JP2008114246A - ダイカストマシン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】射出用電動サーボモータの回転力により駆動され、動作位置に応じて力の拡大率と速度とが変化するリンク機構により射出機構を構成し、高速射出工程を、リンク機構の動作領域における速度が大きい領域で実行し、増圧工程を、リンク機構の動作領域における力の拡大率の大きい領域で実行する。
【選択図】図1
Description
射出用電動サーボモータの回転力により駆動され、動作位置に応じて力の拡大率と速度とが変化するリンク機構と、該リンク機構によって射出スリーブ内を直線駆動される射出プランジャとを、備え、
高速射出工程を、リンク機構の動作領域における速度が大きい領域で実行し、増圧工程を、リンク機構の動作領域における力の拡大率の大きい領域で実行する。
また、金属溶湯の射出充填条件に応じて、固定ダイプレートとリンク機構の力の入力端との間の距離を可変設定する。
さらに、固定ダイプレートと対向配置され、固定ダイプレートに対する位置を可変設定可能な保持ブロックと、固定ダイプレートと保持ブロックとを連結し、保持プレートを貫通した側に形成したネジ部に、保持ブロックに回転可能に保持されたギヤ付きナットが螺合された複数本の連結軸と、保持ブロックに搭載されて、ギヤ付きナットを伝達ギヤ列を介して回転駆動する保持ブロック位置調整用モータと、リンク機構により直線駆動され、射出プランジャと一体となって直線移送される直動ブロックとを、備え、
リンク機構は、保持ブロック側に回転可能に保持された前記の力の入力端である原動軸と、その一端部が原動軸を回転中心として原動軸と一体回転する第1アームと、その一端部が第1アームの他端部に相対回転可能に連結され、その他端側が直動ブロック側に相対回転可能に連結された第2アームとをもつ、クランク機構により構成される。
また、金型形状といった金属溶湯の射出充填条件に応じて、固定ダイプレートとリンク機構の力の入力端との間の距離を可変設定するので、高速射出工程に先立つ低速射出工程開始時点の射出プランジャの位置を任意位置に設定することができ、これによって、低速射出工程開始時点から高速射出工程開示時点までの射出プランジャの前進ストロークを任意に可変設定すること、つまり、高速射出工程開始時点におけるリンク機構の動作姿勢を所望の状態に設定することで、リンク機構の速比特性線における所望位置から高速射出工程を開始させることができる。したがって、金型形状といった金属溶湯の射出充填条件に応じて、リンク機構における速比特性線の所望位置から高速射出工程を開始させることが可能となるので、金属溶湯の射出充填条件に応じた好適鋳造を適応的に行うことができる。
また、リンク機構は、保持ブロック側に回転可能に保持された力の入力端である原動軸と、その一端部が原動軸を回転中心として原動軸と一体回転する第1アームと、その一端部が第1アームの他端部に相対回転可能に連結され、その他端側が直動ブロック側に相対回転可能に連結された第2アームとをもつ、クランク機構により構成されているので、このクランク機構よりなる射出機構は、電動サーボモータの回転をボールネジ機構によって一旦直線運動に変換して、ボールネジ機構の直動部によりダブルトグルリンク機構などのトグルリンク機構を駆動することによって、射出を行う構成に較べると、構造がはるかにシンプルなものとなる。
図1〜図8は、本発明の一実施形態(以下、本実施形態と記す)による電動式のダイカストマシンに係り、図1は、本実施形態のダイカストマシンの主として射出系の構成を示す簡略化し且つ一部を破断した説明図である。
また、金型形状といった金属溶湯の射出充填条件に応じて、固定ダイプレート2とクランク機構14の力の入力端(原動軸31)との間の距離を可変設定するので、高速射出工程に先立つ低速射出工程開始時点の射出プランジャ19の位置を任意位置に設定することができ、これによって、低速射出工程開始時点から高速射出工程開示時点までの射出プランジャ19の前進ストロークを任意に可変設定すること、つまり、高速射出工程の開始時点におけるクランク機構14の動作姿勢を所望の状態に設定することで、クランク機構14の速比特性線における所望位置から高速射出工程を開始させることができる。したがって、金型形状といった金属溶湯の射出充填条件に応じて、クランク機構14における速比特性線の所望位置から高速射出工程を開始させることが可能となるので、金属溶湯の射出充填条件に応じた好適鋳造を適応的に行うことができる。
また、クランク機構14による射出機構は、電動サーボモータの回転をボールネジ機構によって一旦直線運動に変換して、ボールネジ機構の直動部によりダブルトグルリンク機構などのトグルリンク機構を駆動することによって、射出を行う構成に較べると、構造がはるかにシンプルなものとなる。
2 固定ダイプレート
3 固定側金型
4 可動ダイプレート
5 可動側金型
6 キャビティ
7 金型湯道部(スプル・ゲート部等)
8 レール部材
9 保持ブロック
10 直動ガイド
11 連結軸
12 直動体
13 直動ガイド
14 クランク機構(リンク機構)
15 ロードセルユニット
16 保持片
17 射出スリーブ
18 注湯口
19 射出プランジャ
20 位置センサ
21 保持ブロック位置調整用モータ
22 駆動ギヤ
23 中間ギヤ
24 ギヤ付きナット
25 金属溶湯ないしは固化し始めた金属
25a ビスケット
31 原動軸
32 第1アーム
33 連結軸
34 第2アーム
35 回転軸
36 射出用電動サーボモータ
37 減速回転伝達機構
38 システムコントローラ
39 サーボアンプ
Claims (3)
- 射出用駆動源として電動サーボモータを用いるダイカストマシンであって、
射出用電動サーボモータの回転力により駆動され、動作位置に応じて力の拡大率と速度とが変化するリンク機構と、該リンク機構によって射出スリーブ内を直線駆動される射出プランジャとを、備え、
高速射出工程を、前記リンク機構の動作領域における速度が大きい領域で実行し、増圧工程を、前記リンク機構の動作領域における力の拡大率の大きい領域で実行することを特徴とするダイカストマシン。 - 請求項1に記載のダイカストマシンにおいて、
金属溶湯の射出充填条件に応じて、固定ダイプレートと前記リンク機構の力の入力端との間の距離を可変設定することを特徴とするダイカストマシン。 - 請求項2に記載のダイカストマシンにおいて、
前記固定ダイプレートと対向配置され、前記固定ダイプレートに対する位置を可変設定可能な保持ブロックと、
前記固定ダイプレートと前記保持ブロックとを連結し、前記保持プレートを貫通した側に形成したネジ部に、前記保持ブロックに回転可能に保持されたギヤ付きナットが螺合された複数本の連結軸と、
前記保持ブロックに搭載されて、前記ギヤ付きナットを伝達ギヤ列を介して回転駆動する保持ブロック位置調整用モータと、
前記リンク機構により直線駆動され、前記射出プランジャと一体となって直線移送される直動ブロックとを、備え、
前記リンク機構は、前記保持ブロック側に回転可能に保持された前記力の入力端である原動軸と、その一端部が前記原動軸を回転中心として前記原動軸と一体回転する第1アームと、その一端部が前記第1アームの他端部に相対回転可能に連結され、その他端側が前記直動ブロック側に相対回転可能に連結された第2アームとをもつ、クランク機構で構成されていることを特徴とするダイカストマシン。
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2006
- 2006-11-02 JP JP2006299139A patent/JP5063081B2/ja not_active Expired - Fee Related
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