JP2008115038A - 成形装置、成形方法、制御プログラム - Google Patents

成形装置、成形方法、制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】成形開始時に成形用素材が実装されていない複数個の金型ユニットを連続して投入した場合でも、金型ユニットの損傷等の問題を生じることなく連続して成形を可能とする。
【解決手段】成形部114と金型分解・組立ステージ110を、搬送コンベア121、レール111でループ状に接続し、金型ユニット101に対して金型分解・組立ステージ110において成形用素材103と光学素子102の入れ換えを行うことで金型ユニット101を循環させて使用する成形装置100において、金型ユニット101の投入総数である型投入個数Nを制御装置122に記憶させ、制御装置122はこの型投入個数Nに基づいて金型分解・組立ステージ110における成形用素材103、光学素子102の入れ換え操作や、成形部114に対する供給/回収操作を制御することで、作業者の介入なしに起動、運転、終了を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、成形用素材を加熱軟化させ、加圧成形することによってレンズやプリズム等の光学素子を製造する光学素子の成形技術に適用して有効な技術に関する。
従来、光学的精度の機能面を有する金型により、ガラス製のブランク材、即ち成形用素材を精密成形して光学素子を作製し、研磨等の工程を省略する成形方法が実用化されている。この方法は非球面を有する光学素子を容易に形成できるという特徴を持つため、光学素子の成形方法として、今後も引き続き重要な位置を占めるものと考えられる。
このような成形技術としては、たとえば特許文献1に開示された技術が知られている。以下、特許文献1の第1図(a)、(b)を参照して、従来例の構成を説明する。
すなわち、あらかじめ成形用素材3をベルト12に載置し、順次移送する。徐冷部15は図示している付近が最も高温で、成形部14の冷却ステージ9と同一の温度に設定されている。そしてこれより左方向に進むに従い順次温度が低くなるように設定されており、左方向から送られてくる成形用素材3はベルト12の移送に伴い徐々に予熱され、成形品2は反対に徐冷される仕組みになっている。
成形用素材3をベルト12に移載後、上型1aおよび下型1bからなる空の成形ブロック1(金型)を金型投入口16より投入し、順次空送りする。金型投入口16は、レール11において、金型分解・組立ステージ10の下流側に設けられている。
この成形ブロック1の送りタクトとベルト12の送りタクトはマッチングされており、最初の成形ブロック1を金型分解・組立ステージ10に移送したところで成形ブロック1を分解する。そこへ吸着アーム13により吸着された成形用素材3を供給し、その後成形ブロック1を組み立て、レール11を介して予熱ステージ7へ搬送し、予熱ヘッド4にて予熱する。
予熱が完了した成形ブロック1は成形ステージ8に移送され、直ちに成形ヘッド5にて加圧成形される。
成形完了後、冷却ステージ9の冷却ヘッド6にて成形品2が固化するガラス転移点以下の温度まで成形ブロック1を冷却する。冷却した成形ブロック1を冷却ステージ9と同一温度に保たれた金型分解・組立ステージ10に移送し、前述のごとく成形ブロック1を分解し、吸着アーム13により成形品2を吸着して下型1bより取り出し、ベルト12へ移載する。ベルト12に移載された成形品2は成形タクトに合わせて順次ステップ送りされ、一定時間、冷却ステージ9と同一温度に保持された後常温まで徐冷される。
一方、吸着アーム13は成形品2をベルト12に移載した後、ステップ送りされてきた成形用素材3を吸着し前述の下型1bに供給する。以後は以上の動作の繰り返しとなる。
従来例は上述したような手段によって成形ブロック1(金型)の昇降温の温度範囲を大幅に小さくできるため、予熱、冷却のステージ数も少なくでき、成形機構造が簡素化できると同時に金型使用数も大幅に削減できる素晴らしい発明であるが、次のような技術的課題がある。
たとえば、成形装置を久しぶりに使おうとして電源を入れた直後や、冷却水の循環異常などの不具合によって成形に失敗した金型を全て装置外に払い出してしまった後の場合、従来例では成形用素材の入っていない金型を、1個だけ金型分解・組立ステージの下流側に設けられた金型投入口から投入し、最初の1周目は予熱工程、成形工程、冷却工程を空送りさせる必要がある。
そして金型が金型分解・組立ステージまで移載されたとき、金型を分解し、搬送アームで金型に成形用素材を供給する。
その後、自動的に動作が切り替わり、2周目は上型と下型の間に封入された成形用素材の予熱工程、成形工程、冷却工程を経て、金型が金型分解・組立ステージまで移載されたときに光学素子を取り出し、その後、成形用素材を供給し金型を組み立てる。以後は同じ動作を繰り返し行う。
従来例のような成形装置を使って光学素子を成形する場合、予熱工程、成形工程、冷却工程、金型分解・組立工程の各工程でそれぞれ最適な温度と必要な時間を設定して、その時間間隔で次の工程に金型を移載する。生産効率を上げるためには、金型を各工程に移載するステップごとに光学素子が出来上がることが望ましいので、通常成形装置内に金型を複数個連続して投入し、成形中は各工程毎に金型が存在することが一般的である。
しかし従来例の場合、金型投入口が金型分解・組立ステージの下流側にあるため、金型を複数個連続して投入した場合、1個目に投入した金型については中身が空で各工程を空送りさせる金型と判断するが、2個目に投入した金型については、1個目に投入した金型が2周目の工程に入ったと誤って判断される可能性がある。そのため金型の中に成形用素材が入っていると判断して、空送りせずに成形が実行される懸念がある、という技術的課題があった。
その場合、成形用素材が無い状態で上型と下型が押し当てられてしまうので、金型の内側の研磨面(機能面)に傷が付いたり、変形してしまう懸念があった。このような理由から、従来技術の成形装置には金型を複数個連続して投入することができず、1個の光学素子が出来上がるためには各工程を総和した時間が必要となり、非常に生産効率が低下する懸念がある。
この技術的課題の解決方法として、連続して金型を投入する場合、2個目に投入する金型からは作業者自身が金型内に成形用素材を封入し、その金型を金型投入口から投入する方法が考えられる。
しかし、そのためには、(成形を行う金型個数−1)個分だけ毎回成形用素材を金型に封入する作業が必要となり、その分作業者を拘束する時間が長くなってしまう。また、作業者による手作業では、うっかり成形用素材を封入しないまま金型を投入して金型を傷めたり、間違った成形用素材を封入してしまう等の誤操作が発生する可能性があり、上型と胴型の間に溶けた成形用素材が入り込んで上型が抜けなくなり、金型分解・組立時に金型を破損してしまう懸念があった。
また、従来例ではベルト上の成形用素材を吸着アームで吸着し取り出した後、空いた場所に金型から取り出した光学素子を供給している。この方法では、ベルトから成型用素材を取り出して空き場所を作らなければ金型の中の光学素材を取り出して載置することができないため、途中で成形を中止したい場合、成形用素材を供給せずに光学素子を連続して取り出すことができない。
従って成形を中止する場合も、必ず成形用素材が金型に封入された状態で、装置の運転が停止されることとなり、金型に封入された成形用素材が無駄になり、生産コストが上昇する懸念がある。また、封入された成形用素材を作業者が取り出すための工数も必要となる。
また、別の技術的課題として、成形用素材が載置されていた1本のベルト上に途中からは光学素子が載置されるので、成形用素材と光学素子は互いに形状が異なるため、ベルト上に凹み加工を施したりパレットを固定したりするなど、成形用素材を安定して位置決めできるような機構を付けることができず、そのため搬送アームで成形用素材を吸着する際、失敗する場合が非常に多くなることが懸念される。
しかも失敗した場合、光学素子を載置する空きスペースを作るためには吸着できなかった成形用素材を取り除く必要があるので、失敗するたびに成形装置を止めて、作業者が成形用素材を取り除くか、吸着できなかった成形用素材を再度位置決めし直してからリトライを行う必要がある。そのため成形が頻繁に停止し、成形装置の稼働率が下がることが予想される。
また搬送アームで吸着失敗し復帰作業を行っている間、予熱工程、成形工程、冷却工程にあった金型は次工程に搬送できないため、その工程のまま停止してしまう。すると、その工程での予定時間をオーバーしてしまい、不良品となってしまうという欠点があった。
さらに、成形用素材をベルト上に一列に並べる場合には、並べられる個数が限られるため、作業者は頻繁に成形用素材の残数の確認をしていなければならない。そして成形用素材を追加する場合も、成形用素材を個々に並べていくために非常に時間のかかる作業となる。
特開平3−45522号公報
本発明の目的は、成形開始時に成形用素材が実装されていない複数個の金型ユニットを連続して投入した場合でも、金型ユニットの損傷等の問題を生じることなく連続して成形が可能な成形技術を提供することにある。
本発明の他の目的は、成形停止や成形終了時に、金型ユニットの回収および成形済みの光学素子の取り出しを確実に行うことが可能な成形技術を提供することにある。
本発明の他の目的は、作業者の介入を必要とすることなく、複数個の金型ユニットの並行処理による生産性の向上と、工数の削減、誤操作による障害の削減等を実現することが可能な成形技術を提供することにある。
本発明の第1の観点は、成形用素材が実装される金型ユニットに対する加熱、加圧、および冷却を行うことで、前記成形用素材から光学素子を成形する成形部と、
前記金型ユニットに対する前記成形用素材および前記光学素子の出し入れを行う金型ユニット分解組立部と、
前記金型ユニット分解組立部から前記成形部に前記金型ユニットを供給する第1搬送路と、
前記成形部から前記金型ユニット分解組立部に前記金型ユニットを回収する第2搬送路と、
前記第2搬送路上に投入される前記金型ユニットの総個数を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記総個数に基づいて、前記第1搬送路から前記成形部に対する前記金型ユニットの供給動作、および前記金型分解組立部における前記成形用素材および前記光学素子の出し入れを制御する制御部と、
を含む成形装置を提供する。
本発明の第2の観点は、成形用素材が実装される金型ユニットに対する加熱、加圧、および冷却を行うことで前記成形用素材から光学素子を成形する成形部と、前記金型ユニットに対する前記成形用素材および前記光学素子の出し入れを行う金型ユニット分解組立部との間で前記金型ユニットを循環させる成形方法であって、
前記成形部と前記金型分解組立部との間における前記金型ユニットの循環経路に投入される前記金型ユニットの総個数を記憶手段に記憶する第1ステップと、
前記記憶手段に記憶された前記総個数に基づいて、前記金型分解組立部から前記成形部に対する前記金型ユニットの供給動作、および前記金型分解組立部における前記成形用素材および前記光学素子の出し入れを制御する第2ステップと、
を含む成形方法を提供する。
本発明の第3の観点は、成形用素材が実装される金型ユニットに対する加熱、加圧、および冷却を行うことで前記成形用素材から光学素子を成形する成形部と、前記金型ユニットに対する前記成形用素材および前記光学素子の出し入れを行う金型ユニット分解組立部との間で前記金型ユニットを循環させる成形装置を制御する制御プログラムであって、
前記成形装置を制御するコンピュータに、
前記成形部と前記金型分解組立部との間における前記金型ユニットの循環経路に投入される前記金型ユニットの総個数を記憶手段に記憶する第1ステップと、
前記記憶手段に記憶された前記総個数に基づいて、前記金型分解組立部から前記成形部に対する前記金型ユニットの供給動作、および前記金型分解組立部における前記成形用素材および前記光学素子の出し入れを制御する第2ステップと、
を実行させる制御プログラムを提供する。
上記した本発明によれば、たとえば、作業者が入力した金型ユニットの総個数を記憶し、この総個数に基づいて、成形装置の起動運転モード、通常運転モード、終了運転モード、を的確に自動的に切り替えることができる。
すなわち、起動運転モードおよび通常運転モードでは、成形装置の運転開始時における金型ユニットの投入および成形用素材の実装、定常運転状態における金型ユニットの循環の管理、運転停止時における金型ユニットの回収および成形された光学素子の取り出し等の操作を、作業者の介入を全く必要とすることなく、正確に実行することができる。
この結果、空の金型ユニットを成形部に供給することに起因する金型の損傷等の問題を生じることなく、装置の運転開始から通常運転に速やかに移行することができる。
また、成形停止や成形終了時に、記憶されていた総個数に基づいて、実際に回収された金型ユニットの数を管理することで、金型ユニットの回収および成形済みの光学素子の取り出しを確実に行うことができる。
すなわち、通常運転モードから終了運転モードに切り替えることにより、金型ユニットに封入された光学素子を取り出した後、成形用素材を金型ユニットに供給する工程を省略し、金型ユニットの組立工程の後、成形部へ搬入せず、全ての金型ユニットから成形用素材や光学素子を取り出した後、自動的に運転停止することができる。
また、成形部内に複数のステージを設けて、複数の金型ユニットに対して、加熱、加圧成形、冷却の各段階を並行して連続的に実行する場合でも、設定された金型ユニットの総個数に基づいて、成形部と金型分解組立部との間における金型ユニットの循環の管理を、作業者の介入を全く必要とすることなく実現でき、複数個の金型ユニットの並行処理による生産性の向上と、工数の削減、誤操作による障害の削減等を実現することができる。
本発明によれば、成形開始時に成形用素材が実装されていない複数個の金型ユニットを連続して投入した場合でも、金型ユニットの損傷等の問題を生じることなく連続して成形が可能な成形技術を提供することができる。
また、成形停止や成形終了時に、金型ユニットの回収および成形済みの光学素子の取り出しを確実に行うことが可能な成形技術を提供することができる。
また、作業者の介入を必要とすることなく、複数個の金型ユニットの並行処理による生産性の向上と、工数の削減、誤操作による障害の削減等を実現することが可能な成形技術を提供することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態である成形方法を実施する成形装置の平面的な配置の構成の一例を示す概念図である。図2は、本実施の形態の成形装置における成形部の構成の一例を示す断面図である。図3は、本実施の形態の成形装置において用いられる金型ユニットの構成の一例を示す断面図である。図4Aおよび図4Bは、本実施の形態の成形装置で用いられる光学素子パレットおよび成形用素材パレットの構成例を示す断面図である。
図5Aおよび図5Bは、本実施の形態の成形装置に備えられた上型吸着ロボットの動作の一例を示す断面図である。
図5Aは光学素子102を封入していない状態の金型を上型吸着ロボット125で吸着する時の側面図で、図5Bは光学素子102を封入している状態の金型を上型吸着ロボット125で吸着する時の側面図である。
図1に例示されるように、本実施の形態の成形装置100は、成形部114、金型分解・組立ステージ110、搬送コンベア121、レール111、搬送ロボット113、制御装置122、タッチパネル123等を備えている。
図3に示すように金型ユニット101は、上型101aと下型101bおよび胴型101cで構成されている。上型101aおよび下型101bの胴型101cの内部における対向面は、成形面101d、成形面101eを構成している。
図1の金型ユニット101の上型101aと下型101bの間には、予熱ステージ107に送り込まれる際には、成形用素材103が封入されている。
予熱ステージ107と成形ステージ108および冷却ステージ109は成形部114内に位置して設けられ、冷却ステージ109の後工程で、成形部114の外側には金型分解・組立ステージ110が設けられ、その間には搬送コンベア121が渡されている。
本実施の形態の場合には、成形装置100に対する金型ユニット101の投入は、この搬送コンベア121に対して行われる。
搬送コンベア121の金型分解・組立ステージ110に対する接続端には、図示しないセンサおよびストッパが設けられており、搬送コンベア121から金型分解・組立ステージ110に到来する金型ユニット101の検出、および搬送コンベア121から金型分解・組立ステージ110への金型ユニット101の供給/供給停止が制御可能になっている。
成形部114の内部に配置された予熱ステージ107、成形ステージ108、冷却ステージ109の間には、レール114aが設けられ、当該ステージ間における金型ユニット101の移送が行われる。
また、金型分解・組立ステージ110と、成形部114の最上流に位置する予熱ステージ107との間には金型ユニット101を搬送するためのレール111が渡されている。
レール111には、金型分解・組立ステージ110から到来する金型ユニット101を、成形部114の方向に押し出すプッシャ111aが設けられている。そして、プッシャ111aを作動させることにより、レール111上の金型ユニット101は、成形部114の予熱ステージ107に送り込まれる。
また、必要に応じてプッシャ111aの作動を停止させることにより、金型分解・組立ステージ110から送り出された金型ユニット101を、レール111の上に滞留させることが可能になっている。
図2に例示されるように、成形部114を構成する予熱ステージ107、成形ステージ108、冷却ステージ109の各々は、下温度制御プレート104、上温度制御プレート105、与圧機構106を備えている。
各ステージの下温度制御プレート104および上温度制御プレート105は、当該ステージに割り当てられた加熱、加圧、冷却の各工程に対応して、たとえば、金型ユニット101を加熱、保温、または冷却する動作を行う。
与圧機構106は、各工程において、所望の荷重で、下温度制御プレート104と上温度制御プレート105の間に位置する金型ユニット101を挟持または加圧する動作を行う。
搬送ロボット113はX軸113a、Y軸113b、Z軸113cから構成される直交する3軸を備えたロボットで構成され、Z軸113cには、金型ユニット101に成形用素材103を供給する際に用いられる成形用素材ヘッド119、および成形用素材103から成形後の光学素子102を取り出す際に用いられる光学素子ヘッド120が取り付けられている。この搬送ロボット113は、レール111上の金型ユニット101の搬送に干渉しない位置に設置される。
搬送ロボット113の可動範囲124内には、前記金型分解・組立ステージ110と、光学素子パレット117および成形用素材パレット118が独立に存在し、それぞれのパレット表面には図4A、図4Bで示したように光学素子102および成形用素材103の形状に合った複数の素子収納凹部117a、素材収納凹部118aが設けられ、光学素子102および成形用素材103を並べて載置できるようになっている。また、前記金型分解・組立ステージ110の上方には前記上型吸着ロボット125が、前記搬送ロボット113の動作に干渉しないように設置されている。
成形部114および金型分解・組立ステージ110、搬送ロボット113、搬送コンベア121、レール111には、それらを制御するための制御装置122が制御線122eを介して接続され、制御装置122には入出力手段として、タッチパネル123がインタフェース線122dを介して接続されている。
図6は、本実施の形態の制御装置122を構成するコンピュータの構成例を示している。制御装置122は、CPU122a、メモリ122b、I/Oインタフェース122cを備えている。
CPU122aは、メモリ122bに格納された制御プログラム130を実行し、I/Oインタフェース122cを介して制御線122eに制御信号を出力することで、成形装置100の全体を制御し、後述のフローチャートに例示されるような制御動作を実現する。
メモリ122bには、後述のような型投入個数N、型回収変数R、型投入変数K等の情報も格納される。
本実施の形態の成形装置100のタッチパネル123では、図7および図8に例示される金型個数入力画面123−1、終了ボタン画面123−2が使用される。
図7に例示される金型個数入力画面123−1には、一例として、数字ボタン123a、金型個数表示部123b、自動運転開始ボタン123cが表示される。
数字ボタン123aは、作業者が、型投入個数Nを入力するために用いられる。金型個数表示部123bは、入力された型投入個数Nを表示する。自動運転開始ボタン123cは、作業者が成形装置100を起動するために用いられる。
図8に例示される終了ボタン画面123−2には、一例として、回収個数表示部123dと成形終了ボタン123e、金型ユニット追跡表示部123f、が表示される。回収個数表示部123dには型回収変数Rの値が表示される。成形終了ボタン123eは、作業者が成形装置100を停止させるために用いられる。
金型ユニット追跡表示部123fには、図1に例示した成形装置100の要部の構成要素が模式的に表示され、個々の金型ユニット101が、成形装置100内のどこに存在するかが、時々刻々表示される。
図8の例では、個々の金型ユニット101を○印で表示し、その中央に、当該金型ユニット101を識別するための番号(1〜N)が表示されている。すなわち、この図8の例では、1番の金型ユニット101は冷却ステージ109に存在し、2番の金型ユニット101は、レール111上に存在し、3番の金型ユニット101は、金型分解・組立ステージ110に存在する状態が表示されている。
以下、光学素子の成形装置100を用いた光学素子の成形方法について、図9のフローチャート等の図面を参照しながら説明する。
なお、一例として、図9のフローチャートにおいて、ステップ201〜209が起動運転モードM1であり、ステップ210〜216が通常運転モードM2であり、ステップ217〜222が終了運転モードM3である。本実施の形態では、以下のように、型投入個数Nや、自動運転開始ボタン123c、成形終了ボタン123e等に基づいて、これらの各モードを的確に自動的に切り替えることができる。
まず、光学素子の成形装置100の全体の電源を入れ、図示しない操作パネル上の原点復帰ボタンを押すことにより、成形装置100の、金型分解・組立ステージ110、搬送ロボット113、成形部114、レール111、搬送コンベア121等の全体の原点復帰を行う。
この原点復帰が完了すると、起動運転モードM1が開始され、タッチパネル123上には金型個数入力画面123−1が出力され、金型個数を表示および入力できる入力エリア(この場合、数字ボタン123a、金型個数表示部123b)と自動運転開始ボタン123cが表示される(ステップ201)。
作業者は、使用する数だけ金型ユニット101を用意し、中に何も封入されていない状態で搬送コンベア121上に並べておく。
タッチパネル123で成形に使用する金型個数を型投入個数Nとして入力すると(ステップ202)、その値が制御装置122内のメモリ122bに記憶される(ステップ203)。
そしてタッチパネル123上の自動運転開始ボタン123cを押すことにより、搬送コンベア121のコンベアが回転し始め、金型ユニット101の搬送を開始する。この時、制御装置122内で動作している制御プログラム130内では型投入変数Kがリセットされて0になる(ステップ204)。この状態で金型ユニット101が金型分解・組立ステージ110に搬送されてくるのを待つ(ステップ205)。
金型ユニット101は、搬送コンベア121によって金型分解・組立ステージ110に到着すると、そこに設置されている図示しない透過センサを遮光することによって制御装置122に信号が入り、制御装置122で記憶されていた型投入変数Kが1加算される(ステップ206)とともに、搬送コンベア121が停止する(ステップ207)。
この段階では、まだ金型ユニット101の中に光学素子102が封入されていないため、制御装置122は、金型分解・組立ステージ110で上型101aを吸着する上型吸着ロボット125に対して、図5Aに例示されるように、光学素子102が封入されていない時に使うティーチング座標P0をセットし、上型吸着ロボット125を下降させる(ステップ208)。
そして上型101aの吸着を確認してから上型吸着ロボット125が上昇することで上型101aを引き抜く。
制御装置122は、金型分解・組立ステージ110が上述のように動作し始めると同時に、搬送ロボット113を動作させ、成形用素材パレット118から成形用素材103を成形用素材ヘッド119で吸着し、上型101aが外された後の金型ユニット101内に成形用素材103を載置する。
金型分解・組立ステージ110で上型吸着ロボット125により上型101aが胴型に挿入され、成形用素材103の供給は完了する。最後に制御装置122の制御プログラム130内で型投入変数Kと全金型個数(型投入個数N)を比較し(ステップ209)、等しければ、次型(次に搬送コンベア121から到来する金型ユニット101)から金型分解・組立ステージ110での動作を、次の通常運転モードM2用に切替える。
つまり、金型分解・組立ステージ110において、通常運転モードM2の次の金型ユニット101からは搬送ロボット113で金型ユニット101内の光学素子102を取り出し、光学素子パレット117に載置する動作を追加するようにする。
また、通常運転モードM2の次の金型ユニット101からは金型ユニット101の中に光学素子102が封入されているので、制御装置122は金型分解・組立ステージ110の上型吸着ロボット125に対して、上型101aを吸着する位置を、図5Bに示したようなティーチング座標P1に切り替える。
すなわち、通常運転モードM2では、終了ボタン画面123−2をタッチパネル123に出力し(ステップ210)、成形終了ボタン123eの押下や、金型ユニット追跡表示部123fでの金型ユニット101の移動状態を監視しながら(ステップ211)、ステップ212を作動させて成形部114から金型ユニット101を金型分解・組立ステージ110に搬送可能な状態にし(ステップ212)、成形部114から金型分解・組立ステージ110への金型ユニット101の到来を監視し(ステップ213)、到来が検出されたら、当該金型ユニット101を金型分解・組立ステージ110に取り込むとともに、搬送コンベア121を停止させる(ステップ214)。
そして、金型分解・組立ステージ110では、金型ユニット101から光学素子102を取り出して光学素子パレット117に載置する動作と、成形用素材パレット118の成形用素材103を金型ユニット101の胴型101cに実装する動作が行われる。
この時の、上型吸着ロボット125が上型101aを吸着する位置は、図5Bに示したようなティーチング座標P1に切り替えられている(ステップ215)。
金型ユニット101は金型分解・組立ステージ110からレール111上を搬送され、プッシャ111aによって成形部114内の予熱ステージ107に投入される(ステップ216)。
金型ユニット101は、この予熱ステージ107で所定の設定時間だけ昇温された後、成形ステージ108に搬送され、加熱されながら加圧される。これによって上型101aおよび下型101bの成形面101dおよび成形面101eの形状が成形用素材103に転写される。
所定の設定時間が経過した後、金型は冷却ステージ109に搬送され、設定時間だけ徐冷された後、搬送コンベア121により金型分解・組立ステージ110に搬送される(ステップ212)。
成形装置100が自動運転中(たとえば、通常運転モードM2中)は、上述のステップ211のようにタッチパネル123には、終了ボタン画面123−2の成形終了ボタン123eが表示される。
作業者は、成形作業を終了させたい場合、その成形終了ボタン123eを押すことにより成形装置100は終了動作モードに切り替わり、この時、制御装置122の制御プログラム130内では型回収変数Rがリセットされて0になる(ステップ217)。
この状態で、金型ユニット101が金型分解・組立ステージ110に搬送されてくるのを待つ(ステップ218)。
金型ユニット101は搬送コンベア121によって金型分解・組立ステージ110に搬送されると、図示しない透過センサを遮光することによって制御装置122に信号が入り、搬送コンベア121が停止する。そして同時に制御装置122で記憶されていた型回収変数Rが、プログラム上で1加算される(ステップ219)。
金型ユニット101内への成形用素材103の供給を停止するため、搬送ロボット113は成形用素材パレット118から成形用素材103の取り出しを行わなくなる。
金型分解・組立ステージ110上の上型吸着ロボット125で上型101aを吸着して引き抜いた後、搬送ロボット113は光学素子ヘッド120を用いて金型ユニット101内から光学素子102を取り出し、光学素子パレット117に載置する(ステップ220)。
そして金型分解・組立ステージ110上の上型吸着ロボット125により、金型ユニット101の胴型101c内に上型101aが挿入された後、プッシャ111aの動作を停止させることで、金型ユニット101は成形部114には投入されず、その手前のレール111上に溜められる(ステップ221)。
最後に型回収変数Rと全金型個数(型投入個数N)を比較して(ステップ222)、両者が等しければ全ての金型ユニット101を回収しているので、自動的に自動運転を終了させる。両者が等しくない場合は、まだ成形部114内に金型ユニット101が残っているので、ステップ218に戻って、終了動作モードの動作を続ける。
以上説明したように、本実施の形態によれば、成形装置100において金型ユニット101を用いた成形を開始する際、空の複数個の金型ユニット101をまとめて搬送コンベア121の上に並べるだけで、作業者の介入を必要とする事前の準備をほとんど必要とすることなく直ちに、成形用素材103を用いた光学素子102の生産を開始することができる。
そのため、同じ時間生産したとしても1日当たりの生産数は増加し、光学素子102の生産効率が向上する。
また、たとえば、生産開始時には、金型ユニット101が光学素子の成形装置100内を1周すると、自動的に動作が起動運転モードM1から通常運転モードM2に切り替わり、金型分解・組立ステージ110では、金型ユニット101からの光学素子102の取り出しも行うようになる。そのため作業者は最初に型投入個数Nの入力と自動運転の開始を行ってしまえば、あとは成形装置100を無人で稼働させることができる。
また、成形装置100の成形動作を終了させる場合も、作業者は成形終了ボタン123eを押すだけで、終了運転モードM3に移行し、あとは、型投入個数Nと型回収変数R等の情報に基づいて、全ての金型ユニット101を成形部114の外に回収して金型分解・組立ステージ110において光学素子102が取り出された後に自動的に運転が終了する。このため、金型ユニット101を作業者が分解して光学素子102を取り出す等の煩雑な作業は全く不要であり、作業者の拘束時間が削減される。その間に作業者は別の仕事に従事できるので、工場内全体の作業者を削減することができる。
また、本実施の形態の場合には、成形用素材パレット118と光学素子パレット117とが、それぞれ独立して備えられているので、成形用素材103および光学素子102に特化した最適な形状の素材収納凹部118a、素子収納凹部117aを備えたパレットを製作できる。そのため成形用素材103の取り出しおよび光学素子102の載置に失敗がなく、生産が止まってしまうことがない。また、光学素子パレット117および成形用素材パレット118の各々の枚数を増やすことにより、成形用素材パレット118が空になるまでの時間、および光学素子パレット117が満杯になるまでの時間を長くすることができるので、作業者が拘束される時間を軽減できる。
そして成形用素材103の追加を行う際も、成形用素材パレット118毎にまとまった個数で追加作業を行えるため、作業が短時間で完了できる。
また、金型分解・組立ステージ110で作業中に、万が一エラーが発生した場合も、搬送コンベア121上に金型ユニット101を溜めておけるので、成形部114内で各工程は通常通り行い、金型ユニット101を確実に排出させることができる。
そのため、成形部114の内部に金型ユニット101を放置すること等に起因して、成形部114で成形した光学素子102を無駄にすることがなく、光学素子102等の成形製品の歩留まりが向上する。
また、金型ユニット101の総数を型投入個数Nとして入力することによって、タッチパネル123の終了ボタン画面123−2上等で現在何番目の金型ユニット101がどこに搬送されているかを、終了ボタン画面123−2の金型ユニット追跡表示部123fに表示させることができる。これにより、何番目の金型ユニット101でエラーが多いのか傾向が分かり、エラーの発生頻度の多い金型ユニット101については、別の金型ユニット101と交換してメンテナンス作業を行うことができるので、光学素子102の歩留まりを向上させることができる。
また、特に図示しないが、予熱工程(予熱ステージ107)、加圧工程(成形ステージ108)、冷却工程(冷却ステージ109)、金型分解・組立工程(金型分解・組立ステージ110)に同時に複数個の金型ユニット101を投入して成形を行う場合も同様な効果が得られることは容易に想像できる。
同じく、特に図示しないが、光学素子パレット117および成形用素材パレット118が複数枚ある場合にも、同様な効果が得られることは容易に想像できる。
以上説明したように、本発明の光学素子の成形方法および成形装置には次のような効果がある。
成形を開始する際、事前の準備が最小限で即生産を開始することができる。そのため1日当たりの生産数が増加し、生産効率が向上するため、製品単価を下げることができる。また装置の無人稼働率を上げたため、作業者の拘束時間が削減され、工場全体の作業者を削減することができ、人件費を下げることができる。
また、成形用素材の取り出しおよび光学素子の載置に失敗がなくなるので、生産が止まることがなくなり、装置の稼働率が上がる。
金型分解・組立ステージでの作業中に、万が一エラーが発生した場合も、搬送コンベア上に金型を溜めておけるので、成形した光学素子を無駄にすることがなく、製品の歩留まりが向上する。
なお、本発明は、上述の実施の形態に例示した構成に限らず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
(付記1)
上型と下型および胴型で構成された金型と、
前記上型と下型の間に成形用素材を供給する手段と、
前記成形用素材を供給した前記金型を加熱炉内に搬入する手段と、
前記成形用素材を加熱軟化する加熱手段と、
加熱軟化した前記成形用素材を加圧成形する加圧成形手段と、
加圧成形した前記成形用素材を冷却する冷却手段と、
前記金型の上型を脱着する金型分解・組立手段と、
前記金型から光学素子を取り出す手段を備える光学素子の成形装置において、
作業者が入力した総金型個数を記憶しておく記憶手段と、
装置の通常運転モードと終了運転モードを切り替えるための入力手段と、
前記金型に供給するための成形用素材を載置しておくためのパレットと、
前記金型から取り出した光学素子を載置するためのパレットと、
冷却後の金型を金型分解・組立手段まで搬送しかつ、複数個の金型を一時溜めておくことができる搬送手段と、
を備えることを特徴とする光学素子の成形装置。
(付記2)
付記1記載の光学素子の成形装置において、
作業者が総金型個数を入力し、記憶手段で記憶させる工程と、
装置の通常運転モードと終了運転モードを切り替えるための入力工程と、
金型に供給するための成形用素材を載置した成形用素材パレットを所定の位置に取り付ける工程と、
前記金型から取り出した光学素子を載置するための光学素子パレットを所定の位置に取り付ける工程と、
前記金型に成形用素材パレットから成形用素材を供給する工程と、
前記金型の上型を胴型に挿入する金型組立工程と、
前記成形用素材を供給した前記金型を加熱炉内に搬入する工程と、
前記成形用素材を加熱軟化する加熱工程と、
加熱軟化した前記成形用素材を加圧成形する成形工程と、
加圧成形した前記成形用素材を冷却する冷却工程と、
前記金型の上型を持ち上げ光学素子を露出させる金型分解工程と、
前記金型から光学素子を取り出す工程と、
冷却後の金型を金型分解・組立工程まで搬送しかつ、複数個の金型を一時溜めておくことができる搬送工程と、
を含むことを特徴とする光学素子の成形方法。
(付記3)
付記2記載の光学素子の成形方法において、
成形開始前に総金型個数を記憶手段に記憶させてから成形を開始することによって金型が、初めて前記金型分解工程に到着したときは、光学素子を取り出す工程は行わず成形用素材を供給する工程だけ行い、2回目以降前記金型分解工程に到着したときは上型と下型の間に封入された光学素子を取り出す工程と、
成形用素材を供給する工程と、
を行うようにしたことを特徴とする光学素子の成形方法。
(付記4)
付記2記載の光学素子の成形方法において、
付記3記載の光学素子の成形方法を行った後、入力手段によって通常運転モードと終了運転モードを切り替えることにより、上型と下型の間に封入された光学素子を取り出した後、成形用素材を供給する工程を行わず、金型組立工程の後、金型を加熱炉内へ搬入せずに、全ての金型から成形用素材を取り出した後、金型を全て搬送工程途中に溜めて、自動的に運転停止するようにしたことを特徴とする光学素子の成形方法。
本発明の一実施の形態である成形方法を実施する成形装置の平面的な配置の構成の一例を示す概念図である。 本発明の一実施の形態である成形装置における成形部の構成の一例を示す断面図である。 本発明の一実施の形態である成形装置において用いられる金型ユニットの構成の一例を示す断面図である。 本発明の一実施の形態である成形装置で用いられる光学素子パレットの構成例を示す断面図である。 本発明の一実施の形態である成形装置で用いられる成形用素材パレットの構成例を示す断面図である。 本発明の一実施の形態である成形装置に備えられた上型吸着ロボットの動作の一例を示す断面図である。 本発明の一実施の形態である成形装置に備えられた上型吸着ロボットの動作の一例を示す断面図である。 本発明の一実施の形態である成形装置の制御装置を構成するコンピュータの構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態である成形装置のタッチパネルにおける金型個数入力画面を示す説明図である。 本発明の一実施の形態である成形装置のタッチパネルにおける終了ボタン画面を示す説明図である。 本発明の一実施の形態である成形方法および成形装置、制御プログラムの作用の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
100 成形装置
101 金型ユニット
101a 上型
101b 下型
101c 胴型
101d 成形面
101e 成形面
102 光学素子
103 成形用素材
104 下温度制御プレート
105 上温度制御プレート
106 与圧機構
107 予熱ステージ
108 成形ステージ
109 冷却ステージ
110 金型分解・組立ステージ(金型分解組立部)
111 レール(第1搬送路)
111a プッシャ
113 搬送ロボット
113a X軸
113b Y軸
113c Z軸
114 成形部
114a レール
117 光学素子パレット
117a 素子収納凹部
118 成形用素材パレット
118a 素材収納凹部
119 成形用素材ヘッド
120 光学素子ヘッド
121 搬送コンベア(第2搬送路)
122 制御装置(制御部)
122a CPU
122b メモリ(記憶手段)
122c I/Oインタフェース
122d インタフェース線
122e 制御線
123 タッチパネル
123−1 金型個数入力画面
123−2 終了ボタン画面
123a 数字ボタン
123b 金型個数表示部
123c 自動運転開始ボタン
123d 回収個数表示部
123e 成形終了ボタン
123f 金型ユニット追跡表示部
124 可動範囲
125 上型吸着ロボット
130 制御プログラム
M1 起動運転モード
M2 通常運転モード
M3 終了運転モード
N 型投入個数
K 型投入変数
R 型回収変数
P0 ティーチング座標
P1 ティーチング座標

Claims (12)

  1. 成形用素材が実装される金型ユニットに対する加熱、加圧、および冷却を行うことで、前記成形用素材から光学素子を成形する成形部と、
    前記金型ユニットに対する前記成形用素材および前記光学素子の出し入れを行う金型ユニット分解組立部と、
    前記金型ユニット分解組立部から前記成形部に前記金型ユニットを供給する第1搬送路と、
    前記成形部から前記金型ユニット分解組立部に前記金型ユニットを回収する第2搬送路と、
    前記第2搬送路上に投入される前記金型ユニットの総個数を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記総個数に基づいて、前記第1搬送路から前記成形部に対する前記金型ユニットの供給動作、および前記金型分解組立部における前記成形用素材および前記光学素子の出し入れを制御する制御部と、
    を含むことを特徴とする成形装置。
  2. 請求項1記載の成形装置において、
    前記制御部は、成形作業の開始時に、外部から前記第2搬送路に投入され、最初に前記金型分解組立部に至る前記金型ユニットが前記総個数に到達するまでは、前記金型分解組立部において前記金型ユニットに対する前記成形用素材の実装のみを行わせた後に前記成形部に供給し、
    投入された前記金型ユニットの数が前記総個数に到達した後は、前記金型分解組立部において、前記成形部から当該金型分解組立部に回収された前記金型ユニットに対する前記光学素子の取り出しおよび前記成形用素材の実装を行わせることを特徴とする成形装置。
  3. 請求項1記載の成形装置において、
    前記制御部は、成形作業の終了時には、前記金型分解組立部において、前記成形部から回収された前記金型ユニットからの前記光学素子の取り出しのみを実行させるとともに、前記第1搬送路上に前記金型ユニットを滞留させることを特徴とする成形装置。
  4. 請求項1記載の成形装置において、
    前記成形部は、前記成形用素材を加熱軟化する加熱ステージと、加熱軟化した前記成形用素材を加圧成形する加圧成形ステージと、加圧成形した前記成形用素材を冷却する冷却ステージと、を含み、
    並行して動作する前記加熱ステージ、前記加圧成形ステージ、前記冷却ステージを前記金型ユニットが順次通過することで、前記成形用素材の前記光学素子への成形が行われることを特徴とする成形装置。
  5. 請求項1記載の成形装置において、
    前記金型分解組立部には、前記成形用素材および前記光学素子が個別に載置される独立な複数のパレットを備えたことを特徴とする成形装置。
  6. 成形用素材が実装される金型ユニットに対する加熱、加圧、および冷却を行うことで前記成形用素材から光学素子を成形する成形部と、前記金型ユニットに対する前記成形用素材および前記光学素子の出し入れを行う金型ユニット分解組立部との間で前記金型ユニットを循環させる成形方法であって、
    前記成形部と前記金型分解組立部との間における前記金型ユニットの循環経路に投入される前記金型ユニットの総個数を記憶手段に記憶する第1ステップと、
    前記記憶手段に記憶された前記総個数に基づいて、前記金型分解組立部から前記成形部に対する前記金型ユニットの供給動作、および前記金型分解組立部における前記成形用素材および前記光学素子の出し入れを制御する第2ステップと、
    を含むことを特徴とする成形方法。
  7. 請求項6記載の成形方法において、
    前記第2ステップでは、
    成形作業の開始時に、外部から前記循環経路に投入され、最初に前記金型分解組立部に至る前記金型ユニットが前記総個数に到達するまでは、前記金型分解組立部において前記金型ユニットに対する前記成形用素材の実装のみを行わせた後に前記成形部に供給し、
    投入された前記金型ユニットの数が前記総個数に到達した後は、前記金型分解組立部において、前記成形部から当該金型分解組立部に回収された前記金型ユニットに対する前記光学素子の取り出しおよび前記成形用素材の実装を行わせることを特徴とする成形方法。
  8. 請求項6記載の成形方法において、
    前記第2ステップでは、
    成形作業の終了時に、前記金型分解組立部において、前記成形部から回収された前記金型ユニットからの前記光学素子の取り出しのみを実行させるとともに、前記金型分解組立部と前記成形部との間の循環経路上に前記金型ユニットを滞留させることを特徴とする成形方法。
  9. 請求項6記載の成形方法において、
    前記成形部は、前記成形用素材を加熱軟化する加熱ステージと、加熱軟化した前記成形用素材を加圧成形する加圧成形ステージと、加圧成形した前記成形用素材を冷却する冷却ステージと、を含み、
    並行して動作する前記加熱ステージ、前記加圧成形ステージ、前記冷却ステージを前記金型ユニットが順次通過することで、前記成形用素材の前記光学素子への成形を行うことを特徴とする成形方法。
  10. 成形用素材が実装される金型ユニットに対する加熱、加圧、および冷却を行うことで前記成形用素材から光学素子を成形する成形部と、前記金型ユニットに対する前記成形用素材および前記光学素子の出し入れを行う金型ユニット分解組立部との間で前記金型ユニットを循環させる成形装置を制御する制御プログラムであって、
    前記成形装置を制御するコンピュータに、
    前記成形部と前記金型分解組立部との間における前記金型ユニットの循環経路に投入される前記金型ユニットの総個数を記憶手段に記憶する第1ステップと、
    前記記憶手段に記憶された前記総個数に基づいて、前記金型分解組立部から前記成形部に対する前記金型ユニットの供給動作、および前記金型分解組立部における前記成形用素材および前記光学素子の出し入れを制御する第2ステップと、
    を実行させることを特徴とする制御プログラム。
  11. 請求項10記載の制御プログラムにおいて、
    前記第2ステップでは、
    成形作業の開始時に、外部から投入され、最初に前記金型分解組立部に至る前記金型ユニットが前記総個数に到達するまでは、前記金型分解組立部において前記金型ユニットに対する前記成形用素材の実装のみを行わせた後に前記成形部に供給し、
    投入された前記金型ユニットの数が前記総個数に到達した後は、前記金型分解組立部において、前記成形部から当該金型分解組立部に回収された前記金型ユニットに対する前記光学素子の取り出しおよび前記成形用素材の実装を行わせる制御を前記コンピュータに実行させることを特徴とする制御プログラム。
  12. 請求項10記載の制御プログラムにおいて、
    前記第2ステップでは、
    成形作業の終了時に、前記金型分解組立部において、前記成形部から回収された前記金型ユニットからの前記光学素子の取り出しのみを実行させるとともに、前記金型分解組立部と前記成形部との間の循環経路上に前記金型ユニットを滞留させる制御を前記コンピュータに実行させることを特徴とする制御プログラム。
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