JP2008114683A - インフレータ - Google Patents

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淳 西村
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Abstract

【課題】コンパクト化が達成でき、Heリークを有効に防止できるインフレータを提供する。
【解決手段】端部が端部部材14,15により閉鎖された筒状のケーシング11と、ケーシング11内に充填されたガス発生剤12,13と、イニシエータ17とを有する。イニシエータ17は、モールド樹脂のアダプターがないベアイニシエータであり、このベアイニシエータ17が端部部材12の穴12aに収容され、端部部材12の穴12aとベアイニシエータ17との周囲の間隙を樹脂21でモールドされベアイニシエータ17が端部部材12の穴12aに固定されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、エアバッグ装置等に用いられるガス発生用のインフレータに関するものである。
従来、車両の安全性の目的でエアバッグを膨脹させるために用いられ、両端が端部部材により閉鎖された筒状のケーシングと、ケーシング内に充填されたガス発生剤と、一方の端部部材に備えられガス発生剤の反応開始手段であるイニシエータとを有するインフレータがある(例えば特許文献1参照)。
特開2003−226221
しかしながら、上記従来の技術によれば、イニシエータとして、図2に示すように、ベアイニシエータ30の本体の端子側と端子の基部にかけて樹脂被覆のアダプター31があるものが用いられているので(特許文献1における図4参照)、イニシエータの大きさが大きいため端部部材(閉鎖部材、クロージャ)、ケーシングが大きくなりインフレータのコンパクト設計を妨げている。また、端部部材の穴にガスケットを入れてからイニシエータを収容し、イニシエータが脱出しないように端部部材の穴の内端に張り出した薄肉の筒部をモールド樹脂のアダプターに密着するように折り曲げ(クリンプし)、イニシエータを固定する構造であり、モールド樹脂のアダプターにおけるHeリークを防止するために高精度が要求される。さらに、加工・組み立て工数が多くなりコストが増大する。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、Heリークを有効に防止しつつ、コンパクト化が達成できるインフレータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1発明は、略筒状のケーシングと、このケーシングの長手方向少なくとも一方側に設けた端部部材と、前記ケーシング内に充填されたガス発生剤と、前記ガス発生剤の反応を開始させるためのイニシエータとを有するインフレータであって、前記イニシエータと端部部材の穴との間隙を樹脂でモールドすることにより、前記イニシエータを前記端部部材に固定し、前記イニシエータと端部部材の穴との間隙のうち、前記ケーシング側の内端を閉鎖するシール部材を設けたことを特徴とする。
第1発明においては、略筒状のケーシングに一方側の端部部材に穴を設け、この穴に樹脂モールドを介在させてイニシエータを固定する。これにより、樹脂被覆のないベアタイプのイニシエータを用いることが可能となるため、樹脂被覆のアダプターを備えたイニシエータを設ける場合よりも径方向寸法を小さくでき、コンパクト化を達成することができる。このときのイニシエータと端部部材の穴との間隙のガス発生剤側をシール部材で閉鎖背することで、Heリークについても防止することができる。
第2発明は、上記第1発明において、前記端部部材は、径方向略中心に横断面略円形の前記穴を備えており、前記イニシエータは、その外径部と前記略円形の前記穴の内径部との間に位置する略円環状の前記間隙をモールドされることにより、前記端部部材に固定されていることを特徴とする。
略円環状の間隙に充填した樹脂モールドによりイニシエータを固定ハウジングに固定することができる。
第3発明は、上記第1又は第2発明において、前記シール部材は、略円板形状のシムであることを特徴とする。
略円板形状のシムにより、例えば略円環状の間隙におけるHeのリークを防止することができる。
第4発明は、上記第1乃至第3発明のいずれかにおいて、前記端部部材の穴は、前記イニシエータの端子の基部に対応した縮径部を備え、前記樹脂は、この縮径部を迂回するようにモールドされていることを特徴とする。
これにより、モールド樹脂が縮径部を介して端部部材の穴に固定され、これによってイニシエータを端部部材の穴に固定することができる。
第5発明は、上記第1乃至第4発明のいずれかにおいて、前記イニシエータは、樹脂被覆部のないベアタイプとして構成されていることを特徴とする。
樹脂被覆のないベアタイプのイニシエータを用いることで、樹脂被覆のアダプターを備えたイニシエータを設ける場合よりも径方向寸法を小さくできる。
本発明によれば、Heリークを有効に防止しつつ、コンパクト化を達成することができる。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。図1は、本発明のインフレータの一実施の形態に係る断面図である。
図1に示すように、本実施形態のインフレータ10は、筒状のケーシング11の端部がクロージャ(端部部材、封止板)12,13により閉鎖され、該ケーシング11内にガス発生剤14,15が充填されたタイプである。このインフレータ10は、ガス噴出口16を備えた略円筒状のケーシング11と、該ケーシング11の長手方向(この例では)両端を閉鎖している端部部材12,13と、一方の端部部材12に固着されたベアイニシエータ17と、ケーシング11の内周に沿って配置された円筒状のフィルタ18と、ガス発生剤であるブースタプロペラント14及びウェハプロペラント15と、ウェハプロペラント15を押圧するスプリング19と、端部部材12,13の外周をシールしているOリング20等を備えている。
端部部材12,13は、端部を折曲加工する前の円筒状のケーシング11内に挿入してフィルタ18を挟んで、該ケーシング11の端縁11a,11bを内方に折曲させてケーシング11に固着されている。
ベアイニシエータ17は、従来において用いられていたモールド樹脂のアダプターを備えた大きいイニシエータ(図2参照)ではなくアダプターがない小さいイニシエータであり、このベアイニシエータ17が端部部材12の横断面略円形の穴12aに収容され、端部部材12の穴12aとベアイニシエータ17との周囲の略円環形状の間隙を樹脂21でモールドしてベアイニシエータ17が端部部材12の穴12aに固定されている。
ベアイニシエータ17は、金属製(例えば鉄製)の端部部材12の穴12aに周囲に間隙を確保して位置されこの間隙に樹脂21を充填固化することにより固着されている。さらに具体的には、射出成形機で端部部材12とベアイニシエータ17とをセットし、間隙に樹脂21を射出し固化して一体成形されている。この樹脂21は、ベアイニシエータ17のイニシエータ本体17aとこのイニシエータ本体17aから外方へ延びる2つの端子17bの基部をモールドしてかつ2つの端子17bの基部の強度を保障していると共に2つの端子17bと接続するソケット(図示しない)の差込み空間を形成してソケットのぐらつきを無くしてソケットと2つの端子17bとの安定した差込み結合を保障している。
端部部材12の穴12aにはベアイニシエータ17の端子17bの基部に対応して縮径部12bがあり、この縮径部12bを樹脂21が迂回してモールドされてベアイニシエータ17が端部部材12の穴12aに固定されている。また、端部部材12の穴12aのベアイニシエータ17の端子17bの先端側部分に対応してモールドされた樹脂21が、ベアイニシエータ17の端子17bの先端側部分に差込み接続して給電するソケット(図示しない)を収容する係合空間22を形成している。
さらに、端部部材12の穴12aの内端を略円板形状のシム23で閉じている。このシム23は、端部部材12のベアイニシエータ17を収容している穴12aの内方側の段部端面12cに設けられてこの穴12aを塞いでいる。このシム23は、例えば0.05mm〜0.25mmの厚さのアルミニウムシート材によりベアイニシエータ17を収容している穴12aを塞ぐことができる適宜の形状、好ましくは円形に形成されており、段部端面14bに対して例えばアクリル系粘着材により粘着されているかあるいは溶接により固定されている。
上記構成において、インフレータ10は、ベアイニシエータ17に通電されると、該ベアイニシエータ17がガス噴出作動し、このガスによりブースタプロペラント14が反応を開始してガスを発生する。次いで、該ブースタプロペラント14の反応ガスに接したウェハプロペラント15が反応してガスを発生する。そして、ケーシング11のガス噴出口16からガスが噴出し、エアバッグを膨張させる。
以上のように構成した本実施の形態によれば、ベアイニシエータ17は樹脂被覆のアダプターがなく小径であり、端部部材12の穴12aの径を小さくすることができるので、樹脂21を充填する間隙を小さく抑え端部部材・ケーシングを小径にすることができてコンパクト化が達成できる。言い換えれば、アダプターをモールドしてなるイニシエータを用いることをせず、アダプターを省いたベアイニシエータ17を直接用いて端部部材12の穴12aに収容し間隙に樹脂21を充填固化したので、従来構造に比べてコンパクトになる。そしてこのとき、シム23を設けていることにより、従来においては用いていたガスケットを用いなくても、Heリークを有効に防止できる。
また、端部部材12の穴12aの加工精度が低くても、端部部材12の穴12aとベアイニシエータ17の本体17aとの隙間に樹脂21を良好に充填することができる。このとき、モールドした樹脂21の表面が粗いことに由来し、端部部材12のイニシエータ本体17aを収容する収容空間の内面との間に微小空間ができたとしても、最終的にはシム23がHeのリークを阻止する役目を果たすことができる。
また、クリンプレスになることから加工・組み立て工数が少なくなりコストを低減できる。また、モールド樹脂が端部部材の穴に確実に固定される結果、ベアイニシエータを端部部材の穴に確実に固定できる。
また、ベアイニシエータ17の端子17bの先端側部分に差込み接続して給電するソケット(図示しない)を収容する係合空間22を用意かつ精密な大きさに形成できるので、ソケットを係合空間22にガタツキがなく挿入係合できる。この結果、ソケットの差込み、その他において、ベアイニシエータの端子の基部への負担がかからずベアイニシエータ17の本体17aに対して端子からの歪を受けること回避できる。
上記実施の形態は本発明の一例であり、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。本発明のインフレータにおけるイニシエータ固定構造及びインフレータは、一端又は両端が端部部材により閉鎖された筒状のケーシングと、このケーシング内に充填されたガス発生剤と、端部部材に備えられガス発生剤の反応開始手段であるイニシエータとを有するインフレータに広く適用される。本発明のタイプのインフレータは、例えば助手席用エアバッグ装置に用いられているが、運転席用エアバッグ装置、頭部保護用エアバッグ装置、サイドエアバッグ装置、歩行者保護用エアバッグ装置などにも用いることができる。
本発明の一実施の形態に係るインフレータの断面図である。 従来のイニシエータの説明図である。
符号の説明
10 インフレータ
11 ケーシング
12,13 端部部材
12a 穴
12b 縮径部
12c 段部端面
14,15 ガス発生剤
17 ベアイニシエータ
17a イニシエータ本体
17b 端子
21 樹脂
22 係合空間
23 シム

Claims (5)

  1. 略筒状のケーシングと、
    このケーシングの長手方向少なくとも一方側に設けた端部部材と、
    前記ケーシング内に充填されたガス発生剤と、
    前記ガス発生剤の反応を開始させるためのイニシエータとを有するインフレータであって、
    前記イニシエータと端部部材の穴との間隙を樹脂でモールドすることにより、前記イニシエータを前記端部部材に固定し、
    前記イニシエータと端部部材の穴との間隙のうち、前記ガス発生剤側を閉鎖するシール部材を設けたことを特徴とするインフレータ。
  2. 請求項1記載のインフレータにおいて、
    前記端部部材は、
    径方向略中心に横断面略円形の前記穴を備えており、
    前記イニシエータは、
    その外径部と前記略円形の前記穴の内径部との間に位置する略円環状の前記間隙をモールドされることにより、前記端部部材に固定されている
    ことを特徴とするインフレータ。
  3. 請求項1又は2記載のインフレータにおいて、
    前記シール部材は、略円板形状のシムであることを特徴とするインフレータ。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項記載のインフレータにおいて、
    前記端部部材の穴は、前記イニシエータの端子の基部に対応した縮径部を備え、
    前記樹脂は、この縮径部を迂回するようにモールドされている
    ことを特徴とするインフレータ。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項記載のインフレータにおいて、
    前記イニシエータは、
    樹脂被覆部のないベアタイプとして構成されている
    ことを特徴とするインフレータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003226221A (ja) * 2002-02-07 2003-08-12 Takata Corp インフレータ及びそのクロージャ固定構造
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