JP2008105681A - Nghタンクローリー - Google Patents

Nghタンクローリー Download PDF

Info

Publication number
JP2008105681A
JP2008105681A JP2006287387A JP2006287387A JP2008105681A JP 2008105681 A JP2008105681 A JP 2008105681A JP 2006287387 A JP2006287387 A JP 2006287387A JP 2006287387 A JP2006287387 A JP 2006287387A JP 2008105681 A JP2008105681 A JP 2008105681A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ngh
tank
pellets
ngh tank
ship
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006287387A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Fukuhara
政明 福原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2006287387A priority Critical patent/JP2008105681A/ja
Publication of JP2008105681A publication Critical patent/JP2008105681A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Abstract

【課題】NGHペレットをNGHタンク内の隅々まで充填することを可能にすると共に、NGHペレットを取り残すことなく全て取り出すことが可能なNGHタンクローリーを提供する。
【解決手段】NGHタンクローリー10は、運転室11aを有する車両本体11と、車両本体11の後部に設けられた大型のNGHタンク12と、NGHタンク12の前方を昇降させる昇降機構13と、NGHタンク12に振動を与えるバイブレータ14とを備えて構成されている。NGHタンク12は断熱構造の壁体で構成された略円筒状のタンクであり、NGHタンク12の前方上端部にはNGH注入口12aが設けられており、NGHタンク12の後方上端部にはNGH排出口12bが設けられている。NGHタンクの昇降機構13は、NGH注入口12aが設けられているNGHタンク12の前方に設けられ、NGHタンク12の前方を持ち上げるように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、天然ガスハイドレート(NGH:Natural Gas Hydrate)を輸送するNGHタンクローリーに関し、特に、NGHタンク及びその周辺機構に関するものである。
従来、大型船舶の主機関には船内設置のディーゼル機関が採用されており、その燃料には重油が使用されている。また、小型船舶の場合にはガソリン機関が採用されているものもある。しかし、いずれの船舶も、航行中はCO、NOx、SOxといった大気汚染物質が排出されるため、それを抑制するための制御や設備投資(低速運行、高効率機関や低排ガスエンジンの採用等)が必要となる。そこで、地球環境への配慮から天然ガスエネルギーが注目されている。
天然ガスエネルギーとしては、液化天然ガス(LNG)がよく知られているが、LNGは−162℃の極低温下で製造・貯蔵されるため、取り扱いが非常に難しいという問題を有している。また、タンクの温度上昇によりLNGが少しずつ蒸発してボイルオフガスが多量に発生するという問題がある。特に、船舶が2〜3日動かないような場合には、タンク内部の圧力が非常に高くなるため、ボイラーで燃焼するなどしてボイルオフガスを取り除く必要があり、燃料を必要外に消費することによりコストが増加するという問題がある。
そのため、最近は、新たな天然ガスエネルギーとしてNGHが注目されている(非特許文献1参照)。NGHは、メタン、エタン、プロパンなどを主成分とする天然ガスの分子(ゲスト)が水分子のクラスタ中に取り込まれた包接水和物であり、−20℃の大気圧環境下で約170倍のガスを包蔵することができるため、製造、輸送、貯蔵、ガス化というシステム全体面でLNGよりも有利な点が多い。また、NGHはガソリンなどに比べて二酸化炭素や大気汚染物質の排出量が少ないことから、クリーンエネルギーとしても注目されている。
NGHを船舶に積み込む方法として、ペレット状のNGH(NGHペレット)をタンクローリーで港まで輸送し、バケットコンベア等を用いてタンクローリーのタンク内のNGHペレットを船内の燃料タンクに送り込む方法がある。タンクローリーとしては、運転室を有する車両本体の後部に略円筒状のタンクが固定されたものが一般的である(特許文献1参照)。
特開2006−8228号公報 三井造船株式会社、"天然ガスハイドレート(NGH)−三井造船"、[online]、[平成18年10月23日検索]、インターネット<URL:http://www.mes.co.jp/mes_technology/ngh.html>
しかしながら、NGHは−20℃の低温環境下においてペレット状の固体の状態で取り扱われるため、車両本体に円筒状のタンクが固定された構成を有する従来のタンクローリーをNGHの輸送にそのまま適用した場合、NGHペレットをNGHタンク内の隅々まで充填することが難しいという問題がある。また、NGHペレットを取り出す際も、NGHペレットの一部がNGHタンク内に残ってしまい、NGHタンク内のNGHペレットを完全に取り出すことができないという問題もある。
また、外気温の上昇や運搬状況の悪化によりNGHの一部が溶解した後、NGH全体の保有する冷熱により再び固化することにより、供給配管や供給容器に固着して、NGHの供給に支障が生じる可能性がある。さらに、船内タンク内においても、NGH同士の融着により大きな固まりとなり、NGHの取り出しが困難になるほか、貯蔵スペースに無駄が生じるおそれがある。
したがって、本発明の目的は、NGHペレットをNGHタンク内の隅々まで充填することを可能にすると共に、NGHペレットを取り残すことなく全て取り出すことが可能なNGHタンクローリーを提供することにある。
本発明の上記目的は、運転室を備えた車両本体と、前記車両本体の後部に設けられたNGHタンクとを備え、前記NGHタンクは、長手方向の一端側に設けられたNGH注入口と、前記長手方向の他端側に設けられたNGH排出口を有し、前記長手方向の一端側を昇降可能に構成されていることを特徴とするNGHタンクローリーによって達成される。
本発明のNGHタンクローリーは、前記NGHタンクの前記長手方向の一端側を昇降する昇降機構をさらに備えることが好ましく、前記NGHタンクの前記長手方向の一端側は、前記車両本体の前方であることが好ましい。これによれば、昇降機構を別途用意することなく、NGHタンクの一端側、特に前方を上昇させた状態で前記NGH注入口からNGHペレットを積み込むことができ、NGH排出口からNGHペレットを取り出すことができる。
本発明のNGHタンクローリーは、前記NGHタンクを振動させるバイブレータをさらに備えることが好ましい。これによれば、NGHペレットの詰まりを防止することができる。したがって、タンク内の隅々までNGHペレットを充填することができ、またNGHペレットを円滑に取り出すことが可能となる。
このように、本発明によれば、NGHペレットをNGHタンク内の隅々まで充填することを可能にすると共に、NGHペレットを取り残すことなく全て取り出すことが可能なNGHタンクローリーを提供することができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい実施形態に係るNGHタンクローリーの外観構成を示す模式図である。
図1に示すように、このNGHタンクローリー10は、運転室11aを有する車両本体11と、車両本体11の後部に設けられた大型のNGHタンク12と、NGHタンク12の前方を昇降させる昇降機構13と、NGHタンク12に振動を与えるバイブレータ14とを備えて構成されている。NGHタンク12は断熱構造の壁体で構成された略円筒状のタンクであり、NGHタンク12の前方上端部、つまり車両本体11の前方にはNGH注入口12aが設けられており、NGHタンク12の後方上端部にはNGH排出口12bが設けられている。NGHタンクの昇降機構13は、NGH注入口12aが設けられているNGHタンク12の前方に設けられ、NGHタンク12の前方を持ち上げるように構成されている。特に限定されるものではないが、昇降機構13としては油圧シリンダを用いることができる。NGHタンク12の昇降動作は運転室11aからの指示のもとで行われる。バイブレータ14は、NGHタンク12に所望の周波数の振動を与えるものであり、昇降機構13と同様、運転室11aからの指示により動作する。
図2は、NGHタンクローリー10によるNGHペレットの充填動作を説明するための図である。
NGHタンクローリー10にNGHペレットを充填する場合には、バイブレータ14によってNGHタンク12に振動を与えながら、昇降機構13によりNGHタンク12の前方を上昇させた状態でNGH注入口12aからNGHペレットを送り込む。NGHペレットは、NGHタンク12の後端部、つまりタンクの一番奥から順に詰め込まれていき、最終的にはNGHタンク12の先端部の隅々まで詰め込まれる。こうして充填されたNGHペレットは港まで輸送され、船舶の燃料として船内の燃料タンク内に積み込まれる。
図3は、船舶100へのNGHペレットの積み込み方法を説明するための模式図である。
図3に示すように、NGHペレットを船舶100に積み込む際は、NGHタンクローリー10のNGHタンク12のNGH排出口12bにバケットコンベア101を繋ぎ込む。また、船舶100内の燃料タンク102の注入口にNGH供給用の配管103の一端103aを接続する。そして、バケットコンベア101の先端部101aと船側のNGH供給配管103の他端103bとを接続する。
次に、バイブレータ14によってNGHタンク12に振動を与えながら、昇降機構13によりNGHタンク12の前方を上昇させた状態でNGH排出口12bからNGHタンク12内のNGHペレットをバケットコンベア101で取り出す。船内の燃料タンク101の上方まで運搬されたNGHペレットは自重により落下し、配管103を通って船内の燃料タンク103に供給される。このとき、燃料タンク103内で配管103を回転させるか、或いは前後左右に移動させることにより、NGHペレットの偏りを防止することが好ましい。
以上説明したように、本実施形態のNGHタンクローリー10は、NGHタンク12の前方に設けられたNGH注入口12a側が高く、後方に設けられたNGH排出口12b側が低くなるようにNGHタンク12を傾けるNGHタンクの昇降機構13を備え、NGHの充填時及び排出時にNGHタンク12を傾けることとしたので、NGHペレットをNGHタンク12内の隅々まで充填することができ、またNGHタンク12内のNGHペレットを完全に取り出すことが可能となる。また、本実施形態のNGHタンクローリー10はバイブレータ14を備え、NGHの充填時及び排出時にNGHタンクに振動を与えるので、NGHペレットの詰まりを防止することができ、確実な充填及び排出を実現することができる。
本発明は、以上の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更を加えることが可能であり、これらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
例えば、上記実施形態においては、昇降機構13がNGHタンクの前方を昇降するように構成されているが、本発明はこのような構成に限定されるものではなく、NGHタンクの後方を昇降するように構成されていてもよい。ただし、この場合、NGHタンクの後方にNGH注入口が設けられ、NGHタンクの前方にNGH排出口が設けられる必要がある。
また、上記実施形態においては、NGHタンクの下方から押し上げる構成としているが、ウィンチ機構を用いてNGHタンクの上方を引き上げるようにしてもよい。さらにまた、NGHタンクを傾斜させるアクチュエータがNGHタンクローリー10に装備されている必要はなく、例えばクレーンによってNGHタンクの前方を引き上げるなど、外部のアクチュエータを用いることも可能である。
また、上記実施形態においては、NGHタンクローリーの用途として、船舶への燃料供給を例に挙げたが、本発明のNGHタンクローリーはこのような用途に限定されず、NGHペレットの輸送全般に幅広く利用することができるものである。
図1は、本発明の好ましい実施形態に係るNGHタンクローリーの外観構成を示す模式図である。 図2は、NGHタンクローリー10によるNGHペレットの充填動作を説明するための図である。 図3は、船舶100へのNGHペレットの積み込み方法を説明するための模式図である。
符号の説明
10 NGHタンクローリー
11 車両本体
11a 運転室
12 NGHタンク
12a NGH注入口
12b NGH排出口
13 NGHタンクの昇降機構
14 バイブレータ
100 船舶
101 バケットコンベア
101a バケットコンベアの先端部
102 船舶の燃料タンク
103 NGH供給用配管
103a NGH供給用配管の一端
103b NGH供給用配管の他端

Claims (4)

  1. 運転室を備えた車両本体と、
    前記車両本体の後部に設けられたNGHタンクとを備え、
    前記NGHタンクは、長手方向の一端側に設けられたNGH注入口と、前記長手方向の他端側に設けられたNGH排出口を有し、前記長手方向の一端側を昇降可能に構成されていることを特徴とするNGHタンクローリー。
  2. 前記NGHタンクの前記長手方向の一端側を昇降する昇降機構をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のNGHタンクローリー。
  3. 前記NGHタンクの前記長手方向の一端側は、前記車両本体の前方であることを特徴とする請求項2に記載のNGHタンクローリー。
  4. 前記NGHタンクを振動させるバイブレータをさらに備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のNGHタンクローリー。
JP2006287387A 2006-10-23 2006-10-23 Nghタンクローリー Pending JP2008105681A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006287387A JP2008105681A (ja) 2006-10-23 2006-10-23 Nghタンクローリー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006287387A JP2008105681A (ja) 2006-10-23 2006-10-23 Nghタンクローリー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008105681A true JP2008105681A (ja) 2008-05-08

Family

ID=39439373

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006287387A Pending JP2008105681A (ja) 2006-10-23 2006-10-23 Nghタンクローリー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008105681A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100917920B1 (ko) 2009-05-23 2009-09-16 주식회사 엔케이 압축천연가스 충전용 튜브트레일러 리프팅장치
JP2010223400A (ja) * 2009-03-25 2010-10-07 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 荷役ラインの緊急離脱装置
CN104417418A (zh) * 2013-08-23 2015-03-18 刘建华 玻璃钢燃气电动槽车
CN108638948A (zh) * 2018-05-18 2018-10-12 常州大学 天然气水合物储罐运输车
CN109987308A (zh) * 2017-12-30 2019-07-09 苏州唐锟辰新能源科技有限公司 一种可燃冰储存装置的安全指示附件

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010223400A (ja) * 2009-03-25 2010-10-07 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 荷役ラインの緊急離脱装置
KR100917920B1 (ko) 2009-05-23 2009-09-16 주식회사 엔케이 압축천연가스 충전용 튜브트레일러 리프팅장치
WO2010137771A1 (ko) * 2009-05-23 2010-12-02 주식회사 엔케이 압축천연가스 충전용 튜브트레일러 리프팅장치
CN104417418A (zh) * 2013-08-23 2015-03-18 刘建华 玻璃钢燃气电动槽车
CN109987308A (zh) * 2017-12-30 2019-07-09 苏州唐锟辰新能源科技有限公司 一种可燃冰储存装置的安全指示附件
CN108638948A (zh) * 2018-05-18 2018-10-12 常州大学 天然气水合物储罐运输车

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101148078B1 (ko) 선박 및 이를 구비한 선박 연료공급시스템
JP4753834B2 (ja) 船舶並びに船舶へのngh供給方法
JP4753835B2 (ja) 船舶及び船舶への燃料供給方法
JP2008105681A (ja) Nghタンクローリー
JP6074066B2 (ja) 船舶の燃料ガス供給装置
JP6603969B2 (ja) 船舶
KR20120113398A (ko) 듀얼 연료시스템이 마련된 액화석유가스 운반선
JP2017523084A (ja) Lngバンカー船
KR102375717B1 (ko) 가스연료 추진 선박
JP2018188073A (ja) 液化ガス燃料船
KR100980674B1 (ko) 컨덴세이트 연료화 시스템을 가지는 lng fpso
JP2007085403A (ja) バルクコンテナを用いた液化天然ガスの輸送方法
KR101635061B1 (ko) 액화천연가스 하역 시스템
KR200476889Y1 (ko) 카고 탱크의 가스 배출 장치
KR20180036240A (ko) 가스연료 추진 컨테이너 운반선
JP6654587B2 (ja) 車両運搬船
KR101763708B1 (ko) 액화가스 저장 선박
KR20100068827A (ko) 이산화탄소 저장탱크를 갖춘 선박 및 상기 선박의 운용방법
JP2008105680A (ja) Nghタンク及びこれを用いた船舶
JP6646907B2 (ja) 船舶用の液化ガス燃料供給機構
KR101584568B1 (ko) 부유식 lng 생산설비 및 이를 이용한 lng 로딩 방법
EP1791772A1 (en) A volume-displacing device in containers, especially tanks in lpg ships, and a method of using same
KR102297872B1 (ko) 선박의 연료가스 공급시스템
JP4426367B2 (ja) ガスハイドレート海上輸送方法及びガスハイドレート海上輸送船
KR100821743B1 (ko) 연료유 공급선 기능을 겸하는 해저 채굴자원 수송선