JP2008103568A - 研磨ヘッド及び研磨装置並びにワークの剥離方法 - Google Patents

研磨ヘッド及び研磨装置並びにワークの剥離方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 研磨布に溝を形成したり、定盤から研磨ヘッドをオーバーハングさせたりすることなく、ワークを保持した研磨ヘッドを上昇させてワークを研磨布から容易かつ安全、確実に剥離することができる研磨ヘッド等を提供する。
【解決手段】 周縁部に環状の突出部13aとキャリア掛止部13bが形成されている円盤状のキャリア13と、外側に環状のヘッド本体掛止部12aが形成されている円盤状のヘッド本体12と、前記ヘッド本体と前記キャリアを連結するダイヤフラム14と、前記キャリア掛止部及び/またはヘッド本体掛止部の一部に、該キャリア掛止部と前記ヘッド本体掛止部との間に位置するスペーサー15とを有し、前記ヘッド本体を上昇させた時、前記キャリア掛止部及び/またはヘッド本体掛止部と前記スペーサーとが当接することで、前記キャリアを傾斜させて持ち上げてワークWを研磨布から剥離するものである研磨ヘッド11。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ワークの表面を研磨する際にワークの裏面を保持するための研磨ヘッド、及びそれを備えた研磨装置並びにワークを研磨布から剥離する方法に関する。
シリコンウエーハ等の半導体ウエーハの表面を研磨する装置として、ウエーハを片面ずつ研磨する片面研磨装置と、両面同時に研磨する両面研磨装置とがある。
一般的な片面研磨装置は、例えば図10に示したように、研磨布74が貼り付けられた定盤73と、研磨剤供給機構76と、研磨ヘッド72等から構成されている。このような研磨装置71では、研磨ヘッド72でウエーハWを保持し、研磨剤供給機構76から研磨布74上に研磨剤75を供給するとともに、定盤73と研磨ヘッド72をそれぞれ回転させてウエーハWの表面を研磨布74に摺接させることにより研磨を行う。
ワークを保持する方法としては、平坦な円盤状のプレートにワックス等の接着剤を介してワークを貼り付ける方法、軟質のパッド(バッキングパッド)で水貼りする方法、真空吸着する方法などがある。
図11は、バッキングパッドでワークを保持する研磨ヘッドの一例の概略を示している。この研磨ヘッド91は、セラミックス等からなる円盤状のキャリア92の下面にポリウレタン等のバッキングパッド95が貼り付けられており、このパッド95に水分を吸収させてワークWを表面張力により保持する。また、研磨中にキャリア92からワークWが外れるのを防ぐため、キャリア92の周りにリング状のテンプレート94が設けられている。
溝の無いプレーンな研磨布を用いて、特に直径300mmのシリコン単結晶ウエーハのような大口径のワークを研磨した場合、ワーク研磨後、研磨ヘッドを上昇させてワークを研磨布から引き剥がそうとしても、研磨後のワークが研磨剤による表面張力により、研磨布表面と密着し、研磨布上に残ってしまうことがあるという問題があった。また、過度に研磨ヘッドのワーク吸着力を上げると定盤を持ち上げてしまう程の負荷が定盤を固定しているベアリング部に加わってしまうという問題があった。
このような問題に対して、研磨布側に溝を形成し、研磨布の吸着力を弱める方法や、研磨ヘッドを一端定盤からオーバーハングさせてから研磨ヘッドを上昇させる方法(以後、オーバーハング方式と呼ぶ。例えば、特許文献1参照)等が採用されている。
しかし、研磨布に溝を形成した場合、研磨布の溝の転写によりワーク表面に微小なうねりが発生したり、溝部分にワークのエッジが引っ掛かりワークが破損したり、外周ダレが発生する等の品質上の問題があった。また、オーバーハング方式では、研磨ヘッドをオーバーハングさせるスペースを確保しなければならない為、装置サイズが大きくなってしまう等の問題があった。
特開2001−341070号公報
そこで、本発明は、このような問題点に鑑みなされたもので、研磨布に溝を形成したり、定盤から研磨ヘッドをオーバーハングさせたりすることなく、ワークを保持した研磨ヘッドを上昇させてワークを研磨布から容易かつ安全、確実に剥離することができる研磨ヘッドを提供することを主な目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、少なくとも、円盤状であり、周縁部に、上方に突出した環状の突出部と、該突出部から内向きに張り出した環状のキャリア掛止部が形成されており、ワークの裏面を保持するためのキャリアと、該キャリアを保持するとともに回転可能であり、内側に空間部が形成され、外側に、外向きに張り出した環状のヘッド本体掛止部が形成されているヘッド本体と、前記ヘッド本体と前記キャリアを連結するとともに前記ヘッド本体の空間部を密閉するダイヤフラムとを有し、前記ワークの表面を定盤上に貼り付けた研磨布に摺接させて研磨する際には、前記密閉された空間部の圧力を該空間部に連結された圧力調整機構で調整した状態で前記ワークの裏面を前記キャリアに保持し、前記ワーク研磨後、前記研磨ヘッドを上昇させて前記ワークを前記研磨布から剥離する際には、前記ヘッド本体を上昇させ、前記キャリア掛止部が前記ヘッド本体掛止部に掛止させて上昇することによって前記ワークを前記研磨布から剥離する研磨ヘッドであって、前記キャリア掛止部及び/またはヘッド本体掛止部の一部に、少なくとも該キャリア掛止部と前記ヘッド本体掛止部との間に位置するスペーサーを具備し、前記研磨ヘッドを上昇させて前記ワークを前記研磨布から剥離する際に、前記ヘッド本体を上昇させた時、前記キャリア掛止部及び/またはヘッド本体掛止部と前記スペーサーとが当接することで、前記キャリアを傾斜させて持ち上げて前記ワークを前記研磨布から剥離するものであることを特徴とする研磨ヘッドが提供される(請求項1)。
このような研磨ヘッドを用いて、ワークの研磨を行い、該ワーク研磨後、研磨布からワークを剥離すれば、容易かつ安全、確実にワークを研磨布から剥離することができる。また、スペーサーの厚さを調節することによって研磨ヘッドを上昇させるときの傾斜角度を調節できるので、簡単な操作で該研磨ヘッドの傾斜角度を調節することができる。また、研磨布に溝を形成する方法のように、ワークの被研磨面の品質を悪化させることもなく、オーバーハング方式による場合のように、研磨装置を大きくする必要もない。
この場合、前記キャリアのワークの裏面を保持する面にバッキングパッドが設けられていることが好ましい(請求項2)。
このように、キャリアのワークの裏面を保持する面にバッキングパッドを設けたものであれば、より確実にワークをキャリアに保持させることができる。従って、このような研磨ヘッドを用いれば、より確実にワークを研磨布から剥離することができる。
前記キャリアが、前記ワークとして直径300mm以上の半導体ウエーハを保持できるものであることとすることができる(請求項3)。
このように、キャリアが、ワークとして、研磨後に研磨布と密着する力が強い直径300mm以上の半導体ウエーハを保持する場合であっても、本発明に従う研磨ヘッドを用いれば、容易かつ安全、確実にワークを研磨布から剥離することができる。
さらに、本発明では、ワークの表面を研磨する際に使用する研磨装置であって、少なくとも、定盤上に貼り付けられた研磨布と、該研磨布上に研磨剤を供給するための研磨剤供給機構と、前記ワークを保持するための研磨ヘッドとして、前記本発明に係る研磨ヘッドを具備するものであることを特徴とする研磨装置が提供される(請求項4)。
このように、本発明に係る研磨ヘッドを備えた研磨装置を用いて、ワークの研磨を行い、研磨後に研磨布からワークを剥離すれば、容易かつ安全、確実にワークを研磨布から剥離することができる装置となる。また、研磨布に溝を形成する方法のように、ワークの被研磨面の品質を悪化させることもなく、オーバーハング方式による場合のように、研磨装置を大きくする必要もない。
この場合、研磨ヘッドの回転についての停止位置を自動的に位置合わせする機構を具備することが好ましい(請求項5)。
このように、研磨ヘッドの回転についての停止位置を自動的に位置合わせする機構を具備すれば、ウエーハが剥離しやすい回転角度位置に簡単にすることができ、研磨ヘッドの回転位置を適正な位置で停止することができる。従って、より容易に研磨後のウエーハの剥離をすることができる。
また、本発明では、定盤上に貼り付けられた研磨布をドレッシングし、前記ワークの表面を前記ドレッシングした研磨布に摺接させて研磨した後に、前記研磨布から前記ワークを剥離する方法であって、前記本発明に係る研磨ヘッドによって前記ワークを保持して研磨した後、前記スペーサーの位置を前記研磨ヘッドの中心から前記研磨布中心に対して30°以内の回転位置になるように前記研磨ヘッドの回転を停止し、該回転位置で前記ヘッド本体を上昇させて前記ワークを剥離することを特徴とするワークの剥離方法が提供される(請求項6)。
このように、研磨布のドレッシングを行い、本発明に係る研磨ヘッドを用いてワークの表面研磨を行い、該ワーク研磨後、スペーサーの位置を研磨ヘッドの中心から研磨布中心に対して30°以内の回転位置になるように研磨ヘッドの回転を停止してワークを研磨布から剥離すれば、より容易かつ安全、確実にワークを研磨布から剥離することができる。また、研磨布に溝を形成する方法のように、ワークの被研磨面の品質を悪化させることもなく、オーバーハング方式による場合のように、研磨装置を大きくする必要もない。
本発明に係る研磨ヘッドを用いれば、ワーク研磨後、研磨布からワークを剥離する際にワークの被研磨面の品質を悪化させることなく、容易かつ安全、確実にワークを研磨布から剥離することができる。また、スペーサーの厚さを調節することによって研磨ヘッドを上昇させるときの傾斜角度を調節できるので、簡単な操作で該研磨ヘッドの傾斜角度を調節することができ、ウエーハの剥離条件の調整も容易である。
また、ドレッシングを行った後に、本発明に係る研磨ヘッドを用いて、ワークの研磨を行い、該ワーク研磨後、研磨ヘッドの回転位置を、スペーサーが定盤の中心付近に対応するようにして停止し、研磨布からワークを剥離すれば、より容易かつ安全、確実にワークを研磨布から剥離することができる。
以下、本発明についてさらに詳細に説明する。
前述のように、溝の無い研磨布を用いて、大口径のワークを研磨した場合、ワーク研磨後、研磨ヘッドを上昇させてワークを研磨布から剥離(離間する、引き剥がすとも言う)しようとしても、研磨後のワークが研磨布表面と密着し、研磨布上に残ってしまうことがあるという問題があった。
このような問題に対し、本発明者らは、研磨布に溝を形成する方法や、オーバーハング方式によらずにワークを研磨布から容易に剥離する方法について鋭意検討を行った。
そこで、本発明者らは、ワークを保持する研磨ヘッドを上昇させるときに、キャリアのワークの裏面(被研磨面とは反対側の面)を保持するワーク保持面のうち特定の領域に重点的に力をかけ、傾斜させて上昇すれば、ワークを剥離できることを見出した。また、本発明者らは、通常の方法によってドレッシングを行ったとき、研磨布の中央が周囲よりも低く、へこむような形状となることを見出した。そして、研磨後にワークを研磨布から剥離する際に、上記の研磨布の中央のへこみ付近に重点的に力をかけてワークの研磨布からの剥離を行えば、より容易にワークを研磨布から剥離できることに想到し、種々の条件を最適化することによって本発明を完成させた。
以下、添付の図面を参照しつつ、本発明に係る研磨ヘッド及び研磨装置について具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1は、本発明に係る研磨ヘッドの一例(第1の態様)を示している。本発明に係る研磨ヘッド11は、後述するようなスペーサー15を具備しているが、まず、概略の構成を説明する。この研磨ヘッド11は、ヘッド本体12を有し、ヘッド本体12の内側には空間部18が形成されている。ヘッド本体12は回転可能であり、上部中央には圧力調整機構19に連通する圧力調整用の貫通孔20が設けられている。
ヘッド本体12には、同心円状に配置された円盤状のキャリア13がダイヤフラム14を介して連結されている。このようなダイヤフラム14を介した連結により、ヘッド本体12が、キャリア13を保持するとともに、ヘッド本体12の空間部18が密閉された状態となっている。
ヘッド本体12は、図示しない上下動手段によって上下動される。
キャリア13は、ワークWの裏面(研磨される側と反対側の面)を保持するためのものであり、例えば、保持面が平滑で、剛性が高く、ワークWの金属汚染を引き起こさないものを使用することができ、アルミナ等のセラミック製の円形プレート等を好適に使用することができる。その他、後述するようないわゆるラバーチャックキャリア等、種々のものを用いることができる。
また、キャリア13のワーク保持面はワークWの裏面全体を支持するため、研磨するワークWと同じ径の大きさとするか、僅かに大きい程度とすることが好ましい。
ダイヤフラム14は、エラストマー、ゴム等、弾力性の高い材質を好適に使用することができる。このような材質からなる1枚のダイヤフラム14が、ヘッド本体12と、キャリア13にそれぞれボルト等で固定されることで連結され、ヘッド本体12の空間部18が密閉された状態となる。
ヘッド本体12には、外側に外向きに張り出した環状のヘッド本体掛止部12aが形成されている。また、キャリア13には、その周縁部に、上方に突出した環状の突出部13aと、キャリア掛止部13bとが形成されている。ヘッド本体掛止部12aの外径は、キャリア掛止部13bの内径よりも大きく、ヘッド本体掛止部12aとキャリア掛止部13bは、スペーサーがない位置では、図9のように、ワークを研磨布から剥離するためにヘッド本体12を上昇させたときに、互いに環状の当接面で掛止するようになっている。実際にはスペーサー15を具備するのでヘッド本体掛止部12aとキャリア掛止部13bの間にわずかに隙間が空く領域もあるが、図面上には表していない。
キャリアの突出部13aはヘッド本体12が上下動できるようにするために、その内径がヘッド本体掛止部12aの外径よりも大きく、ヘッド本体掛止部12aより高い位置にまで突出する必要がある。キャリア13の、突出部13aよりも内側の部分は、必ずしも平坦である必要はなく、ヘッド本体12の空間部18内に入り込んだ凸状の形状であってもよい。
ヘッド本体12とキャリア13とをこのような位置関係にするためには、例えば、図12に示したようにして達成することができるが、これに限定されるものではない。
まず、キャリア13を、環状の突出部13aの一部とキャリア掛止部13bの部分からなる第一の部材13cと、その他の、主に円盤部分からなる第二の部材13dとに分けて準備する(図12(a))。次に、上記第二の部材13dより上方に、ダイヤフラム14がボルト等で固定されたヘッド本体12を配置する(図12(b))。次に、上記第一の部材13cを上方から第二の部材13dにボルト等で固定してキャリア13とする(図12(c))。なお、この第一の部材13cと第二の部材13dを固定したものと同じボルトでダイヤフラム14をキャリア13に固定することもできる。
なお、キャリア13とヘッド本体12とのダイヤフラム14を介しての連結は、図1で示しているような、キャリア13の突出部13aとヘッド本体掛止部12aとの間で連結されているものであれば、構造を簡単にできるので好ましいが、これに限定されるものではない。
キャリア13のワークWの裏面を保持する面(保持面)には、バッキングパッド17が設けられていることが好ましい。例えば、キャリア13の保持面に発泡ポリウレタン製のバッキングパッド17を両面粘着テープ等で固定する。このようなバッキングパッド17を設けて水を含ませることで、バッキングパッド17に含まれる水の表面張力によりワークWを確実に保持することができる。
キャリア13の外周部、すなわちワーク保持面の外側にはテンプレート16が具備されていてもよい。テンプレート16は、ワークWのエッジ部を保持するためのものであり、キャリア13の外周部に沿って、下方に突出するように設けられている。テンプレート16は、研磨中、ワークWのエッジ部を保持してワークWがキャリア13から外れるのを防ぐ一方、研磨布22を押圧しないようにする。テンプレート16の材質は、ワークWを汚染せず、かつ、キズや圧痕を付けないために、ワークWよりも柔らかい材質とすることが好ましい。
テンプレート16の周囲には、研磨中、研磨布22を押圧して研磨布22の波打ち変形を防ぐための不図示のドレスリングを具備していてもよい。ドレスリングの材質は、ワークWの金属汚染を引き起こさず、研磨布22との接触による磨耗が極力少ないものとすることが好ましい。例えばアルミナ製のリングを好適に使用することができる。
このような概略の構造を有する本発明の研磨ヘッド11は、図1のように、キャリア掛止部及びヘッド本体掛止部のうち少なくとも一方の一部に、少なくともキャリア掛止部とヘッド本体掛止部との間に位置するようにスペーサー15を具備する。スペーサー15は、図1の態様ではキャリア掛止部13bにボルト等で固定される。なお、上方から見たときにはスペーサー15は図2のように環状のキャリア掛止部13bの一部に取り付けられている。スペーサーの材質は、剛性があり、容易に変形しないものであればどのようなものでもよい。スペーサー15の大きさは、ヘッド本体掛止部12aが当接したときに不安定とならないような大きさであればどのようなものであってもよく、例えば、キャリア掛止部13bの内径の1/10程度とすることができる。また、スペーサー15の断面形状は、少なくともキャリア掛止部13bとヘッド本体掛止部12aとの間に位置すればどのようなものであってもよい。例えば、図1に示したように、キャリア掛止部13bを挟み込むような形状であり、上部からボルト等で固定すれば安定しやすいがこれに限定されるものではない。
スペーサー15の厚さは、後述するように、キャリア13を傾斜して上昇させるときに、例えば傾斜角度が0.1〜1°程度になるように適宜調節される。このスペーサー15の厚さの調節は、種々の厚さを有するスペーサーを予め用意しておき、適宜交換することによれば、簡単であるので望ましい。
ワーク研磨時にはスペーサー15とヘッド本体掛止部12aは接触しないため、スペーサー15を具備しない研磨ヘッドと変わりはなく、通常の研磨ヘッドと同様の研磨を行うことができ、ワークの研磨品質に問題はない。
図13は、本発明に係る研磨ヘッドの第2の態様として、キャリアをラバーチャックキャリアとしたものを示したものである。
この研磨ヘッド61は、主にヘッド本体12と、ヘッド本体12にダイヤフラム14で連結されたラバーチャックキャリア62とからなる。このようなダイヤフラム14を介した連結により、ヘッド本体12が、ラバーチャックキャリアキャリア62を保持するとともに、ヘッド本体12の空間部18が密閉された状態となっていること、ヘッド本体12の上部中央には圧力調整機構19に連通する圧力調整用の貫通孔20が設けられていることは前述の第1の態様の場合と同様である。
ラバーチャックキャリア62は、上部キャリア部材63と、SUS(ステンレス)等の剛性材料からなる環状の剛性リング64に均一の張力で固定され、下面が平坦であるラバー65を具備する。ワークWの保持面はラバー65の下面となる。また、ラバー65のワーク保持面とは反対側にワーク加圧室66を有し、ワーク加圧室66には、ワーク加圧用の圧力調整機構67に連通する流体供給路68により流体が供給されるようになっている。ワーク加圧室66にワーク加圧用の圧力調整機構67によって圧力エアーを供給することでラバー65に均一に圧力をかけ、ワークWを均一の圧力で定盤21上の研磨布22に押圧することができる。また、ワーク加圧用の圧力調整機構67でワーク加圧室66を真空引きすることによって、ワークWをラバー65に吸着することができる。また、ラバー65の下面にバッキングパッド17を具備し、バッキングパッド17でワークWを吸着するようにしてもよい。また、テンプレート16をさらに具備していてもよい。
上部キャリア部材63は、突出部63a、キャリア掛止部63bが形成されており、前述の第1の態様の場合と同様に、キャリア掛止部63b及びヘッド本体掛止部12aのうち少なくとも一方の一部に、少なくともキャリア掛止部63bとヘッド本体掛止部12aとの間に位置するようにスペーサー15を具備する。
以上のような典型的な構造を有するラバーチャックキャリアの他、種々の公知のラバーチャックキャリアを採用することができる。
図3は、上記本発明に係る研磨ヘッド11を備えた研磨装置31の概略を示している。この研磨装置31は、研磨ヘッド11のほか、定盤21上に貼り付けられた研磨布22と、研磨布22上に研磨剤35を供給するための研磨剤供給機構36を具備している。
この研磨装置31を用いてワークWを研磨する前に、まず、研磨布22のドレッシングを行う。このドレッシングは、図7(a)に示すように、通常のドレッサを用いて通常通り行う。
通常、研磨するワークWより大きいドレッサを用いて、少なくともワークを研磨するときにワークWが摺接される領域をドレッシングする。
例えば、ドレッサとして、研磨布22と当接する部分が、外径が定盤21の半径よりわずかに大きく、内径が定盤21の半径よりわずかに小さい環状になっているようなホイールドレッサ41(例えば、直径800mmの定盤を用いて直径300mmのシリコンウエーハを研磨する場合、研磨布と当接する部分が外径410mm、内径380mm程度のホイールドレッサ)を用いて、ホイールドレッサ41を固定して研磨布22に当接させた状態で定盤21を回転させることによって行う。このとき、ホイールドレッサ41も回転させてもよいし、定盤21の直径方向に揺動幅を定盤の半径の1/10程度としてホイールドレッサ41を揺動させてもよい。
前述のように、本発明者らは、このように通常の方法によってドレッシングを行ったとき、図7(b)に示したように、研磨布の中央が周囲よりも低く、へこむような形状となることを見出した。なお、図7(b)のグラフは、定盤の直径方向における研磨布の高さ分布を示したものであり、グラフ中の2本の曲線は、互いに定盤の上面内で直交している方向の、研磨布の高さ分布を示している。
これは、ホイールドレッサを用いてドレッシングを行うと、研磨布の中央付近が、周囲よりもドレッサに摺接される時間が長いためと考えられる。
このようにドレッシングを通常通り行った後、本発明に係る研磨ヘッド11を具備した研磨装置31を用いて、ワークWの研磨を行う。
この研磨装置31を用いてワークWを研磨するには、まず、水を含ませたバッキングパッド17にワークWを貼りつけるなどしてワークWの裏面をキャリア13で保持するとともに、ワークWのエッジ部をテンプレート16で保持する。
そして、研磨剤供給機構36から研磨布22上に研磨剤35を供給するとともに、研磨ヘッド11と定盤21をそれぞれ所定の方向に回転させながらワークWを研磨布22に摺接させる。このとき、ヘッド本体12の密閉された空間部18の圧力を圧力調整機構19で調整することによって、ダイヤフラム14を弾性変形させることができる。例えば、圧力調整機構19から空間部18に圧力エアーを供給することにより、ヘッド本体12との間でダイヤフラム14が弾性変形して、キャリア13が所定の圧力で研磨布22側に押出される。このように圧力調整機構19によりダイヤフラム14を弾性変形させれば、キャリア13に保持されたワークWを、定盤21上の研磨布22に対して回転しながら所定の押圧力で押し付けてワークWの表面を研磨することができる。
なお、ワークWの研磨時においては、研磨布22の中央付近のへこみは、ワークWの押圧によってほとんど無視できるほど押し潰されているので、ワークの研磨品質に問題はない。
また、ワークの研磨時には、研磨ヘッド11を揺動させながらワークWを研磨してもよい。
このようにしてドレッシングを行い、ワークWの研磨を行った後、以下のようにしてワークWを研磨布22から剥離する。
まず、スペーサー15が、研磨布22の中央部のへこみ付近に位置するように研磨ヘッド11の回転を停止させる。具体的には、図6に示すように、スペーサー15の位置を研磨ヘッド11の中心から研磨布22中心(すなわち定盤21中心)に対して30°以内の回転位置になるように研磨ヘッド11の回転を停止する。スペーサー15の位置は研磨ヘッド11の中心から研磨布22中心に対して15°以内とすることがより好ましく、研磨ヘッド11の中心と研磨布22中心を結ぶ線分上にあるようにすることが最も好ましい。
研磨ヘッド11の回転位置を上記所定位置に停止させる方法は特に限定されるものではないが、自動的に所定位置に停止させることが簡便であり望ましい。このため、研磨装置31に、研磨ヘッド11の回転についての停止位置を自動的に位置合わせする機構(例えばサーボ機構等)を具備することが好ましい。
このようにして研磨ヘッド11の回転を停止させた後、以下のようにヘッド本体12を上昇させてワークWを研磨布22から剥離する。
ヘッド本体12を上昇させると、まず、図4のように、スペーサー15がヘッド本体掛止部12aと当接する。この状態からさらにヘッド本体12を上昇させる力を加えると、スペーサー15に集中して力が加わり、キャリア13のワーク保持面の、スペーサー15の直下付近の領域に重点的に力が加わる。スペーサー15が、研磨布22がわずかにへこんでいる中央付近に位置していれば、このキャリア13のワーク保持面の重点的に力が加わる領域も研磨布22がわずかにへこんでいる中央付近に位置するので、ワークWを容易に、安定して研磨布22から剥離することができる。
さらにヘッド本体12を上昇させると、図5のように、スペーサー15と、環状のキャリア掛止部13bのうちスペーサー15が取り付けられたのとは反対側の部分がヘッド本体掛止部12aに当接し、キャリア13が傾斜して持ち上げられる。
なお、スペーサー15の厚さは、ワークWの研磨布22からの剥離が安定して行えるように適宜調節される。このとき、前述したように、キャリア13を傾斜して上昇させるときに、例えば傾斜角度が0.1〜1°程度になるように調節すればよい。
なお、研磨されるワークが、ドレッシング領域よりも著しく小さい場合でなければ、上記の研磨布の中央付近のへこみの部位にワークの外縁部が位置するので、本発明の効果が得られる。
また、一旦ドレッシングを行った後は、ワークの研磨、研磨布からの剥離を、ドレッシングを行わずに通常の範囲内で繰り返して行う場合でも、本発明の効果が得られる。
さらに上記では、本発明の研磨ヘッドに具備するスペーサーをキャリア掛止部13bに取り付ける場合を説明したが、図8のようにスペーサー15をヘッド本体掛止部12aに取り付けても良いし、キャリア掛止部13bとヘッド本体掛止部12aの両方に取り付けても良い。
以下、本発明の実施例及び比較例について説明する。
(実施例1)
図13に示した構成の研磨ヘッド61を以下のように作製した。ステンレス製のヘッド本体12と、ワーク保持面がラバー65であり、該ラバーの裏にワーク加圧室66を有し、該ワーク加圧室66に圧力調整機構67によって圧力エアーを供給することでラバー65に均一に圧力をかける形式のキャリア63を用意し、ダイヤフラム14を介して連結した。
上記のような研磨ヘッド61を備えた図3のような研磨装置31(図3には、図1の研磨ヘッド11を備えた態様が示されているが、本実施例は研磨ヘッド61を備えた態様を示す)を用いて、以下のように、ワークWとして直径300mm、厚さ775μmのシリコンウエーハの研磨を行った。なお、使用したシリコンウエーハは、その両面に予め1次研磨を施し、エッジ部にも研磨を施したものである。また、定盤21には直径が800mmであるものを使用し、研磨布22には溝加工のない、通常用いられるものを使用した。
まず、研磨を行う前に、研磨布22のドレッシングを行った。ドレッサ41として下面の外径が410mm、内径が380mmのホイールドレッサを用いた。30kPaの圧力でホイールドレッサ41を押圧し、定盤21を29rpmで回転させ、180分間ドレッシングを行った。
研磨の際には、研磨剤にはコロイダルシリカを含有するアルカリ溶液を使用し、研磨ヘッド11と定盤21はそれぞれ31rpm、29rpmで回転させた。ワークWの研磨圧力(押圧)は15kPaとした。研磨時間を10分とした。
ワークの研磨終了後、スペーサー15(厚さ=2mm)の位置を研磨ヘッド11の中心から研磨布22の中心に対して30°以内の回転位置になるように研磨ヘッド11の回転を停止し、該回転位置でヘッド本体12を、ワークWとキャリア13の吸着面(ラバー)間にかかる圧力(ワーク加圧室66の圧力;吸着圧)が−45kPaとなるようにして上昇させて、2秒間で剥離を行った。
上記ワークの研磨、研磨布からの剥離を、途中でドレッシングを行うことなくワーク300枚について繰り返して行った。
その結果、ワーク300枚中300枚で正常に剥離することができ(成功率100%)、本発明の効果が明らかに得られた。
(実施例2)
ワークの研磨終了後、スペーサーの位置を特に決めることなく研磨ヘッドの回転を停止し、該回転位置でヘッド本体12の上昇を行った以外は実施例1と同様にしてワークの研磨布からの剥離をワーク26枚に対して試みた。
その結果、ワーク26枚中24枚で問題なく剥離することができたが、2枚で剥離時に異音がすることがあった。
(比較例1)
スペーサーを具備しない以外は実施例1と同様の研磨ヘッドを備えた研磨装置を用いて、実施例と同様にシリコンウエーハの研磨を行い、吸着圧を−30kPaとして1〜2秒間で剥離を試みた。
その結果、定盤が持ち上がり、ワークの剥離はできなかった。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は単なる例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
例えば、本発明に係る研磨ヘッドは図1、13に示した態様に限定されず、例えば、ヘッド本体の形状等は特許請求の範囲に記載された要件以外については適宜設計すればよい。
また、研磨装置の構成も図3に示したものに限定されず、例えば、本発明に係る研磨ヘッドを複数備えた研磨装置とすることもできる。
本発明に係る研磨ヘッドの第1の態様を示す概略断面図である。 本発明に係る研磨ヘッドの一例を上方から見た場合を示す概略平面図である。 本発明に係る研磨ヘッドを備えた研磨装置の一例を示す概略構成図である。 本発明に係る研磨ヘッドを用いてワークを研磨布から剥離するときの動作を示す概略断面図である。 本発明に係る研磨ヘッドを用いてワークを研磨布から剥離するときの動作を示す概略断面図である。 研磨ヘッドの回転についての停止位置を上方から見た場合を示す説明図である。 (a)は、ドレッシングの様子を示す概略平面図であり、(b)は、ドレッシングされた後の研磨布の直径方向の高さ分布を示すグラフである。 スペーサーをヘッド本体側に有する研磨ヘッドの一例を示す概略断面図である。 スペーサーがない位置での研磨ヘッドを上昇してワークを研磨布から剥離するときの動作を示す概略断面図である。 片面研磨装置の一例を示す概略構成図である。 従来の研磨ヘッドの一例を示す概略構成図である。 本発明に係る研磨ヘッドの組み立て方法の一例を示す概略断面図である。 本発明に係る研磨ヘッドの第2の態様を示す概略断面図である。
符号の説明
11、61…研磨ヘッド、
12…ヘッド本体、 12a…ヘッド本体掛止部、
13…キャリア、 13a…突出部、 13b…キャリア掛止部、
14…ダイヤフラム、 15…スペーサー、 16…テンプレート、
17…バッキングパッド、 18…空間部、
19…圧力調整機構、 20…貫通孔、
21…定盤、 22…研磨布、
31…研磨装置、 35…研磨剤、 36…研磨剤供給機構、
41…ドレッサ(ホイールドレッサ)、
62…ラバーチャックキャリア、
63…上部キャリア部材、 63a…突出部、 63b…キャリア掛止部、
64…剛性リング、 65…ラバー、 66…ワーク加圧室、
67…圧力調整機構、 68…流体供給路、
W…ワーク。

Claims (6)

  1. 少なくとも、
    円盤状であり、周縁部に、上方に突出した環状の突出部と、該突出部から内向きに張り出した環状のキャリア掛止部が形成されており、ワークの裏面を保持するためのキャリアと、
    該キャリアを保持するとともに回転可能であり、内側に空間部が形成され、外側に、外向きに張り出した環状のヘッド本体掛止部が形成されているヘッド本体と、
    前記ヘッド本体と前記キャリアを連結するとともに前記ヘッド本体の空間部を密閉するダイヤフラムとを有し、
    前記ワークの表面を定盤上に貼り付けた研磨布に摺接させて研磨する際には、前記密閉された空間部の圧力を該空間部に連結された圧力調整機構で調整した状態で前記ワークの裏面を前記キャリアに保持し、前記ワーク研磨後、前記研磨ヘッドを上昇させて前記ワークを前記研磨布から剥離する際には、前記ヘッド本体を上昇させ、前記キャリア掛止部が前記ヘッド本体掛止部に掛止させて上昇することによって前記ワークを前記研磨布から剥離する研磨ヘッドであって、
    前記キャリア掛止部及び/またはヘッド本体掛止部の一部に、少なくとも該キャリア掛止部と前記ヘッド本体掛止部との間に位置するスペーサーを具備し、前記研磨ヘッドを上昇させて前記ワークを前記研磨布から剥離する際に、前記ヘッド本体を上昇させた時、前記キャリア掛止部及び/またはヘッド本体掛止部と前記スペーサーとが当接することで、前記キャリアを傾斜させて持ち上げて前記ワークを前記研磨布から剥離するものであることを特徴とする研磨ヘッド。
  2. 前記キャリアのワークの裏面を保持する面にバッキングパッドが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の研磨ヘッド。
  3. 前記キャリアが、前記ワークとして直径300mm以上の半導体ウエーハを保持できるものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の研磨ヘッド。
  4. ワークの表面を研磨する際に使用する研磨装置であって、少なくとも、定盤上に貼り付けられた研磨布と、該研磨布上に研磨剤を供給するための研磨剤供給機構と、前記ワークを保持するための研磨ヘッドとして、請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の研磨ヘッドを具備するものであることを特徴とする研磨装置。
  5. 研磨ヘッドの回転についての停止位置を自動的に位置合わせする機構を具備することを特徴とする請求項4に記載の研磨装置。
  6. 定盤上に貼り付けられた研磨布をドレッシングし、前記ワークの表面を前記ドレッシングした研磨布に摺接させて研磨した後に、前記研磨布から前記ワークを剥離する方法であって、前記請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の研磨ヘッドによって前記ワークを保持して研磨した後、前記スペーサーの位置を前記研磨ヘッドの中心から前記研磨布中心に対して30°以内の回転位置になるように前記研磨ヘッドの回転を停止し、該回転位置で前記ヘッド本体を上昇させて前記ワークを剥離することを特徴とするワークの剥離方法。
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