JP2008101006A - 3−アミノチオフェン誘導体 - Google Patents
3−アミノチオフェン誘導体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008101006A JP2008101006A JP2007287268A JP2007287268A JP2008101006A JP 2008101006 A JP2008101006 A JP 2008101006A JP 2007287268 A JP2007287268 A JP 2007287268A JP 2007287268 A JP2007287268 A JP 2007287268A JP 2008101006 A JP2008101006 A JP 2008101006A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- methyl
- trifluoromethyl
- general formula
- reaction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 0 Cc1c(*)[n](C)nc1* Chemical compound Cc1c(*)[n](C)nc1* 0.000 description 12
Landscapes
- Heterocyclic Compounds Containing Sulfur Atoms (AREA)
- Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
Abstract
Description
を酸の存在下で反応させ、得られた反応混合物を還元して一般式(1)(化33)で示される化合物を得た後、
また、Rbは、RからRaを除外した置換基である。
第一段階の反応で必要により使用される溶媒としては、例えば、ヘキサン、石油エーテル等の脂肪族炭化水素、ベンゼン、トルエン、クロロベンゼン、アニソール等の芳香族類、メタノール、エタノール等のアルコール類、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル等のエーテル類、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類、酢酸エチル等のエステル類、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素が挙げられ、これらの混合溶媒も使用される。また、一般式(3)で示される化合物を溶媒として用いることもできる。第一段階の反応における溶媒の使用量は、一般式(2)に代表される化合物1gに対して通常0.1〜200ml、好ましくは1〜50ml、特に好ましくは1〜20mlの割合である。
第一段階の反応における種々の条件、則ち、一般式(2)、一般式(3)の化合物の使用量、溶媒の種類および使用量、酸の種類および使用量、反応温度ならびに反応時間各々の設定に際しては、各々の条件毎に示された通常の範囲の数値、好ましい範囲の数値及び特に好ましい範囲の数値から適宜相互に選択し、組み合わせることができる。
接触還元において使用される触媒の含量は通常3〜20%であり、使用量は特に限定されるものではないが、一般式(4a)〜(4d)に代表される化合物からなる混合物に対して通常1〜100重量%、好ましくは1〜30重量%を用いる。
第二段階の反応における溶媒の使用量は、一般式(4a)〜(4d)に代表される化合物からなる混合物1gに対して通常0.1〜200ml、好ましくは2〜20mlの割合である。
第二段階の接触還元の水素圧は、常圧でもよいが、加圧してもよく、加圧する場合は、0.098〜30MPa、好ましくは0.098〜5.0MPaである。
尚、第二段階の接触還元反応における種々の条件、則ち、触媒の種類およびその使用量、溶媒の種類およびその使用量、反応温度ならびに反応時間、反応圧力各々の設定に際しては、各々の条件毎に示された通常の範囲の数値と好ましい範囲の数値から適宜相互に選択し、組み合わせることができる。
本反応における種々の条件、即ち、一般式(7)、一般式(8)で示される化合物の使用量、溶媒の種類および使用量、塩基の種類および使用量、反応温度ならびに反応時間各々の設定に際しては、各々の条件毎に示された通常の範囲の数値と好ましい範囲の数値から適宜相互に選択し、組み合わせることができる。
本反応における種々の条件、即ち、一般式(10)で表される化合物の使用量、溶媒の種類および使用量、触媒の種類および使用量、反応温度ならびに反応時間各々の設定に際しては、各々の条件毎に示された通常の範囲の数値と好ましい範囲の数値から適宜相互に選択し、組み合わせることができる。
本反応における一般式(8)で示される化合物の使用量は、通常3−アミノチオフェン1モルに対して0.2〜20.0モル、好ましくは0.5〜5モルの割合である。
本反応における種々の条件、即ち、3−アミノチオフェン、一般式(8)で表される化合物の使用量、溶媒の種類および使用量、塩基の種類および使用量、反応温度ならびに反応時間各々の設定に際しては、各々の条件毎に示された通常の範囲の数値と好ましい範囲の数値から適宜相互に選択し、組み合わせることができる。
本反応における一般式(8a)で示される化合物の使用量は、通常一般式(5)で示される化合物1モルに対して0.2〜20.0モル、好ましくは0.5〜5モルの割合である。
本反応における種々の条件、即ち、一般式(5)、一般式(8a)で示される化合物の使用量、溶媒の種類および使用量、塩基の種類および使用量、反応温度ならびに反応時間各々の設定に際しては、各々の条件毎に示された通常の範囲の数値と好ましい範囲の数値から適宜相互に選択し、組み合わせることができる。
参考例1 3−アミノチオフェンと4−メチル−2−ペンタノンとの反応
パラトルエンスルホン酸一水和物0.15g、4−メチル−2−ペンタノン1.61g(16.1mmol)を塩化メチレン5mlに装入し、5℃まで冷却した後、3−アミノチオフェン0.53g(5.35mmol)を滴下しながら加えた。5℃で1時間攪拌したが、反応が全く進行しなかったので、25℃まで温度を上げ、1時間攪拌した。反応が全く進行しなかったので、還流下攪拌したところ、3−アミノチオフェンは分解した。
3−アミノチオフェン−2−カルボン酸メチル9.53g(60.7mmol)、ピリジン9.60g(121.4mmol)をテトラヒドロフラン63mlに装入した後、10℃まで冷却し、3−トリフルオロメチル−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸クロリド12.9g(60.7mmol)を18℃以下で滴下した。25℃で3時間撹拌した後、酢酸エチルを装入し、5%塩酸水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をヘキサンで結晶化することで目的物20.1gを無色結晶として得た(収率:99%)。なお、ここで用いた3−トリフルオロメチル−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸クロリドはDE4231517に記載されている方法により、3−トリフルオロメチル−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸エチルを得た後に、定法により加水分解、酸クロ化を行って得られたものを用いた。
実施例1で得られたN−{3−(2−メトキシカルボニル)チエニル}−3−トリフルオロメチル−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸アミド15.6g(46.8mmol)、水酸化ナトリウム3.74g(93.7mmol)をメタノール60ml、水40ml、ジオキサン10mlからなる混合溶媒に装入し、25℃で5時間撹拌した。濃塩酸7.8mlを加えpHを約4に調整した後、減圧下メタノールとジオキサンを留去し、濃塩酸1mlを加えpHを1に調整した。析出した結晶を濾過した後、水30mlで3回洗浄し、減圧下乾燥することで目的物14.7gを無色結晶として得た(収率:99%)。
実施例2で得られたN−{3−(2−カルボキシ)チエニル}−3−トリフルオロメチル−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸アミド2.0g(6.27mmol)を無溶媒で215℃まで加熱し、そのまま10分撹拌した。室温まで冷却し、目的物1.57gを褐色結晶として得た(収率:91%)。
3−アミノチオフェン1/2シュウ酸塩65.0g(0.451mol)をテトラヒドロフラン455mlに装入し、窒素気流下10℃まで冷却した。ピリジン74.9g(0.948mol)、3−トリフルオロメチル−1−メチルピラゾール−4−カルボンクロリド67.2g(0.316mol)を18℃以下で順次滴下し、25℃で2時間撹拌した。反応液を水1500mlに排出した後、減圧下テトラヒドロフランを留去した。析出してきた結晶を濾過した後、水100mlで3回洗浄し、減圧下乾燥することで目的物73.9gを結晶として得た(収率:85%(カルボン酸クロリドより))。なお、ここで用いた3−トリフルオロメチル−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸クロリドはDE4231517に記載されている方法により、3−トリフルオロメチル−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸エチルを得た後に、定法により加水分解、酸クロ化を行って得られたものを用いた。
実施例1で得られたN−{3−(2−メトキシカルボニル)チエニル}−3−トリフルオロメチル−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸アミド5.0g(15.0mmol)、ピリジン塩酸塩1.91g(16.5mmol)をピリジン25mlに装入し、120℃で42時間攪拌した。室温まで冷却した後、減圧下ピリジンを留去することで、12.1gのオイルが得られた。このオイルを水200mlに排出し、析出した結晶を濾過した。この結晶を水10mlで3回洗浄し、減圧下乾燥することで目的物3.88gを結晶として得た(収率:94%)。
実施例4で得られたN−(3−チエニル)−3−トリフルオロメチル−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸アミド 20.0g(72.7mmol)、4−メチル−2−ペンタノン21.9g(218.2mmol)、パラトルエンスルホン酸一水和物1.0gをトルエン160mlに装入し、反応で生成してくる水を反応系外に抜きながら8時間、112℃で加熱撹拌した。50℃まで冷却後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液:ヘキサン/酢酸エチル=6/4)で精製することで、混合物24.1gを無色結晶として得た。
1H-NMR(CDCl3,δ値,J=Hz):0.86(6H,d,J=6.8),1.25(3H,d,J=6.8),1.43-1.64(3H,m),3.08(1H,sext,J=6.8),3.99(3H,s),7.12(1H,d,J=5.1),7.43(1H,d,J=5.1),7.53(1H,brs),8.05(1H,s).
m.p.:107-108℃
実施例6において、4−メチル−2−ペンタノンの代わりに、メチルエチルケトンを使用した以外は全く同様の方法で合成した(収率70%)。
1H-NMR(CDCl3,δ値,J=Hz):0.89(3H,d,J=7.3),1.30(3H,d,J=7.3),1.59-1.69(2H,m),2.85-2.93(1H,m),3.99(3H,s),7.13(1H,d,J=5.1),7.46(1H,d,J=5.1),
7.54(1H,brs),8.05(1H,s).
m.p.:112-114℃
実施例6において、4−メチル−2−ペンタノンの代わりに、シクロヘキサノンを使用した以外は全く同様の方法で合成した(収率68%)。
1H-NMR(CDCl3,δ値,J=Hz):1.22-1.49(5H,m),1.72-1.94(5H,m),2.72-2.79(1H,m),3.99(3H,s),7.10(1H,d,J=5.1),7.51(1H,d,J=5.1),7.60(1H,brs),8.06(1H,s).
m.p.:128.7-129.5℃
3−アミノチオフェン−2−カルボン酸メチル31.4g(0.200mol)をトルエン97.2gに装入し、90℃まで加熱した。ベンゾイルクロリド29.5g(0.210mol)を還流温度を維持しながら20分かけて滴下し、還流下4時間攪拌した。室温まで冷却後、トルエン100mlを装入し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去し、目的物52.0gを結晶として得た(収率:100%)。
1H-NMR(CDCl3,ppm,J=Hz):3.94(3H,s),7.49-7.61(5H,m),8.00-8.05(2H,m),8.31(1H,d,J=5.3).
m.p.:101.4-102.3℃
参考例2で得られたN−{3−(2−メトキシカルボニル)チエニル}−安息香酸アミド 50.0g(0.192mol)をエタノール300mlに装入し、水150mlに溶解させた水酸化ナトリウム 15.4g(0.385mol)を滴下した。室温で4時間攪拌した後、10℃まで冷却し、濃塩酸30mlを滴下してpHを約6に調整した。減圧下エタノールを留去した後、得られた残渣に水100mlを装入し、濃塩酸10mlを加えてpHを1に調整した。析出した結晶を濾過し、水50mlで3回洗浄した。得られた結晶を減圧下乾燥することで、目的物45.0gを無色結晶として得た(収率:95%)。
1H-NMR(DMSO-d6,ppm,J=Hz):7.56-7.69(3H,m),7.91-7.94(3H,m),8.09(1H,d,J=5.7),11.2(1H,brs).
m.p.:214.6-214.9℃
参考例3で得られたN−{3−(2−カルボキシ)チエニル}−安息香酸アミド30.0g(12.1mmol)と、パラトルエンスルホン酸一水和物1.5gを1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン120mlに装入し、130℃で27時間攪拌した。室温まで冷却後、水1000mlに排出した。析出した結晶を濾過し、水30mlで3回洗浄した。得られた結晶を減圧下乾燥することで、目的物20.8gを結晶として得た(収率:85%)。
1H-NMR(CDCl3,ppm,J=Hz):7.12-7.14(1H,m),7.28-7.29(1H,m),7.44-7.58(3H,m),7.73(1H,dd,J=2.9,0.6),7.84-7.88(2H,m),8.20(1H,brs).
m.p.:155.4-156.2℃
参考例4で得られたN−(3−チエニル)−安息香酸アミド20.0g(0.0985mol)、4−メチル−2−ペンタノン29.6g(0.296mol)、パラトルエンスルホン酸一水和物
1.0gをトルエン200mlに装入し、留出してくる水を反応系外に抜きながら内温111℃で9.5時間加熱攪拌した。室温まで冷却した後、反応液を一規定の水酸化ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下、溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製(溶離液、ヘキサン:酢酸エチル=9:1)することで目的物26.1gを無色結晶として得た(収率93%)。
実施例9で得られたN−[3−{2−(E)−(4−メチル−2−ペンテン−2−イル)}チエニル]−安息香酸アミド、N−[3−{2−(Z)−(4−メチル−2−ペンテン−2−イル)}チエニル]−安息香酸アミド、N−[3−{2−(4−メチル−1−ペンテン−2−イル)}チエニル]−安息香酸アミドからなる混合物24.0g(84.2mmol)、5%パラジウムカーボン(デグサ化学触媒 E106R/W)4.8g、メタノール120mlを200mlオートクレーブに装入し、窒素置換をした後、40℃、水素圧1.96MPaの条件下で11時間水素化反応を行った。窒素置換をした後、触媒を濾過して除去し、濾液を減圧下にて留去することで目的物23.5gを無色結晶として得た(収率:97%)。
実施例10で得られたN−[3−{2−(1,3−ジメチルブチル)}チエニル]−安息香酸アミド21.8g(76.0mmol)、濃塩酸100mlと酢酸70mlからなる混合溶液に装入し、97℃で27時間還流加熱反応を行った。室温まで冷却後、氷を装入しながら10規定水酸化ナトリウム水溶液で中和した。酢酸エチルで二回抽出した後、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下、溶媒を留去することで目的物13.3gをオイルとして得た(収率:96%)。
1H-NMR(CDCl3,δ値,J=Hz):0.89(3H,d,J=6.6),0.90(3H,d,J=6.6),1.23(3H,d,J=6.6),1.35-1.65(3H,m),2.95(1H,sext,J=6.6),3.35(2H,brs),6.55(1H,d,J=5.1),6.95(1H,d,J=5.1).
物性:オイル
実施例11で得られた3−アミノ−2−(1、3−ジメチルブチル)チオフェン0.50g(2.73mmol)、ピリジン0.26g(3.28mmol)をテトラヒドロフラン3mlに装入し、10℃まで冷却した。3−トリフルオロメチル−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸クロリド0.64g(3.00mmol)を反応温度を18℃以下に保ちながら滴下した。室温で2時間攪拌した後、5%塩酸水溶液に排出し、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、得られた残渣をヘキサンで結晶化させることで目的物0.93gを結晶として得た(収率:95%)。なお、ここで用いた3−トリフルオロメチル−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸クロリドはDE4231517に記載されている方法により、3−トリフルオロメチル−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸エチルを得た後に、定法により加水分解、酸クロ化を行って得られたものを用いた。
1H-NMR(CDCl3,δ値,J=Hz):0.86(6H,d,J=6.8),1.25(3H,d,J=6.8),1.43-1.64(3H,m),3.08(1H,sext,J=6.8),3.99(3H,s),7.12(1H,d,J=5.1),7.43(1H,d,J=5.1),7.53(1H,brs),8.05(1H,s).
m.p.:107-108℃
3−アミノチオフェン−2−カルボン酸メチル22.1g(0.141mol)を酢酸エチル100mlに溶解し、ピリジン11.7g(0.148mol)を加えた。氷冷下でクロロ蟻酸イソプロピル18.1g(0.148mol)を30分かけて滴下した。滴下終了後、60℃まで昇温し3時間加熱攪拌した。反応終了後、反応液を5%塩酸水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下、溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液:ヘキサン/酢酸エチル=7/3)で精製することで目的物30.6gを結晶として得た(収率:85%)。なお、ここで得られた結晶は分析せずに、次の反応に用いた。
参考例5で得られた3−イソプロポキシカルボニルアミノチオフェン−2−カルボン酸メチル30.8g(0.126mol)とピリジン塩酸塩16.1g(0.139mol)をピリジン70mlに装入し、130℃まで昇温し、45時間加熱攪拌した。室温まで冷却後、減圧下ピリジンを留去し、得られた残渣に酢酸エチル300mlを装入した。酢酸エチル層を水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液:ヘキサン/酢酸エチル=2/1)で精製することで目的物21.0gを無色結晶として得た(収率:90%)。
1H-NMR(CDCl3,ppm,J=Hz):1.29(6H,d,J=6.3),5.01(1H,sept,J=6.3),6.80(1H,brs),6.92-6.94(1H,m),7.19-7.26(2H,m).
m.p.:105.0-107.2℃
参考例6で得られた3−イソプロポキシカルボニルアミノチオフェン(15.4mmol)、4−メチル−2−ペンタノン 4.60g(46.0mmol)、パラトルエンスルホン酸一水和物0.14gをトルエン20mlに装入し、生成する水を系外に抜きながら7時間還流加熱した。室温まで冷却した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下にて溶媒を留去した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製(溶離液:ヘキサン/酢酸エチル=20/1)することで目的物3.68gをオイルとして得た(収率:89%)。
実施例13で得られた3−イソプロポキシカルボニルアミノ−{2−(E)-(4−メチル−2−ペンテン−2−イル)}チオフェン、3−イソプロポキシカルボニルアミノ−{2−(Z)−(4−メチル−2−ペンテン−2−イル)}チオフェン、3−イソプロポキシカルボニルアミノ−{2−(4−メチル−1−ペンテン−2−イル}チオフェンからなる混合物2.06g(7.72mmol)、5%パラジウムカーボン(デグサ社E106R/W)0.41gをメタノール20mlに装入し、窒素置換した後、常圧、水素雰囲気下で9時間水素化反応を行った。窒素置換した後、触媒を濾過して除去し、減圧下にて濾液の溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製(溶離液:ヘキサン/酢酸エチル=9/1)することで、目的物1.61gを無色結晶として得た(収率:70%)。
実施例14で得られた3−イソプロポキシカルボニル−{2−(1,3−ジメチルブチル)}チオフェン1.24g(4.61mmol)、水酸化ナトリウム1.36g(34.0mmol)をメタノール5ml、水4ml、ジオキサン5mlの混合液に装入し、8時間還流加熱を行った。減圧下溶媒を留去した後、ジエチルエーテルで二回抽出し、飽和食塩水で洗浄した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液:ヘキサン/酢酸エチル=9/1)で精製することで、目的物0.42gを褐色オイルとして得た(収率:50%)。
1H-NMR(CDCl3,δ値,J=Hz):0.89(3H,d,J=6.6),0.90(3H,d,J=6.6),1.23(3H,d,J=6.6),1.35-1.65(3H,m),2.95(1H,sext,J=6.6),3.35(2H,brs),6.55(1H,d,J=5.1),
6.95(1H,d,J=5.1).
物性:オイル
実施例15で得られた3−アミノ−2−(1,3−ジメチルブチル)チオフェン0.25g(1.36mmol)、ピリジン0.13g(1.64mmol)をテトラヒドロフラン3mlに装入し、10℃まで冷却した。3−トリフルオロメチル−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸クロリド0.32g(1.50mmol)を反応温度を18℃以下に保ちながら滴下した。室温で2時間攪拌した後、5%塩酸水溶液に排出し、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、得られた残渣をヘキサンで結晶化させることで目的物0.46gを結晶として得た(収率:94%)。なお、ここで用いた3−トリフルオロメチル−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸クロリドはDE4231517に記載されている方法により、3−トリフルオロメチル−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸エチルを得た後に、定法により加水分解、酸クロ化を行って得られたものを用いた。
1H-NMR(CDCl3,δ値,J=Hz):0.86(6H,d,J=6.8),1.25(3H,d,J=6.8),1.43-1.64(3H,m),3.08(1H,sext,J=6.8),3.99(3H,s),7.12(1H,d,J=5.1),7.43(1H,d,J=5.1),7.53(1H,brs),8.05(1H,s).
m.p.:107-108℃
Claims (5)
- 一般式(6a)(化16)
- Raが(A1)、(A2)、(A3)、(A4)または(A9)である請求項1記載の3−アミノチオフェン誘導体。
- Raが(A1)、(A2)、(A3)または(A4)である請求項2記載の3−アミノチオフェン誘導体。
- Raが(A1)である請求項3記載の3−アミノチオフェン誘導体。
- R5がトリフルオロメチル基であり、R7が水素原子である請求項4記載の3−アミノチオフェン誘導体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007287268A JP4745315B2 (ja) | 1999-03-16 | 2007-11-05 | 3−アミノチオフェン誘導体 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999069387 | 1999-03-16 | ||
JP6938799 | 1999-03-16 | ||
JP2007287268A JP4745315B2 (ja) | 1999-03-16 | 2007-11-05 | 3−アミノチオフェン誘導体 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000055200A Division JP4153644B2 (ja) | 1999-03-16 | 2000-03-01 | 2−アルキル−3−アミノチオフェン誘導体の製造方法および3−アミノチオフェン誘導体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008101006A true JP2008101006A (ja) | 2008-05-01 |
JP4745315B2 JP4745315B2 (ja) | 2011-08-10 |
Family
ID=39435606
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007287268A Expired - Lifetime JP4745315B2 (ja) | 1999-03-16 | 2007-11-05 | 3−アミノチオフェン誘導体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4745315B2 (ja) |
-
2007
- 2007-11-05 JP JP2007287268A patent/JP4745315B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4745315B2 (ja) | 2011-08-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3992666B2 (ja) | カルボン酸誘導体 | |
KR20130004257A (ko) | 제조 방법 | |
NO340366B1 (no) | Metode for fremstilling av 3-(2-(1-benzotiofen-5-yl)etoksy)propionsyre eller salter derav | |
KR20090045360A (ko) | 4-치환된 페녹시페닐아세트산 유도체 | |
KR100305150B1 (ko) | 벤조피란화합물의제조방법 | |
KR100439255B1 (ko) | 2-알킬-3-아미노티오펜유도체의 제조방법 및3-아미노티오펜유도체 | |
KR20150100809A (ko) | 1-([1,3]디옥솔란-4-일메틸)-1η-피라졸-3-일아민을 제조하는 방법 | |
AU625664B2 (en) | 3,4-Dehydropiperidine derivatives having psychotropic activity | |
CN112955426A (zh) | 制备光学富集的羟醛化合物的方法 | |
Rajanarendar et al. | A one-pot synthesis of 3-methyl-5-aryl-4H-pyrrolo [2, 3-d]-isoxazoles | |
JP4153644B2 (ja) | 2−アルキル−3−アミノチオフェン誘導体の製造方法および3−アミノチオフェン誘導体 | |
JPWO2002066457A1 (ja) | ベンゾ[b]チオフェン誘導体、およびその製造方法 | |
JP4745315B2 (ja) | 3−アミノチオフェン誘導体 | |
US6774245B2 (en) | 3-Hydroxymethylbenzo[b]thiophene derivatives and process for their preparation | |
JP4908706B2 (ja) | ベンゾフラン誘導体 | |
Karminski-Zamola et al. | S~ IS OF SOME mn-AND THIENYLACRYLATES OR | |
WO2005003114A1 (en) | 5-fluoro-thiopen-compounds,the process for their preparation,the pharmaceutical compositions containing them and their use as metallopotenases inhibitors | |
JP4075357B2 (ja) | 4,5−ジ置換−1,2,3−トリアゾール及びその製造法 | |
JP6169721B2 (ja) | パピローマウイルスの治療で用いることができるヒドラジンの合成方法 | |
KR101206598B1 (ko) | 제조 방법 | |
JP4759500B2 (ja) | ベンゾ[b]チオフェン誘導体、およびその製造方法 | |
JP2003306487A (ja) | 3−アシルアミノ−チオフェン誘導体の製造方法 | |
JPH07278052A (ja) | 2,4−ペンタンジオン誘導体 | |
JP2006348041A (ja) | ベンズイミダゾール誘導体の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20090917 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20100308 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20100308 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100426 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110419 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110511 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140520 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4745315 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |