換処理が行われた本画像の画像データに対して、例えば、JPEG、モーションJPEG等の圧縮形式で圧縮処理を行い、画像ファイルを生成する。この画像ファイルには、Exifフォーマット等に基づいて、撮影日時等の付帯情報が格納されたタグが付加される。
メディア制御部24は、記録メディア25にアクセスして画像ファイルの書き込みと読み込みの制御を行う。
内部メモリ26は、多眼撮影装置1において設定される各種定数、およびCPU30が実行するプログラム等を格納する。
露出設定部27は、2つの撮影部2A,2Bの露出を設定する。具体的には、撮影部2A,2Bのうち撮影部2Aを主撮影部にあらかじめ設定しておき、主撮影部により取得されたプレ画像を用いて露出値を算出し、算出した露出値を用いて主撮影部2Aとともに撮影部2B(副撮影部)の露出を設定する動作を基本として行う。なお、詳細な処理については後述する。
CPU30は、レリーズボタンを含む操作部28およびAE/AWB処理部21等の各種処理部からの信号に応じて多眼撮影装置1の各部を制御する。
データバス31は、A/D変換部19A,19B、AF処理部20、AE/AWB処理部21、画像処理部22、圧縮/伸長部23、メディア制御部24、内部メモリ26、露出設定部27およびCPU30に接続されており、デジタル画像データ等のやり取りを行う。
次いで、露出設定部27が行う露出設定処理について説明する。図2は第1の実施形態における露出設定処理のフローチャートである。撮影者が操作部28から撮影開始の指示を行うことによりCPU30が処理を開始し、露出設定部27が主撮影部2Aに対してプレ画像を取得する指示を行い、これにより主撮影部2Aがプレ画像を取得する(ステップST1)。次いで、AE/AWB処理部21がプレ画像を用いてAE処理を行って露出値を算出する(ステップST2)。そして、算出した露出値により露出設定部27が主撮影部2Aおよび副撮影部2Bの露出を設定する(ステップST3)。
次いで、露出設定部27が露出が設定された副撮影部2Bに対してプレ画像を取得する指示を行い、これにより副撮影部2Bがプレ画像を取得する(ステップST4)。そして露出設定部27はプレ画像が飽和しているか否かを判定する(ステップST5)。具体的には、プレ画像に白とびおよび/または黒つぶれする領域が含まれるか否かを判定する。
なお、白とびについては、プレ画像の全画素の輝度値を算出し、算出した輝度値がプレ画像が取り得る最高輝度値を基準としたしきい値Th1以上となった場合に、白とびする領域が含まれると判定する。なお、しきい値Th1としては最高輝度値の97%程度の値(例えば最高輝度値が8ビット(255)の場合には、247程度)を用いればよい。
一方、黒つぶれについては、プレ画像の全画素の輝度値を算出し、算出した輝度値がプレ画像が取り得る最低輝度値を基準としたしきい値Th2以下となった場合に、黒つぶれする領域が含まれると判定する。なお、しきい値Th2としては最高輝度値の3%程度の値(例えば最高輝度値が8ビット(255)の場合には、7程度)を用いればよい。
そして、露出設定部27はステップST5が肯定されると、副撮影部2Bを新たな主撮影部に変更し(ステップST6)、ステップST1に戻る。これにより、新たな主撮影部2Bを用いてのステップST1以降の処理が繰り返される。
一方、ステップST5が否定されると、露出設定部27は、算出した露出値により露出を設定して本撮影を行うよう撮影部2A,2Bに指示を行い、これにより撮影部2A,2Bが本撮影を行う(ステップST7)。そして、本撮影により取得された2つの画像データを記録メディア25に記録し(ステップST8)、処理を終了する。
図3は撮影部2A,2Bを用いての撮影の状況を説明するための図である。図3に示すように撮影部2A,2Bを用いて被写体40の撮影を行う場合に、被写体40の右上の位置に太陽41が位置していたものとする。このような状況においては、撮影部2Aにより図4(a)に示す画像G1が取得され、撮影部2Bにより図4(b)に示す画像G2が取得される。画像G1,G2を比較すると、撮影部2Bの画角には太陽41が入ってしまうことから、画像G2には太陽41に対応する輝度が高い領域が含まれている。
図5は画像G1,G2の水平方向の輝度値のプロファイルを示す図である。なお、図5に示すプロファイルは画像G2の太陽41の位置に対応するプロファイルである。また、図5においてA1は撮影部2Aの画角、A2は撮影部2Bの画角であり、プロファイルP1は露出設定前の輝度値のプロファイル、プロファイルP2は露出設定後の輝度値のプロファイルをそれぞれ示す。撮影部2Aおいては画角A1の範囲の画像が取得されており、画角A1の範囲の画像に基づいて露出値を算出して露出を設定した結果、プロファイルP2に示すように輝度値が高くなったものとする。
この場合、算出した露出値を用いて撮影部2Bの露出を設定すると、撮影部2Aと同様に取得される画像の輝度値が高くなることから、太陽41に対応する部分の輝度値がより高くなり、その結果、太陽41の部分における輝度値がしきい値Th1よりも値が大きくなり、白とびが生じてしまうこととなる。このような場合、第1の実施形態においては、撮影部2Bを新たな主撮影部として、主撮影部において取得された画像を用いて露出値を算出するようにしたものである。これにより、双方の撮影部2A,2Bにおいて画像の飽和ができるだけ生じないように露出値を再度算出することができる。
次いで、本発明の第2の実施形態について説明する。図6は第2の実施形態による多眼撮影装置の構成を示す図である。なお、第2の実施形態において第1の実施形態と同一の構成については同一の参照番号を付与し、ここでは詳細な説明は省略する。第2の実施形態による多眼撮影装置1Aは、2つの撮影部2A,2Bに加えて3つめの撮影部2Cをさらに備えるものとし、露出設定部27が行う処理を第1の実施形態と異なるものとしたものである。
図7は第2の実施形態における露出設定処理のフローチャートである。撮影者が操作部28から撮影開始の指示を行うことによりCPU30が処理を開始し、露出設定部27が主撮影部2Aに対してプレ画像を取得する指示を行い、これにより主撮影部2Aがプレ画像を取得する(ステップST11)。次いで、AE/AWB処理部21がプレ画像を用いてAE処理を行って露出値を算出する(ステップST12)。そして、算出した露出値により露出設定部27が主撮影部2Aおよび副撮影部2B,2Cの露出を設定する(ステップST13)。
次いで、露出設定部27が露出が設定された副撮影部2B,2Cに対してプレ画像を取得する指示を行い、これにより副撮影部2B,2Cがそれぞれプレ画像を取得する(ステップST14)。そして露出設定部27はプレ画像が飽和しているか否かを判定する(ステップST15)。
そして、露出設定部27はステップST15が肯定されると、飽和しているプレ画像数が2以上であるか否かを判定する(ステップST16)。ステップST16が否定されると、飽和したプレ画像は1つのみであることから、飽和したプレ画像を取得した副撮影部を新たな主撮影部に変更し(ステップST17)、ステップST11に戻る。これにより、新たな主撮影部を用いてのステップST11以降の処理が繰り返される。
一方、ステップST16が肯定されると、飽和したプレ画像における飽和領域の面積を算出し(ステップST18)、飽和領域が最も大きいプレ画像を取得した副撮影部を新たな主撮影部に変更し(ステップST19)、ステップST11に戻る。
一方、ステップST15が否定されると、露出設定部27は、算出した露出値により露出を設定して本撮影を行うよう撮影部2A,2B,2Cに指示を行い、これにより撮影部2A,2B,2Cが本撮影を行う(ステップST20)。そして、本撮影により取得された3つの画像データを記録メディア25に記録し(ステップST21)、処理を終了する。
なお、上記第2の実施形態においては撮影部を3つ備えるものとしているが、撮影部を4以上備えている場合であっても、上記と同様に処理を行うことができることはもちろんである。
次いで、本発明の第3の実施形態について説明する。なお、第3の実施形態による多眼撮影装置は、第2の実施形態による多眼撮影装置1Aと同一の構成を有し、露出設定部27が行う処理のみが異なるものであるため、装置の構成については詳細な説明は省略する。
図8は第3の実施形態における露出設定処理のフローチャートである。撮影者が操作部28から撮影開始の指示を行うことによりCPU30が処理を開始し、露出設定部27が主撮影部2Aに対してプレ画像を取得する指示を行い、これにより主撮影部2Aがプレ画像を取得する(ステップST31)。次いで、AE/AWB処理部21がプレ画像を用いてAE処理を行って露出値を算出する(ステップST32)。そして、算出した露出値により露出設定部27が主撮影部2Aおよび副撮影部2B,2Cの露出を設定する(ステップST33)。
次いで、露出設定部27が露出が設定された副撮影部2B,2Cに対してプレ画像を取得する指示を行い、これにより副撮影部2B,2Cがそれぞれプレ画像を取得する(ステップST34)。そして露出設定部27はプレ画像が飽和しているか否かを判定する(ステップST35)。
そして、露出設定部27はステップST35が肯定されると、飽和しているプレ画像数が2以上であるか否かを判定する(ステップST36)。ステップST36が否定されると、飽和したプレ画像は1つのみであることから、飽和したプレ画像を取得した副撮影部を新たな主撮影部に変更し(ステップST37)、ステップST31に戻る。これにより、新たな主撮影部を用いてのステップST31以降の処理が繰り返される。
一方、ステップST36が肯定されると、飽和した複数のプレ画像のうち白とびの領域を含むプレ画像および黒つぶれの領域を含むプレ画像がそれぞれ1以上含まれるか否かを判定する(ステップST38)。ステップST38が肯定されると、すべての副撮影部2B,2Cについて個別に露出値を算出する(ステップST39)。ステップST38が否定されると、飽和したプレ画像における飽和領域の面積を算出し(ステップST40)、飽和領域が最も大きいプレ画像を取得した副撮影部を新たな主撮影部に変更し(ステップST41)、ステップST31に戻る。
一方、ステップST39に続いて、およびステップST35が否定されると、露出設定部27は、算出した露出値により露出を設定して本撮影を行うよう撮影部2A,2B,2Cに指示を行い、これにより撮影部2A,2B,2Cが本撮影を行う(ステップST42)。そして、本撮影により取得された3つの画像データを記録メディア25に記録し(ステップST43)、処理を終了する。
なお、上記第3の実施形態においては撮影部を3つ備えるものとしているが、撮影部を4以上備えている場合であっても、上記と同様に処理を行うことができることはもちろんである。
ところで、立体視画像を生成する場合、複数の撮影部において取得した画像のすべての領域を使用するものではなく、複数の撮影部の画角に共通する範囲内の領域のみを使用する。換言すれば、立体視画像を生成する場合には、複数の撮影部の画角に共通する範囲内の領域のみが適切な輝度を有するものとなっていればよいものである。例えば、図4に示す画像G1,G2において、図9に示すように画像G1,G2内の領域A1,A2が撮影部2A,2Bの画角に共通する領域である場合には、領域A1,A2内の画像のみが適切な輝度を有するものとなっていればよいものである。したがって、上記第1から第3の実施形態において、副撮影部により取得されたプレ画像が飽和する領域が立体視画像の生成に必要な領域にない場合には、露出を設定し直さなくてもよいものである。以下、この点を考慮した処理を第4の実施形態として説明する。
なお、立体視画像の作成に必要な領域は、撮影部2A,2Bの位置および方向から算出する手法、撮影部2A,2Bにおいてあらかじめ取得した画像から算出する手法等を用いることができる。前者の場合、とくに撮影部2A,2Bの位置および方向が移動可能に制御されている場合には、制御結果に基づいて立体視画像の作成に必要な領域を算出すればよい。また、後者の場合において、とくに動画像を撮影する場合には、1つ前のフレームから立体視画像の作成に必要な領域を算出するようにしてもよい。
図10は第4の実施形態における露出設定処理のフローチャートである。なお、図10に示すフローチャートは、第1の実施形態において副撮影部により取得されたプレ画像が飽和する領域が立体視画像の生成に必要な領域にあるか否かを判定するようにしたものであるが、上記第2から第3の実施形態に対しても同様に適用できるものである。
撮影者が操作部28から撮影開始の指示を行うことによりCPU30が処理を開始し、露出設定部27が主撮影部2Aに対してプレ画像を取得する指示を行い、これにより主撮影部2Aがプレ画像を取得する(ステップST51)。次いで、AE/AWB処理部21がプレ画像を用いてAE処理を行って露出値を算出する(ステップST52)。そして、算出した露出値により露出設定部27が主撮影部2Aおよび副撮影部2Bの露出を設定する(ステップST53)。
次いで、露出設定部27が露出が設定された副撮影部2Bに対してプレ画像を取得する指示を行い、これにより副撮影部2Bがプレ画像を取得する(ステップST54)。そして露出設定部27はプレ画像が飽和しているか否かを判定する(ステップST55)。
そして、露出設定部27はステップST55が肯定されると、飽和している領域が立体視画像の生成に必要な領域にあるか否かを判定し(ステップST56)、ステップST56が肯定されると、副撮影部2Bを新たな主撮影部に変更し(ステップST57)、ステップST51に戻る。これにより、新たな主撮影部2Bを用いてのステップST51以降の処理が繰り返される。
一方、ステップST55,ST56が否定されると、露出設定部27は、算出した露出値により露出を設定して本撮影を行うよう撮影部2A,2Bに指示を行い、これにより撮影部2A,2Bが本撮影を行う(ステップST58)。そして、本撮影により取得された2つの画像データを記録メディア25に記録し(ステップST59)、処理を終了する。
なお、上記第4の実施形態においては、プレ画像が飽和している場合に、飽和している領域が立体視画像の生成に必要な領域にあるか否かを判定しているが、立体視画像の生成に必要な領域はあらかじめ定められているものである。したがって、第1から第3の実施形態において、プレ画像が飽和しているか否かの判定を、立体視画像の生成に必要な領域においてのみ行うようにしてもよい。
次いで、本発明の第5の実施形態について説明する。なお、第5の実施形態による多眼撮影装置は、第2の実施形態による多眼撮影装置1Aと同一の構成を有し、露出設定部27が行う処理のみが異なるものであるため、装置の構成については詳細な説明は省略する。ここで、上記第1から第4の実施形態において、副撮影部が取得した画像が白とびしている場合において、主撮影部が取得した画像の輝度と副撮影部が取得した画像の輝度とが大きく異なる場合、副撮影部を新たな主撮影部に変更して露出値を算出すると、新たな副撮影部において取得した画像が黒つぶれしてしまうおそれがある。第5の実施形態はこの問題点を解決するためのものである。
図11は第5の実施形態における露出設定処理のフローチャートである。撮影者が操作部28から撮影開始の指示を行うことによりCPU30が処理を開始し、露出設定部27が主撮影部2Aに対してプレ画像を取得する指示を行い、これにより主撮影部2Aがプレ画像を取得する(ステップST61)。次いで、AE/AWB処理部21がプレ画像を用いてAE処理を行って露出値を算出する(ステップST62)。そして、算出した露出値により露出設定部27が主撮影部2Aおよび副撮影部2Bの露出を設定する(ステップST63)。
次いで、露出設定部27が露出が設定された副撮影部2Bに対してプレ画像を取得する指示を行い、これにより副撮影部2Bがプレ画像を取得する(ステップST64)。そして露出設定部27はプレ画像が飽和しているか否かを判定する(ステップST65)。なお、この際、立体視画像の生成に必要な領域についてのみ飽和しているか否かを判定するようにしてもよい。
そして、露出設定部27はステップST65が肯定されると、飽和している領域の面積が所定のしきい値Th3以上であるか否かを判定する(ステップST66)。なお、ステップST65が肯定された場合、上記第4の実施形態と同様に飽和した領域が、立体視画像の生成に必要な領域にあるか否かを判定するようにしてもよい。ステップST66が否定されると、副撮影部2Bを新たな主撮影部に変更し(ステップST67)、ステップST61に戻る。これにより、新たな主撮影部2Bを用いてのステップST61以降の処理が繰り返される。
一方、ステップST66が肯定されると、副撮影部2Bについて個別に露出値を算出する(ステップST68)。これにより、副撮影部2Bにおいて取得した画像が飽和しないように露出を設定することができる。
ステップST68に続いて、およびステップST65が否定されると、露出設定部27は、算出した露出値により露出を設定して本撮影を行うよう撮影部2A,2Bに指示を行い、これにより撮影部2A,2Bが本撮影を行う(ステップST69)。そして、本撮影により取得された2つの画像データを記録メディア25に記録し(ステップST70)、処理を終了する。
ここで、立体視画像を生成する場合、複数の撮影部において取得した画像の中央部分が立体視画像の生成に使用されることから、副撮影部が取得した画像が飽和した場合、中央部分を重点的に測光するように測光方式を変更した方が好ましい。以下、この点を考慮した処理を第6の実施形態として説明する。
図12は第6の実施形態における露出設定処理のフローチャートである。なお、図12に示すフローチャートは、第1の実施形態において測光方式を変更するようにしたものであるが、上記第2から第5の実施形態に対しても同様に適用できるものである。
撮影者が操作部28から撮影開始の指示を行うことによりCPU30が処理を開始し、露出設定部27が主撮影部2Aに対してプレ画像を取得する指示を行い、これにより主撮影部2Aがプレ画像を取得する(ステップST81)。次いで、AE/AWB処理部21がプレ画像を用いてAE処理を行って露出値を算出する(ステップST82)。そして、算出した露出値により露出設定部27が主撮影部2Aおよび副撮影部2Bの露出を設定する(ステップST83)。
次いで、露出設定部27が露出が設定された副撮影部2Bに対してプレ画像を取得する指示を行い、これにより副撮影部2Bがプレ画像を取得する(ステップST84)。そして露出設定部27はプレ画像が飽和しているか否かを判定する(ステップST85)。なお、この際、立体視画像の生成に使用される領域についてのみ飽和しているか否かを判定するようにしてもよい。
そして、ステップST85が肯定されると、露出設定部27は、例えば全体測光方式から中央部分を重点的に測光する方式に測光方式を変更して主撮影部2Aにプレ画像を取得させて、露出値を算出するように主撮影部2AおよびAE/AWB処理部21に指示を行い(ステップST86)、ステップST83に戻り、ステップST83以降の処理を繰り返す。なお、ステップST85が肯定された場合、上記第4の実施形態と同様に、飽和した領域が立体視画像の生成に使用される領域であるか否かを判定するようにしてもよい。
一方、ステップST85が否定されると、露出設定部27は、算出した露出値により露出を設定して本撮影を行うよう撮影部2A,2Bに指示を行い、これにより撮影部2A,2Bが本撮影を行う(ステップST87)。そして、本撮影により取得された2つの画像データを記録メディア25に記録し(ステップST88)、処理を終了する。
なお、上記第6の実施形態においては、ステップST86において主撮影部の測光方式を変更しているが、副撮影部を新たな主撮影部に変更し、新たな主撮影部において測光方式を変更するようにしてもよい。
次いで、本発明の第7の実施形態について説明する。図13は第7の実施形態による多眼撮影装置の構成を示す図である。なお、第7の実施形態において第1の実施形態と同一の構成については同一の参照番号を付与し、ここでは詳細な説明は省略する。第7の実施形態による多眼撮影装置1Bは、2つの撮影部2A,2Bが、撮影方向に向けて補助光を照射する補助光源50A,50Bを備えるとともに、補助光源50A,50Bの点灯を制御する点灯制御部51を備えた点が第1の実施形態と異なる。
ここで、補助光源としては、例えばLEDを用いることができる。なお、LEDに代えてフラッシュを補助光源として用いてもよい。
点灯制御部51は、副撮影部2Bが取得したプレ画像が、高輝度側および低輝度側のいずれの側において飽和しているかに応じて、補助光源50A,50Bの点灯を制御する。点灯の制御については後述する。
図14は第7の実施形態における露出設定処理のフローチャートである。撮影者が操作部28から撮影開始の指示を行うことによりCPU30が処理を開始し、露出設定部27が主撮影部2Aに対してプレ画像を取得する指示を行い、これにより主撮影部2Aがプレ画像を取得する(ステップST91)。次いで、AE/AWB処理部21がプレ画像を用いてAE処理を行って露出値を算出する(ステップST92)。そして、算出した露出値により露出設定部27が主撮影部2Aおよび副撮影部2Bの露出を設定する(ステップST93)。
次いで、露出設定部27が露出が設定された副撮影部2Bに対してプレ画像を取得する指示を行い、これにより副撮影部2Bがプレ画像を取得する(ステップST94)。そして露出設定部27はプレ画像が飽和しているか否かを判定する(ステップST95)。
そして、露出設定部27はステップST95が肯定されると、副撮影部2Bを新たな主撮影部に変更し(ステップST96)、さらに、点灯制御部51が、プレ画像が高輝度側および低輝度側のいずれの側において飽和しているかに応じて補助光源50A,50Bの点灯を制御し(ステップST97)、ステップST91に戻る。これにより、新たな主撮影部2Bを用いてのステップST91以降の処理が繰り返される。
なお、補助光源の点灯の制御は、具体的には、副撮影部2Bが取得したプレ画像が高輝度側に飽和して白とびしている場合には、主撮影部2Aにより撮影される画像を明るくするように、主撮影部2Aの補助光源50Aのみを点灯する。一方、副撮影部2Bが取得したプレ画像が低輝度側に飽和して黒つぶれしている場合には、副撮影部2Bにより取得される画像を明るくするように、副撮影部2Bの補助光源50Bのみを点灯する。
一方、ステップST95が否定されると、露出設定部27は、算出した露出値により露出を設定して本撮影を行うよう撮影部2A,2Bに指示を行い、これにより撮影部2A,2Bが本撮影を行う(ステップST98)。そして、本撮影により取得された2つの画像データを記録メディア25に記録し(ステップST99)、処理を終了する。
これにより、第7の実施形態においては、主撮影部および副撮影部が撮影する被写体の明るさの差を小さくすることができるため、露出の設定が容易となる。
なお、第7の実施形態は、3以上の撮影部を備えた場合にも適用できる。このような場合において、複数の副撮影部において取得したプレ画像が低輝度側に飽和して黒つぶれしている場合には、飽和したプレ画像を取得したすべての副撮影部の補助光源を点灯すればよい。
なお、上記第1から第7の実施形態においては、静止画像を撮影する場合について説明しているが、動画像についても同様に露出を設定することができる。この場合、プレ画像に代えて、動画像の1フレームに基づいて主撮影部において露出値を算出し、算出した露出値により副撮影部の露出を設定して動画像の撮影を行った場合に、副撮影部において取得した1フレームが飽和している場合に、上記第1から第6と同様の処理を行うようにすればよい。
また、上記第1から第7の実施形態においては、主撮影部をあらかじめ撮影部2Aに設定しているが、主撮影部が変更された後の撮影終了後、再度撮影を行う場合には、最後に主撮影部とされた撮影部を主撮影部として露出の設定の処理を行うようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態に係るデジタルカメラについて説明したが、コンピュータを、上記の露出設定部27に対応する手段として機能させ、図2、図7、図8、図10〜12および図14に示すような処理を行わせるプログラムも本発明の実施形態の1つである。また、そのようなプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体も、本発明の実施形態の1つである。
本発明の第1の実施形態による多眼撮影装置の構成を示す図 第1の実施形態における露出設定処理のフローチャート 撮影部を用いての撮影の状況を説明するための図 撮影部において取得される画像を示す図 画像の水平方向の輝度値のプロファイルを示す図 第2の実施形態による多眼撮影装置の構成を示す図 第2の実施形態における露出設定処理のフローチャート 第3の実施形態における露出設定処理のフローチャート 複数の撮影部の画角に共通する範囲を説明するための図 第4の実施形態における露出設定処理のフローチャート 第5の実施形態における露出設定処理のフローチャート 第6の実施形態における露出設定処理のフローチャート 本発明の第7の実施形態による多眼撮影装置の構成を示す図 第7の実施形態における露出設定処理のフローチャート
符号の説明
1,1A,1C 多眼撮影装置
2A,2B,2C 撮影部
20 AF処理部
21 AE/AWB処理部
22 画像処理部
23 圧縮/伸張部
24 メディア制御部
25 記録メディア
26 内部メモリ
27 露出設定部
28 操作部
30 CPU
50A,50B 補助光源
51 点灯制御部

Claims (20)

  1. 撮影により画像を取得する撮影手段を複数備えた多眼撮影装置において、
    前記複数の撮影手段のうちのあらかじめ定められた主撮影手段における測光結果に基づいて算出した露出値を、該主撮影手段および該主撮影手段以外の副撮影手段の露出の設定に使用する露出設定手段であって、前記副撮影手段において、前記露出値により露出を設定して撮影を行うことにより取得された画像が飽和する場合には、飽和した画像を取得したいずれか1つの副撮影手段を新たな主撮影手段に変更して、新たな前記露出値の算出並びに前記新たな主撮影手段および該新たな主撮影手段以外の新たな副撮影手段の露出の設定を行う露出設定手段を備えたことを特徴とする多眼撮影装置。
  2. 前記露出設定手段は、前記画像が飽和する副撮影手段が1つの場合には、該1つの副撮影手段を前記新たな主撮影手段に変更する手段であることを特徴とする請求項1記載の多眼撮影装置。
  3. 前記露出設定手段は、前記画像が飽和する副撮影手段が複数ある場合、飽和する領域が最も大きい画像を取得した副撮影手段を前記新たな主撮影手段に変更する手段であることを特徴とする請求項1記載の多眼撮影装置。
  4. 撮影により画像を取得する撮影手段を複数備えた多眼撮影装置において、
    前記複数の撮影手段のうちのあらかじめ定められた主撮影手段における測光結果に基づいて算出した露出値を、該主撮影手段および該主撮影手段以外の副撮影手段の露出の設定に使用する露出設定手段であって、前記露出値により露出を設定して撮影を行うことにより取得された画像が飽和する副撮影手段が複数ある場合において、高輝度側において飽和する画像および低輝度側において飽和する画像の双方が取得された場合には、該高輝度側において飽和する画像および前記低輝度側において飽和する画像を取得した副撮影手段については、それぞれ個別に前記露出値を算出する露出設定手段を備えたことを特徴とする多眼撮影装置。
  5. 撮影により画像を取得する撮影手段を複数備えた多眼撮影装置において、
    前記複数の撮影手段のうちのあらかじめ定められた主撮影手段における測光結果に基づいて算出した露出値を、該主撮影手段および該主撮影手段以外の副撮影手段の露出の設定に使用する露出設定手段であって、前記副撮影手段において、前記露出値により露出を設定して撮影を行うことにより取得された画像が飽和する場合、飽和する領域の大きさが所定のしきい値以上であるか否かを判定し、該判定が肯定されると前記飽和した画像を取得した副撮影手段については個別に前記露出値を算出し、前記判定が否定されると前記飽和した画像を取得したいずれか1つの副撮影手段を新たな主撮影手段に変更して、新たな前記露出値の算出並びに前記新たな主撮影手段および該新たな主撮影手段以外の新たな副撮影手段の露出の設定を行う露出設定手段を備えたことを特徴とする多眼撮影装置。
  6. 撮影により画像を取得する撮影手段を複数備えた多眼撮影装置において、
    前記複数の撮影手段のうちのあらかじめ定められた主撮影手段における所定の測光方式による測光結果に基づいて算出した露出値を、該主撮影手段および該主撮影手段以外の副撮影手段の露出の設定に使用する露出設定手段であって、前記副撮影手段において、前記露出値により露出を設定して撮影を行うことにより取得された画像が飽和する場合には、前記主撮影手段における測光方式を変更して前記露出値を再算出する露出設定手段を備えたことを特徴とする多眼撮影装置。
  7. 撮影により画像を取得する撮影手段を複数備えた多眼撮影装置において、
    前記複数の撮影手段のうちのあらかじめ定められた主撮影手段による所定の測光方式による測光結果に基づいて算出した露出値を、該主撮影手段および該主撮影手段以外の副撮影手段の露出の設定に使用する露出設定手段であって、前記副撮影手段において、前記露出値により露出を設定して撮影を行うことにより取得された画像が飽和する場合には、飽和した画像を取得したいずれか1つの副撮影手段を新たな主撮影手段に変更し、該新たな主撮影手段において前記所定の測光方式とは異なる他の測光方式による測光結果に基づいて新たな露出値を算出する露出設定手段を備えたことを特徴とする多眼撮影装置。
  8. 前記露出設定手段は、前記画像における飽和する領域が前記複数の撮影手段のそれぞれにより取得した画像におけるあらかじめ定められた領域内にあるか否かを判定し、該判定が肯定された場合に前記画像が飽和すると判定する手段であることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項記載の多眼撮影装置。
  9. 前記露出設定手段は、前記画像が飽和しているか否かの判定を、前記複数の撮影手段のそれぞれにより取得した画像におけるあらかじめ定められた領域において行う手段であることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項記載の多眼撮影装置。
  10. 前記複数の撮影手段のそれぞれに対応して、該各撮影手段の撮影方向に向けて補助光を照射する複数の補助光源を備えてなり、
    前記副撮影手段において、前記露出値により露出を設定して撮影を行うことにより取得された画像が飽和する場合、高輝度側および低輝度側のいずれの側において飽和するかに応じて、前記補助光源の点灯の有無を制御する点灯制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項記載の多眼撮影装置。
  11. 撮影により画像を取得する撮影手段を複数備えた多眼撮影装置における露出設定方法において、
    前記複数の撮影手段のうちのあらかじめ定められた主撮影手段における測光結果に基づいて算出した露出値を、該主撮影手段および該主撮影手段以外の副撮影手段の露出の設定に使用するに際し、前記副撮影手段において、前記露出値により露出を設定して撮影を行うことにより取得された画像が飽和するか否かを判定し、
    該判定が肯定された場合には、飽和した画像を取得したいずれか1つの副撮影手段を新たな主撮影手段に変更し、
    新たな前記露出値の算出並びに前記新たな主撮影手段および該新たな主撮影手段以外の新たな副撮影手段の露出の設定を行うことを特徴とする露出設定方法。
  12. 撮影により画像を取得する撮影手段を複数備えた多眼撮影装置における露出設定方法において、
    前記複数の撮影手段のうちのあらかじめ定められた主撮影手段における測光結果に基づいて算出した露出値を、該主撮影手段および該主撮影手段以外の副撮影手段の露出の設定に使用するに際し、前記露出値により露出を設定して撮影を行うことにより取得された画像が飽和する副撮影手段が複数あるか否かを判定し、
    該判定が肯定された場合において、高輝度側において飽和する画像および低輝度側において飽和する画像の双方が取得された場合には、該高輝度側において飽和する画像および前記低輝度側において飽和する画像を取得した副撮影手段については、それぞれ個別に前記露出値を算出することを特徴とする露出設定方法。
  13. 撮影により画像を取得する撮影手段を複数備えた多眼撮影装置における露出設定方法において、
    前記複数の撮影手段のうちのあらかじめ定められた主撮影手段における測光結果に基づいて算出した露出値を、該主撮影手段および該主撮影手段以外の副撮影手段の露出の設定に使用するに際し、前記副撮影手段において、前記露出値により露出を設定して撮影を行うことにより取得された画像が飽和するか否かを判定し、
    該判定が肯定された場合、飽和する領域の大きさが所定のしきい値以上であるか否かを判定し、
    該判定が肯定された場合、前記飽和した画像を取得した副撮影手段については個別に前記露出値を算出し、
    前記判定が否定された場合、前記飽和した画像を取得したいずれか1つの副撮影手段を新たな主撮影手段に変更し、
    新たな前記露出値の算出並びに前記新たな主撮影手段および該新たな主撮影手段以外の新たな副撮影手段の露出の設定を行うことを特徴とする露出設定方法。
  14. 撮影により画像を取得する撮影手段を複数備えた多眼撮影装置における露出設定方法において、
    前記複数の撮影手段のうちのあらかじめ定められた主撮影手段における所定の測光方式による測光結果に基づいて算出した露出値を、該主撮影手段および該主撮影手段以外の副撮影手段の露出の設定に使用するに際し、前記副撮影手段において、前記露出値により露出を設定して撮影を行うことにより取得された画像が飽和するか否かを判定し、
    該判定が肯定された場合には、前記主撮影手段における測光方式を変更して前記露出値を再算出することを特徴とする露出設定方法。
  15. 撮影により画像を取得する撮影手段を複数備えた多眼撮影装置における露出設定方法において、
    前記複数の撮影手段のうちのあらかじめ定められた主撮影手段による所定の測光方式による測光結果に基づいて算出した露出値を、該主撮影手段および該主撮影手段以外の副撮影手段の露出の設定に使用するに際し、前記副撮影手段において、前記露出値により露出を設定して撮影を行うことにより取得された画像が飽和するか否かを判定し、
    該判定が肯定された場合には、飽和した画像を取得したいずれか1つの副撮影手段を新たな主撮影手段に変更し、該新たな主撮影手段において前記所定の測光方式とは異なる他の測光方式による測光結果に基づいて新たな露出値を算出することを特徴とする露出設定方法。
  16. 撮影により画像を取得する撮影手段を複数備えた多眼撮影装置における露出設定方法をコンピュータに実行させるためのプログラムおいて、
    前記複数の撮影手段のうちのあらかじめ定められた主撮影手段における測光結果に基づいて算出した露出値を、該主撮影手段および該主撮影手段以外の副撮影手段の露出の設定に使用するに際し、前記副撮影手段において、前記露出値により露出を設定して撮影を行うことにより取得された画像が飽和するか否かを判定する手順と、
    該判定が肯定された場合には、飽和した画像を取得したいずれか1つの副撮影手段を新たな主撮影手段に変更する手順と、
    新たな前記露出値の算出並びに前記新たな主撮影手段および該新たな主撮影手段以外の新たな副撮影手段の露出の設定を行う手順とを有することを特徴とするプログラム。
  17. 撮影により画像を取得する撮影手段を複数備えた多眼撮影装置における露出設定方法をコンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、
    前記複数の撮影手段のうちのあらかじめ定められた主撮影手段における測光結果に基づいて算出した露出値を、該主撮影手段および該主撮影手段以外の副撮影手段の露出の設定に使用するに際し、前記露出値により露出を設定して撮影を行うことにより取得された画像が飽和する副撮影手段が複数あるか否かを判定する手順と、
    該判定が肯定された場合において、高輝度側において飽和する画像および低輝度側において飽和する画像の双方が取得された場合には、該高輝度側において飽和する画像および前記低輝度側において飽和する画像を取得した副撮影手段については、それぞれ個別に前記露出値を算出する手順とを有することを特徴とするプログラム。
  18. 撮影により画像を取得する撮影手段を複数備えた多眼撮影装置における露出設定方法をコンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、
    前記複数の撮影手段のうちのあらかじめ定められた主撮影手段における測光結果に基づいて算出した露出値を、該主撮影手段および該主撮影手段以外の副撮影手段の露出の設定に使用するに際し、前記副撮影手段において、前記露出値により露出を設定して撮影を行うことにより取得された画像が飽和するか否かを判定する手順と、
    該判定が肯定された場合、飽和する領域の大きさが所定のしきい値以上であるか否かを判定する手順と、
    該判定が肯定された場合、前記飽和した画像を取得した副撮影手段については個別に前記露出値を算出する手順と、
    前記判定が否定された場合、前記飽和した画像を取得したいずれか1つの副撮影手段を新たな主撮影手段に変更する手順と、
    新たな前記露出値の算出並びに前記新たな主撮影手段および該新たな主撮影手段以外の新たな副撮影手段の露出の設定を行う手順とを有することを特徴とするプログラム。
  19. 撮影により画像を取得する撮影手段を複数備えた多眼撮影装置における露出設定方法をコンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、
    前記複数の撮影手段のうちのあらかじめ定められた主撮影手段における所定の測光方式による測光結果に基づいて算出した露出値を、該主撮影手段および該主撮影手段以外の副撮影手段の露出の設定に使用するに際し、前記副撮影手段において、前記露出値により露出を設定して撮影を行うことにより取得された画像が飽和するか否かを判定する手順と、
    該判定が肯定された場合には、前記主撮影手段における測光方式を変更して前記露出値を再算出する手順とを有することを特徴とするプログラム。
  20. 撮影により画像を取得する撮影手段を複数備えた多感撮影装置における露出設定方法をコンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、
    前記複数の撮影手段のうちのあらかじめ定められた主撮影手段による所定の測光方式による測光結果に基づいて算出した露出値を、該主撮影手段および該主撮影手段以外の副撮影手段の露出の設定に使用するに際し、前記副撮影手段において、前記露出値により露出を設定して撮影を行うことにより取得された画像が飽和するか否かを判定する手順と、
    該判定が肯定された場合には、飽和した画像を取得したいずれか1つの副撮影手段を新たな主撮影手段に変更し、該新たな主撮影手段において前記所定の測光方式とは異なる他の測光方式による測光結果に基づいて新たな露出値を算出する手順とを有することを特徴とするプログラム。
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