JP2009131324A - フィールドシーケンシャル撮像表示システム - Google Patents

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忍 上園
Kazuo Sekiya
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Abstract

【課題】フィールドシーケンシャル方式で撮影した画像をフィールドシーケンシャル方式で表示する場合の色再現性を高める。
【解決手段】表示装置に用いられる3原色光源の分光輝度分布LR、LG、LBに対して、完全色再現可能な撮像系の分光感度分布に対応する等色感度R(λ)、G(λ)、B(λ)を算出する。撮像系に色の異なる4個以上の光源を配置する。撮像系の各光源の分光輝度分布から、撮像系において、等色感度R(λ)、G(λ)、B(λ)を近似的に実現するための各光源の発光倍率が算出される。RGBの各々のフィールド撮影において、算出された発光倍率で各光源を発光し、色再現性を高める。
【選択図】図2

Description

本発明は、カラー画像をフィールドシーケンシャル方式で撮像し、撮像された画像をフィールドシーケンシャル方式で表示するシステムに関する。
フィールドシーケンシャル方式を用いた表示装置では、1フレームの画像が色毎に時分割され順次表示される。一方、撮像装置ではカラーフィルタアレイや3板式の撮像装置を用いて1フレームのカラー画像を同時に撮影する同時方式の撮像方式が一般的に採用されている。しかし、同時方式を用いて撮影された画像をフィールドシーケンシャル方式の表示装置で表示する場合、被写体が画面上で移動するときに視線追随により色割れの問題を引き起こす。すなわち、同時に撮影された1フレームのRGBの画像は、フィールドシーケンシャル方式の表示装置では、RGB画像毎に時分割され時系列に表示される。画面上で移動する被写体に視線が追随すると、画面上では被写体に対応するRGBの画像が1フレーム期間に渡って同一位置に表示されるが、この間に視線は被写体の移動に合わせて画面上を移動しているため網膜上においては被写体像がRGB毎に異なる位置に結像されるため色割れを引き起こす。
一方、電子内視鏡などでは、逆にRGBの照明光を順番に照射してRGB画像をモノクロ撮像素子でフィールドシーケンシャルに撮像し、これらを通常の表示装置において同時に表示してカラー画像を得る面順次方式が知られている。このようなシステムでは、色毎に時系列に撮像したRGB画像を同時に表示装置に表示することから、同様に色割れの問題を引き起こす。
面順次方式の電子内視鏡におけるこのような問題に対しては、フィールドシーケンシャルに(面順次で)RGB画像を撮像するとともに、これをフィールドシーケンシャル方式のカラー表示装置で表示することで色割れの発生を防止する方式が提案されている(特許文献1参照)。
特開2002−315722号公報
フィールドシーケンシャル方式を用いた撮像では、例えば表示装置の3原色に対応した照明光を用いて各色のフィールド画像を時系列に撮像する。しかしながら、フィールドシーケンシャル方式を用いて撮影・表示するシステムにおいて色再現性の問題については、これまで深く考慮されておらず、その色再現性は必ずしも十分ではない。
本発明は、3原色の画像を時分割方式で撮影・表示するシステムにおいて色再現性を高めることを目的としている。
本発明の撮像表示システムは、3原色の各色に対応する画像を時系列に表示することによりカラー画像を表示する表示装置と、各色に対応する画像を時系列に撮像する撮像装置とを備え、撮像装置において、各色に対応する画像を撮像する際の分光感度分布R(λ)、G(λ)、B(λ)が、_x(λ)、_y(λ)、_z(λ)をXYZ表色系の等色関数、X、Y、Z、X、Y、Z、X、Y、Zを表示装置に用いられる各色のXYZ表色系三刺激値、C、C、Cを任意の補正係数とするとき、
Figure 2009131324
により決定されることを特徴としている。
撮像装置は照明用の光源部を備え、撮像時の分光感度分布は光源部の分光輝度分布を制御することにより上記等色感度に適合される。例えば光源部は異なる色の複数の光源を備え、光源部の分光輝度分布は複数の光源の各々の発光量を調整して制御される。
あるいは光源部は、3原色フィルタを通して順次照明光を照射し、撮像時の分光感度分布は3原色フィルタの各々の分光透過分布を調整することにより上記等色感度に適合される。3原色の各色は、例えば表示装置に用いられる光源の色に対応する。
補正係数C、C、Cは、例えばホワイトバランスまたは各色に対応する画像の相対強度の違いを補正する目的で調整される。
また、本発明の電子内視鏡装置は、上記撮像表示システムを用いたことを特徴とする。
本発明のカラー画像の撮影表示方法は、表示装置に用いられる3原色の光源の各刺激値に基づき撮影に用いられる3原色に対応する照明光の分光輝度分布を調整し、調整された3原色に対応する照明光を時系列に照射して撮影を行い、照明光を時系列に照射して撮影された画像を、3原色の光源を時系列に点灯して表示装置に表示することを特徴としている。
更に本発明の照明装置は、3原色の各色に対応する照明光を時系列に照射して3原色に対応する画像を撮影するとともに3原色に対応する表示用光源を時系列に点灯して画像を表示する撮像表示システムに用いられる撮影用の照明装置であって、互いに異なる分光輝度分布を有する複数の光源と、複数の光源各々の発光量を調整する発光制御手段とを備え、3原色の各々に対応する照明光が複数の光源の光により合成されるとともに、発光制御手段において各光源の発光量が、3原色の各々に対応する合成された照明光が表示用光源の各刺激値に基づく分光感度分布に適合するように制御されることを特徴としている。
以上のように、本発明によれば、3原色の画像を時分割方式で撮影・表示するシステムにおいて色再現性を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態であるフィールドシーケンシャル方式により撮影された画像をフィールドシーケンシャル方式で表示するシステムのブロック図である。本実施形態では電子内視鏡装置を例として説明を行う。また、本実施形態においてフィールドシーケンシャル方式とは時分割された3原色の画像によりカラー画像を得る方式を意味する。
電子内視鏡装置10は、従来周知のように、体内に挿入される可撓管を備えるスコープ部11と、スコープ部11が着脱自在とされ、スコープ部11からの画像信号を受け取り画像処理するプロセッサ部12と、プロセッサ部12から出力される映像を表示する表示装置13などから主に構成される。
スコープ部11の可撓管の先端には、撮像レンズ14とともに撮像素子15が設けられ、撮像レンズ14を介して被写体Sの画像が撮影される。撮像素子15は例えばプロセッサ部12内に設けられた撮像・表示制御装置16によりその駆動が制御され、撮像素子15からの画像信号は、撮像・表示制御装置16に送られ、所定の画像信号処理が施された後、表示装置13へと出力される。
また、撮像素子15による被写体Sの撮像は、例えばプロセッサ部12内に設けられた光源部17から供給される照明光により行われる。光源部17からの光は、例えばライトガイド18を介してスコープ部11の可撓管の先端へと伝送され、被写体Sに向けて照射される。光源部17には、異なる色に対応する複数の光源が配置され、これら各光源の発光は、撮像・表示制御装置16により制御される。
本実施形態では、異なる6色のLED17A〜17Fが光源部17に設けられる。各LED17A〜17Fの発光は、それぞれLED駆動回路19A〜19Fによって制御され、LED駆動回路19A〜19Fは、撮像・表示制御装置16により制御される。すなわち、LED駆動回路19A〜19Fは、LED17A〜17Fへと各々供給される電流の値およびタイミングをそれぞれに制御して、例えばRGBのそれぞれ光に対応する照明光を所定のタイミングで被写体Sに向けて順次照射する。
一方、撮像素子15はモノクロの撮像素子であり、LED駆動回路19A〜19Fに同期してその駆動が制御され、R画像、G画像、B画像が順次撮像される。また、表示装置13は、フィールドシーケンスカラー(FSC)ディスプレイであり、撮像・表示制御装置16からは、R画像、G画像、B画像の画像信号が順次出力され、RGBに時分割された1フレーム分のカラー画像が順次表示され、時系列の視覚的な混色によりカラー画像とされる。
次に、図2〜図5を参照して、フィールドシーケンシャル方式の撮像・表示システムにおける色再現性の原理について説明する。
図2には、例えばFSC液晶ディスプレイである表示装置13に用いられるRGB光源(例えばLED)の分光輝度分布が示される。図2においてR光源の分光輝度分布LR、G光源の分光輝度分布LG、B光源の分光輝度分布LBはそれぞれ実線で描かれ、横軸は波長(nm)、縦軸は相対強度である。また、図2には、分光輝度分布LR、LG、LBのRGB光源を用いたときの等色感度R(λ)、G(λ)、B(λ)が破線で描かれる。なお、等色感度とは、XYZ表色系での等色関数の線形結合で表される全ての分光感度を意味する。
したがって、RGB画像撮像時における撮像系の分光感度分布を表示系のRGB光源に対応する等色感度R(λ)、G(λ)、B(λ)に一致させれば、完全な色再現を行うことができる。
表示系の3原色光源に対する等色感度R(λ)、G(λ)、B(λ)は、例えばXYZ表色系の等色関数_x(λ)、_y(λ)、_z(λ)を用いて(1)式の線形変換により求められる。したがって、(1)式の行列要素m(i=1,・・・,9)は、行列が逆行列を持つ範囲で、任意の値をとることができるので、完全色再現が可能な等色感度は無数に存在する。
Figure 2009131324
次に、色割れが生じない行列M(行列要素m)の求め方について、(2)〜(6)式を参照して説明する。表示装置のRGB光源の三刺激値をそれぞれ(X,Y、Z)、(X,Y、Z)、(X,Y、Z)とすると、この表示装置での表示色の三刺激値(X,Y,Z)は(2)式で表される。
Figure 2009131324
ここで、T、T、Tは、RGB光源に対するそれぞれの重み付けであり、画素値や液晶モニタの場合の透過率に相当する。
撮像系が分光感度分布R(λ)、G(λ)、B(λ)を有するとき、被写体の三刺激値は表示装置での表示色の三刺激値(X,Y,Z)に等しい。また、被写体の三刺激値(X,Y,Z)と、被写体をこの撮像系で撮像したときに得られるRGB値(S、S,S)との間には、(1)式から、(3)式の関係が得られる。
Figure 2009131324
(2)式と(3)式から(X,Y,Z)を消去すると、表示装置における透過率(T、T、T)と撮像素子におけるRGB値(S、S,S)との間の関係式(4)が求められる。
Figure 2009131324
色割れを無くすには、撮像系においてRGBの各フィールドで撮影された画像が、表示系においても順次RGBの各フィールドで独立して表示される必要がある。したがって、フィールドシーケンシャル方式で撮像・表示するシステムにおいて色割れを防止するには、表示系における各色のフィールド画像は、その色に対応して撮像されたフィールド画像の画像情報のみから構成される必要があるため、撮像素子におけるRGB値(S、S,S)から表示装置における透過率(T、T、T)への変換は、対角行列によるものである必要があり(5)式の関係が成立する。
Figure 2009131324
したがって、(4)、(5)式から、行列Mは(6)式として表すことができる。
Figure 2009131324
以上のように、表示装置13の3原色の光源が特定されると、これにより完全色再現可能で、かつ、色割れの生じない撮像系における分光感度分布が決定される。
撮像系の分光感度分布は、撮影に用いられる照明光の分光輝度分布と、撮像素子の分光感度分布と、ライトガイド18や撮像レンズ14などの撮像光学系の分光透過率分布との積となる。したがって、照明光の分光輝度分布を調整し、撮影系の分光感度分布を等色感度R(λ)、G(λ)、B(λ)に適合させることにより、色再現性を向上させることができる。特に撮像素子と撮像光学系の分光分布が直線的な場合など可視領域においてあまり複雑な変化をしないときには、撮像系の分光感度分布は、略照明光の分光輝度分布によって決定されるので以下の説明では、このような場合を想定して説明を行う。
本実施形態では、光源部17に分光輝度分布の特性が夫々異なる3種類以上(すなわち3色以上)の複数の光源を用意し、これらの光源からの光を混色して、撮像時における撮像系の分光感度分布が等色感度R(λ)、G(λ)、B(λ)に一致するように照明光を合成する。例えば図1の例において、光源にはそれぞれ異なる色の6つのLED17A〜17Fが用いられる。図3には、これら6個のLED17A〜17Fの分光輝度分布L1〜L6が例示される。分光輝度分布L1〜L6は夫々異なった分光輝度分布を有するが、例えば分光輝度分布L1、L2は、R(λ)のピーク近くにピークを持ち、分光輝度分布L3、L4はG(λ)のピーク近くにピークを持ち、分光輝度分布L5、L6はB(λ)のピーク近くにピークを持つ。なお、図3において横軸は波長(nm)であり、縦軸は相対強度である。
図4には、図3の分光輝度分布L1〜L6を有する6個のLED17A〜17Fを用いて、所与の分光感度分布L(一例)に合わせた照明光を合成する方法が示される。すなわち、本実施形態では、LED駆動回路19A〜19Fにより各LED17A〜17Fへ供給される電流を制御して、それぞれの相対LED強度のピーク値を制御し、所与の分光感度分布Lに近似した照明光を得る。なお、図4においては各分光輝度分布L1〜L6に対応する曲線は破線L1’〜L6’として示される。
また、図5には、等色感度R(λ)、G(λ)、B(λ)の各々を、分光輝度分布L1〜L6のLED17A〜17Fを用いて近似したときに、RGBの各フィールド撮影において照射される照明光の分光輝度分布R’(λ)、G’(λ)、B’(λ)が等色感度R(λ)、G(λ)、B(λ)とともに示される。なお、図5では合成により得られた分光輝度分布R’(λ)、G’(λ)、B’(λ)が実線で示され、等色感度R(λ)、G(λ)、B(λ)が破線で示される。
次に、図6を参照して本実施形態のフィールドシーケンシャル方式により撮像・表示するシステムにおいて、各色に対して決定される照明用光源の発光倍率を算出する方法の手順について説明する。
ステップS100では、まず表示装置13の3原色光源のピーク波長が決定される。例えば、本実施形態では、R光源の分光輝度分布LRのピーク波長が620nm、G光源の分光輝度分布LGのピーク波長が525nm、B光源の分光輝度分布LBのピーク波長が455nmに設定される(図2参照)。なお、このピーク値の値は、目標とする等色感度R(λ)、G(λ)、B(λ)において、マイナススペクトルとなる領域が小さくなるように決定される。なお、表示装置13の3原色光源のピーク波長が決定されると、RGB光源の各々の三刺激値(X,Y、Z)、(X,Y、Z)、(X,Y、Z)が算出される。
次にステップS102において、(5)式の対角成分C、C、Cが決定される。C、C、Cの値は、例えば、等色感度R(λ)、G(λ)、B(λ)を照明光の合成では完全に再現出来ないことによるホワイトバランスのズレや、生成する各フィールドの相対強度の違いを補正する観点から決定される。
ステップS104では、(6)式を用いて行列M(行列要素m)が算出された後、既知の等色関数_x(λ)、_y(λ)、_z(λ)と算出された行列Mを用いて等色感度R(λ)、G(λ)、B(λ)が求められる。
また、ステップS106では、撮像系の光源として6色のLEDが用意され、所定の定電流を流してその分光輝度分布L1〜L6が測定される。更にステップS108では、6色のLED17A〜17Fの発光量を調整して等色感度R(λ)、G(λ)、B(λ)を近似するためのLED17A〜17Fの発光倍率が求められこの処理は終了する。
なお、等色感度R(λ)、G(λ)、B(λ)を近似するための各RGBフィールドでのLED17A〜17Fの発光倍率hir、hig、hib(i=1,・・・,6)は、以下の手順で求められる。すなわち、分光輝度分布L1(λ)〜L6(λ)のLED17A〜17Fを用いたとき、分光輝度分布R’(λ)、G’(λ)、B’(λ)はそれぞれR’(λ)=ΣhirL1(λ)、G’(λ)=ΣhigL1(λ)、B’(λ)=ΣhibL1(λ)と表される(但し、i=1〜6)。このとき、(7)式で表される評価関数Φを最小にするようにパラメータhir、hig、hibの値が決定される。本実施形態においては、パラメータhir、hig、hibの値を、前述の分光輝度分布L1〜L6を測定する際の所定電流値の係数とし、LED17A〜17Fの駆動電流値が決定される。
Figure 2009131324
なお、(7)式においてVisは可視領域を意味し380〜780nmあるいは略ゼロの領域を除くと400nm〜700nmに対応する。また、撮像素子の分光感度分布S(λ)を考慮する場合には、R’(λ)=S(λ)ΣhirLi(λ)、G’(λ)=S(λ)ΣhigLi(λ)、B’(λ)=S(λ)ΣhibLi(λ)として同様に計算される。
以上のように、本実施形態によれば、フィールドシーケンシャル方式の撮像・表示を行う電子内視鏡などのシステムにおいて、色割れの発生を防止しつつ、色再現性を向上することができる。
なお本実施形態では、撮像系の光源に複数のLEDを用いたが、例えば、白色光源を用い、3原色に対応するカラーフィルタを通して順次照明光として照射する構成としてもよい。この場合には、白色光源の分光輝度分布(更に撮像素子の分光感度分布)を考慮しつつカラーフィルタの分光透過特性を等色感度に適合させることにより同様の効果を得ることができる。また、白色光を照明光として照射して、反射光を異なるカラーフィルタを介して時系列に撮像素子で受光する構成とすることも可能である。また、本実施形態では、電子内視鏡を例に説明を行ったが、フィールドシーケンシャル方式の撮像・表示が行われる他の装置においても適用することができる。
本発明の一実施形態であるフィールドシーケンシャル方式の撮像・表示を行う電子内視鏡装置の概略を示すブロック図である。 表示系光源の分光輝度分布と、撮像系の完全色再現可能かつ色割れを低減する分光感度分布(等色感度)の関係を示すグラフである。 撮像系の光源部に用いられる6個の光源の分光輝度分布を例示するグラフである。 図3の分光輝度分布を有する光源を用いて、所与の等色感度を近似する方法を示すグラフである。 図3の分光輝度分布を有する6個光源を用いて、RGB毎の完全色再現可能な分光感度分布を近似した状態を示すグラフである。 各色に対して決定される照明用光源の発光倍率を算出する手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10 電子内視鏡装置
11 スコープ部
12 プロセッサ部
13 表示装置(FSC方式)
15 撮像素子
16 撮像・表示制御装置
17 光源部
17A〜17F LED
19A〜17F LED駆動回路

Claims (9)

  1. 3原色の各色に対応する画像を時系列に表示することによりカラー画像を表示する表示装置と、
    前記各色に対応する画像を時系列に撮像する撮像装置とを備え、
    前記撮像装置において、前記各色に対応する画像を撮像する際の分光感度分布R(λ)、G(λ)、B(λ)が、_x(λ)、_y(λ)、_z(λ)をXYZ表色系の等色関数、X、Y、Z、X、Y、Z、X、Y、Zを前記表示装置に用いられる各色のXYZ表色系三刺激値、C、C、Cを任意の補正係数とするとき、
    Figure 2009131324
    により決定される
    ことを特徴とする撮像表示システム。
  2. 前記撮像装置が照明用の光源部を備え、前記撮像時の分光感度分布が前記光源部の分光輝度分布を制御することにより前記等色感度に適合されることを特徴とする請求項1に記載の撮像表示システム。
  3. 前記光源部が異なる色の複数の光源を備え、前記光源部の分光輝度分布が前記複数の光源の各々の発光量を調整して制御されることを特徴とする請求項2に記載の撮像表示システム。
  4. 前記光源部は、3原色フィルタを通して順次照明光を照射し、前記撮像時の分光感度分布が前記3原色フィルタの各々の分光透過分布を調整することにより前記等色感度に適合されることを特徴とする請求項1に記載の撮像表示システム。
  5. 前記3原色の各色は、前記表示装置に用いられる光源の色に対応することを特徴とする請求項1に記載の撮像表示システム。
  6. 前記補正係数C、C、Cを調整して、ホワイトバランスまたは前記各色に対応する画像の相対強度の違いを補正することを特徴とする請求項1に記載の撮像表示システム。
  7. 請求項1に記載の撮像表示システムを用いた電子内視鏡装置。
  8. 表示装置に用いられる3原色の光源の各刺激値に基づき撮影に用いられる前記3原色に対応する照明光の分光輝度分布を調整し、
    調整された前記3原色に対応する照明光を時系列に照射して撮影を行い、
    前記照明光を時系列に照射して撮影された画像を、前記3原色の光源を時系列に点灯して前記表示装置に表示する
    ことを特徴とするカラー画像の撮影表示方法。
  9. 3原色の各色に対応する照明光を時系列に照射して前記3原色に対応する画像を撮影するとともに前記3原色に対応する表示用光源を時系列に点灯して前記画像を表示する撮像表示システムに用いられる撮影用の照明装置であって、
    互いに異なる分光輝度分布を有する複数の光源と、
    前記複数の光源各々の発光量を調整する発光制御手段とを備え、
    前記3原色の各々に対応する照明光が前記複数の光源の光により合成されるとともに、前記発光制御手段において前記各光源の発光量が、前記3原色の各々に対応する合成された照明光が前記表示用光源の各刺激値に基づく分光感度分布に適合するように制御される
    ことを特徴とする照明装置。
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