JP2008110822A - 樹脂ペレット用搬送フィーダー - Google Patents

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Abstract

【課題】 大量の樹脂ペレットの検査を可能とすると共に、透明体や内部異物の検査も可能とする樹脂ペレット用搬送フィーダーを提供する。
【解決手段】 非線形搬送フィーダー31は、平面視が矩形形状を有し、その進行方向に沿って多数の溝67が隣接状態にて形成されている溝型トラフ32と、溝型トラフ32を進行方向に対して前進及び後進を繰り返すように力を加える非線形振動子と、溝型トラフ32の中央部の上方であって、溝67を横断する方向に配置されたスパイラルロール34とから構成されている。上流側から供給されてきた樹脂ペレット36は定着ゾーンAにおいてはランダムな状態で搬送される。この樹脂ペレット36はスパイラルロール34の働きによって分散及び整理がされ、安定走行ゾーンBにおいては樹脂ペレット37はその長手方向が進行方向に沿うように整列され、各々が溝68内に収容された状態で搬送される。
【選択図】 図3

Description

この発明は樹脂ペレット用搬送フィーダーに関し、特に医療機器、自動車用部品、高機能フィルム等の原材料として用いられる樹脂ペレットに付着、混入した異物を検査する検査装置に用いられる樹脂ペレット用搬送フィーダーに関するものである。
従来、樹脂ペレットの付着異物を検出する検査装置を用いて、異物付き樹脂ペレットを除去させることが行われている。
例えば、特許文献1において、樹脂ペレットの異物検査装置として、無色透明な回転テーブルに溝を設け、樹脂ペレットをランダムに並べてテーブルを回転させながらCCDカメラで撮像し、異物付樹脂ペレットを除去する装置が提案されている。
又、特許文献2において樹脂ペレット検査装置として、ホッパーからペレットをフィーダーに送り出し、バイブレーターの振動にて平らに広げ、傾斜設置された案内ガイド溝付シューターにて流下させ、シューター出口に設けられたCCDカメラで撮像し、異物付き樹脂ペレットを除去する装置が提案されている。
更に、その他のペレット検査装置として、溝型コンベヤーに整列搭載させ、バキューム装置にて下部コンベヤー、上部コンベヤーに樹脂ペレットを保持、搬送させながら反射照明と撮像装置とにて検査を行う装置が提案されている。
特開平11−218497号公報 特開2001−212523号公報
上記のような特許文献1の検査装置では、樹脂ペレットはランダムに並べられているため、ペレットの切断部の影響が残る。そのため、微細異物の検出ができない、各ペレットの検出精度が安定しない等の問題点がある。
又、特許文献2における装置では、樹脂ペレットを案内ガイドですべて整列落下させることはできない。即ち、フィーダーから案内ガイドへの移動中に跳ねながら落下するペレットが発生するため、CCDカメラの焦点深度から外れてしまうペレットが発生してしまい、すべてのペレットを精度良く検査できない問題点があった。
更に、最後に示した装置では、コンベヤーの列数に限界があり、短時間当りの処理量が少なく、検査効率が悪いという問題点を有していた。又、コンベヤーの構造上、撮像のための照明方法が反射照明しか用いることができないため、内部混入異物の検査や透明樹脂ペレットの検査ができない。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、大量の樹脂ペレットの検査を可能とすると共に、透明体や内部異物の検査も可能とする樹脂ペレット用搬送フィーダーを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、検査すべき樹脂ペレットを搬送させると共にその下流側で樹脂ペレットを光学的に検査するために用いられる樹脂ペレット用搬送フィーダーであって、樹脂ペレットを収容できる溝が複数進行方向に隣接した状態で形成され、ほぼ水平状態に配置される溝型トラフと、溝型トラフが進行方向に沿って前進及び後進を繰り返すように、溝型トラフに力を加える非線形振動子とを備え、振動子による溝型トラフの前進速度は、後進速度より小さくしたものである。
このように構成すると、樹脂ペレットは溝型トラフの溝に収容されて進行する。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、前進速度は、溝に収容された樹脂ペレットがその摩擦抵抗により溝に対して相対的に移動しない速度であり、後進速度は、溝に収容された樹脂ペレットがその摩擦抵抗に抗して溝に対して相対的に移動する速度としたものである。
このように構成すると、樹脂ペレットは進行方向に対して逆走することはない。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の発明の構成において、溝型トラフの中央部分であって、溝を横断する横断方向に設けられ、その上流側に供給された樹脂ペレットを横断方向に分散させるスパイラルロールを更に備えたものである。
このように構成すると、上流側にランダムに供給された樹脂ペレットは分散されて下流側の溝に搬送される。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明の構成において、溝型トラフの溝であって、スパイラルロールに対して上流側の溝の深さは、下流側の溝の深さに対して浅くしたものである。
このように構成すると、スパイラルロールの上流側にあっては、樹脂ペレットの分散が容易となると共に、下流側にあっては、樹脂ペレットの溝での収容状態が安定する。
請求項5記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の発明の構成において、溝型トラフは、少なくとも光学的に検査するために光が照射される部分は光拡散材料よりなるものである。
このように構成すると、樹脂ペレットの背面側からも光を照射できる。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明の構成において、溝型トラフの下流端の一部は透明材料よりなるものである。
このように構成すると、樹脂ペレットの背面側の検査も自在となる。
請求項7記載の発明は、請求項1から請求項6のいずれかに記載の発明の構成において、樹脂ペレットが円柱形状を有し、溝型トラフの溝は、樹脂ペレットの長手方向が進行方向に整列する断面形状を有するものである。
このように構成すると、樹脂ペレットは進行方向にその長手方向が整列した状態で搬送される。
以上説明したように、請求項1記載の発明は、樹脂ペレットは溝型トラフの溝に収容された状態で進行するため、溝の数を増やすと共に樹脂ペレットの進行速度を大きくすることによって容易に大量の樹脂ペレットの検査が可能となる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、樹脂ペレットは逆走することはないため、より効率的な樹脂ペレットの搬送が可能となる。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、上流側の樹脂ペレットが分散されて下流側の溝に搬送されるため、スパイラルロールの下流側に位置する溝への樹脂ペレットの収容が迅速になる。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明の効果に加えて、スパイラルロールの上流側の樹脂ペレットの分散が容易となり、下流側における樹脂ペレットの収容状態が安定するため、搬送処理がよりスムーズとなると共に検査時の信頼性が向上する。
請求項5記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の発明の効果に加えて、樹脂ペレットの背面側からも光を照射することができるため、不透明体の樹脂ペレットの表面側の異物のみならず、内部の異物も検出することができ、更に透明体の樹脂ペレットの異物も検出することができる。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明の効果に加えて、樹脂ペレットの背面側の検査も自在となるため、より精度の高い樹脂ペレットの検査が可能となる。
請求項7記載の発明は、請求項1から請求項6に記載の発明の効果に加えて、樹脂ペレットが進行方向にその長手方向が整列した状態で搬送されるため、樹脂ペレットの周方向への移動が低減され、検査時の信頼性が向上する。
図1はこの発明の第1の実施の形態による樹脂ペレット検査装置の概略構成を示したブロック図である。
図を参照して、樹脂ペレット検査装置13は、検査すべき樹脂ペレットを最初に供給するための第1振動フィーダー17と、第1振動フィーダー17から供給された樹脂ペレットを一定条件で更に搬送する第2振動フィーダー25と、第2振動フィーダー25から搬送された樹脂ペレットを検査装置に搬送するための非線形搬送フィーダー31と、検査装置によって振り分けられた樹脂ペレットを収納する不良ペレット収容ケース55及び正常ペレット収容ケース58とから主に構成されている。
まず、第1振動フィーダー17の上方において検査すべき樹脂ペレット16が収納されている第1ホッパー15が設置されている。
図2はこの検査すべきフッ素樹脂、ナイロン等の樹脂ペレットの外観形状を示した概略斜視図である。
図を参照して、その(1)においては正常ペレットを示し、その(2)においては不良ペレットを示している。いずれにしても、樹脂ペレットは直径が3mm程度で長手方向の長さが3〜5mm程度の円柱形状を有している。正常ペレット61にあっては、異物が表面及び内部共に存在していないが、不良ペレット62にあっては、その表面に表面異物64が付着したり、又はその内部に内部異物65が練り込まれた状態となっている。この検査装置にあっては、不良ペレット62にあっては表面異物64のみならず、内部に練り込まれた内部異物65も同時に検出できるように構成されている。
図1に戻って、第1ホッパー15に収容されている樹脂ペレット16は第1振動フィーダー17を構成する第1トラフ18に供給される。第1トラフ18は第1振動子19によって振動が与えられ、第1ホッパー15から供給された樹脂ペレット16を下流側に搬送する。
第1振動フィーダー17から搬送された樹脂ペレット22は第2振動フィーダー25に設置された第2ホッパー21に供給される。第2ホッパー21は第2振動フィーダー25を構成する第2トラフ26に一体となるように取り付けられている。第2ホッパー21に収容された樹脂ペレット22の厚さは一定となっていることが好ましいため、超音波を利用したレベル検出器23によって樹脂ペレット22の収容レベルが検出される。レベル検出器23によって検出されたレベル結果に基づいて、第1振動子19に対してフィードバック制御を行う。これによって、第2ホッパー21に収納されている樹脂ペレット22の収容レベルがほぼ一定となる。
樹脂ペレット22の下流側であって、第2トラフ26の上方にはスリットゲート24が取り付けられている。このスリットゲート24の下端と第2トラフ26の上面との隙間によって定義されるスリット高さは、樹脂ペレット22の直径の3〜5倍程度に設定されている。又、第2ホッパー21及びスリットゲート24は第2トラフ26の振動と同調させて、共振振動するように設定されている。これによって第2振動子27の振動によって、第2ホッパー21内の樹脂ペレット22をスリットゲート24において渋滞させることなく、第2トラフ26の上に拡散供給させることができる。尚、第2トラフ26の下流端では樹脂ペレット29を2層以上とならず1層状態で搬送するように第2振動フィーダーを構成することが好ましい。これは、下流側に位置する非線形搬送フィーダーにおける樹脂ペレットの拡散処理をよりスムーズにするためである。
第2トラフ26の上面を下流側に搬送されてきた樹脂ペレット29は、その下流側下方に設置されている非線形搬送フィーダー31に供給される。この場合、第2トラフ26の幅方向において樹脂ペレット29が平均した状態で分散して搬送されるように、第2振動フィーダー25が構成されていることが好ましい。
図3はこの非線形搬送フィーダー31の概略構成を示した平面図であり、図4は図3で示したIV−IVラインの拡大断面図であり、図5は図4で示したV−Vラインの拡大断面図であり、図6は図4で示したVI−VIラインの拡大断面図であり、図7は図4で示したVII−VIIラインの拡大断面図であり、図8は図4で示したVIII−VIIIラインの拡大断面図である。
これらの図を参照して、非線形搬送フィーダー31は、平面視が矩形形状であり、その上面に進行方向に溝67及び溝68が隣接した状態で多数形成された溝型トラフ32と、溝型トラフ32をその進行方向に沿って前進及び後進を繰り返すように力を加える非線形振動子33(図1に記載)と、溝型トラフ32の中央部の上方であって、溝67を横断する方向に取り付けられたスパイラルロール34とから構成されている。溝型トラフ32は光拡散材料であるジュラコンにより構成され、溝型トラフ32の下流端に接続する透明溝型トラフ35は透明体としての強化アクリルより構成されている。
溝67の幅Wは、樹脂ペレット36の直径Dの1.2〜1.5倍程度に設定されており、溝の下面の断面は楕円形状又は円形状の一部となっている。溝67の深さは、図4に示されているようにスパイラルロール34の上流側にあっては浅い溝67aとなっており、スパイラルロール34の下流側においては徐々に深くなる溝67bを介して最大深さとなる溝67cとなるように構成されている。図5に示されているように溝67aの深さHは、樹脂ペレット36の直径Dに対して1/3〜1/2程度に形成されている。
一方、スパイラルロール34より下流側の溝67bは溝67aより徐々にその深さHが増加し、図7に示すようにその深さが一定となる溝67cの深さHは樹脂ペレット37の直径Dに対して1/2〜1/1程度に設定されている。尚、図8に示されているように、透明溝型トラフ35における溝68の深さHは樹脂ペレットの直径に対して相対的に浅く設定されているが、この理由については後述する。
図3に戻って、非線形搬送フィーダー31はスパイラルロール34を境として、その上流側を定着ゾーンAとし、その下流側を安定走行ゾーンBとして溝型トラフ32の溝の特徴を上述のように変化させている。図1で示したように、溝型トラフ32の上流側には、その上流側に設置されている第2振動フィーダー25から搬送されてきた樹脂ペレット29がランダムに落下する。従って、図3に示されているように定着ゾーンAの溝67aの上には樹脂ペレット36がランダムに配置されることになる。即ち、この状態では、樹脂ペレット36は2段重ねになったり、直立あるいは横向きになったり、更に溝67aの1つの列に対して2以上の樹脂ペレット36が配置されたりすることになる。この状態で樹脂ペレット36は下流側に搬送されることになる。
ここで、非線形搬送フィーダー31の樹脂ペレット36の搬送原理について説明する。溝型トラフ32の下方には非線形振動子33が設置されており、非線形カムによって、溝型トラフ32をその配置方向、即ち水平方向に前進及び後進を繰り返すように力を加える構成とされている。
図9はこの非線形振動子33による溝型トラフ32の水平方向への移動量と時間との関係を示した概略図である。
図を参照して、前進に要する時間Xが後進に要するYより長くなるように設定されている。即ち、前進速度が後進速度より遅くなるように設定されている。この実施の形態にあっては、溝型トラフ32の前進時には、その上に配置されている樹脂ペレット36がその摩擦抵抗により相対的に移動しない速度に設定されている。一方、後進速度は、その上に設置されている樹脂ペレット36がその摩擦抵抗に抗して相対的に移動する速度に設定されている。即ち、溝型トラフ32の前進時には、溝型トラフ32の前進と共に樹脂ペレット36は前方方向に移動するが、溝型トラフ32の後進時には、樹脂ペレット36は前進した位置でそのまま残るように設定されている。この前進及び後進の非線形動作の繰り返しによって樹脂ペレット36は進行方向に搬送される。ここで図4に戻って、溝型トラフ36は進行方向に向かって下がるように、角度θ(5°程度)だけ傾斜が付けられている。この傾斜は溝型トラフ36の後進時に樹脂ペレットが少しでも逆送するのを防止し、より多くの樹脂ペレットを搬送させるためである。
図3に戻って、上述のような搬送原理によって定着ゾーンAに供給された樹脂ペレット36はランダムに配置された状態でスパイラルロール34に向かって進行する。スパイラルロール34は円柱形状を有しており、その壁面には溝がスパイラル状に形成されている。又、その形成方向はその中央部を境として互いに対称に形成されている。更に、スパイラルロール34の下面と溝型トラフ32の上面との間は、樹脂ペレット36が2段重ねでは通過できないような高さに設定されている。そして、図4に示されているようにスパイラルロール34は時計方向回りに常時回転している。
従って、図3で示されているようにランダムにスパイラルロール34側に進行してきた樹脂ペレット36は、スパイラルロール34の回転及び構造によって2段重ね等が解除されると共に特定溝に滞留していた樹脂ペレット36が両外側方向に拡散するように移動させられることになる。この時、上述のように溝67aの溝の深さは、スパイラルロール34の下流側の溝に対して浅く形成されている。従って、溝67aの抵抗が少なくなり、スパイラルロール34による樹脂ペレット36の両外側方向への拡散が迅速、かつスムーズに行われることになる。
このようにしてスパイラルロール34の下方を通過した樹脂ペレット37は、図3に示すようにその長手方向が溝67b及び溝67cの形成方向に整列した状態で収容されることになる。即ち、安定走行ゾーンBにあっては、樹脂ペレット37はその長手方向が搬送方向に向かって整列すると共に、前後にほぼ連結した状態で搬送されることになる。従って、溝型トラフ32の溝67の列を増やすと共に、非線形振動子33による進行速度を速めることによって大量の樹脂ペレット37を整列した状態で搬送することが可能となる。
図1に戻って、溝型トラフ32の下流側にはその上面に表面用反射光源39a,表面用反射光源39bが設置されており、溝型トラフ32の下面には第1透過光源40が設置されている。そして表面用反射光源39a,表面用反射光源39bの間の上方部には表面側撮像装置42が設置されている。溝型トラフ32によって搬送されてきた樹脂ペレット37は、表面用反射光源39a,表面用反射光源39b及び第1透過光源40によってその上面及び下面が照射される。
この時、溝型トラフ32は上述のように光拡散材料により構成されているため、第1透過光源40から照射された光は溝型トラフ32を介して拡散され、樹脂ペレット37を下面側から全体的に照射する。この照射された樹脂ペレット37を表面側撮像装置42が撮像し、その画像データは画像処理装置44に転送される。
画像処理装置44は表面側撮像装置42から転送された画像データを、正常ペレットを前もって撮像していた画像データと比較して異物の有無を判断する。撮像された樹脂ペレットに異物が含まれていると判断されると、画像処理装置44は第1吸引装置45に直ちに指示を出し、その不良ペレットを吸引して不良ペレット収容ケース55に収容する。
この実施の形態にあっては、上述のように溝型トラフ32を光拡散材料によって構成することによって、樹脂ペレット37の下面からの照射を可能としている。これによって、表面側撮像装置42の撮像により、樹脂ペレット37の内部異物も併せて検出することができる。しかし、内部異物が表面側撮像装置42に対して樹脂ペレット37内において遠い位置、即ち下面側に位置する場合、若干検出精度が落ちることになる。これは樹脂ペレットの裏面表面に異物が付着している場合も同様である。従って、この実施の形態にあっては、そのような下面側に含まれた内部異物や裏面表面の異物も確実に検査して除去するために、更に透明溝型トラフ35を溝型トラフ32の下流側に接続している。
透明溝型トラフ35は上述のように透明体より構成されている。そして、透明溝型トラフ35の上方側には光拡散板48が設置され、更にその上に第2透過光源50が設置されている。一方、透明溝型トラフ35の下面には裏面用反射光源47a,裏面用反射光源47bが設置され、更にその間の下方には裏面側撮像装置51が設置されている。即ち、先に示した検査装置とは上下逆の構成の検査装置が更に下流側に設置されていることになる。
第2透過光源50から照射された光は光拡散板48によって拡散され透明溝型トラフ35を通過する樹脂ペレット37の上面を照射することになる。一方、裏面用反射光源47a,裏面用反射光源47bは透明溝型トラフ35を介して樹脂ペレット37の下面を直接照射することになる。そして、裏面側撮像装置51は樹脂ペレット37の下面側から樹脂ペレット37を直接撮像することになる。
撮像された画像データは同様に画像処理装置44に転送され、異物の有無が判断される。これによって樹脂ペレット37の下面側に位置する異物も確実に検出することが可能となる。異物の存在が確認されると、画像処理装置44は第2吸引装置53に直ちに指示を出し、異物を含んだ樹脂ペレット37は第2吸引装置53によって吸引され不良ペレット収容ケース55に収容される。
尚、裏面側撮像装置51の撮像時において、樹脂ペレット37の光の照射状態を適切にするためには、透明溝型トラフ35に形成されている溝の影響ができるだけ無いことが好ましい。従って、上述のように透明溝型トラフ35における溝68の深さは図8に示したように浅くなるように設定されている。尚、溝68の深さを浅く設定しても、その上流側の溝型トラフ32の溝67cによってすでに整列的に樹脂ペレット37が搬送されている。従って、透明溝型トラフ35の溝68が浅く設定されていても、樹脂ペレット37の搬送状態が乱れることなく、裏面側撮像装置51の撮像精度に影響を与えることはない。
上述の2段階の光学的検査を通して異物が発見されなかった樹脂ペレット37は、投入シュート56を介して正常ペレット収容ケース58に投入される。これによって正常ペレット収容ケース58に収納された樹脂ペレット37を正常ペレットとして出荷することが可能となる。
尚、上記の実施の形態では、非線形振動子による溝型トラフの前進、後進動作を特定しているが、少なくとも溝型トラフが樹脂ペレットを前進させるように動作すれば、他の前進、後進動作であっても良い。
又、上記の実施の形態では、スパイラルロールを設けているが、スパイラルロールの変わりに他の整列手段であっても良く、あるいは、スパイラルロールは無くても良い。
更に、上記の実施の形態では、スパイラルロールはその壁面に溝形状が形成されているが、壁面上にらせん状の鍔が形成されていても良い。
更に、上記の実施の形態では、溝トラフの溝の深さは一定ではないが、すべてその深さが一定のものであっても良い。
更に、上記の実施の形態では、溝トラフは光拡散材料や透明体によって構成されているが、これらは光学的検査箇所の部分だけであっても良い。又、全体が光遮蔽材料で構成されていても良く、この場合、樹脂ペレットの表面の異物検査のみを行うことになる。
更に、上記の実施の形態では、溝トラフは5°程度前進方向に下向きに傾斜しているが、この程度の傾斜はほぼ水平状態の配置に含まれるものであり、又、溝型トラフは傾斜が無く全く水平状態に配置されていても良い。
更に、上記の実施の形態では、樹脂ペレットの形状を特定しているが、他の形状の樹脂ペレットであっても溝型トラフにて搬送できる形状であれば良く、同様の効果を奏する。
この発明の第1の実施の形態による樹脂ペレット検査装置の概略構成を示したブロック図である。 図1で示した検査装置の検査対象となる樹脂ペレットの外観形状を示した斜視図である。 図1で示した非線形搬送フィーダーの概略構成を示した平面図である。 図3で示したIV−IVラインの拡大断面図である。 図4で示したV−Vラインの拡大断面図である。 図4で示したVI−VIラインの拡大断面図である。 図4で示したVII−VIIラインの拡大断面図である。 図4で示したVIII−VIIIラインの拡大断面図である。 図1で示した非線形振動子によって生じる溝型トラフの水平方向への移動量と時間との関係を示した概略チャート図である。
符号の説明
13…樹脂ペレット検査装置
31…非線形搬送フィーダー
32…溝型トラフ
33…非線形振動子
34…スパイラルロール
35…透明溝型トラフ
36,37…樹脂ペレット
67,68…溝
尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (7)

  1. 検査すべき樹脂ペレットを搬送させると共にその下流側で前記樹脂ペレットを光学的に検査するために用いられる樹脂ペレット用搬送フィーダーであって、
    前記樹脂ペレットを収容できる溝が複数進行方向に隣接した状態で形成され、ほぼ水平状態に配置された溝型トラフと、
    前記溝型トラフが前記進行方向に沿って前進又は後進を繰り返すように、前記溝型トラフに力を加える非線形振動子とを備え、
    前記振動子による前記溝型トラフの前進速度は後進速度より小さい、樹脂ペレット用搬送フィーダー。
  2. 前記前進速度は、前記溝に収容された樹脂ペレットがその摩擦抵抗により前記溝に対して相対的に移動しない速度であり、前記後進速度は、前記溝に収容された樹脂ペレットがその摩擦抵抗に抗して前記溝に対して相対的に移動する速度である、請求項1記載の樹脂ペレット用搬送フィーダー。
  3. 前記溝型トラフの中央部分であって、前記溝を横断する横断方向に設けられ、その上流側に供給された樹脂ペレットを前記横断方向に分散させるスパイラルロールを更に備えた、請求項1又は請求項2に記載の樹脂ペレット用搬送フィーダー。
  4. 前記溝型トラフの溝であって、前記スパイラルロールに対して、上流側の溝の深さは下流側の溝の深さに対して浅い、請求項3記載の樹脂ペレット用搬送フィーダー。
  5. 前記溝型トラフは、少なくとも光学的に検査するために光が照射される部分は光拡散材料よりなる、請求項1から請求項4のいずれかに記載の樹脂ペレット用搬送フィーダー。
  6. 前記溝型トラフの下流端の一部は透明材料よりなる、請求項5記載の樹脂ペレット用搬送フィーダー。
  7. 前記樹脂ペレットは円柱形状を有し、
    前記溝型トラフの溝は、前記樹脂ペレットの長手方向が前記進行方向に整列する断面形状を有する、請求項1から請求項6のいずれかに記載の樹脂ペレット用搬送フィーダー。
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