JP2008114789A - 車両の状態検出装置、状態検出方法、その方法を実現するプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

車両の状態検出装置、状態検出方法、その方法を実現するプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】専用のセンサを用いることなく、車両の旋回状態を検出する。
【解決手段】ECUは、少なくとも第1燃料センサ210のステー角θ(1)と、第1燃料センサ210に対して車両右側に距離Wだけ離れた位置に設置される第2燃料センサ220のステー角θ(2)とを検出するステップ(S100)と、{θ(1)−θ(2)}を算出するステップ(S110)と、{θ(1)−θ(2)}の絶対値がしきい値より大きいか否かを判断するステップ(S112)と、しきい値より大きく(S112にてYES)、θ(1)がθ(2)より大きいと(S114にてYES)、車両が右に旋回していると判断するステップ(S116)と、θ(1)がθ(2)より小さいと(S114にてNO)、車両が左に旋回していると判断するステップ(S118)とを含む、プログラムを実行する。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両の状態を検出する技術に関し、特に、車両の旋回状態を検出する技術に関する。
従来より、重力加速度を含む加速度を検出するGセンサなどの専用のセンサによって、車両の傾斜や車両の旋回状態を検出する装置が公知である。しかし、従来のように、専用のセンサを用いる構成では、コスト的に不利になる。専用のセンサを用いることなく車両の傾斜を検出できる技術に関して、たとえば、特開2005−338041号公報(特許文献1)に開示された技術がある。
この公報に開示された車両の傾斜検出装置は、エンジンに供給する燃料を貯留する燃料タンクを備えた車両において、燃料タンク内の燃料残量を検出する複数の燃料センサと、複数の燃料センサ間での検出残量の差に基づいて、車両の傾斜を検出するための手段とを含む。
この公報に開示された車両の傾斜検出装置によると、車両の傾斜に対応して燃料タンクが傾斜するため、燃料液面が燃料タンクに対して傾斜する。車両の傾斜の方向によって、あるセンサで検出結果が増大する一方で、別のセンサでは検出結果が減少することになる。そのため、複数の燃料センサ間の位置関係および検出残量の差によって、傾斜の有無および傾斜の方向を検出することができる。したがって、たとえば、燃料残量の検出精度を高めるために複数の燃料センサを備える車両であれば、専用のセンサを用いることなく、これら複数の燃料センサの検出信号に基づいて、簡便に傾斜の有無および傾斜の方向を検出することができる。
特開2005−338041号公報
しかしながら、特許文献1に開示された車両の傾斜検出装置においては、燃料センサを用いて車両の旋回状態を検出する技術については何ら考慮されていない。そのため、車両の旋回状態を検出する必要がある車両においては、Gセンサなどの専用のセンサを備える必要があり、コスト的に不利になる場合がある。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、専用のセンサを用いることなく、車両の旋回状態を検出する状態検出装置を提供することである。
第1の発明に係る車両の状態検出装置は、燃料タンク内の第1の位置における燃料残量を検出するための第1の検出手段と、第1の位置と車両の左右方向に異なる第2の位置における燃料残量を検出するための第2の検出手段と、第1の検出手段の検出結果および第2の検出手段の検出結果に基づいて、車両が旋回しているか否かを判断するための判断手段とを含む。第11の発明に係る制御方法は、第1の発明に係る制御装置と同様の要件を備える。
第1または11の発明によると、車両が旋回すると、遠心力により燃料は旋回方向と逆方向に移動する。これにより、燃料液面は、旋回していない場合に比べて、旋回方向側が低くなるように傾斜する。そこで、第1の検出手段の検出結果(第1の位置の燃料残量)および第2の検出手段の検出結果(第2の位置の燃料残量)に基づいて、車両が旋回しているか否かが判断される。第1の位置と第2の位置とは、車両の左右方向に対して異なる位置に設けられる。そのため、たとえば、第1の位置の燃料残量が第2の位置の燃料残量よりも少ない(すなわち燃料液面が第1の位置側が低くなるように傾斜している)場合、第1の位置側に車両が旋回していると判断する。第2の位置の燃料残量が第1の位置の燃料残量よりも少ない(すなわち燃料液面が第2の位置側が低くなるように傾斜している)場合、第2の位置側に車両が旋回していると判断する。これにより、燃料残量を検出するための手段を用いて、車両の旋回状態を検出することができる。その結果、専用のセンサを用いることなく、車両の旋回状態を検出する状態検出装置を提供することができる。
第2の発明に係る車両の状態検出装置においては、第1の発明の構成に加えて、第1の検出手段は、一方の端部が燃料タンクの内壁に、他方の端部が回動可能なように支持された第1のステーの傾き角度を検出することにより、第1のステーの他方の端部に固定された第1のフロートの位置の燃料残量を検出するための手段を含む。第2の検出手段は、一方の端部が第1のステーの支持位置から車両の左右方向に異なる位置に支持され、かつ第1のステーの回動方向と同一の方向に回動可能なように支持された、第1のステーと同じ長さの第2のステーの傾き角度を検出することにより、第2のステーの他方の端部に固定された第2のフロートの位置の燃料残量を検出するための手段を含む。第12の発明に係る制御方法は、第2の発明に係る制御装置と同様の要件を備える。
第2または12の発明によると、第1のステーと第2のステーとは、車両の左右方向に異なる位置に支持され、同じ長さであり、同一の方向に回動する。そのため、燃料液面が車両前後方向に傾斜した場合、双方のステーの傾き角度は同量だけ増加あるいは減少する。これにより、第1のステーの傾き角度と第2のステーの傾き角度との差は、燃料液面が車両左右方向に傾斜した場合に変化するが、燃料液面が車両前後方向に傾斜しても変化しない。そのため、燃料液面の前後方向の傾斜の影響を受けることなく、車両の旋回状態を検出することができる。
第3の発明に係る車両の状態検出装置においては、第2の発明の構成に加えて、第1のステーの回動方向は、車両の左方向および右方向のいずれかの方向である。第13の発明に係る制御方法は、第3の発明に係る制御装置と同様の要件を備える。
第3または13の発明によると、第1のステーと第2のステーとは、車両の左方向および右方向のいずれかの方向に回動し、車両前後方向には回動しない。そのため、ステーの長さの影響を受けることなく燃料タンクを車両前後方向に小型化することができる。さらに、第1のステーと第2のステーとがそれぞれ左右の反対方向に回動する場合に比べて、燃料タンクを車両左右方向に小型化することができる。
第4の発明に係る車両の状態検出装置においては、第2の発明の構成に加えて、第1のステーの回動方向は、車両の前方および後方のいずれかの方向である。第14の発明に係る制御方法は、第4の発明に係る制御装置と同様の要件を備える。
第4または14の発明によると、第1のステーと第2のステーとは、車両の前方および後方のいずれかの方向に回動し、車両左右方向には回動しない。そのため、第1のステーと第2のステーとが設置可能な範囲で、ステーの長さの影響を受けることなく燃料タンクを車両左右方向に小型化することができる。さらに、第1のステーと第2のステーとがそれぞれ前後の反対方向に回動する場合に比べて、燃料タンクを車両前後方向に小型化することができる。
第5の発明に係る車両の状態検出装置は、第1の発明の構成に加えて、状態検出装置は、第1の位置と車両の前後方向に異なる第3の位置における燃料残量を検出するための第3の検出手段と、少なくとも第1の検出手段の検出結果および第3の検出手段の検出結果に基づいて、車両の前後方向の路面勾配を算出するための算出手段とをさらに含む。第15の発明に係る制御方法は、第5の発明に係る制御装置と同様の要件を備える。
第5または15の発明によると、路面が車両の前後方向に傾斜していると燃料タンクも傾斜するため、水平に保たれる燃料液面は燃料タンクに対して路面の傾斜角だけ傾斜する。そこで、少なくとも第1の検出手段の検出結果(第1の位置の燃料残量)および第3の検出手段の検出結果(第3の位置の燃料残量)に基づいて、車両の前後方向の路面勾配が算出される。第1の位置と第3の位置とは、車両の前後方向に対して異なる位置に設けられる。そのため、第1の位置の燃料残量、第3の位置の燃料残量、および第1の位置と第2の位置との距離などから、水平に保たれる燃料液面の車両前後方向の傾斜角を算出することで、路面の車両前後方向の傾斜角を算出することができる。さらに、車両の旋回判断と路面勾配の算出との双方に第1の検出手段の検出結果が用いられる。これにより、旋回判断に用いられる2つの検出手段と路面勾配の算出に用いられる2つの検出手段とがすべて異なる場合と比べて、検出手段を削減することができる。
第6の発明に係る車両の状態検出装置においては、第5の発明の構成に加えて、第1の検出手段は、一方の端部が燃料タンクの内壁に回動可能なように支持された第1のステーの傾き角度を検出することにより、第1のステーの他方の端部に固定された第1のフロートの位置の燃料残量を検出するための手段を含む。第2の検出手段は、一方の端部が第1のステーの支持位置から車両の左右方向に異なる位置に支持され、かつ第1のステーの回動方向と同一の方向に回動可能なように支持された、第1のステーと同じ長さの第2のステーの傾き角度を検出することにより、第2のステーの他方の端部に固定された第2のフロートの位置の燃料残量を検出するための手段を含む。第3の検出手段は、一方の端部が第1のステーの支持位置から車両の前後方向に異なる位置に支持され、かつ、第1のステーの回動方向と同一の方向に回動可能なように支持された、第1のステーと同じ長さの第3のステーの傾き角度を検出することにより、第3のステーの他方の端部に固定された第3のフロートの位置の燃料残量を検出するための手段を含む。第16の発明に係る制御方法は、第6の発明に係る制御装置と同様の要件を備える。
第6または16の発明によると、第1のステーと第2のステーとは、車両の左右方向に異なる位置に支持され、同じ長さであり、同一の方向に回動する。そのため、燃料液面が車両前後方向に傾斜した場合、双方のステーの傾き角度は同量だけ増加あるいは減少する。これにより、第1のステーの傾き角度と第2のステーの傾き角度との差は、燃料液面が車両左右方向に傾斜した場合に変化するが、燃料液面が車両前後方向に傾斜しても変化しない。そのため、燃料液面の前後方向の傾斜の影響を受けることなく、車両の旋回状態を検出することができる。さらに、第1のステーと第3のステーとは、車両前後方向に異なる位置に支持され、同じ長さであり、同一の方向に回動する。燃料液面が車両左右方向に傾斜した場合、双方のステーの傾き角度は同量だけ増加あるいは減少する。これにより、第1のステーの傾き角度と第3のステーの傾き角度との差は、燃料液面が車両前後方向に傾斜した場合に変化するが、燃料液面が車両左右方向に傾斜しても変化しない。そのため、燃料液面の車両左右方向の傾斜の影響を受けることなく、路面勾配を算出することができる。
第7の発明に係る車両の状態検出装置においては、第6の発明の構成に加えて、第1のステーの回動方向は、車両の左方向および右方向のいずれかの方向である。第17の発明に係る制御方法は、第7の発明に係る制御装置と同様の要件を備える。
第7または17の発明によると、第1のステー、第2のステーおよび第3のステーは、車両の左方向および右方向のいずれかの方向に回動し、車両前後方向に回動しない。そのため、第1のステーと第3のステーとが設置可能な範囲で、ステーの長さの影響を受けることなく燃料タンクを車両前後方向に小型化することができる。さらに、第1のステーと第2のステーとがそれぞれ左右の反対方向に回動する場合に比べて、燃料タンクを車両左右方向に小型化することができる。
第8の発明に係る車両の状態検出装置においては、第6の発明の構成に加えて、第1のステーの回動方向は、車両の前方および後方のいずれかの方向である。第18の発明に係る制御方法は、第8の発明に係る制御装置と同様の要件を備える。
第8または18の発明によると、第1のステー、第2のステーおよび第3のステーは、車両の前方および後方のいずれかの方向に回動し、車両左右方向に回動しない。そのため、第1のステーと第2のステーとが設置可能な範囲で、ステーの長さの影響を受けることなく燃料タンクを車両左右方向に小型化することができる。さらに、第1のステーと第3のステーとがそれぞれ前後の反対方向に回動する場合に比べて、燃料タンクを車両前後方向に小型化することができる。
第9の発明に係る車両の状態検出装置においては、第1〜8のいずれかの発明の構成に加えて、判断手段は、第1の検出手段の検出結果と第2の検出手段の検出結果との差が、車両の左右方向の路面勾配に関する予め定められた範囲に含まれない場合に、車両が旋回していると判断するための手段を含む。第19の発明に係る制御方法は、第9の発明に係る制御装置と同様の要件を備える。
第9または19の発明によると、燃料液面は、車両が旋回していない場合であっても、車両左右方向に路面勾配の影響により、車両左右方向に傾斜する。しかし、一般的には、車両左右方向の路面勾配は小さい。そのため、車両左右方向の路面勾配に起因して燃料液面が傾斜する角度の範囲も限られる。そこで、第1の検出手段の検出結果と第2の検出手段の検出結果との差が、車両の左右方向の路面勾配に関する予め定められた範囲(車両が旋回していない場合において路面勾配に起因して差が変動する範囲)に含まれない場合に、車両が旋回していると判断される。これにより、車両左右方向に傾斜する路面を車両が直進する場合に、車両が旋回していると誤って判断されることを抑制することができる。
第10の発明に係る車両の状態検出装置においては、第9の発明の構成に加えて、予め定められた範囲は、車両が旋回していない場合において路面勾配に起因して差が変動する範囲である。第20の発明に係る制御方法は、第10の発明に係る制御装置と同様の要件を備える。
第10または20の発明によると、第1の検出手段の検出結果と第2の検出手段の検出結果との差は、車両が旋回していない場合であっても、車両左右方向の路面勾配に起因して変動する。第1の検出手段の検出結果と第2の検出手段の検出結果との差が、この変動する範囲を越えている場合に、車両が旋回していると判断される。これにより、燃料液面が、車両左右方向の路面勾配に起因して傾斜しているのではなく、車両の旋回により傾斜していることを精度よく判断することができる。
第21の発明に係るプログラムは、第11〜20のいずれかの発明に係る状態検出方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。第22の発明に係る記録媒体は、第11〜20のいずれかの発明に係る状態検出方法をコンピュータに実行させるためのプログラムをコンピュータ読み取り可能に記録した記録媒体である。
第21または22の発明によると、コンピュータ(汎用でも専用でもよい)を用いて、第11〜第20のいずれかの発明に係る制御方法を実現することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
<第1の実施の形態>
図1を参照して、本実施の形態に係る状態検出装置が搭載される車両について説明する。
車両は、エンジン100と、燃料タンク200と、前輪300と、後輪400と、ECU500とを含む。
エンジン100は、インジェクタ(図示せず)から噴射された燃料と空気との混合気を、シリンダの燃焼室内で燃焼させる内燃機関である。燃焼によりシリンダ内のピストンが押し下げられて、クランクシャフトが回点させられる。インジェクタから噴射される燃料は、燃料タンク200からフューエルチューブ240を経由して供給される。
燃料タンク200は、エンジン100に供給する燃料を内部の空間に貯留する容器である。燃料タンク200の内壁の上面部には、第1燃料センサ210、第2燃料センサ220、第3燃料センサ230が備えられる。第2燃料センサ220は、第1燃料センサ210に対して、車両右側に距離Wだけ離れた位置に設置される。第3燃料センサ230は、第1燃料センサ210に対して、車両後側に距離Lだけ離れた位置に設置される。各燃料センサ210,220,230は、ハーネスなどでECU500に接続されている。なお、燃料タンク200については、後に詳述する。
前輪300は、運転者のハンドル操作により操舵される。後輪400は、エンジン100の動力がドライブシャフト410を経由して伝達されることにより駆動される。
ECU500には、車速センサ510がハーネスなどで接続されている。車速センサ510は、ドライブシャフト410の回転数から車両の速度を検出し、検出結果を表す信号をECU500に送信する。
ECU500は、車速センサ510などから送られてきた信号、ROM(Read Only Memory)に記憶されたマップおよびプログラムに基づいて、車両が所望の走行状態となるように、機器類を制御する。このプログラムは記録媒体に記録されて市場を流通する場合もある。
図2を参照して、燃料タンク200について説明する。なお、図2は、燃料タンク200の内部を車両後方向から見た場合の模式図である。
燃料タンク200は略直方体であり、上面部202および下面部204は車両が走行する路面と略平行になるように設置されている。なお、燃料タンク200の形状は、略直方体であることに限定されない。また、上面部202および下面部204が路面と略平行であることに限定されない。
上面部202には、上述のように、第1燃料センサ210、第1燃料センサ220および第3燃料センサ230が設置される。各燃料センサ210,220,230は、同構造のフロート式センサであり、長さAのステー212,222,232と、角度センサ214,224,234とをそれぞれ含む。
ステー212,222,232は、一方の端部に燃料より比重の小さいフロートが固定され、他方の端部は上面部202に車両左方向に回動可能なようにそれぞれ支持される。そのため、フロートの浮動位置(燃料残量の検出位置)は、燃料センサ210と燃料センサ220とでは車両左右方向に異なり、燃料センサ210と燃料センサ230とでは車両前後方向に異なる。
角度センサ214,224,234は、燃料残量を表わす情報として、燃料残量が零のときの基準位置からの各ステーの傾き角度(以下、単にステー角とも記載する)θ(1),θ(2),θ(3)を検出する。燃料センサ210,220,230は、各ステー角θ(1),θ(2),θ(3)を表わす信号をECU500に送信する。
なお、燃料センサ210,220,230の設置位置は、燃料残量の検出位置が燃料センサ210と燃料センサ220とで車両左右方向に異なり、燃料センサ210と燃料センサ230とで車両前後方向に異なるのであれば、特に限定されない。たとえば、センサ自体の設置位置は同じ位置であってもよい。
また、燃料センサ210,220,230は、フロート式のセンサであることに限定されない。たとえば、各燃料センサの設置位置から燃料液面までの距離を検出するセンサであってもよい。
図3を参照して、本実施の形態に係る状態検出装置の機能ブロック図について説明する。図3に示すように、この状態検出装置は、旋回判断部502と、燃料傾斜角算出部504と、加速度算出部506と、燃料傾斜角算出部504および加速度算出部506に接続される路面勾配算出部508とを含む。
旋回判断部502は、第1燃料センサ210および第2燃料センサ220から送信される信号に基づいて、車両の旋回状態を検出する。
燃料傾斜角算出部504は、第1燃料センサ210および第3燃料センサ230から送信される信号に基づいて、車両前後方向の燃料傾斜角θ(L)を算出する。
加速度算出部506は、車速センサ510から送信される信号に基づいて、車両前後方向の加速度αを検出する。
路面勾配算出部508は、燃料傾斜角算出部504および加速度算出部506での算出結果に基づいて、路面勾配θ(T)を算出する。
このような機能ブロックを有する本実施の形態に係る状態検出装置は、デジタル回路やアナログ回路の構成を主体としたハードウェアでも、ECU500に含まれるCPU(Central Processing Unit)およびメモリとメモリから読み出されてCPUで実行されるプログラムとを主体としたソフトウェアでも実現することが可能である。一般的に、ハードウェアで実現した場合には動作速度の点で有利で、ソフトウェアで実現した場合には設計変更の点で有利であると言われている。以下においては、ソフトウェアとして制御装置を実現した場合を説明する。なお、このようなプログラムを記録した記録媒体についても本発明の一態様である。
図4を参照して、本実施の形態に係る状態検出装置であるECU500が実行するプログラムの制御構造について説明する。なお、このプログラムは、予め定められたサイクルタイムで繰り返し実行される。
ステップ(以下、ステップをSと略す)100にて、ECU500は、各燃料センサ210,220,230における各ステー角θ(1),θ(2),θ(3)を検出する。
S102にて、ECU500は、ステー角θ(1)およびステー角θ(3)に基づいて、車両前後方向の燃料傾斜角θ(L)を算出する。なお、燃料傾斜角θ(L)は、燃料液面と下面204との車両前後方向の角度を意味するものとする。ECU500は、たとえば、ステー角θ(1)およびステー角θ(3)をパラメータとして予め記憶されたマップに基づいて、燃料傾斜角θ(L)を算出する。なお、燃料傾斜角θ(L)の算出方法はこれに限定されない。
S104にて、ECU500は、車速センサ510から送信される信号に基づいて、車速Vを検出する。S106にて、ECU500は、車速Vに基づいて、車両前後方向の加速度αを算出する。ECU500は、たとえば、車速Vを時間微分することにより、加速度αを算出する。
S108にて、ECU500は、燃料傾斜角θ(L)および加速度αに基づいて、路面勾配θ(T)を算出する。なお、路面勾配θ(T)は、路面と略平行になるように設置されている下面部204と水平面とがなす角である。EUC500は、たとえば、燃料傾斜角θ(L)と加速度αとをパラメータとして予め記憶されたマップに基づいて、路面勾配θ(T)を算出する。なお、路面勾配θ(T)の算出方法はこれに限定されない。
S110にて、ECU500は、ステー角θ(1)からステー角θ(2)を減算した値{θ(1)−θ(2)}を算出する。
S112にて、ECU500は、{θ(1)−θ(2)}の絶対値が、しきい値より大きいか否かを判断する。なお、しきい値は、車両左右方向の傾斜が最大である路面を直進する場合における{θ(1)−θ(2)}の絶対値である。しきい値より大きいと(S112にてYES)、処理はS114に移される。そうでないと(S112にてNO)、この処理は終了する。
S114にて、ECU500は、ステー角θ(1)がステー角θ(2)より大きいか否かを判断する。ステー角θ(2)より大きいと(S114にてYES)、処理はS116に移される。そうでないと(S114にてNO)、処理はS118に移される。
S116にて、ECU500は、車両が右に旋回していると判断する。S118にて、ECU500は、車両が左に旋回していると判断する。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態に係る状態検出装置であるECU500の動作について説明する。
まず、路面勾配θ(T)の算出について説明する。車両が路面勾配θ(T)の降坂路を走行している場合であって、車両前後方向の加速度が作用していない場合、図5(A)に示すように、燃料液面は車両前後方向に水平に保たれ、燃料傾斜角θ(L)だけ傾斜する。そのため、図5(B)に示すように、ステー角θ(1)がステー角θ(3)よりも大きな値になる。また、ステー角θ(1)とステー角θ(3)との差の絶対値は、路面勾配が大きいほど大きくなる。
そこで、各燃料センサ210,220,230における各ステー角θ(1),θ(2),θ(3)が検出される(S100)。ステー角θ(1)およびステー角θ(3)に基づいて、前後方向の燃料傾斜角θ(L)が算出される(S102)。
車両が降坂路を走行している場合であって、車両前後方向に加速度αが作用している場合、図6に示すように、加速度αの影響により燃料液面は水平面に対して角θ(α)だけ前方に傾斜する。
そこで、車速Vに基づいて、車両前後方向の加速度αが算出され(S106)、燃料傾斜角θ(L)および加速度αに基づいて、路面勾配θ(T)が算出される(S108)。そのため、加速度αによる燃料液面の傾斜を除いて、路面勾配θ(T)を精度よく算出することができる。
次に、車両の旋回判断について説明する。車両が左に旋回している場合、図7に示すように、燃料には右方向の遠心力が作用するため、燃料は右方向に移動する。これにより、燃料液面は、旋回していない場合に比べて、左側が低くなるように傾斜する。なお、燃料液面の傾斜方向は、燃料が少ない場合(図7参照)と多い場合(図8参照)とでも同じであり、燃料残量の影響を受けない。
ここで、車両左右方向に路面が傾斜している場合も、燃料液面は車両左右方向に傾斜する。しかし、一般的には、車両左右方向の路面勾配は小さい。そのため、車両左右方向の路面勾配に起因して燃料液面が傾斜する角度も小さく、車両左右方向の路面勾配が最大である路面を直進する場合に、燃料液面が最大傾斜する。
そこで、車両左右方向の傾斜が最大である路面を直進する場合における{θ(1)−θ(2)}の絶対値をしきい値として、{θ(1)−θ(2)}の絶対値がしきい値より小さい場合(S112にてNO)、車両の旋回により傾斜しているのか、路面が左右方向に傾斜していることにより傾斜しているのかが不明であるため、車両が旋回しているとは判断されない。
一方、{θ(1)−θ(2)}の絶対値がしきい値より大きく(S112にてYES)、ステー角θ(1)がステー角θ(2)より小さいと(S114にてNO)、車両が左に旋回していると判断される(S118)。
同様に、車両が右に旋回している場合は、図9に示すように、燃料には左方向の遠心力が作用するため、燃料は左方向に移動し、ステー角θ(1)がステー角θ(2)より大きくなるため(S114にてYES)、車両が右に旋回していると判断される(S116)。
これにより、第1燃料センサ210および第2燃料センサ220の検出結果に基づいて、車両が旋回しているか否か、旋回しているのであれば、右方向および左方向のいずれの方向に旋回しているのかを判断することができる。そのため、Gセンサなどの専用のセンサを用いることなく、車両の旋回状態を検出することができる。
なお、路面勾配θ(T)の算出と車両の旋回判断との双方に第1燃料センサ210の検出結果が用いられる。これにより、路面勾配θ(T)の算出と車両の旋回判断とにすべて異なる燃料センサの検出結果を用いる場合と比べて、燃料センサの個数を削減することができる。
さらに、ステー212,222,232は、車両左方向に回動可能なように支持される。そのため、燃料液面が車両前後方向に傾斜した場合、ステー角θ(1)およびステー角θ(2)は同量だけ増加あるいは減少する。そのため、{θ(1)−θ(2)}は、燃料液面が車両前後方向に傾斜しても変化しない。これにより、燃料液面の車両前後方向の傾斜の影響を受けることなく、車両の旋回状態を検出することができる。
さらに、燃料液面が車両左右方向に傾斜した場合、ステー角θ(1)およびステー角θ(3)は同量だけ増加あるいは減少する。これにより、燃料液面の車両左右方向の傾斜の影響を受けることなく、路面勾配を算出することができる。
さらに、ステー212,222,232は車両前後方向に回動しない。そのため、第1燃料センサ210と第3燃料センサ230との距離Lを確保すれば、ステーの長さの影響を受けることなく、燃料タンク200を車両前後方向に小型化することができる。
さらに、ステー222がステー212と反対方向の車両右側に回動する場合、燃料タンク200の車両左右方向の長さを、距離Wとステー2本分の長さとを確保する必要がある。しかし、ステー222はステー212と同じ車両左側に回動する。これにより、燃料タンクの車両左右方向の長さを距離Wとステー1本分の長さとを確保すればよく、燃料タンク200を車両左右方向に小型化することができる。
以上のように、本実施の形態に係る状態検出装置によれば、燃料残量の検出位置が車両左右方向に異なる燃料センサ210と燃料センサ220との検出検出に基づいて、車両が旋回しているか否かが判断される。そのため、専用のセンサを用いることなく、車両の旋回状態を検出することができる。
なお、本実施の形態においては、第1燃料センサ210と第2燃料センサ220とが車両左右方向に並ぶように設置されていた。これに対し、本実施の形態においては、図10に示すように、第2燃料センサ220に代えて、第1燃料センサ210に対して車両左右方向より角度βだけ車両後方側に設置される第2燃料センサ226を備えた燃料タンク206であってもよい。このような燃料タンク206であっても、第2燃料センサ226の検出結果を角度β等を用いて補正することにより、車両の旋回を適切に判断することができる。
<第2の実施の形態>
図11を参照して、本実施の形態に係る状態検出装置が搭載される車両について説明する。本実施の形態に係る車両は、上述の第1の実施の形態に係る車両の構成と比較して、燃料タンク200に代えて、燃料タンク1200を含む点が異なる。燃料タンク1200は、燃料タンク200と比較して、タンク形状および各燃料センサのステーの回動方向のみが異なる。これら以外の構成は、上述の第1の実施の形態に係る車両の構成と同じ構成である。同じ構成については同じ参照符号が付してある。それらの機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
燃料タンク200の内壁の上面部には、第1燃料センサ1210、第2燃料センサ1220、第3燃料センサ1230が備えられる。第2燃料センサ1220は、第1燃料センサ1210に対して、車両右側に距離Wだけ離れた位置に設置される。第3燃料センサ1230は、第1燃料センサ1210に対して、車両後側に距離Lだけ離れた位置に設置される。各燃料センサ1210,1220,1230は、ハーネスなどでECU500に接続されている。
燃料タンク1200は、車両前後方向の長さのほうが、車両左右方向の長さよりも長くなるように設置される。なお、燃料タンク200の形状は、これに限定されない。
図12を参照して、燃料タンク1200についてさらに説明する。なお、図12は、車両左方向から燃料タンク1200内部を見た場合の模式図である。
燃料タンク1200は略直方体であり、上面部1202および下面部1204が車両が走行する路面と略平行になるように設置されている。
各燃料センサ1210,1220,1230の各ステー1212,1222,1232は、各角度センサ214,224,234に対して車両前側方向に回動可能なようにそれぞれ支持される。
本実施の形態に係る状態検出装置によれば、第1の実施の形態に係る状態検出装置と同様に、各燃料センサ1210,1220,1230の検出結果に基づいて、路面勾配θ(T)の算出と車両の旋回状態の検出とを行なうことができる。
さらに、ステー1212,1222,1232は車両左右方向に回動しない。そのため、第1燃料センサ1210と第2燃料センサ1230との距離Wを確保すれば、ステーの長さの影響を受けることなく、燃料タンク200を車両左右方向に小型化することができる。
さらに、ステー1232がステー1212と反対方向の車両後方に回動する場合、燃料タンク1200の車両前後方向の長さを、距離Lとステー2本分の長さとを確保する必要がある。しかし、ステー1232はステー1212と同じ車両前側に回動する。これにより、燃料タンク1200の車両前後方向の長さを距離Lとステー1本分の長さとを確保すればよく、燃料タンク1200を車両前後方向に小型化することができる。
なお、第1の実施の形態においては、図4のフローチャートのS102において、ECU500は、ステー角θ(1)およびステー角θ(3)をパラメータとして予め記憶されたマップに基づいて、燃料傾斜角θ(L)を算出した。これに対し、本実施の形態においては、図13に示すような関係になるため、ECU500は、燃料傾斜角θ(L)を、tan−1[{Acos(θ(1))−Acos(θ(3))}/{L+Asin(θ(1))−Asin(θ(3))}]で表わされる算出式に基づいて算出するようにしてもより。
また、第1の実施の形態においては、図4のフローチャートのS108において、EUC500は、燃料傾斜角θ(L)と加速度αとをパラメータとして予め記憶されたマップに基づいて、路面勾配θ(T)を算出した。これに対し、本実施の形態においては、図14に示すような関係になるため、ECU500は、重力加速度をGとして、tanθ(L)={α+Gsinθ(T)}/Gcosθ(T)を満たすθ(T)を、路面勾配θ(T)として算出するようにしてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の第1の実施の形態に係る状態検出装置が搭載される車両の構造を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る状態検出装置が搭載される車両に備えられる燃料タンクの内部構造を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る状態検出装置の機能ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る状態検出装置であるECUの制御構造を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る燃料タンク内の燃料液面の傾斜角と各燃料センサのステー角との関係を示す図(その1)である。 本発明の第1の実施の形態に係る燃料タンク内の燃料液面の傾斜角と各燃料センサのステー角との関係を示す図(その2)である。 本発明の第1の実施の形態に係る燃料タンク内の燃料液面の傾斜角と各燃料センサのステー角との関係を示す図(その3)である。 本発明の第1の実施の形態に係る燃料タンク内の燃料液面の傾斜角と各燃料センサのステー角との関係を示す図(その4)である。 本発明の第1の実施の形態に係る燃料タンク内の燃料液面の傾斜角と各燃料センサのステー角との関係を示す図(その5)である。 本発明の第1の実施の形態に係る燃料タンクの変形例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る状態検出装置が搭載される車両の構造を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る状態検出装置が搭載される車両に備えられる燃料タンクの内部構造を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る燃料タンク内の燃料液面の傾斜角と各燃料センサのステー角との関係を示す図(その1)である。 本発明の第2の実施の形態に係る燃料タンク内の燃料液面の傾斜角と各燃料センサのステー角との関係を示す図(その2)である。
符号の説明
100 エンジン、200,206,1200 燃料タンク、202,1202 上面部、204,1204 下面部、210,1210 第1燃料センサ、212,222,232,1212,1222,1232 ステー、214,224,234 角度センサ、220,226,1220 第2燃料センサ、230,1230 第3燃料センサ、240 フューエルチューブ、300 前輪、400 後輪、410 ドライブシャフト、500 ECU、510 車速センサ。

Claims (22)

  1. 燃料タンク内の第1の位置における燃料残量を検出するための第1の検出手段と、
    前記第1の位置と前記車両の左右方向に異なる第2の位置における燃料残量を検出するための第2の検出手段と、
    前記第1の検出手段の検出結果および前記第2の検出手段の検出結果に基づいて、前記車両が旋回しているか否かを判断するための判断手段とを含む、車両の状態検出装置。
  2. 前記第1の検出手段は、一方の端部が前記燃料タンクの内壁に、他方の端部が回動可能なように支持された第1のステーの傾き角度を検出することにより、前記第1のステーの他方の端部に固定された第1のフロートの位置の燃料残量を検出するための手段を含み、
    前記第2の検出手段は、一方の端部が前記第1のステーの支持位置から前記車両の左右方向に異なる位置に支持され、かつ前記第1のステーの回動方向と同一の方向に回動可能なように支持された、前記第1のステーと同じ長さの第2のステーの傾き角度を検出することにより、前記第2のステーの他方の端部に固定された第2のフロートの位置の燃料残量を検出するための手段を含む、請求項1に記載の車両の状態検出装置。
  3. 前記第1のステーの回動方向は、前記車両の左方向および右方向のいずれかの方向である、請求項2に記載の車両の状態検出装置。
  4. 前記第1のステーの回動方向は、前記車両の前方および後方のいずれかの方向である、請求項2に記載の車両の状態検出装置。
  5. 前記状態検出装置は、
    前記第1の位置と前記車両の前後方向に異なる第3の位置における燃料残量を検出するための第3の検出手段と、
    少なくとも前記第1の検出手段の検出結果および前記第3の検出手段の検出結果に基づいて、前記車両の前後方向の路面勾配を算出するための算出手段とをさらに含む、請求項1に記載の車両の状態検出装置。
  6. 前記第1の検出手段は、一方の端部が前記燃料タンクの内壁に回動可能なように支持された第1のステーの傾き角度を検出することにより、前記第1のステーの他方の端部に固定された第1のフロートの位置の燃料残量を検出するための手段を含み、
    前記第2の検出手段は、一方の端部が前記第1のステーの支持位置から前記車両の左右方向に異なる位置に支持され、かつ前記第1のステーの回動方向と同一の方向に回動可能なように支持された、前記第1のステーと同じ長さの第2のステーの傾き角度を検出することにより、前記第2のステーの他方の端部に固定された第2のフロートの位置の燃料残量を検出するための手段を含み、
    前記第3の検出手段は、一方の端部が前記第1のステーの支持位置から前記車両の前後方向に異なる位置に支持され、かつ、前記第1のステーの回動方向と同一の方向に回動可能なように支持された、前記第1のステーと同じ長さの第3のステーの傾き角度を検出することにより、前記第3のステーの他方の端部に固定された第3のフロートの位置の燃料残量を検出するための手段を含む、請求項5に記載の車両の状態検出装置。
  7. 前記第1のステーの回動方向は、前記車両の左方向および右方向のいずれかの方向である、請求項6に記載の車両の状態検出装置。
  8. 前記第1のステーの回動方向は、前記車両の前方および後方のいずれかの方向である、請求項6に記載の車両の状態検出装置。
  9. 前記判断手段は、前記第1の検出手段の検出結果と前記第2の検出手段の検出結果との差が、前記車両の左右方向の路面勾配に関する予め定められた範囲に含まれない場合に、前記車両が旋回していると判断するための手段を含む、請求項1〜8のいずれかに記載の車両の状態検出装置。
  10. 前記予め定められた範囲は、前記車両が旋回していない場合において前記路面勾配に起因して前記差が変動する範囲である、請求項9に記載の車両の状態検出装置。
  11. 燃料タンク内の第1の位置における燃料残量を検出する第1の検出ステップと、
    前記第1の位置と前記車両の左右方向に異なる第2の位置における燃料残量を検出する第2の検出ステップと、
    前記第1の検出ステップの検出結果および前記第2の検出ステップの検出結果に基づいて、前記車両が旋回しているか否かを判断する判断ステップとを含む、車両の状態検出方法。
  12. 前記第1の検出ステップは、一方の端部が前記燃料タンクの内壁に回動可能なように支持された第1のステーの傾き角度を検出することにより、前記第1のステーの他方の端部に固定された第1のフロートの位置の燃料残量を検出するステップを含み、
    前記第2の検出ステップは、一方の端部が前記第1のステーの支持位置から前記車両の左右方向に異なる位置に支持され、かつ前記第1のステーの回動方向と同一の方向に回動可能なように支持された、前記第1のステーと同じ長さの第2のステーの傾き角度を検出することにより、前記第2のステーの他方の端部に固定された第2のフロートの位置の燃料残量を検出するステップを含む、請求項11に記載の車両の状態検出方法。
  13. 前記第1のステーの回動方向は、前記車両の左方向および右方向のいずれかの方向である、請求項12に記載の車両の状態検出方法。
  14. 前記第1のステーの回動方向は、前記車両の前方および後方のいずれかの方向である、請求項12に記載の車両の状態検出方法。
  15. 前記状態検出方法は、
    前記第1の位置と前記車両の前後方向に異なる第3の位置における燃料残量を検出する第3の検出ステップと、
    少なくとも前記第1の検出ステップの検出結果および前記第3の検出ステップの検出結果に基づいて、前記車両の前後方向の路面勾配を算出する算出ステップとをさらに含む、請求項11に記載の車両の状態検出方法。
  16. 前記第1の検出ステップは、一方の端部が前記燃料タンクの内壁に回動可能なように支持された第1のステーの傾き角度を検出することにより、前記第1のステーの他方の端部に固定された第1のフロートの位置の燃料残量を検出するステップを含み、
    前記第2の検出ステップは、一方の端部が前記第1のステーの支持位置から前記車両の左右方向に異なる位置に支持され、かつ前記第1のステーの回動方向と同一の方向に回動可能なように支持された、前記第1のステーと同じ長さの第2のステーの傾き角度を検出することにより、前記第2のステーの他方の端部に固定された第2のフロートの位置の燃料残量を検出するステップを含み、
    前記第3の検出ステップは、一方の端部が前記第1のステーの支持位置から前記車両の前後方向に異なる位置に支持され、かつ前記第1のステーの回動方向と同一の方向に回動可能なように支持された、前記第1のステーと同じ長さの第3のステーの傾き角度を検出することにより、前記第3のステーの他方の端部に固定された第3のフロートの位置の燃料残量を検出するステップを含む、請求項15に記載の車両の状態検出方法。
  17. 前記第1のステーの回動方向は、前記車両の左方向および右方向のいずれかの方向である、請求項16に記載の車両の状態検出方法。
  18. 前記第1のステーの回動方向は、前記車両の前方および後方のいずれかの方向である、請求項16に記載の車両の状態検出方法。
  19. 前記判断ステップは、前記第1の検出ステップの検出結果と前記第2の検出ステップの検出結果との差が、前記車両の左右方向の路面勾配に関する予め定められた範囲に含まれない場合に、前記車両が旋回していると判断するステップを含む、請求項11〜18のいずれかに記載の車両の状態検出方法。
  20. 前記予め定められた範囲は、前記車両が旋回していない場合において前記路面勾配に起因して前記差が変動する範囲である、請求項19に記載の車両の状態検出方法。
  21. 請求項11〜20のいずれかに記載の状態検出方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  22. 請求項11〜20のいずれかに記載の状態検出方法をコンピュータに実行させるためのプログラムをコンピュータ読み取り可能に記録した記録媒体。
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