JP2008115046A - 炭化水素改質装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 炭化水素ガスの分解温度を低くし、大量で高純度の水素ガスをより低価な価格で製造できるようにし、かつ副産物として、高純度の炭素微粉末を得ることのできる炭化水素改質装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 二酸化珪素1〜45%、コランダム10〜50%、ドロマイトペリクレス5〜30%を練和、成形、焼成した触媒を密閉装置中で400℃〜800℃に加熱し、これに炭化水素ガスを接触させ、このガスを二系列のサイクロンを交互に使用して連続的に水素ガスと炭素粉末を製造するようにした炭化水素改質装置とした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、メタン、エタン、プロパンなどの炭化水素ガスから、水素ガスと炭素粉末に改質、分離抽出する炭化水素改質装置に関するものである。
炭化水素ガスを700℃以上の高熱にすると、炭素原子と水素イオンのファンデンバール結合が弛み、より小さい分子的結合に進み、最後に水素ガスと炭素粉末になることは公知である。
しかし、珪素などセラミックス系の触媒を使用して炭化水素ガスより水素ガスと炭素粉末を製造する炭化水素改質装置は未だ存在しない。
特開2004−345879号公報
炭化水素ガスの分解温度を低くし、大量で高純度の水素ガスをより低価な価格で製造できるようにし、かつ副産物として、高純度の炭素微粉末を得ようとするものである。
本発明は、上記の事情に鑑み、炭化水素ガスの分解温度を低くし、大量で高純度の水素ガスをより低価な価格で製造できるようにし、かつ副産物として、高純度の炭素微粉末を得るようにすべく、二酸化珪素1〜45%、コランダム10〜50%、ドロマイトペリクレス5〜30%を練和、成形、焼成した触媒を密閉装置中で400℃〜800℃に加熱し、これに炭化水素ガスを接触させ、このガスを二系列のサイクロンを交互に使用して連続的に水素ガスと炭素粉末を製造するようにした炭化水素改質装置とした。
また、本発明は、具体的には、二酸化珪素1〜70%、コランダム10〜60%を練和、成形、焼成した触媒を使用するようにした。
さらに、本発明は、具体的には、二酸化珪素1〜70%、ドロマイトペリクレス10〜60%を練和、成形、焼成した触媒を使用するようにした。
さらにその上に、本発明は、具体的には、コランダム10〜70%、ドロマイトペリクレス10〜60%を練和、成形、焼成した触媒を使用するようにした。
本発明は、二酸化珪素1〜45%、コランダム10〜50%、ドロマイトペリクレス5〜30%を練和、成形、焼成した触媒を密閉装置中で400℃〜800℃に加熱し、これに炭化水素ガスを接触させ、このガスを二系列のサイクロンを交互に使用して連続的に水素ガスと炭素粉末を製造するようにした炭化水素改質装置としたので、炭化水素ガスの分解温度を低くし、大量で高純度の水素ガスをより低価な価格で製造できるようにし、かつ副産物として、高純度の炭素微粉末を得ることができる。
また、本発明は、具体的には、二酸化珪素1〜70%、コランダム10〜60%を練和、成形、焼成した触媒を使用するようにした。
さらに、本発明は、具体的には、二酸化珪素1〜70%、ドロマイトペリクレス10〜60%を練和、成形、焼成した触媒を使用するようにした。
さらにその上に、本発明は、具体的には、コランダム10〜70%、ドロマイトペリクレス10〜60%を練和、成形、焼成した触媒を使用するようにした。
本発明は、新規な設備と新規な触媒を使用することにより、分解温度を低くし、大量で高純度の水素ガスをより低価な価格で製造できるようにし、かつ副産物として、高純度の炭素微粉末を得るものである。
本発明の炭化水素改質装置の概要を添付した図面により説明する。
図1は炭化水素分解塔である。
炭化水素分解塔11は、装置の中心部に過熱塔18を有し、その周囲に触媒充填塔17を配置する。触媒10は触媒充填塔17の内部に設けられた孔付きの触媒棚13の上や、その他の空間に充填されており、400℃〜800℃に加熱されている。
触媒充填塔17は分厚い金属製で、内部のガスが外部に漏れないように密閉構造となっている。触媒充填塔17の高温を保つため周囲を二重の耐熱保温材9と耐熱保温壁8で固められており、上蓋部15と基礎7はカーボンブロックで断熱築成されている。
装置の中心部の加熱塔18は、その下部の矢印5に示すように燃料と空気が送り込まれ、バーナーによって強力な炎6を発生させ、触媒充填塔17の内部を400℃〜800℃に加熱させる。触媒充填塔17上部の排気孔4はバーナーの煙突である。
図2は炭素粉末を補集して純水素ガスを製造する装置である。
炭化水素ガスは、図1の送入口1から図2のポンプ27とポンプ39により弱い圧力で引き込まれるように送入され、加熱された触媒10の間を通って触媒充填塔17の頂部16に至るまで加熱された触媒10に接触し、より小さい分子に分解され、ほぼ全量が水素ガスと炭素粉末に分割され、ガス出口2より矢印3のように排出される。
ガス出口2より排出されたガスは、図2に示すように、炭素粉末収集のためのサイクロン塔21の入口20より入り、サイクロンの原理により炭素粉末は下部の炭素粉末貯留室50に落下し、水素ガスは矢印24のように次段の微少サイクロン塔22に入る。前段のサイクロン塔21と同じように、炭素粉末は分別されて下部の炭素粉末貯留室51に集められる。
水素ガスは、矢印25のように、水洗式精密クリーナー23で水洗26され、矢印48のようにポンプ27を通ってバルブ28を経て水素ガスタンク29に貯蔵される。
分離した炭素粉末を取り出す時は、サイクロン塔21、微少サイクロン塔22、水洗クリーナー23の一系列をバルブ20とバルブ28で一時閉鎖し、その間にバルブ42、バルブ43を開いて落下せしめ、トロッコ30、トロッコ31で系外に運ぶ。
一時、閉鎖され、炭素粉末が処理される間、改質ガスはバルブ32とバルブ40の操作により、図2の下段に示すサイクロン塔33、微少サイクロン塔34、水洗クリーナー35の系列に移し替え、改質装置は連続運転される。
図1に示す炭化水素分解塔で使用する触媒10は、二酸化珪素1〜45%、コランダム10〜50%、ドロマイトペリクレス5〜30%の混合物を練和、成形、焼成したものであるが、その1〜2種を焼成したものでも短期的には効果がある。
また、炭化水素分解塔で使用する触媒10としては、二酸化珪素1〜70%、コランダム10〜60%を練和、成形、焼成したものを使用することもできる。
さらに、炭化水素分解塔で使用する触媒10としては、二酸化珪素1〜70%、ドロマイトペリクレス10〜60%を練和、成形、焼成したものを使用することもできる。
さらにその上に、炭化水素分解塔で使用する触媒10としては、コランダム10〜70%、ドロマイトペリクレス10〜60%を練和、成形、焼成したものを使用することもできる。
本発明は、炭化水素ガスの改質に触媒を使用したが、炭化水素ガスの改質にパルス放電を用いることもできる。
本発明の炭化水素分解塔の断面図である。 本発明の炭化水素ガスから、炭化粉末を捕集して純水素ガスを製造する装置のシステム図である。
符号の説明
11…炭化水素分解塔(密閉装置の例)
21…サイクロン塔(二系列のサイクロンの一装置)
22…微少サイクロン塔(二系列のサイクロンの一装置)
33…サイクロン塔(二系列のサイクロンの一装置)
34…微少サイクロン塔(二系列のサイクロンの一装置)

Claims (4)

  1. 二酸化珪素1〜45%、コランダム10〜50%、ドロマイトペリクレス5〜30%を練和、成形、焼成した触媒を密閉装置中で400℃〜800℃に加熱し、これに炭化水素ガスを接触させ、このガスを二系列のサイクロンを交互に使用して連続的に水素ガスと炭素粉末を製造するようにした炭化水素改質装置。
  2. 二酸化珪素1〜70%、コランダム10〜60%を練和、成形、焼成した触媒を使用する請求項1記載の炭化水素改質装置。
  3. 二酸化珪素1〜70%、ドロマイトペリクレス10〜60%を練和、成形、焼成した触媒を使用する請求項1記載の炭化水素改質装置。
  4. コランダム10〜70%、ドロマイトペリクレス10〜60%を練和、成形、焼成した触媒を使用する請求項1記載の炭化水素改質装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101504113B1 (ko) * 2013-04-03 2015-03-19 (주)티피에스 수소가스 제조 반응장치 및 이를 이용한 수소가스 제조방법
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