JP2008108969A - 電磁波抑制デバイス - Google Patents

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義寛 加藤
Haruichi Nemoto
晴一 根本
Kaoru Kobayashi
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Abstract

【課題】次世代の高周波化に対応したGHz帯域における電磁波抑制吸収効果を高めた電磁波抑制デバイスを提供する。
【解決手段】電気信号伝達媒体54に挟持的に取付けて電磁波干渉を抑制する電磁波抑制デバイス50であって、電気信号伝達媒体54の外周に沿う形状の封止部材に、液状またはゲル状の電磁波抑制材料52を封入する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子機器から発生する不要輻射対策に用いる電磁波抑制デバイスに関する。
近年にみられる高周波数の電磁波利用の増加に伴い、電磁波ノイズによる機器の誤作動や脳・人体への悪影響等といった被害、障害が新たな環境問題として提起されている。例えば、免許不要で無線通信が、利用可能な周波数帯の1つである2.45GHz帯に注目してみると、無線LAN(IEEE802.11b)、Bluetooth、ISM(Industrial, Scientific and Medical)機器などに数多く利用されている。さらには情報機器のクロック周波数の高速化・デジタル化に伴い、この帯域における高調波の発生も考えられる。このように、潜在的な電磁波発生源および干渉被害側の双方の数と多様性が指数関数的に増加するため、干渉の起こるリスクが天文学的に増加している。
このような電磁干渉(EMI: Electromagnetic Interference)の問題に対処するためには、個々の機器が、他の機器の正常な作動を妨害するような不要な電磁波を放射させることなく(エミッションの抑制)、かつ外部から侵入する電磁波に対して何ら影響を受けない十分な耐力をもつこと(イミュニティの向上)が要求される。このような考え方は、電磁気的両立性(EMC: Electromagnetic Compatibility)と称され、電磁環境下で電子機器が電磁両立性を確立するために様々な規格が定められている。
これらの不要な電磁波は、電子機器におけるアンテナ源となり得る部分から放射される。アンテナ源となり得る部分はある程度の長さを有する部分であり、特に、ケーブルやハーネス、フレキシブルプリント回路(FPC)などが多い。また、これらの部分はそれ自体からの放射が無くとも、不要電磁波の伝達経路でもあり得る。
これらのケーブルやハーネス、フレキシブルプリント回路(FPC)などの不要電磁波対策として、一般的にフェライトコアや、磁性粉末を樹脂と混合してシート化した電磁波抑制シートなどが用いられる。これらの磁性材料は、問題の不要電磁波となり得る周波数における信号のノイズ成分(主に信号の高調波成分)を減衰、または反射させて、不要電磁波の放射を抑制する役割を果たす。
ノイズエネルギー減衰の原理は、入射した電磁波エネルギーを、フェライトコアや、磁性粉末を樹脂と混合してシート化した電磁波抑制シートなどといった、電磁波抑制体の内部で熱エネルギーに変換するというものである。熱エネルギーの変換のメカニズムは、主に「導電性」、「誘電損失」、「磁性損失」の3種に分類され、またこのときの単位体積あたりの電磁波吸収エネルギーP[W/m3]は、電解E、磁界H、及び周波数fを用いて数1のように表される。
数1の式は、それぞれ第1項が導電損失、第2項が誘電損失、第3項が磁性損失を表している。
フェライトコアや、磁性粉末を樹脂と混合して混合シート化した電磁波抑制シート等の磁性材料を用いた不要輻射対策デバイスは、数1における第3項のμ”特性(透磁率損失項)が大きな材料として設計されている。
しかしながら、フェライトコアや、磁性粉末を樹脂と混合してシート化した電磁波抑制シートなどの透磁率特性は、主に、数100MHz〜数GHz付近から減少傾向を示してしまい、数GHz以上の高周波数帯域において、μ”特性はほぼ0に近い値となってしまう。それに伴い、数GHz以上におけるノイズエネルギー減衰の効果は小さいものとなる。
そこで、発明者らは、数1式の第2項の誘電損失に着目し、数10GHz帯域においても大きな誘電損失特性(ε”)を有する材料を開発している(特許文献1参照)。
特開2006−73991号公報
そこで、本発明者らは、上述の特許文献1記載の電磁波抑制材料を用いて、電界現象と最適形状を考慮した上で、電磁波抑制デバイスを発明するに至った。
本発明は上述の点に鑑み、次世代の高周波化に対応したGHz帯域における電磁波抑制吸収効果を高めた電磁波抑制デバイスを提供するものである。
電気信号伝達媒体に挟持的に取付けて電磁波干渉を抑制する電磁波抑制デバイスであって、電気信号伝達媒体の外周に沿う形状の封止部材に、液状またはゲル状の電磁波抑制材料が封入されて成ることを特徴とする。
本発明では、電解液、又は電気的極性を有する液状、及びゲル状の電磁波抑制材料を電磁波抑制デバイスに用いることによって、不要電磁波となり得る信号のノイズ成分を減衰、または反射させて、不要電磁波の放射を抑制する。
本発明に係る電磁波抑制デバイスによれば、電磁波抑制材料に電解液、または電気的極性を有する液体、またはゲルを用いることにより、GHz帯域における電磁波抑制吸収効果を高めることができる。
先ず、本発明の実施の形態に用いられる電磁波抑制材料について説明する。
本発明の実施の形態で用いられる電磁波抑制材料は、上述した数1から、誘電率ε”が高い材料に着目することにより、MHz帯域、GHz帯域の周波数の電磁波を抑制、吸収することを可能とするものである。この電磁波抑制材料としては、先に本発明者らが開発した材料が用いられる。以下に詳述する。
本発明の実施の形態で用いられる電磁波抑制材料は、電気的極性を有する液状材料および/またはゲル状材料で構成する。すなわち、上記液状材料、またはゲル状材料、または上記液状材料およびゲル状材料からなる材料で構成される。液状材料としては、電気的極性を有する分子液状材料、あるいはイオンを有する電解液を用いることができる。
ゲル状材料としては、電気的極性を有する低分子および/または高分子材料に、上記の電気的極性を有する分子液状体材料を膨潤させたもの、あるいは電気的極性を有する低分子および/または高分子材料に、上記の電解液材料を膨潤させたものを用いることができる。
本発明の実施の形態で用いられる、他の電磁波抑制材料は、上記電気的極性を有する低分子および/または高分子材料と、上記電気的極性を有する分子液体材料を混合してなる材料で構成する。あるいは上記電気的極性を有する低分子および/または高分子材料と、上記電解液材料を混合してなる材料で構成する。この場合、ゲル状体となるもの、あるいはゲル状体と液材料の混ざったものを含むものである。
本発明の実施の形態で用いられる他の電磁波抑制材料は、吸水、保水特性を有する低分子および/または高分子材料と上記電気的極性を有する分子液体材料を混合してなる材料で構成する。あるいは吸水、保水特性を有する低分子および/または高分子材料と、上記電解液材料を混合してなる材料で構成する。この場合も、ゲル状体となるもの、あるいはゲル状体と液材料の混ざったものを含むものである。
本発明の実施の形態で用いられる他の電磁波抑制材料は、上述の各実施の形態の電磁波抑制材料に、さらに磁性粉末を混合して構成する。
上記の電気的極性を有する分子液体材料の代表的なものは、水、エタノール、メタノールなどがある。
上記イオン電解液の代表的なものは、塩化ナトリウム水溶液、ヨウ化ナトリウム水溶液、塩化カリウム水溶液、ヨウ化カリウム水溶液を代表物とする1A族元素とハロゲン元素の化合物水溶液や、塩化カルシウム水溶液、塩化マグネシウム水溶液を代表物とする2A族元素とハロゲン元素の化合物水溶液や、水酸化ナトリウム水溶液、塩酸水溶液、塩化アンモニウム水溶液、塩化亜鉛水溶液などがある。
ここで、1A族元素とは、リチウム:Li、ナトリウム:Na、カリウム:K、ルビジウム:Rb、セシウム:Cs、フランシウム:Frである。
2A族元素とは、ベリリウム:Be,マグネシウム:Mg,カルシウム:Ca、ストロンチウム:Sr,バリウム:Ba、ラジウム:Raである。
ハロゲン元素とは、フッ素:F、塩素:Cl、臭素:Br、ヨウ素:I、アスタチン:Atである。
上記磁性粉末の代表的なものは、Mn−Znフェライト、Cu−Znフェライト、Ni−Znフェライトなどがある。
上記低分子材料、高分子材料については、ここでは、約10000以上の分子量を有するものを高分子材料とし、それ以下の分子量を有するものを低分子材料とする。高分子材料の代表的なものは、アクリルアミド系である。
上記電気的極性を有する低分子および/または高分子材料の代表的なものは、ポリアクリルアミド系、エチレングリコール系等を用いることができる。
上記吸水、保水特性を有する低分子および/または高分子材料の代表的なものは、ポリエチレン系、ポリアクリルアミド系等を用いることができる。
上記電磁波抑制材料によれば、電解液、又は電気的極性を有する液体を用いることで、1GHzにて100以上、10GHzにて40以上の誘電損失特性(ε”)を有することができる。
ゲル状材料の場合は、いかなる封止材にも封止して、デバイスとして構成することが可能であるので、バルク状からシート状まで、形状による特性の制限がないという点においても、既存のものより優位性がある。
次に、特に1GHz以下に誘電損失(ε”)が大きい材料に着目した本発明の実施の形態で用いられる、更に他の電磁波抑制材料を示す。
この電磁波抑制材料は、電解液の液状材料、または該電解液を保持したゲル状材料で構成する。電解液の液状材料の代表的なものは、前述した1A族元素とハロゲン元素の化合物水溶液、2A族元素とハロゲン元素の化合物水溶液などがある。また、これらの水溶液を2種類以上用いることもできる。すなわち、1A族元素とハロゲン元素の化合物水溶液、2A族元素とハロゲン元素の化合物水溶液から選ばれた1種類、または2種類以上の液状材料を用いることができる。例えば、電解液の代表例としては、塩化ナトリウム水溶液、ヨウ化ナトリウム水溶液、塩化カリウム水溶液、ヨウ化カリウム水溶液、塩化カルシウム水溶液、塩化マグネシウム水溶液から選ばれた1種類、または2種類以上の液状材料を用いることができる。
さらに本発明の実施の形態で用いられる他の電磁波抑制材料は、吸水、保水特性を有する低分子および/または高分子材料と、上記1A族元素とハロゲン元素の化合物水溶液、2A族元素とハロゲン元素の化合物水溶液(代表例として、例えば塩化ナトリウム水溶液、ヨウ化ナトリウム水溶液、塩化カリウム水溶液、ヨウ化カリウム水溶液、塩化カルシウム水溶液、塩化マグネシウム水溶液)から選ばれた1種類、または2種類以上の液状材料とを混合して構成する。この吸水、保水特性を有する低分子および/または高分子材料には、化学架橋を有してゲル化する材料を用いることが好ましい。化学架橋は、物理架橋に比べて高い温度でもゲル状態を安定に保つことができる。
化学架橋を有してゲル化する材料には、アクリルアミド系である例えば、2ーアクリルアミドー2メチルプロパン酸、ジメチルアクリルアミド、アクリルアミド、アクリル酸、アクリル酸メチル、メチレンビスアクリルアミド、アクリルアミド系高分子を用いることができる。そして、この化学架橋を有してゲル化する材料としては、これらの材料から選ばれた1種類、または2種類以上のアクリルアミド系材料を用いることができる。
ゲル化する材料の化学架橋方法としては、熱架橋、または紫外線照射架橋(UV架橋)を用いることができる。
次に、上述の電磁波抑制材料、すなわち具体的な材料を用いて作製したゲル状材料による電磁波抑制材料の誘電率特性を、図12、図13に示す。図12及び図13は、アクリルアミドに架橋材としてメチレンビスアクリルアミドを混合させてゲル化したものであり、電解液の溶媒として塩化ナトリウムを溶かした塩溶液を用いた電磁波抑制材料の誘電率特性である。図12は縦軸に比誘電率εr′を、横軸に周波数を取り、塩濃度をパラメータとした複素誘電率の実部の誘電率特性である。図13は縦軸に比誘電率εr”を、横軸に周波数を取り、塩濃度をパラメータとした虚部の誘電率特性である。両図において、曲線aは塩濃度を0.0mol/lとした場合である。曲線bは塩濃度を0.01mol/lとした場合である。曲線cは塩濃度を0.1mol/lとした場合である。曲線dは塩濃度を1.0mol/lとした場合である。なお、パラメータの末尾のRはリアル(実部)のを表し、Iはイマジナリー(虚部)を表す。
塩濃度が高くなるにつれて、比誘電率(実部)εr′は若干ではあるが低下する傾向にあることが分かる。反対に塩濃度が高くなるにつれて、比誘電率(虚部)εr”は大きく増加している。前述の数1よりεr”が大きいほど電磁波抑制・吸収特性が向上する。磁性シートの比透磁率の損失部μr”が1GHz付近で10程度であることと比較すると、本実施の形態で用いられる他の電磁波抑制材料は0.1モル以上の塩濃度では、磁性シートよりもはるかに電磁波吸収率が大きいことが分かる。
本発明の実施の形態で用いられる電磁波抑制材料は、前述した数1から誘電率ε”が高い材料に着目することにより、MHz帯域、GHz帯域の周波数の電磁波を抑制、吸収することを可能にするものである。
次に、図面を参照して、本発明に係る電磁波抑制デバイスの実施の形態について説明する。
本実施の形態に係る電磁波抑制デバイスは、例えばケーブルやハーネス、フレキシブルプリント回路(FPC)等の、いわゆる電気信号伝達媒体に挟持的に取り付けて電磁波干渉を抑制するデバイスであって、電気信号伝達媒体の外周の沿う所要の形状の封止部材に、上述した電解液や電気的極性を有する液体、ゲル状体などの、いわゆる液状またはゲル状の電磁波抑制材料の1種、または2種を封入して構成される。
図1に、本発明に係る電磁波抑制デバイスの第1実施の形態を示す。図1Aは本例における電磁波抑制デバイス50の斜視図であり、図1Bにその断面図の一形態を示す。実施の形態に係る電磁波抑制デバイス50は、図1Aに示すように、電気信号伝達媒体に装着された状態において、封止部材を兼ねた筒状、本例では円筒状の樹脂ケース51に上述した液状、又はゲル状の電磁波抑制材料52(図1B参照)を封入されて成る。
樹脂ケース51は、円筒状の輪郭形状の内部に中空を有して形成される。すなわち、この樹脂ケース(封止部材)51は、中空の殻(コア)で形成される。この樹脂ケース51は、円筒状の中空内に電磁波抑制材料52が封入されて、全体として円筒状に構成される。装着状態で円筒状となる樹脂ケース51は、図1Bに示すように、中心孔53を通る中心軸に沿って2分割され、互いに屈曲可能な連結部51cを介して開閉可能に形成された2つの封止部材半体(以下、分割コアという)51a,51bから構成される。つまり、両分割コア51a,51bを閉じた状態で円筒状になる。各分割コア51a,51bは各々独立して内部に電磁波抑制材料を封止できるように中空構造を有して形成される。また、連結部51cは、分割コア51a,51bの外側壁を連結するように、分割コア51a,51bと同材質の樹脂で形成される。
また、この分割コア51a、51bから成る樹脂ケース51は、電磁波を透過する樹脂からなり、コアの形状を保持できるような硬さのケース状態である。この樹脂ケース51に液状又はゲル状の電磁波抑制材料52を例えば注射器などで注入することによって、電磁波抑制デバイス50を作成することができる。
本実施の形態の電磁波抑制デバイス50を、図1Cに示すように、例えばハーネス54に取付ける際は、分割コア51a,51bを開き(図1Bの状態)、中心孔53内にハーネス54を入れて分割コア51a,51bを閉じて、ハーネス54と一体化させる。分割コア51a、51bは、図示しない係合手段により、係合または接合されるが、この係合手段としては、例えば分割コアに凹凸部分を設けて係合する方法や、テープで接合する方法などが挙げられる。これにより、電磁波抑制デバイス50のハーネス54への挟持的な取付けを容易に行うことができる。
また、本例においては、ゲル状の電磁波抑制材料52を予めシート形状に作成し、このシート状の電磁波抑制材料52をコア型の樹脂ケース51にはめ込むことによっても、この構造を作成することができる。樹脂ケースのほかに、封止部材としては、例えばPET、フィルム、ガラス系を用いることができる。
第1実施の形態に係る電磁波抑制デバイス50によれば、封止材料を兼ねる内部が中空の筒状樹脂ケース51に、電解液、または電気的極性を有する電磁波抑制材料52を封入して構成するので、図1Cに示すように、ハーネス54等を狭持して高周波領域の電磁波干渉を抑制することができる。 また、樹脂ケース51は互いに屈曲可能な連結部51cで連結された2分割のコア半体51a,51bから構成されるので、ハーネス54等の電気信号伝達媒体への装着を容易にすることができる。
図2A,B及び図2Cに、第1実施の形態の変形例を示す。
図1では円筒状の電磁波抑制デバイスを用いたが、図2A,Bに示すように、外部形状が四角形で中心孔53が円形の角筒状であってもよい。角筒状の電磁波抑制デバイス55も円筒状の電磁波抑制デバイス50と同様の構成を有するので、同一部分には同一符号を付し、重畳説明を省略する。このように、樹脂ケースに電磁波抑制材料を注入する構成は、中心孔53が円形の円筒、角筒状に限られたものではない。図2Cに示す、さらに形態を変えた電磁波抑制デバイス56は、フレキシブルプリント回路(FPC)57なども狭持することができ、その形態の変更は容易である。
次に、図3に、本発明に係る電磁波抑制デバイスの第2の実施の形態を示す。図3Aは本例における電磁波抑制デバイス60を構成する、ゲル状の電磁波抑制材料61を用いた電磁波抑制シートの断面図である。本実施の形態に係る電磁波抑制デバイス60は、ゲル状である電磁波抑制材料61を封止部材となるラミネートフィルム62内に封止した、電磁波抑制素体63と、この電磁波抑制素体63がはめ込まれる外殻型ケース、いわゆるコア型の樹脂ケース64とから構成される。
電磁波抑制素体63は、複数の微小な断面台形状の封止部62aが連接されたラミネートフィルム62を有し、各封止部62a内に電磁波抑制材料61が封入されて形成される。この電磁波抑制素体63は、断面台形状の封止部62aが互いに接するように折り込むことにより、円筒形状を中心軸に沿って分割したような、半円筒形状に形成される。一方、コア型の樹脂ケース64は、夫々半円筒形をなし、互いに屈曲可能な連結部64cにて連結された開閉可能とされた2つの半円筒部64a,64bを有して構成される。ここで、一方のラミネートフィルム62と半円筒部64aで一方の封止材半体が形成され、他方のラミネートフィルム62と半円筒部64bで他方の封止材半体が形成される。電磁波抑制デバイス60は、上記電磁波抑制素体63を2つ設け、夫々の電磁波抑制素体63を半円筒状に折り込むようにして、樹脂ケース64のそれぞれの半円筒部64a,64bにはめ込んで構成される。複数の微小な封止部62aを設けるのは、ラミネートフィルム62を折り込む際に、皺ができるのを避ける効果がある。
本実施の形態の電磁波抑制デバイス60を、図3Cに示すように、例えばハーネス54に取付ける際は、電磁波抑制素体63をはめ込んだ樹脂ケース64の半円筒部64a,64bを開き(図3Bの状態)、中心孔内にハーネス54を配置してから、半円筒部64a,64bを閉じて、図示しない係合手段を介して係合し、あるいは接合し、ハーネス54と一体化させる。これにより、電磁波抑制デバイス60のハーネス54への挟持的な取付けを容易に行うことができる。
第2実施の形態に係る電磁波抑制デバイス60によれば、電磁波抑制素体63が柔軟であるため、ハーネス54等を狭持する際に、ある程度形の応用をきかせることができる。また、衝撃を受けても、衝撃を吸収することができ、ハーネス54等の損傷を回避できる。その他、第1実施の形態と同様に、高周波領域の電磁波干渉を抑制することができる。また、ハーネス54等の電気信号伝達媒体への装着を容易にすることができる。
図4に、本発明に係る電磁波抑制デバイスの第3実施の形態を示す。本例は、フラットケーブル、フレキシブルプリント回路用に適する。本実施の形態に係る電磁波抑制デバイス67は、電気的極性を有するゲル状の電磁波抑制材料65が、封止部材となる比較的に平面状のラミネートフィルム66内に封止されて成る。すなわち、ラミネートフィルム66は、互いに屈曲可能な連結部66cで連結された2つの平面状の封止部材半体66a,66bで形成される。この各封止部材半体66a,66b内に電磁波抑制材料65が封入される。この電磁波抑制材料が封入された2つの封止部材半体66a,66bを連結部66cから2つに折り畳み両端を図示しない係合手段を介して係合し、あるいは接合一体化することにより、図4Bに示す平面状の電磁波抑制デバイス67が得られる。
本実施の形態の電磁波抑制デバイス67をフラット化されたハーネス68、あるいはフレキシブルプリント回路(FPC)69に装着するときは、図4C、Dに示すように、封止部材半体66a及び66bを、フラット化されたハーネス68あるいはフレキシブルプリント回路69を挟持するように、連結部66cから2つに折り畳み、その両端を係合、あるいは接合一体化する。
第3実施の形態に係る電磁波抑制デバイス67によれば、2つ折りして装着できるので、フラットケーブル、あるいはフレキシブル回路に適用して好適である。そして、本実施の形態の電磁波抑制デバイス67においても、前述の第1、第2実施の形態と同様に、高周波領域の電磁波干渉を抑制することがで、また、電気信号伝達媒体への装着を容易にすることができる。
第1実施の形態から第3実施の形態における電磁波抑制デバイスでは、図12に示すように、1GHzで100以上、10GHzで40以上の誘電損失特性を有する電磁波抑制材料を用いているために、電磁波抑制デバイスで狭持するケーブル、ハーネス、フレキシブルプリント回路などから発生する電界を効率よく減衰させることができ、GHz帯域における電磁波を抑制することができる。
これらの電磁波抑制デバイスにおいては、高周波であるGHz帯域のみならず、低周波領域における電磁波を抑制するために、上記の電磁波抑制材料に加え磁性粉末を用い、磁性損失も付与することができる。
図5に、磁性粉を付加した第1実施の形態に係る電磁波抑制デバイスの変形例を示す。
図5Aに示す電磁波抑制デバイス71は、第1実施の形態における円筒状の電磁波抑制デバイスにおいて、上述した高い誘電損失特性を有する電磁波抑制材料52に磁性粉末70を混合して構成される。図5Bに示す電磁波抑制デバイス72は、第1実施の形態における円筒状の電磁波抑制デバイスにおいて、電磁波抑制材料52と磁性粉末70を二層にして構成される。このように、磁性粉末70と上述した電磁波抑制材料52は、混合された構成であっても、二層になった構成であってもよい。また、図5Bに示した電磁波抑制材料52と磁性粉末70の配置は逆であってもよい。磁性粉末を併用することによって、低周波領域の電磁波も抑制することができる。
ところで、ケーブル等の電気信号伝達媒体から発生する電界は、電流の向きと垂直方向に発生する。しかし、後述するように、電界の発生方向のデバイスの厚さには限界があるので、吸収できる電界にも限界がある。
そこで、第4実施の形態において、発生する電界方向のデバイスの厚さが同じでも、効率よく電磁波を吸収することのできる電磁波抑制デバイスを示す。
図6に、本発明に係る電磁波抑制デバイスの第4実施の形態を示す。図6Aに示す本例の電磁波抑制デバイス73は、第1実施の形態における電磁波抑制デバイスにおいて、樹脂ケース51外側表面が導電性を有する金属材料からなる金属膜76で覆われた構成となっている。金属材料はたとえばアルミなどがあげられる。その他の構成は、第1実施の形態と同様であるので、同一部分には同一符号を付し、重畳説明は省略する。また、図6Bに示すように、金属膜76を、電磁波抑制材料52と樹脂ケース51の間に設けてなる電磁波抑制デバイス74とすることもできる。
本実施の形態の電磁波抑制デバイス73、74において、ケーブル等を狭持させた際に、電界Eは図6Cに示されるように、断面の中心から放射状に発生する。電界方向のデバイスの厚さ部分75で電界Eは吸収されるが、厚さには限界があるので、通常、金属膜76が表面にない場合は、厚さ部分75で吸収仕切れない電界が出てくる。本例においては、樹脂ケース51の表面が金属膜76で覆われているために、吸収し切れなかった電界Eは、金属膜76によって反射される。反射された電界Eは、再び厚さ部分75によって吸収されるようになる。よって、本例のように金属膜76を設けることによって、吸収されない電界を減少させ、効率よく電磁波を抑制することができる。
また、図7に、第4実施の形態の応用例として、第3実施の形態における平面状の電磁波抑制デバイスに、金属膜を設けた電磁波抑制デバイス78を示す。本実施の形態の電磁波抑制デバイス78は、封止部材79をラミネートフィルム80と金属膜81とで形成し、封止部材と同じ材料の連結部79cで連結された2つの封止部材半体79a及び79b内にそれぞれの封止部材半体79a、79b内に電磁波抑制材料65を封入して構成される。この場合、封止部材79は、装着時のフラット型ハーネス、フレキシブルプリント回路などの電気信号伝達媒体に接する内側をラミネートフィルム80とし、外側を金属膜81として形成される。フラット型ハーネス、フレキシブルプリント回路などへの電磁波抑制デバイス78の装着に際しては、前述と同様に2つの封止部材半体79a,79bを、フラット型ハーネス、フレキシブルプリント回路などを挟んで連結部79cから折り重ね、両端を係合、あるいは接合するようになす(図7参照)。
図8に、同じく第4実施の形態の他の応用例の金属膜を設けた電磁波抑制デバイス83を示す。本実施の形態の電磁波抑制デバイス83は、前述の図4の第3実施の形態において、ラミネートフィルムの封止部材66の片側内面に金属膜81を設けてなる封止部材84を有して構成される。この場合、金属膜は、フラット型ハーネス、フレキシブルプリント回路などの電気信号伝達媒体に接する側とは反対の外側に形成される。その他の構成は図4と同様であるので、対応する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。フラット型ハーネス、フレキシブルプリント回路などへの電磁波抑制デバイス83の装着に際しては、前述と同様に2つの封止部材半体84a,84bを、フラット型ハーネス、フレキシブルプリント回路などを挟んで連結部84cから折り重ね、両端を係合、あるいは接合するようになす(図8参照)。
なお、図8において、金属膜81をラミネートフィルムの封止部材66の片側外面に形成するようにしてよい。
図7及び図8の実施の形態に係る電磁波抑制デバイス78、83においても、前述と同様に、金属膜81を有することにより、効率よく不要電磁波を吸収することができる。
次に、本発明の電磁波抑制デバイスの効果評価として、その電磁波抑制効果を検証した。
図9に評価機器を示す。作製した評価装置90は、送信基板91、受信基板92の2枚の基板間をコネクタ93で介して、500mmの長さのハーネス94で接続した。送信基板91には、100MHzで発信するIC98が取り付けられており、100MHzの信号が送られる。また、基板からのノイズ放射を低減させるために、2つの基板91、92はシールドケース95の中に収めた。それぞれのシールドケース95の開口部96は、ハーネス94を通すコネクタ93位置の一箇所のみである。電波暗室内にて、これらの評価機器90のハーネス部分94に本発明のデバイス97を装着する場合(図9)と装着しない場合(図示せず)における電界強度の変化量から本発明の電磁波抑制デバイス97の電磁波抑制効果を評価した。尚、電波暗室内における評価機器90と図示しない電磁波受信アンテナとの間隔は、約2mである。
本測定用サンプルとしては、塩化ナトリウム1.0mol/Lの液状材料をゲル化したものを用いた。アクリルアミド:1mol/Lとメチレンビスアクリルアミド:0.5mol%/L、ならびに熱架橋開始材として過硫酸アンモニウム:0.2mol%/Lを混合し、シート状にした状態にて70℃でゲル化させて作製した。サンプル形状は、内径約2mm、外径約7mm、長さ約35mmの円柱状とした。
図10に、上述による電磁波抑制効果の測定結果を示す。図11には、上記サンプルの外側に金属膜となる金属テープを巻きつけたサンプルを用いた測定結果を示す。図10、図11は、周波数に対する電界強度の測定結果を示しており、灰色ラインIの結果はハーネスに電磁波抑制デバイスを装着しない状態における測定結果、黒色ラインIIの結果は本発明の電磁波抑制デバイスを装着した場合の測定結果である。尚、測定の際の電磁波受信アンテナは、ハーネスと平行な状態としている。
図10、図11より、本発明の電磁波抑制デバイスなしの状態(灰色ラインI)にて、本実施で作製した評価装置90からは100MHzの高調波ノイズが放射されていることが分かる。1600MHzまでその電界強度が観測された。
図10、図11の測定結果より、本発明の電磁波抑制デバイスをハーネス部分84に設置することにより、本実施形態においては、800MHz以上の高周波帯域にて10dB前後の電磁波抑制効果を有していることが分かる。
また、図10及び図11を比較すると、金属テープを巻きつけたサンプルにおいて、金属テープを巻きつけないサンプルよりも、電磁波抑制効果が高くなっている。
これらの結果より、請求項に記載の本発明による電磁波抑制デバイスは、次世代の高周波化に対応した、GHz帯域における良好な電磁波抑制デバイスとして提供することができることがわかる。
さらには、金属膜を電磁波抑制デバイスの外側に形成することによって、効率よく電磁波を抑制できることが検証された。
上述したように本実施の形態によれば、電解液、又は電気的極性を有する液体、またはそのゲル状態等の電磁波抑制材料を電磁波抑制デバイスに用いることにより、GHz帯域の高周波帯域において、電磁波抑制効果を奏する。また、上述の電磁波抑制材料に加えて、磁性材料を併用することによって、低周波帯域における電磁波抑制効果をも付与することができる。
さらに、本実施の形態における電磁波抑制デバイスによれば、上述の電磁波抑制材料を、電磁波を透過する封止材に封入されて構成されるので、その封止材の素材や形状によって、電磁波抑制デバイスの構成を容易に変化させることができる。また、電磁波抑制デバイスを2つに分割して連結部で連結した分割形状とすることによって、ケーブルやハーネス、フレキシブルプリント回路(FPC)等の電気信号伝達媒体への取り付けが容易になる。
加えて、本実施の形態における電磁波抑制デバイスによれば、電磁波抑制材料の外側に導電性を有する金属材料を配置することによって、デバイス内での電界の吸収効率を向上させ、電磁波抑制効果を高めることができる。
そして、本実施の形態における電磁波抑制デバイスを、不要電磁波の伝達経路となり得るケーブルやハーネス、フレキシブルプリント回路(FPC)等の電気信号伝達媒体へ取り付けることによって、高周波領域の電磁波抑制し、電磁環境下での電子機器の電磁気的両立性(EMC)を高めることができる。
A,B,C 本発明の第1実施の形態に係る円柱状のコアデバイスと、その断面図、及び、使用例を示す図である。 A,B、C 本発明の第1実施の形態に係るコアデバイスの変形例である、角柱状のコアデバイスと、その断面図、及び、さらに他の変形例のコアデバイスの使用例を示す図である。 A,B,C 本発明の第2実施の形態に係るコアデバイスを構成する電磁波抑制シートの断面図と、その使用例、及び、その変化例を示す図である。 A〜D 本発明の第3実施の形態に係るコアデバイスを構成する電磁波抑制シートと、コアデバイスの断面図、及び、その使用例を示す図である。 A,B 第1実施の形態の変化例であるコアデバイスの断面図である。 A〜C 第4実施の形態に係るコアデバイスの断面図を示す。 第4実施の形態に係るコアデバイスの応用例を示す。 第4実施の形態に係るコアデバイスの応用例を示す。 電磁波抑制効果を評価するための評価機器の概略構成図である。 サンプルの電磁波抑制効果の評価結果で、周波数に対する電界強度を示すグラフである。 サンプルに金属膜を用いたとき電磁波抑制効果の評価結果で、周波数に対する電界強度を示すグラフである。 本発明の実施の形態に用いられる他の電磁波抑制材料の実部の誘電率特性を示すグラフである。 本発明の実施の形態に用いられる他の電磁波抑制材料の虚部の誘電率特性を示すグラフである。
符号の説明
50、55、56、60、67、71、72、73、74、78、83、97・・電磁波抑制デバイス、51、64・・樹脂ケース、52、61、65・・電磁波抑制材料、63・・電磁波抑制素体、53・・中心孔、54・・ハーネス、57、69・・フレキシブルプリント回路、62、66、80・・ラミネートフィルムの封止部材、68・・ハーネス、70・・磁性粉末、76、81・・金属膜、75・・デバイスの厚さ部分、90・・評価機器、91・・送信基板、92・・受信基板、93・・コネクタ、94・・ハーネス、95・・シールドケース、96・・開口部、98・・IC、84、79・・封止部材

Claims (10)

  1. 電気信号伝達媒体に挟持的に取付けて電磁波干渉を抑制する電磁波抑制デバイスであって、
    前記電気信号伝達媒体の外周に沿う形状の封止部材に、液状またはゲル状の電磁波抑制材料が封入されて成る
    ことを特徴とする電磁波抑制デバイス。
  2. 前記封止部材が、屈曲可能な連結部を介して開閉可能に形成された2つの封止部材半体から成る
    ことを特徴とする請求項1記載の電磁波抑制デバイス。
  3. 前記封止部材が中空の殻で形成され、前記中空内に前記電磁波抑制材料が封入されて成る
    ことを特徴とする請求項1記載の電磁波抑制デバイス。
  4. 前記封止部材がラミネートフィルムで形成され、前記電磁波抑制材料を封入した前記封止材が外殻型ケースにはめ込まれて成る
    ことを特徴とする請求項1記載の電磁波抑制デバイス。
  5. 前記電磁波抑制材料の外側に導電性を有する金属部材が配置されて成る
    ことを特徴とする請求項1記載の電磁波抑制デバイス。
  6. 前記電磁波抑制材料として、電解液を用いて成る
    ことを特徴とする請求項1記載の電磁波抑制デバイス。
  7. 前記電磁波抑制材料として、電気的極性を有する液体を用いる
    ことを特徴とする請求項1記載の電磁波抑制デバイス。
  8. 前記電磁波抑制材料として、電解液、または電気的極性を有する液体、または電解液と電気的極性を有する液体の混合物に、磁性材料粉末を混合した材料を用いる
    ことを特徴とする請求項1記載の電磁波抑制デバイス。
  9. 前記電磁波抑制材料として、吸水、保水特性を有する低分子および/または高分子材料と、電解液または/および電気的極性を有する液体とを混合した材料を用いる
    ことを特徴とする請求項1記載の電磁波抑制デバイス。
  10. 前記電磁波抑制材料として、吸水、保水特性を有する低分子および/または高分子材料と、電解液および/または電気的極性を有する液体と、磁性材料粉末とを混合した材料を用いる
    ことを特徴とする請求項1記載の電磁波抑制デバイス。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014040039A (ja) * 2012-08-22 2014-03-06 Brother Ind Ltd 画像記録装置

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