JP2008104992A - 炭酸ガス吸収材、それを用いた炭酸ガス分離方法、および炭酸ガス分離装置 - Google Patents

炭酸ガス吸収材、それを用いた炭酸ガス分離方法、および炭酸ガス分離装置 Download PDF

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Abstract

【課題】高温で炭酸ガスを吸収することが可能で、炭酸ガスの吸収・放出のサイクルを多数回繰り返した場合にも、炭酸ガス吸収による最大重量変化量の減衰率が小さい炭酸ガス吸収材、該炭酸ガス吸収材を用いた炭酸ガス分離方法および炭酸ガス分離装置を提供する。
【解決手段】SrおよびBaの少なくとも1種である成分物質Xと、Tiとを、モル比(X/Ti):1.8〜2.2の割合で含む複合酸化物に、Mg成分、Si成分およびDy成分からなる群より選ばれる少なくとも1種を、(a)MgO換算で0.01重量%以上、(b)SiO2換算で0.02重量%以上、(c)Dy23換算で0.4重量%以上の割合で含有させる。
上記の炭酸ガス吸収材を用い、圧力:1.0×104〜1.0×106Pa、温度:500〜900℃の条件で炭酸ガスの吸収を、圧力:1000Pa以下、温度:750℃以上の条件で炭酸ガスの放出を行う。
【選択図】図3

Description

本願発明は、高温条件下で炭酸ガスを吸収し、所定の条件下で吸収した炭酸ガスを放出させて再生することにより、繰り返して使用することが可能な炭酸ガス吸収材、それを用いた炭酸ガス分離方法、および炭酸ガス分離装置に関する。
500℃を超える温度域で炭酸ガスを吸収する材料としては、例えば、一般式:LixSiyzで表されるリチウムシリケートからなる群より選ばれる少なくとも1種以上を含有する炭酸ガス吸収材が知られている(特許文献1参照)。
しかしながら、リチウムシリケートを用いた場合、燃焼排ガスなどの700℃を超えるような高温のガスから炭酸ガスを効率よく吸収することは困難であるのが実情である。
そこで、本願の出願人は、高温のガスから炭酸ガスを効率よく吸収することが可能な炭酸ガス吸収材として、SrおよびBaの少なくとも1種である成分物質Xと、Tiとを、モル比(X/Ti):1.8〜2.2の割合で含む複合酸化物(例えば、Ba2TiO4(オルソチタン酸バリウム)や、(Sr,Ba)xTiO4(x=1.8〜2.2))を主成分とする炭酸ガス吸収材を提案している(特許文献2参照)。
この特許文献2の炭酸ガス吸収材(例えば、Ba2TiO4)は、下記の式(1)の反応によりCO2を吸収してBaTiO3になり、常圧付近で500〜900℃というような高温下で炭酸ガスを吸収する能力を備えている。
Ba2TiO4+CO2 → BaTiO3+BaCO3 ……(1)
また、特許文献2の炭酸ガス吸収材は、例えば、積層コンデンサの廃棄シートを原料として製造することが可能であり、その際には、Ca、Zr、Mg、Si、Mn、Na、Niなどが微量混入してもよい。
しかしながら、この特許文献2の炭酸ガス吸収材は、CO2吸収・放出(CO2 20%、N2 80%条件)のサイクル数が多くなると、CO2吸収率が低下する傾向がある。そのため、さらに安定的にCO2の吸収・放出を繰り返して行うことが可能な炭酸ガス吸収材が求められている。
特開2000−262890号公報 国際公開第2006/013695号パンフレット
本願発明は、上記問題点を解決するものであり、高い温度域において炭酸ガスを吸収することが可能で、かつ、炭酸ガスの吸収・放出のサイクル数が多くなった場合にも、炭酸ガス吸収による最大重量変化量の減衰率が小さく、安定的に炭酸ガスの吸収・放出を繰り返して行うことが可能な炭酸ガス吸収材、それを用いた炭酸ガス分離方法、および炭酸ガス分離装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本願発明(請求項1)の炭酸ガス吸収材は、
Mg成分、Si成分、およびDy成分からなる群より選ばれる少なくとも1種を、
(a)MgO換算で0.01重量%以上、
(b)SiO2換算で0.02重量%以上、
(c)Dy23換算で0.4重量%以上
の割合で含有することを特徴としている。
また、請求項2の炭酸ガス分離方法は、
請求項1記載の炭酸ガス吸収材を用い、
圧力:1.0×104〜1.0×106Pa、
温度:500〜900℃
の条件で炭酸ガスを吸収させる工程と、
前記炭酸ガス吸収材に吸収させた炭酸ガスを、
圧力:1000Pa以下、
温度:750℃以上
の条件で放出させる工程と
を具備することを特徴としている。
また、請求項3の炭酸ガス分離装置は、
請求項1記載の炭酸ガス吸収材を、
圧力:1.0×104〜1.0×106Pa、
温度:500〜900℃
の条件で炭酸ガスを含む気流と接触させて炭酸ガスを前記炭酸ガス吸収材に吸収させる炭酸ガス吸収機構部と、
炭酸ガスを含む気流と接触して炭酸ガスを吸収した炭酸ガス吸収材を、
圧力:1000Pa以下の減圧下、
温度:750℃以上
の条件で加熱して、炭酸ガスを放出させる炭酸ガス放出機構部と
を具備することを特徴としている。
本願発明(請求項1)の炭酸ガス吸収材は、SrおよびBaの少なくとも1種である成分物質Xと、Tiとを、モル比(X/Ti):1.8〜2.2の割合で含む複合酸化物を主成分とし、これに、Mg成分、Si成分、およびDy成分からなる群より選ばれる少なくとも1種を、(a)MgO換算で0.01重量%以上、(b)SiO2換算で0.02重量%以上、(c)Dy23換算で0.4重量%以上の割合で含有させたものであり、炭酸ガスの吸収・放出のサイクルを繰り返すサイクル運転において、サイクル数が多くなった場合にも、炭酸ガス吸収による最大重量変化量の減衰率が小さく、耐用性に優れている。
なお、添加成分である、Mg成分の割合をMgO換算で0.01重量%以上、Si成分の割合をSiO2換算で0.02重量%以上、Dy成分の割合をDy23換算で0.4重量%以上としたのは、上記の各条件を満たすことにより、炭酸ガスの吸収・放出のサイクルを繰り返すサイクル運転において、サイクル数が多くなった場合にも、炭酸ガス吸収による最大重量変化量の減衰率を小さくできることによる。
例えば、上述のような複合酸化物(例えば、(Sr1-y,Bay)xTiO4、ただし、x=1.8〜2.2)に、Mg成分、Si成分、およびDy成分からなる群より選ばれる少なくとも1種を、(a)MgO換算で0.01重量%以上、(b)SiO2換算で0.02重量%以上、(c)Dy23換算で0.4重量%以上の割合で含有させた場合、被処理ガス組成が、CO2:20%、N2:80%の条件で、CO2の吸収・放出のサイクル運転を繰り返して行った場合における、CO2吸収による最大重量変化量の減衰率を3%以内に抑えることが可能になる。
なお、Mg成分、Si成分およびDy成分の添加時の形態に特別の制約はなく、例えば、金属の状態で添加してもよく、また、酸化物や炭酸塩の状態で添加することも可能である。さらにその他の形態で添加してもよい。
また、請求項2の炭酸ガス分離方法は、請求項1記載の炭酸ガス吸収材を用いて、圧力:1.0×104〜1.0×106Pa、温度:500〜900℃の条件で炭酸ガスを吸収させる工程と、前記炭酸ガス吸収材に吸収させた炭酸ガスを、圧力:1000Pa以下、温度:750℃以上の条件で放出させる工程とを具備しており、高温下での炭酸ガスの吸収と、吸収した炭酸ガスの放出(炭酸ガス吸収材の再生)を効率よく行うことが可能で、この方法を用いることにより、例えば、リチウムシリケートを炭酸ガス吸収材として用いた従来の方法では炭酸ガスの吸収を行うことができないような、高い温度条件下において、効率よく炭酸ガスの分離を行うことが可能になる。
なお、本願発明の炭酸ガス吸収材を、TG−DTA分析機を用い、例えば、CO2とN2の割合が、体積比でCO2:20、N2:80の割合の混合ガス雰囲気中で、TG−DTA分析(熱重量分析−示差熱分析)を行った場合、炭酸ガス吸収材の重量は炭酸ガスの吸収により増大し、約800〜1000℃で最大値となり、温度が1021℃以上になると炭酸ガスの放出により重量が低下し、約1050℃以上で元の重量に戻る。それゆえ、800〜1050℃の間の温度条件下に炭酸ガスの吸収と放出とを行うことにより、最も効率よく炭酸ガスの分離を行うことが可能になる。
ただし、炭酸ガスの吸収および放出を減圧下で行うようにした場合には、好適な操作温度が低下し、加圧下で行うようにした場合には、好適な操作温度が上昇する。したがって、本願請求項2に規定するような条件下で吸収、放出を行うことにより、効率よく炭酸ガスの分離を行うことが可能になる。
なお、吸収した炭酸ガスを放出させる際の操作温度が1300℃を超えると、炭酸ガス吸収材の焼結が進み、炭酸ガスの吸収能力を失うため好ましくない。
本願発明の炭酸ガスの分離方法は、例えば、燃料電池などに使用される水素製造プロセスにおける、燃焼前炭酸ガス分離への利用が可能である。
また、請求項3の炭酸ガス分離装置は、請求項1記載の炭酸ガス吸収材を、圧力:1.0×104〜1.0×106Pa、温度:500〜900℃の条件で炭酸ガスを含む気流と接触させて炭酸ガスを炭酸ガス吸収材に吸収させる炭酸ガス吸収機構部と、炭酸ガスを含む気流と接触して炭酸ガスを吸収した炭酸ガス吸収材を、圧力:1000Pa以下の減圧下、温度:750℃以上の条件で加熱して、炭酸ガスを放出させる炭酸ガス放出機構部とを具備しており、炭酸ガス吸収機構部において、高温下での炭酸ガスの吸収を確実に行い、炭酸ガス放出機構部において、吸収した炭酸ガスの放出(炭酸ガス吸収材の再生)を確実に行うことができることから、この炭酸ガス分離装置を用いることにより、高温下での炭酸ガスの分離を経済的に、しかも効率よく行うことが可能になる。
以下に本願発明の実施例を示して、本願発明の特徴とするところをさらに詳しく説明する。
BaTiO3粉末に対して、BaTiO3とBaCO3のモル比が1対1になる量のBaCO3粉末を添加した。
さらに、上述のように、モル比が1:1となるように配合されたBaTiO3とBaCO3のすべてがBa2TiO4となるように反応が生じるとした場合の理論量のBa2TiO4に対して、Mg成分、Si成分およびDy成分のいずれか1種を、
(a)MgO換算で0.00〜0.50重量%、
(b)SiO2換算で0.00〜0.40重量%、
(c)Dy23換算で0.00〜1.2重量%
となるような割合で添加した。
なお、ここでは、Mg成分、Si成分、及びDy成分の原材料として、それぞれ、MgO、SiO2、Dy23を用いた。ただし、Mg成分、Si成分、及びDy成分の原材料としては、その他の原材料を用いることも可能である。
それから、純水、PSZ玉石、分散剤、消泡剤を加え、樹脂製のポットを用いたボールミルにて16〜20時間の混合・粉砕を行い、原料粉末が分散したスラリーを得た。
次に、このスラリーを120℃で10時間乾燥した後、得られた粉末を1000〜1200℃、2時間保持の条件で焼成し、複合酸化物であるBa2TiO4を主成分とする炭酸ガス吸収材(セラミックス粉末)を得た。
それから、この炭酸ガス吸収材を用い、CO2とN2の割合が、体積比でCO2:20、N2:80の割合の混合ガス雰囲気中で、TG−DTA分析(熱重量分析−示差熱分析)を行った。
図1に、Mg成分、Si成分、およびDy成分を添加していない炭酸ガス吸収材について、室温から1300℃までの範囲で測定したTG−DTA分析結果を示す。
図1に示すように、CO2とN2の割合が、体積比でCO2:20、N2:80の雰囲気ガス中で、上記炭酸ガス吸収材の重量は、約400℃から炭酸ガスの吸収により増大し、約800〜1000℃で最大値となる。そして、温度が1021℃以上になると炭酸ガスの放出により重量が低下し、約1050℃以上で元の重量に戻る。
なお、図1では、具体的には、吸収開始温度は618℃、放出開始温度は1021℃、TG最大値は10.63%となっている。
ここで、約800℃と約1050℃の間で、重量変化量が最大(すなわち、TG最大変化量)となり、炭酸ガスの最大吸収変化量を示す。したがって、約800℃と約1050℃の間で炭酸ガスを吸収・放出させれば、効率よく、炭酸ガスを分離・回収できることになる。
また、Mg成分、Si成分およびDy成分の1種を、(a)MgO換算で0.01重量%、(b)SiO2換算で0.02重量%、(c)Dy23換算で0.80重量%の割合で添加した炭酸ガス吸収材について、同一条件でTG−DTA分析(熱重量分析−示差熱分析)を行ったところ、上記のMg、SiおよびDyを添加していない炭酸ガス吸収材の場合と同様に、800℃と1050℃の間でTG変化量が最大になることが確認された。
また、Mg成分、Si成分、およびDy成分を添加していない炭酸ガス吸収材について、TG−DTA分析機を用い、800〜1050℃間で炭酸ガスを連続的に吸収・放出させて熱重量分析を行った。その結果を図2に示す。
さらに、Mg成分、Si成分、およびDy成分の1種を、MgO、SiO2、Dy23換算で所定の割合で添加した炭酸ガス吸収材について、TG−DTA分析機を用い、上記のMg、SiおよびDyを添加していない炭酸ガス吸収材の場合と同一の条件で炭酸ガスを連続的に吸収・放出させ、熱重量分析を行った。
図3に、Mg成分を、MgO換算で0.01重量%添加した炭酸ガス吸収材について、Mg成分、Si成分、およびDy成分を添加していない炭酸ガス吸収材の場合と同一の条件で炭酸ガスを連続的に吸収・放出させ、熱重量分析を行った結果を示す。
また、図4にSiO2換算で0.02重量%を添加した炭酸ガス吸収材について、Mg成分、Si成分、およびDy成分を添加していない炭酸ガス吸収材の場合と同一の条件で炭酸ガスを連続的に吸収・放出させ、熱重量分析を行った結果を示す。
さらに、図5にDy成分をDy23換算で0.80重量%を添加した炭酸ガス吸収材について、Mg成分、Si成分、およびDy成分を添加していない炭酸ガス吸収材の場合と同一の条件で炭酸ガスを連続的に吸収・放出させ、熱重量分析を行った結果を示す。
図2に示すように、Mg成分、Si成分、およびDy成分を添加していない炭酸ガス吸収材は、3サイクル目からTG最大変化量が減少し始めることが確認された。
これに対して、Mg成分、Si成分、およびDy成分のいずれかを、MgO、SiO2、Dy23換算で上記の割合で添加した炭酸ガス吸収材の場合には、図3,図4,図5に示すように、炭酸ガスの吸収・放出のサイクルが増えても、TG最大変化量は減少しないことが確認された。
また、Mg成分、Si成分、およびDy成分のいずれかを、MgO、SiO2、Dy23換算で表1〜3に示すような割合で添加した炭酸ガス吸収材について、炭酸ガスを連続的に吸収・放出させるサイクルを8回行い、1回目と8回目のTG最大変化量[%]を調べた。
表1、表2、および表3に、炭酸ガスを8回まで連続的に吸収・放出させた場合における、1回目と8回目のTG最大変化量[%]を示す。
また、下記の式(2)により、TG最大重量変化量の減衰率[%]を算出した。 減衰率[%]={(1回目のTG最大変化量[%])−(8回目のTG最大変化量[%])}/(1回目のTG最大変化量[%])×100 ……(2)
その結果を表1、表2、および表3に併せて示す。
Figure 2008104992
Figure 2008104992
Figure 2008104992
なお、表1、表2、および表3において、試料番号に*印を付した試料は本願発明の範囲外の試料である。
表1に示すように、Mg成分を添加していない試料番号1の炭酸ガス吸収材の場合、炭酸ガスの吸収、放出を8サイクル繰り返した後のTG最大重量変化量の減衰率が44.2%と大きかった。
これに対し、Mg成分を、MgO換算で0.01重量%、0.02重量%、0.50重量%の割合で添加した炭酸ガス吸収材(試料番号2,3,4)の場合、炭酸ガスの吸収、放出を8サイクル繰り返した後の減衰率は0%で、炭酸ガスの吸収と放出を繰り返しても性能が低下しないことが確認された。
また、表2に示すように、Si成分を、SiO2換算で0.02重量%、0.40重量%の割合で添加した炭酸ガス吸収材(試料番号5,6)の場合、炭酸ガスの吸収、放出を8サイクル繰り返した後の減衰率は0%で、炭酸ガスの吸収と放出を繰り返しても性能が低下しないことが確認された。
また、表3に示すように、Dy成分を、Dy23換算で0.2重量%の割合で添加した炭酸ガス吸収材(試料番号7)の場合、炭酸ガスの吸収、放出を8サイクル繰り返した後の減衰率が25.7%と大きくなることが確認された。
これに対し、Dy成分を、Dy23換算で0.4重量%、0.8重量%、1.20重量%の割合で添加した炭酸ガス吸収材(試料番号8,9,10)の場合、炭酸ガスの吸収、放出を8サイクル繰り返した後の減衰率は2.6%(試料番号8の場合)、または0%(試料番号9,10の場合)で、炭酸ガスの吸収と放出を繰り返してもほとんど性能が低下しないことが確認された。
この実施例1より、Mg成分、Si成分、およびDy成分のいずれかを、MgO、SiO2、Dy23換算で、上述のような割合となるように添加することにより、Ba2TiO4を主成分とする炭酸ガス吸収材の炭酸ガス吸収・放出量を安定的に確保できることが確認された。
この結果から、本願発明の炭酸ガス吸収材を用いることにより、炭酸ガス分離・回収装置システムなどにおいて、炭酸ガスを安定的に分離・回収することが可能になることが理解される。
SrTiO3粉末に対して、SrTiO3とSrCO3のモル比が1対1になる量のSrCO3粉末を添加した。
さらに、上述のように、モル比が1:1となるように配合されたSrTiO3とSrCO3のすべてがSr2TiO4となるように反応が生じるとした場合の理論量のSr2TiO4に対して、Mg成分、Si成分、およびDy成分のいずれか1種を、
(a)MgO換算で0.50重量、
(b)SiO2換算で0.40重量、
(c)Dy23換算で1.2重量
となるような割合で添加した。
それから、純水、PSZ玉石、分散剤、消泡剤を加え、樹脂製のポットを用いたボールミルにて16〜20時間の混合・粉砕を行い、原料粉末が分散したスラリーを得た。
次に、このスラリーを120℃で10時間乾燥した後、得られた粉末を1000〜1200℃、2時間保持の条件で焼成し、複合酸化物であるSr2TiO4を主成分とする炭酸ガス吸収材(セラミックス粉末)を得た。
それから、この炭酸ガス吸収材について、TG−DTA分析機を用い、800〜1050℃間で炭酸ガスを連続的に吸収・放出させて熱重量分析を行った。このときの条件は、実施例1の場合と同様であり、被処理ガスとしては、CO2とN2の割合が、体積比でCO2:20、N2:80の割合の混合ガスを用いた。
図6に、Mg成分を、MgO換算で0.50重量%添加した炭酸ガス吸収材について、炭酸ガスを連続的に吸収・放出させた場合の熱重量分析の結果を示す。
また、図7にSi成分を、SiO2換算で0.40重量%を添加した炭酸ガス吸収材について、炭酸ガスを連続的に吸収・放出させた場合の熱重量分析の結果を示す。
さらに、図8にDy成分をDy23換算で1.20重量%を添加した炭酸ガス吸収材について、炭酸ガスを連続的に吸収・放出させた場合の熱重量分析の結果を示す。
図6,図7,図8に示すように、複合酸化物であるSr2TiO4を主成分とする炭酸ガス吸収材についても、Mg成分、Si成分、およびDy成分のいずれか1種を、MgO換算で0.50重量、SiO2換算で0.40重量、Dy23換算で1.2重量の割合で添加したものについては、炭酸ガスの吸収・放出のサイクルが増えた場合にも、TG最大変化量は減少しないことが確認された。
なお、複合酸化物であるSr2TiO4を主成分とする炭酸ガス吸収材についても、Mg成分、Si成分、およびDy成分のいずれかを、MgO、SiO2、Dy23換算で、上述の所定の割合で添加していないものは、3サイクル目からTG最大変化量が減少し始めることが確認されている。
また、この実施例2の、Sr2TiO4を主成分とし、かつ、Mg成分、Si成分、およびDy成分のいずれかを、MgO、SiO2、Dy23換算で、上述の所定の割合で添加した炭酸ガス吸収材については、その他の点においても、上記実施例1の炭酸ガス吸収材と同等の性能を有していることを確認した。
この実施例2により、Sr2TiO4を主成分とする実施例2の炭酸ガス吸収材においても、Mg成分、Si成分、およびDy成分のいずれか1種を、酸化物換算で上述のような割合で添加することにより、炭酸ガスの吸収・放出量を安定的に確保できることが確認された。
したがって、この実施例2の炭酸ガス吸収材を用いた場合にも、炭酸ガス分離・回収装置システムなどにおいて、炭酸ガスを安定的に分離・回収することができる。
図9は本願発明の一実施例にかかる炭酸ガス分離方法を用いた炭酸ガスの分離装置の概略構成を示す図である。
この炭酸ガス分離装置は、燃焼排ガス(炭酸ガス含有ガス)中の炭酸ガスを本願発明の炭酸ガス吸収材により吸収、分離した後、炭酸ガスを吸収した炭酸ガス吸収材から炭酸ガスを放出させて回収するための炭酸ガス分離装置であり、炭酸ガス吸収機構部および炭酸ガス放出機構部として機能する二つの機構部A,Bと、燃焼排ガスの流れを切り替える切替弁Cとを備えている。
なお、図9は、切替弁Cにより、左側の機構部Aに炭酸ガス含有ガス(原料ガス)が供給されるように設定された状態を示しており、左側の機構部Aが炭酸ガス吸収機構部として機能し、右側の機構部Bが炭酸ガスを放出させる炭酸ガス放出機構部として機能する状態を示している。
各機構部AおよびBはいずれも、容器1と、ヒータ2と、容器1の内部に充填された本願発明にかかる炭酸ガス吸収材3とを備えている。なお、この実施例3では、炭酸ガス吸収材として、上記実施例1の、Mg成分を、MgO換算で0.50重量%の割合で添加した、表1の試料番号4の炭酸ガス吸収材を用いている。
そして、図9に示すように、左側の機構部Aに燃焼排ガスが供給されるように切替弁Cを切り替えた状態で、燃焼排ガス(この実施例3では、圧力:常圧、温度:約800℃、炭酸ガス(CO2)含有率:20vol%の燃焼排ガス)を供給することにより、機構部(炭酸ガス吸収機構部)Aで炭酸ガスの吸収が行なわれる。
一方、機構部(炭酸ガス放出機構部)Bでは、容器1の出口側から真空吸引して、圧力を10kPa以下の減圧状態(例えば1000Pa)とし、ヒータ2により容器1内の炭酸ガスを吸収した炭酸ガス吸収材3を1050℃に加熱することにより、炭酸ガス吸収材3から炭酸ガスが放出され、放出された炭酸ガスが高濃度で回収されるとともに、炭酸ガスを吸収した炭酸ガス吸収材3が再生され、再使用に供されることになる。
なお、炭酸ガス分離装置における、炭酸ガス吸収材による炭酸ガスの吸収反応は下記の式(1)の通りであり、
Ba2TiO4+CO2 → BaTiO3+BaCO3 ……(1)
また、炭酸ガスを吸収した炭酸ガス吸収材からの炭酸ガスの放出反応は、下記の式(3)の通りである。
BaTiO3+BaCO3 → Ba2TiO4 +CO2↑ ……(3)
そして、機構部(炭酸ガス吸収機構部)Aに充填された炭酸ガス吸収材3の炭酸ガス吸収性能が低下すると、右側の機構部Bに燃焼排ガスが供給されるように切替弁Cを切り替え、燃焼排ガスを機構部Bに供給し、機構部(炭酸ガス吸収機構部)Bに充填された炭酸ガス吸収材3により炭酸ガスの吸収を行う。
一方、機構部Aでは、容器1の出口側から真空吸引して、圧力を10kPa以下の減圧状態(例えば1000Pa)とし、ヒータ2により容器1内の、炭酸ガスを吸収した炭酸ガス吸収材3を900℃に加熱して、炭酸ガス吸収材3から炭酸ガスを放出させ、放出させた炭酸ガスを回収するとともに、炭酸ガスを吸収した炭酸ガス吸収材3を再生させる。なお、この実施例3では前記実施例1の炭酸ガス吸収材を用いており、この炭酸ガス吸収材は、常温では1021℃を超える温度条件で効率よく炭酸ガスの放出が行われるような材料であるが、上述のように、減圧状態(例えば1000Pa)とすることにより、900℃程度の温度でも炭酸ガスを効率よく放出させることができる。
そして、これを繰り返すことにより、長期間にわたって、安定して炭酸ガスの分離、回収を行うことが可能になる。
なお、機構部Aと機構部Bを交互に炭酸ガス吸収機構部と炭酸ガス放出機構部に切り替える際の、各機構部A、Bから排出されるガスの流路の切り替えは、切替弁Cを設けることで容易に行うことが可能である。
なお、図9の概略構成図では、機構部Aと機構部Bが1つずつ設けられているが、少なくともいずれかを複数にして機構部を3個以上にしてもよい。
上述のように、図9に示すような炭酸ガス分離装置を用い、実施例1の炭酸ガス吸収材を、圧力:常圧、温度:約800℃の条件下で炭酸ガス20vol%の燃焼排ガスと接触させて炭酸ガスを炭酸ガス吸収材に吸収させるとともに、炭酸ガスを吸収した炭酸ガス吸収材を、減圧下(1000Pa)で所定の温度(900℃)に加熱して、炭酸ガスを放出させるようにしているので、炭酸ガス吸収機構部において、高温下での炭酸ガスの吸収を確実に行い、炭酸ガス放出機構部において、吸収した炭酸ガスの放出(炭酸ガス吸収材の再生)を確実に行うことができることから、LixSiyzで表されるリチウムシリケート系の炭酸ガス吸収材では対応することができないような高温下での炭酸ガスの分離、回収を経済的に、かつ、安定して効率よく行うことができる。
なお、上記実施例では、炭酸ガス吸収材が粉末状態である場合を例にとって説明したが、本願発明の炭酸ガス吸収材は、粉末の形態に限らず、ある程度大きな粒状の形態でも用いることが可能であり、さらには、例えば、立方体、直方体、球状などの種々の形状の成形体、シート状の成形体、さらには、それらを組み合わせた形状を有する構造体などの形態で使用することも可能である。
なお、本願発明は上記の各実施例の構成に限定されるものではなく、炭酸ガス吸収材の出発原料の種類、具体的な合成方法、合成条件、本願発明の炭酸ガス吸収材を用いて行う炭酸ガスの吸収条件などに関し、発明の範囲内において、種々の応用、変形を加えることが可能である。
上述のように、本願発明の炭酸ガス吸収材は、SrおよびBaの少なくとも1種である成分物質Xと、Tiとを、モル比(X/Ti):1.8〜2.2の割合で含む複合酸化物を主成分とし、Mg、SiおよびDyのいずれか1種を、酸化物換算で上述のような割合で含有するものであり、圧力:1.0×104〜1.0×106Pa、温度:500〜900℃の条件で炭酸ガスの吸収を効率よく行い、炭酸ガス吸収材に吸収させた炭酸ガスの放出(炭酸ガス吸収材の再生)を、圧力:1000Pa以下、温度:750℃以上の条件で効率よく行うことが可能であり、特に、約800℃〜1050℃の間では、炭酸ガスの吸収・放出をより効率よく行うことができる。
また、この炭酸ガス吸収材は、材料自体の蒸気圧が低く、耐久性にも優れており、長期間安定して使用することができる。
したがって、本願発明は、水素製造プロセスにおける燃焼前の炭酸ガスの分離、工場において発生する燃焼排ガス中の炭酸ガスの除去、自動車エンジンからの排ガス中の炭酸ガスの除去をはじめ、種々の分野で発生する炭酸ガスを含むガスからの炭酸ガスの分離に広く適用することが可能である。
本願発明の実施例において、Mg成分、Si成分およびDy成分のいずれか1種を添加していない炭酸ガス吸収材について行った、TG−DTA分析の結果を示す図である。 本願発明の実施例において、Mg成分、Si成分およびDy成分のいずれか1種を添加していない炭酸ガス吸収材について800〜1050℃間で炭酸ガスを連続的に吸収・放出させて熱重量分析を行った結果を示す図である。 本願発明の一実施例にかかる、Mg成分をMgO換算で0.01重量%添加した、Ba2TiO4を主成分とする炭酸ガス吸収材について、800〜1050℃間で炭酸ガスを連続的に吸収・放出させて熱重量分析を行った結果を示す図である。 本願発明の他の実施例にかかる、Si成分をSiO2換算で0.02重量%を添加した、Ba2TiO4を主成分とする炭酸ガス吸収材について、800〜1050℃間で炭酸ガスを連続的に吸収・放出させて熱重量分析を行った結果を示す図である。 本願発明の他の実施例にかかる、Dy成分をDy23換算で0.80重量%を添加した、Ba2TiO4を主成分とする炭酸ガス吸収材について、800〜1050℃間で炭酸ガスを連続的に吸収・放出させて熱重量分析を行った結果を示す図である。 本願発明の一実施例にかかる、Mg成分をMgO換算で0.5重量%添加した、Sr2TiO4を主成分とする炭酸ガス吸収材について、800〜1050℃間で炭酸ガスを連続的に吸収・放出させて熱重量分析を行った結果を示す図である。 本願発明の他の実施例にかかる、Si成分をSiO2換算で0.40重量%を添加した、Sr2TiO4を主成分とする炭酸ガス吸収材について、800〜1050℃間で炭酸ガスを連続的に吸収・放出させて熱重量分析を行った結果を示す図である。 本願発明の他の実施例にかかる、Dy成分をDy23換算で1.20重量%を添加した、Sr2TiO4を主成分とする炭酸ガス吸収材について、800〜1050℃間で炭酸ガスを連続的に吸収・放出させて熱重量分析を行った結果を示す図である。 本願発明の実施例にかかる炭酸ガス分離装置の概略構成を示す図である。
符号の説明
1 容器
2 ヒータ
3 炭酸ガス吸収材
A,B 機構部
C 切替弁

Claims (3)

  1. SrおよびBaの少なくとも1種である成分物質Xと、Tiとを、モル比(X/Ti):1.8〜2.2の割合で含む複合酸化物を主成分とし、
    Mg成分、Si成分、およびDy成分からなる群より選ばれる少なくとも1種を、
    (a)MgO換算で0.01重量%以上、
    (b)SiO2換算で0.02重量%以上、
    (c)Dy23換算で0.4重量%以上
    の割合で含有することを特徴とする炭酸ガス吸収材。
  2. 請求項1記載の炭酸ガス吸収材を用い、
    圧力:1.0×104〜1.0×106Pa、
    温度:500〜900℃
    の条件で炭酸ガスを吸収させる工程と、
    前記炭酸ガス吸収材に吸収させた炭酸ガスを、
    圧力:1000Pa以下、
    温度:750℃以上
    の条件で放出させる工程と
    を具備することを特徴とする炭酸ガス分離方法。
  3. 請求項1記載の炭酸ガス吸収材を、
    圧力:1.0×104〜1.0×106Pa、
    温度:500〜900℃
    の条件で炭酸ガスを含む気流と接触させて炭酸ガスを前記炭酸ガス吸収材に吸収させる炭酸ガス吸収機構部と、
    炭酸ガスを含む気流と接触して炭酸ガスを吸収した炭酸ガス吸収材を、
    圧力:1000Pa以下の減圧下、
    温度:750℃以上
    の条件で加熱して、炭酸ガスを放出させる炭酸ガス放出機構部と
    を具備することを特徴とする炭酸ガス分離装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010184229A (ja) * 2009-01-19 2010-08-26 Hitachi Ltd 二酸化炭素吸着材及びこれを用いた二酸化炭素回収装置

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