JP2008107005A - 燃焼器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来のペレットストーブではできなかった薪やペレット投入孔から投入できない形状や大きさの植物由来の固形燃料が燃せ、これらの固形燃料が燃焼ポットの外側の溝に落下せず、かつ効率の高い燃焼器具を提供する。
【解決手段】 本発明の燃焼器具は、底部内側に燃焼ポット5が取付けられた燃焼室1を有し、該燃焼室1内で燃料を燃して発生した燃焼ガスを外部に強制排気することにより燃焼室1内の気圧を低下させて燃焼室1内に外気を強制吸入する強制給排気構造を有する燃焼器具であって、該燃焼室1内の底部に取付けられた燃焼ポット5の上端外周が、燃焼室1内に内接しあるいは僅かな間隙を有して配設され、該燃焼ポット1の周壁の一部あるいは全周が傾斜した周壁を有するホッパ型であることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、燃焼器具に関し、特に、薪や石炭あるいは練炭などを含む植物由来の固形燃料を燃せる燃焼器具に関する。
従来、木質系ペレットと薪の何れをも燃せるスト−ブとして特許文献1(特開2005−061713)があった。この木質系ペレットと薪の何れをも燃せるストーブは、ペレットを燃すときと薪を燃すときでは、燃焼室内の燃料皿を入換えるか、反転しなければならなかった。
また、木質系ペレットを燃せるストーブとしては、特許文献2(特開2006−078123)を始めとした様々なストーブがあった。これらのストーブは、燃焼室の底部に小型の燃焼ポットが取付けられており、燃焼室の周壁と燃焼ポットの外周の間に大きな溝が形成されていた(特許文献1も同様であった)。したがって、これらの溝があるため燃焼ポットに投入されたペレットが、投入時の衝撃などで跳ねて、燃焼ポットの外側の溝に落下することになる。そして、薪を投入した場合もペレットを投入した場合と同様、燃焼ポットの外側の溝に落下したり、燃焼中の薪が溝に落下したりしていた。
特開2005−061713号文献 特開2006−078123号文献
前述のように、従来のペレットストーブでは、燃焼ポットの外側の溝に落下したペレットや薪は、燃えない上に、燃えかけの薪がこの溝に落ちると不完全燃焼となる。したがって、従来の燃焼ポットの外側に溝のあるペレットストーブでは、消火後のストーブの燃焼室の清掃が容易でなかった。
本発明はこのような事実から考えられたもので、不完全燃焼を防止でき、清掃が容易な燃焼器具を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために本発明の燃焼器具は、底部内側に燃焼ポットが取付けられた燃焼室を有し、該燃焼室内で燃料を燃して発生した燃焼ガスを外部に強制排気することにより燃焼室内の気圧を低下させて燃焼室内に外気を強制吸入する強制給排気構造を有する燃焼器具であって、該燃焼室内の底部に取付けられた燃焼ポットの上端外周が、燃焼室内壁に内接しあるいは僅かな間隙を有して配設され、前記燃焼ポットの周壁の一部あるいは全周が傾斜した周壁を有するホッパ型であることを特徴とする。
前記燃焼ポットが、揺動自在に取付けられ、該燃焼ポットに衝撃を与えあるいは揺動させる衝撃揺動部材を取付けたり、前記燃焼ポットの周壁に内外を貫通する複数の貫通孔を穿設したり、前記燃焼器具を鋳物で形成したり、前記燃焼室の天板、後板、側板、底板の何れかあるいは任意の組合せを熱交換板とし、該熱交換板の外側に任意の位置に開口を有して連通する空気室と、該空気室に外気を取入れるため空気室の任意の位置に形成した空気挿入孔に取付けられた空気送風器と、を設けたりできる。また、前記燃焼器具に使用する燃料が、植物由来の固形燃料とする。
本発明で言う、ホッパ型燃焼ポットは、一般的なホッパ型あるいは漏斗型のみならず、上部の周壁の一部に上方より下部に向って順次狭くなる傾斜面を有するものや有底の筒状に形成され、この底部の一部に開口を有する形状であっても良い。また、植物由来の固形燃料とは、薪、炭、石炭、練炭、樹木の葉や根、草等、あるいは、それらの加工物などであっても良く(草や葉を乾燥したものも固形燃料に含む)、ホッパ型燃焼ポット内に収納して燃やせる形状に加工したものであればよく、ペレットやチップ状に限定されない。しかし、石油などの液体燃料やLPガスなどの気体燃料は除外する。
本発明の燃焼器具は、燃焼室内の底部に取付けられた燃焼ポットの上端外周が、燃焼室内に内接しあるいは僅かな間隙を有して配設されているから、燃焼室内面と燃焼ポットの周壁の間に間隙がなく、ペレット投入孔から投入された小型固形燃料が、燃焼ポット外の燃焼室の底に落下できない。また、燃焼ポットの周壁の一部あるいは全周が傾斜した周壁を有するホッパ型であるから、燃焼ポット下部の開口近くの固形燃料が燃えると、燃焼ポットの上部の固形燃料は常時下部の開口に向って移動し確実に燃焼し、不完全燃焼を防止できる。その結果、固形燃料の燃焼滓は、確実に燃焼ポット下部の開口から下の灰受けに落下し、周辺を汚染することがなく、燃焼器具消火後の清掃が楽で、燃焼効率の高い燃焼器具が得られた。その上、従来の燃焼ポットのままでは、まきや石炭など大型の固形燃料を燃すことができなかったが、燃焼室内面と燃焼ポットの周壁の間に間隙がない本発明の燃焼器は、目皿を反転したり部品を交換せずに大型固形燃料を燃せる。
揺動自在に取付けられた燃焼ポットと、該燃焼ポットに衝撃を与えあるいは揺動させる衝撃揺動部材を有した構成にすることで、衝撃揺動部材を操作して燃焼ポットに衝撃あるいは揺動を与えると、燃焼ポットないし壁面に引っかかっている燃焼灰が、燃焼ポット下部の開口から下の灰受けに確実に落下し、周辺を汚染することがなく、燃焼器具消火後の清掃を楽にすることができた。
燃焼ポットの周壁に内外を貫通する複数の貫通孔を有する構成にすれば、この複数の貫通孔から外気が燃焼ポット内に吸入され、固形燃料が効率よく燃焼する。その結果、高い燃焼温度が得られ、燃焼効率が高くなる。そのため、従来の燃焼ポットを有する燃焼器と、本発明の燃焼ポットを有する同型の燃焼器で比較すると、煤の発生量を格段に少なくすることができる。
上記構成の燃焼器具を鋳物で形成すると、遠赤外線効果に加え、輻射熱効果が発揮できる。
本発明の燃焼器具は、燃焼室の天板、後板、側板、底板の何れかあるいは任意の組合せが、熱交換板であり、該熱交換板の外側に形成され、任意の位置に開口を有して連通する空気室と、空気室に外気を取入れるため空気室の任意の位置に形成した空気挿入孔に取付けられた空気送風器とを有している。この燃焼器の空気送風器を作動させると、燃焼室内の高温になった燃焼ガスを燃焼室外周の熱交換板特に天板を介して空気室内の空気が暖められ開口から放出される。
本発明の燃焼器具に使用する燃料は、植物由来の固形燃料であり、これには、木質系ペレットは言うの及ばず、従来は燃せなかった薪、炭、練炭はもちろん、草や木の葉も含まれる。また、古代には植物であった石炭も、これらの加工品も含まれる。固形燃料の大きさは、燃焼室に投入できる大きさであれば、大きさ、形に限定がない。
本発明の燃焼器具は、図1に示すように、一側面すなわち前方(あるいは側方)に開口1aを有し、この開口1aに封止体としての開閉自在な扉1bをとりつけた略閉鎖された燃焼室1を有している。この燃焼室1は、略閉鎖されたものであるが、完全な密閉とは言えず、下記のように外部と連通している。先ず始めに、上記開口1aないしこの開口1aと扉1bの間に形成される隙間がある。次に、燃焼室1内に設けられた隔壁2により仕切られた空間3に開口された燃焼ガス排気孔4がある。すなわち、燃焼室1の一部は、隔壁2により仕切られた空間3となっており、この空間3は、排気孔4と連通していて、燃焼ポット5で植物由来の固形燃料を燃焼させたときに発生する燃焼ガスを燃焼室1から屋外に排気する。この排気孔4には、燃焼ガスを強制排気する排気器具としての排風ファン4aが取付けられている。
また、燃焼室1は、燃焼ポット5の底部に形成された開口5aと、この下方の燃焼室1の第2の開口1cと、ここに連通される灰受室6の一端に形成された第3の開口6aとにより外部と連通している。また、燃焼室1に外気を吸入する吸入孔7がある。さらに、固形燃料8を投入するペレット投入孔11でも外部と連通している。図中の二重線で示した矢印は、燃焼ガスや空気の流通経路を示す。固形燃料8としては、植物由来の固形燃料である木質系ペレットなどの小さなものを使用している。
この燃焼室1内の底部には、燃焼室1の内壁面に上端の外周が内接する円錐形あるいは角錐形の周壁を有する燃焼ポット5が取付けられている。この錐形の底部には開口5aが有り、開口5aには目皿5bを取付けている。この錐形の燃焼ポット5は、図2に示すように、周壁が上方より下方に向って順次狭くなる傾斜壁が一部に設けられた燃焼ポット12であっても良い。燃焼ポット5,12の底部の開口5aは、燃焼室1の周壁を貫通させて設けられた吸入孔7を介して外部と連通し、燃焼ポット5内に外気を吸入できる構造である。
また、燃焼ポット5の下部の開口5a近傍には、固形燃料8に着火させる熱源としてのヒーター9が取付けてある。このヒーター9は、燃焼室1の隔壁2や外壁を貫通するヒーター挿入孔10に挿脱自在に挿入され、先端が開口5aの周壁を貫通して燃焼ポット5内に達している。このヒーター9には、リード線10aが取付けられ、リード線10aは、外部の電源に接続され、図示しないオン・オフ切換えスイッチが取付けられている。図では、このヒーター9は、燃焼ポット5の下部開口内に先端のみが露出しているが、ヒーター9の主要部を露出させ、燃焼ポット5に投入された木質系ペレットである固形燃料8に直節接触させてもよく、電源として乾電池を内蔵させるなど木質系ペレットである固形燃料8に着火できれば他の方法であっても良い。
燃焼室1の燃焼ポット5上方には、小さな固形燃料8を外部から投入するペレット投入孔11が開口しており、小型の固形燃料8を燃焼室1外から供給すると、燃焼ポット5内に投入される。なお、この燃焼器具に植物由来の固形燃料の一種である薪、石炭、練炭などペレット投入孔11から投入できない大きさや形状の固形燃料は、前記燃焼室1の開口1aに取付けた扉1bを開いて燃焼ポット5上に供給することになる。
燃焼室1の燃焼ポット5の下は、隔壁床により区画された灰受室6が形成され、燃焼ポット5の下部の第2の開口1cを通じて燃焼ポット5と灰受室6は、連通している。この灰受室6の一端は開口6aしており、この灰受室6の開口6aから灰受皿1dが挿脱自在に挿入されている。
上記構成の燃焼器具は、金属製であるが、燃焼ポット5のみを鋳物としたり、燃焼器具全体を鋳物とすることもできる。なお、図は省略してある(以下の図も同様)が、この燃焼器の下部には、燃焼器が床に直接接触しないように所定の高さの脚が取付けてある。
上記構成の燃焼器具は、
1)ペレット投入孔11から小型固形燃料である木質系ペレット8を燃焼ポット5に投入する。あるいは、
2)ペレット投入孔11から小型固形燃料である木質系ペレット8を燃焼ポット5に投入した上にペレット投入孔11から投入できない大きさの大型固形燃料である薪や石炭(図示せず)を燃焼ポット5内の木質系ペレット8上に投入する。
その後、排風ファン4aに取付けられたスイッチをオンにすると共にヒーター9にもスイッチを入れる。すると、ヒーター9の性能にもよるが、2〜3分で木質系ペレット8に着火する。2)の場合は、着火した木質系ペレット8の火が、大型固形燃料である薪や石炭に点火する。消火する時は、燃焼ポット5内の大小の固形燃料8の自然消火を待つか、燃焼中の固形燃料8を燃焼ポット5から取り出して消火する。大小の固形燃料8が燃焼ポット5内で燃焼して発生した燃焼ガスは、排風ファン4aの作動により隔壁2で区分された空間3を通って排気孔4から外部に排気される。こうして排気孔4から燃焼ガスが排気されると、燃焼室1内の気圧が下がり吸入孔7から燃焼ポット5の下部の開口5aを通って燃焼室1に外気が吸入され、燃焼ポット5内に固形燃料8がある限り燃焼し続けることができる。
上記構成の燃焼器具は、該燃焼室1内の底部に取付けられた燃焼ポット5の上端外周が、燃焼室1内に内接しあるいは僅かな間隙を有して配設されており、燃焼室1内壁と燃焼ポット5の上端外周の間にほとんど間隙がない。したがって、ペレット投入孔11から勢い良く投入された小型固形燃料8でも、必ず燃焼ポット5内に落下する。さらに、燃焼ポット5の周壁の一部あるいは全周が傾斜した周壁を有するホッパ型であるから、大量の小型固形燃料8を燃焼ポット5内に投入しても外気が供給される燃焼ポット5の下の開口5a近傍の小型固形燃料8が、先に燃焼する。したがって、開口5a近傍の小型固形燃料8が燃焼すると、常に燃焼ポット5の底部の開口5aに向って重力が働いているので残った小型固形燃料8は、開口5aに向って移動する。その結果、燃焼して発生した燃焼滓である灰は、自動的に開口5aから下の灰受皿1dに落下することになる。もちろん、燃えかけの薪など大型固形燃料が、燃焼ポット5外に落下することがないから、安心して燃すことができる。
以上のような構成の燃焼器具であるから、第一に、燃料が、木質系ペレットすなわちペレット投入孔11から投入できる大きさの木質系ペレットなど小型固形燃料8に限定されることがなく、燃焼室1の開口1aに取付けられた扉1bを開けて投入できる固形燃料であれば、如何なる大きさと形状の固形燃料であっても燃せるようになった。例えば、ペレット投入孔11から投入できない大きさや形状の薪、炭、石炭、木の葉、木の根、草などが燃せるが、しかし、液体(石油)、気体(ガス)は燃せない。第二に、燃焼室1と燃焼ポット5の間に間隙がないか、狭い間隙があっても大小の固形燃料や燃焼灰がその間隙から燃焼ポット5外にほとんど落下することがなく、燃焼室1の内外の汚染が少なく、燃焼後の燃焼ポット5近辺の清掃がいたって簡単である。また、従来の燃焼室1の内面と燃焼ポット5の間が隔たった同型の従来の燃焼器具と比較し、発生する煤の量が格段に少なかった。と言うことは、本発明の燃焼器具の方が高温で燃焼しており、完全燃焼に近い燃焼効率の高さを示すものである。
燃焼ポット5を鋳物で形成した場合は、単なる金属製の燃焼ポット5の場合より大きな遠赤外線効果が得られる。また、燃焼ポット5のみならず燃焼器具全体を鋳物で形成すると、上記遠赤外線効果に加え、輻射熱効果が得られる。これらの理由としては、以下の点が考えられる。本発明の燃焼器具は、燃焼効率が高いので、燃焼器具から得られる熱エネルギーは、従来型燃焼ポット5を有する燃焼器具より大きいものと思われる。したがって、固形燃料の燃焼により発生した熱が、鋳物で形成した燃焼器全体に伝わり、輻射熱として燃焼器具の表面からより多くの熱エネルギーが放射されているためと思われる。
図3は、第2の実施例であり、上記実施例との違いを中心にして説明する。この燃焼器具は、燃焼室1の外周すなわち燃焼室1の天板、後板、側板、底板の何れか一つあるいは任意の組合せを熱交換板とし、この熱交換板の外側に厚みの薄い空気室15を形成している。熱交換板としては、鋼鉄、鋳物、銅などの金属板を使用することができる。また、空気室15は燃焼室1とは連通していない。この複数の熱交換板の外側に形成した空気室15は、全体が連通して一体となっており、連通した空気室15の所望の位置が開口15a(図では前方が、開口しているが、必要に応じ任意の位置に1つ以上の開口を設けることができる)している。この空気室15に外気を取入れるため空気室15の任意の位置に空気挿入孔16を形成し、この空気挿入孔16に空気送風器としての送風ファン17を取付けている。
燃焼ポット18を燃焼室1の底部に着脱自在に取付けるため燃焼室1内壁の所定の位置に係止部材としての突起(あるいは突条)19を形成する。この係止部材としての突起19の代わりに外周が隔壁で覆われ、燃焼ポット18を燃焼室1の下部に容易に着脱できる形状の取付け部材など他の手段であっても良い。
以上の構成を有する燃焼器は、排気器具としての排風ファン4aの作動により燃焼室1の気圧が下がると、吸入孔7から燃焼室1に外気が吸入される。固形燃料8の燃焼により高温になった燃焼室1内の温度は、熱交換板を介して外側の空気室15内の空気を温める。空気室15は、空気挿入孔16を介して外気と連通しており、空気挿入孔16に取付けた送風ファン17の作動により、次々と空気室15内に外気が送り込まれると共に空気室15内の温められた空気は開口15aから送風され、屋内を暖房できる。
図4に示すように、燃焼室1の底部に着脱自在に取付けた燃焼ポット18に衝撃や揺動を与えたる衝撃揺動部材20を取付ける。衝撃揺動部材20は、外部から操作できるようにシャフト20aを燃焼室1の周壁を貫通させ、シャフト20aの先端に平板な衝撃揺動板20b偏心させた状態で取り付け、シャフト20aの他端にクランク状ハンドル20cが取付けられている。衝撃揺動部材20の形状と取付け位置は、シャフト20aを進退動させることにより燃焼ポット18に衝撃を与えるなど図示したものに拘ることなく燃焼ポット18に衝撃や揺動を与えたることができれば如何なる形状や位置であっても良い。なお、燃焼ポット18を揺動させやすくするため、前記突起(あるいは突条)19の一部をわずかに高い位置に設けると燃焼ポット18は、揺れやすくなる。
上記構成の衝撃揺動部材20を有する燃焼器具は、燃焼ポット18の上部位置に固形燃料8や燃焼灰が引っかかっているとき、衝撃揺動部材20を操作して燃焼ポット18に衝撃や揺動を与えたると、これらの固形燃料8や灰が燃焼ポット18の下部の開口5aに向って移動する。結果として、燃焼器具は、スムースに燃焼を続け、燃焼灰もスムースに開口5aから灰受皿1dに落下するから、消火後の清掃がラクである。図4中の矢印は、小型固形燃料8の移動方向を示す。
図5は本発明の燃焼器具の第3実施例を示す縦断面概念図である。図6は、図5の要部拡大断面概念図である。図5、図6に示すように、燃焼ポット21の周壁に、内外を貫通する多数の孔22を穿設している。図6に示すように、吸入孔7から燃焼ポット21の底部に吸入された外気は、燃焼ポット21の下部の開口5aと燃焼ポット21の周壁の孔22から燃焼ポット21内に流れ込む。従って、前述の実施例や、従来型燃焼ポットによるときよりも、酸素の供給が多くなるから小型固形燃料8が高温で燃焼し、燃焼効率が高くなる。また、燃焼ポット21の周壁の孔22から外気が吸入されるので、炎の形が整いかつ先端が高く上がる。その結果、燃焼室1上方の空間3内の空気を効率よく暖められるから熱効率の高い燃焼器具が得られた。
また、燃焼ポット21の周壁の内面の燃焼滓すなわち灰が、燃焼ポット21の周壁の孔22から流入する外気により煽られて燃焼室1内に舞い上がり、最終的に燃焼ポット21の下部の孔5aから下の灰受皿1dに落下し、燃焼ポット21内壁面に留まることができない。以上の結果、消火後の燃焼室1や燃焼ポット21の掃除が容易になった。なお、図中、破線で表した矢印は、燃焼中の小型固形燃料8の飛び散った破片や燃焼灰の流れを示す。
本発明の燃焼器具は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、実施例で示した各構成を任意に組合わせることができ、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることもできる。
本発明の燃焼器は、暖房器具として使用できる。
本発明の燃焼器具を示す縦断面概念図である。 本発明の燃焼器具の別の実施例を示す縦断面概念図である。 本発明の燃焼器具の第2実施例を示す縦断面概念図である。 図3の要部拡大縦断面概念図である。 本発明の燃焼器具の第3実施例を示す縦断面概念図である。 図5の要部拡大縦断面概念図である。
符号の説明
1 燃焼室
1a 開口
1b 封止体としての扉
1c 燃焼室の第2の開口
1d 灰受皿
2 隔壁
3 空間
4 燃焼ガス排気孔
4a 排気器具としての排風ファン
5 燃焼ポット
5a 燃焼ポットの底部の開口
5b 目皿
6 灰受室
6a 灰受室の第3の開口
7 吸入孔
8 植物由来の小さな固形燃料
9 熱源としてのヒーター
10 ヒーター挿入孔
10a リード線
11 ペレット投入孔
12 一部に傾斜壁を有する燃焼ポット
15 熱交換板の外側の空気室
15a 空気室の開口
16 空気挿入孔
17 空気送風器としての送風ファン
18 燃焼ポット
19 係止部材としての突起(あるいは突条)
20 衝撃揺動部材
20a シャフト
20b 平板な衝撃揺動材
20c クランク状ハンドル
21 燃焼ポット
22 燃焼ポットの周壁の内外を貫通する多数の孔

Claims (6)

  1. 底部内側に燃焼ポットが取付けられた燃焼室を有し、該燃焼室内で燃料を燃して発生した燃焼ガスを外部に強制排気することにより燃焼室内の気圧を低下させて燃焼室内に外気を強制吸入する強制給排気構造を有する燃焼器具であって、
    該燃焼室内の底部に取付けられた燃焼ポットの上端外周が、燃焼室内壁に内接しあるいは僅かな間隙を有して配設され、前記燃焼ポットの周壁の一部あるいは全周が傾斜した周壁を有するホッパ型であることを特徴とする燃焼器具。
  2. 前記燃焼ポットが、揺動自在に取付けられ、該燃焼ポットに衝撃を与えあるいは揺動させる衝撃揺動部材を有することを特徴とする請求項1記載の燃焼器具。
  3. 前記燃焼ポットの周壁に内外を貫通する複数の貫通孔を有することを特徴とする請求項1または2に記載の燃焼器具。
  4. 前記燃焼器具が、鋳物で形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の燃焼器具。
  5. 前記燃焼室の天板、後板、側板、底板の何れかあるいは任意の組合せが、熱交換板であり、該熱交換板の外側に形成され、任意の位置に開口を有して連通する空気室と、
    該空気室に外気を取入れるため空気室の任意の位置に形成した空気挿入孔に取付けられた空気送風器と、
    を有することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の燃焼器具。
  6. 前記燃焼器具に使用する燃料が、植物由来の固形燃料であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の燃焼器具。
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