JP2008111121A5 - - Google Patents

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JP2008111121A5
JP2008111121A5 JP2007277357A JP2007277357A JP2008111121A5 JP 2008111121 A5 JP2008111121 A5 JP 2008111121A5 JP 2007277357 A JP2007277357 A JP 2007277357A JP 2007277357 A JP2007277357 A JP 2007277357A JP 2008111121 A5 JP2008111121 A5 JP 2008111121A5
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  1. 下記化合物の反応を含む方法により製造された油溶性の潤滑油添加剤組成物:
    (A)下記の共重合体のうちの少なくとも一種:
    (i)下記を含む成分のラジカル共重合により得られた共重合体:
    (a)少なくとも一種のモノエチレン性不飽和C3−C28モノカルボン酸もしくは
    そのエステル、またはC4−C28ジカルボン酸、その無水物又はエステル、
    (b)炭素原子2〜40個を含む少なくとも一種の1−オレフィン、または炭素原子4〜360個を含み、かつビニル、ビニリデン又はアルキルビニリデン基あるいはそれらの混合物の形で共重合可能な末端基を持つ少なくとも一種のポリオレフィン、そして
    (c)(a)および(b)の単量体と共重合可能で、かつ下記からなる群より選ばれる少なくとも一種のモノオレフィン化合物:
    (1)アルキル基がヒドロキシル、アミノ、ジアルキルアミノまたはアルコキシで置換されているかまたは未置換で、かつ炭素原子1〜40個を含む、アルキルビニルエーテルおよびアリルアルキルエーテル、
    (2)アルキル置換基が炭素原子1〜40個を含む、炭素原子数3〜10のモノエチレン性の不飽和モノ又はジカルボン酸のアルキルアミン及びN−アルキルアミド、
    (3)炭素原子数1〜8のカルボン酸のN−ビニルカルボキサミド、
    (4)N−ビニル置換窒素含有複素環化合物、および
    (5)炭素原子2〜40個を含む少なくとも一種の1−オレフィン、または炭素原子4〜360個を含み、かつビニル、ビニリデン又はアルキルビニリデン基またはそれらの混合物の形で共重合可能な末端基を持つ少なくとも一種のポリオレフィン、ただし、用いるオレフィンは(i)(b)で用いるオレフィンと同一ではない;
    (ii)化合物(i)(a)と化合物(i)(b)とをラジカル開始剤の存在下で反応させることにより得られた共重合体;
    (iii)(a)化合物(i)(a)を化合物(i)(b)または(i)(c)と、共重合体(i)ま
    たは共重合体(ii)または両者の存在下で非ラジカル触媒反応で反応させることにより、あるいは(b)共重合体(i)または共重合体(ii)または両者を、化合物(i)(a)と化合物(
    i)(b)または(i)(c)との非ラジカル触媒反応による生成物と接触させることにより、
    得られた共重合体;
    (B)少なくとも二個のモノカルボン酸又はそのエステルと、または少なくとも二個のジカルボン酸、その無水物又はエステルと、またはそれらの混合物と反応することができる少なくとも一種のポリエーテル芳香族化合物;および
    (C)少なくとも二個のモノカルボン酸又はそのエステル、または少なくとも二個のジカルボン酸、その無水物又はエステル、またはそれらの混合物と反応することができる少なくとも一種のポリエーテル脂肪族アミン化合物。
  2. 共重合体(i)、(ii)または(iii)を、少なくとも一種のポリエーテル芳香族化合物と、
    少なくとも一種のポリエーテル脂肪族化合物と、そして更に(1)少なくとも一種のエーテル化合物、(2)少なくとも一個のモノカルボン酸又はそのエステルまたはジカルボン酸、その無水物又はエステルと反応することができる少なくとも一種の芳香族化合物、(3)少なくとも一個のモノカルボン酸又はそのエステルまたはジカルボン酸、その無水物又はエステルと反応することができる少なくとも一種の脂肪族化合物、もしくは(1)、(2)又は(3)の混合物と、反応させる請求項1に記載の潤滑油添加剤組成物。
  3. 共重合体(iii)(b)において、該共重合体(i)または共重合体(ii)または両者を成分(2)、成分(3)またはそれらの混合物の存在下で、化合物(i)(a)と化合物(i)(b)または(i)(c)との非ラジカル触媒反応による生成物と接触させる請求項2に記載の潤滑油添加剤組成物。
  4. ポリエーテル芳香族化合物が、下記式を有する芳香族アミンから誘導される請求項1に記載の潤滑油添加剤組成物:
    (a)下記式で表されるN−アリールフェニレンジアミン:
    Figure 2008111121

    式中、R18は、H、−NHアリール、−NHアルカリール、もしくは炭素原子数4〜24でアルキル、アルケニル、アルコキシル、アラルキルまたはアルカリールから選ばれる分枝鎖又は直鎖の炭化水素基であり、R19は、−NH2、−(NH(CH2nmNH2、−NHアルキル、−NHアラルキル、−CH2−アリール−NH2、ただし、nおよびmは各々1〜10の値を有する、であり、そしてR20は、水素、炭素原子数4〜24のアルキル、アルケニル、アルコキシル、アラルキルまたはアルカリールである、
    (b)下記式で表されるアミノカルバゾール:
    Figure 2008111121

    式中、R21およびR22は各々独立に、水素、もしくは炭素原子数1〜14のアルキル基またはアルケニル基を表す、
    (c)下記式で表されるアミノ−インダゾリノン:
    Figure 2008111121

    式中、R23は、水素または炭素原子数1〜14のアルキル基である、
    (d)下記式で表されるアミノメルカプトトリアゾール:
    Figure 2008111121

    (e)下記式で表されるアミノペリミジン:
    Figure 2008111121

    式中、R24は、水素または炭素原子数1〜14のアルキル基を表す、
    (f)下記式で表されるアリールオキシフェニレンアミン:
    Figure 2008111121

    式中、R25は、H、−NHアリール、−NHアルカリール、もしくは炭素原子数4〜24でアルキル、アルケニル、アルコキシル、アラルキルまたはアルカリールであってよい分枝鎖又は直鎖の基であり、R26は、−NH2、−(NH(CH2nmNH2、−NHアルキル、または−NHアラルキル、ただし、nおよびmは各々1〜10の値を有する、であり、そしてR27は、水素、炭素原子数4〜24のアルキル、アルケニル、アルコキシル、アラルキルまたはアルカリールである、ただし、R25が水素、もしくは炭素原子数4〜24でアルキル、アルケニル、アルコキシル、アラルキルまたはアルカリールから選ばれる分枝鎖又は直鎖の基であるときには、R26は−NH2、または−(NH(CH2nmNH2、−CH2−(CH2n−NH2、または−CH2−アリール−NH2でなければならない、
    (g)下記式で表される、L基で結合した2個の芳香族基からなる芳香族アミン:
    Figure 2008111121

    式中、Lは、−O−、−N=N−、−NH−、−CH2NH−、−C(O)NR28−、
    −C(O)O−、−SO2−、−SO2NR29−、または−SO2NH−、ただし、R28
    よびR29は独立に水素、炭素原子数1〜8のアルキル基、アルケニル基またはアルコキシ基を表す、から選ばれ、
    1、Y2、Y3およびY4の各々は独立に、NまたはCHであり、ただし、Y1とY2両方ともがNであることはない、
    30およびR31は独立に、水素、アルキル、アリール、アルカリール、アラルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、−OH、−NO2、−SO3H、−SO3Na、−CO2H又はその塩、−NR4142、ただし、R41およびR42は独立に水素、アルキル、アリール、アリールアルキルまたはアルカリールである、を表し、
    32およびR33は独立に、水素、炭素原子数1〜8のアルキル基、アルケニル基またはアルコキシ基、−OH、−SO3Hまたは−SO3Naを表し、
    34は、−NH2、−NHR35、ただし、R35は炭素原子数1〜8のアルキル基またはアルケニル基、−CH2−(CH2n−NH2または−CH2−アリール−NH2であり、そしてnは0〜10である、を表す、
    ただし、R34が−NHR35、ただし、R35は炭素原子数1〜8のアルキル基またはアルケニル基である、であるときには、Lは−NH−または−CH2−NH−であるか、あるいはR30またはR31は−OHまたは−NR4142、ただし、少なくとも一方のR41またはR42は水素である、であるか、あるいはR32またはR33は−OHである、
    (h)アミノチアゾール、アミノベンゾチアゾール、アミノベンゾチアジアゾールおよびアミノアルキルチアゾールからなる群より選ばれるアミノチアゾール、
    (i)下記式で表されるアミノインドール:
    Figure 2008111121

    式中、R36は、水素、炭素原子数1〜14のアルキル基またはアルケニル基を表す、
    (j)下記式で表されるアミノピロール:
    Figure 2008111121

    式中、R37は、炭素原子数2〜6の二価アルキレン基を表し、そしてR38は、水素、炭素原子数1〜14のアルキル基またはアルケニル基を表す、
    (k)ニトロアニリンまたは4−アミノアセトアニリドなどの環置換又は未置換のアニリン、
    (l)アミノキノリン、
    (m)アミノベンズイミダゾール、
    (n)N,N−ジアルキルフェニレンジアミン、
    (o)ベンジルアミン。
  5. ポリエーテル芳香族化合物が、下記式を有する芳香族アミンから誘導される請求項4に記載の潤滑油添加剤組成物:
    Figure 2008111121

    式中、R18は、H、−NHアリール、−NHアルカリール、もしくは炭素原子数4〜24でアルキル、アルケニル、アルコキシル、アラルキルまたはアルカリールから選ばれる分枝鎖又は直鎖の炭化水素基であり、R19は、−NH2、−(NH(CH2nmNH2、−NHアルキル、−NHアラルキル、−CH2−アリール−NH2、ただし、nおよびmは各々1〜10の値を有する、であり、そしてR20は、水素、炭素原子数4〜24のアルキル、アルケニル、アルコキシル、アラルキルまたはアルカリールである。
  6. ポリエーテル芳香族化合物が下記式から誘導される請求項4に記載の潤滑油添加剤組成物:
    Figure 2008111121

    式中、Lは、−O−、−N=N−、−NH−または−CH2NH−から選ばれ、
    30およびR31は独立に、水素、アルキル、アリール、アルカリール、アラルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、−OH、−NO2、または−NR4142、ただし、R41およびR42は独立に水素、アルキル、アリール、アリールアルキルまた
    はアルカリールである、を表し、
    32およびR33は独立に、水素、炭素原子数1〜8のアルキル基、アルケニル基またはアルコキシ基、または−OHを表し、
    34は、−NH2、−NHR35、ただし、R35は炭素原子数1〜8のアルキル基またはアルケニル基、−CH2−(CH2n−NH2または−CH2−アリール−NH2であり、そしてnは0〜10である、を表す、
    ただし、R34が−NHR35、ただし、R35は炭素原子数1〜8のアルキル基またはアルケニル基である、であるときには、Lは−NH−または−CH2−NH−であるか、あるいはR30またはR31は−OHまたは−NR4142、ただし、少なくとも一方のR41またはR42は水素である、であるか、あるいはR32またはR33は−OHである。
  7. ポリエーテル芳香族化合物が、N−フェニル−1,4−フェニレンジアミンから誘導される請求項4に記載の潤滑油添加剤組成物。
  8. ポリエーテル芳香族化合物が、4−(4−ニトロフェニルアゾ)アニリンまたは4−フェニルアゾアニリンから誘導される請求項4に記載の潤滑油添加剤組成物。
  9. ポリエーテル芳香族化合物が、4−フェノキシアニリンから誘導される請求項6に記載の潤滑油添加剤組成物。
  10. ポリエーテル脂肪族アミン化合物が、脂肪族アミノヒドロキシル化合物から誘導される請求項1に記載の潤滑油添加剤組成物。
  11. ポリエーテル脂肪族アミン化合物が、t−ブチルアミン、ジメチルアミノプロピルアミン、N−アミノプロピルモルホリン、ジエチルアミノプロピルアミン、またはジエチルアミノエチルアミンから誘導される請求項1に記載の潤滑油添加剤組成物。
  12. ポリエーテル脂肪族アミンがt−ブチルアミンから誘導される請求項11に記載の潤滑
    油添加剤組成物。
  13. 共重合体が共重合体(i)である請求項1に記載の潤滑油添加剤組成物。
  14. 共重合体が共重合体(ii)である請求項1に記載の潤滑油添加剤組成物。
  15. 共重合体(ii)が、無水マレイン酸とポリイソブチレンとのラジカル触媒反応により得られたポリPIBSAである請求項14に記載の潤滑油添加剤組成物。
  16. 共重合体が共重合体(iii)である請求項1に記載の潤滑油添加剤組成物。
  17. 芳香族化合物が下記からなる群より選ばれる請求項2に記載の潤滑油添加剤組成物:
    (a)下記式で表されるN−アリールフェニレンジアミン:
    Figure 2008111121

    式中、R18は、H、−NHアリール、−NHアルカリール、もしくは炭素原子数4〜24でアルキル、アルケニル、アルコキシル、アラルキルまたはアルカリールから選ばれる分枝鎖又は直鎖炭化水素基であり、R19は、−NH2、−(NH(CH2nmNH2、−NHアルキル、−NHアラルキル、−CH2−アリール−NH2、ただし、nおよびmは各々1〜10の値を有する、であり、そしてR20は、水素、炭素原子数4〜24のアルキル、アルケニル、アルコキシル、アラルキルまたはアルカリールである、
    (b)下記式で表されるアミノカルバゾール:
    Figure 2008111121

    式中、R21およびR22は各々独立に、水素、もしくは炭素原子数1〜14のアルキル基またはアルケニル基を表す、
    (c)下記式で表されるアミノ−インダゾリノン:
    Figure 2008111121

    式中、R23は、水素または炭素原子数1〜14のアルキル基である、
    (d)下記式で表されるアミノメルカプトトリアゾール:
    Figure 2008111121

    (e)下記式で表されるアミノペリミジン:
    Figure 2008111121

    式中、R24は、水素または炭素原子数1〜14のアルキル基を表す、
    (f)下記式で表されるアリールオキシフェニレンアミン:
    Figure 2008111121

    式中、R25は、H、−NHアリール、−NHアルカリール、もしくは炭素原子数4〜24でアルキル、アルケニル、アルコキシル、アラルキルまたはアルカリールであってよい分枝鎖又は直鎖基であり、R26は、−NH2、−(NH(CH2nmNH2、−NHアルキル、または−NHアラルキル、ただし、nおよびmは各々1〜10の値を有する、であり、そしてR27は、水素、炭素原子数4〜24のアルキル、アルケニル、アルコキシル、アラルキルまたはアルカリールである、
    (g)下記式で表される、L基で結合した2個の芳香族基からなる芳香族アミン:
    Figure 2008111121

    式中、Lは、−O−、−N=N−、−NH−、−CH2NH−、−C(O)NR28−、
    −C(O)O−、−SO2−、−SO2NR29−、または−SO2NH−、ただし、R28
    よびR29は独立に水素、炭素原子数1〜8のアルキル基、アルケニル基またはアルコキシ基を表す、から選ばれ、
    1、Y2、Y3およびY4の各々は独立に、NまたはCHであり、ただし、Y1とY2両方ともがNではない、
    30およびR31は独立に、水素、アルキル、アリール、アルカリール、アラルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、−OH、−NO2、−SO3H、−SO3Na、−CO2H又はその塩、−NR4142、ただし、R41およびR42は独立に水素、アルキル、アリール、アリールアルキルまたはアルカリールである、を表し、
    32およびR33は独立に、水素、炭素原子数1〜8のアルキル基、アルケニル基またはアルコキシ基、−OH、−SO3Hまたは−SO3Naを表し、
    34は、−NH2、−NHR35、ただし、R35は炭素原子数1〜8のアルキル基またはアルケニル基、−CH2−(CH2n−NH2または−CH2−アリール−NH2であり、そしてnは0〜10である、を表す、
    (h)アミノチアゾール、アミノベンゾチアゾール、アミノベンゾチアジアゾールおよびアミノアルキルチアゾールからなる群より選ばれるアミノチアゾール、
    (i)下記式で表されるアミノインドール:
    Figure 2008111121

    式中、R36は、水素、炭素原子数1〜14のアルキル基またはアルケニル基を表す、
    (j)下記式で表されるアミノピロール:
    Figure 2008111121

    式中、R37は、炭素原子数2〜6の二価アルキレン基を表し、そしてR38は、水素、炭素原子数1〜14のアルキル基またはアルケニル基を表す、
    (k)ニトロアニリンまたは4−アミノアセトアニリドなどの環置換又は未置換アニリン、
    (l)アミノキノリン、
    (m)アミノベンズイミダゾール、
    (n)N,N−ジアルキルフェニレンジアミン、
    (o)ベンジルアミン、および
    (p)ベンジルアルコール。
  18. 芳香族アミンがN−アリールフェニレンジアミンである請求項17に記載の潤滑油添加剤組成物。
  19. N−アリールフェニレンジアミンが、N−フェニルフェニレンジアミンである請求項18に記載の潤滑油添加剤組成物。
  20. N−フェニルフェニレンジアミンが、N−フェニル−1,4−フェニレンジアミンである請求項19に記載の潤滑油添加剤組成物。
  21. 共重合体(i)の化合物(i)(b)が、数平均分子量(Mn)が112乃至5000のポリイソブテンである請求項1に記載の潤滑油添加剤組成物。
  22. 数平均分子量(Mn)が500乃至3000である請求項21に記載の潤滑油添加剤組成物。
  23. 数平均分子量(Mn)が1000乃至2500である請求項22に記載の潤滑油添加剤組成物。
  24. (i)(a)がジカルボン酸、その無水物又はエステルである請求項1に記載の潤滑油添加剤組成物。
  25. (i)(a)が無水マレイン酸又はそのエステルである請求項24に記載の潤滑油添加剤組成物。
  26. (i)(c)のモノオレフィンが1−オレフィンである請求項1に記載の潤滑油添加剤組成物。
  27. 主要量の潤滑粘度の油、および下記の化合物の反応を含む方法により製造された少量の潤滑油添加剤組成物を含む潤滑油組成物:
    (A)下記の共重合体のうちの少なくとも一種:
    (i)下記からなる成分のラジカル共重合により得られた共重合体:
    (a)少なくとも一種のモノエチレン性の不飽和C3−C28モノカルボン酸又はそ
    のエステル、またはC4−C28ジカルボン酸、その無水物又はエステル、
    (b)炭素原子2〜40個を含む少なくとも一種の1−オレフィン、または炭素原子4〜360個を含み、かつビニル、ビニリデン又はアルキルビニリデン基またはそれらの混合物の形で共重合可能な末端基を持つ少なくとも一種のポリオレフィン、および
    (c)(a)および(b)の単量体と共重合可能で、かつ下記からなる群より選ばれる少なくとも一種のモノオレフィン化合物:
    (1)アルキル基がヒドロキシル、アミノ、ジアルキルアミノまたはアルコキシで置換されているかまたは未置換で、かつ炭素原子1〜40個を含む、アルキルビニルエーテルおよびアリルアルキルエーテル、
    (2)アルキル置換基が炭素原子1〜40個を含む、炭素原子数3〜10のモノエチレン性の不飽和モノ又はジカルボン酸のアルキルアミン及びN−アルキルアミド、
    (3)炭素原子数1〜8のカルボン酸のN−ビニルカルボキサミド、
    (4)N−ビニル置換窒素含有複素環化合物、および
    (5)炭素原子2〜40個を含む少なくとも一種の1−オレフィン、または炭素原子4〜360個を含み、かつビニル、ビニリデン又はアルキルビニリデン基またはそれらの混合物の形で共重合可能な末端基を持つ少なくとも一種のポリオレフィン、ただし、用いるオレフィンは(i)(b)で用いるオレフィンと同一ではない;
    (ii)化合物(i)(a)と化合物(i)(b)をラジカル開始剤の存在下で反応させることにより得られた共重合体;
    (iii)(a)化合物(i)(a)を化合物(i)(b)または(i)(c)と、共重合体(i)ま
    たは共重合体(ii)または両者の存在下で非ラジカル触媒反応で反応させることにより、あるいは(b)共重合体(i)または共重合体(ii)または両者を、化合物(i)(a)と化合物(
    i)(b)または(i)(c)との非ラジカル触媒反応による生成物と接触させることにより、
    得られた共重合体;
    (B)少なくとも二個のモノカルボン酸又はそのエステルと、または少なくとも二個のジカルボン酸、その無水物又はエステルと、またはそれらの混合物と反応することができる少なくとも一種のポリエーテル芳香族化合物;および
    (C)少なくとも二個のモノカルボン酸又はそのエステル、または少なくとも二個のジカルボン酸、その無水物又はエステル、またはそれらの混合物と反応することができる少なくとも一種のポリエーテル脂肪族アミン化合物。
  28. 共重合体(i)、(ii)または(iii)を、少なくとも一種のポリエーテル芳香族化合物と、
    そして更に(1)少なくとも一個のモノカルボン酸又はそのエステルまたはジカルボン酸、その無水物又はエステルと反応することができる少なくとも一種の芳香族化合物、もしくは(2)少なくとも一個のモノカルボン酸又はそのエステルまたはジカルボン酸、その無水物又はエステルと反応することができる少なくとも一種の脂肪族化合物、もしくは(1)又は(2)又は両者の混合物と、反応させる請求項27に記載の潤滑油組成物。
  29. 共重合体(iii)(b)において、該共重合体(i)または共重合体(ii)または両者を成分(1)、成分(2)または両者の存在下で、化合物(i)(a)と化合物(i)(b)または(i)(c)との非ラジカル触媒反応による生成物と接触させる請求項28に記載の潤滑油組成物。
  30. ポリエーテル芳香族化合物が、下記式を有する芳香族アミンから誘導される請求項27に記載の潤滑油組成物:
    (a)下記式で表されるN−アリールフェニレンジアミン:
    Figure 2008111121

    式中、R18は、H、−NHアリール、−NHアルカリール、もしくは炭素原子数4〜24でアルキル、アルケニル、アルコキシル、アラルキルまたはアルカリールから選ばれる分枝鎖又は直鎖炭化水素基であり、R19は、−NH2、−(NH(CH2nmNH2、−NHアルキル、−NHアラルキル、−CH2−アリール−NH2、ただし、nおよびmは各々1〜10の値を有する、であり、そしてR20は、水素、炭素原子数4〜24のアルキル、アルケニル、アルコキシル、アラルキルまたはアルカリールである、
    (b)下記式で表されるアミノカルバゾール:
    Figure 2008111121

    式中、R21およびR22は各々独立に、水素、もしくは炭素原子数1〜14のアルキル基またはアルケニル基を表す、
    (c)下記式で表されるアミノ−インダゾリノン:
    Figure 2008111121

    式中、R23は、水素または炭素原子数1〜14のアルキル基である、
    (d)下記式で表されるアミノメルカプトトリアゾール:
    Figure 2008111121

    (e)下記式で表されるアミノペリミジン:
    Figure 2008111121

    式中、R24は、水素または炭素原子数1〜14のアルキル基を表す、
    (f)下記式で表されるアリールオキシフェニレンアミン:
    Figure 2008111121

    式中、R25は、H、−NHアリール、−NHアルカリール、もしくは炭素原子数4〜24でアルキル、アルケニル、アルコキシル、アラルキルまたはアルカリールであってよい分枝鎖又は直鎖基であり、R26は、−NH2、−(NH(CH2nmNH2、−NHアルキル、または−NHアラルキル、ただし、nおよびmは各々1〜10の値を有する、であり、そしてR27は、水素、炭素原子数4〜24のアルキル、アルケニル、アルコキシル、アラルキルまたはアルカリールである、ただし、R25が水素、もしくは炭素原子数4〜24でアルキル、アルケニル、アルコキシル、アラルキルまたはアルカリールから選ばれる分枝鎖又は直鎖基であるときには、R26は−NH2、または−(NH(CH2nmNH2、−CH2−(CH2n−NH2、または−CH2−アリール−NH2でなければならない、
    (g)下記式で表される、L基で結合した2個の芳香族基からなる芳香族アミン:
    Figure 2008111121

    式中、Lは、−O−、−N=N−、−NH−、−CH2NH−、−C(O)NR28−、
    −C(O)O−、−SO2−、−SO2NR29−、または−SO2NH−、ただし、R28
    よびR29は独立に水素、炭素原子数1〜8のアルキル基、アルケニル基またはアルコキシ基を表す、から選ばれ、
    1、Y2、Y3およびY4の各々は独立に、NまたはCHであり、ただし、Y1とY2両方ともがNであることはない、
    30およびR31は独立に、水素、アルキル、アリール、アルカリール、アラルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、−OH、−NO2、−SO3H、−SO3Na、−CO2H又はその塩、−NR4142、ただし、R41およびR42は独立に水素、アルキル、アリール、アリールアルキルまたはアルカリールである、を表し、
    32およびR33は独立に、水素、炭素原子数1〜8のアルキル基、アルケニル基またはアルコキシ基、−OH、−SO3Hまたは−SO3Naを表し、
    34は、−NH2、−NHR35、ただし、R35は炭素原子数1〜8のアルキル基またはアルケニル基、−CH2−(CH2n−NH2または−CH2−アリール−NH2であり、そしてnは0〜10である、を表す、
    ただし、R34が−NHR35、ただし、R35は炭素原子数1〜8のアルキル基またはアルケニル基である、であるときには、Lは−NH−または−CH2−NH−であるか、あるいはR30またはR31は−OHまたは−NR4142、ただし、少なくとも一方のR41またはR42は水素である、であるか、あるいはR32またはR33は−OHである、
    (h)アミノチアゾール、アミノベンゾチアゾール、アミノベンゾチアジアゾールおよびアミノアルキルチアゾールからなる群より選ばれるアミノチアゾール、
    (i)下記式で表されるアミノインドール:
    Figure 2008111121

    式中、R36は、水素、炭素原子数1〜14のアルキル基またはアルケニル基を表す、
    (j)下記式で表されるアミノピロール:
    Figure 2008111121

    式中、R37は、炭素原子数2〜6の二価アルキレン基を表し、そしてR38は、水素、炭素原子数1〜14のアルキル基またはアルケニル基を表す、
    (k)ニトロアニリンまたは4−アミノアセトアニリドなどの環置換又は未置換アニリン、
    (l)アミノキノリン、
    (m)アミノベンズイミダゾール、
    (n)N,N−ジアルキルフェニレンジアミン、
    (o)ベンジルアミン。
  31. ポリエーテル芳香族化合物が、下記式を有する芳香族アミンから誘導される請求項30に記載の潤滑油組成物。
    Figure 2008111121

    式中、R18は、H、−NHアリール、−NHアルカリール、もしくは炭素原子数4〜24でアルキル、アルケニル、アルコキシル、アラルキルまたはアルカリールから選ばれる分枝鎖又は直鎖の炭化水素基であり、R19は、−NH2、−(NH(CH2nmNH2、−NHアルキル、−NHアラルキル、−CH2−アリール−NH2、ただし、nおよびmは各々1〜10の値を有する、であり、そしてR20は、水素、炭素原子数4〜24のアルキル、アルケニル、アルコキシル、アラルキルまたはアルカリールである。
  32. ポリエーテル芳香族化合物が下記式から誘導される請求項30に記載の潤滑油組成物。
    Figure 2008111121

    式中、Lは、−O−、−N=N−、−NH−または−CH2NH−から選ばれ、
    30およびR31は独立に、水素、アルキル、アリール、アルカリール、アラルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、−OH、または−NR4142、ただし、R41およびR42は独立に水素、アルキル、アリール、アリールアルキルまたはアルカリールである、を表し、
    32およびR33は独立に、水素、炭素原子数1〜8のアルキル基、アルケニル基またはアルコキシ基、または−OHを表し、
    34は、−NH2、−NHR35、ただし、R35は炭素原子数1〜8のアルキル基またはアルケニル基、−CH2−(CH2n−NH2または−CH2−アリール−NH2であり、そしてnは0〜10である、を表す、
    ただし、R34が−NHR35、ただし、R35は炭素原子数1〜8のアルキル基またはアルケニル基である、であるときには、Lは−NH−または−CH2−NH−であるか、あるいはR30またはR31は−OHまたは−NR4142、ただし、少なくとも一方のR41またはR42は水素である、であるか、あるいはR32またはR33は−OHである。
  33. ポリエーテル芳香族化合物が、N−フェニル−1,4−フェニレンジアミンから誘導される請求項31に記載の潤滑油組成物。
  34. ポリエーテル芳香族化合物が、4−(4−ニトロフェニルアゾ)アニリン、4−フェニルアゾアニリンから誘導される請求項30に記載の潤滑油組成物。
  35. ポリエーテル芳香族化合物が、4−フェノキシアニリンから誘導される請求項32に記載の潤滑油組成物。
  36. ポリエーテル脂肪族アミン化合物が、脂肪族アミノヒドロキシル化合物から誘導される請求項27に記載の潤滑油組成物。
  37. ポリエーテル脂肪族アミン化合物が、t−ブチルアミン、ジメチルアミノプロピルアミン、N−アミノプロピルモルホリン、ジエチルアミノプロピルアミン、またはジエチルアミノエチルアミンから誘導される請求項27に記載の潤滑油組成物。
  38. ポリエーテル脂肪族アミンがt−ブチルアミンから誘導される請求項37に記載の潤滑油組成物。
  39. 共重合体が共重合体(i)である請求項27に記載の潤滑油組成物。
  40. 共重合体が共重合体(ii)である請求項27に記載の潤滑油組成物。
  41. 共重合体(ii)が、無水マレイン酸とポリイソブチレンとのラジカル触媒反応により得られたポリPIBSAである請求項40に記載の潤滑油組成物。
  42. 共重合体が共重合体(iii)である請求項27に記載の潤滑油組成物。
  43. 芳香族化合物が下記からなる群より選ばれる請求項28に記載の潤滑油組成物:
    (a)下記式で表されるN−アリールフェニレンジアミン:
    Figure 2008111121

    式中、R18は、H、−NHアリール、−NHアルカリール、もしくは炭素原子数4〜24でアルキル、アルケニル、アルコキシル、アラルキルまたはアルカリールから選ばれる分枝鎖又は直鎖炭化水素基であり、R19は、−NH2、−(NH(CH2nmNH2、−NHアルキル、−NHアラルキル、−CH2−アリール−NH2、ただし、nおよびmは各々1〜10の値を有する、であり、そしてR20は、水素、炭素原子数4〜24のアルキル、アルケニル、アルコキシル、アラルキルまたはアルカリールである、
    (b)下記式で表されるアミノカルバゾール:
    Figure 2008111121

    式中、R21およびR22は各々独立に、水素、もしくは炭素原子数1〜14のアルキル基またはアルケニル基を表す、
    (c)下記式で表されるアミノ−インダゾリノン:
    Figure 2008111121

    式中、R23は、水素または炭素原子数1〜14のアルキル基である、
    (d)下記式で表されるアミノメルカプトトリアゾール:
    Figure 2008111121

    (e)下記式で表されるアミノペリミジン:
    Figure 2008111121

    式中、R24は、水素または炭素原子数1〜14のアルキル基を表す、
    (g)下記式で表されるアリールオキシフェニレンアミン:
    Figure 2008111121

    式中、R25は、H、−NHアリール、−NHアルカリール、もしくは炭素原子数4〜24でアルキル、アルケニル、アルコキシル、アラルキルまたはアルカリールであってよい分枝鎖又は直鎖基であり、R26は、−NH2、−(NH(CH2nmNH2、−NHアルキル、または−NHアラルキル、ただし、nおよびmは各々1〜10の値を有する、であり、そしてR27は、水素、炭素原子数4〜24のアルキル、アルケニル、アルコキシル、アラルキルまたはアルカリールである、ただし、R25が水素、もしくは炭素原子数4〜24でアルキル、アルケニル、アルコキシル、アラルキルまたはアルカリールから選ばれる分枝鎖又は直鎖基であるときには、R26は−NH2、または−(NH(CH2nmNH2、−CH2−(CH2n−NH2、または−CH2−アリール−NH2でなければならない、
    (h)下記式で表される、L基で結合した2個の芳香族基からなる芳香族アミン:
    Figure 2008111121

    式中、Lは、−O−、−N=N−、−NH−、−CH2NH−、−C(O)NR28−、
    −C(O)O−、−SO2−、−SO2NR29−、または−SO2NH−、ただし、R28
    よびR29は独立に水素、炭素原子数1〜8のアルキル基、アルケニル基またはアルコキシ基を表す、から選ばれ、
    1、Y2、Y3およびY4の各々は独立に、NまたはCHであり、ただし、Y1とY2両方ともがNであることはない、
    30およびR31は独立に、水素、アルキル、アリール、アルカリール、アラルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、−OH、−NO2、−SO3H、−SO3Na、−CO2H又はその塩、−NR4142、ただし、R41およびR42は独立に水素、アルキル、アリール、アリールアルキルまたはアルカリールである、を表し、
    32およびR33は独立に、水素、炭素原子数1〜8のアルキル基、アルケニル基またはアルコキシ基、−OH、−SO3Hまたは−SO3Naを表し、
    34は、−NH2、−NHR35、ただし、R35は炭素原子数1〜8のアルキル基またはアルケニル基、−CH2−(CH2n−NH2または−CH2−アリール−NH2であり、そしてnは0〜10である、を表す、
    (h)アミノチアゾール、アミノベンゾチアゾール、アミノベンゾチアジアゾールおよびアミノアルキルチアゾールからなる群より選ばれるアミノチアゾール、
    (i)下記式で表されるアミノインドール:
    Figure 2008111121

    式中、R36は、水素、炭素原子数1〜14のアルキル基またはアルケニル基を表す、
    (j)下記式で表されるアミノピロール:
    Figure 2008111121

    式中、R37は、炭素原子数2〜6の二価アルキレン基を表し、そしてR38は、水素、炭素原子数1〜14のアルキル基またはアルケニル基を表す、
    (k)ニトロアニリンまたは4−アミノアセトアニリドなどの環置換又は未置換アニリン、
    (l)アミノキノリン、
    (m)アミノベンズイミダゾール、
    (n)N,N−ジアルキルフェニレンジアミン、
    (o)ベンジルアミン、
    (p)ベンジルアルコール。
  44. 芳香族アミンがN−アリールフェニレンジアミンである請求項43に記載の潤滑油組成物。
  45. N−アリールフェニレンジアミンが、N−フェニルフェニレンジアミンである請求項44に記載の潤滑油組成物。
  46. N−フェニルフェニレンジアミンが、N−フェニル−1,4−フェニレンジアミンである請求項45に記載の潤滑油組成物。
  47. 共重合体(i)の化合物(i)(b)が、数平均分子量(Mn)が112乃至5000のポリイソブテンである請求項27に記載の潤滑油組成物。
  48. 数平均分子量(Mn)が500乃至3000である請求項47に記載の潤滑油組成物。
  49. 数平均分子量(Mn)が1000乃至2500である請求項48に記載の潤滑油組成物。
  50. (i)(a)がジカルボン酸、その無水物又はエステルである請求項27に記載の潤滑油組成物。
  51. (i)(a)が無水マレイン酸又はそのエステルである請求項50に記載の潤滑油組成物。
  52. (i)(c)のモノオレフィンが1−オレフィンである請求項27に記載の潤滑油添加剤組成物。
  53. 下記の化合物を反応させることを含む潤滑油添加剤組成物の製造方法:
    (A)下記の共重合体のうちの少なくとも一種:
    (i)下記からなる成分のラジカル共重合により得られた共重合体:
    (a)少なくとも一種のモノエチレン性の不飽和C3−C28モノカルボン酸又はそ
    のエステル、またはC4−C28ジカルボン酸、その無水物又はエステル、
    (b)炭素原子2〜40個を含む少なくとも一種の1−オレフィン、または炭素原子4〜360個を含み、かつビニル、ビニリデン又はアルキルビニリデン基またはそれらの混合物の形で共重合可能な末端基を持つ少なくとも一種のポリオレフィン、および
    (c)(a)および(b)の単量体と共重合可能で、かつ下記からなる群より選ばれる少なくとも一種のモノオレフィン化合物:
    (1)アルキル基がヒドロキシル、アミノ、ジアルキルアミノまたはアルコキシで置換されているかまたは未置換で、かつ炭素原子1〜40個を含む、アルキルビニルエーテルおよびアリルアルキルエーテル、
    (2)アルキル置換基が炭素原子1〜40個を含む、炭素原子数3〜10のモノエチレン性の不飽和モノ又はジカルボン酸のアルキルアミン及びN−アルキルアミド、
    (3)炭素原子数1〜8のカルボン酸のN−ビニルカルボキサミド、
    (4)N−ビニル置換窒素含有複素環化合物、および
    (5)炭素原子2〜40個を含む少なくとも一種の1−オレフィン、または炭素原子4〜360個を含み、かつビニル、ビニリデン又はアルキルビニリデン基またはそれらの混合物の形で共重合可能な末端基を持つ少なくとも一種のポリオレフィン、ただし、用いるオレフィンは(i)(b)で用いるオレフィンと同一ではない;
    (ii)化合物(i)(a)と化合物(i)(b)をラジカル開始剤の存在下で反応させることにより得られた共重合体;
    (iii)(a)化合物(i)(a)を化合物(i)(b)または(i)(c)と、共重合体(i)ま
    たは共重合体(ii)または両者の存在下で非ラジカル触媒反応で反応させることにより、あるいは(b)共重合体(i)または共重合体(ii)または両者を、化合物(i)(a)と化合物(
    i)(b)または(i)(c)との非ラジカル触媒反応による生成物と接触させることにより、
    得られた共重合体;
    (B)少なくとも二個のモノカルボン酸又はそのエステルと、または少なくとも二個のジカルボン酸、その無水物又はエステルと、またはそれらの混合物と反応することができる少なくとも一種のポリエーテル芳香族化合物;および
    (C)少なくとも二個のモノカルボン酸又はそのエステル、または少なくとも二個のジカルボン酸、その無水物又はエステル、またはそれらの混合物と反応することができる少なくとも一種のポリエーテル脂肪族アミン化合物。
  54. 共重合体(i)、(ii)または(iii)を、少なくとも一種のポリエーテル芳香族化合物と、
    そして更に(1)少なくとも一個のモノカルボン酸又はそのエステルまたはジカルボン酸、その無水物又はエステルと反応することができる少なくとも一種の芳香族化合物、もしくは(2)少なくとも一個のモノカルボン酸又はそのエステルまたはジカルボン酸、その無水物又はエステルと反応することができる少なくとも一種の脂肪族化合物、もしくは(1)又は(2)又は両者の混合物と、反応させる請求項53に記載の潤滑油添加剤組成物。
  55. 共重合体(iii)(b)において、該共重合体(i)または共重合体(ii)または両者を成分(1)、成分(2)または両者の存在下で、化合物(i)(a)と化合物(i)(b)または(i)(c)との非ラジカル触媒反応による生成物と接触させる請求項54に記載の潤滑油添加剤組成物。
  56. 内燃機関内のスス分散性、スラッジ分散性または両方を改善する方法であって、主要量の潤滑粘度の油および有効量の請求項1に記載の潤滑油添加剤組成物を含む潤滑油組成物を用いて、機関を作動させることからなる方法。
  57. 芳香族アミンが、4−ベンゾイルアミン−2,5−ジメトキシアニリン、またはN−(4−アミノフェニル)アセトアミドである請求項4に記載の潤滑油添加剤組成物。
  58. 芳香族アミンが3−ニトロアニリンである請求項4に記載の潤滑油添加剤組成物。
  59. 芳香族化合物が、フェノキシアニリン、4−(4−ニトロフェニルアゾ)アニリン、または4−フェニルアゾアニリンである請求項17に記載の潤滑油添加剤組成物。
  60. 芳香族化合物が、4−ベンゾイルアミン−2,5−ジメトキシアニリン、またはN−(4−アミノフェニル)アセトアミドである請求項17に記載の潤滑油添加剤組成物。
  61. 芳香族化合物が3−ニトロアニリンである請求項17に記載の潤滑油添加剤組成物。
  62. 芳香族アミンがN−フェニル−1,4−フェニレンジアミンである請求項5に記載の潤滑油添加剤組成物。
  63. 芳香族アミンが、4−(4−ニトロフェニルアゾ)アニリン、または4−フェニルアゾアニリンである請求項6に記載の潤滑油添加剤組成物。
  64. 芳香族アミンが4−フェノキシアニリンである請求項6に記載の潤滑油添加剤組成物。
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