JP2008116192A - 焼成セラミックイグナイター - Google Patents

焼成セラミックイグナイター Download PDF

Info

Publication number
JP2008116192A
JP2008116192A JP2007230733A JP2007230733A JP2008116192A JP 2008116192 A JP2008116192 A JP 2008116192A JP 2007230733 A JP2007230733 A JP 2007230733A JP 2007230733 A JP2007230733 A JP 2007230733A JP 2008116192 A JP2008116192 A JP 2008116192A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
igniter
ceramic
insulating material
vol
hot zone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007230733A
Other languages
English (en)
Inventor
Roger J Lin
ジェイ. リン,ロジャー
Craig A Willkens
エー. ウィルケンス,クレイグ
Kevin C Solofra
シー. ソロフラ,ケビン
Thomas J Sheridan
ジェイ. シェリダン,トーマス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Saint Gobain Ceramics and Plastics Inc
Original Assignee
Saint Gobain Ceramics and Plastics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Saint Gobain Ceramics and Plastics Inc filed Critical Saint Gobain Ceramics and Plastics Inc
Publication of JP2008116192A publication Critical patent/JP2008116192A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B3/00Ohmic-resistance heating
    • H05B3/10Heating elements characterised by the composition or nature of the materials or by the arrangement of the conductor
    • H05B3/12Heating elements characterised by the composition or nature of the materials or by the arrangement of the conductor characterised by the composition or nature of the conductive material
    • H05B3/14Heating elements characterised by the composition or nature of the materials or by the arrangement of the conductor characterised by the composition or nature of the conductive material the material being non-metallic
    • H05B3/141Conductive ceramics, e.g. metal oxides, metal carbides, barium titanate, ferrites, zirconia, vitrous compounds
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23QIGNITION; EXTINGUISHING-DEVICES
    • F23Q7/00Incandescent ignition; Igniters using electrically-produced heat, e.g. lighters for cigarettes; Electrically-heated glowing plugs
    • F23Q7/22Details
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B2203/00Aspects relating to Ohmic resistive heating covered by group H05B3/00
    • H05B2203/027Heaters specially adapted for glow plug igniters

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Ceramic Products (AREA)
  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
  • Spark Plugs (AREA)
  • Resistance Heating (AREA)
  • Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
  • Lighters Containing Fuel (AREA)

Abstract

【課題】約187〜264Vのような高い電圧であっても、比較的短いホットゾーン長さで使用できるイグナイターの提供。また120Vもしくは102V、および6、8、12Vもしくは24Vのような100V以下の比較的低い電圧にも有用なイグナイターの提供。
【解決手段】導電性材料および絶縁性材料の成分を含むセラミックイグナイター組成物が提供され、絶縁性材料成分は比較的高濃度の金属酸化物を含む。
【選択図】図1

Description

本発明はセラミックイグナイター組成物、さらに詳しくは導電性材料および絶縁性材料の成分を含む、そのような組成物に関し、その絶縁性材料成分は比較的高濃度の金属酸化物を含む。
セラミック材料はガス焼成炉、ストーブおよび衣類乾燥器におけるイグナイターとして非常に好結果を得ている。セラミックイグナイター製造はセラミック成分により電気回路を構成することを必要とし、その1部は高抵抗性であり、電線により通電されると、温度が上昇する。
ニューハンプシャー州Milford のNorton Igniter Products より入手しうる、従来のイグナイターであるMini−Igniter(商標)は120V印加による12Vに設計され、窒化アルミニウム(「AlN」)、二ケイ化モリブデン(「MoSi2 」)、および炭化ケイ素(「SiC」)を含む組成を有する。しかし、そのMini−Igniter(商標)は非常に有効な製品であるが、ある用途は120Vを超える電圧を必要とする。
特に、ヨーロッパにおいて、通常の電圧は220V(たとえば、イタリー)、230V(たとえば、フランス)、および240V(たとえば、英国)を含む。標準的なイグナイターの承認試験は特定の公称電圧(nominal voltage)の85%〜110%の範囲での使用を要求する。このように、ヨーロッパ全体での使用のために承認される単一のイグナイターについて、イグナイターは約187〜264V(すなわち、220Vの85%、および240Vの110%)で使用できなければならない。現在のイグナイターは、このような高く、拡げられた電圧範囲を、特に比較的短いホットゾーン(hot zone)(熱い帯域)長さ(たとえば、約1.2インチ(約3cm)以下)が使用される場合に、提供することは困難である。
たとえば、比較的高い電圧印加で、現在のイグナイターは温度暴走(runaway)を受け得、したがって電圧を下げる制御システムにおいて変圧器を必要とする。したがって、特に約187〜264Vの範囲にわたる高い電圧印加のための比較的小さいイグナイターに対する必要性があり、それは高価な変圧器を必要としないが、線間電圧(line voltage)の変動を予測して、器具および加熱産業により設定される次の要件をなお備える:
温度までの時間(Time to temperature)(「TTT」) <5秒
設計電圧の85%での最低温度 1100℃
設計電圧の100%での設計温度 1300℃
設計電圧の110%での最高温度 1500℃
ホットゾーン長さ <1.2〜1.5インチ
電力 <100W
与えられるイグナイターの形状について、比較的高い電圧システムを与える1つの可能なルートは、イグナイターの抵抗(resistance)を増加させることによる。いかなる物体の抵抗も式
s =Ry ×L/A
により決定されるのが通常である。ここで、Rs =抵抗;Ry =比抵抗;L=導体の長さ;およびA=導体の断面積である。
現在のセラミックイグナイターの単一の脚(leg)長は約1.2インチ(3cm)であるので、脚長は、商業的な魅力を低下させないであまり増加され得ない。同様に、約0.0010〜0.0025平方インチの、比較的小さいイグナイターの断面積は製造上の理由でおそらく低下されないであろう。
米国特許第5,405,237号(「Washburn特許」)は、(a)MoSi2 5〜50vol %、および(b)炭化ケイ素、窒化ケイ素、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、酸化アルミニウム、アルミン酸マグネシウム、オキシ窒化アルミニウムケイ素、およびそれらの混合物からなる群より選ばれる材料50〜95vol %を含む、セラミックイグナイターのホットゾーンに適した組成物を開示する。
非常に有用な付加的セラミック組成物およびシステムが米国特許第5,514,630および5,820,789号(両方ともWillkes らによる)に開示される。米国特許第5,514,630号はホットゾーン組成物はアルミナが20vol %を超えるべきでないと報告する。米国特許第5,756,215号は炭化ケイ素を2wt%まで含有する鉛層を含む付加的な焼成組成物を報告する。
このように、新規な、ホットゾーン用セラミックイグナイター組成物を有するのが望ましい。約187〜264Vのような高い電圧で、特に比較的短い、ホットゾーン長さで確実に使用できる、新規なイグナイター組成物を有するのが特に望ましい。
本発明者は、187〜264Vの範囲を含む、高電圧での使用に特に有効である新規なセラミック組成物を、ここに見出した。
さらに、本発明のセラミック組成物は、120V,102V,24V,12V,8Vもしくは6Vの印加を含む、比較的低い電圧印加にも特に有用である。本発明の組成物はきわめて効率的な電力消費を示し得、したがってこのような比較的低電圧印加に非常に有用である。
もっと具体的には、本発明の一態様において、本発明のホットゾーン用セラミック組成物は、少くとも3つの成分を含む:1)導電性材料;2)半導体材料;および3)絶縁性材料であり、その絶縁性材料成分はアルミナのような比較的高濃度の金属酸化物を含む。
このように高濃度(たとえば絶縁材料成分の少くとも約25もしくは30vol %)の金属酸化物は、220,230および240Vを含む高い公称電圧を確実に与えうるセラミック物を提供する。
さらに、本発明の、熱い帯域のセラミック組成物は、約187〜約264Vを含む非常に幅広く、高い電圧範囲にわたって、線間電圧を確実に与えることを繰返して示した。したがって、本発明のイグナイターはヨーロッパ中で使用され得、ヨーロッパ諸国で利用されるいくつかの異なる高電圧の85%〜110%で確実に使用しうる。さらに、ある従来の熱い帯域の組成物は特定の高電圧で確実な電圧を与えうるが、これらの組成物は、電圧が幅広い範囲にわたって変動する際に故障することが多い点も理解されるべきである。したがって、拡張された高電圧範囲にわたって、信頼しうる、長期の性能を付与する本発明組成物は著しい利点を示すことが明らかである。
本発明のホットゾーン組成物は上述のように、高電圧の用途に特に有用であるが、その組成物は120Vもしくは102V、もしくは100V以下の印加のような、もっと低い電圧、たとえば6,8,12もしくは24V印加、を含む、比較的低電圧印加にも非常に有用であることがわかった。たとえば、本発明のイグナイターおよびホットゾーン組成物は電池を電源とする点火システムに使用されうる。本発明のセラミックの、ホットゾーン組成物は特にすぐれた電力消費効率を示し、それにより組成物およびイグナイターをそのような低電圧印加に特に有用にする。たとえば、後述する例6の結果を参照されたい。このような向上した電力消費効率は、発火システムにおいてもっと経済的な成分の使用も可能にし得、たとえば、比較的高価でない(比較的低グレード)変圧器が異なるホットゾーン組成物を含んだ匹敵しうるイグナイターに対して本発明のイグナイターとともに有効に使用されうる。
本発明のホットゾーンセラミック組成物およびイグナイターは、従来の系よりも低い熱拡散性および高い比熱も示し得、本発明組成物が長期間比較的多くの熱エネルギーを保持するのを可能にする。たとえば、後述する例6の結果を参照されたい。
本発明の好適なセラミックイグナイターは、
(a)少くとも約1010ohm-cmの比抵抗を有する電気絶縁性材料;
(b)約1〜約108 ohm-cmの比抵抗を有する半導体材料約3〜約45vol %、好ましくはホットゾーン組成物の約5〜約45vol %が半導体材料からなり;
(c)約10-2ohm-cmより小さい比抵抗を有する金属導電体、好ましくはホットゾーン組成物の約5〜約25vol %が金属導体からなる、
ことを含むホットゾーン組成物を有し、そしてそこではホットゾーン組成物の少くとも約21vol %は金属酸化物絶縁材料を含む。好適には、ホットゾーン組成物の少くとも約25vol %はアルミナのような金属酸化物絶縁性材料を含み、より好適には、ホットゾーン組成物の少なくとも約30,40,50,60,70または80は、アルミナなどの金属酸化物絶縁材料を含む。好適には、絶縁性材料の少くとも約25vol %はアルミナのような金属酸化物からなり、もっと好適には絶縁性材料の少くとも約30,40,50,60,70,80もしくは90vol %がアルミナのような金属酸化物からなる。さらに好適には、唯一の絶縁性材料成分が金属酸化物である。好適には、ホットゾーン組成物は、絶縁性材料の約25〜約80vol %を含み、もっと好適にはホットゾーン組成物の約40〜約70vol %は絶縁性材料からなる。
さらに、本発明の好適なセラミックイグナイターは、少くとも約1010ohm-cmの比抵抗を有する電気絶縁性材料を含むホットゾーン組成物を有し、その絶縁性材料の大部分はアルミナのような金属酸化物;少くとも約3,4,5もしくは10vol %の量の、炭化ケイ素のような炭化物である半導体材料;ならびに金属導体から構成される。
本発明のさらなる態様において、本発明の好適なセラミックイグナイターは、SiCのような炭化物を実質的を有さないホットゾーン組成物を有する。このような組成物は金属導体、および少くとも1010ohm-cmの比抵抗を有する電気絶縁体材料を含み、その絶縁材料の1部はアルミナのような金属酸化物、そして絶縁性材料成分は酸化物でない絶縁性材料、たとえばAlNのような窒化物をさらに含む。このような組成物は、三元の絶縁材料/半導体材料/電気伝導性材料組成物について上述したのと、同一もしくは類似の量を含みうる。
本発明の熱い表面セラミックイグナイターは非常に小さいホットゾーン長さ、たとえば約1.5インチ(約3.8cm)以下、または約1.3,1.2もしくは1.0インチ以下、を有して製造され得、そしてイグナイターへの電力を測定する、いかなる種類の電子制御デバイスも用いないで、約187〜264Vを含む高電圧で確実に使用されうる。多脚形状のイグナイターに(たとえばヘアピン切り込みのデザイン)について、ホットゾーン長さは多脚イグナイターの単一脚に沿ったホットゾーン長さである。
さらに、本発明のイグナイターは約5もしくは4秒以下、または3,2.5もしくは2秒以下で、使用温度、たとえば約1300℃、1400℃、もしくは1500℃、にすぐに加熱されうる。
本発明の好適なホットゾーン組成物は劇的な高温能力、すなわち繰り返して高温にさらしても故障しない、を示す。このように本発明は、各燃料発火に伴ないイグナイターエレメントの更新された加熱を必要としない発火方法を含む。むしろ、イグナイターは即時の発火、たとえばフレームアウトの間に、を与えるように長期間、上昇した発火温度で連続的に作動されうる。もっと具体的には、本発明のイグナイターは、上昇した温度(たとえば、約800℃、1000℃、1100℃、1200℃、1300℃、1350℃等)で、冷却期間なしに長期間、たとえばそのような温度で少くとも2,5,10,20,30,60、もしくは120分間以上、作動されうる。
本発明のイグナイターは種々のデザインおよび形態を有しうる。好適なデザインは「切り込みのある」(“slotted”)もしくは2つの脚のヘアピン系を含み得、そこでは導電性の脚は空隙が間にあり、ホットゾーン領域により橋かけされている。多くの用途に好適なのは、「切り込みのない」(“slotless”)デザインであり、空隙領域を含まない。典型的なイグナイターデザインは導電性の脚の間に置かれ、抵抗性ホットゾーン領域と接触する絶縁体領域を有する。
本発明により使用される切り込みのないイグナイターデザイン(すなわち、中央イグナイター領域が一対の導電性領域の間に置かれ、抵抗性ホットゾーンと接触する非導電体もしくは絶縁体を含む)は、特にいわゆる「アーキング」(“arcing”)により早期に故障し得、電流は抵抗性のホットゾーン領域に流れるよりもむしろ、2つの導電体領域の間の、中央非導電体領域を横断する。すなわち、絶縁破壊が絶縁体領域を通って生じる間に置かれた非導電体領域を通る電流の、このような望ましくない「アーキング」は200Vを超えるような比較的高い電圧印加でもっと一般的になる。
本発明者は、切り込みのないイグナイター系でこのような望ましくないアーキングを避けるためのいくつかの解決法を見出した。好適なストラテジーは絶縁体領域組成の窒化アルミニウム含量を増加し、そして相応じて酸化アルミニウム含量を低減させることである:AlN含量のこのような増加は望ましくないアーキングを有効に避けうることが見出された。もう1つの解決法は形成された絶縁体領域の酸化を用意することである。このような酸化(たとえば、空気中での熱処理、化学的酸化体での処理)は絶縁体をもっと抵抗性で電気的に安定にすることが見出された。
本発明の他の態様は下に開示される。
上述のように、第1の態様において、本発明は、2つのコールドゾーン(coldzone)(冷たい帯域)とその間に配置されたホットゾーンを含む焼成セラミックイグナイターを提供し、そのホットゾーンは:
(a)電気絶縁性材料;
(b)半導体材料少くとも約3vol %;および
(c)約10-2ohm-cmより小さい比抵抗を有する金属導体、
を含むホットゾーン組成物を含み、ホットゾーン組成物の少くとも約21vol %が金属酸化物絶縁性材料である。
焼成セラミックは、(a)電気絶縁性材料25〜80vol %;(b)半導体材料3〜45vol %;ならびに(c)約10-2ohm-cmより小さい比抵抗を有する金属導電体を含むホットゾーン組成を有してさらに提供され、ホットゾーン組成の少くとも約21vol %は金属酸化物絶縁性材料である。
さらなる焼成セラミックは、(a)電気絶縁性材料、その絶縁性材料は窒化物および金属酸化物を含み;ならびに(b)約10-2ohm-cmより小さい比抵抗を有する金属導電体を含むホットゾーン組成を有して提供され、そしてそのホットゾーン組成物は実質的に炭化物材料を有さない。
気体燃料を発火させる方法も提供され、本発明のイグナイターに電流を通じることを一般的に含む。
上述のように、セラミックホットゾーン組成物に有意の量の金属酸化物を添加することは220,230もしくは240Vを含む、高い公称電圧下で有効に使用されうるセラミックイグナイターを生じうることが意外にも見出された。さらに、これらのホットゾーン組成は非常に幅広い範囲の電圧にわたって有用であり得、そしてこのように比較的低い電圧印加、たとえば120Vもしくは102V、または6〜24V印加のようななお低い電圧に対して使用されうる。
上述のように、そして下記の例で示されるように、本発明のホットゾーン組成物およびイグナイターは、きわめて良好な電力消費効率、ならびに従来の系よりも低い熱拡散率および高い比熱を示しうる。
いかなる理論にも縛られないで、そのような性質は、別々に、もしくは組合わせて、100V以下の印加のような低い電圧印加で本発明のイグナイターの実施を容易にしうる。特に、そのような効率的な電力消費および/または熱拡散率特性は本発明のイグナイターを電池を電源とするイグナイターとして使用できるようにし、たとえばレクリェーション車等で使用されるバーベキューユニット、クッキング(グリル)および加熱ユニットのような、屋外もしくは携帯用の加熱もしくはクッキング器具に使用されうる。
絶縁性材料成分に使用するために適切な金属酸化物は、たとえば、酸化アルミニウム、金属オキシ窒化物を含み、たとえばオキシ窒化アルミニウム、オキシ窒化ケイ素、酸化アルミニウムマグネシウムおよび酸化アルミニウムケイ素を含む。本発明のために、金属オキシ窒化物は金属酸化物と考えられる。いくつかの態様において、金属酸化物は窒素成分を含まないのが好適であり、すなわち金属酸化物は窒素原子を含まない。酸化アルミニウム(Al23 )は通常、好適な金属酸化物である。異なる金属酸化物の混合物も所望であれば使用されうるが、もっと一般的には単一の金属酸化物が使用される。
本発明のために、電気絶縁性材料という文言は少くとも約1010ohm-cmの室温比抵抗を有する材料をいう。本発明のホットゾーン組成物の電気絶縁性材料成分は1つ以上の金属酸化物のみで構成され得、あるいは絶縁性成分は金属酸化物に加えて他の材料を含有しうる。たとえば、絶縁性材料成分は窒化アルミニウム、窒化ケイ素もしくは窒化ホウ素のような窒化物;希土類酸化物(たとえば、イットリア);または希土類オキシ窒化物を付加的に含有しうる。好適に絶縁性成分に添加される材料は窒化アルミニウム(AlN)である。金属酸化物とともに窒化アルミニウムのような付加的な絶縁性材料の使用はホットゾーンに、望ましい熱膨張適性を与えるが、所望の高電圧能力は維持する。
上述のように、絶縁性材料成分は有意の部分として1以上の金属酸化物を含有する。もっと具体的には構成される絶縁性材料の少くとも約25vol %は1つ以上の金属酸化物で構成され、もっと好ましくは絶縁性材料の少くとも約30,40,50,60,70,75,80,85,90,95もしくは98vol %は1つ以上のアルミナのような金属酸化物で構成される。
本発明の好適なホットゾーン組成物は、1つの金属酸化物および1つの金属窒化物のみの組合わせ、特にアルミナ(Al23 )と窒化アルミニウム(AlN)の組合わせ、である絶縁性材料成分を含有するものを含む。好適には金属酸化物はその組合わせの主要部分であり、たとえばそこでは絶縁性成分は、少くとも約50,55,60,70,80,85,90,95もしくは98vol %の、アルミナのような金属酸化物を含み、残りは窒化アルミニウムのような金属窒化物である。
本発明の好適なホットゾーン組成物は、絶縁性材料成分がもっぱらアルミナのような1つ以上の金属酸化物から構成されるものも含む。
アルミナがホットゾーン組成物からなる未焼成体に添加されるとき、いかなる従来のアルミナ粉末も選ばれうる。通常、約0.1〜約10μmの平均粒径、およびわずか約0.2vol %の不純物を有するアルミナ粉末が使用される。好ましくはアルミナは約0.3〜約10μmの粒径を有する。もっと好ましくは、アーカンサス州Bauxite のAlcoa Industrial Chemicalsから入手しうるAlcoa仮焼アルミナが使用される。さらに、アルミナは粉末以外の形態で導入され得、ゾル−ゲル法アルミナ、および窒化アルミナの部分加水分解物を含むが、これらに限定されない。
一般的に、好適なホットゾーン組成物は、(a)少くとも1010ohm-cmの比抵抗を有する電気絶縁性材料約50〜約80vol %;(b)約10〜108 ohm-cmの比抵抗を有する半導体材料約5〜約45vol %;および(c)約10-2ohm-cmより小さい比抵抗を有する金属導体約5〜約25vol %を含む。好ましくはホットゾーンは電気絶縁性セラミック50〜70vol %、半導体セラミック10〜45vol %、および導電性材料6〜16vol %を含む。
もし電気絶縁性セラミック成分がホットゾーン組成物の約80vol %より多く存在すると、得られる組成物は抵抗性が大きくなりすぎて、高電圧での目標温度に達するのにあまりにも遅い。逆に、もしそれが約50vol %より少く存在すると(たとえば導電性セラミックが約8vol %存在するとき)、得られるセラミックは高電圧であまりに導電性となる。明らかに、導電性セラミック部分が8vol %を超えると、ホットゾーンはもっと導電性であり、絶縁性部分の上および下限は必要とする電圧を得るのに適切に上昇されうる。
上述のように、本発明のさらなる態様において、セラミックホットゾーン組成物はSiCのような炭化物、もしくは好ましくは他の半導体材料を少くとも実質的に含有しないで提供される。このような組成物は金属導体、および少くとも約1010ohm-cmの比抵抗を有する電気絶縁性材料を含み、絶縁性材料の大部分はアルミナのような金属酸化物で構成され、そして絶縁性成分は酸化物でない材料、たとえばAlNのような窒化物をさらに含有する。好ましくは、そのような組成物は約5vol %より少ない炭化物、もっと好ましくは組成物は約2,1もしくは0.5vol %より少ない炭化物、またはもっと好ましくは、このようなホットゾーン組成物は炭化物、もしくは他の半導体材料を全く含有しない。
本発明のために、半導体セラミック(すなわち、「半導体」)は約10〜108 ohm-cmの室温比抵抗を有するセラミックである。もし半導体成分がホットゾーン組成物の約45vol %より多く存在すると(導電性セラミックが約6〜10vol %の範囲であるとき)、得られる組成物は高電圧印加に導電性すぎるようになる(絶縁体の不足による)。逆に、もしそれが約10vol %より少なく存在すると(導電性セラミックが約6〜10vol %の範囲であるとき)、得られる組成物はあまりに抵抗性となる(多すぎる絶縁体による)。さらに、比較的高い導体含量で、絶縁体および半導体部分のもっと抵抗性混合物が、所望の電圧を得るのに必要である。通常、半導体は、炭化ケイ素(ドープおよびドープなし)、および炭化ホウ素からなる群より選ばれる炭化物である。炭化ケイ素が通常、好適である。
本発明のために、導電性材料は約10-2ohm-cmより小さい室温比抵抗を有するものである。もし導電性成分がホットゾーン組成物の約25vol%より多い量で存在すると、得られるセラミックは高電圧印加のためにはあまりに導電性となり、受け入れられない熱いイグナイターをもたらす。逆に、もしそれが約6vol%より少なく存在すると、得られるセラミックは高電圧印加にはあまりに抵抗性となり、受け入れられない冷たいイグナイターをもたらす。通常、導体は二ケイ化モリブデン、二ケイ化タングステン、および窒化チタンのような窒化物、および炭化チタンのような炭化物からなる群より選ばれる。二ケイ化モリブデンが通常、好適である。
本発明の特に好適なホットゾーン組成物は酸化アルミニウム、二ケイ化モリブデン、および炭化ケイ素を含み、窒化アルミニウムは絶縁性材料成分の付加材料として任意に使用される。
Washburn特許(米国特許第5,405,237号)に記載されるように、ホットゾーン/コールドゾーンイグナイターのデザインは、本発明により適切に使用されうる。ホットゾーンは気体発火のための機能的加熱を付与する。高電圧印加(たとえば187〜264V)に対して、ホットゾーンは1000〜1600℃の温度範囲で約1〜3ohm-cmの比抵抗を有するのが好ましい。特に好適なホットゾーン組成物は、Al23約50〜80vol%、MoSi2約5〜25vol%およびSiC10〜45vol%を含む。もっと好ましくは、それは酸化アルミニウム約60〜80vol%、MoSi2約6〜12vol%、およびSiC15〜30vol%を含む。1つの特に好適な態様において、ホットゾーンはAl23約66vol%、MoSi214vol%、およびSiC20vol%を含む。
好適な態様において、緻密化体のホットゾーン成分の平均粒径は次のとおりである:
a)絶縁体(たとえばAl23、AlN等): 約2〜10μm;
b)半導体(たとえば、SiC):約1〜10μm;および
c)導体(たとえば、MoSi2):約1〜10μm。
図1はAl23、SiCおよびMoSi2の焼成混合物からなる本発明の好適なホットゾーン組成物についての微細構造を示す。図1に示されるように、組成物は比較的均一な成分配置を有し、すなわち成分は組成物全体に良好に分布されており、そして微細構造は単一組成成分の大きな領域(たとえば30、40もしくは50μm幅)を少なくとも本質的に欠いている。さらに導電性材料(MoSi2)成分領域は密着した、明確な端を有し、羽毛状ではない。
図2は金属酸化物を含まない、従来のホットゾーン組成物の微細構造を示す。図2において、導電性材料(MoSi2)成分領域ははっきりとした境界を有さず、代わりに拡散しており、「羽毛状」である。
本発明のイグナイターは種々の形態を有しうる。好適なデザインは、馬蹄もしくはヘアピンのデザインのような切り込み系である。真直ぐな棒の形状(切り込みなし)も好適に使用され、コールド端、またはイグナイターの対向端の末端接続用端を有する。
本発明のイグナイターは、イグナイターに導線を接続させるために、ホットゾーンと電気的に接続された少なくとも1つの低比抵抗コールドゾーン領域をさらに含むのが通常である。通常、ホットゾーン組成物は2つのコールドゾーンの間に配置される。好ましくは、このようなコールドゾーン領域は、たとえば、AlNおよび/またはAl23もしくは他の絶縁材料;SiCもしくは他の半導体材料;ならびにMoSi2もしくは他の導体材料から構成される。しかし、コールドゾーン領域はホットゾーンよりも、導電性および半導電性材料の著しく高い割合を有する。したがって、コールドゾーン領域はホットゾーン組成物の比抵抗の約1/5〜1/1000しか有さず、ホットゾーンのレベルの温度に上昇しないのが通常である。好適なコールドゾーン組成物は、酸化アルミニウム、窒化アルミニウムもしくは他の絶縁体材料約15〜65vol%;ならびにMoSi2およびSiC約20〜70vol%:または他の導電性および半導電性材料約1:1〜約1:3(容量比)を含む。もっと好適には、コールドゾーンはAlNおよび/またはAl23約15〜50vol%、SiC15〜30vol%ならびにMoSi230〜70vol%を含む。製造の容易さから、好ましくはコールドゾーン組成物はホットゾーン組成物と同一の材料で形成されるが、半導電性および導電性材料の相対量はもっと大きい。
本発明のイグナイターに用いるために特に好適なコールドゾーン組成物は、MoSi260vol%、SiC20vol%およびAl2320vol%を含む。本発明のイグナイターに用いるために特に好適なコールドゾーン組成物は、MoSi230vol%、SiC20vol%およびAl2350vol%を含む。
上述のように、切り込みのないイグナイターのデザインは2つの導電性脚の間に置かれた非導電性領域を含むのが好ましい。好適には、焼成した絶縁体領域は、室温で少なくとも1014ohm-cmの比抵抗、作動温度で少なくとも104ohm-cmの比抵抗、ならびに少なくとも約150MPaの強度を有する。好適には、切り込みのない系の、間に置かれた絶縁体領域は、ホットゾーン領域の比抵抗より少なくとも2桁の大きさで大きい、作動温度での比抵抗を有する。適した絶縁体組成物は少なくとも1つ以上の窒化アルミニウム、アルミナ、および窒化ホウ素を少なくとも90vol%含む。通常、好適な絶縁体組成物は、1)AlNおよび/またはAl23および2)SiCとの混合物である。好ましくはその組成物はAlNおよびAl23の混合物を少なくとも約90vol%含む。
上述のように、切り込みのないデザインにおいてアーキングを避けるために、好適には絶縁組成物は、他の抵抗性材料、特にAl23のような金属酸化物に加えて、AlNを含む。AlNの添加は絶縁体領域のこのような絶縁破壊の発生を防止しうることが見出された。本発明者は、絶縁体組成物におけるAlNの使用はイグナイター使用時の望ましくない絶縁破壊を防止し得るが、他の高抵抗性材料の添加はこのような態様でアーキングを低減しないことを意外にも見出した。
本発明の好適な絶縁体組成物はAlN、Al23およびSiCからなる。このようなAlN/Al23/SiC絶縁体組成物において、好ましくはAlNはAl23に対し少なくとも約10、15、20、25、もしくは30vol%の量で存在する。本発明の切り込みのないイグナイターに使用するために一般的に好適な絶縁体組成物は、約3〜25vol%、もっと好ましくは約5〜20vol%、なおもっと好ましくは約10〜15vol%の量のAlN;60〜90vol%、もっと好ましくは約65〜85vol%、なおもっと好ましくは70〜80vol%、さらにもっと好ましくは75〜80vol%の量のAl23;ならびに5〜20vol%、好ましくは8〜15vol%の量のSiCを含む。本発明の切り込みのないイグナイターのために、特に好適な絶縁体組成物はAlN13vol%;Al2377vol%;ならびにSiC残り、からなる。
上述のように、本発明のイグナイターの絶縁体についての酸化処理も望ましくない絶縁破壊を防止しうることが見出された。たとえば、イグナイターは空気中で長い時間、たとえば0.2、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9もしくは1時間以上、たとえば約1300〜1700℃、好ましくは約1500〜1600℃で加熱され、絶縁体領域の有効な酸化処理を与えうる。しかし、このような酸化処理は、付加的な処理を伴い、酸化後に導電性脚の再調製を必要とする。
イグナイターの寸法はその性質および性能に影響しうる。一般に、ホットゾーンの単一脚長は、約0.5インチ(約1.3cm)より大きい(冷却用対流ガス流がその温度にあまり作用しないほど十分な質量を与えるため)が、約1.5インチ(約3.8cm)より小さく(十分な機械的丈夫さ(ruggedness)を与えるため)あるべきである。その幅は、十分な強度および製造の容易さを与えるために約0.1インチ(約0.25cm)より大きくあるべきである。同様に、その厚さは十分な強度および製造の容易さを与えるために約0.02インチ(約0.05cm)より大きくあるべきである。好適には、本発明のイグナイターは、全単一脚長で通常、約1.25〜約2.00インチであり、約0.001〜約0.005平方インチ(もっと好ましくは0.0025平方インチより小さい)のホットゾーン断面積を有し、そして2脚ヘアピンのデザインである。
187〜264Vの電圧にわたって有用で、Al23約66vol%、SiC約20vol%,およびMoSi2約13.3vol%のホットゾーン組成を有する、好適な2脚ヘアピンイグナイターに関して、次のイグナイター寸法が好適である;長さ約1.15インチ;個々の脚幅約0.047インチ;および厚さ約0.030インチ。そのデザインおよび組成は6,8,12,24,102もしくは120Vのような、比較的低電圧の印加に対しても有用である。
好適な「切り込みのない」イグナイターデザインは、全長約1.25〜2.00インチ、ホットゾーン長さ約0.1〜約1.2インチ、ホットゾーン断面積約0.001〜約0.005平方インチを有する。比較的低い電圧印加に対して、好適なのは0.5インチより小さいような、比較的短いホットゾーン長さであるのが通常である。
図3Aは導電性(コールドゾーン)脚12および14、U字型ホットゾーン16、ならびに導電性脚12および14の間に置かれた「切り込み」(”slot”)もしくは空隙18を有する、好適な切り込みイグナイター系10を示す。ここで言及されるようにホットゾーン長さは図3において距離xとして、イグナイター長さy、ならびにホットゾーンおよびイグナイター幅zとともに示される。電流は導電性ゾーン12および14の端12’および14’でそれぞれ導線によりイグナイター10に供給されうる。
図3Bは、導電性(コールドゾーン)脚22および24、間に置かれた絶縁体領域26、およびU字型ホットゾーン28を有する、切り込みのない好適なイグナイター系を示す。切り込みのない系で、ここに言及されるように、ホットゾーン長さは、図3に距離xとして、イグナイター長さy、ならびにホットゾーンおよびイグナイター幅zとともに示される。電流は導電性端22’および24’で導線によりイグナイター20に供給されうる。
図3Cおよび3Dは、さらに、本発明に係るイグナイターの切り込みのない適切なデザインを示す。図3Cおよび3Dにおいて、参照番号は図3Bのものに対応し、すなわち図3Cおよび3Dにおいて、切り込みのないイグナイター系は導電性系脚22および24を有し、それらは間に絶縁体領域26およびホットゾーン28を有する。
本発明のイグナイターの特に好適なホットゾーン組成物は、MoSi2約14%、SiC約20%、Al23残り、を含む。このような組成物は、好ましくは約0.5インチのホットゾーン長さを有する、切り込みのないイグナイター系に好適に使用される。さらに好適なホットゾーン組成物は、MoSi2約16%、SiC約20%、Al23残り、を含む。このような組成物は、好ましくは約0.1〜1.6インチのホットゾーン長さを有する、切り込みのないイグナイター系に好適に使用される。上述のように、100V以下の印加のような、比較的低い電圧に対して、通常、0.5インチより小さいような、比較的短いホットゾーン長さが好ましい。
一般に、本発明の熱い表面セラミックイグナイターはきわめて小さなホットゾーン長さ、たとえば約1.5インチ以下、もしくはさらに約1.4、1.3、1.2、1.1、1.0、0.9、0.8インチ以下で、製造され得、そして約220〜240Vを含む高電圧の範囲で、イグナイターへの電力を測定するいかなる種類の電子制御デバイスも不存在下で確実に使用されうる。
特に気体が燃料であるときに、セラミックイグナイターの重要な性能特性は温度までの時間(「TTT」)、すなわちイグナイターのホットゾーンが室温から燃料(気体)発火温度に上昇するための時間である。本発明のイグナイターは、作動温度、たとえば1300℃、1400℃もしくは1500℃に、約5もしくは4秒以下、さらに3秒以下、またはさらに2.75、2.5、2.25もしくは2秒以下ですぐに加熱しうる。
本発明のホットゾーン組成物は重大な酸化もしくは焼尽の問題なしに、非常に高温能力(たとえば1750℃まで)を示すことがわかった。試験された従来の糸は1600℃に繰返し曝される際に故障した。対照的に、本発明の好適なホットゾーン組成物は高温、たとえば1450℃で、30秒オン、30秒オフの50,000サイクルでの寿命試験に生残る。さらに本発明のイグナイターは従来の組成物に対して、このような加熱試験サイクルで、減少したアンペア数および温度変動を有意に示すことがわかった。
上述のように、本発明はセラミックイグナイターの更新された加熱を必要としない発火方法を含む。むしろ、イグナイターは長期間、燃料発火に十分な上昇温度で、一定のオン/オフ(すなわち加熱/冷却)サイクルの必要なしに、作動されうる。
セラミック成分の処理(すなわち未焼成体処理および焼成条件)および緻密化したセラミックからのイグナイターの作製は常法によりなされうる。通常、このような方法は実質的にWashburn特許に従って実行される。例示的な条件については後述の例も参照されたい。ホットゾーン組成物の焼成は、比較的高温で、たとえば1800℃もしくはその少し上で、実施されるのが好ましい。通常、焼成の圧力下、一軸プレス(ホットプレス)もしくは等方ホットプレス(HIP)で実施される。
さらに、本発明のホットゾーン組成物は従来の組成物と異なり、単一の高温(たとえば少なくとも約1800もしくは1850℃)一軸プレスで有効に緻密化されうることが意外にも見出された。
従来のホットゾーン組成物は2つの個別的焼成の手段、すなわち第1の高温(たとえば1300℃のような1500℃未満)、つづいて第2の高温焼成(たとえば1800もしくは1850℃)を要求した。第1の高温焼成は理論密度の約65〜70%の緻密化を与え、そして第2の高温焼成は理論密度に対して99%より大きい最終緻密化を与える。従来のホットゾーン組成物は受け入れられる電気的特性を備えるために99%を超える密度を要求した。
本発明に係るホットゾーン組成物の単一高温焼成は理論密度に対して少なくとも約95、96もしくは97%の密度を与えうる。しかも、理論密度に対して少なくとも99%より小さい密度(理論密度に対して、約95、96、97もしくは98%のような)を有する、そのような本発明のホットゾーン組成物は、確かな受け入れられうる電気的特性を示す。たとえば、後述の例5に記載される結果を参照されたい。
本発明のイグナイターは多くの用途で使用され得、炉および調理用器具、ベースボードヒーター、ボイラー、およびストーブ上部のような気相燃料発火用途を含む。上述のように、本発明のイグナイターは、電池を電源とする系、たとえば料理用ユニットもしくは加熱用ユニットにも使用され得、そこでは発火は6、8もしくは24Vの電池、さらには6V以下の系のようなもっと低電圧の系により、電力を供給される。
さらに、本発明のイグナイターは種々の系における加熱用エレメントとしての使用を含む、他の用途にも使用されうる。1つの好適な使用において、本発明のイグナイターは赤外線源(すなわちホットゾーンは赤外線出力を与える)として、たとえば炉における加熱エレメント、または分光計デバイス等を含む監視もしくは検出デバイスにおけるグロープラグ、として利用される。
次の非限定的な例は本発明の例示である。ここで引用されたすべての文献は引用によりここに全体を組入れられる。
(例1)
本発明のイグナイターが、次のように作製され、そして高電圧で試験された。
ホットゾーンおよびコールドゾーン組成物が調製された。ホットゾーン組成物はAl2366容量部、MoSi214部容量部、およびSiC20容量部を含み、高せん断ミキサーで混合された。コールドゾーン組成物はAl23約50容量部、MoSi2約30容量部、およびSiC約20容量部を含み、高せん断ミキサーで混合された。コールドゾーン組成物はホットプレスのダイに装入され、そしてホットゾーン組成物は同一ダイ内のコールドゾーン組成物の上部に装入された。組成物の組合わせはアルゴン中で3000psiで、1300℃、1時間、一緒にホットプレスされ、理論密度の約60〜70%のビレットを形成した。ついで、ビレットは2.0インチ(約5cm)×2.0インチ×0.250インチ(約6mm)のタイルに機械加工された。ついで、タイルは1790℃で1時間、30,000psiで等方ホットプレス(HIP)された。HIP後に、緻密化タイルは所望のヘアピン形状に機械加工された。形成されたイグナイターは、230Vで良好に作用し、約1.5ohm-cmの良好な比抵抗、約4秒の発火温度までの時間を有し、そして少なくとも285V(285Vの試験電圧が試験装置の限度であった)までの安定性を示し、このようにイグナイターが高い公称電圧で、高い線間電圧の幅広い範囲にわたって有効であることを示した。
(例2)
さらなるホットゾーン組成物がAl2367容量部、MoSi213容量部、およびSiC20容量部を含んで調製され、高せん断ミキサーで混合された。上述の例1と同一のコールドゾーンが調製され、ホットおよびコールドゾーン組成物は例1に記載されるのと同一手順により、処理され、イグナイターが形成された。形成されたイグナイターは例1のイグナイターについて記載されたのと同様な性能の結果を示し、高い公称電圧で、高い線間電圧の幅広い範囲にわたって有効であることを示した。
(例3)
さらなるホットゾーン組成物がAl2366.7容量部、MoSi213.3容量部、およびSiC20容量部を含んで調製され、高せん断ミキサーで混合された。上述の例1と同一のコールドゾーンが調製され、ホットおよびコールドゾーン組成物は例1に記載されるのと同一手順により、処理され、イグナイターが形成された。形成されたイグナイターは例1のイグナイターについて記載されたのと同様な性能の結果を示し、高い公称電圧で、高い線間電圧の幅広い範囲にわたって有効であることを示した。
(例4)
さらなるホットゾーン組成物がAl2366.4容量部、MoSi213.6容量部、およびSiC20容量部を含んで調製され、高せん断ミキサーで混合された。上述の例1と同一のコールドゾーンが調製され、ホットおよびコールドゾーン組成物は例1に記載されるのと同一手順により、処理され、イグナイターが形成された。形成されたイグナイターは例1のイグナイターについて記載されたのと同様な性能の結果を示し、高い公称電圧で、高い線間電圧の幅広い範囲にわたって有効であることを示した。
(例5)
本発明のさらなるイグナイターが、次のように作製され、そして高電圧で試験された。
ホットゾーンおよびコールドゾーン組成物が調製された。ホットゾーン組成物はAl23約66容量部、MoSi2約14部容量部、およびSiC約20容量部を含み、高せん断ミキサーで混合された。コールドゾーン組成物はAl23約50容量部、MoSi2約30容量部、およびSiC約20容量部を含み、高せん断ミキサーで混合された。コールドゾーン組成物はホットプレスのダイに装入され、そしてホットゾーン組成物は同一ダイ内のコールドゾーン組成物の上部に装入された。組成物の組合わせはアルゴン中で3000psiで、1800℃、1時間、一緒にホットプレスされ、理論密度の約97%のビレットを形成した。ついで、ビレットは2.0インチ(約5cm)×2.0インチ×0.250インチ(約6mm)のタイルに機械加工された。ついで、これらのタイルは直接に(HIPなし)ヘアピン形状を有するイグナイターエレメントに機械加工された。形成されたイグナイターは、230Vで良好に作用し、約1ohm-cmの良好な比抵抗、約5秒の発火温度までの時間を有し、そして少なくとも285V(285Vの試験電圧が試験装置の限度であった)までの安定性を示し、このようにイグナイターが高い公称電圧で、高い線間電圧の幅広い範囲にわたって有効であることを示した。
(例6)
本発明のイグナイターの電力消費量が設定電圧での電流を測定することにより測定された。本発明のイグナイターは、異なるホットゾーン組成を有する、比較できるイグナイトに対して大きな電力効率を一貫して示した。
具体的には、Al23約65容量部、MoSi2約15容量部、およびSiC約20容量部のホットゾーン組成を持つ、本発明に係る切り込みを有するイグナイターは、120Vで0.25〜0.35Aを必要とした。
AlN77容量部、MoSi2約13容量部、およびSiC約10容量部のホットゾーン組成を持つ、切り込みを有する比較のイグナイターは、120Vで0.5A〜0.6Aを必要とした。
(例7)
熱拡散率および比熱値が本発明のイグナイター、ならびに異なるホットゾーン組成を持つ、比較しうるイグナイターについて測定された。本発明のイグナイターは異なるホットゾーン組成を持つ比較しうるイグナイターより低い熱拡散率および高い比熱を一貫して示した。
特定の温度での次の熱拡散率値は、Al2366.7容量部、MoSi2約13.3容量部、およびSiC約20容量部のホットゾーン組成を持つ、本発明に係る、切り込みのあるイグナイターについて測定された:
Figure 2008116192
特定の温度での次の熱拡散率値は、AlN70容量部、MoSi2約10容量部、およびSiC約20容量部を持つ、切り込みのある比較のイグナイターについて測定された:
Figure 2008116192
本発明はその特定の態様について詳細に説明された。しかし、この開示を考慮して、当業者は、本発明の精神および範囲内で変更および改良しうることが理解されよう。
本発明の好適な三元系のホットゾーン組成物の微細構造を示し、Al23は灰色、SiCは淡灰色、そしてMoSi2は白色である。 金属酸化物を含まない従来のホットゾーン組成物の微細構造を示し、AlNは灰色、SiCは淡灰色、そしてMoSi2は白色である。 好適な「切り込みのある」イグナイターのデザインを示す。 好適な「切り込みのない」イグナイターのデザインを示す。 好適な「切り込みのない」イグナイターのデザインを示す。 好適な「切り込みのない」イグナイターのデザインを示す。

Claims (55)

  1. 2つの冷たい帯域(コールドゾーン)とその間に配置された熱い帯域(ホットゾーン)を含む焼成セラミックイグナイターであり、そのホットゾーンは:
    (a)電気絶縁性材料;
    (b)半導体材料少くとも約3vol %;および
    (c)約10-2ohm-cmより小さい比抵抗を有する金属導体、
    を含むホットゾーン組成物を含み、ホットゾーン組成物の少くとも約21vol %が金属酸化物絶縁性材料である、ホットゾーン組成物を含むイグナイター。
  2. 絶縁性材料が少くとも約25vol %の金属酸化物を含有する請求項1記載のイグナイター。
  3. 絶縁性材料が金属酸化物からなる請求項1記載のイグナイター。
  4. 金属酸化物が酸化アルミニウムを含む請求項1〜3のいずれかに記載のイグナイター。
  5. 金属酸化物が酸化アルミニウム、金属オキシ窒化物、酸化アルミニウムマグネシウムおよび酸化アルミニウムケイ素を含む請求項1〜4のいずれか記載のイグナイター。
  6. 絶縁性材料が、窒化物、希土類酸化物、および希土類オキシ窒化物からなる群より選ばれる1つ以上の材料を含む請求項1〜4のいずれかに記載のイグナイター。
  7. 絶縁性材料が窒化アルミニウムを含む請求項1〜4のいずれかに記載のイグナイター。
  8. 半導体材料が炭化ケイ素である請求項1〜7のいずれかに記載のイグナイター。
  9. 金属導体が二ケイ化モリブデンである請求項1〜8のいずれかに記載のイグナイター。
  10. 絶縁性材料約15〜約50vol %;半導体材料0〜50vol %;および金属導電性材料20〜70vol %を含むコールドゾーン組成物をさらに含む請求項1〜10のいずれかに記載のイグナイター。
  11. コールドゾーンの絶縁性材料は窒化アルミニウムもしくは酸化アルミニウム、もしくはそれらの混合物;コールドゾーンの半導体材料は炭化ケイ素;そしてコールドゾーンの導電性材料はMoSi2 である請求項10記載のイグナイター。
  12. イグナイターが切り込み(slotted)デザインを有する請求項1〜11のいずれかに記載のイグナイター。
  13. イグナイターが切り込みのない(slotless)デザインを有する請求項1〜11のいずれかに記載のイグナイター。
  14. イグナイターが、絶縁体、導電性でホットゾーンの領域、一対の導電性領域の間に置かれた絶縁体領域を含み、その絶縁体領域はAlNを含み、ホットゾーン領域よりも抵抗性である請求項1〜11もしくは13のいずれかに記載のイグナイター。
  15. イグナイター領域がAlN,Al23 およびSiCを含む請求項14記載のイグナイター。
  16. イグナイターが絶縁体、導電性でホットゾーンを含み、その絶縁体領域は酸化的処理される請求項1〜11もしくは13のいずれかに記載のイグナイター。
  17. イグナイターが、AlN約3〜25vol %;Al23 60〜90vol %;およびSiC 5〜20vol %を含む絶縁体領域を含む請求項13〜16のいずれかに記載のイグナイター。
  18. イグナイターが、AlN約5〜20vol %;Al23 約65〜85vol %;およびSiC約8〜15vol %を含む絶縁体領域を含む請求項13〜16のいずれかに記載のイグナイター。
  19. (a)電気絶縁性材料25〜80vol %;
    (b)半導体材料3〜45vol %;
    (c)約10-2ohm-cmより小さい比抵抗を有する金属導電体を含むホットゾーン組成物を有する焼成セラミックであり、
    ホットゾーン組成物の少くとも約21vol %が金属酸化物絶縁性材料であるセラミック。
  20. 絶縁性材料が少くとも約50vol %の金属酸化物を含む請求項19記載のセラミック。
  21. 絶縁性材料が少くとも約80vol %の金属酸化物を含む請求項19記載のセラミック。
  22. 絶縁性材料が少くとも約90%の金属酸化物を含む請求項19記載のセラミック。
  23. 絶縁性材料が金属酸化物からなる請求項19記載のセラミック。
  24. 金属酸化物が酸化アルミニウムを含む請求項19〜23のいずれかに記載のセラミック。
  25. 金属酸化物が酸化アルミニウムからなる請求項19〜23のいずれかに記載のセラミック。
  26. 金属酸化物が、酸化アルミニウム、酸化アルミニウムマグネシウム、金属オキシ窒化物、および酸化アルミニウムケイ素から選ばれる1つ以上の材料を含む請求項19〜24のいずれかに記載のセラミック。
  27. 絶縁性材料が窒化物、希土類酸化物、および希土類オキシ窒化物からなる群より選ばれる1つ以上の材料を含む請求項19〜26のいずれかに記載のセラミック。
  28. 絶縁性材料が窒化アルミニウムを含む請求項19〜27のいずれかに記載のセラミック。
  29. 絶縁性材料がホットゾーン組成物の50〜80vol %を含む請求項19〜28のいずれかに記載のセラミック。
  30. 半導体材料が炭化ケイ素を含む請求項19〜29のいずれかに記載のセラミック。
  31. 半導体材料がホットゾーン組成物の5〜30vol %を含む請求項19〜30のいずれかに記載のセラミック。
  32. 金属導体が二ケイ化モリブデンである請求項19〜31のいずれかに記載のセラミック。
  33. 二ケイ化モリブデンがホットゾーン組成物の6〜16vol %を含む請求項32記載のセラミック。
  34. 絶縁性材料約15〜50vol %;半導体材料0〜50vol %;および金属導電性材料20〜70vol %を含む、コールドゾーン組成物をさらに含む請求項19〜33のいずれかに記載のセラミック。
  35. コールドゾーンの絶縁性材料が窒化アルミニウムもしくは酸化アルミニウムまたはそれらの混合物であり;コールドゾーンの半導体材料が炭化ケイ素であり;そしてコールドゾーンの導電性材料がMoSi2 である請求項34記載のセラミック。
  36. (a)電気絶縁性材料であり、その絶縁性材料は窒化物および金属酸化物を含む;ならびに、
    (b)約10-2ohm-cmより小さい比抵抗を有する金属導体であり、ホットゾーン組成物は実質的に炭化物を含まない、
    ことを含むホットゾーン組成物を有する焼成セラミック。
  37. 絶縁性材料が少くとも約50vol %の金属酸化物を含む請求項36記載のセラミック。
  38. 絶縁性材料が窒化アルミニウムを含む請求項36もしくは37記載のセラミック。
  39. 金属酸化物が酸化アルミニウムを含む請求項36〜38のいずれかに記載のセラミック。
  40. 金属酸化物が酸化アルミニウム、酸化アルミニウムマグネシウム、金属オキシ窒化物、および酸化アルミニウムケイ素からなる群より選ばれる1つ以上の材料を含む請求項36〜39のいずれかに記載のセラミック。
  41. 絶縁性材料が窒化物、希土類酸化物、および希土類オキシ窒化物からなる群より選ばれる1つ以上の材料を含む請求項36〜40のいずれかに記載のセラミック。
  42. ホットゾーン組成物が炭化ケイ素を実質的に含まない請求項36〜41のいずれかに記載のセラミック。
  43. ホットゾーン組成物が約2vol %以下の炭化物を含む請求項36〜42のいずれかに記載のセラミック。
  44. ホットゾーン組成物が炭化物を全く含まない請求項36〜42のいずれかに記載のセラミック。
  45. 絶縁材料約15〜50vol %;半導体材料0〜50vol %;および金属導電性材料20〜70vol %、を含むコールドゾーン組成物をさらに含む請求項36〜44のいずれかに記載のセラミック。
  46. コールドゾーンの絶縁性材料が窒化アルミニウムもしくは酸化アルミニウム、またはそれらの混合物であり;コールドゾーンの半導体材料が炭化ケイ素であり;そしてコールドゾーンの導電性材料がMoSi2 である請求項45記載のセラミック。
  47. セラミックが、単一の高温焼成プロセスにより理論密度に対して約95,96,97もしくは98%に緻密化された請求項17もしくは36記載のセラミック。
  48. 請求項1〜18のいずれかに記載のイグナイターに電流を加えることを含む気体燃料の点火方法。
  49. 電流が約187〜264Vの範囲の線間電圧を有する請求項48記載の方法。
  50. 電圧が約6,8,12,24,120,220,230もしくは240Vである請求項48もしくは49記載の方法。
  51. 電圧が100Vより小さい請求項48もしくは49記載の方法。
  52. 電圧が約6,8,12,24もしくは102Vであるか、または約6Vより小さい請求項48記載の方法。
  53. 電圧が電池の電源により供給される請求項48〜52のいずれかに記載の方法。
  54. セラミックが約1.2インチ(約3cm)以下のホットゾーン長さを有する請求項48〜53のいずれかに記載の方法。
  55. イグナイターのホットゾーンが、気体燃料を点火するのに十分な温度に少くとも0.5時間、絶え間なく維持される請求項48〜53のいずれかに記載の方法。
JP2007230733A 1999-12-20 2007-09-05 焼成セラミックイグナイター Pending JP2008116192A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/468,271 US6582629B1 (en) 1999-12-20 1999-12-20 Compositions for ceramic igniters

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001547493A Division JP2003518238A (ja) 1999-12-20 2000-12-20 セラミックイグナイター用組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008116192A true JP2008116192A (ja) 2008-05-22

Family

ID=23859137

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001547493A Pending JP2003518238A (ja) 1999-12-20 2000-12-20 セラミックイグナイター用組成物
JP2007230733A Pending JP2008116192A (ja) 1999-12-20 2007-09-05 焼成セラミックイグナイター

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001547493A Pending JP2003518238A (ja) 1999-12-20 2000-12-20 セラミックイグナイター用組成物

Country Status (19)

Country Link
US (2) US6582629B1 (ja)
EP (1) EP1240463B1 (ja)
JP (2) JP2003518238A (ja)
KR (1) KR100447720B1 (ja)
CN (1) CN1206474C (ja)
AU (1) AU2593801A (ja)
BR (1) BR0016558B1 (ja)
CA (1) CA2393841C (ja)
CZ (1) CZ300985B6 (ja)
DE (1) DE10085318B4 (ja)
DK (1) DK200200945A (ja)
ES (1) ES2206068B1 (ja)
GB (1) GB2380113B (ja)
MX (1) MXPA02006099A (ja)
NO (1) NO324423B1 (ja)
SE (1) SE524114C2 (ja)
TR (1) TR200201612T2 (ja)
TW (1) TWI231353B (ja)
WO (1) WO2001046622A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006050201A2 (en) * 2004-10-28 2006-05-11 Saint-Gobain Corporation Ceramic igniters
JP2008519234A (ja) * 2004-10-28 2008-06-05 サン−ゴバン セラミックス アンド プラスティクス,インコーポレイティド セラミックイグナイタ
JP2008530488A (ja) * 2005-02-05 2008-08-07 サン−ゴバン セラミックス アンド プラスティクス,インコーポレイティド セラミックイグナイタ
KR20070112379A (ko) * 2005-02-05 2007-11-23 생-고뱅 세라믹스 앤드 플라스틱스, 인코포레이티드 세라믹 점화기
WO2007056739A2 (en) * 2005-11-07 2007-05-18 Durable Systems, Inc. Polycrystalline sic electrical devices and methods for fabricating the same
US20070295708A1 (en) * 2006-05-04 2007-12-27 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Ceramic heating elements
MX2009003604A (es) * 2006-10-02 2009-06-17 Saint Gobain Ceramics Elementos de calentamiento ceramicos.
EP2232145A1 (en) * 2007-12-29 2010-09-29 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Coaxial ceramic igniter and methods of fabrication
DE102013214120B4 (de) * 2013-07-18 2017-08-24 Fritsch Gmbh Backofenvorrichtung
WO2019075177A1 (en) * 2017-10-13 2019-04-18 Haynes International, Inc. SOLAR TOWER SYSTEM CONTAINING FINE CHLORIDE SALTS
WO2019191244A1 (en) 2018-03-27 2019-10-03 Scp Holdings, Llc. Hot surface igniters for cooktops

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02250938A (ja) * 1988-07-28 1990-10-08 Battelle Memorial Inst 耐食性および耐エロージョン性の優れた導電性サーメット組成物およびその製造方法およびそれを用いた点火プラグまたはグロープラグの製造方法
JPH07302681A (ja) * 1994-04-28 1995-11-14 Tdk Corp セラミック発熱素子
JP2000509806A (ja) * 1997-01-27 2000-08-02 サン−ゴバン インダストリアル セラミックス,インコーポレイティド マッチヘッドセラミック点火器及びその使用法

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3875477A (en) 1974-04-23 1975-04-01 Norton Co Silicon carbide resistance igniter
US3974106A (en) 1974-05-22 1976-08-10 Norton Company Ceramic electrical resistance igniter
CA1058673A (en) 1974-10-10 1979-07-17 Frank J. Hierholzer (Jr.) Silicon carbide shapes resistance heater elements
US4429003A (en) 1981-10-05 1984-01-31 Norton Co. Protective coating for porous refractories
JPS5978973A (ja) * 1982-10-27 1984-05-08 株式会社日立製作所 導電性セラミツクス
JPS60254586A (ja) * 1984-05-30 1985-12-16 株式会社デンソー セラミツクヒ−タ
JPH0719643B2 (ja) 1984-10-26 1995-03-06 日本電装株式会社 セラミツクスヒ−タおよびその製造方法
US5085804A (en) 1984-11-08 1992-02-04 Norton Company Refractory electrical device
US5045237A (en) 1984-11-08 1991-09-03 Norton Company Refractory electrical device
US5054237A (en) * 1990-07-16 1991-10-08 Rockford Ornamental Iron Incorporated Vehicle safety barrier
US5191508A (en) 1992-05-18 1993-03-02 Norton Company Ceramic igniters and process for making same
DE69424478T2 (de) * 1993-07-20 2001-01-18 Tdk Corp., Tokio/Tokyo Keramisches Heizelement
US5705261A (en) 1993-10-28 1998-01-06 Saint-Gobain/Norton Industrial Ceramics Corporation Active metal metallization of mini-igniters by silk screening
US5405237A (en) 1994-01-21 1995-04-11 Deere & Company Loader leveling linkage providing for alteration of its geometry for accommodating different implements
US5514630A (en) 1994-10-06 1996-05-07 Saint Gobain/Norton Industrial Ceramics Corp. Composition for small ceramic igniters
US5804092A (en) 1995-05-31 1998-09-08 Saint-Gobain/Norton Industrial Ceramics Corporation Modular ceramic igniter with metallized coatings on the end portions thereof and associated terminal socket
US5785911A (en) 1995-06-07 1998-07-28 Saint-Gobain/Norton Industrial Ceramics Corp. Method of forming ceramic igniters
US5820789A (en) 1995-10-05 1998-10-13 Saint Gobain/Norton Industrail Ceramics Corp. High voltage ceramic igniter
DE69707642T2 (de) * 1996-01-26 2002-07-11 Saint-Gobain Industrial Ceramics, Inc. Keramischer zünder und verfahren zu seiner verwendung
US6028292A (en) 1998-12-21 2000-02-22 Saint-Gobain Industrial Ceramics, Inc. Ceramic igniter having improved oxidation resistance, and method of using same

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02250938A (ja) * 1988-07-28 1990-10-08 Battelle Memorial Inst 耐食性および耐エロージョン性の優れた導電性サーメット組成物およびその製造方法およびそれを用いた点火プラグまたはグロープラグの製造方法
JPH07302681A (ja) * 1994-04-28 1995-11-14 Tdk Corp セラミック発熱素子
JP2000509806A (ja) * 1997-01-27 2000-08-02 サン−ゴバン インダストリアル セラミックス,インコーポレイティド マッチヘッドセラミック点火器及びその使用法

Also Published As

Publication number Publication date
CN1206474C (zh) 2005-06-15
AU2593801A (en) 2001-07-03
NO20022950D0 (no) 2002-06-19
KR100447720B1 (ko) 2004-09-13
DE10085318T1 (de) 2003-01-30
CA2393841C (en) 2009-11-03
ES2206068A1 (es) 2004-05-01
NO20022950L (no) 2002-08-19
US6582629B1 (en) 2003-06-24
TWI231353B (en) 2005-04-21
KR20020062980A (ko) 2002-07-31
CZ20022160A3 (cs) 2003-04-16
EP1240463B1 (en) 2013-12-04
US7195722B2 (en) 2007-03-27
SE0201853D0 (sv) 2002-06-18
JP2003518238A (ja) 2003-06-03
ES2206068B1 (es) 2005-07-16
BR0016558B1 (pt) 2011-10-04
EP1240463A4 (en) 2008-03-26
CA2393841A1 (en) 2001-06-28
EP1240463A1 (en) 2002-09-18
SE524114C2 (sv) 2004-06-29
GB2380113B (en) 2005-03-02
MXPA02006099A (es) 2004-08-23
DK200200945A (da) 2002-08-19
SE0201853L (sv) 2002-08-20
NO324423B1 (no) 2007-10-08
DE10085318B4 (de) 2006-08-24
GB2380113A (en) 2003-03-26
CN1451088A (zh) 2003-10-22
WO2001046622A1 (en) 2001-06-28
BR0016558A (pt) 2003-01-07
CZ300985B6 (cs) 2009-10-07
US20030160220A1 (en) 2003-08-28
GB0217001D0 (en) 2002-08-28
TR200201612T2 (tr) 2002-12-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008116192A (ja) 焼成セラミックイグナイター
KR100363511B1 (ko) 세라믹 점화기 및 이의 가열방법
MXPA97002537A (en) Ceram high voltage lighter
KR20070099551A (ko) 세라믹 점화기
JP3845017B2 (ja) セラミック点火器及びその使用方法及びその製造方法
KR20040005876A (ko) 다중 고온 구역 점화기
US6002107A (en) Method of heating a stovetop range using a continuously energized ceramic igniter having relight capability
AU2004237862B2 (en) Compositions for ceramic igniters
MXPA99006942A (en) Match head ceramic igniter and method of using same

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100928

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20101227

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110105

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110324

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110531