JP2008101946A - 発光素子の特性検査装置および特性検査方法 - Google Patents

発光素子の特性検査装置および特性検査方法 Download PDF

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嘉之 伊藤
Hiroshi Tagashira
弘 田頭
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Abstract


【課題】 効率が良く信頼度の高い、発光素子の特性検査装置および特性検査方法を提供することである。
【解決手段】 発光素子20について複数の測定を、高温測定部12、第1常温測定部17および第2常温測定部18にて行う。高温測定部12での測定が終了した後、判定部13によって発光素子20が良品か不良品かを判断する。第1常温測定部17においてまず行ったIL特性の測定結果に基づいて、その後行う測定の測定条件を決定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、発光素子の特性検査装置および特性検査方法に関する。本発明において、発光素子に電圧を印加したときに発光素子から発せされる光強度を、発光素子を流れる電流の電流値に対応する値として測定することを「IL測定」と称する。発光素子に対して電圧を印加する2つの電極間を結ぶ直線に垂直な平面のうちの、発光素子から発せられる光線の光軸を含む平面と、発光素子から発せられる光の進行方向に垂直な面とが交わる線上の、前記光のファーフィールドパターン(Far Field Pattern 略称:FFP)を、「FFPH」と称する。発光素子に対して電圧を印加する2つの電極間を結ぶ直線および発光素子から発せられる光線の光軸を含む平面と、発光素子から発せられる光の進行方向に垂直な面とが交わる線上の、前記光のFFPを、「FFPV」と称する。
発光素子から発せられる偏光の割合と、偏光に含まれる右円偏光および左円偏光の割合と、各偏光の光強度とを、「偏光特性」と称し、偏光特性についての測定を「偏光測定」または「偏光特性測定」と称する。79℃以上の温度を「高温」と称し、23℃以上27℃以下の温度を「常温」と称する。高温における光学的特性および電気特性を「高温特性」と称し、常温における光学的特性および電気特性を「常温特性」と称する。
発光素子のIL特性、FFPは個々の発光素子に依存するので、発光素子の光学的および電気的特性の測定は、全ての発光素子について行う必要があり、該測定を効率よく進める必要がある。これを解決するために、複数個のレーザダイオードのFFP測定を短時間に行い、かつ各種測定を連続的に行うことを目的として、複数個のレーザダイオードを装着保持したマウントと、第1、第2、第3の受光部を具備するレーザダイオードの特性測定装置が提案されている(たとえば特許文献1参照)。
また半導体素子からの発光光線が試験台面で反射して”蹴られ”現象が発生することを防止することを目的として、アレー状の複数の半導体素子が固定されるアレーセットステージと半導体素子とが半導体素子の端面部の位置で接合するように構成された半導体装置の検査装置が提案されている(たとえば特許文献2参照)。
特開昭62−245128号公報 特開昭61−169775号公報
しかし、複数個のレーザダイオードを装着保持したマウントと、第1、第2、第3の受光部を具備するレーザダイオードの特性測定装置では、複数個のレーザダイオードについてIL特性の測定、FFP特性の測定、スペクトラム特性の測定が全て行われており、不良品のレーザダイオードが多くても測定工程、測定時間を短縮することができない。
またアレーセットステージと半導体素子とが半導体素子の端面部の位置で接合するように構成された半導体装置の検査装置においても、各種の測定は独立に全て、半導体について行われており、不良品のレーザダイオードが多くても測定工程、測定時間を短縮することができない。
本発明の目的は、効率が良く信頼度の高い、発光素子の特性検査装置および特性検査方法を提供することである。
本発明は、発光素子の光学的特性および電気的特性を測定する特性検査装置であって、
発光素子を供給する供給部と、
発光素子の高温特性を測定する高温測定部と、
前記高温測定部における測定結果に基づいて前記発光素子が良品であるか否かを判定する判定部と、
前記高温測定部において良品と判定された発光素子の常温特性を測定する常温測定部と、
検査に供された発光素子を収納する収納部と、
発光素子を高温測定部、常温測定部および収納部の各部にわたって搬送する搬送部とを備え、
前記高温測定部、常温測定部および収納部の各部を直線状に配設し、該各部の配設経路に沿って搬送部を配設することを特徴とする発光素子の特性検査装置である。
また本発明は、前記高温測定部を常温測定部よりも搬送方向上流側に配設することを特徴とする。
また本発明は、前記常温測定部は、IL測定およびFFPH測定を行う第1の常温測定部と、FFPV測定および偏光測定を行う第2の常温測定部とを含み、第1の常温測定部を第2の常温測定部よりも搬送方向上流側に配設することを特徴とする。
また本発明は、前記高温測定部または常温測定部に搬送された発光素子に通電するためのプローブピンと、
該プローブピンを保持するコンタクトプローブと、
前記プローブピンの前記発光素子への接触の直前まで、予め定める速度で前記コンタクトプローブを前記発光素子に近づけ、前記プローブピンの前記発光素子への接触以降の前記コンタクトプローブの駆動を、前記予め定める速度と同じ向きで、かつ前記予め定める速度の大きさよりも、小さい速度の大きさで、行うように制御するプローブ制御手段と、
をさらに備えることを特徴とする。
また本発明は、前記供給部における発光素子を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段で撮像された画像を処理して、発光素子の種類および向きを判別する画像処理部と、をさらに備えることを特徴とする。
また本発明は、前記高温測定部および常温測定部における測定結果を、該発光素子の前記供給部における位置についての情報と関連付けて記憶する記憶手段を、さらに有することを特徴とする。
また本発明は、前記常温測定部は、光スペクトル測定のための受光部であるスペクトル用受光部と、
FFPH測定のための受光部であるFFPH用受光部と、
前記スペクトル用受光部と前記FFPH用受光部とを同一の円周上において移動させる受光部移動手段と、
をさらに含んでいることを特徴とする。
また本発明は、発光素子の光学的特性および電気的特性を測定する特性検査方法であって、
予め定める高い温度条件下で、発光素子の高温でのIL測定を行う高温測定工程と、
該高温測定工程における高温でのIL測定の結果、発光素子が良品か否かを判定する判定工程と、
前記判定工程で良品と判定された発光素子の常温でのIL測定を常温で行う常温測定工程とを含むことを特徴とする発光素子の特性検査方法である。
また本発明は、検査に供する発光素子を載置する測定ステージに対し、前記発光素子の発光端面が前記測定ステージの外縁部よりも外方になるように発光素子を配置する発光素子配置工程をさらに含むことを特徴とする。
また本発明は、前記常温測定工程は、発光素子の常温におけるFFPH測定を行う工程、FFPV測定を行う工程、光スペクトル測定を行う工程、および偏光測定を行う工程を含み、
前記高温でのIL測定、常温でのIL測定、FFPH測定、FFPV測定、光スペクトル測定、および偏光測定の各測定を行う工程では、前記各測定に用いるパルス状の電圧を、該パルス状の電圧のデューティ比を制御して印加することが可能であることを特徴とする。
また本発明は、前記FFPH測定を行う工程は、FFPH測定のための受光部を発光素子に対して相対的に移動させるFFPH用移動工程を含み、
前記FFPV測定を行う工程は、FFPV測定のための受光部を発光素子に対して相対的に移動させるFFPV用移動工程を含み、
前記偏光測定を行う工程は、偏光測定のための受光部を発光素子に対して相対的に移動させる偏光測定用移動工程を含み、
前記FFPH用受光部の駆動工程、FFPV用受光部の駆動工程および偏光測定用受光部の駆動工程は、それぞれFFPH測定を行う工程、FFPV測定を行う工程および偏光測定を行う工程における前記パルス状の電圧の印加と、同期して行われることを特徴とする。
また本発明は、前記高温測定工程および常温測定工程においては、パルス状の電圧の印加を周期的に、または、正弦波状の電圧の印加を連続的に一定時間行うことを特徴とする。
また本発明は、前記判定工程では、発光素子についての前記高温測定工程での測定結果と、前記発光素子についての前記常温測定工程での測定結果とを比較し、前記発光素子が良品か否かを判定することが可能であることを特徴とする。
また本発明は、前記FFPH測定を行う工程の後、前記光スペクトル測定を行う工程を行い、
前記光スペクトル測定工程は、前記光スペクトル測定のための受光部を、前記FFPH測定のための受光部が最大の光強度を受光した位置と同じ位置に位置させて、光スペクトル測定を行うことを特徴とする。
また本発明は、前記常温測定は、常温で行ったIL測定の結果から、
前記光スペクトル測定を行う工程において発光素子に印加する電圧の電圧値と、
前記FFPH測定を行う工程において発光素子に印加する電圧の電圧値と、
前記FFPV測定を行う工程において発光素子に印加する電圧の電圧値と、
前記偏光測定を行う工程において発光素子に印加する電圧の電圧値と、
を算出する制御工程をさらに含むことを特徴とする。
本発明によれば、高温測定部および常温測定部の2つの測定部と、搬送部とを備えていることによって、1つの測定終了後、不良品と判定された発光素子を除去することが可能である。したがって不良品と判定された発光素子に対して測定の一部を省略することができる。常温測定よりも発光素子にかかる負荷が大きい高温測定を先に行い、発光素子が良品であるか否かを高温測定部における測定後に判断するので、耐熱性に乏しい発光素子を検出することができる。したがって不良品と判定された発光素子に対して、判定を行った後の測定を省略することができる。したがって発光素子に対して効率的な特性検査を行うことができる。また高温測定部および常温測定部、収納部は直線状に配設されており、搬送部は供給部、高温測定部、常温測定部および収納部の各部にわたって発光素子を搬送するので、前記各部および搬送部は回転移動をすることはない。したがって、回転に伴うぐらつきなどによって測定誤差が生じることがない。したがって効率が良く信頼性の高い、発光素子の特性検査装置を提供することができる。
また本発明によれば、常温測定よりも発光素子にかかる負荷が大きい高温測定を先に行うことよって、耐熱性に乏しい発光素子を、特性検査の工程のうち早い段階において検出することができる。耐熱性に乏しい発光素子を検出した後に常温測定を行うので、耐熱性を有する発光素子についてのみ常温測定をすることができる。したがって測定時の負荷によって品質の下がった発光素子を不良品として判定しそこなうことがない。また耐熱性に乏しい発光素子を検出した後は、測定によって発光素子の品質を下げることがない。
また本発明によれば、常温測定部は第1の常温測定部と第2の常温測定部とを備えていることによって、一方の測定部で測定を行っているときに、別の発光素子の特性を他方の測定部で測定することができる。したがって、測定にかかる時間を短縮することができ、効率の良い特性検査を行うことができる。第1および第2の常温測定部のうち、第1の常温測定部においてIL測定およびFFPH測定を行うことによって、後の特性検査においてIL測定およびFFPH測定の結果を利用し、効率の良い測定を行うことができる。具体的にはIL測定によって、後の測定においてどの程度の電圧を印加して測定を行うことが効率的かどうかを見積もることができ、偏光測定などの条件を最適化することができる。FFPH測定によってどの方位に対して最も強い光強度を発しているかが分かり、光スペクトル測定をどの方位に対して行うことが高効率であるかを知ることができる。したがって、効率が良く信頼性が高い、発光素子の特性検査装置を提供することができる。
また本発明によれば、高温測定部または常温測定部に搬送された発光素子に対し、通電のためにプローブピンを接触させる。これによって、発光素子をプローブピンを含む電極によって挟持することができる。したがって振動などによって発光素子と高温測定部または常温測定部との相対位置が変化することを防止することができる。よって信頼性の高い特性検査を行うことができる。またプローブピンを保持するコンタクトプローブは、プローブピンの発光素子への接触直前まで、予め定める速度で発光素子に対してプローブピンを近づける。これによって、発光素子への衝突によって発光素子に破損などを及ぼす危険のないプローブピンの移動範囲においては、プローブピンを速く移動させ、移動時間の短縮を図ることができる。プローブピンの発光素子への接触以降は、コンタクトプローブは、前記予め定める速度と同じ向きに、前記予め定める速度の大きさよりも小さい速度の大きさで、移動する。これによって、プローブピンが発光素子に対して大きな運動量で当たることを防ぐことができる。またプローブピンがある範囲内の大きさの力で発光素子を押すことを容易にすることができる。したがってプローブピンが発光素子に対して破損などの影響を及ぼすことを防止することができる。
また本発明によれば、撮像手段と画像処理部とによって発光素子の種類および向きを判別する。これによって特性検査のために発光素子を機械的に一定の方向に向けるためのジグおよび工程を省略することができる。したがって発光素子に対してジグが接触し、荷重が作用することを防ぎ、破損などの影響を及ぼすことなく特性検査を行うことができる。また発光素子の向きはジグの機械的な接触によって調節されるのではなく、載置された発光素子の向きを撮像手段と画像手段とによって検出する。したがって機械的な位置の調節に伴う誤差を防ぐことができ、信頼性の高い発光素子の特性検査装置を提供することができる。
また本発明によれば、高温測定部および常温測定部における測定結果を、供給部における発光素子の位置に関連付けて記憶する記憶手段を有する。供給部における発光素子の位置は、複数の発光素子が製造されたときの個々の発光素子の配置関係を反映する。したがって測定結果を供給部における発光素子の位置に関連付けることによって、それぞれの発光素子の特性の差異を、製造段階における位置に対する分布として把握することが可能になる。よって高温測定部および常温測定部における測定結果を、発光素子の製造方法の改善に反映することが可能になる。
また本発明によれば、スペクトル用受光部とFFPH用受光部とを同一の円周上において移動させる移動手段を有する。これによってスペクトル用受光部とFFPH用受光部とを測定の対象となる発光素子に対して同じ位置に位置させることができる。したがってFFPH測定を行うときに、発光素子が最大の光強度を発する向きを検出すれば、光スペクトル測定を行うときには発光素子が最大の光強度を発する向きを改めて検出せずに、光スペクトル測定のための受光部を、発光素子が最大の光強度を発する向きに位置させることができる。したがって効率的な発光素子の特性検査装置を提供することができる。また発光素子が最大の光強度を発する向きにスペクトル用受光部を位置させて光スペクトルを測定することができるので、信頼性の高い光スペクトル測定を行うことができる。
また本発明によれば、判定工程では、高温測定工程におけるIL測定の結果に基づいて発光素子が良品か否かの判定を行う。これによって高温測定終了後、該測定を行った発光素子が不良品であることが分かれば、該発光素子を除去することができる。したがって不良品と判定されなかった発光素子について、高温測定工程に後続する工程を行うことができるので、効率的な発光素子の特性検査方法を提供することができる。また判定工程は高温測定工程終了後なので、耐熱性に乏しい発光素子は高温という温度条件下での結果から判定工程において不良品と判定され、除去される。不良品と判定されなかった発光素子はその後高温という温度条件下に置かれることはなく、判定工程の後、熱による悪影響を受けることがない。また耐熱性に乏しい発光素子については判定工程に後続する測定を省くことができるので、耐熱性のある発光素子の特性を検査する上で無駄な測定を省略することができる。
また本発明によれば、測定ステージ上で発光素子の発光端面が測定ステージの外縁部よりも外方になるように発光素子を配置する。これによって発光素子に電圧を印加して発光させたとき、発光素子から発せられる光の一部が測定ステージに当たることがない。したがって特性検査を行うときに発光素子から発せられる光が測定ステージに遮られることなく、発光素子から発せられる光について測定を行うことができる。
また本発明によれば、高温測定工程および常温測定工程において印加するパルス状の電圧のデューティ比を調節することが可能である。これによってIL測定、FFPH測定、光スペクトル測定、FFPV測定および偏光測定などを行う各測定部の受光部の駆動と、パルス状の電圧の印加とを同期させやすくすることができる。受光部の駆動とパルス状の電圧印加とが、同期した状態から時間的にずれを生じた場合に、デューティ比を調節してずれを補正することが可能である。
また本発明によれば、各測定部の受光部の駆動工程は電圧の印加と同期して行われる。これによって、電圧が印加されるときに測定が行われるように時期を合わせることができる。したがって発光素子への電圧の印加による発光素子からの発光が起こっていないときに測定することを防止することができ、信頼度の高い測定を行うことができる。
また本発明によれば、高温測定工程および常温測定工程においては、パルス状または正弦波状の電圧の印加を一定時間行う。これによって発光素子の通電状態が良くなりIL測定の結果を安定しやすくすることができる。
また本発明によれば、判定工程において高温測定工程での測定結果と常温測定工程での測定結果とを比較し、該比較の結果から発光素子が良品であるか否かを判断することができる。したがって高温測定工程および常温測定工程の各測定結果から直接的に判定するよりも信頼度の高い判定を行うことができる。
また本発明によれば、FFPH測定を行う工程において最大の光強度が測定されたときのFFPH用受光部の位置と、発光素子に対する相対位置が同じになる位置に、スペクトル用受光部を位置させ、光スペクトル測定を行う。これによってスペクトル用受光部で再度光強度を測定しなおす必要がなくなるので、効率の良い測定を行うことができる。FFPH測定のときに最大の光強度を示した位置から光スペクトルの測定を行うので信頼度の高い測定を行うことができ、信頼度の高い光スペクトル測定を行うことができる。
また本発明によれば、常温測定工程におけるIL測定の測定結果から、他の工程において印加する電圧の電圧値を算出する。これによってFFPH測定、光スペクトル測定、FFPV測定および偏光測定の各測定を行うときに、印加する電圧の大きさをそれぞれにおいて最適化する必要がない。したがって発光素子の効率的な特性検査を行うことができる。IL測定において最適化された電圧を印加するので、IL測定以外の各測定においても高精度の測定を行うことができる。したがって効率が良く信頼性の高い、発光素子の特性検査方法を提供することができる。
以下、図面を参照しながら本発明を実施するための形態を、複数の形態について説明する。以下の説明においては、各形態に先行する形態ですでに説明している事項に対応している部分には同一の参照符を付し、重複する説明を略する場合がある。構成の一部のみを説明している場合、構成の他の部分は、先行して説明している形態と同様とする。実施の各形態で具体的に説明している部分の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、実施の形態同士を部分的に組合せることも可能である。発光素子20の面のうち、光を発する面を「発光面」と称し、発光面を含む発光素子20の一部分を「発光面部」と称する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る発光素子の特性検査装置10の構成を表す図である。第1実施形態に係る発光素子の特性検査装置10は、供給部11と、高温測定部12と、判定部13と、搬送部14と、常温測定部15と、収納部16を含んで構成されている。常温測定部15は、第1常温測定部17と第2常温測定部18とを含んで構成されている。供給部11は、供給シートに載せられた複数の発光素子20を高温測定部12に供給する。高温測定部12は、供給部11から供給された発光素子20の光学的特性および電気的を高温条件下において測定する。発光素子20は、半導体から成るレーザダイオード(Laser Diode 略称:LD)である。高温測定部12は、高温測定部12に供給された発光素子20についてIL特性を測定する。
判定部13は第1次判定として、高温測定部12の測定結果に基づいて発光素子20が良品であるか否かを判定する。耐熱性に乏しい発光素子は判定部13によって不良品と判定される。判定部13による判定は、高温測定部12による測定の後、第1および第2常温測定の前に行われ、該判定によって不良品と判定された発光素子20については常温測定を行うことなく、除外する。除外は、搬送部14が高温測定部12から直接、収納部16内の予め定める位置に発光素子20を搬送することによって行う。
搬送部14は高温測定部12から常温測定部15内の第1常温測定部17へ、また第1常温測定部17から常温測定部15内の第2常温測定部18へ、第1次判定で良品と判定された発光素子を搬送する。常温測定部15は、供給部11から供給された発光素子20の光学的特性および電気的を常温条件下において測定する。収納部16は、高温および常温測定が行われた後、判定部13において良品と判定された発光素子20を保持する。
供給部11と、高温測定部12と、第1常温測定部17と、第2常温測定部18と、収納部16とは、発光素子20の搬送方向上流から下流に向けて、この順番で直線状に並んでいる。搬送部14は、供給部11と、高温測定部12と、第1常温測定部17と、第2常温測定部18と、収納部16とが成す直線に並行に移動できるように配設され、高温測定部12、第1常温測定部17、第2常温測定部18および収納部16にわたって発光素子20を搬送する。
判定部13は高温測定部12から出力される測定結果と、第1常温測定部17から出力される測定結果と、第2常温測定部18から出力される測定結果とを受信できるように各測定部と電気的に接続されている。高温測定部12の測定結果、第1常温測定部17の測定結果、第2常温測定部18の測定結果に基づいて、それぞれの測定の後、測定を行った発光素子20が良品であるか否かを判定してもよいけれども、第1実施形態では、高温測定部12の測定結果に基づいて測定を行った発光素子20が良品であるか否かを判定する。不良品と判定された発光素子20については、判定された後、除外するように制御を行う。除外は、搬送部14が高温測定部12から直接、収納部16内の予め定める位置に発光素子20を搬送することによって行う。他の実施形態においては、第1常温測定部17を行った発光素子20について、高温測定部12による測定の結果と第1常温測定部17による測定の結果とを比較し、比較結果を基に発光素子20が良品であるか否かを判定してもよい。この場合、比較結果は、測定を行った各発光素子20を個々に特定する情報とともに、記憶される。各測定結果は、各発光素子20を個々に特定する情報とともに、記憶される。
図2は、本発明の第1実施形態における供給部11の構成を表す図である。供給部11は、供給シート移動手段25と、チップ認識手段26と、チップピックアップ27と、真空ポンプ28と、チップピックアップ移動手段29とを含んで構成されている。供給シート移動手段25は、供給シート21と、供給シート21に載って特性検査装置10に供給される複数の発光素子20とを、高温測定部12の遠方から高温測定部12近傍にまで移動させる。供給シート21は発光素子20が自重によって供給シート21から落ちないように、水平に保たれて移動する。供給シート21に接する供給シート移動手段25の一表面は水平に保たれている。チップ認識手段26は、電荷結合素子(Charge Coupled
Device 略称:CCD)を備えており、供給シート移動手段25によって移動してきた供給シート21上の発光素子20をCCDによって撮像し、発光素子20の種類、位置および向きに関する情報を取得する。また撮像した画像を処理して発光素子20の種類、位置および向きの判別も行う。換言すれば、チップ認識手段26は、供給部11における発光素子20を撮像する撮像手段であり、かつ撮像された画像を処理して発光素子20の種類、位置および向きを判別する画像処理部である。
チップピックアップ27は、供給シート21上の複数の発光素子20のうちの1つを吸着する。チップピックアップ27の表面部のうち供給シート移動手段25に臨む一表面部には孔が形成されており、真空ポンプ28によって該孔内の空気を吸引し、発光素子20をチップピックアップ27の一表面部に吸着、保持する。発光素子20が接するチップピックアップ27の一表面は水平である。チップピックアップ27にはチップピックアップ移動手段29が機械的に接続されており、チップピックアップ移動手段29は発光素子20を吸着、保持したチップピックアップ27を供給シート21から高温測定部12に移動させる。
チップ認識手段26は、供給シート21上のどこに各発光素子20が位置しているか、および各発光素子20が発光面部をどの向きに向けて載置されているか、を判断する。チップピックアップ移動手段29がチップピックアップ27を供給シート21上のどこに移動させ、どの発光素子20を移動させるか、についてはチップ認識手段26が撮像した画像に基づいて判断する。
供給シート移動手段25は、一面を水平に保っており、水平に保たれた面は供給シート21を載置できるように配設されている。該水平に保たれた面の表面部分は水平に移動でき、該表面部分の一部分は発光素子の特性検査装置10の外部の近くに、他の部分は高温測定部12の近くに位置している。該表面部分は特性検査装置10の外部の近くから、他方は高温測定部12の近くまで移動することによって、供給シート21を搬送する。チップ認識手段26は高温測定装置近傍の供給シート移動手段25上の供給シート21および発光素子20を撮像できる位置に位置している。
チップピックアップ27は供給シート移動手段25の表面部分のうち、高温測定部12に近い部分と、高温測定部12とに近い位置に配設されており、高温測定部12内にまで移動できる。チップピックアップ27の供給シート移動手段25に臨む一表面部の孔は、該一表面部から真空ポンプ28にまでわたって形成されており、真空ポンプ28の駆動によって該孔内の空気は真空ポンプ28に吸引される。チップピックアップ移動手段29はチップピックアップ27に機械的に接続されており、チップピックアップ27を供給部11と高温測定部12とにわたって移動させる。チップピックアップ移動手段29はチップ認識手段26および高温測定部12内の測定ステージ上のチップ認識手段33の両方に電気的に接続されており、チップ認識手段26および高温測定部12内のチップ認識手段33の両方からの画像に基づいてチップピックアップ27の吸着および脱離を行う。
図3は、本発明の第1実施形態における高温測定部12の構成を表す図である。高温測定部12は、高温測定ステージ31と、ヒータ32と、測定ステージ上のチップ認識手段33と、コンタクトプローブ34と、プローブピン35と、コンタクトプローブ移動手段36と、電圧印加部37と、パルス発生部38と、電流電圧測定部39と、演算処理部40と、受光部41とを含み、構成されている。受光部41は、受光素子42と、受光回路43と、受光部移動手段45とを含んで構成されている。本明細書において発光素子20を載置する測定ステージ上の面を「載置面」と称する。
高温測定ステージ31は水平に保たれた載置面44を有しており、供給部11から搬送された発光素子20を載置面44上に受取る。高温測定ステージ31は、供給部11から供された発光素子20に電圧を印加するときの電極として機能し、発光素子20への電圧の印加を行う。このとき高温測定ステージ31は正極としても負極としても機能することができ、その切り替えは演算処理部40の制御によって電圧印加部37が行う。ヒータ32の少なくとも一部分は高温測定ステージ31に包含されており、ヒータ32は、ヒータ32の熱が高温測定ステージ31に伝わるように配設されている。ヒータ32は、高温測定ステージ31の少なくとも載置面44が79℃以上81℃以下に保たれるように、高温測定ステージ31を加熱する。
測定ステージ上のチップ認識手段33は、CCDを備えており、チップピックアップ27によって高温測定ステージ31に搬送されてきた発光素子20をCCDによって撮像し、発光素子20の種類、位置および向きに関する情報を取得する。測定ステージ上のチップ認識手段33が撮像した画像を処理して、発光素子20の種類、位置および向きを判別するのは、測定ステージ上のチップ認識手段33内の一部分でもよいけれども、本実施形態では、後に詳述する演算処理部40が行うものとする。
電圧印加部37と電流電圧測定部39とは部分的に回路を共有しており、高温測定ステージ31と、コンタクトプローブ34と、パルス発生部38と、演算処理部40とに電気的に接続されている。電圧印加部37は演算処理部40の制御によって、パルス発生部38によって駆動され、高温測定ステージ31とコンタクトプローブ34との間に電位差を発生させる。電流電圧測定部39は、高温測定ステージ31とコンタクトプローブ34との間に生じる電位差と、発光素子20に流れた電流とを測定する。電流電圧測定部39で得られた結果は電気信号として演算処理部40に伝えられる。電流電圧測定部39で測定結果として得られた電圧の情報は、演算処理部40がパルス発生部38を制御し、電圧印加部37を駆動するときに利用される。パルス発生部38は演算処理部40の制御によって、電圧印加部37にパルス状の電圧が発生するように、電圧印加部37を駆動する。
受光素子42および受光回路43を含む受光部41は、受光部移動手段45の駆動によって移動し、高温測定ステージ31に供された発光素子20について、IL特性を測定する。受光素子42は発光素子20からの光を受光する位置に移動できるように配設され、受光回路43と電気的に接続される。受光回路43は受光素子42および演算処理部40と電気的に接続される。発光素子20を挟持する高温測定ステージ31とコンタクトプローブ34との間に電圧が印加されることによって、発光素子20から発せられる光は受光素子42によって受光され、受光素子42は受光した光についての情報を受光回路43に対して電気信号として出力する。受光回路43は、受光素子42からの電気信号を解析し、解析結果を発光素子20の特性として演算処理部40に送る。高温測定部12で行われる発光素子20のIL測定は、パルス状の電圧を印加することによって行う。
演算処理部40は測定ステージ上のチップ認識手段33から出力される画像情報に基づいて、発光素子20から発せられる光の光軸がおよそ水平になるように、かつ発光素子20の発光面部が高温測定ステージ31の載置面44の外縁部よりも外方になるように、供給部11内のチップピックアップ移動手段29の駆動を制御する。発光素子20が高温測定ステージ31の載置面44に載置された後は、測定ステージ上のチップ認識手段33から出力される画像情報に基づいて、高温測定ステージ31の載置面44に載置された発光素子20の種類、位置を判断する。またパルス発生部38の駆動を制御することで電圧印加部37の駆動および制御を行い、IL測定について電流電圧測定部39の結果と受光回路43からの解析結果とを、測定した発光素子20についての情報として記憶する。
演算処理部40は測定ステージ上のチップ認識手段33から出力される画像情報に基づいて、発光素子20の向きを判断する。該判断は、発光面部がどの向きに向かって発光素子20が位置しているか、という情報を含む。また発光素子20に電圧の印加を行うときに、高温測定ステージ31の載置面44とコンタクトプローブ34のどちらを正極として印加するか、ということについての情報を含む。換言すれば、演算処理部40が行う、発光素子20についての向きの判断は、発光面部の向きと、正極に接触させるべき面の向きとについての判断である。
演算処理部40は、高温測定ステージ31とコンタクトプローブ34とに電圧を印加する時期を制御する。また受光部移動手段45による受光部41の移動およびその時期と、受光部41によってIL測定が行われる時期とを制御する。受光部移動手段45による受光部41の移動は、たとえば5°ずつ行われる。受光部41が移動し停止した後、パルス状の電圧の印加が行われる。電圧の印加と受光部移動手段45による受光部41の移動とは交互に行われ、受光部41による受光および測定が行われているときには、受光部41は発光素子20に対して変位していない。パルス状電圧の印加と受光部移動手段45による受光部41の移動とが交互に行われるときのパルス状電圧印加のデューティ比は、演算処理部40によって調節する。受光部移動手段45による受光部41の移動は、たとえば10°ずつでも構わないし、たとえば2°ずつであってもよい。
演算処理部40が測定ステージ上のチップ認識手段33から出力される画像情報に基づいて、発光素子20に対して行う種類の判断は、発光素子20に電圧が印加された状態で行われる。発光素子20に電圧が印加されると、発光素子20から発せられた光の一部または該光の反射光の一部が測定ステージ上のチップ認識手段33に入射する。発光素子20から発せられた光または該光の反射光の波長を、測定ステージ上のチップ認識手段33が測定することによって、発光素子20が赤色LEDなのか、緑色LEDなのか、青色LEDなのか、その他であるのか、などを判断する。受光部移動手段45は、演算処理部40の制御によって受光部41の駆動を行い、受光素子42と発光素子20との相対位置を変化させる。
コンタクトプローブ34はプローブピン35を保持しており、プローブピン35の少なくとも一部を内包している。コンタクトプローブ34は、コンタクトプローブ移動手段36の駆動によって移動し、高温測定ステージ31に近づいたり離れたりすることができる。コンタクトプローブ34の移動の速度は2段階に変化する。プローブピン35はコンタクトプローブ34の移動によって移動し、発光素子20に接する。コンタクトプローブ34に印加された電圧は、プローブピン35を通じて発光素子20に印加される。コンタクトプローブ34に保持されるプローブピン35は発光素子20に対して電圧の印加を行うときの電極として機能する。プローブピン35は正極としても負極としても機能することができ、正極と負極との切り替えは演算処理部40の制御によって電圧印加部37が行う。コンタクトプローブ移動手段36は、演算処理部40の制御によってコンタクトプローブ34を移動させ、移動の速度は2段階に変化する。
高温測定部12では、高温測定ステージ31の載置面44に供給された発光素子20に電圧の印加を行い、発光素子20から発せられた光を受光素子42によって受光し、受光素子42からの信号を受光回路43で解析することによって、発光素子20のIL特性を測定する。発光素子20のIL特性は、測定を行った発光素子20についての情報とともに演算処理部40で記憶される。該発光素子20についての情報とは、供給シート21上における各発光素子20の位置の情報を含んでいる。供給シート21上における各発光素子20の位置は、たとえば行と列とに番号を付し、高温測定部12に供される各発光素子20を該番号によって順次認識することによって行われる。換言すれば、演算処理部40は、高温測定部12における測定結果を、発光素子20の供給部11における位置についての情報と関連付けて記憶する記憶手段である。
高温測定ステージ31の載置面44は水平である。高温測定ステージ31の載置面44には供給部11のチップピックアップ27が発光素子20を載置する。このときチップピックアップ移動手段29は、発光素子20から発せられる光の光軸がおよそ水平になるように、チップピックアップ27を制御して発光素子20を載置させる。同時に発光素子20の発光面部が高温測定ステージ31の載置面44の外縁部よりも外方になるように、発光素子20を載置する。高温測定ステージ31は電圧印加部37と電気的に接続されている。高温測定ステージ31はヒータ32と熱的には接続されているけれども、電気的には接続されていない。ヒータ32は高温測定ステージ31と熱的に接続されているけれども、電気的に接続されていない。高温測定ステージ31は電圧印加部37と電気的に接続されている。
測定ステージ上のチップ認識手段33は高温測定ステージ31の載置面44を撮像できる位置に配置されており、供給部11内のチップピックアップ移動手段29と、コンタクトプローブ移動手段36と、演算処理部40とに電気的に接続されている。受光素子42は高温測定ステージ31の載置面44に載置された発光素子20からの発せられる光を受光できる位置に移動できるように配設されている。受光素子42および受光回路43を含む受光部41は、演算処理部40の制御によって、発光素子20からの発せられる光を受光できる位置に移動する。受光素子42は受光回路43と電気的に接続されている。受光回路43は受光素子42と演算処理部40とに電気的に接続されている。演算処理部40は測定ステージ上のチップ認識手段33と、受光回路43と、電圧印加部37と、電流電圧測定部39と、パルス発生部38と、受光部移動手段45とに電気的に接続され、それらを制御する。図3において発光素子20から発せられる光線束を「hν」と表示している。受光部移動手段45は、受光素子42と受光回路43とを含む受光部41に機械的に接続されており、演算処理部40と電気的手に接続されている。
電圧印加部37はコンタクトプローブ34と、高温測定ステージ31と、パルス発生部38と、演算処理部40とに電気的に接続されている。電流電圧測定部39は電圧印加部37と部分的に回路を共有しており、パルス発生部38と演算処理部40とに電気的に接続されている。パルス発生部38は演算処理部40と電圧印加部37とに電気的に接続されている。コンタクトプローブ34は水平に保たれた高温測定ステージ31の載置面44に対してプローブピン35を垂直に接触させることのできる位置に配設され、コンタクトプローブ34が移動したときには、プローブピン35が高温測定ステージ31の載置面44に接触する。プローブピン35は、一部分がコンタクトプローブ34に内包され、コンタクトプローブ34が移動して高温測定ステージ31の載置面44に近づくことによって、プローブピン35のさらに多くの部分がコンタクトプローブ34に内包される。コンタクトプローブ移動手段36はコンタクトプローブ34に電気的に接続されている。
図4は、本発明の第1実施形態におけるプローブピン35に外力が加わっていない状態のコンタクトプローブ34およびプローブピン35の側面図である。図5は、本発明の第1実施形態におけるプローブピン35が発光素子20に接触し、発光素子20からプローブピン35に圧縮荷重が作用した状態を表す図である。図4に示すように、プローブピン35はコンタクトプローブ34に保持されており、プローブピン35に外力が加わらない状態では、外力が加わったときに比べてプローブピン35はより多くコンタクトプローブ34の外に出ている。コンタクトプローブ移動手段36によってコンタクトプローブ34が高温測定ステージ31に近づけられると、プローブピン35は発光素子20に接触し、発光素子20からプローブピン35に圧縮荷重が作用する。これによって図5に示すように、プローブピン35は圧縮荷重を作用しないときに比べてコンタクトプローブ34内に多く内包されるようになる。
高温測定ステージ31の載置面44に載置された発光素子20に対して、コンタクトプローブ34が近づくときには、コンタクトプローブ34は、2段階の速度の変化を伴って移動する。コンタクトプローブ34はコンタクトプローブ移動手段36の駆動によって、プローブピン35が発光素子20に接触する直前まで、予め定める速度でコンタクトプローブ34が発光素子20に近づく。プローブピン35が発光素子20に接触して以降は、前記予め定める速度の大きさよりも、ゆっくりとした速度で発光素子20に近づく。これによってコンタクトプローブ34に保持されるプローブピン35は、発光素子20に接触して以降、発光素子20との相対位置は変化せず、コンタクトプローブ34内に多く内包されるようにコンタクトプローブ34との相対位置が変化する。コンタクトプローブ移動手段36の駆動を制御することによるコンタクトプローブ34およびプローブピン35の移動速度の調節は、演算処理部40が行う。換言すれば、演算処理部40は、コンタクトプローブ34およびプローブピン35を、前記のように2段階の速度変化を伴って発光素子20に近づけるようにコンタクトプローブ移動手段36を制御する、プローブ制御手段である。図4において発光素子20から発せられる光線束を「hν」と表示している。
コンタクトプローブ34にプローブピン35が少なく内包されているときも、多く内包されているときにも、コンタクトプローブ34とプローブピン35との相対位置が変化しているときにも、コンタクトプローブ34とプローブピン35とは電気的に接続されており、コンタクトプローブ34と高温測定ステージ31との間に電位差が生じたときには、プローブピン35と高温測定ステージ31との間にも電位差が生じる。
図6は、本発明の第1実施形態における第1常温測定部17の構成を表す図である。第1常温測定部17は、常温測定ステージ50と、測定ステージ上のチップ認識手段33と、コンタクトプローブ34と、プローブピン35と、コンタクトプローブ移動手段36と、電圧印加部37と、パルス発生部38と、電流電圧測定部39と、演算処理部40Aと、受光部41と、受光部移動手段45Aと、スペクトル用受光部52と、スペクトル用受光回路53とを含み、構成されている。受光部41Aは、受光素子42Aと、受光回路43Aとを含んで構成されている。
第1常温測定部17では、常温測定ステージ50に供された発光素子20について、IL測定およびPPFH測定を行う。常温測定ステージ50の載置面44は水平である。常温測定ステージ50の載置面44には搬送部14が発光素子20を載置する。このとき搬送部14は、発光素子20から発せられる光の光軸がおよそ水平になるように、発光素子20を載置する。同時に発光素子20の発光面部が常温測定ステージ50の載置面44の外縁部よりも外方になるように、発光素子20を載置する。
第1常温測定部17内の受光部41Aは、常温測定ステージ50に供された発光素子20について、IL特性およびFFPHを測定する。受光部41Aは受光部移動手段45Aの駆動によって移動し、発光素子20の発光面部付近を中心とした水平面内の円周上を移動する。受光部移動手段45Aは、演算処理部40Aの制御によって受光部41Aと、スペクトル用受光部52との移動を行い、該移動が同一円周上を移動するように移動させることができる。スペクトル用受光部52は、受光部移動手段45Aによって移動し、受光部41A内の受光素子42Aと同じ軌道上を移動する。常温条件下、発光素子20に電圧が印加されたときに発光素子20から発せられる光を、スペクトル用受光部52が受光する。スペクトル用受光回路53は、スペクトル用受光部52が受光した光を分光分析し、受光した光の波長および各波長における光強度を測定する。第1常温測定部17で行われる発光素子20のIL測定およびFFPHの測定は、パルス状の電圧を印加することによって行う。
スペクトル用受光部52が測定を行うときのスペクトル用受光部52の位置は、受光部41A内の受光素子42AがFFPHの測定を行ったときの結果に基づいて、演算処理部40Aによって決定される。FFPHの測定において発光素子20が最も大きい光強度を示したときの、発光素子20に対する受光素子42Aの相対位置と、スペクトル用受光部52が測定を行うときの、発光素子20に対するスペクトル用受光部52の相対位置とが同じになるように、受光部移動手段45Aはスペクトル用受光部52を移動し、光スペクトル測定が行われる。
演算処理部40Aは、測定ステージ上のチップ認識手段33から出力される画像情報に基づいて、発光素子20から発せられる光の光軸がおよそ水平になるように、かつ発光素子20の発光面部が常温測定ステージ50の載置面44の外縁部よりも外方になるように、搬送部14の駆動を制御する。またパルス発生部38の駆動を制御することで電圧印加部37の駆動および制御を行うと同時に、IL測定およびFFPHについての電流電圧測定部39の結果と受光回路43からの解析結果とを、測定した発光素子20についての情報として記憶する。またスペクトル用受光回路53からの解析結果を、発光素子20についての情報として記憶する。該発光素子20についての情報とは、供給シート21上における各発光素子20の位置の情報を含んでいる。供給シート21上における各発光素子20の位置は、たとえば行と列とに番号を付し、第1常温測定部17に供される各発光素子20を該番号によって順次認識することによって行われる。換言すれば、演算処理部40Aは、第1常温測定部17における測定結果を、発光素子20の供給部11における位置についての情報と関連付けて記憶する記憶手段である。
演算処理部40Aは測定ステージ上のチップ認識手段33から出力される画像情報に基づいて、発光素子20の向きを判断する。該判断は、発光面部がどの向きに向かって発光素子20が位置しているか、という情報を含む。また発光素子20に電圧の印加を行うときに、第1常温測定部17内の常温測定ステージ50の載置面44とコンタクトプローブ34のどちらを正極として印加するか、ということについての情報を含む。換言すれば、演算処理部40Aが行う、発光素子20についての向きの判断は、発光面部の向きと、正極に接触させるべき面の向きとについての判断である。
演算処理部40Aは、常温測定ステージ50とコンタクトプローブ34とに電圧を印加する時期を制御する。また受光部移動手段45Aの移動およびその時期と、受光部41AによってIL測定およびFFPH測定が行われる時期とを制御する。受光部41Aが発光素子20についてIL測定を行うとき、受光部移動手段45Aによる受光部41Aの移動は、たとえば5°ずつ行われる。受光部41Aが移動し停止した後、パルス状の電圧の印加が行われる。電圧の印加と受光部移動手段45Aによる受光部41Aの移動とは交互に行われ、受光部41Aによる受光および測定が行われているときには、受光部41は発光素子20に対して変位していない。パルス状電圧の印加と受光部移動手段45Aによる受光部41Aの移動とが交互に行われるときのパルス状電圧印加のデューティ比は、演算処理部40Aによって調節する。
演算処理部40Aは、常温におけるIL測定の結果から、FFPH測定、光スペクトル測定、FFPV測定、偏光特性測定のそれぞれを行うときに最適な印加電圧値を算出する。またFFPHの測定において発光素子20が最も大きい光強度を示したときの、発光素子20に対する受光素子42Aの相対位置を特定し、これと同じ位置に、スペクトル用受光部52が位置するように、スペクトル用受光部52を移動させる。
常温測定ステージ50は、電圧印加部37と電気的に接続されている。常温測定ステージ50は、電圧印加部37と電気的に接続されている。常温測定ステージ50は、高温測定部12から搬送された発光素子20に電圧を印加するときの電極として機能し、発光素子20への電圧の印加を行う。このとき常温測定ステージ50は正極としても負極としても機能することができ、その切り替えは演算処理部40Aの制御によって電圧印加部37が行う。第1常温測定部17内の受光部41Aは、受光部移動手段45Aと機械的に接続されており、受光素子42Aおよび受光回路43Aを含んでいる。受光素子42Aは常温測定ステージ50の載置面44に載置された発光素子20からの発せられる光を受光できる位置に移動できるように配設されている。受光素子42Aおよび受光回路43Aを含む受光部41Aは、演算処理部40Aの制御によって、発光素子20からの発せられる光を受光できる位置に移動する。受光素子42Aは受光回路43Aと電気的に接続されている。受光回路43Aは受光素子42Aと演算処理部40Aとに電気的に接続されている。
受光部移動手段45Aは受光部41Aとスペクトル用受光部52とに機械的に接続されており、演算処理部40Aと電気的に接続されている。スペクトル用受光部52は、受光部移動手段45Aと機械的に接続されており、受光部移動手段45Aの駆動によって、常温測定ステージ50の載置面44に載置された発光素子20からの発せられる光を受光できる位置に移動できるように配設されている。スペクトル用受光回路53は、スペクトル用受光部52と演算処理部40Aとに電気的に接続されている。演算処理部40Aは測定ステージ上のチップ認識手段33と、受光回路43と、電圧印加部37と、電流電圧測定部39と、パルス発生部38と、受光部移動手段45Aと、搬送部14と電気的に接続され、それらを制御する。演算処理部40Aは測定ステージ上のチップ認識手段33から出力される画像情報に基づいて、発光素子20から発せられる光の光軸がおよそ水平になるように、かつ発光素子20の発光面部が常温測定ステージ50の載置面44の外縁部よりも外方になるように、搬送部14の駆動を制御する。
図7は、本発明の第1実施形態における第2常温測定部18の構成を表す図である。第2常温測定部18は、常温測定ステージ50と、測定ステージ上のチップ認識手段33と、コンタクトプローブ34と、プローブピン35と、コンタクトプローブ移動手段36と、電圧印加部37と、パルス発生部38と、電流電圧測定部39と、演算処理部40Bと、受光部41Bと、垂直面内移動手段55と、偏光用受光部56と、偏光解析回路57と、偏光測定部移動手段58とを含み、構成されている。受光部41Bは、受光素子42Bと、受光回路43Bとを含んで構成されている。
第2常温測定部18では、常温測定ステージ50に供された発光素子20について、PPFVおよび偏光特性の測定を行う。該測定は、パルス状の電圧を印加することによって行う。受光部41Bは、発光素子20について、PPFVを測定する。受光部41Bは垂直面内移動手段55の駆動によって移動し、常温測定ステージ50の載置面44に垂直な面内で、発光素子20の発光面部付近を中心とした円周上を移動する。垂直面内移動手段55は、演算処理部40Bの制御によって受光部41Bの移動を行う。垂直面内移動手段55は、およそ発光素子20から発せられる光の光軸を含む面内において受光素子42Bが移動するように駆動する。該垂直面内移動手段55の駆動は、演算処理部40Bの制御によって行われる。
偏光用受光部56は、常温測定ステージ50の載置面44に載置された発光素子20から発せられる光を受光し、偏光特性について測定を行う。受光によって偏光用受光部56が出力する結果は偏光解析回路57によって解析され、偏光解析回路57による解析結果は、演算処理部40Bによって記憶される。偏光測定部移動手段58は、偏光用受光部56の移動を行う。偏光測定部移動手段58は、受光素子42BがFFPVの測定を行って最も大きな光強度を受光したときの、受光素子42Bの位置と同じ位置に、偏光用受光部56が位置するように、偏光用受光部56を移動させる。
演算処理部40Bは、測定ステージ上のチップ認識手段33から出力される画像情報に基づいて、発光素子20から発せられる光の光軸がおよそ水平になるように、かつ発光素子20の発光面部が常温測定ステージ50の載置面44の外縁部よりも外方になるように、搬送部14の駆動を制御する。またFFPH測定に関する受光回路43Bからの解析結果を、発光素子20についての情報として記憶する。該発光素子20についての情報とは、供給シート21上における各発光素子20の位置の情報を含んでいる。供給シート21上における各発光素子20の位置は、たとえば行と列とに番号を付し、第2常温測定部18に供される各発光素子20を該番号によって順次認識することによって行われる。換言すれば、演算処理部40は、第2常温測定部18における測定結果を、発光素子20の供給部11における位置についての情報と関連付けて記憶する記憶手段である。
演算処理部40Bは、常温測定ステージ50とコンタクトプローブ34とに電圧を印加する時期を制御する。また垂直面内移動手段55の移動およびその時期と、受光部41BによってFFPV測定が行われる時期とを制御する。垂直面内移動手段55による受光部41Bの移動は、たとえば5°ずつ行われる。受光部41Bが移動し停止した後、パルス状の電圧の印加が行われる。電圧の印加と垂直面内移動手段55による受光部41Bの移動とは交互に行われ、受光部41Bによる受光および測定が行われているときには、受光部41Bは発光素子20に対して変位していない。パルス状電圧の印加と垂直面内移動手段55による受光部41Bの移動とが交互に行われるときのパルス状電圧印加のデューティ比は、演算処理部40Bによって調節する。
演算処理部40Bは測定ステージ上のチップ認識手段33から出力される画像情報に基づいて、発光素子20の向きを判断する。該判断は、発光面部がどの向きに向かって発光素子20が位置しているか、という情報を含む。また発光素子20に電圧の印加を行うときに、第2常温測定部18内の常温測定ステージ50の載置面44と、コンタクトプローブ34のどちらを正極として印加するか、ということについての情報を含む。換言すれば、演算処理部40Bが行う、発光素子20についての向きの判断は、発光面部の向きと、正極に接触させるべき面の向きとについての判断である。
演算処理部40Bは、演算処理部40Aが常温におけるIL測定の結果から求めた、FFPV測定、偏光特性測定における最適電圧値に従って電圧の印加を行う。またFFPVの測定において発光素子20が最も大きい光強度を示したときの、発光素子20に対する受光素子42Bの相対位置を特定し、これと同じ位置に、偏光用受光部56が位置するように、偏光用受光部56を移動させる。
第2常温測定部18内の受光部41Bは、垂直面内移動手段55と機械的に接続されており、受光素子42Bおよび受光回路43Bを含んでいる。垂直面内移動手段55は受光部41Bと機械的に接続され、演算処理部40Bと電気的に接続されている。偏光用受光部56は、偏光測定部移動手段58と機械的に接続されており、常温測定ステージ50の載置面44に載置された発光素子20から発せられる光を受光できる位置に移動し、発光素子20に対して偏光特性を測定する。具体的には該偏光特性は、発光素子20から発せられる偏光の割合と、偏光に含まれる右円偏光および左円偏光の割合と、各偏光の光強度とを測定する。右円偏光および左円偏光の合成によって楕円偏光または直線偏光となっている場合には、発光素子20に対する方位角などについても測定を行う。
偏光解析回路57は、演算処理部40Bと電気的に接続されており、偏光用受光部56から出力される測定結果を解析し、解析結果を演算処理部40Bに対して出力する。偏光測定部移動手段58は、偏光用受光部56と機械的に接続されており、演算処理部40Bと電気的に接続されている。偏光測定部移動手段58は、演算処理部40Bに記憶されているFFPVの測定結果に基づいて、受光素子42BがFFPVの測定を行って最も大きな光強度を受光したときの、受光素子42Bの位置と同じ位置に、偏光用受光部56が位置するように、偏光用受光部56を移動させる。
演算処理部40Bは測定ステージ上のチップ認識手段33と、受光回路43と、電圧印加部37と、電流電圧測定部39と、パルス発生部38と、垂直面内移動手段55と、偏光測定部移動手段58と、搬送部14と電気的に接続され、それらを制御する。演算処理部40Bは測定ステージ上のチップ認識手段33から出力される画像情報に基づいて、発光素子20から発せられる光の光軸がおよそ水平になるように、かつ発光素子20の発光面部が常温測定ステージ50の載置面44の外縁部よりも外方になるように、搬送部14の駆動を制御する。
図8は、本発明の第1実施形態における収納部16の構成を表す図である。収納部16は、収納部チップ認識手段60と、良品収納ケース61と、不良品収納ケース62とを含み、構成されている。収納部チップ認識手段60はCCDを備えており、搬送部14によって搬送される発光素子20をCCDによって撮像する。また撮像された画像を処理して、発光素子20の位置および向きを認識する。良品収納ケース61は判定部13で良品と判定されて搬送部14によって搬送されてきた複数の発光素子20を収納する。予め定める個数の発光素子20を収納した良品収納ケース61は、図示外の収納ケース搬送機構によって、収納部16から搬出される。その後、発光素子20を収納していない良品収納ケース61が図示外の収納ケース搬送機構によって、収納部16に搬入される。不良品収納ケース62は判定部13で不良品と判定されて搬送部14によって搬送されてきた複数の発光素子20を収納する。予め定める個数の発光素子20を収納した不良品収納ケース62は、図示外の収納ケース搬送機構によって、収納部16から搬出される。その後、発光素子20を収納していない不良品収納ケース62が図示外の収納ケース搬送機構によって、収納部16に搬入される。
収納部チップ認識手段60は良品収納ケース61内および不良品収納ケース62内を撮像できる位置にあり、搬送部14と電気的に接続されている。搬送部14は収納部チップ認識手段60が撮像した画像に基づき、良品と判定された発光素子20を良品収納ケース61内に、不良品と判定された発光素子20を不良品収納ケース62内に収納する。良品収納ケース61内および不良品収納ケース62内に搬送された発光素子20の個数については収納部チップ認識手段60によって認識、把握される。
図9は、本発明の第1実施形態に係る搬送部14の構成を表す図である。搬送部14は、搬送部チップピックアップ65と、真空ポンプ66と、搬送部ピックアップ移動手段67とを含んで構成される。搬送部14は発光素子20を、高温測定部12内の高温測定ステージ31の載置面44から第1常温測定部17に移動し、常温測定ステージ50の載置面44に載置する。同様に第1常温測定部17内の常温測定ステージ50の載置面44から第2常温測定部18内の常温測定ステージ50の載置面44へ、第2常温測定部18内の常温測定ステージ50の載置面44から収納部16内の良品収納ケース61へ、発光素子20の搬送を行う。搬送部チップピックアップ65は発光素子20を吸着する。搬送部チップピックアップ65の表面部のうち一表面部には孔が形成されており、真空ポンプ66によって該孔内の空気を吸引し、発光素子20を搬送部チップピックアップ65の一表面部に吸着、保持する。発光素子20が接する搬送部チップピックアップ65の一表面は水平である。搬送部チップピックアップ65には搬送部ピックアップ移動手段67が機械的に接続されており、搬送部ピックアップ移動手段67は発光素子20を吸着保持した搬送部チップピックアップ65を、高温測定部12から第1常温測定部17へ、第1常温測定部17から第2常温測定部18へ、移動させる。
搬送部14は供給部11、高温測定部12、第1常温測定部17、第2常温測定部18および収納部16が形成する直線に平行に移動する。搬送部14は、高温測定部12、第1常温測定部17、第2常温測定部18内の演算処理部40、40A、40Bと電気的に接続されており、収納部16内の収納部チップ認識手段60とも電気的に接続されている。高温測定部12、第1常温測定部17、第2常温測定部18内の測定ステージ上のチップ認識手段33からの画像情報および収納部チップ認識手段60からの情報に基づき、搬送部チップピックアップ65はチップの吸着および脱離を行い、搬送ピックアップ移動手段67は搬送部チップピックアップ65の位置を決定する。
図10は、本発明の第1実施形態に係る発光素子の特性検査方法の工程を表すフローチャートである。第1実施形態で発光素子の特性検査方法は、素子情報認識工程と、発光素子第1配置工程と、高温測定工程と、判定工程と、発光素子第2配置工程と、第1常温測定工程と、発光素子第3配置工程と、第2常温測定工程と、収納工程を含んでいる。
本処理を開始した後、ステップa1の素子情報認識工程移行し、チップ認識手段26によって発光素子の特性検査装置10に供された発光素子20についての種類、位置および向きについての情報を取得する。次にステップa2の発光素子第1配置工程に移行し、チップピックアップ27によって複数の発光素子20が載置されている供給シートから1つの発光素子20を取上げ、高温測定部12内の高温測定ステージ31に取上げた発光素子20を載置する。チップピックアップ27は、発光素子20から発せられる光の光軸がおよそ水平になるように、かつ発光素子20の発光面部が高温測定ステージ31の載置面44の外縁部よりも外方になるように、発光素子20を載置する。次にステップa3の高温測定工程に移行し、高温条件下で載置された発光素子20について、IL特性の測定および測定結果の記憶を行う。次いでステップa4の判定工程に移行し、発光素子20が良品であるか、不良品であるかの判定を行う。この判定は、ステップa3における高温測定工程での結果に基づいて行われる。ステップa4の判定工程で良品と判定された発光素子20の処理については、次にステップa5の発光素子第2配置工程に移行し、搬送部14によって第1常温測定部17内の常温測定ステージ50に、発光素子20を配置する。
次いでステップa6の第1常温測定工程に移行し、常温条件下で、IL特性を測定した後、FFPH、光スペクトルを測定する。また電圧を印加される時期と、受光部移動手段45Aによって受光部41Aが移動する時期と、受光部41AによってFFPH測定が行われる時期とが制御され、パルス状電圧の印加および測定と、受光部移動手段45Aによる受光部41Aの移動とが交互に行われる。
次にステップa7の発光素子第3配置工程に移行し、搬送部14によって第2常温測定部18内の常温測定ステージ50に、発光素子20を配置する。次いでステップa8の第2常温測定工程に移行し、FFPV、偏光特性の測定および測定結果の記憶を行う。ステップa8の第2常温測定工程では、ステップa6の第1常温測定工程で決定したFFPVおよび偏光特性の測定用の電圧値を印加することによって、FFPV、偏光特性の測定を行う。また電圧を印加される時期と、垂直面内移動手段55によって受光部41Bが移動する時期と、受光部41BによってFFPH測定が行われる時期とが制御され、パルス状電圧の印加および測定と、垂直面内移動手段55による受光部41Bの移動とが交互に行われる。次にステップa9の収納工程に移行し、常温測定工程で測定を行った発光素子20の収納を行う。この収納は、収納部16内の良品収納ケース61内に載置することで行われる。その後、本処理は終了する。
ステップa4の判定工程で不良品と判定された発光素子20の処理としては、次にステップa10の不良品収納工程に移行し、不良品収納ケース62内への搬送、載置が行われる。その後、本処理は終了する。
図11は、図10におけるステップa6の第1常温測定工程を詳細に表したフローチャートである。第1常温測定工程は、常温IL測定工程と、他の測定条件算出工程と、FFPH測定工程と、最大光強度の方位特定工程と、スペクトル用受光部移動工程と、光スペクトル測定工程と、情報記憶工程とを含んでいる。
本処理開始後、ステップb1の常温IL測定工程に移行し、常温条件下でIL測定を行う。次にステップb2に移行し、IL測定の結果に基づいて、FFPH測定、光スペクトル測定、FFPV測定および偏光特性測定に適した電圧の電圧値を算出する。次いでステップb3のFFPH測定工程に移行し、FFPHの測定を行う。FFPH測定のために印加する電圧の電圧値は、ステップb2の測定条件算出工程で算出された値である。次にステップb4の最大光強度の方位特定工程に移行し、FFPHの測定結果に基づいて、発光素子20が同じ電圧の印加によって最大の光強度の光を発した方位を特定する。この方位の特定は水平面内での方位の特定である。次いでステップb5のスペクトル用受光部移動工程に移行し、発光素子20が最大の光強度の光を発した方位にスペクトル用受光部52を位置させる。次にステップb6の光スペクトル測定工程に移行し、光スペクトルの測定を行う。光スペクトル測定のために印加する電圧の電圧値は、ステップb2の測定条件算出工程で算出された値である。次いでステップb7の情報記憶工程に移行し、IL、FFPHおよび光スペクトルの測定結果と、供給シート21上に載置されていたときの供給シート21上における発光素子20の位置情報とを、合わせて記憶する。その後、本処理は終了する。
図12は、図10におけるステップa8の第2常温測定工程を詳細に表したフローチャートである。第2常温測定工程は、FFPV測定工程と、最大光強度の方位特定工程と、偏光用受光部移動工程と、偏光特性測定工程と、情報記憶工程とを含んでいる。
本処理開始後、ステップc1のFFPV測定工程に移行し、FFPV測定を行う。FFPV測定のために印加する電圧の電圧値は、第1常温測定工程中のステップb2の測定条件算出工程で算出された値である。次にステップc2の最大光強度の方位特定工程に移行し、FFPVの測定結果に基づいて、発光素子20が同じ電圧の印加によって最大の光強度の光を発した方位を特定する。この方位の特定は、測定ステージ上の載置面44に垂直な面内における方位の特定である。次いでステップc3の偏光用受光部移動工程に移行し、発光素子20が最大の光強度の光を発した方位に偏光用受光部56を位置させる。次にステップc4の偏光特性測定工程に移行し、偏光特性の測定を行う。偏光特性測定のために印加する電圧の電圧値は、第1常温測定工程中のステップb2の測定条件算出工程で算出された値である。次いでステップc5の情報記憶工程に移行し、FFPVおよび偏光特性の測定結果と、供給シート21上に載置されていたときの供給シート21上における発光素子20の位置情報とを、合わせて記憶する。その後、本処理は終了する。
第1実施形態において供給シート21に接する供給シート移動手段25の一表面、および発光素子20を吸着するチップピックアップ27の一表面は水平としたが、発光素子20が供給シート21からずれ落ちることがなければ、厳密に水平である必要はない。電圧印加部37と電流電圧測定部39とは部分的に回路を共有しているが、他の実施形態においては電圧印加部37と電流電圧測定部39とは異なる回路から形成されていても構わない。
第1実施形態における第1常温測定部17内では、受光部移動手段45Aが受光素子42Aと受光回路43Aの両方を移動させる構成としたけれども、他の実施形態において受光部移動手段45Aは、受光素子42Aを移動させ、受光回路43Aの移動を行わない構成としてもよい。また他の実施形態において受光部移動手段45Aは、受光部41Aとスペクトル用受光部52に加えてスペクトル用受光回路53を移動させる構成としてもよい。さらに他の実施形態においては、受光部41Aおよびスペクトル用受光部52ではなく、コンタクトプローブ34と、プローブピン35と、常温測定ステージ50と、その載置面44に供された発光素子20とを一体として回転駆動し、発光素子20の発光面部と受光部41A、または発光素子20の発光面部とスペクトル用受光部52との相対位置を変化させる構成としてもよい。
第2常温測定部18内の垂直面内移動手段55は、受光素子42Bと受光回路43Bの両方を移動させる構成としたけれども、他の実施形態において垂直面内移動手段55は、受光素子42Bを移動させ、受光回路43Bの移動を行わない構成としてもよい。偏光測定部移動手段58は、偏光用受光部56を移動させる構成としたけれども、偏光用受光部56および偏光解析回路57の両方を移動させる構成としてもよい。
第1実施形態において良品収納ケース61および不良品収納ケース62は、予め定められた個数の発光素子20を収納した後、収納部16を出るけれども、他の実施形態においては、発光素子の特性検査装置10が決められた個数の発光素子20を検査し終えることに対応して収納部16を出て、新たに別の良品収納ケース61および不良品収納ケース62が収納部16に搬入される機構であってもよい。
第1常温測定部17ではFFPH測定の結果から、スペクトル用受光部52を配置する位置を決定し、第2常温測定部18ではFFPV測定の結果から、偏光用受光部56を配置する位置を決定したけれども、複数の測定のうち、先に行った測定の結果を、後に行う測定の測定条件を定めることに利用するならば、測定の順序は第1常温測定部17第2常温測定部18の通りである必要はない。たとえば第1常温測定部では、FFPH測定および偏光特性測定を行い、FFPH測定の結果から、偏光用受光部を配置する位置を決定してもよく、第2常温測定部では、FFPV測定および光スペクトル測定を行い、FFPV測定の結果から、スペクトル用受光部を配置する位置を決定してもよい。また第1常温測定部では、FFPV測定および偏光特性測定を行い、第2常温測定部では、FFPV測定および光スペクトル測定を行ってもよく、複数の測定のうち、先に行った測定の結果を、後に行う測定の測定条件を定めることに利用するならば、どのような順番で測定を行っても構わない。
第1実施形態によれば、高温測定部12および常温測定部15の2つの測定部と、搬送部14とを備えていることによって、1つの測定終了後、不良品と判定された発光素子20を除去することが可能である。したがって不良品と判定された発光素子20に対して測定の一部を省略することができる。常温測定よりも発光素子20にかかる負荷が大きい高温測定を先に行い、発光素子20が良品であるか否かを高温測定部12における測定後に判断するので、耐熱性に乏しい発光素子20を検出することができる。したがって不良品と判定された発光素子20に対して、判定を行った後の測定を省略することができる。したがって発光素子20に対して効率的な特性検査を行うことができる。また高温測定部12および常温測定部15、収納部16は直線状に配設されており、搬送部14は供給部11、高温測定部12、常温測定部15および収納部16の各部にわたって発光素子20を搬送するので、前記各部および搬送部14は回転移動をすることはない。したがって、回転に伴うぐらつきなどによって測定誤差が生じることがない。したがって効率が良く信頼性の高い、発光素子の特性検査装置を提供することができる。
また第1実施形態によれば、常温測定よりも発光素子20にかかる負荷が大きい高温測定を先に行うことによって、耐熱性に乏しい発光素子20を、特性検査の工程のうち早い段階において検出することができる。耐熱性に乏しい発光素子20を検出した後に常温測定を行うので、耐熱性を有する発光素子20についてのみ常温測定をすることができる。したがって測定時の負荷によって品質の下がった発光素子20を不良品として判定しそこなうことがない。また耐熱性に乏しい発光素子20を検出した後は、測定によって発光素子20の品質を下げることがない。
また第1実施形態によれば、常温測定部15は第1の常温測定部15と第2の常温測定部15とを備えていることによって、一方の測定部で測定を行っているときに、別の発光素子20の特性を他方の測定部で測定することができる。したがって、測定にかかる時間を短縮することができ、効率の良い特性検査を行うことができる。第1および第2の常温測定部のうち、第1常温測定部17においてIL測定およびFFPH測定を行うことによって、後の特性検査においてIL測定およびFFPH測定の結果を利用し、効率の良い測定を行うことができる。具体的にはIL測定によって、後の測定においてどの程度の電圧を印加して測定を行うことが効率的かどうかを見積もることができ、偏光測定などの条件を最適化することができる。FFPH測定によってどの方位に対して最も強い光強度を発しているかが分かり、光スペクトル測定をどの方位に対して行うことが高効率であるかを知ることができる。したがって、効率が良く信頼性が高い、発光素子の特性検査装置を提供することができる。
また第1実施形態によれば、高温測定部12または常温測定部15に搬送された発光素子20に対し、通電のためにプローブピン35を接触させる。これによって、発光素子20をプローブピン35を含む電極によって挟持することができる。したがって振動などによって発光素子20と高温測定部12または常温測定部15との相対位置が変化することを防止することができる。よって信頼性の高い特性検査を行うことができる。またプローブピン35を保持するコンタクトプローブ34は、プローブピン35の発光素子20への接触直前まで、予め定める速度で発光素子20に対してプローブピン35を近づける。これによって、発光素子20への衝突によって発光素子20に破損などを及ぼす危険のないプローブピン35の移動範囲においては、プローブピン35を速く移動させ、移動時間の短縮を図ることができる。プローブピン35の発光素子20への接触以降は、コンタクトプローブ34は、前記予め定める速度と同じ向きに、前記予め定める速度の大きさよりも小さい速度の大きさで、移動する。これによって、プローブピン35が発光素子20に対して大きな運動量で当たることを防ぐことができる。またプローブピン35がある範囲内の大きさの力で発光素子20を押すことを容易にすることができる。したがってプローブピン35が発光素子20に対して破損などの影響を及ぼすことを防止することができる。
また第1実施形態によれば、撮像手段と画像処理部とによって発光素子20の種類および向きを判別する。これによって特性検査のために発光素子20を機械的に一定の方向に向けるためのジグおよび工程を省略することができる。したがって発光素子20に対してジグが接触し、荷重が作用することを防ぎ、破損などの影響を及ぼすことなく特性検査を行うことができる。また発光素子20の向きはジグの機械的な接触によって調節されるのではなく、載置された発光素子20の向きを撮像手段と画像手段とによって検出する。したがって機械的な位置の調節に伴う誤差を防ぐことができ、信頼性の高い発光素子の特性検査装置を提供することができる。
また第1実施形態によれば、高温測定部12および常温測定部15における測定結果を、供給部11における発光素子20の位置に関連付けて記憶する記憶手段を有する。供給部11における発光素子20の位置は、複数の発光素子20が製造されたときの個々の発光素子20の配置関係を反映する。したがって測定結果を供給部11における発光素子20の位置に関連付けることによって、それぞれの発光素子20の特性の差異を、製造段階における位置に対する分布として把握することが可能になる。よって高温測定部12および常温測定部15における測定結果を、発光素子20の製造方法の改善に反映することが可能になる。
また第1実施形態によれば、スペクトル用受光部52とFFPH用の受光部41Aとを同一の円周上において移動させる移動手段を有する。これによってスペクトル用受光部52とFFPH用の受光部41Aとを測定の対象となる発光素子20に対して同じ位置に位置させることができる。したがってFFPH測定を行うときに、発光素子20が最大の光強度を発する向きを検出すれば、光スペクトル測定を行うときには発光素子20が最大の光強度を発する向きを改めて検出せずに、スペクトル用受光部52を、発光素子20が最大の光強度を発する向きに位置させることができる。したがって効率的な発光素子の特性検査装置を提供することができる。また発光素子20が最大の光強度を発する向きにスペクトル用受光部を位置させて光スペクトルを測定することができるので、信頼性の高い光スペクトル測定を行うことができる。
また第1実施形態によれば、判定工程では、高温測定工程におけるIL測定の結果に基づいて発光素子20が良品か否かの判定を行う。これによって高温測定終了後、該測定を行った発光素子20が不良品であることが分かれば、該発光素子20を除去することができる。したがって不良品と判定されなかった発光素子20について、高温測定工程に後続する工程を行うことができるので、効率的な発光素子の特性検査方法を提供することができる。また判定工程は高温測定工程終了後なので、耐熱性に乏しい発光素子20は高温という温度条件下での結果から判定工程において不良品と判定され、除去される。不良品と判定されなかった発光素子20はその後高温という温度条件下に置かれることはなく、判定工程の後、熱による悪影響を受けることがない。また耐熱性に乏しい発光素子20については判定工程に後続する測定を省くことができるので、耐熱性のある発光素子20の特性を検査する上で無駄な測定を省略することができる。
また第1実施形態によれば、測定ステージ上で発光素子20の発光端面が測定ステージの外縁部よりも外方になるように発光素子20を配置する。これによって発光素子20に電圧を印加して発光させたとき、発光素子20から発せられる光の一部が測定ステージに当たることがない。したがって特性検査を行うときに発光素子20からの光が測定ステージに遮られることなく、発光素子20から発せられる光について測定を行うことができる。
また第1実施形態によれば、高温測定工程および常温測定工程において印加するパルス状の電圧のデューティ比を調節することが可能である。これによってIL測定、FFPH測定、光スペクトル測定、FFPV測定および偏光測定などを行う各測定部の受光部の駆動と、パルス状の電圧の印加とを同期させやすくすることができる。各測定部の受光部の駆動とパルス状の電圧印加とが、同期した状態から時間的にずれを生じた場合に、デューティ比を調節してずれを補正することが可能である。
また第1実施形態によれば、各測定部の受光部の駆動工程は電圧の印加と同期して行われる。これによって、電圧が印加されるときに測定が行われるように時期を合わせることができる。したがって発光素子20への電圧の印加による発光素子20からの発光が起こっていないときに測定することを防止することができ、信頼度の高い測定を行うことができる。
また第1実施形態によれば、FFPH測定を行う工程において最大の光強度が測定されたときのFFPH用の受光部41Aの位置と、発光素子20に対する相対位置が同じになる位置に、スペクトル用受光部52を位置させ、光スペクトル測定を行う。これによってスペクトル用受光部52で再度光強度を測定しなおす必要がなくなるので、効率の良い測定を行うことができる。FFPH測定のときに最大の光強度を示した位置から光スペクトルの測定を行うので信頼度の高い測定を行うことができ、信頼度の高い光スペクトル測定を行うことができる。
また本発明によれば、常温測定工程におけるIL測定の測定結果から、他の工程において印加する電圧の電圧値を算出する。これによってFFPH測定、光スペクトル測定、FFPV測定および偏光測定の各測定を行うときに、印加する電圧の大きさをそれぞれにおいて最適化する必要がない。したがって発光素子の効率的な特性検査を行うことができる。IL測定において最適化された電圧を印加するので、IL測定以外の各測定においても高精度の測定を行うことができる。したがって効率が良く信頼性の高い、発光素子の特性検査方法を提供することができる。
また第1実施形態によれば、発光素子20についての複数の測定を複数回に分けて行う。先に行った測定の結果を、後に行う測定の測定条件を定めることに利用する。演算処理部は先に行った測定の測定結果に基づいて、後に行う測定の測定条件を定めるための演算を行う。これによって後に行う測定においては、改めて後に行う測定の測定条件を最適化する工程を省くことができる。したがって発光素子の特性検査にかかる工程数および時間を低減することができる。よって、効率的な発光素子の特性検査装置および特性検査方法を提供することができる。また後に行う測定の条件は先に行った測定結果によって最適化されているので、信頼性の高い光スペクトル測定を行うことができる。
図13は、本発明の第2実施形態に係る発光素子の特性検査方法の工程を表すフローチャートである。第2実施形態で発光素子の特性検査方法は、素子情報認識工程と、発光素子第1配置工程と、高温測定工程と、第1判定工程と、発光素子第2配置工程と、第1常温測定工程と、第2判定工程と、発光素子第3配置工程と、第2常温測定工程と、第3判定工程と、収納工程とを含んでいる。
本処理を開始した後、ステップd1に移行する。ステップd1〜ステップd3までの、素子情報認識工程〜高温測定工程は、は第1実施形態におけるステップa1〜ステップa3までの素子情報認識工程〜高温測定工程と同様である。次いでステップd4の第1判定工程に移行し、発光素子20が良品であるか、不良品であるかの判定を行う。この判定は、ステップd3における高温測定工程での結果に基づいて行われる。ステップd4の第1判定工程で良品と判定された発光素子20の処理については、次にステップd5に移行する。ステップd5の発光素子第2配置工程は、第1実施形態におけるステップa5の発光素子第2配置工程と同様である。
次いでステップd6の第1常温測定工程に移行し、常温条件下で、IL特性を測定した後、FFPH、光スペクトルを測定する。また電圧を印加される時期と、受光部移動手段45Aによって受光部41Aが移動する時期と、受光部41AによってFFPH測定が行われる時期とが制御され、パルス状電圧の印加および測定と、受光部移動手段45Aによる受光部41Aの移動とが交互に行われる。また第2常温測定工程では、パルス状の電圧の印加を周期的に行う工程を含む。パルス状の電圧の周期的な印加に代えて、正弦波状の電圧の連続的な印加を行ってもよい。
次にステップd7の第2判定工程に移行し、第1常温測定部17で測定を行った発光素子20が良品であるか、不良品であるかの判定を行う。この判定は、第1常温測定部17での測定結果に基づいて行うとともに、高温測定部12での測定結果と第1常温測定部17での測定結果とを比較し、該比較結果に基づいた判定も行う。次いでステップd8に移行する。ステップd8およびステップd9の発光素子第3配置工程および第2常温測定工程は、第1実施形態におけるステップa7およびステップa8の発光素子第3配置工程および第2常温測定工程と同様である。次にステップd10の第3判定工程に移行し、第2常温測定部18で測定を行った発光素子20が良品であるか、不良品であるかの判定を行う。この判定は、第2常温測定部18での測定結果に基づいて行う。
次いでステップd11の収納工程に移行し、第3判定工程で良品と判断された発光素子20の収納を行う。この収納は、収納部16内の良品収納ケース61内に載置することで行われる。その後、本処理は終了する。
ステップd4の第1判定工程で不良品と判定された発光素子20については、次にステップd12の不良品収納工程に移行し、不良品収納ケース62内への搬送、載置が行われる。その後、本処理は終了する。ステップd7およびステップd11における第2判定工程および第3判定工程で不良品と判定された発光素子20については、ステップd4の第1判定工程における処理と同様である。
図14は、図13におけるステップd6の第1常温測定工程を詳細に表したフローチャートである。第1常温測定工程は、電圧印加工程と、常温IL測定工程と、他の測定条件算出工程と、FFPH測定工程と、最大光強度の方位特定工程と、スペクトル用受光部移動工程と、光スペクトル測定工程と、情報記憶工程とを含んでいる。
本処理開始後、ステップe1の電圧印加工程に移行し、パルス状の電圧の印加を周期的に行う。次にステップe2の常温IL測定工程に移行し、常温条件下でIL測定を行う。次にステップe3に移行し、IL測定の結果に基づいて、FFPH測定、光スペクトル測定、FFPV測定および偏光特性測定に適した電圧の電圧値を算出する。次いでステップe4のFFPH測定工程に移行し、FFPHの測定を行う。FFPH測定のために印加する電圧の電圧値は、ステップe3の測定条件算出工程で算出された値である。次にステップe5の最大光強度の方位特定工程に移行し、FFPHの測定結果に基づいて、発光素子20が同じ電圧の印加によって最大の光強度の光を発した方位を特定する。この方位の特定は水平面内での方位の特定である。次いでステップe6のスペクトル用受光部移動工程に移行し、発光素子20が最大の光強度の光を発した方位にスペクトル用受光部52を位置させる。次にステップe7の光スペクトル測定工程に移行し、光スペクトルの測定を行う。光スペクトル測定のために印加する電圧の電圧値は、ステップe3の測定条件算出工程で算出された値である。次いでステップe8の情報記憶工程に移行し、IL、FFPHおよび光スペクトルの測定結果と、供給シート21上に載置されていたときの供給シート21上における発光素子20の位置情報とを、合わせて記憶する。その後、本処理は終了する。
第2実施形態のステップd7では、第2判定工程は、第1常温測定部17での測定結果に基づいて行う判定と、高温測定部12での測定結果と第1常温測定部17での測定結果とを比較し、該比較結果に基づいて行う判定の両方を含んでいるけれども、他の実施形態では、第1常温測定部17での測定結果に基づいて行う判定と、高温測定部12での測定結果と第1常温測定部17での測定結果とを比較した比較結果に基づいて行う判定のうち、いずれか一方の判定のみを行ってもよい。
また第1および第2実施形態において常温測定部15は、第1常温測定部17と第2常温測定部18との2つに分かれているけれども、発光素子20の常温測定ステージを1つにして常温条件下での測定を1つの測定部で行ってもよい。また2つではなく3つ以上の常温測定ステージを有する3つ以上の測定部を有する発光素子の特性検査装置および特性検査方法であってもよい。測定項目はIL測定、FFPH測定、光スペクトル測定、FFPV測定および偏光特性測定に限らず、このうちのいずれか2つ以上を行えば、よい。また他の測定項目の測定を実施する発光素子の特性検査装置および特性検査方法であってもよい。
図14におけるステップe1の電圧印加工程では、パルス状の電圧の印加を周期的に行ったけれども、パルス状の電圧の周期的な印加に代えて、正弦波状の電圧の連続的な印加を行ってもよい。
第2実施形態によれば、高温測定工程および常温測定工程においては、パルス状または正弦波状の電圧の印加を一定時間行う。これによって発光素子20の通電状態が良くなりIL測定の結果を安定しやすくすることができる。
また第2実施形態によれば、判定工程において高温測定工程での測定結果と常温測定工程での測定結果とを比較し、該比較の結果から発光素子20が良品であるか否かを判断することができる。したがって高温測定工程および常温測定工程の各測定結果から直接的に判定するよりも信頼度の高い判定を行うことができる。
本発明の第1実施形態に係る発光素子の特性検査装置10の構成を表す図である。 本発明の第1実施形態における供給部11の構成を表す図である。 本発明の第1実施形態における高温測定部12の構成を表す図である。 本発明の第1実施形態におけるプローブピン35に外力が加わっていない状態のコンタクトプローブ34およびプローブピン35の側面図である。 本発明の第1実施形態におけるプローブピン35が発光素子20に接触し、発光素子20からプローブピン35に圧縮荷重が作用した状態を表す図である。 本発明の第1実施形態における第1常温測定部17の構成を表す図である。 本発明の第1実施形態における第2常温測定部18の構成を表す図である。 本発明の第1実施形態における収納部16の構成を表す図である。 本発明の第1実施形態に係る搬送部14の構成を表す図である。 本発明の第1実施形態に係る発光素子の特性検査方法の工程を表すフローチャートである。 図10におけるステップa6の第1常温測定工程を詳細に表したフローチャートである。 図10におけるステップa8の第2常温測定工程を詳細に表したフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る発光素子の特性検査方法の工程を表すフローチャートである。 図13におけるステップd6の第1常温測定工程を詳細に表したフローチャートである。
符号の説明
10 発光素子の特性検査装置
11 供給部
12 高温測定部
13 判定部
14 搬送部
15 常温測定部
16 収納部
17 第1常温測定部
18 第2常温測定部
20 発光素子
26 チップ認識手段
33 測定ステージ上のチップ認識手段
34 コンタクトプローブ
35 プローブピン
36 コンタクトプローブ移動手段
39 電流電圧測定部
40 演算処理部
41 受光部
42 受光素子
45 受光部移動手段
52 スペクトル用受光部
55 垂直面内移動手段
56 偏光用受光部
58 偏光測定部移動手段
60 収納部チップ認識手段
65 搬送部チップピックアップ
67 搬送部ピックアップ移動手段

Claims (15)

  1. 発光素子の光学的特性および電気的特性を測定する特性検査装置であって、
    発光素子を供給する供給部と、
    発光素子の高温特性を測定する高温測定部と、
    前記高温測定部における測定結果に基づいて前記発光素子が良品であるか否かを判定する判定部と、
    前記高温測定部において良品と判定された発光素子の常温特性を測定する常温測定部と、
    検査に供された発光素子を収納する収納部と、
    発光素子を高温測定部、常温測定部および収納部の各部にわたって搬送する搬送部とを備え、
    前記高温測定部、常温測定部および収納部の各部を直線状に配設し、該各部の配設経路に沿って搬送部を配設することを特徴とする発光素子の特性検査装置。
  2. 前記高温測定部を常温測定部よりも搬送方向上流側に配設することを特徴とする請求項1に記載の発光素子の特性検査装置。
  3. 前記常温測定部は、IL測定およびFFPH測定を行う第1の常温測定部と、FFPV測定および偏光測定を行う第2の常温測定部とを含み、第1の常温測定部を第2の常温測定部よりも搬送方向上流側に配設することを特徴とする請求項1または2に記載の発光素子の特性検査装置。
  4. 前記高温測定部または常温測定部に搬送された発光素子に通電するためのプローブピンと、
    該プローブピンを保持するコンタクトプローブと、
    前記プローブピンの前記発光素子への接触の直前まで、予め定める速度で前記コンタクトプローブを前記発光素子に近づけ、前記プローブピンの前記発光素子への接触以降の前記コンタクトプローブの駆動を、前記予め定める速度と同じ向きで、かつ前記予め定める速度の大きさよりも、小さい速度の大きさで、行うように制御するプローブ制御手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の発光素子の特性検査装置。
  5. 前記供給部における発光素子を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段で撮像された画像を処理して、発光素子の種類および向きを判別する画像処理部と、をさらに備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の発光素子の特性検査装置。
  6. 前記高温測定部および常温測定部における測定結果を、該発光素子の前記供給部における位置についての情報と関連付けて記憶する記憶手段を、さらに有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の発光素子の特性検査装置。
  7. 前記常温測定部は、光スペクトル測定のための受光部であるスペクトル用受光部と、
    FFPH測定のための受光部であるFFPH用受光部と、
    前記スペクトル用受光部と前記FFPH用受光部とを同一の円周上において移動させる受光部移動手段と、
    をさらに含んでいることを特徴とする請求項3〜6のいずれか1つに記載の特性検査装置。
  8. 発光素子の光学的特性および電気的特性を測定する特性検査方法であって、
    予め定める高い温度条件下で、発光素子の高温でのIL測定を行う高温測定工程と、
    該高温測定工程における高温でのIL測定の結果、発光素子が良品か否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程で良品と判定された発光素子の常温でのIL測定を常温で行う常温測定工程とを含むことを特徴とする発光素子の特性検査方法。
  9. 検査に供する発光素子を載置する測定ステージに対し、前記発光素子の発光端面が前記測定ステージの外縁部よりも外方になるように発光素子を配置する発光素子配置工程をさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の発光素子の特性検査方法。
  10. 前記常温測定工程は、発光素子の常温におけるFFPH測定を行う工程、FFPV測定を行う工程、光スペクトル測定を行う工程、および偏光測定を行う工程を含み、
    前記高温でのIL測定、常温でのIL測定、FFPH測定、FFPV測定、光スペクトル測定、および偏光測定の各測定を行う工程では、前記各測定に用いるパルス状の電圧を、該パルス状の電圧のデューティ比を制御して印加することが可能であることを特徴とする請求項8または9に記載の発光素子の特性検査方法。
  11. 前記FFPH測定を行う工程は、FFPH測定のための受光部を発光素子に対して相対的に移動させるFFPH用移動工程を含み、
    前記FFPV測定を行う工程は、FFPV測定のための受光部を発光素子に対して相対的に移動させるFFPV用移動工程を含み、
    前記偏光測定を行う工程は、偏光測定のための受光部を発光素子に対して相対的に移動させる偏光測定用移動工程を含み、
    前記FFPH用受光部の駆動工程、FFPV用受光部の駆動工程および偏光測定用受光部の駆動工程は、それぞれFFPH測定を行う工程、FFPV測定を行う工程および偏光測定を行う工程における前記パルス状の電圧の印加と、同期して行われることを特徴とする請求項10に記載の発光素子の特性検査方法。
  12. 前記高温測定工程および常温測定工程においては、パルス状の電圧の印加を周期的に、または、正弦波状の電圧の印加を連続的に一定時間行うことを特徴とする請求項8〜11のいずれか1つに記載の発光素子の特性検査方法。
  13. 前記判定工程では、発光素子についての前記高温測定工程での測定結果と、前記発光素子についての前記常温測定工程での測定結果とを比較し、前記発光素子が良品か否かを判定することが可能であることを特徴とする請求項8〜12のいずれか1つに記載の発光素子の特性検査方法。
  14. 前記FFPH測定を行う工程の後、前記光スペクトル測定を行う工程を行い、
    前記光スペクトル測定工程は、前記光スペクトル測定のための受光部を、前記FFPH測定のための受光部が最大の光強度を受光した位置と同じ位置に位置させて、光スペクトル測定を行うことを特徴とする請求項10〜13のいずれか1つに記載の発光素子の特性検査方法。
  15. 前記常温測定は、常温で行ったIL測定の結果から、
    前記光スペクトル測定を行う工程において発光素子に印加する電圧の電圧値と、
    前記FFPH測定を行う工程において発光素子に印加する電圧の電圧値と、
    前記FFPV測定を行う工程において発光素子に印加する電圧の電圧値と、
    前記偏光測定を行う工程において発光素子に印加する電圧の電圧値と、
    を算出する制御工程をさらに含むことを特徴とする請求項10〜14のいずれか1つに記載の発光素子の特性検査方法。
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