JP2008100556A - 車両用空気調和装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】足元部分の車室スペースを狭めることのないコンパクトな構成としながら、エアミックス性の向上を図ることができる車両用空気調和装置を提供すること。
【解決手段】空調ケース2内に上流の送風機側から下流の吹き出し口側に向かって順に、エバポレータ3、エアミックスドア41,42,43,44、ヒータコア5、を配置した空調ユニット1において、エバポレータ3の後流側に、ヒータコア5を通過する第1温風通路71と第2温風通路72を設定し、ヒータコア5をバイパスする第1冷風バイパス通路61と第2冷風バイパス通路62を設定し、第1温風通路71と第1冷風バイパス通路61を連通する第1通路8を、エバポレータ3から遠い外側位置に配置し、第2温風通路72と第2冷風バイパス通路62を連通する第2通路9を、エバポレータ3に近い第1通路8の内側位置に並列配置した。
【選択図】図1

Description

本発明は、空調ケース内に上流の送風機側から下流の吹き出し口側に向かって順に、冷房用熱交換器、エアミックスドア、暖房用熱交換器、を配置した車両用空気調和装置に関する。
従来の車両用空気調和装置としては、上下に二つの冷風バイパス通路と、中央に一つの温風通路を有し、暖房用熱交換器(ヒータコア)の後流から上方と下方に向かって分かれる2つの通路を形成し、上方に向かって形成した通路を前席側吹き出し口に連通する第1通路とし、下方に向かって形成した通路を後席側吹き出し口に連通する第2通路とするものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の車両用空気調和装置としては、空調ユニットの内部を縦に4分割し、両側部の2つの分割通路を前席側吹き出し口に連通する第1通路とし、中央部の2つの分割通路を後席側吹き出し口に連通する第2通路とするものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−114889号公報 特開2002−211228号公報
しかしながら、上記特開2004−114889号公報に記載されている従来の車両用空気調和装置にあっては、下方に向かって形成した通路を後席側吹き出し口に連通する第2通路とするものであるため、空調ユニットの下側後方に配置される第2通路が、前席中央部に突出することで足元部分の車室スペースを狭めてしまい、居住性の悪化が懸念される、という問題があった。
また、上記特開2002−211228号公報に記載されている従来の車両用空気調和装置にあっては、中央部の2つの分割通路を後席側吹き出し口に連通する第2通路とするものであるため、中央部の暖房用熱交換器(ヒータコア)を通過した風と冷風が共に同じ方向に流れることで混ざりにくく、エアミックス性が低い、という問題があった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、足元部分の車室スペースを狭めることのないコンパクトな構成としながら、エアミックス性の向上を図ることができる車両用空気調和装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、空調ケース内に上流の送風機側から下流の吹き出し口側に向かって順に、冷房用熱交換器、エアミックスドア、暖房用熱交換器、を配置した車両用空気調和装置において、
前記冷房用熱交換器の後流側に、暖房用熱交換器を通過する温風通路と、暖房用熱交換器をバイパスする冷風バイパス通路と、をそれぞれ少なくとも2通路以上設定し、
前記一つの温風通路と一つの冷風バイパス通路を連通する第1通路を、前記冷房用熱交換器から遠い外側位置に配置し、
前記他の温風通路と他の冷風バイパス通路を連通する第2通路を、前記冷房用熱交換器に近い第1通路の内側位置に並列配置したことを特徴とする。
よって、本発明の車両用空気調和装置にあっては、一つの温風通路と一つの冷風バイパス通路を連通する第1通路が、冷房用熱交換器から遠い外側位置に配置され、他の温風通路と他の冷風バイパス通路を連通する第2通路が、冷房用熱交換器に近い第1通路の内側位置に並列配置される。
例えば、暖房用熱交換器の後流から上方と下方に向かって分かれる2つの通路を形成し、下方に向かう通路を後席側吹き出し口に連通する第2通路とする従来技術の場合、この第2通路が前席中央部に突出することで、足元部分の車室スペースを狭めてしまう。
これに対し、本発明では、暖房用熱交換器を含む第1通路と第2通路とが、空調ケース内で外側と内側に並列配置されるため、通路が前席中央部に突出することがなく、足元部分の車室スペースを確保することができる。例えば、空調ケースの通路部分の縦断面形状を半円弧形状に設定した場合、空調ケースの下側後方は円弧凹面となり、足元部分の車室スペースを拡大することができる。
例えば、空調ユニットの内部を縦に4分割し、中央部の2つの分割通路を後席側吹き出し口に連通する第2通路とする従来技術の場合、中央部の暖房用熱交換器を通過した風と冷風が共に同じ方向に流れることで混ざりにくくなる。
これに対し、本発明では、第1通路と第2通路とがいずれも暖房用熱交換器を含み、第1通路と第2通路のそれぞれの通路では、暖房用熱交換器を通過した後の温風が対向して流れてくる冷風とぶつかり合う作用を示すため、温風と冷風がぶつかり合う位置で効率的に混合され、温風と冷風との高いエアミックス性が確保される。
この結果、足元部分の車室スペースを狭めることのないコンパクトな構成としながら、エアミックス性の向上を図ることができる。
以下、本発明の車両用空気調和装置を実現する最良の形態を、図面に示す実施例1〜実施例4に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1は実施例1の4席独立に温度調整を行う空調ユニット1(車両用空気調和装置の一例)を示す縦断面図、図2は実施例1の空調ユニット1におけるエアミックスドア及びヒータコアを示す斜視図、図3は実施例1の空調ユニット1におけるドアモジュール構造を示す斜視図である。
実施例1における空調ユニット1は、図1に示すように、空調ケース2と、エバポレータ3(冷却用熱交換器)と、エアミックスドア41,42,43,44と、ヒータコア5(暖房用熱交換器)と、冷風バイパス通路61,62と、温風通路71,72と、第1通路8と、第2通路9と、通路仕切り壁10と、エアミックスチャンバー11と、ベントドア12と、デフドア13と、ベント吹き出し口14と、デフ吹き出し口15と、フット吹き出し口16と、下側ダクト開口17と、を備えている。
実施例1における空調ユニット1は、空調ケース2内に上流の送風機(図示を省略)側から下流の吹き出し口側に向かって順に、エバポレータ3、エアミックスドア41,42,43,44、ヒータコア5、を配置している。
前記エバポレータ3は、図外の送風機及びクリーンフィルタを介して通過する内気または外気を冷却する熱交換器であり、冷媒入口と冷媒出口を有する。
前記エアミックスドア41,42,43,44は、前記エバポレータ3の後流位置に配置され、エバポレータ3を経過した冷風と、ヒータコア5を経過した温風と、の混合割合をドア開度により制御する。
前記ヒータコア5は、前記エバポレータ3及び前記エアミックスドア41,42,43,44の下流位置に配置され、通過する風を暖める熱交換器であり、エンジン冷却水入口とエンジン冷却水出口を有する。なお、前席優先の車種では、図1のAをヒータコア5への温水IN、Bを温水OUTとする。後席優先の車種では、図1のBをヒータコア5への温水IN、Aを温水OUTとする。
実施例1における空調ユニット1では、エバポレータ3の後流側に、ヒータコア5を通過する温風通路として、第1温風通路71と第2温風通路72を設定している。また、ヒータコア5をバイパスする冷風バイパス通路として、第1冷風バイパス通路61と第2冷風バイパス通路62を設定している。
そして、第1温風通路71と第1冷風バイパス通路61を連通する第1通路8を、エバポレータ3から遠い外側位置に配置し、第2温風通路72と第2冷風バイパス通路62を連通する第2通路9を、エバポレータ3に近い第1通路8の内側位置に並列配置している。
前記第1通路8は、前席用の各吹き出し口14,15,16に連通する通路であり、前記第2通路9は、下側ダクト開口17を介して図外の後席用の吹き出し口に連通する通路である。
前記ヒータコア5は、図1及び図2に示すように、エバポレータ3の後流側中央部の位置に、エバポレータ3とは直交する位置関係にて配置している。
なお、ヒータコア5は、第1端部(内側端部)がエバポレータ3の後流側中央部の位置に設定され、第2端部(外側端部)がエバポレータ3と直交する位置(図1〜図8)からエバポレータ3と平行な位置(図9及び図10)までの円弧状領域の何れかの位置に設定される。
前記ヒータコア5の直交配置により、図1及び図2に示すように、エバポレータ3の後流を上部通路と下部通路とに分け、かつ、前記上部通路の中間位置と前記下部通路の中間位置とヒータコア5の中間位置を結ぶと共に空調ケース2の内面形状に沿って半円弧状に形成した通路仕切り壁10を、ケース横幅方向に設定している。
前記第1通路8は、通路仕切り壁10を挟んで外側に形成される通路とし、前記第2通路9は、通路仕切り壁10を挟んで内側に形成される通路としている。
前記エアミックスドア41,42,43,44は、図1に示すように、第1ドア41と第2ドア42と第3ドア43と第4ドア44とを、第1冷風バイパス通路61と第2冷風バイパス通路62と第1温風通路71と第2温風通路72の入口位置にそれぞれ配置している。
前記エアミックスドア41,42,43,44は、図3に示すドアモジュールを2組配置することで構成したものである。
各エアミックスドア41,42,43,44は、図2及び図3に示すように、右側と左側で独立にドア開度を制御するように、エアミックスドア41L,41R,42L,42R,43L,43R,44L,44Rにより構成される。
さらに、図2に示すように、右側と左側を仕切る左右仕切り壁18が、通路仕切り壁10と交差するケース縦方向に設定されている。
つまり、ヒータコア5の熱交換面は、通路仕切り壁10と左右仕切り壁18とが十字に交差することで、前席左右と後席左右の温度調整を分担する4つの面に分割される。
前記第1通路8は、図1及び図2に示すように、風の流れを下側から上側にし、エアミックスチャンバー11を介して前席用の各吹き出し口14,15,16に連通する通路としている。
前記第2通路9は、図1及び図2に示すように、風の流れを上側から下側にし、下側ダクト開口17を介して図外の後席用の吹き出し口に連通する通路としている。
次に、作用を説明する。
[独立温調作用]
実施例1の空調ユニット1は、前席と後席及びそれぞれの左右席の吹出し温度を独立に変化させる独立温調を達成できる。つまり、左前席に対しては、設定温度に対するエアミックスドア41L,44Lのドア開度制御により、左前席に向かう吹き出し温度を制御することができる。右前席に対しては、エアミックスドア41R,44Rのドア開度制御により、右前席に向かう吹き出し温度を制御することができる。左後席に対しては、設定温度に対するエアミックスドア42L,43Lのドア開度制御により、左後席に向かう吹き出し温度を制御することができる。右後席に対しては、エアミックスドア42R,43Rのドア開度制御により、右後席に向かう吹き出し温度を制御することができる。
そして、実施例1の空調ユニット1において、エバポレータ3に直交するようにヒータコア5を配置し、ヒータコア5への風流れを、図1及び図2に示すように、前席側は下側から上側にすることで、第1通路8からベント吹き出し口14及びデフ吹き出し口15への風流れをスムーズにする。一方、後席側への風流れは、図1及び図2に示すように、上側から下側とし、第2通路9から後席側への風流れをスムーズにすることにより効率よく4つの席に対し空調を行なえる。
[空調ユニット1のコンパクト化作用]
実施例1の空調ユニット1にあっては、第1温風通路71と第1冷風バイパス通路61を連通する第1通路8が、エバポレータ3から遠い外側位置に配置され、第2温風通路72と第2冷風バイパス通路62を連通する第2通路9が、エバポレータ3に近い第1通路8の内側位置に並列配置される。
例えば、暖房用熱交換器の後流から上方と下方に向かって分かれる2つの通路を形成し、下方に向かう通路を後席側吹き出し口に連通する第2通路とする従来技術の場合、この第2通路が前席中央部に突出することで、足元部分の車室スペースを狭めてしまう。
これに対し、実施例1の空調ユニット1では、ヒータコア5を含む第1通路8と第2通路9とが、空調ケース2内で外側と内側に並列配置されるため、従来技術のように、通路が前席中央部に突出することがなく、足元部分の車室スペースを確保することができる。例えば、実施例1の空調ユニット1の場合、図1に示すように、空調ケース2の内部に形成した2つの通路8,9の縦断面形状を半円弧形状に設定した場合、空調ケース2の下側後方は円弧凹面となり、足元部分の車室スペースを拡大することができる。
[エアミックス性向上作用]
例えば、空調ユニットの内部を縦に4分割し、中央部の2つの分割通路を後席側吹き出し口に連通する第2通路とする従来技術の場合、中央部の暖房用熱交換器を通過した風と冷風が共に同じ方向に流れることで混ざりにくくなる。
これに対し、実施例1の空調ユニット1では、第1通路8と第2通路9とがいずれもヒータコア5を含み、第1通路8と第2通路9のそれぞれの通路では、図1に示すように、ヒータコア5を通過した後の温風が対向して流れてくる冷風とぶつかり合う作用を示すため、温風と冷風がぶつかり合う位置で効率的に混合され、温風と冷風との高いエアミックス性が確保される。
次に、効果を説明する。
実施例1の空調ユニット1にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1) 空調ケース2内に上流の送風機側から下流の吹き出し口側に向かって順に、エバポレータ3、エアミックスドア41,42,43,44、ヒータコア5、を配置した空調ユニット1において、エバポレータ3の後流側に、ヒータコア5を通過する第1温風通路71と第2温風通路72を設定し、ヒータコア5をバイパスする第1冷風バイパス通路61と第2冷風バイパス通路62を設定し、第1温風通路71と第1冷風バイパス通路61を連通する第1通路8を、エバポレータ3から遠い外側位置に配置し、第2温風通路72と第2冷風バイパス通路62を連通する第2通路9を、エバポレータ3に近い第1通路8の内側位置に並列配置したため、足元部分の車室スペースを狭めることのないコンパクトな構成としながら、エアミックス性の向上を図ることができる。
(2) 前記第1通路8は、前席用の各吹き出し口14,15,16に連通する通路であり、前記第2通路9は、下側ダクト開口17を介して後席用の吹き出し口に連通する通路であるため、前席と後席のそれぞれについて、吹出し温度を独立に変化させる独立温調を達成することができる。
(3) 前記ヒータコア5は、第1端部をエバポレータ3の後流側中央部の位置に設定し、第2端部をエバポレータ3と直交する位置からエバポレータ3と平行な位置までの円弧状領域の何れかの位置に設定し、前記ヒータコア5の直交配置により、エバポレータ3の後流を上部通路と下部通路とに分け、かつ、前記上部通路の中間位置と前記下部通路の中間位置とヒータコア5の中間位置を結ぶと共に空調ケース2の内面形状に沿って半円弧状に形成した通路仕切り壁10を、ケース横幅方向に設定し、前記第1通路8は、通路仕切り壁10を挟んで外側に形成される通路とし、前記第2通路9は、通路仕切り壁10を挟んで内側に形成される通路としたため、第1通路8と第2通路9が、空調ケース2の内面形状に沿って半円弧状に形成した通路仕切り壁10を挟んだ弧状通路となり、両通路8,9の風流れがスムーズとなり、効率の良い空調を行なうことができると共に、空調ケース2の下側後方が円弧凹面になり、足元部分の車室スペースを拡大することができる。
(4) 前記ヒータコア5は、エバポレータ3の後流側中央部の位置に、エバポレータ3とは直交する位置関係にて配置し、前記エアミックスドア41,42,43,44は、第1ドア41と第2ドア42と第3ドア43と第4ドア44とを、第1冷風バイパス通路61と第2冷風バイパス通路62と第1温風通路71と第2温風通路72の入口位置にそれぞれ配置し、前記第1通路8は、風の流れを下側から上側にし、エアミックスチャンバー11を介して前席用の各吹き出し口14,15,16に連通する通路としたため、エアミックスドア41,42,43,44をドアモジュールにより構成することができると共に、温風と冷風がぶつかり合うエアミックスチャンバー11の位置で効率的に混合され、温風と冷風との高いエアミックス性を確保することができる。
変形例1
実施例1の変形例1は、第2通路での風の流れを、第1通路と同様に、下側から上側にするようにした例である。
まず、構成を説明する。
図4は実施例1の変形例1の空調ユニット1を示す概略断面図である。
変形例1の空調ユニット1は、図4に示すように、前記エアミックスドア41,42,43,44は、第1ドア41と第2ドア42と第3ドア43と第4ドア44とを、第1冷風バイパス通路61と第2冷風バイパス通路62と第1温風通路71と第2温風通路72の入口位置にそれぞれ配置している。
そして、前記第2通路9は、図4に示すように、風の流れを下側から上側にし、上側ダクト開口19を介して後席用の吹き出し口に連通する通路としている。
なお、図4に符号を付した他の構成は、実施例1と同様であるので、説明を省略する。
次に、作用を説明すると、後席用の吹き出し口に連通する上側ダクト開口19が、実施例1と比べた場合、エアミックスチャンバー11に近い位置に配置されることになる。このため、変形例1の方が、実施例1よりも後席側への吹き出し温度の低下を少なく抑えることができる。なお、他の作用は、実施例1と同様であるので説明を省略する。
次に、効果を説明する。
変形例1の空調ユニット1にあっては、実施例1の(1)〜(4)の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
(6) 前記エアミックスドア41,42,43,44は、第1ドア41と第2ドア42と第3ドア43と第4ドア44とを、第1冷風バイパス通路61と第2冷風バイパス通路62と第1温風通路71と第2温風通路72の入口位置にそれぞれ配置し、前記第2通路9は、風の流れを下側から上側にし、上側ダクト開口19を介して後席用の吹き出し口に連通する通路としたため、実施例1よりも後席側への吹き出し温度の低下を少なく抑えることができる。
変形例2
実施例1の変形例2は、第2ドアが開の時、第2通路系に存在するヒータコアを塞ぐ用にした例である。
まず、構成を説明する。
図5は実施例1の変形例2の空調ユニット1を概略断面図で、(a)はリアフルクールでの作用を示し、(b)はリアフルホットでの作用を示す。
変形例2の空調ユニット1は、図5(a),(b)に示すように、前記エアミックスドアは、第1冷風バイパス通路61と第1温風通路71の入口位置にそれぞれ第1ドア41と第3ドア43を配置し、第2冷風バイパス通路62の入口より後流の上側ダクト開口20の直前位置に第2ドア42'を配置している。
なお、第2温風通路72の入口位置に設けた第4ドア44は、必須な構成ではなく、第2ドア42'により兼用することができる。ただし、第4ドア44を設けた方が、ヒータコア5の近傍への巻き込み風が減るため、冷房時の吹き出し温度上昇を防ぐことができる。
そして、前記第2通路9は、図5(a)に示すように、第2ドア42'が開の時、ヒータコア5を塞ぐ通路としている。
なお、図5に符号を付した他の構成は、実施例1と同様であるので、説明を省略する。
次に、作用を説明すると、上側ダクト開口20の直前位置に配置された第2ドア42'が開のとき(リアフルクール時)、図5(a)に示すように、ヒータコア5を塞ぐようになっているため、ヒータコア5の近辺の風の巻き込みが無くなり、フルクール時のリア側吹き出し温度の上昇を防止することができる。
上側ダクト開口20の直前位置に配置された第2ドア42'が閉のとき(リアフルホット時)、図5(b)に示すように、第2ドア42'によりエバポレータ3を経過した風は遮断され、ヒータコア5を経過した風のみが上側ダクト開口20を介して後席側の吹き出し口に吹き出される。なお、他の作用は、実施例1と同様であるので説明を省略する。
次に、効果を説明する。
変形例2の空調ユニット1にあっては、実施例1の(1)〜(4)の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
(7) 前記エアミックスドアは、第1冷風バイパス通路61と第1温風通路71の入口位置にそれぞれ第1ドア41と第3ドア43を配置し、第2冷風バイパス通路62の入口より後流の上側ダクト開口20の直前位置に第2ドア42'を配置し、前記第2通路9は、第2ドア42'が開の時、ヒータコア5を塞ぐ通路としたため、フルクール時のリア側吹き出し温度の上昇を防止することができる。
変形例3
実施例1の変形例3は、変形例2に第1通路と第2通路を連通可能な開口を形成した例である。
まず、構成を説明する。
図6は実施例1の変形例3の空調ユニット1を概略断面図で、(a)はリアフルクールでの作用を示し、(b)はリアフルホットでの作用を示す。
変形例3の空調ユニット1は、図6(a),(b)に示すように、前記通路仕切り壁10は、後席用の吹き出し口に連通する上側ダクト開口20の上部位置に連通口21を開口すると共に、該連通口21を開閉する連通口ドア22を配置している。
なお、図6に符号を付した他の構成は、実施例1の変形例2と同様であるので、説明を省略する。
次に、作用を説明すると、上側ダクト開口20の直前位置に配置された第2ドア42'が開のとき(リアフルクール時)、図6(a)に示すように、ヒータコア5を塞ぐことで、変形例2と同様に、フルクール時のリア側吹き出し温度の上昇を防止することができる。加えて、例えば、前席側がベントモードであり、前席を優先して送風したい場合には、図6(a)に示すように、連通口ドア22を開くことで、リア側への冷風の一部が、連通口21からエアミックスチャンバー11へ送られ、前席優先の送風を達成することができる。
上側ダクト開口20の直前位置に配置された第2ドア42'が閉のとき(リアフルホット時)、図6(b)に示すように、第2ドア42'によりエバポレータ3を経過した風は遮断され、ヒータコア5を経過した風のみが上側ダクト開口20を介して後席側の吹き出し口に吹き出される。このとき、例えば、前席がデフモードで窓晴らしを優先させたい場合は、図6(a)に示すように、連通口ドア22を開くことで、リア側への温風の一部が、連通口21からエアミックスチャンバー11へ送られ、前席優先の窓晴らしを達成することができる。
ここで、図6(a),(b)のいずれの場合においても、連通口ドア22は全開と全閉の2パターンによる制御ではなく、ドア開度を優先要求の度合いに応じて制御するようにしても良い。なお、他の作用は、実施例1と同様であるので説明を省略する。
次に、効果を説明する。
変形例3の空調ユニット1にあっては、実施例1の(1)〜(4)及び変形例2の(7)の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
(8) 前記通路仕切り壁10は、後席用の吹き出し口に連通する上側ダクト開口20の上部位置に連通口21を開口すると共に、該連通口21を開閉する連通口ドア22を配置したため、リアフルクール時に前席側での要求に応じて後席側への冷風の一部を前席側へ分配することができると共に、リアフルホット時に前席側での要求に応じて後席側への温風の一部を前席側へ分配することができる。
実施例2は、実施例1の空調ユニット1のうち、第4ドアを片持ち回動式のドアとした例である。
まず、構成を説明する。
図7は実施例2の4席独立に温度調整を行う空調ユニット1(車両用空気調和装置の一例)を示す縦断面図である。
実施例2の空調ユニット1は、図7に示すように、前記エアミックスドアは、第1ドア41と第2ドア42と第3ドア43と第4ドア44'とを、第1冷風バイパス通路61と第2冷風バイパス通路62と第1温風通路71と第2温風通路72の入口位置にそれぞれ配置すると共に、前記第4ドア44'を、回動軸をヒータコア5側の端部に設定した片持ち回動式のドアとしている。
そして、前記第2通路9は、第4ドア44'が開の時、前記ヒータコア5を塞ぐ通路としている。
なお、図7に符号を付した他の構成は、実施例1と同様であるので、説明を省略する。
次に、作用を説明する。
図8は実施例2の空調ユニット1での作用説明図で、(a)はリアフルホットでの作用を示し、(b)はリアフルクールでの作用を示す。
リアフルホット時には、図8(a)に示すように、第2ドア42を開とし、第4ドア44'を閉とする。このリアフルホット時、エバポレータ3を経過した風は、第2ドア42→ヒータコア5→下側ダクト開口17を介して後席側の吹き出し口に吹き出される。
リアフルクール時には、図8(b)に示すように、第2ドア42を閉とし、第4ドア44'を開とする。このリアフルクール時、エバポレータ3を経過した風は、下側ダクト開口17を介して後席側の吹き出し口に吹き出される。このとき、下側ダクト開口17の直前位置に配置された第4ドア44'により、ヒータコア5を塞ぐようになっているため、ヒータコア5の近辺の風の巻き込みが無くなり、フルクール時のリア側吹き出し温度の上昇を防止することができる。
なお、他の作用は、実施例1と同様であるので説明を省略する。
次に、効果を説明する。
実施例2の空調ユニット1にあっては、実施例1の(1)〜(4)の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
(9) 前記エアミックスドアは、第1ドア41と第2ドア42と第3ドア43と第4ドア44'とを、第1冷風バイパス通路61と第2冷風バイパス通路62と第1温風通路71と第2温風通路72の入口位置にそれぞれ配置すると共に、前記第4ドア44'を、回動軸をヒータコア5側の端部に設定した片持ち回動式のドアとし、前記第2通路9は、第4ドア44'が開の時、前記ヒータコア5を塞ぐ通路としたため、フルクール時のリア側吹き出し温度の上昇を防止することができる。
実施例3は、実施例1の空調ユニット1のヒータコアがエバポレータに対し直交配置であったのに対し、ヒータコアをエバポレータに対し平行配置とした例である。
まず、構成を説明する。
図9は実施例3の4席独立に温度調整を行う空調ユニット1(車両用空気調和装置の一例)を示す縦断面図である。
実施例3の空調ユニット1は、図9に示すように、前記ヒータコア5は、前記エバポレータ3の中央部から下部の位置に、エバポレータ3とは平行となる位置関係にて配置している。
前記エアミックスドアは、第1冷風バイパス通路61と第2冷風バイパス通路62と第1温風通路71と第2温風通路72の入口位置に、それぞれ第1ドア41と第2ドア42と第3ドア43と第4ドア44を配置している。
前記第1通路8は、風の流れを下側から上側にし、エアミックスチャンバー11を介して前席用の各吹き出し口14,15,16に連通する通路としている。
前記第2通路9は、図9に示すように、風の流れを下側から上側にし、前記ヒータコア5の上部に開口した上側ダクト開口23を介して後席用の吹き出し口に連通する通路としている。
なお、図9に符号を付した他の構成は、実施例1と同様であるので、説明を省略する。
次に、作用を説明する。
図9はフロント&リアフルホット時を示し、このとき、第1ドア41と第2ドア42を閉とし、第3ドア43と第4ドア44を開とする。
このフルホット時、前席側へは、エバポレータ3を経過した風が、第3ドア43→ヒータコア5→第1通路8→エアミックスチャンバー11を介して流れ、ヒータコア5を経過することで暖められた温風が前席用のフット吹き出し口16から吹き出される。
また、後席側へは、エバポレータ3を経過した風が、第4ドア44→ヒータコア5→第2通路9→上側ダクト開口23を介して流れ、ヒータコア5を経過することで暖められた温風が後席用の図外のフット吹き出し口から吹き出される。
さらに、実施例3の空調ユニット1は、ヒータコア5を縦置きにし、この縦置きのヒータコア5の上部に上側ダクト開口23を開口したため、実施例1に比べ、空調ケース2の前後幅Lを短い幅に設定することができ、ヒータコア5の熱交換面積を確保しながらも、車両搭載性の良いコンパクトな空調ユニット1とすることができる。
すなわち、実施例1の場合、ヒータコア5がエバポレータ3に対し直交配置であるため、空調ケース2の前後幅を設定するにあたって、ヒータコア5の長さや上側ダクト開口17の開口幅が影響し、ヒータコア5の熱交換面積を確保した場合には、空調ケース2の前後幅の設定に限界が出てしまう。
次に、効果を説明する。
実施例3の空調ユニット1にあっては、実施例1の(1)〜(3)の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
(10) 前記ヒータコア5は、前記エバポレータ3の中央部から下部の位置に、エバポレータ3とは平行となる位置関係にて配置し、前記エアミックスドアは、第1冷風バイパス通路61と第2冷風バイパス通路62と第1温風通路71と第2温風通路72の入口位置に、それぞれ第1ドア41と第2ドア42と第3ドア43と第4ドア44を配置し、前記第1通路8は、風の流れを下側から上側にし、エアミックスチャンバー11を介して前席用の各吹き出し口14,15,16に連通する通路とし、前記第2通路9は、風の流れを下側から上側にし、前記ヒータコア5の上部に開口した上側ダクト開口23を介して後席用の吹き出し口に連通する通路としたため、ヒータコア5の熱交換面積を確保しながらも、車両搭載性の良いコンパクトな空調ユニット1とすることができる。
実施例4は、実施例3をベースとし、これに第1通路と第2通路を連通可能な開口を形成した例である。
まず、構成を説明する。
図10は実施例4の4席独立に温度調整を行う空調ユニット1(車両用空気調和装置の一例)を示す縦断面図である。
実施例4の空調ユニット1は、図10に示すように、前記通路仕切り壁10は、後席用の吹き出し口に連通する上側ダクト開口23の上部位置に連通口21を開口すると共に、該連通口21を開閉する連通口ドア22を配置している。
なお、図10に符号を付した他の構成は、実施例3と同様であるので、説明を省略する。
次に、作用を説明する。
図10はフロント&リアフルホット時を示し、このとき、第1ドア41と第2ドア42を閉とし、第3ドア43と第4ドア44を開とする。
このフルホット時、前席側へは、エバポレータ3を経過した風が、第3ドア43→ヒータコア5→第1通路8→エアミックスチャンバー11を介して流れ、ヒータコア5を経過することで暖められた温風が前席用のフット吹き出し口16から吹き出される。
また、後席側へは、エバポレータ3を経過した風が、第4ドア44→ヒータコア5→第2通路9→上側ダクト開口23を介して流れ、ヒータコア5を経過することで暖められた温風が後席用の図外のフット吹き出し口から吹き出される。
このとき、例えば、前席がデフモードで窓晴らしを優先させたい場合は、図10に示すように、連通口ドア22を開くことで、リア側への温風の一部が、連通口21からエアミックスチャンバー11へ送られ、前席優先の窓晴らしを達成することができる。
また、フロント&リアフルクール時(第1ドア41と第2ドア42を開、第3ドア43と第4ドア44を閉)、連通口ドア22を開くことで、前席側でのベント要求に応じて後席側への冷風の一部を前席側へ分配することもできる。
なお、連通口ドア22のドア開度は、優先要求の度合いに応じて段階的に、あるいは、無段階に制御するようにしても良い。なお、他の作用は、実施例3と同様であるので説明を省略する。
次に、効果を説明する。
実施例4の空調ユニット1にあっては、実施例3の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
(11) 前記通路仕切り壁10は、後席用の吹き出し口に連通する上側ダクト開口23の上部位置に連通口21を開口すると共に、該連通口21を開閉する連通口ドア22を配置したため、リアフルクール時に前席側での要求に応じて後席側への冷風の一部を前席側へ分配することができると共に、リアフルホット時に前席側での要求に応じて後席側への温風の一部を前席側へ分配することができる。
以上、本発明の車両用空気調和装置を実施例1〜実施例4に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1〜4では、空調ユニットとして、前席側への第1通路と、後席側への第2通路とを並列配置した例を示したが、温調空間の数に応じて第2通路の内側に通路を増やし、3つ以上の通路を形成しても良い。要するに、少なくとも第1通路の内側位置に第2通路を並列配置したものであれば、実施例1〜4には限られることはない。
実施例1及び実施例2では、エバポレータに対しヒータコアを直交配置した例を示し、実施例3及び実施例4では、エバポレータに対しヒータコアを平行配置した例を示した。しかし、ヒータコアは、内側の第1端部がエバポレータの後流側中央部の位置に設定され、外側の第2端部がエバポレータと直交する位置からエバポレータと平行な位置までの円弧状領域の何れかの位置に設定されたものであれば、直交配置や平行配置に限られることはない。
実施例1〜4では、4席独立に温度調整を行う空調ユニットへの適用例を示したが、左右を分けることなく、前席側と後席側を独立に温度調整を行う空調ユニットへも適用することができる。
実施例1の4席独立に温度調整を行う空調ユニット1(車両用空気調和装置の一例)を示す縦断面図である。 実施例1の空調ユニット1におけるエアミックスドア及びヒータコアを示す斜視図である。 実施例1の空調ユニット1におけるドアモジュール構造を示す斜視図である。 実施例1の変形例1の空調ユニット1を示す概略断面図である。 実施例1の変形例2の空調ユニット1を概略断面図で、(a)はリアフルクールでの作用を示し、(b)はリアフルホットでの作用を示す。 実施例1の変形例3の空調ユニット1を概略断面図で、(a)はリアフルクールでの作用を示し、(b)はリアフルホットでの作用を示す。 実施例2の4席独立に温度調整を行う空調ユニット1(車両用空気調和装置の一例)を示す縦断面図である。 実施例2の空調ユニット1での作用説明図で、(a)はリアフルホットでの作用を示し、(b)はリアフルクールでの作用を示す。 実施例3の4席独立に温度調整を行う空調ユニット1(車両用空気調和装置の一例)を示す縦断面図である。 実施例4の4席独立に温度調整を行う空調ユニット1(車両用空気調和装置の一例)を示す縦断面図である。
符号の説明
1 空調ユニット
2 空調ケース
3 エバポレータ(冷却用熱交換器)
41 第1ドア(エアミックスドア)
42,42' 第2ドア(エアミックスドア)
43 第3ドア(エアミックスドア)
44,44' 第4ドア(エアミックスドア)
5 ヒータコア(暖房用熱交換器)
61 第1冷風バイパス通路(冷風バイパス通路)
62 第2冷風バイパス通路(冷風バイパス通路)
71 第1温風通路(温風通路)
72 第2温風通路(温風通路)
8 第1通路
9 第2通路
10 通路仕切り壁
11 エアミックスチャンバー
12 ベントドア
13 デフドア
14 ベント吹き出し口
15 デフ吹き出し口
16 フット吹き出し口
17 下側ダクト開口
18 左右仕切り壁
19 上側ダクト開口
20 上側ダクト開口
21 連通口
22 連通口ドア
23 上側ダクト開口

Claims (11)

  1. 空調ケース内に上流の送風機側から下流の吹き出し口側に向かって順に、冷房用熱交換器、エアミックスドア、暖房用熱交換器、を配置した車両用空気調和装置において、
    前記冷房用熱交換器の後流側に、暖房用熱交換器を通過する温風通路と、暖房用熱交換器をバイパスする冷風バイパス通路と、をそれぞれ少なくとも2通路以上設定し、
    前記一つの温風通路と一つの冷風バイパス通路を連通する第1通路を、前記冷房用熱交換器から遠い外側位置に配置し、
    前記他の温風通路と他の冷風バイパス通路を連通する第2通路を、前記冷房用熱交換器に近い第1通路の内側位置に並列配置したことを特徴とする車両用空気調和装置。
  2. 請求項1に記載された車両用空気調和装置において、
    前記第1通路は、前席用の吹き出し口に連通する通路であり、
    前記第2通路は、後席用の吹き出し口に連通する通路であることを特徴とする車両用空気調和装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載された車両用空気調和装置において、
    前記暖房用熱交換器は、第1端部を前記冷房用熱交換器の後流側中央部の位置に設定し、第2端部を冷房用熱交換器と直交する位置から冷房用熱交換器と平行な位置までの円弧状領域の何れかの位置に設定し、
    前記暖房用熱交換器の配置により、前記冷房用熱交換器の後流を上部通路と下部通路とに分け、かつ、前記上部通路の中間位置と前記下部通路の中間位置と前記暖房用熱交換器の中間位置を結ぶと共に前記空調ケースの内面形状に沿って半円弧状に形成した通路仕切り壁を、ケース横幅方向に設定し、
    前記第1通路は、前記通路仕切り壁を挟んで外側に形成される通路とし、
    前記第2通路は、前記通路仕切り壁を挟んで内側に形成される通路としたことを特徴とする車両用空気調和装置。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載された車両用空気調和装置において、
    前記暖房用熱交換器は、前記冷房用熱交換器の後流側中央部の位置に、冷房用熱交換器とは直交する位置関係にて配置し、
    前記エアミックスドアは、第1ドアと第2ドアと第3ドアと第4ドアとを、第1冷風バイパス通路と第2冷風バイパス通路と第1温風通路と第2温風通路の位置にそれぞれ配置し、
    前記第1通路は、風の流れを下側から上側にし、エアミックスチャンバーを介して前席用の吹き出し口に連通する通路としたことを特徴とする車両用空気調和装置。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載された車両用空気調和装置において、
    前記エアミックスドアは、第1ドアと第2ドアと第3ドアと第4ドアとを、第1冷風バイパス通路と第2冷風バイパス通路と第1温風通路と第2温風通路の入口位置にそれぞれ配置し、
    前記第2通路は、風の流れを上側から下側にし、下側ダクト開口を介して後席用の吹き出し口に連通する通路としたことを特徴とする車両用空気調和装置。
  6. 請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載された車両用空気調和装置において、
    前記エアミックスドアは、第1ドアと第2ドアと第3ドアと第4ドアとを、第1冷風バイパス通路と第2冷風バイパス通路と第1温風通路と第2温風通路の入口位置にそれぞれ配置し、
    前記第2通路は、風の流れを下側から上側にし、上側ダクト開口を介して後席用の吹き出し口に連通する通路としたことを特徴とする車両用空気調和装置。
  7. 請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載された車両用空気調和装置において、
    前記エアミックスドアは、第1冷風バイパス通路と第1温風通路の入口位置にそれぞれ第1ドアと第3ドアを配置し、第2冷風バイパス通路の入口より後流の上側ダクト開口の直前位置に第2ドアを配置し、
    前記第2通路は、第2ドアが開の時、前記暖房用熱交換器を塞ぐ通路としたことを特徴とする車両用空気調和装置。
  8. 請求項7に記載された車両用空気調和装置において、
    前記通路仕切り壁は、後席用の吹き出し口に連通する上側ダクト開口の上部位置に連通口を開口すると共に、該連通口を開閉する連通口ドアを配置したことを特徴とする車両用空気調和装置。
  9. 請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載された車両用空気調和装置において、
    前記エアミックスドアは、第1ドアと第2ドアと第3ドアと第4ドアとを、第1冷風バイパス通路と第2冷風バイパス通路と第1温風通路と第2温風通路の入口位置にそれぞれ配置すると共に、前記第4ドアを、回動軸を暖房用熱交換器側の端部に設定した片持ち回動式のドアとし、
    前記第2通路は、第4ドアが開の時、前記暖房用熱交換器を塞ぐ通路としたことを特徴とする車両用空気調和装置。
  10. 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載された車両用空気調和装置において、
    前記暖房用熱交換器は、前記冷房用熱交換器の中央部から下部の位置に、冷房用熱交換器とは平行となる位置関係にて配置し、
    前記エアミックスドアは、第1冷風バイパス通路と第2冷風バイパス通路と第1温風通路と第2温風通路の入口位置に、それぞれ第1ドアと第2ドアと第3ドアと第4ドアを配置し、
    前記第1通路は、風の流れを下側から上側にし、エアミックスチャンバーを介して前席用の吹き出し口に連通する通路とし、
    前記第2通路は、風の流れを下側から上側にし、前記暖房用熱交換器の上部に開口した上側ダクト開口を介して後席用の吹き出し口に連通する通路としたことを特徴とする車両用空気調和装置。
  11. 請求項10に記載された車両用空気調和装置において、
    前記通路仕切り壁は、後席用の吹き出し口に連通する上側ダクト開口の上部位置に連通口を開口すると共に、該連通口を開閉する連通口ドアを配置したことを特徴とする車両用空気調和装置。
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