JP2008104046A - 自動色補正機能付き撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数台のカメラの色再現を合わせる場合に、基準のカメラを別に用意する必要のない自動色補正機能付き撮像装置の提供を目的とする。
【解決手段】基準の色を複数持つ基準チャート1と基準チャート1の各色を標準光源,標準照度で照射した時の各原色R(赤)、G(緑)、B(青)信号の基準電気信号を出力する基準色信号発生部3と、基準チャート1を標準光源、標準照度下にて撮影し、R’、G’、B’の撮像信号を出力する光学部2と、光学部2より出力されるR’、G’、B’撮像信号と前記R、G、B撮像信号を入力して、基準チャート1の各色成分でのレベル及び位相の比較結果を色補正の制御データとして、対応する色毎に出力する色比較部4と、色比較部4の出力信号を記憶し、通常撮像時のR’、G’、B’撮像信号から、撮像被写体の色領域を判定し、R’、G’、B’撮像信号にレベル及び位相の補正信号を加算する色補正部5とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の撮像装置の色再現性を同一にすることが可能な自動色補正に関するものであり、さらにその自動色補正機能の付いた撮像装置に関するものである。
従来の色補正等、カメラのキャリブレーション(補正)処理機能が付いた撮像装置としては、特許文献1に記載されたものがある。この技術は、複数のカメラで多視点画像を作成する場合に、それらのカメラの特性を合わせようとするものである。基本的には、基準のチャートを基準のカメラと参照カメラでそれぞれ撮像し、参照カメラの特性を、基準カメラの特性に合わせることを行う。
図9に、特許文献1に示される、従来のカメラのキャリブレーション処理機能が付いた撮像装置の構成、動作処理図を示す。
図9において、21は複数色からなる基準チャート、22は基準カメラ、23は基準カメラ22により撮像された基準映像、24は基準映像23から得られる基準チャートの各色のデータを示す基準映像データであり、同様に、32は調整される参照カメラ、33は参照カメラ32より撮像された参照映像、34は参照映像33から得られる基準チャートの各色のデータを示す参照映像データである。
以下各処理について説明する。
図9(a)のパラメータ取得処理に示すように、基準カメラ22と参照カメラ32双方において、複数色からなる基準チャート21をそれぞれ撮影する。例えば基準チャートは、3原色とその補色の6種類の有彩色や数種類の無彩色によって構成される補正用のカラーフィルタを、小型で透過型のライトボックスに装着して、基準チャートを構成する。基準カメラ22と参照カメラ32は撮影条件を一致させる為に、基準チャートは同一のものを使用する。
このように、複数色からなる基準チャート21を、それぞれカメラ、すなわち基準カメラ22、参照カメラ32で撮影し、2つの映像、すなわち基準映像23と参照映像33を得る。
これらの2つの映像に基いて、基準チャート21に含まれる各色の値を示す2つのデータ、すなわち、基準映像データ24と参照映像データ34を求め、これらの2つのデータに対して、特定の変換式を用いた変換処理41を実行して、参照カメラ32で撮影した画像データを基準カメラ22で撮影した画像データの特性に一致させる為のパラメータ(基準−参照)42を取得する。
次に、図9(b)の撮影処理に示すように、被写体(図示せず)の撮影画像が基準カメラ22、参照カメラ32でそれぞれ実行され、基準映像23、参照映像33が取得されると、基準映像はそのまま基準カメラ22のメモリ(図示せず)に格納され、また、再生に利用される基準映像51とされるが、参照映像33は、前述の基準チャート21の撮影によって算出したパラメータ(基準−参照)42を用いて補正(変換)処理部71において参照画像の補正(変換)処理が実行された後、補正後の参照映像61として参照カメラ32のメモリ(図示せず)に格納され、また、再生に利用される映像とされる。
このような補正処理を実行することにより、参照映像61の特性(輝度、色味、ホワイトバランス)を基準映像51と等しく設定することが可能となる。
N台のカメラを用いる場合は、基準映像1に対して参照映像2、3・・・N−1の画像が取得され、輝度特性補正パラメータもパラメータ(基準1−参照2)、パラメータ(基準1−参照3)、・・・パラメータ(基準1−参照N−1)、すなわちN−1個のパラメータをそれぞれ求め、それぞれのパラメータに基づいて参照映像の補正(変換)処理を実行して、参照映像の特性を基準映像の特性に一致させる処理を実行する。
このように、複数台のカメラにおいて、基準カメラの撮影特性に参照カメラの特性を合わせることが可能である。
特開2004−88247号公報(段落番号0039)
しかしながら、上記従来の色補正等、カメラのキャリブレーション処理機能が付いた撮像装置においては、複数台のカメラの特性を合わせることは可能であるが、特性合わせの為に、別に基準のカメラが必要となる、また、基準カメラに参照カメラの特性を合わせるというように、従来の個別に合わせていく場合と変わらず手間がかかる、また、基準カメラの特性の変化、あるいは、測定時の環境により特性を一律に保つことができない、あるいは、特性が変わるといった問題点を有していた。
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、基準カメラを必要とせず、それぞれのカメラで特定の基準チャートを撮影するだけで、複数台のカメラの特性をほぼ同一に設定することができる、自動色補正機能の付いた撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の発明は、基準の色を複数持つ基準チャートを撮像して、自動的に色の補正を行う撮像装置であって、前記基準チャートの各色を標準光源、標準照度で照射した時の各原色R(赤)、G(緑)、B(青)信号の反射光を、標準光学部により所定の分光特性で電気信号に変換した信号レベルを備え、実際に前記基準チャートを固定のサイズで撮影した時と同じように各色成分を出力する基準色信号発生部と、前記基準チャートを前記固定のサイズで標準光源、標準照度下にて撮影し、R’、G’、B’の撮像信号を出力する光学部と、前記R’、G’、B’撮像信号と、前記基準色信号発生部の対応する各色成分のR、G、B信号とを入力して、前記基準チャートの各色成分でのレベル及び位相の比較結果を色補正の制御データとして、対応する色毎に出力する色比較部と、前記色比較部の出力信号を記憶し、通常撮像時のR’、G’、B’撮像信号から、撮像被写体の色領域を判定し、前記色比較部の出力信号をもとに、前記R’、G’、B’撮像信号にレベル及び位相の補正信号を加算する色補正部とにより構成されたものであり、光学部は基準チャートを標準光源、標準照度下で撮像することにより、R’、G’、B’撮像信号を出力する。基準色信号発生部は、同じく標準光源、標準照度下で基準チャートを撮像した時に基準となる分光特性で光電変換されたものと同じ基準の撮像信号R、G、B信号を出力する。色比較部は、基準のR、G、B信号と実際のR’、G’、B’撮像信号とを比較し、基準チャートの各色に対応してレベル、位相の違いを検出し、実際のR’、G’、B’撮像信号の制御データとして色補正部へ出力する。色補正部は、制御データを受け、基準チャートの各色に対応したデータとして記憶し、実際のR’、G’、B’撮像信号から色領域を判定して、その色領域に、対応するレベル、位相の補正データを加算する作用を有する。
本発明の請求項4に記載の発明は、基準の色を複数持つ基準チャートを撮像して、自動的に色の補正を行う撮像装置であって、前記基準チャートの各色を標準光源、標準照度で照射した時の各原色R(赤)、G(緑)、B(青)信号の反射光を、標準光学部により所定の分光特性で電気信号に変換した信号レベルを備え、実際に前記基準チャートを固定のサイズで撮影した時と同じように各色成分を出力する基準色信号発生部と、前記基準チャートを前記固定のサイズで標準光源、標準照度下にて撮影し、R’、G’、B’の撮像信号を出力する光学部と、前記R’、G’、B’撮像信号と、前記基準色信号発生部の対応する各色成分のR、G、B信号とを入力して、前記基準チャートの各色成分でのレベル及び位相の比較結果を色補正の制御データとして、対応する色毎に出力する色比較部と、前記色比較部の出力信号に対応する色毎に、制御データ自体への補正信号を加算する制御データ補正部と、前記制御データ補正部の出力信号を記憶し、通常撮像時のR’、G’、B’撮像信号から、撮像被写体の色領域を判定し、記憶した前記制御データ補正部の出力信号をもとに、前記R’、G’、B’撮像信号にレベル及び位相の補正信号を加算する色補正部と、前記基準色信号発生部の出力信号と前記色補正部の出力信号を時分割に切り換えて出力する表示部とにより構成されたものであり、光学部は、基準チャートを標準光源、標準照度下で撮像することにより、R’、G’、B’撮像信号を出力する。基準色信号発生部は、同じく標準光源、標準照度下で基準チャートを撮像した時に基準となる分光特性で光電変換されたとものと同じ基準のR、G、B撮像信号を出力する。色比較部は、基準のR、G、B撮像信号と実際のR’、G’、B’撮像信号とを比較し、基準チャートの各色に対応してレベル、位相の違いを検出し、実際のR’、G’、B’撮像信号の制御データとして制御データ補正部へ出力する。制御データ補正部は、色比較部からの出力信号を受け、その制御データ自体への補正信号を加算する。色補正部は、制御データ補正部の出力信号を受け、基準チャートの各色に対応したデータとして記憶し、実際のR’、G’、B’撮像信号から色領域を判定して、その色領域に対応するレベル、位相の補正データを加算する。表示部は、色基準信号発生部の出力信号と前記色補正部の出力信号を時分割に切り替えて表示する作用を有する。
以上のように本発明は、基準のカメラを用意しなくても基準チャートを撮像するだけで、複数台のカメラの特性、特に色再現を同一にできるという優れた効果が得られる。
また、表示部により基準色データと実際の色データを表示でき、補正の状態を確認できると共に、基準チャート撮像時の色補正の為の制御データを補正することができるという優れた効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態について、図1から図8を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における自動色補正機能付き撮像装置(カメラ)の構成を示すブロック図である。
図1において、1は、複数の色を持つ基準チャート、2は、レンズで集光された被写体を分光して撮像信号として出力する光学部、3は、基準チャート1の各色を標準光源、標準照度で照射した時の各原色R(赤)、G(緑)、B(青)信号の反射光を、所定の分光特性で電気信号に変換する標準光学部で得られる信号レベルを電気的に備え、実際に基準チャート1を固定のサイズで撮影した時と同じように各色成分を出力する基準色信号発生部、4は、光学部2より出力される撮像信号の分光色成分と、基準色信号発生部3より出力される基準色成分を比較する色比較部、5は、光学部2より出力される撮像信号の色領域を判定し、前記色比較部4の出力を受けて、色相(Hue)、飽和度(Sat)の補正を行う色補正部である。
基準チャートの色は、R、G、Bの3原色と、その補色であるCy(シアン)、Mg(マゼンタ)、Ye(イエロー) の3色と、さらに色空間上これらの色のほぼ中間の成分となる6色の計12色となっている。
以上のように構成された本実施の形態による自動色補正機能付き撮像装置の動作について、図2〜図6を用いて以下説明する。
図2は、基準チャート1を撮像時の撮像画面と撮像信号を表した説明図であり、基準チャートの各色R、G、B・・・C5、C6の色を撮像画面の画角一杯に撮像した場合を示し、その時の撮像信号出力の各原色信号、R(赤色)、G(緑色)、B(青色)の信号レベルを、1水平走査の有効期間内での信号レベルとして示している。
図において、実線がR(赤色)信号、一点鎖線がG(緑色)信号、点線がB(青色)信号を表している。以降、R(赤色)信号はR、G(緑色)信号はG、B(青色)信号はBと表記する。
また、図3は基準色信号発生部3の出力信号の説明図で、基準チャート1を撮像した時と同じ画角のサイズで、基準チャート1と同じ色の基準色信号の出力の様子を示している。図2に比べ、それぞれの信号を太線で示している。
図4、図5は、基準チャート1を撮像した時の光学部2の出力信号と、基準色信号発生部3の出力信号を合わせて表示したものであり、色比較部4へ入力される信号の説明図である。図5は特にR、G、B信号の部分を拡大した拡大図である。
また、図6は色空間上での補正信号や補正の様子を示す説明図である。
基準チャート1を撮像すると、図2に示すように、光学部2からはそれぞれの基準チャート1の各色の位置にあった各原色成分R、G、B信号が出力される。同様に図3に示すように、基準色信号発生部3でもあらかじめ用意された基準チャート1と同じ色のそれぞれの原色信号が同じ位置(同じ水平タイミング)になるように、出力される。
基準色信号発生部3から出力される基準色信号は、基準となる色温度(例えば3200K)の環境で基準の照度(例えば2000ルクス)で、基準の分光特性を持つ色分解光学系で基準チャート1を撮像した時の撮像信号と同じ信号を電気的に備え、出力している。
光学部2の撮像信号と基準色信号発生部3の出力信号は、図1に示すように色比較部4へ入力される。ここで、本来、基準光学系と同じ分光特性を持つはずの光学部2の特性がばらついたり、設定が違うと、同じ基準環境(色温度、照度等)で撮影しても、図4に示すように若干の色信号の出力レベルに差異が生じてくる。
図5はR、G、Bの色部分を拡大したものであるが、基準色信号発生部3の出力信号(太線)と、光学部2の出力信号(細線)の差異が、例えばR信号の差異としてR成分の差異R−dfr、G成分の差異G−dfg、B成分の差異B−dfbとして、色比較部4で検出される。色比較部4では、この差異信号のR、G、B成分より、各色信号での色相、飽和度のずれを求め、色補正部5へ出力する。本実施の形態の場合、基準チャートの色はR、G、Bの3原色信号とその補色Cy(シアン)、Mg(マゼンタ)、Ye(イエロー) の3色と、さらに色空間上それらの色のほぼ間の成分となる6色の計12色の色信号であり、それぞれの色について、補正信号を出力する。
このように、基準チャート1撮像時に、色補正部5は色比較部4より出力される各色成分の補正データを記憶する。
さらに、色補正部5は、前述の記憶した補正データを用いて、実際の撮像時に光学部2より入力される撮像信号の色領域を判定し、その色領域に応じた補正信号を出力し、色相、飽和度の補正を行う。補正の仕方は例えば図6に示すようになる。基準チャート1撮像で得られた各補正信号を用いて、基準チャート1と同じ色成分であれば、検出した補正信号でそれぞれ色相、飽和度を補正すればよい。
また、例えば、実際の被写体の色が図6に示すように色空間上RとR−Ye(基準チャートのC1の色)の間の色の場合(図中○印)、Rの色相補正信号Hue(R)、飽和度補正信号Sat(R)とR−Yeの色相補正信号Hue(R−Ye)、飽和度補正信号Sat(R−Ye)信号を補正信号として加算することにより、その信号の色相、飽和度を補正する。もちろん図中の○印の位置がR、R−Yeのどちらに近いかでそれぞれの補正信号を重み付けして加算したり、あるいは自動的に、そのような重み付け処理がされる補正回路であってもよい(例えば、特開2001−61160号公報の色補正装置等)。
以上のように本実施の形態によれば、基準チャート1を撮像するだけで、撮像装置の色のずれ、ばらつきを補正することが可能であり、基準となるカメラを別に用意しなくてもよく、かつ複数のカメラをほぼ同じような色設定にすることができる。
なお、基準チャート1は12種類の色のチャートとしたが、本発明の目的を果たすことができれば、基準の色は多くても少なくてもよく、12種類に限定されないことは言うまでもない。
(実施の形態2)
図7は本発明の実施の形態2における自動色補正機能付き撮像装置の構成を示すブロック図である。
図7において、1は複数の色を持つ基準チャート、2はレンズで集光された被写体を分光して撮像信号として出力する光学部、3は、基準チャート1の各色を標準光源、標準照度で照射した時の各原色R(赤)、G(緑)、B(青)信号の反射光を所定の分光特性で電気信号に変換する標準光学部で得られる信号レベルを電気的に備え、実際に基準チャート1を固定のサイズで撮影した時と同じように各色成分を出力する基準色信号発生部、4は光学部2より出力される撮像信号の分光色成分と基準色信号発生部3より出力される基準色成分を比較する色比較部、6は色比較部4から比較結果により出力される補正信号を補正する制御データ補正部、5は光学部2より出力される撮像信号の色領域を判定し、前記制御データ補正部6の出力を受けて、色相、飽和度の補正を行う色補正部、7は基準色信号発生部3及び色補正部5の出力信号を受けて表示用の信号を作成する表示部である。
図7において、図1の実施の形態1と異なるのは、制御データ補正部6と表示部7を備えている点であり、その他の構成要素は実施の形態1とその動作は同様であり、詳細な説明は省略する。
以上のように構成された本実施の形態による自動色補正機能付き撮像装置の動作について、図7、図8を用いて以下説明する。
色比較部4では、基準チャート1撮像時に、基準色信号発生部3の出力信号と光学部2の出力信号を受け、実施の形態1と同様に、基準チャート1の各色に対応した、光学部2の出力信号と基準色信号発生部3の出力信号との差異を検出し、補正信号として出力する。
出力された補正信号の色相データと飽和度データは制御データ補正部6へ入力される。制御データ補正部6には、その他に、後述する表示部7の出力信号とマニュアル操作信号も入力される。
制御データ補正部6の出力は色補正部5へ入力される。色補正部5は基準チャート1撮像時に、制御データ補正部6からの補正データを各色毎に対応して記憶する。
実施の形態1と同様に、図8に示す基準チャート1のR及びR−Ye(C1)信号での色比較部4から出力される補正信号Hue(R)、Sat(R)及びHue(R−Ye)、Sat(R−Ye)の補正信号で、RとR−Yeの間の○印の色の色相、飽和度を制御する。
ここで、測定環境や照明状態の変化等により意図しない制御がされた場合に、マニュアル操作により制御データの補正ができるように、制御データ補正部6で色比較部4の出力信号を補正することができる。もちろん、実際の色補正の結果は、制御データ補正部6の出力信号を受けて、色補正部5で補正信号が加算されることによってなされる。
表示部7では、基準色信号発生部3及び色補正部5の出力信号を受けて、例えばベクトルスコープ8等に色情報等を時分割で表示する。基準チャート1撮像時に、表示部7で、基準色信号発生部3の出力信号と、色比較部4で検出された補正信号を制御データ補正部6で補正し、そのデータにより色補正部5で補正した光学部2からの信号を時分割表示することにより、色補正の状態を確認できる。
ここで、基準色信号発生部3の信号と、補正後の信号が合ってなければ、マニュアル操作信号で制御データ補正部6のデータを補正し合わせることにより、環境や照明状態の変化による影響をなくすことができる(基本的には基準チャート1撮像時に制御データの補正を行う。)。
この補正により、実際の撮像時の○印の色が図8に示す△印等へ変換される。
また、撮影中に図8に示す補正後の△印の信号を、さらに☆印の信号へと意図的に変換することもできる。
また、基準チャート1撮影時に、基準色信号発生部3の信号と、補正後の信号が合っていないのを合わせるのに、マニュアル操作でなく、表示部7の時分割信号を制御データ補正部6へ入力することにより、自動で合わせるようにすることも可能であり、本実施の形態ではそれもできるような構成になっている。
このように本実施の形態によれば、各撮像装置の色補正を行う場合に、実施の形態1と同様に基準チャートを撮像するだけで、複数の撮像装置をほぼ同一の色再現性にするようにできると共に、測定環境や照明状態の変化等により意図しない制御がされた場合でも、マニュアル操作あるいは、自動で制御データの補正ができ、複数の撮像装置をほぼ同一の色再現性にできる。
なお、基準チャート1は12種類の色のチャートとしたが、本発明の目的を果たすことができれば、実施の形態1と同様に基準の色は多くても少なくてもよく、12種類に限定されないことは言うまでもない。
また、表示部7からの時分割信号により自動で合わせる場合は、基準チャート1の各色の位置(信号タイミング)から、時分割された2つの信号の振幅、位相により簡単に制御データ補正部6で補正できることは言うまでもない。
また、実施の形態1及び2において基準色信号発生部3は、環境として、例えば標準光源3200K、標準照度2000ルクスでの環境下で、所定の分光特性で電気信号に変換する標準光学部で得られる信号としているが、その標準光学部が、基本的に補正する撮像装置と同じ分光特性を持つものであれば、環境設定は別の基準の設定でよいことは言うまでもない。
本発明にかかる自動色補正機能の付いた撮像装置は、複数の撮像装置を、それぞれの撮像装置でそれぞれ基準チャートを撮像することにより、ほぼ同一の色再現性にすることができる。故に、特に複数台の撮像装置を使用して、同一被写体を撮像するような制作用途等の撮像装置に適用出来る。
本発明の実施の形態1での自動色補正機能の付いた撮像装置の構成を示すブロック図 同実施の形態1における撮像装置で基準チャートを撮像した時の撮像画面と撮像信号を表した説明図 同実施の形態1での基準色信号発生部の出力信号の説明図 同実施の形態1での撮像装置で基準チャートを撮像した時の光学部の出力信号と基準色信号発生部の出力信号を示す説明図 同実施の形態1での撮像装置で基準チャートを撮像した時の光学部の出力信号と基準色信号発生部の出力信号を示す説明図 同実施の形態1における撮像装置で色空間上での補正信号や補正の様子を示す説明図 本発明の実施の形態2での自動色補正機能の付いた撮像装置の構成を示すブロック図 同実施の形態2における撮像装置で色空間上での補正信号や補正の様子を示す説明図 従来のカメラのキャリブレーション処理機能が付いた撮像装置の構成、動作処理図を示す説明図
符号の説明
1 基準チャート
2 光学部
3 基準色信号発生部
4 色比較部
5 色補正部
6 制御データ補正部
7 表示部
8 ベクトルスコープ

Claims (6)

  1. 基準の色を複数持つ基準チャートを撮像して、自動的に色の補正を行う撮像装置であって、前記基準チャートの各色を標準光源、標準照度で照射した時の各原色R(赤)、G(緑)、B(青)信号の反射光を、標準光学部により所定の分光特性で電気信号に変換した信号レベルを備え、実際に前記基準チャートを固定のサイズで撮影した時と同じように各色成分を出力する基準色信号発生部と、前記基準チャートを前記固定のサイズで標準光源、標準照度下にて撮影し、R’、G’、B’の撮像信号を出力する光学部と、前記R’、G’、B’撮像信号と前記基準色信号発生部の対応する各色成分のR、G、B信号とを入力して、前記基準チャートの各色成分でのレベル及び位相の比較結果を色補正の制御データとして、対応する色毎に出力する色比較部と、前記色比較部の出力信号を記憶し、通常撮像時のR’、G’、B’撮像信号から、撮像被写体の色領域を判定し、前記色比較部の出力信号をもとに、前記R’、G’、B’撮像信号にレベル及び位相の補正信号を加算する色補正部とを備えたことを特徴とする自動色補正機能付き撮像装置。
  2. 前記基準チャート及び前記基準色信号発生部の色は、色空間上をR(赤)、G(緑)、B(青)の3原色と、その補色のCy(シアン)、Mg(マゼンタ)、Ye(イエロー)の3色と、さらに前記6色の各色間をほぼ等分する6色を加えた12種類(12軸)の色であることを特徴とする請求項1に記載の自動色補正機能付き撮像装置。
  3. 前記色補正部は、色空間上をR(赤)、G(緑)、B(青)の3原色と、その補色のCy(シアン)、Mg(マゼンタ)、Ye(イエロー)の3色と、さらに前記6色の各色間をほぼ等分する6色を加えた12種類(12軸)の各色領域に対して、他の色領域に影響することなく独立に飽和度(Sat)、色相(Hue)を補正することを特徴とする請求項1に記載の自動色補正機能付き撮像装置。
  4. 基準の色を複数持つ基準チャートを撮像して、自動的に色の補正を行う撮像装置であって、前記基準チャートの各色を標準光源、標準照度で照射した時の各原色R(赤)、G(緑)、B(青)信号の反射光を、標準光学部により所定の分光特性で電気信号に変換した信号レベルを備え、実際に前記基準チャートを固定のサイズで撮影した時と同じように各色成分を出力する基準色信号発生部と、前記基準チャートを前記固定のサイズで標準光源、標準照度下にて撮影し、R’、G’、B’の撮像信号を出力する光学部と、前記R’、G’、B’撮像信号と前記基準色信号発生部の対応する各色成分のR、G、B信号とを入力して、前記基準チャートの各色成分でのレベル及び位相の比較結果を色補正の制御データとして、対応する色毎に出力する色比較部と、前記色比較部の出力信号に対応する色毎に、制御データ自体への補正信号を加算する制御データ補正部と、前記制御データ補正部の出力信号を記憶し、通常撮像時のR’、G’、B’撮像信号から、撮像被写体の色領域を判定し、記憶した前記制御データ補正部の出力信号をもとに、前記R’、G’、B’撮像信号にレベル及び位相の補正信号を加算する色補正部と、前記基準色信号発生部の出力信号と前記色補正部の出力信号を時分割に切り換えて出力する表示部とを備えたことを特徴とする自動色補正機能付き撮像装置。
  5. 前記制御データ補正部が、前記表示部の出力信号から自動で制御データ補正信号を作成できるようにした請求項4に記載の自動色補正機能付き撮像装置。
  6. 前記制御データ補正部が、前記表示部の出力信号を見てマニュアル操作でも制御データ補正信号を作成できるようにした請求項4に記載の自動色補正機能付き撮像装置。
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