JP2008107570A - 表示制御装置、表示装置および表示制御方法 - Google Patents

表示制御装置、表示装置および表示制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008107570A
JP2008107570A JP2006290344A JP2006290344A JP2008107570A JP 2008107570 A JP2008107570 A JP 2008107570A JP 2006290344 A JP2006290344 A JP 2006290344A JP 2006290344 A JP2006290344 A JP 2006290344A JP 2008107570 A JP2008107570 A JP 2008107570A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
field
scanning
line
scan
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006290344A
Other languages
English (en)
Inventor
Satomi Kobayashi
聡実 小林
Hiroyuki Kazama
弘行 風間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
Priority to JP2006290344A priority Critical patent/JP2008107570A/ja
Publication of JP2008107570A publication Critical patent/JP2008107570A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Control Of El Displays (AREA)

Abstract

【課題】従来、強調表示を行うには、画像演算処理を実行した上で、データの置き換え処理を行わなければならず、処理の負担が問題になる。
【解決手段】複数の走査ラインを有する表示パネルの表示を制御する表示制御装置であって、走査ラインのうち、強調表示する走査ラインを指定し、強調表示する走査ラインが指定された場合に、各フレーム画像を第1のフィールドと第2のフィールドとに分けて表示させる。そして、表示制御装置は、第1のフィールドにおいてすべての走査ラインを走査し、第2のフィールドにおいて強調表示する走査ラインのみを走査するように制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、表示制御装置、表示装置および表示制御方法に関するものである。
従来、文字を強調して表示するには、コンピュータ本体装置のCPU等において画像演算処理を行う必要があった。
すなわち、特定ラインを強調させたい場合は、表示画像データを表示装置に送出する前に、強調対象となる位置の画像を強調データに置き換える処理を行い、さらに、強調済み画像データが用意されていない場合は、読み出した元画像データに対して輝度レベルを上げるなど強調度を上げる演算処理を行う。また、描画ソフトウェアには輝度を上げるための処理系が含まれているものもある。
例えば、特許文献1は、視野角によってパネルのコントラストが低下した時に、コントラスト強調関数による演算でコントラストを高めた階調値の再設定を行うか、もしくは再設定値テーブルを予め用意しておき、階調値を取り出して再設定を行うことにより文字の見易さを確保するものである。
特開2004−226681号公報
しかしながら、従来の特定ライン強調方法では、画像演算処理を実行した上で、データの置き換え処理を行わなければならず、処理の負担となっている。そのため、他の機能を実現するためのコンピュータ処理能力を占有する割合が上がるという問題が生じる。
特に、上述した特許文献1に記載の文字強調表示方法においては、予め文字情報ごとに、所定の平滑化処理を施して、階調化する処理を必要とする。そのため特許文献1の文字強調表示情報を使用した場合、所定の階調化処理に加え、視角に応じて輝度レベル等の強調処理を行わなくてはならず、依然として処理負担がかかるという問題が残る。
本発明が解決しようとする課題には上述した問題が一例として挙げられる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、コンピュータ本体において、処理負担の大きな画像演算処理を実行せずに強調表示を可能とする、表示制御装置、表示装置および表示制御方法を提供することを目的とするものである。
このような目的を達成するため、請求項1に記載の表示制御装置は、複数の走査ラインを有する表示パネルの表示を制御する表示制御装置であって、前記走査ラインのうち、強調表示する走査ラインを指定する強調ライン指定手段と、前記強調表示する前記走査ラインが指定された場合に、各フレーム画像を第1のフィールドと第2のフィールドとに分けて前記表示パネルに表示させる制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記第1のフィールドにおいてすべての前記走査ラインを走査し、前記第2のフィールドにおいて前記強調表示する前記走査ラインのみを走査するように制御することを特徴とする。
また、請求項3に記載の表示装置は、請求項1または2に記載の前記表示制御装置と、前記表示制御装置からの制御に基づいて、前記複数の前記走査ラインを走査して輝点を制御する輝点制御ドライバと、前記輝点制御ドライバの制御により前記各フィールドを表示する前記表示パネルと、を備えたことを特徴とする。
また、請求項4に記載の表示制御方法は、複数の走査ラインを有する表示パネルの表示を制御する表示制御装置において実行される表示制御方法であって、前記走査ラインのうち、強調表示する走査ラインを指定する強調ライン指定ステップと、前記強調表示する前記走査ラインが指定された場合に、各フレーム画像を第1のフィールドと第2のフィールドとに分けて表示されるよう前記表示パネルを制御する制御ステップと、を含み、前記制御ステップは、前記第1のフィールドにおいてすべての前記走査ラインを走査し、前記第2のフィールドにおいて前記強調表示する前記走査ラインのみを走査するように制御することを特徴とする。
以下に、本発明に係る本実施の形態の本表示制御装置、本表示装置および本表示制御方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
[本実施の形態の概要]
以下、本実施の形態の概要について説明し、その後、本実施の形態の構成および処理等について詳細に説明する。
本実施の形態は、概略的に、以下の基本的特徴を有する。
すなわち、本実施の形態に係る本表示制御装置は、複数の走査ラインを有する表示パネルの表示を制御するものである。本表示制御装置は、走査ラインのうち、強調表示する走査ラインを指定する。そして、本表示制御装置は、強調表示する走査ラインが指定された場合に、各フレーム画像を第1のフィールドと第2のフィールドとに分けて表示されるよう制御する。
そして、本表示制御装置は、第1のフィールドにおいてすべての走査ラインを走査し、第2のフィールドにおいて強調表示する走査ラインのみを走査するように制御する。すなわち、本表示制御装置は、強調表示する走査ラインが指定された場合に、第1のフィールドの開始タイミング情報の送信後、第2のフィールドの開始タイミング情報を出力し、第1のフィールドの開始タイミング情報に基づいて、第1のフィールドの全走査ラインの走査のためのドライバ用信号を出力し、第2のフィールドの開始タイミング情報に基づいて、第2のフィールドの強調表示する走査ラインのみの走査のためのドライバ用信号を出力する。
これにより、本実施の形態の本表示制御装置は、第1フィールドの表示に続いて、強調表示にかかる走査ラインのみを第2フィールドで走査するので、第2フィールドでは画面の上端から下端までの全走査を繰り返すことがない。このため、走査に要する時間が最低限で済み、画面のちらつきを抑えることができる一方で、強調指定されたラインの平均輝度点灯時間を増加させることができるので、利用者に輝度を高く見せることができるという効果を奏する。また、階調変更のための画像演算処理を行わないので、処理に負担がかからないという効果を奏する。
以上が本発明にかかる本実施の形態の本表示制御装置の概要である。
[本表示装置の構成]
まず、本実施の形態に係る表示制御装置を備えた表示装置の構成について説明する。図1は、本実施の形態が適用される本表示装置の構成の一例を示すブロック図であり、該構成のうち本実施の形態に関係する部分のみを概念的に示している。本表示装置は、概略的に表示コントローラ10と、表示マイコン20と、陽極ドライバ31および陰極ドライバ32と、表示パネル30と、を通信可能に接続して構成されている。
表示マイコン20は、走査ラインのうち強調して表示する走査ラインを指定するための情報である、強調ライン指定情報を表示コントローラ10に送信する強調ライン指定手段である。さらに、強調ライン指定情報とともに、表示する画像・映像の階調信号を表示コントローラ10に送信する。
陽極ドライバ31および陰極ドライバ32は、表示パネル30における輝点を制御するための輝点制御ドライバであり、表示コントローラ10から受信したドライバ用信号に基づいて表示パネル30の駆動電流を制御する。
表示パネル30は、表示コントローラ10がドライバ用信号を介して輝点制御ドライバ(陽極ドライバ31および陰極ドライバ32)を制御することにより画像・映像を表示する対象となる表示手段である。
表示コントローラ10は、表示パネル30の輝点制御ドライバ(陽極ドライバ31および陰極ドライバ32)にドライバ用信号を出力する制御手段である。なお、本実施の形態において、表示コントローラ10は、各フレーム画像が第1フィールドと第2フィールドとに分けて表示されるよう表示パネル30を制御し、第1のフィールドにおいてすべての走査ラインを走査し、第2のフィールドにおいて強調表示する走査ラインのみを走査するように制御する制御手段として機能する。
具体的には、表示コントローラ10は、ドライバ用信号を輝点制御ドライバ(陽極ドライバ31および陰極ドライバ32)に出力することにより、第1のフィールドに続いて第2のフィールドを交互に連続的に表示するように表示パネル30を制御する。そして、表示コントローラ10は、強調ライン指定手段である表示マイコン20により強調表示する走査ラインが指定された場合に、第1のフィールドにおいては、すべての走査ラインを順次に走査するよう制御し、第2のフィールドにおいては、強調ライン指定手段によって強調表示すると指定された走査ラインのみを走査するよう制御する。つまり、第2のフィールドにおいては、強調表示すると指定されなかった走査ラインは走査しないように制御する。一方、表示コントローラ10は、表示マイコン20の強調ライン指定手段により強調表示を行わないと指定された場合は第1フィールドのドライバ用信号のみを輝点制御ドライバ(陽極ドライバ31および陰極ドライバ32)に出力することにより、第1のフィールドのみを表示するように表示パネル30を制御する。
ここで、図2は、表示コントローラ10の内部構成を示す論理構成図である。図2において表示コントローラ10は、概略的に、表示装置を統括的に制御する制御手段であり、タイミング制御部11、表示メモリ12、階調信号出力部13、同期信号出力部14、および、階調パルス発生器15を備えて構成されており、これら各部は図2に示すように通信路を介して通信可能に接続されている。
タイミング制御部11は、階調信号出力部13、同期信号出力部14、および、階調パルス発生器15に接続され、表示マイコン20等から受信した強調ライン指定情報に基づいて、表示フレームとライン走査を同期させるフレーム/ライン開始タイミング情報を生成し、階調信号出力部13と、同期信号出力部14と、階調パルス発生器15とに対して、送信するタイミング制御手段である。すなわち、本実施の形態において、タイミング制御部11は、強調表示する走査ラインが指定された場合に、第1のフィールドの開始タイミング情報の送信後、第2のフィールドの開始タイミング情報を出力するタイミング制御手段として機能する。
表示メモリ12は、階調信号出力部13に接続され、表示マイコン20から受信した階調信号を、一時的に記憶し階調信号出力部13に出力する表示メモリである。これにより、受信した階調信号を一時的にプールしておくことができるので、送信先の階調信号出力部13で階調信号に動的に遅延量が変化しても、階調信号出力部13において欠落なしに階調信号を出力することができる。
階調信号出力部13は、表示メモリ12、および、タイミング制御部11に接続され、タイミング制御部11から入力されたフレーム/ライン開始タイミング情報に基づいて、表示メモリ12から入力された階調信号を対応するライン走査に同期した所定のフォーマットに配列し、輝点制御ドライバ(陽極ドライバ31および陰極ドライバ32)に出力する階調信号出力手段である。
同期信号出力部14は、タイミング制御部11に接続され、タイミング制御部11からのフレーム/ライン開始タイミング情報に基づいて、輝点制御ドライバ(陽極ドライバ31および陰極ドライバ32)に対して、必要な水平同期信号および垂直同期信号を生成出力する同期信号出力部である。ここで、同期信号出力部14は、強調する領域を指定する強調ライン番号情報を、輝点制御ドライバ(陽極ドライバ31および陰極ドライバ32)に送信するよう構成してもよい。
階調パルス発生器15は、タイミング制御部11に接続され、タイミング制御部11からのフレーム/ライン開始タイミング情報に基づいて、ライン走査に同期した所定のフォーマットで階調パルス信号を生成する階調パルス発生手段である。例えば、輝点制御ドライバ(陽極ドライバ31および陰極ドライバ32)では階調に基づいたPWM駆動電流を生成しており、そのために時間基準として階調パルス発生器15は階調パルス信号を送信する。
ここで、本実施の形態において、階調信号出力部13、同期信号出力部14、および、階調パルス発生部15は、概念的に、タイミング制御部11から受信した第1のフィールドの開始タイミング情報に基づいて、第1のフィールドの全走査ラインの走査のためのドライバ用信号を出力し、タイミング制御部11から受信した第2のフィールドの開始タイミング情報に基づいて、第2のフィールドの強調表示する走査ラインのみの走査のためのドライバ用信号を出力するドライバ信号出力手段として機能する。
[本表示制御装置の処理]
次に、このように構成された本実施の形態における本表示制御装置および本表示装置の処理の一例について、以下に図3〜図6を参照して詳細に説明する。
図3は、本実施の形態における本表示装置におけるタイミング制御部11による第1フィールドおよび第2フィールドのライン走査処理の一例を示す概念図である。
[第1フィールドの処理]
まず、第1フィールドの処理の詳細について図3を参照して説明する。第1フィールドでは、通常行われる画面の上端から下端までの全ライン走査を行う。
すなわち、図3に示すように、各フィールドにおいて、本表示制御装置は、タイミング制御部11の処理により、垂直同期をリセットする(ステップS−1)。
つぎに、本表示制御装置は、タイミング制御部11の処理により、走査ライン番号に「0」(先頭ライン番号)を設定し、走査ライン番号等のフレーム/ライン開始タイミング情報を階調信号出力部13、同期信号出力部14、および階調パルス発生器15に出力する(ステップS−2)。
つづいて、本表示制御装置は、階調信号出力部13の処理により、表示メモリ12等から入力された階調信号を、タイミング制御部11から入力された走査ライン番号に該当するラインについて、走査に同期した所定のフォーマットに配列し出力する(ステップS−3)。同時に、同期信号出力部14は、タイミング制御部11からのフレーム/ライン開始タイミング情報に基づいて、後段の輝点制御ドライバ(陽極ドライバ31および陰極ドライバ32)に対して必要な水平同期信号および垂直同期信号を生成出力する。また、このとき階調パルス発生器15は、タイミング制御部11からのフレーム/ライン開始タイミング情報に基づいて、ライン走査に同期した所定のフォーマットで階調パルス信号を生成する。
つぎに、本表示制御装置は、タイミング制御部11の処理により、走査ライン番号をインクリメントする(ステップS−4)。
つづいて、本表示制御装置は、タイミング制御部11の処理により、走査ライン番号が最終ライン番号より大きいか否かを設定する(ステップS−5)。
そして、本表示制御装置は、タイミング制御部11の処理により、走査ライン番号が最終ライン番号より大きくないと設定した場合は(ステップS−5、No)、ステップS−3に戻って、順番に各走査ラインの階調信号を、走査に同期した所定のフォーマットに配列し輝点制御ドライバ(陽極ドライバ31および陰極ドライバ32)に出力する(ステップS−3〜5)。
一方、本表示制御装置は、タイミング制御部11の処理により、走査ライン番号が最終ライン番号より大きいと設定した場合は(ステップS−5、Yes)、第1フィールドの駆動制御を終了し、第2フィールドの処理に移る(ステップS−6)。
これにて、第1フィールドの処理が終了する。
[第2フィールドの処理]
次に、第2フィールドの処理の詳細について図3を参照して説明する。第2フィールドでは、画面の上端から下端までの全ライン走査を行う代わりに、強調表示指定に係るラインについてのみの走査を行うよう制御する。
まず、図3に示すように、本表示制御装置は、第2フィールドとして、タイミング制御部11の処理により、垂直同期をリセットする(ステップS−6)。
次に、本表示制御装置は、タイミング制御部11の処理により、走査ライン番号に「0」(先頭ライン番号)を設定する(ステップS−7)。
つづいて、本表示制御装置は、タイミング制御部11の処理により、入力された強調ライン指定に基づいて、当該走査ライン番号がライン強調の対象であるか否かを設定する(ステップS−8)。
そして、本表示制御装置は、タイミング制御部11の処理により、当該走査ライン番号がライン強調の対象であると設定した場合は(ステップS−8、Yes)、走査ライン番号を階調信号出力部13と同期信号出力部14に出力し、階調信号出力部13の処理により、表示メモリ12等から入力された階調信号を、タイミング制御部11から入力された走査ライン番号に該当するラインについて、走査に同期した所定のフォーマットに配列し出力する(ステップS−9)。同時に、本表示制御装置は、同期信号出力部14の処理により、タイミング制御部11から受信した強調ライン指定情報に基づいて、輝点制御ドライバ(陽極ドライバ31および陰極ドライバ32)に対し、第2フィールドの走査を行うラインを指示する強調ライン番号情報を必要な水平・垂直同期信号とともに送信する。また、このとき階調パルス発生器15でも階調パルス信号が、輝点制御ドライバ(陽極ドライバ31および陰極ドライバ32)に送信される。
一方、本表示制御装置は、タイミング制御部11の処理により、当該走査ライン番号がライン強調の対象でないと設定した場合は(ステップS−8、No)ステップS−9の処理を行わず、次のステップS−10に処理を移す。
つぎに、本表示制御装置は、タイミング制御部11の処理により、走査ライン番号をインクリメントする(ステップS−10)。
つづいて、本表示制御装置は、タイミング制御部11の処理により、走査ライン番号が最終ライン番号より大きいか否かを設定する(ステップS−11)。
そして、本表示制御装置は、タイミング制御部11の処理により、走査ライン番号が最終ライン番号より大きくないと設定した場合は(ステップS−11、No)、ステップS−8に戻って、強調指定がある場合に、強調対象となる走査ラインのみの階調信号を、走査に同期した所定のフォーマットに配列し輝点制御ドライバ(陽極ドライバ31および陰極ドライバ32)に出力する(ステップS−8〜11)。
一方、本表示制御装置は、タイミング制御部11の処理により、走査ライン番号が最終ライン番号より大きいと設定した場合は(ステップS−11、Yes)、第2フィールドの駆動制御を終了し、次のフレームの第1フィールドの処理に移る(ステップS−1)。
これにて、第2フィールドの処理が終了する。ここで、第1フィールドと第2フィールドの違いを示す時間とライン走査の関係を、図4を参照して説明する。図4は、時間とライン走査の関係を表す図である。
図4に示すように、任意のnフレームの第1フィールドでは、本表示制御装置は、輝点制御ドライバ(陽極ドライバ31および陰極ドライバ32)を制御することにより走査ラインを先頭ラインから最終ラインまで順に描画していく。
一方、第1フィールドに続く第2フィールドでは、本表示制御装置は、輝点制御ドライバ(陽極ドライバ31および陰極ドライバ32)を制御することにより強調指定されたラインのみを降順に描画する。
そして、本表示制御装置は、強調指定にかかるラインがないと設定した場合には、即つぎのn+1フレームの第1フィールドに移り、再び走査ラインを先頭ラインから最終ラインまで描画していくよう制御することを繰り返す。ここで、このように描画された走査ラインで表された表示画面を、図5および図6を参照して説明する。図5は、本表示制御装置の制御により描画された走査ラインによって表現された表示画面の時系列の一例を示す図である。また、図6は、そのとき利用者が、実際に肉眼で感じる表示画面の画像の一例を示す図である。
図5に示すように、任意のnフレームの第1フィールドでは、画面の全走査が行われる結果、表示画面全体に情報が表現される。
つぎに、nフレームの第2フィールドでは、強調指定にかかる下半分の領域の走査ラインのみが描画され、上半分の走査ラインの描画は行われない。
この全走査を行う第1フィールドの表示と、強調指定ラインのみの走査を行う第2フィールドとを、繰り返すことにより、実際には利用者の目に、図6に示すように、画面下半分の輝度が上がったように見える。これは、強調指定に係る下半分の平均点灯時間が長くなり、下半分の輝度が上昇して見えるからである。
以上のように、本表示制御装置の制御によれば、第1フィールドの表示に続いて強調表示にかかるラインのみを第2フィールドで表示することで強調表示を行っているので、強調表示の対象となる元画像データに対して演算処理を行う必要がない。
また、第2フィールド時間は強調するラインの数に応じて決定されるので、第2フィールドを追加することによって必然的に発生する、第1フィールドのみ表示するラインにおけるフレームレートの低下、全体輝度の低下、視覚上のちらつきを抑制しながら、強調指定にかかる領域の強調表示を行うことができる。
[他の実施の形態]
さて、これまで本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上述した実施の形態以外にも、上記特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施の形態にて実施されてよいものである。
例えば、本実施の形態においては、特に表示パネル30を陽極ドライバまたは陰極ドライバを用いて制御する態様で説明を行ったが、実施の形態として具体的には、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ、液晶ディスプレイなどが挙げられる。また、ドットの表示階調を駆動電流の出力時間で表現している(例えばPWM駆動)装置であるか、フルカラー表示、モノクロ表示のいずれかであるかを問わず同様に適用可能である。
また、本実施の形態においては、第1のフィールドおよび第2のフィールドにおける走査は、走査ライン番号順に順次走査するプログレッシブ方式で説明を行ったが、第1のフィールドにおいてすべての走査ラインが走査され、第2のフィールドにおいて強調表示する走査ラインのみが走査されていれば、これに限られない。例えば、奇数ラインと偶数ラインに分けて走査するインターレース方式で行ってもよい。
また、実施の形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
このほか、上記文献中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、画面例については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、表示制御装置に関して、図示の各構成要素は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、表示制御装置の各装置が備える処理機能、特に表示コントローラ10等にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPU(Central Processing Unit)および当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現することができ、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現することも可能である。尚、プログラムは、後述する記録媒体に記録されており、必要に応じて表示コントローラ10に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDなどの記憶装置などは、OS(Operating System)として協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
また、本発明に係るプログラムを、読み取り可能な記録媒体に格納することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM、EEPROM、CD−ROM、MO、DVD等の任意の「可搬用の物理媒体」、あるいは、LAN、WAN、インターネットに代表されるネットワークを介してプログラムを送信する場合の通信回線や搬送波のように、短期にプログラムを保持する「通信媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語や記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードやバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OS(Operating System)に代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施の形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成、読み取り手順、あるいは、読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じた任意の単位で、機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
本実施の形態が適用される本表示装置の構成の一例を示すブロック図である。 表示コントローラ10の内部構成を示す論理構成図である。 本実施の形態における本表示装置におけるタイミング制御部11による第1フィールドおよび第2フィールドのライン走査処理の一例を示す概念図である。 時間とライン走査の関係を表す図である。 本表示制御装置の制御により描画された走査ラインによって表現された表示画面の時系列の一例を示す図である。 利用者が、実際に肉眼で感じる表示画面の画像の一例を示す図である。
符号の説明
10 表示コントローラ
11 タイミング制御部
12 表示メモリ
13 階調信号出力部
14 同期信号出力部
15 階調パルス発生器
20 表示マイコン
30 表示パネル
31 陽極ドライバ
32 陰極ドライバ

Claims (4)

  1. 複数の走査ラインを有する表示パネルの表示を制御する表示制御装置であって、
    前記走査ラインのうち、強調表示する走査ラインを指定する強調ライン指定手段と、
    前記強調表示する前記走査ラインが指定された場合に、各フレーム画像を第1のフィールドと第2のフィールドとに分けて前記表示パネルに表示させる制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記第1のフィールドにおいてすべての前記走査ラインを走査し、前記第2のフィールドにおいて前記強調表示する前記走査ラインのみを走査するように制御することを特徴とする表示制御装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記強調表示する前記走査ラインが指定された場合に、前記第1のフィールドの開始タイミング情報の送信後、前記第2のフィールドの開始タイミング情報を出力するタイミング制御手段と、
    前記タイミング制御手段から受信した前記第1のフィールドの前記開始タイミング情報に基づいて、前記第1のフィールドの全走査ラインの走査のためのドライバ用信号を出力し、前記タイミング制御手段から受信した前記第2のフィールドの前記開始タイミング情報に基づいて、前記第2のフィールドの前記強調表示する前記走査ラインのみの走査のためのドライバ用信号を出力するドライバ信号出力手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の前記表示制御装置と、
    前記表示制御装置からの制御に基づいて、前記複数の前記走査ラインを走査して輝点を制御する輝点制御ドライバと、
    前記輝点制御ドライバの制御により前記各フィールドを表示する前記表示パネルと、
    を備えたことを特徴とする表示装置。
  4. 複数の走査ラインを有する表示パネルの表示を制御する表示制御装置において実行される表示制御方法であって、
    前記走査ラインのうち、強調表示する走査ラインを指定する強調ライン指定ステップと、
    前記強調表示する前記走査ラインが指定された場合に、各フレーム画像を第1のフィールドと第2のフィールドとに分けて表示されるよう前記表示パネルを制御する制御ステップと、
    を含み、
    前記制御ステップは、前記第1のフィールドにおいてすべての前記走査ラインを走査し、前記第2のフィールドにおいて前記強調表示する前記走査ラインのみを走査するように制御することを特徴とする表示制御方法。
JP2006290344A 2006-10-25 2006-10-25 表示制御装置、表示装置および表示制御方法 Pending JP2008107570A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006290344A JP2008107570A (ja) 2006-10-25 2006-10-25 表示制御装置、表示装置および表示制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006290344A JP2008107570A (ja) 2006-10-25 2006-10-25 表示制御装置、表示装置および表示制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008107570A true JP2008107570A (ja) 2008-05-08

Family

ID=39440967

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006290344A Pending JP2008107570A (ja) 2006-10-25 2006-10-25 表示制御装置、表示装置および表示制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008107570A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000322021A (ja) * 1999-04-15 2000-11-24 Lg Electronics Inc 平面ディスプレイ装置の明るさ制御装置及び方法
JP2001242818A (ja) * 2000-02-28 2001-09-07 Nec Corp 表示装置、携帯用電子機器および表示装置の駆動方法
JP2004295001A (ja) * 2003-03-28 2004-10-21 Canon Inc 表示制御装置及び表示装置及び表示制御方法
JP2005156960A (ja) * 2003-11-26 2005-06-16 Denso Corp 単純マトリクス型表示装置の駆動方法及び駆動装置並びに単純マトリクス型表示装置を利用した表示システム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000322021A (ja) * 1999-04-15 2000-11-24 Lg Electronics Inc 平面ディスプレイ装置の明るさ制御装置及び方法
JP2001242818A (ja) * 2000-02-28 2001-09-07 Nec Corp 表示装置、携帯用電子機器および表示装置の駆動方法
JP2004295001A (ja) * 2003-03-28 2004-10-21 Canon Inc 表示制御装置及び表示装置及び表示制御方法
JP2005156960A (ja) * 2003-11-26 2005-06-16 Denso Corp 単純マトリクス型表示装置の駆動方法及び駆動装置並びに単純マトリクス型表示装置を利用した表示システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101083741B (zh) 图像显示设备和方法、信号处理设备
JP6721986B2 (ja) 映像シフト制御部、及びこれを含む表示装置
JP4884481B2 (ja) 画像表示装置
JP2005173387A (ja) 画像処理方法、表示装置の駆動方法及び表示装置
US20100277641A1 (en) Image display apparatus and image display method
JP2011028278A (ja) 画像表示装置、画像表示モニター、およびテレビジョン受像機
US20040160406A1 (en) Image display apparatus
JP2009098574A (ja) 画像処理装置、画像表示装置および画像処理方法
TWI455572B (zh) 用於立體顯示之圖框率轉換裝置及方法
KR100877915B1 (ko) 표시 장치, 표시 모니터, 및 텔레비전 수상기
JP2010002576A (ja) 情報処理装置および方法、並びにプログラム
JP5365069B2 (ja) 液晶表示装置および液晶表示装置の制御方法
JP2004519708A (ja) サブフィールドで画像を表示する方法及びユニット
US20120044252A1 (en) Image display apparatus and method of controlling the same
US20110057964A1 (en) Image display apparatus and method for controlling the same
JP2006091242A (ja) 透過型表示装置
JP3841104B2 (ja) 動画ボケ改善のための信号処理
JP4587186B2 (ja) インパルス型画像表示装置及びその駆動方法。
JP2008107570A (ja) 表示制御装置、表示装置および表示制御方法
JP2004117441A (ja) 映像表示装置および映像表示方法
KR20170029710A (ko) 타이밍 컨트롤러, 타이밍 컨트롤러를 포함하는 표시 장치 및 타이밍 컨트롤러의 구동 방법
JP2009162955A (ja) 画像表示装置
JP2005234566A (ja) 表示システム及び画像処理装置
JP2625221B2 (ja) 画像表示装置
JP2009294292A (ja) 映像表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090805

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20100908

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111108

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120306