JP2008108852A - 投影露光装置、光学部品及びデバイス製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】投影露光装置において投影光学系の特性を高精度に測定する。
【解決手段】投影露光装置100は、投影光学系PLを介して原版6のパターンを基板7に投影する。投影露光装置100は、原版6を保持する原版ステージ5と、基板7を保持する基板ステージ8と、測定ユニットとを備える。測定ユニットは、参照光を形成するフィゾー面を含む光学系17と、被検光を形成する反射鏡22とを具備するフィゾー干渉計IFを含む。光学系22は、原版ステージ5に搭載される。反射鏡22は、基板ステージ8に搭載される。
【選択図】図1
【解決手段】投影露光装置100は、投影光学系PLを介して原版6のパターンを基板7に投影する。投影露光装置100は、原版6を保持する原版ステージ5と、基板7を保持する基板ステージ8と、測定ユニットとを備える。測定ユニットは、参照光を形成するフィゾー面を含む光学系17と、被検光を形成する反射鏡22とを具備するフィゾー干渉計IFを含む。光学系22は、原版ステージ5に搭載される。反射鏡22は、基板ステージ8に搭載される。
【選択図】図1
Description
本発明は、投影露光装置、それに搭載される光学部品、及び、デバイス製造方法に関する。
集積回路の高密度化に伴って、半導体製造用の投影露光装置にはレチクルに形成された回路パターンをウエハ面上に高い解像力で投影露光することが要求されている。高解像を実現するため投影露光装置の投影光学系では、高NA化、短波長化が進んでいる。光源としてArFエキシマレーザー(λ=193nm)を用いたNA0.8を越える投影露光装置においては、0.1μmの解像力が実現されている。近年、ウエハと投影光学系の最終面との間の空間を屈折率が1よりも大きい液体で満たしてNAの増大を図ることにより露光パターンの微細化を図る液浸露光装置が提案され、さらなる解像力の向上が期待されている。
高解像力の投影光学系を製造するには、投影光学系を組み立てた後に精密な調整が必要とされる。すなわち、投影光学系の調整は、球面収差、コマ収差、ディストーションなどの光学評価を繰り返しながらレンズの間隔や偏心を調整して仕様を満足する性能に追い込んでいく作業を含む。光学性能の評価は、投影光学系を投影露光装置に搭載した後に、ウエハに塗布されたレジスト(感光剤)上にレチクルパターン像を投影して潜像を形成し、これを現像して得られたレジストパターンを観察することによって行われうる。
上述のように従来の投影露光装置では、投影光学系の性能を調整するために、レジストパターンの良否を確認する必要がある。しかしながら、レジストパターンを形成する方法では、レジストを塗布したウエハに投影露光装置によって潜像パターンを形成してこれを現像し、更に走査型電子顕微鏡によってレジストパターンを観察するという非常に煩わしい作業が必要である。
一方、投影露光装置に投影光学系を搭載した状態で投影光学系の波面収差を測定するために、フィゾー干渉計を投影露光装置に搭載することが知られている(特許文献1、2、3)。
特開2002−013908公報
特開2005−333149公報
特許第3796369号公報
高精度に投影光学系の波面収差を測定するためには、干渉計システム内の振動などの環境変動を数nm以下に抑える必要がある。この環境変動を抑えるためには、数nm以下の精度で位置を測定可能な測長システムと、その結果を用いて数nmの精度で制御可能な駆動装置とが必要となる。一方、このような高精度で大掛かりな測定制御システムを新規に投影露光装置に搭載することは、実装面やコスト面で多大な影響がある。また、逆にこのような測定制御システムを介さずに、数nm以下に振動などの環境変動を抑えることは困難である。したがって、フィゾー干渉計を露光装置上に搭載しても高精度な波面収差測定を行うことができないという課題があった。
本発明は、上記の課題認識を契機としてなされたものであり、投影露光装置において投影光学系の特性(例えば、波面収差)を高精度に測定することを目的とする。
本発明の第1の側面は、投影光学系を介して原版のパターンを基板に投影する投影露光装置に関する。前記投影露光装置は、原版を保持する原版ステージと、基板を保持する基板ステージと、測定ユニットとを備える。前記測定ユニットは、参照光を形成するフィゾー面を含む光学系と、被検光を形成する反射鏡とを具備するフィゾー干渉計を含む。前記光学系は、前記原版ステージに搭載される。前記反射鏡は、前記基板ステージに搭載される。
本発明の第2の側面は、投影露光装置の原版ステージに搭載される光学部品に関する。前記光学部品は、第1レンズと、第2レンズとを備える。前記第1レンズは、前記原版ステージに搭載された状態において前記投影露光装置の投影光学系に対面する面を有し、前記面に反射防止コートが施されていないことによって前記面がフィゾー干渉計のフィゾー面を構成する。前記第2レンズは、前記第1レンズと同一形状を有し、かつ、前記原版ステージに搭載された状態において前記投影光学系に対面する面に反射防止コートが施されている。
本発明によれば、投影露光装置において投影光学系の特性(例えば、波面収差)を高精度に測定することができる。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態を説明する。
図1は、本発明の第1実施形態の投影露光装置の概略構成を示す図である。図1に示す投影露光装置100は、本発明を走査型投影露光装置に適用した一例である。走査型投影露光装置とは、レチクル(原版)6とウエハ(基板)7とを投影光学系PLに対して走査しながら、スリット形状に整形された露光光でウエハ7を走査露光する装置である。露光光を発生する光源は、特定の光源に限定されず、例えば、ArFエキシマレーザー(波長193nm)、KrFエキシマレーザー(248nm)が好適である。或いは、光源としては、i線光源、EUV(Extreme Ultra Violet)光源等を使用することもできる。
以下の説明では、動作や構成を示すための方向は、図中に記載したXYZ直交座標系に従う。ここでは、XYZ直交座標系は、X方向及びY方向がウエハ7に対して平行な方向であり、Z方向がウエハ7に垂直な方向である。一般的に、XY平面は水平面に平行な面であり、Z方向は鉛直方向である。
露光光源(例えば、ArFエキシマレーザー)1から出射された光ビームは、ビーム整形光学系2で光軸に対して対称なビーム形状に整形される。整形された光ビームは、インコヒーレントユニット3で可干渉距離が小さくされ、照明光学系4を経てレチクルステージ(原版ステージ)5に保持されたレチクル6を照明する。レチクル6には、回路パターンが形成されていて、この回路パターンが投影光学系PLを通してウエハ7上に投影される。ウエハ7は、ウエハステージ(基板ステージ)8に設けられたウエハチャック(不図示)によって保持されている。この実施形態では、レチクルステージ5は、少なくともY方向に往復駆動され、ウエハステージ8は、X、Y、Z方向、及び、X、Y、Zの各軸回りの6軸について駆動される。図示されていないが、投影露光装置100は、アライメント検出系、フォーカス検出系を備える。
レチクルステージ5の位置(例えば、Y方向の位置)は、レーザー干渉計31によって測定される。ウエハステージ8の位置(例えば、X、Y、Z方向、及び、X、Y、Zの各軸回りの位置)は、レーザー干渉計32によって測定される。制御部40は、レーザー干渉計31、32によってそれぞれ測定されるレチクルステージ5、ウエハステージ8の位置に基づいて、レチクルステージ5、ウエハステージ8をnmオーダーで同期制御する。
投影露光装置100は、投影光学系PLの波面収差を測定するためのフィゾー干渉計(測定ユニット)IFを備えている。
一般的に、露光光源1がエキシマレーザーである場合、インコヒーレントユニット3を経た光ビームの可干渉距離は数十mmである。これに対して、測定対象の投影光学系PLの光路長は、例えば1000mm以上である。したがって、一般には、インコヒーレントユニット3を経た光ビームを用いてフィゾー干渉計を構成することはできない。そこで、投影露光装置100は、投影光学系PLの波面収差を測定するための干渉計の光源として、露光光源1とは異なる専用の測定光源9を備えている。
測定光源9は、レーザーで構成され、露光光の中心波長と同一又はそれに極めて近い中心波長を有し、可干渉距離が数千mmと長く、投影光学系PLの波面収差測定を行うための十分な可干渉距離を有する光を発生する。測定光源9から出射された光ビームは、ミラー10、集光レンズ11、ピンホール12を経た後にコリメーターレンズ13によって平行ビームにされる。ピンホール12の径は、コリメーターレンズ13の開口数によって決まるエアリーディスクの径以下に設定される。よって、ピンホール12から出射された光ビームは、理想的な球面波となる。コリメーターレンズ13は、実質的に無収差に設計製作されているので、コリメーターレンズ13から出射される平行な光ビームは、理想的な平面波となる。他の実施形態では、測定光源9から出射される光は、偏波保存ファイバーを用いてピンホール12まで導かれうる。コリメーターレンズ13から出射される平行な光ビームは、ハーフミラー14、ミラー15を介して対物レンズ16に入射する。
対物レンズ16は、対物レンズ前群17と対物レンズ後群18とを含む。対物レンズ前群17と対物レンズ後群18とは、互いに分離されている。対物レンズ前群17は、レチクルステージ5に構成されている。なお、「前群」、「後群」のような「群」は、1つ以上のレンズを含む光学系を意味する。
対物レンズ前群17を構成する1つ以上のレンズの面のうち投影光学系PL側に対面する面17aは、その曲率中心がレチクル6の回路パターン面が配置されるべき平面(すなわち、投影光学系PLの物体面)内に位置する。この面をフィゾー面17aと呼ぶ。フィゾー面17aは、光ビームの一部を透過し、他の一部を反射するように構成されている。よって、フィゾー面17aに入射した光ビームは、反射光と透過光とに分けられる。フィゾー面17aは、投影光学系PL側に対面する面に反射防止膜コートを施さないことによって形成されうる。
フィゾー面17aで反射された光は、参照光として、ミラー15、ハーフミラー14、瞳結像系20を介して撮像素子19に入射する。瞳結像系20は、対物レンズ16の瞳と撮像素子19とを共役関係にする光学系であって、例えば、レンズ20a、20bによって構成されうる。フィゾー面17aを透過した光は、被検光として投影光学系PLに入射する。
フィゾー面17aを透過した被検光は、投影光学系PLの物体面(すなわち、回路パターン面)内の位置で結像した後に投影光学系PLによってウエハ7の表面が配置されるべき平面(すなわち、投影光学系の像面)に結像される。ウエハステージ8には、球面ミラー(反射鏡)22が配置されている。球面ミラー22の曲率中心は、投影光学系PLの像面を含む平面内に位置する。したがって、球面ミラー22で反射した被検光は、再び投影光学系PLの像面内の位置に集光した後に投影光学系PLに戻り、対物レンズ16、ミラー15、ハーフミラー14、瞳結像系20を介して撮像素子19に入射する。投影光学系PLを通過した被検光は、フィゾー17a面で反射した参照光と干渉して、撮像素子19の撮像面上に干渉パターンを形成する。この干渉パターンを利用して投影光学系PLの波面収差を測定することができる。
対物レンズ後群18とミラー15は、XY方向の任意の位置に駆動されることができる保持部材によって保持されていて、露光時には露光照明系ILから出射される光ビームの光路外に退避される。波面収差測定時は、対物レンズ後群18とミラー15は、投影光学系PLの測定対象の像高位置に位置決めされる。波面収差測定時は、更に、対物レンズ前群17は、対物レンズ後群18及びミラー15の光軸と一致するようにレチクルステージ5が駆動される。
ここで、レチクルステージ5の駆動方向がY方向のみである場合には、複数の対物レンズ前群17をX方向に沿うようにレチクルステージ5に配置することが好ましい。これにより、投影光学系PLの露光用領域内の複数箇所において波面収差を測定することができる。ウエハステージ8に配置されている球面ミラー22は、対物レンズ前群17が位置決めされる位置、すなわち、投影光学系PLの測定対象位置に応じた位置に位置決めされる。
この実施形態の投影露光装置では、レチクルステージ5とウエハステージ8とがnmオーダー等の高精度で同期制御されることを利用し、フィゾー面17aを含む対物レンズ前群(光学系)17をレチクルステージ5に配置する。これにより、測定精度に影響を与えるフィゾー面17aが高精度に位置決めされるので、投影光学系PLの波面収差を高精度に測定することができる。一方、フィゾー面を含む光学系を別個の位置決め装置で位置決めする方式も考えられる。しかしながら、そのような方式では、別個の高精度の位置決め装置を投影露光装置の狭い空間内に組み込む必要があり、実現が困難である。また、そのような方式では、投影露光装置のコストも高くなる。
図1に示す構成例では、対物レンズ16を構成するレンズのうちフィゾー面を含む対物レンズ前群17のみがレチクルステージ5に搭載されている。しかしながら、図2に例示するように、対物レンズ16の全体がレチクルステージ5に搭載されてもよい。すなわち、フィゾー面17aを含むレンズがレチクルステージ5に搭載されることが重要であり、対物レンズ16を構成する他のレンズは、レチクルステージ5に搭載されなくてもよいし、搭載されてもよい。
図2に示す構成例においても、レチクルステージ5の駆動方向がY方向のみである場合には、複数の対物レンズ16をX方向に沿うようにレチクルステージ5配置することが好ましい。これにより、投影光学系PLの露光用領域内の複数箇所において波面収差を測定することができる。
また、図1では、球面ミラー(反射鏡)22として凹状の球面ミラーが例示されているが、これに代えて凸状の球面ミラーを採用してもよい。この場合、凸状の球面ミラーは、その曲率中心が投影光学系PLの像面内の位置するようにウエハステージ8に配置される。或いは、球面ミラー22に代えて、平面ミラーを採用してもよい。この場合においても、波面収差の回転対称成分のみであれば、測定が可能である。
フィゾー干渉計IF自体が持っている波面誤差と測定すべき投影光学系PLの波面収差とを区別するため、予め干渉計IFの波面を測定しておくことが好ましい。干渉計IFの波面誤差を投影光学系PLの測定結果から差し引いて補正することで、投影光学系PLの波面を正確に求めることができる。具体的には、投影光学系PLを保持している鏡筒23のレチクル6側に構成した球面ミラー24を用いて、干渉計IF自体が持っている波面誤差を測定する。フィゾー面17aと同様に、球面ミラー24の曲率中心は、レチクル6の回路パターン面が配置されるべき平面(すなわち、投影光学系PLの物体面)内に位置する。対物レンズ16を球面ミラー24上へ水平駆動し、フィゾー面17aを透過した被検光を投影光学系PLへ入射させずに球面ミラー24で反射させる。この反射光を対物レンズ16、ミラー15、ハーフミラー14、瞳結像系20を介して撮像素子19に入射させることで、干渉計IF自体が持っている波面の誤差を測定することができる。
更に、測定精度を向上させるために、投影光学系PLの波面の測定には、フリンジスキャン法を用いることが好ましい。ウエハステージ8をZ方向に駆動し、球面ミラー22をZ方向に波長程度移動させて波面の位相変調を行えば、フリンジスキャンを実現することができる。球面ミラー22のZ方向の移動手段としては、投影光学系PLの焦点あわせのための移動手段を用いることができる。或いは、レチクルステージ5をZ方向に駆動し、フィゾー面17aを光軸方向に波長程度移動させて波面の位相変調を行っても、フリンジスキャンを実現することができる。
投影光学系PLの波面の測定によって、測定点における波面収差に関する情報を得ることができる。更に、波面測定時に、レーザー干渉計31から得られる対物レンズ16、球面ミラー22のXYZ座標、投影光学系PLの波面の測定で得られた波面収差の回転非対称成分、及び回転対称成分を利用してもよい。これにより、投影光学系PLの複数の測定点の相互の関係である像面湾曲及びディストーションを求めることもできる。
投影光学系PLの像面湾曲は、投影光学系PLの画面内の複数点について波面を測定することによって求められる。即ち、波面測定時の対物レンズ16の座標位置、干渉計IFにより測定された投影光学系PLの波面、投影光学系PLの光軸方向における球面ミラー22の座標位置が分かれば、複数点における情報に基づいて像面湾曲が計算できる。像面湾曲の計算において特に重要な波面収差の成分は、測定された波面の回転対称なパワー成分(デフォーカス成分)である。
投影光学系PLのディストーションも投影光学系PLの画面内の複数点について波面を測定することによって求めることができる。即ち、波面測定時の対物レンズ16の座標位置、干渉計IFにより測定された波面、投影光学系PLの光軸と直交する方向の球面ミラー22の座標位置が分かれば、複数点における情報に基づいて投影光学系のディストーションを計算することができる。ディストーションの計算において特に重要な波面収差の成分は、測定された波面の回転非対称な成分(傾き成分)である。
上記のような測定結果に基づいて投影光学系PL内の全部又は一部のレンズを駆動することによって投影光学系PLの収差を所望の状態に調整、制御することができる。
専用の測定光源9を使用する代わりに、露光光源1とインコヒーレントユニット3との間から光ビームを取り出してフィゾー干渉計IFに導いてもよい。図3に示す例では、露光光源1とインコヒーレントユニット3との間から切替ミラー26によって光ビームを取り出して引き回し光学系25によってフィゾー干渉計IFに導いている。
露光光源1から出射された光ビームLは、切替ミラー26で反射されて引き廻し光学系25に入射する。切替ミラー26は、駆動装置によって駆動されて、ウエハ7の露光時にはレチクル6の照明のための光路から退避され、投影光学系PLの測定時には当該光路中に挿入される。引き廻し光学系25に入射した光ビームLは、ビームスプリッタ27によりミラー28に向かう光ビームL1とミラー29に向かう光ビームL2とに分離される。光ビームL1と光ビームL2は、それぞれミラー28、29で反射された後にビームスプリッタ27に戻る。ビームスプリッタ27とミラー29との距離は、ビームスプリッタ27とミラー28との距離よりもフィゾー面17aと球面ミラー22との間の光路長D分だけ長い。ビームスプリッタ27を透過した光ビームL1と反射した光ビームL2は、共に集光レンズ11に向かう。光ビームL1は、光ビームL2に対して光路長2Dだけ進んでいる。2つ光ビームは、集光レンズ11によりピンホール12に集光され、再び、コリメーターレンズ13によって平行ビームにされる。ここで、ピンホール12の径は、コリメーターレンズ13の開口数によって決まるエアリーディスクの径以下に設定されている。よって、ピンホール12から出射された光ビームは、理想的な球面波となり、引き廻し光学系25で生じた光ビームL1と光ビームL2の波面との差異を除去することができる。
2つ光ビームは、コリメーターレンズ13によって平行ビームにされた後、ハーフミラー14、ミラー15を介して対物レンズ16に入射する。光ビームL1、L2は、ともにフィゾー面17aで一部が反射されて光ビームL1r、L2rとなってミラー15、ハーフミラー14、瞳結像系20を介して撮像素子19に導かれる。残りの光ビームは、フィゾー面17aを透過して光ビームL1t、L2tとなって投影光学系PLを通過し、球面ミラー22で反射され、投影光学系PLを通過し、対物レンズ16、ミラー15、ハーフミラー14、瞳結像系20を介して撮像素子19に導かれる。
ここで、フィゾー面17aで反射された2つの光ビームL1r、L2rのうち引き廻し光学系25において長い光路を伝搬した光ビームは、光ビームL2rである。また、球面ミラー22で反射された2つの光ビームL1t、L2tのうち引き廻し光学系25で短い光路を伝搬した光ビームは、光ビームL1tである。光ビームL2rと光ビームL1tとの光路長差は、露光光源1から出射される光の可干渉距離ΔL以内となるように投影露光装置100'が設計される。したがって、これらの2つ光ビームL2r、L1tが互いに干渉することができ、投影光学系PLの波面収差測定が可能となる。また、引き廻し光学系25における光路長差2Dは、可干渉距離ΔL以上とされ、上記以外の光ビームが干渉することによる波面収差測定への悪影響はない。更に、引き廻し光学系25において2つ光ビームが互いに異なる波面収差を持つようになったとしても、2つ光ビームがフィゾー面に入射する前にピンホール12を通過することによって、同一波面を持つことなり、波面収差測定の精度が悪化することはない。
引き廻し光学系25を設けることにより、露光光源1を用いても撮像素子19の撮像面上にフィゾー面で反射された参照光と投影光学系PLを通過し球面ミラー22で反射された被検光との干渉縞を形成することが可能である。よって、投影光学系PLの波面収差を測定することができる。
図4は、本発明の第2実施形態の投影露光装置の概略構成を示す図である。ここでは、本発明の第2実施形態と第1実施形態との相違点のみを説明し、フィゾー干渉計IFの基本構成、及び、測定光源9又は引き廻し光学系25の構成は、第1実施形態に従いうる。
この実施形態では、レチクルステージ5とウエハステージ8とがnmオーダー等の高精度で同期制御されていることを利用し、フィゾー面17aを含む対物レンズ前群17を有する光学部品30をレチクルステージ5に対して着脱可能に配置する。これにより、測定精度に影響を与えるフィゾー面17aが高精度に位置決めされるので、投影光学系PLの波面収差を高精度に測定することができる。また、光学部品30に搭載する対物レンズ前群17は、1つでも複数個でもよい。例えば図5に示すように、露光領域内の所定位置に複数個の対物レンズ群17を配置し、XY方向に駆動可能な対物レンズ後群18と組み合わせることで、投影光学系PLの複数の像高における波面収差を測定することができる。また、第1実施形態で説明した対物レンズ前群17を有するレチクルステージ5に光学部品30を搭載し、波面収差測定を行ってもよい。
第2実施形態によると、投影露光装置の空間的制約からレチクルステージ5に複数個の対物レンズ前群17を配置することができない場合においても、投影光学系PLの複数の像高における波面収差を測定することができる。複数の対物レンズ前群17を有する光学部品30は、投影光学系PLの波面収差の測定時にレチクル6に代えてレチクルステージ5に固定される。
この実施形態によれば、投影光学系PLの複数の像高において波面収差を測定する場合でも、使用すべき対物レンズ前群17が配置されている位置に対物レンズ後群18のみを駆動させればよい。従って、この実施形態の投影露光装置によれば、光軸調整精度の向上及び調整時間の短縮を図ることができる。
図4に示す構成例では、対物レンズ16を構成するレンズのうちフィゾー面を含む対物レンズ前群17のみが光学部品30に搭載されている。しかしながら、図6に例示するように、対物レンズ16全体が光学部部品0に搭載されてもよい。
図6に示す構成例においても、レチクルステージ5の駆動方向がY方向のみである場合には、複数の対物レンズ16をX方向に沿うように光学部品30に配置することが好ましい。これにより、投影光学系PLの露光用領域内の複数箇所において波面収差を測定をすることができる。
光学部品30は、複数の投影露光装置において共用されうる。或いは、1台の投影光学系に対して1つの光学部品30が準備されてもよい。
図7は、本発明の第3本実施形態の投影露光装置の概略構成を示す図である。第3実施形態の投影露光装置300は、投影光学系PLの波面収差を測定するためのフィゾー干渉計と、投影光学系PLの偏光特性行列を測定する測定器とを含む測定ユニットMを備える。
第3実施形態の投影露光装置300では、フィゾー干渉計を構成するための対物レンズ前群(第1レンズ)17に加えて、又は、対物レンズ前群17に代わり、対物レンズ前群(第2レンズ)51がレチクルステージ30に搭載される。この対物レンズ前群51は、投影光学系PLの偏光特性行列を測定するために使用される。
投影光学系PLの偏光特性行列を測定する際には、参照光を形成するためのフィゾー面は不要である。そこで、対物レンズ前群51は、波面収差測定用の対物レンズ前群17とレンズの厚み、曲率半径は同一であるが、フィゾー面に対応する面に反射防止コートが施されている。投影光学系PLの波面収差測定と偏光特性行列測定とにおいて、共通の対物レンズ後群18を使用するためにレチクルステージ5又は光学部品30の少なくとも一方に、対物レンズ前群17及び対物レンズ前群51の少なくともいずれか一方が配置される。ここで、対物レンズ前群17は、投影光学系PLに対面する面として反射防止コートが施されていないフィゾー面を有する第1レンズを含む。対物レンズ前群51は、投影光学系PLに対面する面として反射防止コートが施された面を有する第2レンズを含む。これにより、対物レンズ後群18を対物レンズ前群17の光軸上へ駆動すると投影光学系PLの波面収差を測定することができ、対物レンズ前群51の光軸上へ駆動すると投影光学系PLの偏光特性行列を測定することができる。
また、投影光学系PLの波面収差を測定する際には、対物レンズ前群17のみを有する光学部品30を使用し、投影光学系PLの偏光特性行列を測定する際には、対物レンズ前群51のみを有する光学部品30を使用するようにしてもよい。
図7に示す構成例では、測定専用の測定光源9が使用されるが、これに代えて前述のような引き廻し光学系25を使って、測定に必要な光ビームを得てもよい。このような構成では、偏光特性行列を測定する場合には、引き廻し光学系25の光束L1と光束L2のどちらか一方を遮蔽すればよい。また、偏光特性行列のみを測定する場合には光源として露光光源1を使用してもよく、専用光源9、あるいは引き廻し光学系25は使用しなくてもよいし、予め構成していなくてもよい。
更に、図7に示すように、第3実施形態では、光源9側には、波面収差測定用光学系の照明部に偏光子52と波長板53が追加され、撮像素子19側には、検光子54と波長板55が追加されている。
偏光子32と波長板33とは、それぞれが不図示の回転ステージに固定されている。偏光子32と波長板33とを組み合わせを変更することで、測定光源9から射出された光ビームを所望の偏光状態に変更して投影光学系PLに入射させることができる。よって、偏光子32及び波長板33並びにそれらを選択する回転ステージは、投影光学系PLに入射する光ビームの偏光状態を変更する変更ユニットを構成する。
偏光子32は、測定光源9に対して使用可能であり、例えば、フッ化マグネシウム(MgF2)を硝材とするローションプリズムがある。波長板33は、例えば、λ/2板又はλ/4板でありうる。偏光子32のみで測定光源9から射出された光ビームを投影光学系PLの偏光特性行列の測定に必要な偏光状態に変更可能であるならば、波長板33は構成しなくてもよい。
波長板35は、不図示の回転ステージに固定されていて、瞳結像系20を透過した被検光に所定の位相遅延量を与えることができる。波長板55には、例えばλ/4板が使用されうるが、位相遅延量が明確であり、且つ、λ/2板以外であれば、λ/4板以外の波長板を用いることもできる。また、検光子34は、偏光子32と同様にローションプリズムを使用する。
投影光学系PLの偏光特性行列は、偏光子52と波長板53とによって所望の偏光状態の光ビームを投影光学系PLに入射させ、波長板55を回転させながら撮像素子19で投影光学系PLを往復した光ビームの光量変化を撮像することで測定可能である。また、ここで得られた測定結果と予め求めておいたフィゾー干渉計の偏光特性行列とに基づいて、投影光学系PLの偏光特性行列を算出してもよい。また、本実施形態におけるフィゾー干渉計を用いて、所望の入射偏光での投影光学系PLの波面収差を測定することも可能である。
所望の偏光での投影光学系PLの波面収差を測定する際には、対物レンズとして対物レンズ前群17を使用し、光源として測定光源9を使用するか、露光光源1と引き廻し光学系25とを組み合わせて使用すればよい。所望の偏光は、偏光子32と波長板33とを用いることで生成可能であり、第1実施形態と同様の測定方法で、所望の偏光に対する投影光学系PLの波面収差を測定することができる。
球面ミラー24を用いて測定したフィゾー干渉計自体の透過率分布と、フィゾー干渉計と投影光学系PLとを通過した光束の透過率分布とに基づいて投影光学系PLの瞳面上の透過率分布を測定することも可能である。加えて、投影光学系PLの偏光特性行列と予め求めておいたフィゾー干渉計自体の偏光特性行列とを用いることで、所望の入射偏光に対する投影光学系PLの瞳面上の透過率分布を測定することも可能である。
以上のように、フィゾー干渉計において参照光を形成するフィゾー面を含む光学系をレチクルステージに搭載することによって、フィゾー面が高精度に位置決めされるので、投影光学系の波面収差を高精度に測定することができる。
また、フィゾー干渉計が投影露光装置に組み込まれることにより、投影光学系の特性(例えば、波面収差)を投影露光装置において測定することができる。したがって、投影光学系の特性変化に対する対応(例えば、投影光学系の補正、露光動作の停止)を速やかに行うことができる。
次に上記の露光装置を利用したデバイス製造方法を説明する。図8は、半導体デバイスの全体的な製造方法のフローを示す図である。ステップ1(回路設計)では半導体デバイスの回路設計を行う。ステップ2(レチクル作製)では設計した回路パターンに基づいてレチクル(原版またはマスクともいう)を作製する。一方、ステップ3(ウエハ製造)ではシリコン等の材料を用いてウエハ(基板ともいう)を製造する。ステップ4(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、上記のレチクルとウエハを用いて、リソグラフィー技術によってウエハ上に実際の回路を形成する。次のステップ5(組み立て)は後工程と呼ばれ、ステップ4によって作製されたウエハを用いて半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の組み立て工程を含む。ステップ6(検査)ではステップ5で作製された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイスが完成し、これを出荷(ステップ7)する。
図9は、上記ウエハプロセスの詳細なフローを示す図である。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸化させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶縁膜を成膜する。ステップ13(電極形成)ではウエハ上に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオン打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ15(CMP)ではCMP工程によって絶縁膜を平坦化する。ステップ16(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ステップ17(露光)では上記の露光装置を用いて、回路パターンが形成されたマスクを介し感光剤が塗布されたウエハを露光してレジストに潜像パターンを形成する。ステップ18(現像)ではウエハ上のレジストに形成された潜像パターンを現像してレジストパターンを形成する。ステップ19(エッチング)ではレジストパターンが開口した部分を通してレジストパターンの下にある層又は基板をエッチングする。ステップ20(レジスト剥離)ではエッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。これらのステップを繰り返し行うことによって、ウエハ上に多重に回路パターンを形成する。
1 光源
2 ビーム整形光学系
3 インコヒーレントユニット
4 照明光学系
5 レチクルステージ
6 レチクル
7 ウエハ
8 ウエハステージ
9 測定光源
10 ミラー
11 集光レンズ
12 ピンホール
13 コリメーターレンズ
14 ハーフミラー
15 ミラー
16 対物レンズ
17 対物レンズ前群
17a フィゾー面
18 対物レンズ後群
19 撮像素子
20 瞳結像系
20a、20b レンズ
22 球面ミラー
23 鏡筒
24 球面ミラー
25 引き廻し光学系
26 切替ミラー
27 ビームスプリッタ
28、29 ミラー
30 光学部品
31、32 レーザー干渉計
40 制御部
51 対物レンズ前群
52 偏光子
53 波長板
54 検光子
55 波長板
100、100'、200、300 投影露光装置
2 ビーム整形光学系
3 インコヒーレントユニット
4 照明光学系
5 レチクルステージ
6 レチクル
7 ウエハ
8 ウエハステージ
9 測定光源
10 ミラー
11 集光レンズ
12 ピンホール
13 コリメーターレンズ
14 ハーフミラー
15 ミラー
16 対物レンズ
17 対物レンズ前群
17a フィゾー面
18 対物レンズ後群
19 撮像素子
20 瞳結像系
20a、20b レンズ
22 球面ミラー
23 鏡筒
24 球面ミラー
25 引き廻し光学系
26 切替ミラー
27 ビームスプリッタ
28、29 ミラー
30 光学部品
31、32 レーザー干渉計
40 制御部
51 対物レンズ前群
52 偏光子
53 波長板
54 検光子
55 波長板
100、100'、200、300 投影露光装置
Claims (10)
- 投影光学系を介して原版のパターンを基板に投影する投影露光装置であって、
原版を保持する原版ステージと、
基板を保持する基板ステージと、
測定ユニットとを備え、
前記測定ユニットは、参照光を形成するフィゾー面を含む光学系と、被検光を形成する反射鏡とを具備するフィゾー干渉計を含み、前記光学系は、前記原版ステージに搭載され、前記反射鏡は、前記基板ステージに搭載されている、
ことを特徴とする投影露光装置。 - 前記光学系を含む光学部品は、前記原版ステージに対して着脱可能である、
ことを特徴とする請求項1に記載の投影露光装置。 - 前記光学部品は、原版の代わりに前記原版ステージに搭載される、
ことを特徴とする請求項2に記載の投影露光装置。 - 前記光学系は、前記フィゾー面を有する第1レンズを含み、前記フィゾー面は、反射防止コートが施されていない面であり、
前記測定ユニットは、前記第1レンズと同一の形状を有し前記投影光学系に対面する面に反射防止コートが施された第2レンズを含む第2光学系を更に具備する、
ことを特徴とする請求項1に記載の投影露光装置。 - 前記光学系と前記第2光学系とを含む光学部品は、前記原版ステージに対して着脱可能である、
ことを特徴とする請求項4に記載の投影露光装置。 - 前記測定ユニットは、前記投影光学系に入射する光ビームの偏光状態を変更する変更ユニットを具備する、
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の投影露光装置。 - 前記原版ステージの駆動方向に直交する方向に沿って複数の前記光学部品が前記原版ステージに搭載されている、
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の投影露光装置。 - 投影露光装置の原版ステージに搭載される光学部品であって、
前記原版ステージに搭載された状態において前記投影露光装置の投影光学系に対面する面を有し、前記面に反射防止コートが施されていないことによって前記面がフィゾー干渉計のフィゾー面を構成する第1レンズと、
前記第1レンズと同一の形状を有し、かつ、前記原版ステージに搭載された状態において前記投影光学系に対面する面に反射防止コートが施された第2レンズと、
の少なくともいずれか一方を備えることを特徴とする光学部品。 - 複数の前記第1レンズと複数の前記第2レンズとの少なくともいずれか一方が配置されていることを特徴とする請求項8に記載の光学部品。
- デバイス製造方法であって、
感光剤が塗布された基板を請求項1乃至7のいずれか1項に記載の露光装置を用いて露光して該感光剤に潜像パターンを形成する工程と、
前記潜像パターンを現像する工程と、
を含むことを特徴とするデバイス製造方法。
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