JP2008101651A - 車輪用軸受装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置の軽量・コンパクト化と高剛性化という相反する課題を同時に解決すると共に、強度・耐久性を向上させた車輪用軸受装置を提供する。
【解決手段】複列の転動体列を備えた第2または第3世代構造の車輪用軸受装置において、複列の転動体列のうち一方の転動体列がボール9、他方の転動体列が円錐ころ10で構成され、インナー側の円錐ころ10列のピッチ円直径PCDiがアウター側のボール9列のピッチ円直径PCDoよりも大径に設定されると共に、ボール9列のボール個数が円錐ころ10列のころ個数よりも多く設定されているので、軽量・コンパクト化を図りつつ軸受の回転トルクの増大を抑制すると共に、インナー側の軸受列に加わる荷重がアウター側よりも大きくなっても寿命を同じかそれ以上にすることができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、自動車等の車輪を回転自在に支承する車輪用軸受装置、特に、軽量化と高剛性化を図った車輪用軸受装置に関するものである。
従来から自動車等の車輪を支持する車輪用軸受装置は、車輪を取り付けるためのハブ輪を転がり軸受を介して回転自在に支承するもので、駆動輪用と従動輪用とがある。構造上の理由から、駆動輪用では内輪回転方式が、従動輪用では内輪回転と外輪回転の両方式が一般的に採用されている。この車輪用軸受装置には、所望の軸受剛性を有し、ミスアライメントに対しても耐久性を発揮すると共に、燃費向上の観点から回転トルクが小さい複列アンギュラ玉軸受が多用されている。一方、オフロードカーやトラック等、車体重量が嵩む車両には複列円錐ころ軸受が使用されている。
また、車輪用軸受装置には、懸架装置を構成するナックルとハブ輪との間に複列アンギュラ玉軸受等からなる車輪用軸受を嵌合させた第1世代と称される構造から、外方部材の外周に直接車体取付フランジまたは車輪取付フランジが形成された第2世代構造、また、ハブ輪の外周に一方の内側転走面が直接形成された第3世代構造、あるいは、ハブ輪と等速自在継手の外側継手部材の外周にそれぞれ内側転走面が直接形成された第4世代構造とに大別されている。
図13に示す車輪用軸受装置は、軽量・コンパクト化を図った第4世代構造で、ハブ輪50と複列の転がり軸受51および等速自在継手52とがユニット化して構成されている。複列の転がり軸受51は、外方部材53と内方部材54と、両部材間に収容された複数のボール55および円錐ころ56とを備えている。なお、以下の説明では、車両に組み付けた状態で車両の外側寄りとなる側をアウター側(図面左側)、中央寄り側をインナー側(図面右側)という。
外方部材53は、外周に図示しない懸架装置を構成するナックルに取り付けられる車体取付フランジ53cを一体に有し、内周に複列の外側転走面53a、53bが形成されている。ここで、アウター側の外側転走面53aの直径は、インナー側の外側転走面53bの直径よりも小径に設定されている。一方、内方部材54は、ハブ輪50と、このハブ輪50と一体に構成された後述する外側継手部材58と、この外側継手部材58に圧入された別体の内輪57とを有している。
ハブ輪50は、一端部に車輪(図示せず)を取り付けるための車輪取付フランジ50bを一体に有し、外周に複列の外側転走面53a、53bのうちアウター側の外側転走面53aに対向する内側転走面50aが直接形成されると共に、内輪57の外周には複列の外側転走面53a、53bのうちインナー側の外側転走面53bに対向する内側転走面57aが形成されている。
等速自在継手52は、カップ状のマウス部59と、このマウス部59の底部をなす肩部60とからなる外側継手部材58を有し、この外側継手部材58の内周には曲線状のトラック溝58aが形成されている。内輪57はマウス部59の外径に圧入され、止め輪61によって軸方向に固定されている。
外方部材53と内方部材54のアウター側の転走面間には複数のボール55が、インナー側の転走面間には複数の円錐ころ56がそれぞれ転動自在に収容され、これらボール55列および円錐ころ56列のうちアウター側のボール55列のピッチ円直径は、インナー側の円錐ころ56列のピッチ円直径よりも小さく設定されている。これにより、アウター側の軸受列部分に比べ大きな荷重が加わるインナー側の軸受列部分の基本定格荷重を、アウター側の軸受列部分の基本定格荷重よりも大きくして、これら両軸受列部分の寿命をほぼ同じにすることができ、無駄のない設計を可能にすることができる(例えば、特許文献1参照。)。
ところが、このような車輪用軸受装置にあっては、外側継手部材58のマウス部59に内輪57が固定される構造のため、軸方向には確かにコンパクト化されるが、外方部材53の外径自体が大きくなり、軽量化を阻害するだけでなく、ナックルをはじめとする周辺部品の設計変更を伴い好ましくない。こうした問題を解決したものとして、図14に示すような車輪用軸受装置が知られている。
この車輪用軸受装置は、外周にナックル(図示せず)に取り付けられるための車体取付フランジ62cを一体に有し、内周に複列の外側転走面62a、62bが形成された外方部材62と、一端部に車輪(図示せず)を取り付けるための車輪取付フランジ63を一体に有し、外周に複列の外側転走面62a、62bのうちアウター側の外側転走面62aに対向する内側転走面64aと、この内側転走面64aから軸方向に延びる小径段部64bが形成されたハブ輪64、およびこのハブ輪64の小径段部64bに外嵌され、複列の外側転走面62a、62bのうちインナー側の外側転走面62bに対向する内側転走面65aが形成された内輪65からなる内方部材66と、これら両転走面間に収容された複列のボール67、68と、これら複列のボール67、68を転動自在に保持する保持器69、70とを備えた複列アンギュラ玉軸受で構成されている。
内輪65は、ハブ輪64の小径段部64bを径方向外方に塑性変形させて形成した加締部64cによって軸方向に固定されている。そして、外方部材62と内方部材66との間に形成される環状空間の開口部にシール71、72が装着され、軸受内部に封入された潤滑グリースの漏洩と、外部から軸受内部に雨水やダスト等が侵入するのを防止している。
ここで、アウター側のボール67列のピッチ円直径D1が、インナー側のボール68列のピッチ円直径D2よりも大径に設定されている。これに伴い、ハブ輪64の内側転走面64aが内輪65の内側転走面65aよりも拡径され、あわせて外方部材62のアウター側の外側転走面62aがインナー側の外側転走面62bよりも拡径されている。そして、アウター側のボール67がインナー側のボール68よりも多数収容されている。このように、各ピッチ円直径D1、D2をD1>D2に設定することにより、車両の静止時だけでなく旋回時においても剛性が向上し、車輪用軸受装置の長寿命化を図ることができる(例えば、特許文献2参照。)。
特開平11−91308号公報 特開2004−108449号公報
こうした従来の車輪用軸受装置では、アウター側のボール67列のピッチ円直径D1がインナー側のボール68列のピッチ円直径D2よりも大径に設定され、これに伴い、ハブ輪64の内側転走面64aが内輪65の内側転走面65aよりも拡径されている。これにより装置の大型化を避けつつアウター側の軸受列の剛性が向上し、車輪用軸受装置の長寿命化を図ることができる。然しながら、インナー側・アウター側の各軸受列に加わる荷重は互いに異なり、アウター側の軸受列に加わる荷重よりも、インナー側の軸受列に加わる荷重の方が大きくなるのが一般的である。こうした場合、この従来の車輪用軸受装置では、インナー側の軸受列の基本定格荷重が、アウター側の軸受列の基本定格荷重よりも小さくなって短寿命になる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、装置の軽量・コンパクト化と高剛性化という相反する課題を同時に解決すると共に、強度・耐久性を向上させた車輪用軸受装置を提供することを目的としている。
係る目的を達成すべく、本発明のうち請求項1記載の発明は、外周にナックルに取り付けられるための車体取付フランジを一体に有し、内周に複列の外側転走面が形成された外方部材と、一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、外周に小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入され、外周に前記複列の外側転走面に対向する内側転走面が形成された少なくとも一つの内輪からなる内方部材と、この内方部材と前記外方部材の両転走面間に転動自在に収容された複列の転動体列とを備えた車輪用軸受装置において、前記複列の転動体列のうち一方の転動体列がボールで構成され、他方の転動体列が円錐ころで構成されると共に、前記ボール列のボール個数が前記円錐ころ列のころ個数よりも多く設定されている。
このように、複列の転動体列を備えた第2または第3世代構造の車輪用軸受装置において、複列の転動体列のうち一方の転動体列がボールで構成され、他方の転動体列が円錐ころで構成されると共に、ボール列のボール個数が円錐ころ列のころ個数よりも多く設定されているので、軸受の回転トルクを増大させることなく、装置の軽量・コンパクト化と高剛性化という相反する課題を同時に解決することができる。
好ましくは、請求項2に記載の発明のように、前記複列の転動体列のうちインナー側の転動体列のピッチ円直径がアウター側の転動体列のピッチ円直径よりも大径に設定されていれば、インナー側の軸受列に加わる荷重がアウター側の軸受列に加わる荷重よりも大きくなっても寿命を同じかそれ以上にすることができる。したがって、無駄のない設計を実現することができ、強度・耐久性を向上させた車輪用軸受装置を提供することができる。
また、請求項3に記載の発明のように、前記小径段部の端部を径方向外方に塑性変形させて形成した加締部により前記内輪が軸方向に固定されていれば、装置の軽量・コンパクト化を図ることができる。
また、請求項4に記載の発明のように、前記ハブ輪の小径段部に一対の内輪が圧入され、これらの内輪の内径が同一に設定されていれば、インナー側の転動体列におけるピッチ円直径PCDiの拡径量に対応してインナー側の内輪の肉厚を厚くして剛性を高くすることができるため、加締加工によって内輪に発生するフープ応力を抑えることができ、内輪の耐久性を向上させることができる。
また、請求項5に記載の発明のように、前記ハブ輪の外周にアウター側の内側転走面が直接形成されると共に、この内側転走面からインナー側に前記小径段部が形成され、この小径段部に所定のシメシロを介して前記インナー側の内輪が圧入されていれば、ハブ輪の小径段部を拡径して形成できるため、ハブ輪の強度・剛性を高めることができる。
本発明に係る車輪用軸受装置は、外周にナックルに取り付けられるための車体取付フランジを一体に有し、内周に複列の外側転走面が形成された外方部材と、一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、外周に小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入され、外周に前記複列の外側転走面に対向する内側転走面が形成された少なくとも一つの内輪からなる内方部材と、この内方部材と前記外方部材の両転走面間に転動自在に収容された複列の転動体列とを備えた車輪用軸受装置において、前記複列の転動体列のうち一方の転動体列がボールで構成され、他方の転動体列が円錐ころで構成されると共に、前記ボール列のボール個数が前記円錐ころ列のころ個数よりも多く設定されているので、軸受の回転トルクを増大させることなく、装置の軽量・コンパクト化と高剛性化という相反する課題を同時に解決することができる。
外周にナックルに取り付けられるための車体取付フランジを一体に有し、内周に複列の外側転走面が形成された外方部材と、一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、外周に前記複列の外側転走面の一方に対向する内側転走面と、この内側転走面から軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪と、このハブ輪の小径段部に圧入され、外周に前記複列の外側転走面の他方に対向する内側転走面が形成された内輪からなる内方部材と、この内方部材と前記外方部材の両転走面間に転動自在に収容された複列の転動体列とを備え、前記小径段部の端部を径方向外方に塑性変形させて形成した加締部により前記内輪がハブ輪に対して軸方向に固定された車輪用軸受装置において、前記複列の転動体列のうちアウター側の転動体列がボール、インナー側の転動体列が円錐ころで構成され、当該インナー側の円錐ころ列のピッチ円直径がアウター側のボール列のピッチ円直径よりも大径に設定されると共に、前記アウター側のボール列のボール個数が前記インナー側の円錐ころ列のころ個数よりも多く設定されている。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る車輪用軸受装置の第1の実施形態を示す縦断面図である。
この車輪用軸受装置は第2世代と呼称される従動輪用であって、ハブ輪1と、このハブ輪1に固定された車輪用軸受2とを備えている。ハブ輪1は、アウター側の一端部に車輪(図示せず)を取り付けるための車輪取付フランジ3を一体に有し、この車輪取付フランジ3から肩部1aを介して軸方向に延びる小径段部1bが形成されている。車輪取付フランジ3にはハブボルト3aが周方向等配に植設されている。
車輪用軸受2は、ハブ輪1の肩部1aに衝合した状態で小径段部1bに所定のシメシロを介して圧入されると共に、小径段部1bの端部を塑性変形させて形成した加締部1cによって軸方向に固定されている。ハブ輪1はS53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中高炭素鋼で形成され、肩部1aから小径段部1bに亙って高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理されている。なお、加締部1cは鍛造加工後の表面硬さのままとされている。これにより、車輪取付フランジ3に負荷される回転曲げ荷重に対して充分な機械的強度を有し、車輪用軸受2の嵌合部となる小径段部1bの耐フレッティング性が向上すると共に、加締部1cの塑性加工を微小なクラック等の発生を防止してスムーズに行うことができる。
車輪用軸受2は、外周に懸架装置を構成するナックル(図示せず)に取り付けられるための車体取付フランジ4cを一体に有し、内周に複列の外側転走面4a、4bが形成された外方部材4と、外周にこれら複列の外側転走面4a、4bに対向する内側転走面5a、6aがそれぞれ形成された2つの内輪5、6と、両転走面4a、5aおよび4b、6a間に保持器7、8を介して転動自在に収容された複数のボール9および円錐ころ10とを備えている。外方部材4と2つの内輪5、6との間に形成された環状空間の開口部にはシール11、12が装着され、軸受内部に封入されたグリースの外部への漏洩と、外部から雨水やダスト等が軸受内部に侵入するのを防止している。
アウター側の転走面4a、5aはボール9にアンギュラコンタクトする円弧状に形成されると共に、インナー側の転走面4b、6aは円錐ころ10にラインコンタクトするテーパ状に形成されている。そして、インナー側の内輪6における内側転走面6aの大径側に円錐ころ10を案内するための大鍔6bと、小径側に円錐ころ10の脱落を防止するための小鍔6cがそれぞれ形成されている。
外方部材4はS53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中高炭素鋼で形成され、複列の外側転走面4a、4bが高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理されている。また、内輪5、6およびボール9、円錐ころ10はSUJ2等の高炭素クロム鋼で形成され、ズブ焼入れによって芯部まで58〜64HRCの範囲に硬化処理されている。
ここで、本実施形態では、アウター側のボール9のピッチ円直径PCDoとインナー側の円錐ころ10のピッチ円直径PCDiが同一(PCDo=PCDi)に設定されると共に、アウター側のボール9列が間隔を詰めて配列され、そのボール個数が、インナー側の円錐ころ10列のころ個数よりも多くなるように設定されている。したがって、全体の軸受剛性が確保できると共に、インナー側の軸受列の基本定格荷重がアウター側の軸受列の基本定格荷重よりも大きくなり、インナー側の軸受列に加わる荷重がアウター側の軸受列に加わる荷重よりも大きくなっても寿命を同じかそれ以上にすることができる。すなわち、無駄のない設計を実現することができ、強度・耐久性を向上させた車輪用軸受装置を提供することができる。
図2は、本発明に係る車輪用軸受装置の第2の実施形態を示す縦断面図である。なお、この実施形態は、前述した実施形態と基本的にはハブ輪の構成が異なるだけで、その他同一部品同一部位あるいは同一機能を有する部位には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
この車輪用軸受装置は第3世代と呼称される従動輪用であって、外方部材4と、ハブ輪13、およびこのハブ輪13の小径段部13bに圧入された内輪6からなる内方部材14とを備えている。ハブ輪13は、外周にアウター側の外側転走面4aに対向するアウター側の内側転走面13aと、この内側転走面13aから軸方向に延びる小径段部13bが形成されている。内輪6はこの小径段部13bに所定のシメシロを介して圧入され、加締部1cによって軸方向に固定されている。
外方部材4とハブ輪13および内輪6との間に形成された環状空間の開口部にはシール15、12が装着され、軸受内部に封入されたグリースの外部への漏洩と、外部から雨水やダスト等が軸受内部に侵入するのを防止している。また、ハブ輪13はS53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中高炭素鋼で形成され、シール15が摺接するシールランド部3bから内側転走面13aおよび小径段部13bに亙って高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理されている。
ここで、本実施形態は、前述した実施形態と同様、アウター側のボール9列のピッチ円直径PCDoとインナー側の円錐ころ10列のピッチ円直径PCDiが同一(PCDo=PCDi)に設定されると共に、アウター側のボール9列のボール個数が、インナー側の円錐ころ10列のころ個数よりも多くなるように設定されている。したがって、一層装置の軽量・コンパクト化を図りつつ、全体の軸受剛性が高くなると共に、基本定格荷重がアウター側の軸受列部分の基本定格荷重よりも大きくなり、インナー側の軸受列部分に加わる荷重がアウター側の軸受列部分に加わる荷重よりも大きくなっても寿命を同じかそれ以上にすることができる。
図3は、本発明に係る車輪用軸受装置の第3の実施形態を示す縦断面図である。なお、この実施形態は、前述した第1の実施形態(図1)と基本的には車輪用軸受の構成が異なるだけで、その他同一部品同一部位あるいは同一機能を有する部位には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
この車輪用軸受装置は第2世代と呼称される従動輪用であって、ハブ輪1と、このハブ輪1に固定された車輪用軸受16とを備えている。車輪用軸受16は、ハブ輪1の肩部1aに衝合した状態で小径段部1bに所定のシメシロを介して圧入されると共に、小径段部1bの端部を塑性変形させて形成した加締部1cによって軸方向に固定されている。
車輪用軸受16は、外周に車体取付フランジ4cを一体に有し、内周に複列の外側転走面17a、17bが形成された外方部材17と、外周にこれら複列の外側転走面17a、17bに対向する内側転走面18a、19aがそれぞれ形成された2つの内輪18、19と、両転走面17a、18aおよび17b、19a間に保持器20、21を介して転動自在に収容された複数の円錐ころ10およびボール9を備えている。
アウター側の各転走面17a、18aはテーパ状に形成されると共に、インナー側の各転走面17b、19aは円弧状に形成されている。そして、アウター側の内輪18における内側転走面18aの大径側に円錐ころ10を案内するための大鍔18bと、小径側に円錐ころ10の脱落を防止するための小鍔18cがそれぞれ形成されている。
外方部材17はS53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中高炭素鋼で形成され、複列の外側転走面17a、17bが高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理されている。また、内輪18、19はSUJ2等の高炭素クロム鋼で形成され、ズブ焼入れによって芯部まで58〜64HRCの範囲に硬化処理されている。
ここで、本実施形態は、アウター側の円錐ころ10列のピッチ円直径PCDoとインナー側のボール9列のピッチ円直径PCDiが同一(PCDo=PCDi)に設定されると共に、インナー側のボール9列のボール個数がアウター側の円錐ころ10列のころ個数よりも多く設定されている。これにより、インナー側の軸受列の基本定格荷重を低下させることなく軸受の回転トルクを低減することができ、装置の軽量・コンパクト化を図ることができる。
図4は、本発明に係る車輪用軸受装置の第4の実施形態を示す縦断面図である。なお、この実施形態は、前述した第3の実施形態(図3)と基本的にはハブ輪の構成が異なるだけで、その他同一部品同一部位あるいは同一機能を有する部位には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
この車輪用軸受装置は第3世代と呼称される従動輪用であって、外方部材17と、ハブ輪22、およびこのハブ輪22の小径段部22bに圧入された内輪19からなる内方部材23とを備えている。ハブ輪22は、外周に外方部材17のアウター側の外側転走面17aに対向するアウター側のテーパ状の内側転走面22aと、この内側転走面22aから軸方向に延びる小径段部22bが形成されている。そして、アウター側の内側転走面22aの大径側に円錐ころ10を案内するための大鍔18bが形成されている。
内輪19は小径段部22bに所定のシメシロを介して圧入され、加締部1cによって軸方向に固定されている。また、ハブ輪22はS53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中高炭素鋼で形成され、シール15が摺接するシールランド部3bから内側転走面22aおよび小径段部22bに亙って高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理されている。
ここで、本実施形態は、前述した実施形態と同様、アウターの円錐ころ10列のピッチ円直径PCDoとインナー側側のボール9列のピッチ円直径PCDiが同一(PCDo=PCDi)に設定されると共に、インナー側のボール9列のボール個数がアウター側の円錐ころ10列のころ個数よりも多く設定されている。インナー側の軸受列の基本定格荷重を低下させることなく軸受の回転トルクを低減することができると共に、装置の一層の軽量・コンパクト化を図ることができる。
図5は、本発明に係る車輪用軸受装置の第5の実施形態を示す縦断面図である。なお、この実施形態は、前述した第1の実施形態(図1)と基本的には両軸受列のピッチ円直径が異なるだけで、その他同一部品同一部位あるいは同一機能を有する部位には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
この車輪用軸受装置は第2世代と呼称される従動輪用であって、ハブ輪1と、このハブ輪1に固定された車輪用軸受24とを備えている。車輪用軸受24は、外周に車体取付フランジ4cを一体に有し、内周に複列の外側転走面4a、25aが形成された外方部材25と、外周にこれら複列の外側転走面4a、25aに対向する内側転走面5a、26aがそれぞれ形成された2つの内輪5、26と、両転走面4a、5aおよび25a、26a間に保持器7、27を介して転動自在に収容された複数のボール9および円錐ころ10とを備えている。
外方部材25はS53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中高炭素鋼で形成され、複列の外側転走面4a、25aが高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理されている。また、内輪26はSUJ2等の高炭素クロム鋼で形成され、ズブ焼入れによって芯部まで58〜64HRCの範囲に硬化処理されている。
ここで、本実施形態は、インナー側の円錐ころ10列のピッチ円直径PCDiがアウター側のボール9列のピッチ円直径PCDoよりも大径(PCDi>PCDo)に設定されると共に、アウター側のボール9列のボール個数がインナー側の円錐ころ10列のころ個数よりも多く設定されている。これにより、装置の軽量・コンパクト化を図りつつ、全体の軸受剛性が高くなると共に、インナー側の軸受列の基本定格荷重を増大させ、インナー側の軸受列に加わる荷重がアウター側の軸受列部分に加わる荷重よりも大きくなっても寿命を同じかそれ以上にすることができる。また、インナー側の円錐ころ10列におけるピッチ円直径PCDiの拡径量に対応してインナー側の内輪26の肉厚が厚くなって剛性が高くなるため、加締加工によって内輪26に発生するフープ応力を抑えることができ、内輪26の耐久性を向上させることができる。
図6は、本発明に係る車輪用軸受装置の第6の実施形態を示す縦断面図である。なお、この実施形態は、前述した第5の実施形態(図5)と基本的にはハブ輪の構成が異なるだけで、その他同一部品同一部位あるいは同一機能を有する部位には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
この車輪用軸受装置は第3世代と呼称される従動輪用であって、外方部材25と、ハブ輪13、およびこのハブ輪13の小径段部13bに圧入された内輪26からなる内方部材28とを備えている。
ここで、本実施形態は、前述した実施形態と同様、インナー側の円錐ころ10列のピッチ円直径PCDiがアウター側のボール9列のピッチ円直径PCDoよりも大径(PCDi>PCDo)に設定されると共に、アウター側のボール9列のボール個数が、インナー側の円錐ころ10列のころ個数よりも多く設定されている。これにより、インナー側の軸受列の基本定格荷重を増大させ、インナー側の軸受列に加わる荷重がアウター側の軸受列部分に加わる荷重よりも大きくなっても寿命を同じかそれ以上にすることができると共に、装置の一層の軽量・コンパクト化を図ることができる。また、インナー側の内輪26の肉厚が厚くなり、加締加工によって内輪26に発生するフープ応力を抑えて内輪26の耐久性を向上させることができる。
図7は、本発明に係る車輪用軸受装置の第7の実施形態を示す縦断面図である。なお、この実施形態は、前述した第5の実施形態(図5)と基本的にはハブ輪と車輪用軸受の構成が一部異なるだけで、その他同一部品同一部位あるいは同一機能を有する部位には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
この車輪用軸受装置は第2世代と呼称される従動輪用であって、ハブ輪1’と、このハブ輪1’に固定された車輪用軸受24’とを備えている。車輪用軸受24’は、外周に車体取付フランジ4cを一体に有し、内周に複列の外側転走面4a、25aが形成された外方部材25と、外周にこれら複列の外側転走面4a、25aに対向する内側転走面5a、26aがそれぞれ形成された2つの内輪5’、26’と、両転走面4a、5aおよび25a、26a間に保持器7、27を介して転動自在に収容された複数のボール9および円錐ころ10とを備えている。
ハブ輪1’は、前述した第5の実施形態におけるハブ輪1に対して、小径段部1b’の外径が大径に形成されている。また、この小径段部1b’の拡径に伴い、内輪5’、26’の肉厚が薄肉に形成されている。これにより、車輪用軸受24’の外径を大きくすることなくハブ輪1’の小径段部1b’が拡径されているため、装置の軽量・コンパクト化を図ると共に、ハブ輪1’の強度・剛性を高めることができる。
図8は、本発明に係る車輪用軸受装置の第8の実施形態を示す縦断面図である。なお、この実施形態は、前述した第6の実施形態(図6)と基本的にはハブ輪と内輪の構成が一部異なるだけで、その他同一部品同一部位あるいは同一機能を有する部位には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
この車輪用軸受装置は第2世代と呼称される従動輪用であって、外方部材25と、ハブ輪13’、およびこのハブ輪13’の小径段部13b’に圧入された内輪26’からなる内方部材28’とを備えている。
ハブ輪13’は、前述した第6の実施形態におけるハブ輪13に対して、小径段部13b’の外径が大径に形成されている。また、この小径段部13b’の拡径に伴い、内輪26’の肉厚が薄肉に形成されている。これにより、外方部材25の外径を大きくすることなくハブ輪13’の小径段部13b’が拡径されているため、装置の軽量・コンパクト化を図ると共に、ハブ輪13’の強度・剛性を高めることができる。
図9は、本発明に係る車輪用軸受装置の第9の実施形態を示す縦断面図である。なお、この実施形態は、前述した第3の実施形態(図3)と基本的には両軸受列のピッチ円直径が異なるだけで、その他同一部品同一部位あるいは同一機能を有する部位には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
この車輪用軸受装置は第2世代と呼称される従動輪用であって、ハブ輪1と、このハブ輪1に固定された車輪用軸受29とを備えている。車輪用軸受29は、外周に車体取付フランジ4cを一体に有し、内周に複列の外側転走面17a、30aが形成された外方部材30と、外周にこれら複列の外側転走面17a、30aに対向する内側転走面18a、31aがそれぞれ形成された2つの内輪18、31と、両転走面17a、18aおよび30a、31a間に保持器20、32を介して転動自在に収容された複数の円錐ころ10およびボール9とを備えている。
外方部材30はS53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中高炭素鋼で形成され、複列の外側転走面17a、30aが高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理されている。また、内輪31はSUJ2等の高炭素クロム鋼で形成され、ズブ焼入れによって芯部まで58〜64HRCの範囲に硬化処理されている。
外方部材30と2つの内輪18、31との間に形成された環状空間の開口部にはシール11、33が装着され、軸受内部に封入されたグリースの外部への漏洩と、外部から雨水やダスト等が軸受内部に侵入するのを防止している。
ここで、本実施形態は、インナー側のボール9列のピッチ円直径PCDiがアウター側の円錐ころ10列のピッチ円直径PCDoよりも大径(PCDi>PCDo)に設定されると共に、インナー側のボール9列のボール個数がアウター側の円錐ころ10列のころ個数よりも多く設定されている。これにより、装置の軽量・コンパクト化を図りつつ、全体の軸受剛性が高くなると共に、インナー側の軸受列の基本定格荷重を増大させ、インナー側の軸受列に加わる荷重がアウター側の軸受列部分に加わる荷重よりも大きくなっても寿命を同じかそれ以上にすることができる。また、インナー側のボール9列におけるピッチ円直径PCDiの拡径量に対応してインナー側の内輪31の肉厚が厚くなって剛性が高くなるため、加締加工によって内輪31に発生するフープ応力を抑えることができ、内輪31の耐久性を向上させることができる。
図10は、本発明に係る車輪用軸受装置の第10の実施形態を示す縦断面図である。なお、この実施形態は、前述した第9の実施形態(図9)と基本的にはハブ輪の構成が異なるだけで、その他同一部品同一部位あるいは同一機能を有する部位には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
この車輪用軸受装置は第3世代と呼称される従動輪用であって、外方部材30と、ハブ輪22、およびこのハブ輪22の小径段部22bに圧入された内輪31からなる内方部材34とを備えている。
ここで、本実施形態は、前述した実施形態と同様、インナー側のボール9列のピッチ円直径PCDiがアウター側の円錐ころ10列のピッチ円直径PCDoよりも大径(PCDi>PCDo)に設定されると共に、インナー側のボール9列のボール個数が、アウター側の円錐ころ10列のころ個数よりも多く設定されている。これにより、インナー側の軸受列の基本定格荷重を低下させることなく、また、軸受の回転トルクを増大させることなく、強度・剛性を高め、かつ装置の一層の軽量・コンパクト化を図ることができる。また、インナー側の内輪31の肉厚が厚くなり、加締加工によって内輪31に発生するフープ応力を抑えて耐久性を向上させることができる。
図11は、本発明に係る車輪用軸受装置の第11の実施形態を示す縦断面図である。なお、この実施形態は、前述した第9の実施形態(図9)と基本的にはハブ輪と車輪用軸受の構成が一部異なるだけで、その他同一部品同一部位あるいは同一機能を有する部位には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
この車輪用軸受装置は第2世代と呼称される従動輪用であって、ハブ輪1’と、このハブ輪1’に固定された車輪用軸受29’とを備えている。車輪用軸受29’は、外周に車体取付フランジ4cを一体に有し、内周に複列の外側転走面17a、30aが形成された外方部材30と、外周にこれら複列の外側転走面17a、30aに対向する内側転走面18a、31aがそれぞれ形成された2つの内輪18’、31’と、両転走面17a、18aおよび30a、31a間に保持器20、32を介して転動自在に収容された複数のボール9および円錐ころ10とを備えている。
ハブ輪1’は、前述した第9の実施形態におけるハブ輪1に対して、小径段部1b’の外径が大径に形成されている。また、この小径段部1b’の拡径に伴い、内輪18’、31’の肉厚が薄肉に形成されている。これにより、車輪用軸受29’の外径を大きくすることなくハブ輪1’の小径段部1b’が拡径されているため、装置の軽量・コンパクト化を図ると共に、ハブ輪1’の強度・剛性を高めることができる。
図12は、本発明に係る車輪用軸受装置の第12の実施形態を示す縦断面図である。なお、この実施形態は、前述した第10の実施形態(図10)と基本的にはハブ輪と内輪の構成が一部異なるだけで、その他同一部品同一部位あるいは同一機能を有する部位には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
この車輪用軸受装置は第2世代と呼称される従動輪用であって、外方部材30と、ハブ輪22’、およびこのハブ輪22’の小径段部22b’に圧入された内輪31’からなる内方部材34’とを備えている。
ハブ輪22’は、前述した第10の実施形態におけるハブ輪22に対して、小径段部22b’の外径が大径に形成されている。また、この小径段部22b’の拡径に伴い、内輪31’の肉厚が薄肉に形成されている。これにより、外方部材30の外径を大きくすることなくハブ輪22’の小径段部22b’が拡径されているため、装置の軽量・コンパクト化を図ると共に、ハブ輪22’の強度・剛性を高めることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、あくまで例示であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
本発明に係る車輪用軸受装置は、駆動輪用、従動輪用に拘わらず、第2または第3世代構造の車輪用軸受装置に適用することができる。
本発明に係る車輪用軸受装置の第1の実施形態を示す縦断面図である。 本発明に係る車輪用軸受装置の第2の実施形態を示す縦断面図である。 本発明に係る車輪用軸受装置の第3の実施形態を示す縦断面図である。 本発明に係る車輪用軸受装置の第4の実施形態を示す縦断面図である。 本発明に係る車輪用軸受装置の第5の実施形態を示す縦断面図である。 本発明に係る車輪用軸受装置の第6の実施形態を示す縦断面図である。 本発明に係る車輪用軸受装置の第7の実施形態を示す縦断面図である。 本発明に係る車輪用軸受装置の第8の実施形態を示す縦断面図である。 本発明に係る車輪用軸受装置の第9の実施形態を示す縦断面図である。 本発明に係る車輪用軸受装置の第10の実施形態を示す縦断面図である。 本発明に係る車輪用軸受装置の第11の実施形態を示す縦断面図である。 本発明に係る車輪用軸受装置の第12の実施形態を示す縦断面図である。 従来の車輪用軸受装置を示す縦断面図である。 従来の他の車輪用軸受装置を示す縦断面図である。
符号の説明
1、1’、13、13’、22、22’・・・・・・・・・・・・・・ハブ輪
1a・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・肩部
1b、1b’、13b、13b’、22b、22b’・・・・・・・・小径段部
1c・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・加締部
2、16、24、24’、29、29’・・・・・・・・・・・・・・車輪用軸受
3・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・車輪取付フランジ
3a・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ハブボルト
3b・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シールランド部
4、17、25、30・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・外方部材
4a、4b、17a、17b、25a、30a・・・・・・・・・・外側転走面
4c・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・車体取付フランジ
5、5’、6、18、18’、19、26、26’、31、31’・・・内輪
5a、6a、13a、18a、19a、22a、26a、31a・・内側転走面
6b、18b・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大鍔
6c、18c・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小鍔
7、8、20、21、27、32・・・・・・・・・・・・・・・・保持器
9・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ボール
10・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・円錐ころ
11、12、15、33・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シール
14、23、28、28’、34、34’・・・・・・・・・・・・・内方部材
50、64・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ハブ輪
50a、57a、64a、65a・・・・・・・・・・・・・・・・内側転走面
50b、63・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・車輪取付フランジ
51・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・複列の転がり軸受
52・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・等速自在継手
53、62・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・外方部材
53a、53b、62a、62b・・・・・・・・・・・・・・・・外側転走面
53c、62c・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・車体取付フランジ
54、66・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・内方部材
55、67、68・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ボール
56・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・円錐ころ
57、65・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・内輪
58・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・外側継手部材
58a・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・トラック溝
59・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・マウス部
60・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・肩部
61・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・止め輪
64b・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小径段部
64c・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・加締部
69、70・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・保持器
71、72・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シール
D1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・アウター側のボールのピッチ円直径
D2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・インナー側のボールのピッチ円直径
PCDi・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・インナー側の転動体のピッチ円直径
PCDo・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・アウター側の転動体のピッチ円直径

Claims (5)

  1. 外周にナックルに取り付けられるための車体取付フランジを一体に有し、内周に複列の外側転走面が形成された外方部材と、
    一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、外周に小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入され、外周に前記複列の外側転走面に対向する内側転走面が形成された少なくとも一つの内輪からなる内方部材と、
    この内方部材と前記外方部材の両転走面間に転動自在に収容された複列の転動体列とを備えた車輪用軸受装置において、
    前記複列の転動体列のうち一方の転動体列がボールで構成され、他方の転動体列が円錐ころで構成されると共に、前記ボール列のボール個数が前記円錐ころ列のころ個数よりも多く設定されていることを特徴とする車輪用軸受装置。
  2. 前記複列の転動体列のうちインナー側の転動体列のピッチ円直径がアウター側の転動体列のピッチ円直径よりも大径に設定されている請求項1に記載の車輪用軸受装置。
  3. 前記小径段部の端部を径方向外方に塑性変形させて形成した加締部により前記内輪が軸方向に固定されている請求項1または2に記載の車輪用軸受装置。
  4. 前記ハブ輪の小径段部に一対の内輪が圧入され、これらの内輪の内径が同一に設定されている請求項1乃至3いずれかに記載の車輪用軸受装置。
  5. 前記ハブ輪の外周にアウター側の内側転走面が直接形成されると共に、この内側転走面からインナー側に前記小径段部が形成され、この小径段部に所定のシメシロを介して前記インナー側の内輪が圧入されている請求項1乃至3いずれかに記載の車輪用軸受装置。
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