JP2008099410A - モータ - Google Patents

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知也 山川
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Abstract

【課題】モータの周りの空間を有効利用することが可能であると共に容易に出力アップすることが可能なモータを提供する。
【解決手段】 本発明のモータ30によれば、ステータコア35の外側面35Sの一部に追加コア51及び追加コイル52を付加することで、その追加コイル52の磁力によりモータコイル40Uの磁力が強化される。即ち、モータ30全体を大きくせずに、モータ30の外側面の一部に追加コア51及び追加コイル52による突出部分を追加するだけで、モータ30を出力アップすることができる。これにより、周囲の部品に及ぼす影響が抑えられ、容易にモータ30を出力アップすることが可能になると共にモータ30の周囲における部品間の空間を有効に利用することが可能になる。
【選択図】図4

Description

本発明は、ステータコアの内側面に備えた複数のモータコイルに多相交流電流を流してロータを回転させるモータに関する。
従来、この種のモータの外形は、円形又は多角形になっていた(例えば、特許文献1参照)。そして、従来では、モータを定格出力を上げた場合、即ち、モータを出力アップした場合には、そのモータ全体が径方向に大きくなっていた。
特開2005−73398号公報(第1図、第2図)
ところで、モータは、自動車、ロボット、工作機等の機械に組み込まれて動力源として用いられる。その場合、機械全体をコンパクトにするために、その機械を構成する他の部品がモータの外側面に隣接配置されることが多い。
しかしながら、従来は、モータの外形が画一的に円形又は多角形になっていたので、モータの周囲に配置される様々な形状の部品に対し、モータの形状を合わせることができず、モータの周囲における部品間の空間を有効に利用することができなかった。また、機械に組み込まれているモータを出力アップした場合には、モータ全体が径方向に大きくなるので、その周囲の部品に及ぼす影響が大きく、それら部品の設計変更作業が膨大になり、容易にモータを出力アップすることができなかった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、モータの周りの空間を有効に利用することが可能であると共に容易に出力アップすることが可能なモータの提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係るモータは、ステータコアの内側面に備えた複数のモータコイルに多相交流電流を流してロータを回転させるモータであって、ステータコアの外側面の一部に追加コイルを付加し、その追加コイルの磁力により一部のモータコイルの磁力を強化したところに特徴を有する。
請求項2の発明に係るモータは、ステータコアの内側面に備えた複数のティースのそれぞれにモータコイルを巻回して備え、それらモータコイルに多相交流電流を流してロータを回転させるモータであって、ステータコアの外側面のうち径方向における一部のティースの延長位置に追加コアを突き合わせると共に追加コアに追加コイルを巻回して備え、追加コイルの磁力により一部のティースに巻回されたモータコイルの磁力を強化したところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載のモータにおいて、追加コアをステータコアより短くしたところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項2又は3に記載のモータにおいて、追加コアを複数備えてステータコアの外側面に間隔を開けて配置したところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項2乃至4の何れかに記載のモータにおいて、追加コアは、隣り合った複数のティースに対応した複数の追加コアティースと、それら追加コアティースの基端部の間を連絡したティース連絡部とを備えなり、複数の追加コアティースのそれぞれに追加コイルを巻回したところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項2乃至5の何れかに記載のモータにおいて、追加コアは、隣り合った複数のティースに対応した少なくとも3つの追加コアティースと、それら追加コアティースの基端部の間を連絡したティース連絡部とを備えなり、両側の追加コアティースを除く追加コアティースに追加コイルを巻回したところに特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項2乃至6の何れかに記載のモータにおいて、ステータコアの外側を覆うモータハウジングと、追加コアの外側を覆う追加ハウジングとを別部品にして設け、モータハウジングに形成された側部貫通孔を介して追加コアをステータコアの外側面に突き合わせ、追加ハウジングをモータハウジングに着脱可能に固定したところに特徴を有する。
請求項8の発明は、請求項1乃至7の何れかに記載のモータにおいて、一部のモータコイルに流す交流電流の位相と、そのモータコイルの磁力を強化するための追加コイルに流す交流電流の位相とを一致させたところに特徴を有する。
請求項9の発明は、請求項1乃至8の何れかに記載のモータにおいて、電動パワーステアリングに動力源として組み付けられたところに特徴を有する。
[請求項1の発明]
請求項1の構成によれば、ステータコアの外側面の一部に追加コイルを付加することで、その追加コイルの磁力によりモータコイルの磁力が強化される。即ち、本発明によれば、モータ全体を大きくせずに、モータの外側面の一部に追加コイルによる突出部分を追加するだけで、モータを出力アップすることができる。これにより、周囲の部品に及ぼす影響が抑えられ、容易にモータを出力アップすることが可能になると共に、モータの周囲における部品間の空間を有効に利用することが可能になる。
[請求項2の発明]
請求項2のモータでは、ステータコアの外側面の一部に追加コア及び追加コイルを付加することで、その追加コイルの磁力によりモータコイルの磁力が強化される。即ち、本発明によれば、モータ全体を大きくせずに、モータの外側面の一部に追加コア及び追加コイルによる突出部分を追加するだけで、モータを出力アップすることができる。これにより、周囲の部品に及ぼす影響が抑えられ、容易にモータを出力アップすることが可能になると共に、モータの周囲における部品間の空間を有効に利用することが可能になる。
[請求項3の発明]
請求項3の構成によれば、追加コアをステータコアより短くすることにより、モータの周囲における部品間の空間に応じて、追加コア及び追加コイルをモータの軸方向で任意の配置にすることができる。
[請求項4の発明]
請求項4の構成では、追加コアを複数備えてステータコアの外側面に間隔を開けて配置したので、モータの周囲における部品の空間が複数に分断された場合にも、それら複数の空間を有効に利用することができる。
[請求項5の発明]
請求項5の構成では、追加コアにおける複数の追加コアティースに巻回された複数の追加コイルによって、複数のモータコイルの磁力を強化することができる。
[請求項6の発明]
請求項6の構成では、隣り合った複数のティースに対応した少なくとも3つの追加コアティースのうち両側の追加コアティースを除く追加コアティースに追加コイルを巻回したので、追加コイルよる磁束の磁路が、その追加コイルにて強化されたモータコイルの磁束の磁路と同様に両隣のティースを通過することになり、確実に磁力の強化を行うことができる。
[請求項7の発明]
請求項7の構成によれば、追加コアの外側を覆う追加ハウジングを、モータハウジングに着脱可能に固定したことで、必要に応じて追加コアを着脱又は交換することができる。
[請求項8の発明]
請求項8の構成によれば、一部のモータコイルに流す交流電流の位相と、そのモータコイルの磁力を強化するための追加コイルに流す交流電流の位相とを一致させたことにより、追加コイルに流す交流電流の制御が容易になる。
[請求項9の発明]
請求項9の構成によれば、電動パワーステアリングの周囲の部品に及ぼす影響を抑えられ、容易に電動パワーステアリングの出力をアップすることが可能になる。
[第1実施形態]
以下、図1〜図6を参照しつつ、本発明に係るモータ30を電動パワーステアリング10の駆動源として設けた一実施形態について説明する。図1に示すように、本実施形態のモータ30のステータコア35は、外側を筒形のモータハウジング33にて覆われ、そのモータハウジング33の両端部に第1及び第2の円筒ケース13,14が連結されて電動パワーステアリング10の本体部が構成されている。また、モータ30のロータ31は筒形をなしており、その内側を転舵シャフト12が貫通している。そして、転舵シャフト12の両端部が、第1及び第2の円筒ケース13,14の端部からそれぞれ突出し、1対の転舵輪11,11に図示しないタイロッドを介して連結されている。なお、ロータ31は、モータハウジング33及び第1円筒ケース13の内周面に装着されたベアリング17,17によって回転可能に軸支されている。
ロータ31の内周面には、ボールナット14が固定されている。これに対し、転舵シャフト12の中間部分にはボールネジ部15が形成され、これらボールナット14とボールネジ部15とが複数のボールを介して螺合し、ボールネジ機構16が構成されている。これにより、ロータ31が回転駆動されると、転舵シャフト12が直動して転舵輪11,11が転舵する。
第1円筒ケース13の中間部分には、ピニオン突入部18が側方に開放している。そのピニオン突入部18を介してピニオン19が第1円筒ケース13内に突入している。これに対し、転舵シャフト12のうち第1円筒ケース13内に収容される部分には、ラック20が形成されている。そして、第1円筒ケース13の内部でピニオン19とラック20とが噛合している。また、ピニオン19は、ハンドル21の中心から下方に延びたステアリングシャフト22に連結され、そのステアリングシャフト22の下端部にはトルクセンサ23が備えられている。さらに、電動パワーステアリング10には、モータ30を駆動制御するための操舵制御装置41が備えられている。そして、操舵制御装置41は、トルクセンサ23及び車両に備えた車速センサ24等から運転情報を取得し、ハンドル21の操舵抵抗が、運転状況に応じて所定の大きさになるようにモータ30を駆動制御する。
さて、モータ30の詳細構造は以下のようになっている。このモータ30は、3相交流ブラシレスモータであって、図4に示すようにロータ31の外周面には複数の永久磁石32が固定されている。永久磁石32は、ロータ31の外周面を周方向で、例えば14等配した位置に配置され、N極、S極が交互に並んだ14極構造になっている。
モータ30のステータコア35は、円筒状をなし、その内周面には、複数のティース36が設けらている。これらティース36は、ステータコア35の内周面を周方向で、例えば12等配した位置から中心部に向かって突出している。そして、各ティース36のそれぞれにモータコイル40が巻回されている。これら複数のモータコイル40は、3相交流電流のU相用,V相用,W相用の3種類に分けることができると共に、各ティース36に対する電線を巻回方向が一方と他方とで異なる正磁極用と逆磁極用とに分けることができる。そして、上記した複数のモータコイル40の内訳は、正磁極用のU相、V相、W相のモータコイル40がそれぞれ2つずつと、逆磁極用のU相、V相、W相のモータコイル40がそれぞれ2つずつとになっている。
ここで、モータコイル40を上記種類によって区別する場合に、符号「40」の末尾に、正磁極用のU相、V相、W相を示す「U」,「V」,「W」、又は、逆磁極用のU相、V相、W相を示す「u」,「v」,「w」の何れかを付すこととすると、モータコイル40は、図5に示すように、例えば、符号40U,40u,40w,40W,40V,40v,40u,40U,40W,40w,40v,40Vを付したモータコイルの順番でステータコア35の周方向に並ぶように各ティース36に巻回されている。
図1に示すようにモータ30の一端部には、ロータ31の回転位置を検出するためのレゾルバ37が備えられている。このレゾルバ37は、図2に示すようにモータハウジング33の内側面に固定されたレゾルバステータ38と、ロータ31の外側面に固定されたレゾルバロータ39とからなる。そして、図1に示した操舵制御装置41が、レゾルバ37にて検出したロータ31の回転位置に応じた周期の3相交流電流を生成してモータコイル40に付与する。
モータハウジング33には、図5に示すように、周方向の一部に貫通孔33Aが形成されている。そして、図4に示すように、出力アップユニット50が貫通孔33Aを閉塞した状態にしてモータハウジング33に取り付けられている。
出力アップユニット50は、追加コア51と、追加コイル52と、追加ハウジング53とからなる。追加コア51は、貫通孔33Aを介してステータコア35の外側面35Sに突き合わされた3つの追加コアティース51A,51B,51Cを有し、それら追加コアティース51A,51B,51Cの基端部の間を平板状のティース連絡部51Dにて連絡した構造になっている。これら追加コアティース51A,51B,51Cは、互いに平行になってティース連絡部51Dから直立しており、中央の追加コアティース51Bが比較的低く、両側の追加コアティース51A,51Cが比較的高くなっている。そして、モータ30の軸方向から見た追加コア51の断面形状が略E字形になっている。また、追加コア51は、均一断面をなして図3に示すようにモータ30の軸方向に延び、ステータコア35と略同一長さになっている。なお、追加コア51は、例えば、複数の珪素鋼板を積層してなる。
図4に示すように、各追加コアティース51A,51B,51Cの先端面は、ステータコア35の外側面35Sに対応して丸みを帯び、そのステータコア35の外側面35Sに面当接している。詳細には、中央の追加コアティース51Bは、ステータコア35における径方向で所定のティース36の同一線上に配置されている。また、前記所定のティース36には、U相正磁極用のモータコイル40Uが巻回されている。さらに、両側の追加コアティース51A,51Cは、前記所定のティース36の両隣のティース36,36に対応しており、ステータコア35の外側面35Sのうち径方向でそれら各ティース36,36の延長位置に突き合わされている。そして、追加コイル52は、中央の追加コアティース51Bのみに巻回されて、前記モータコイル40Uの同一巻回軸上に配置されている。
追加ハウジング53は、箱形構造をなし、その内部に追加コイル52及び追加コア51が収容されている。また、図3に示すように、追加ハウジング53の側面のうち開口端寄り位置からは、外側にフランジ53Fが張り出している。そして、例えば、追加ハウジング53の開口端を貫通孔33A内に嵌合し、フランジ53Fを貫通孔33Aの縁部に当接させて、フランジ53Fを貫通したボルト53Nにて追加ハウジング53がモータハウジング33に固定されている。また、追加ハウジング53には、図示しない電線引き出し部が備えられ、そこから引き出された追加コイル52の端末が操舵制御装置41に接続されている。なお、本実施形態の追加ハウジング53及びモータハウジング33は、共に非磁性体(例えば、アルミニウム)で構成されている。
操舵制御装置41(図1参照)には、図6にしたモータ駆動回路42が設けられている。このモータ駆動回路42は、3相ブリッジ回路43とFET制御回路46とを備えてなり、その3相ブリッジ回路43は、6つのFET44をブリッジ接続してなる。具体的には、3相ブリッジ回路43は、1対ずつのFET44を直列接続してなるU相用、V相用、W相用のFET直列回路44U,44V,44Wを、直流電源の正負の電極間に並列接続し、それらFET直列回路44U,44V,44Wにおける両FET44,44の共通接続部分に、モータコイル40におけるU相,V相,W相の端末を接続した構成になっている。そして、FET制御回路46が、レゾルバ37にて検出したロータ31の回転位置に応じて各FET44をオンオフする。これにより、ロータ31の回転位置に応じて各モータコイル40に流れる相電流の向き、大きさが変化し、各ティース36を貫通する磁束の向き、大きさも変化する。そして、各モータコイル40と各永久磁石32との間に作用する磁力により、ロータ31が回転駆動される。
さて、モータ駆動回路42には、追加コイル52を励磁するための追加励磁回路54が付加されている。追加励磁回路54は、直流電源の正負の電極間に、4つのFET55をブリッジ接続してなり、そのブリッジ部分に追加コイル52が接続されている。そして、追加励磁回路54において、第1のFET直列回路55Aの上段FET55と第2のFET直列回路55Bの下段FET55とには、U相用のFET直列回路44Uの上段FET44と同じ信号が入力され、第1のFET直列回路55Aの下段FET55と第2のFET直列回路55Bの上段FET55とには、U相用のFET直列回路44Uの下段FET44と同じ信号が入力される。これにより追加コイル52に、U相正磁極用のモータコイル40Uと同位相の交流電流が流される。
そして、モータコイル40Uによる磁束に、追加コイル52による磁束が加えられてティース36を貫通し、各モータコイル40と各永久磁石32との間に作用する磁力が強化される。詳細には、モータコイル40Uによる磁束は、そのモータコイル40Uが巻回されたティース36を貫通してから、その両隣のティース36,36を通過してループ状の磁路を形成する。これに対し、追加コイル52による磁束は、図4の符号J1で示した磁路のように、中央の追加コアティース51Bとモータコイル40Uが巻回されたティース36とを貫通してから、その両隣のティース36,36と両側の追加コアティース51A,51Cとを貫通してループ状になる。これにより、追加コイル52による磁束がモータコイル40Uによる磁束と同じように永久磁石32に磁力を及ぼし、確実にモータコイル40Uの永久磁石32に対する磁力が強化される。
このように本実施形態のモータ30によれば、ステータコア35の外側面35Sの一部に追加コア51及び追加コイル52を付加することで、その追加コイル52の磁力によりモータコイル40Uの磁力が強化される。即ち、モータ30全体を大きくせずに、モータ30の外側面の一部に追加コア51及び追加コイル52による突出部分を追加するだけで、モータ30を出力アップすることができる。これにより、周囲の部品に及ぼす影響が抑えられ、容易にモータ30を出力アップすることが可能になると共に、モータ30の周囲における部品間の空間を有効に利用することが可能になる。具体的には、図1に示すように、モータ30の下方に車両の底壁25が隣接配置されている場合に、モータ30の下方へのサイズアップを回避して、モータ30を出力アップすることができる。また、モータ30の主要部を共通化にして、複数種類の出力アップユニット50(下記第2〜第7の実施形態参照)を交換して取り付け可能とすることで、モータ30のラインナップを増やすこともできる。
[第2実施形態]
本実施形態は、図7及び図8に示されており、主として出力アップユニット50及び追加励磁回路56の構成が、前記第1実施形態と異なる。以下、第1実施形態と同一部位には、同一符号を付して重複説明を省略し、第1実施形態と異なる構成に関してのみ説明する。
本実施形態の出力アップユニット50は、図7に示すように追加コア51に備えた3つの追加コアティース51A,51B,51Cのそれぞれに追加コイル52V,52U,52uが巻回されている。そして、それら追加コアティース51A,51B,51Cが、隣り合って並んだ3つのティース36に対してステータコア35の径方向で同一線上に配置されている。これにより、各ティース36に巻回されたV相正磁極用、U相正磁極用及びU相逆磁極用のモータコイル40V,40U,40uの同一巻回軸上に追加コイル52V,52U,52uが配置されている。また、図8に示すように、追加励磁回路56は3相ブリッジ回路43と同一構造をなし、FET制御回路46から3相ブリッジ回路43と同じオンオフ信号を受けて作動する。そして、追加コイル52V,52U,52u及びモータコイル40V,40U,40uのうち同一巻回軸上に配置されたコイル同士が同位相の交流電流で励磁される。
上記した本実施形態の構成によっても第1実施形態と同様の作用効果を奏すると共に、複数のモータコイル40V,40U,40uの磁力を強化することで、モータ30の大容量の出力アップを図ることができる。
[第3実施形態]
本実施形態のモータ30は、図9に示されており、前記第2実施形態を変形したものである。即ち、本実施形態の出力アップユニット50の追加コア51には、追加コイル52V,52U,52uが巻回された複数の追加コアティース51A,51B,51Cの両側に追加コイルが巻回されていない追加コアティース51G,51Gが備えられている。そして、これら追加コアティース51G,51Gの先端が、ステータコア35の外側面35Sのうち径方向におけるティース36,36の延長位置に突き当てられている。この構成により、複数の追加コイル52V,52U,52uのうち両端の追加コイル52V,52uによる磁束の磁路も、中央の追加コイル52Uと同様に、強化対象となるモータコイル40が巻回されたティース36と、その両側のティース36,36とを貫通することになり、各モータコイル40の磁力を確実に強化することができる。
[第4実施形態]
本実施形態は、図10に示されており、モータ30の周方向において出力アップユニット50により覆われている部分の方が、そうでない部分より大きくなっている点が、前記第3実施形態と大きく異なる。具体的には、本実施形態の追加コア51には、モータ30のうち連続して隣り合って並んだ7つのティース36に対応して7つの追加コアティース51Jが設けられ、それら各追加コアティース51Jに追加コイル52W,52v,52V,52U,52u,52w,52Wがそれぞれ巻回されている。また、それら各追加コアティース51Jの両側には、追加コイルが巻回されていない追加コアティース51K,51Kが備えられている。そして、追加ハウジング53及び追加コア51が、周方向の所定の位置で2分割され、これらを合体させてモータ30に取り付けられている。
本実施形態の構成によれば、図10のうちモータ30の下方にのみ隣接部品R1が存在する場合に、その隣接部品R1との干渉を避けてモータ30を最大限に出力アップすることができる。
[第5実施形態]
本実施形態のモータ30は、図11に示されており、追加コア51の構成のみが第1実施形態と異なる。即ち、本実施形態の追加コア51は、モータ30のうち所定のティース36に対してステータコア35の径方向の延長上に配置された板形状をなしている。その他の構成は、第1実施形態と同様である。本実施形態の構成によれば、追加コア51及び追加コイル52を含む出力アップユニット50をコンパクトにすることができる。
[第6実施形態]
本実施形態のモータ30は、図12に示されており、モータ30のうち周方向の2箇所に出力アップユニット50,50を備えている点のみが前記第1実施形態と異なる。本実施形態の構成によれば、モータ30の周囲における部品間の空間が複数に分断されていた場合にも、それら複数の空間を有効に利用することができる。
[第7実施形態]
本実施形態のモータ30は、図13に示されており、追加コア51の長さが、ステータコア35より短い点のみが前記第1実施形態と異なる。本実施形態の構成によれば、モータ30と周囲における空間に応じて、モータ30の軸方向で出力アップユニット50の配置を任意に変更することができる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記各実施形態のモータ30のステータコア35は、円筒形状をなしていたが、角筒形状であってもよい。
(2)前記各実施形態では、追加ハウジング53をモータハウジング33に固定していたが、追加コアをステータコアに、ボルト、接着剤、溶接等にて固定してもよい。
(3)前記各実施形態では、追加コイル52を追加コア51に巻回していたが、追加コアを設けずに、追加コイルのみをステータコアの外側面に取り付けて、ステータコイルの磁力を強化してもよい。
本発明の第1実施形態に係る電動パワーステアリングの断面図 モータの平断面図 図2におけるA−A切断面におけるモータの側断面図 図3におけるB−B切断面におけるモータの平断面図 出力アップユニットを取り外した状態のモータの平断面図 モータ駆動回路の回路図 第2実施形態のモータの平断面図 モータ駆動回路の回路図 第3実施形態のモータの平断面図 第4実施形態のモータの平断面図 第5実施形態のモータの平断面図 第6実施形態のモータの平断面図 第7実施形態のモータの側断面図
符号の説明
10 電動パワーステアリング
30 モータ
31 ロータ
33 モータハウジング
33A 貫通孔
35 ステータコア
35S 外側面
36 ティース
40 モータコイル
41 操舵制御装置
42 モータ駆動回路
50 出力アップユニット
51 追加コア
51A〜51C、51J,51G,51K 追加コアティース
51D ティース連絡部
51G,51G 追加コアティース
52 追加コイル
52V,52U,52u 追加コイル
52V,52u 各追加コイル
52V,52u 追加コイル
52,52U〜52W,52u〜52w 追加コイル
53 追加ハウジング
54,56 追加励磁回路

Claims (9)

  1. ステータコアの内側面に備えた複数のモータコイルに多相交流電流を流してロータを回転させるモータであって、
    前記ステータコアの外側面の一部に追加コイルを付加し、その追加コイルの磁力により前記一部のモータコイルの磁力を強化したことを特徴とするモータ。
  2. ステータコアの内側面に備えた複数のティースのそれぞれにモータコイルを巻回して備え、それらモータコイルに多相交流電流を流してロータを回転させるモータであって、
    前記ステータコアの外側面のうち径方向における一部の前記ティースの延長位置に追加コアを突き合わせると共に前記追加コアに追加コイルを巻回して備え、前記追加コイルの磁力により前記一部のティースに巻回された前記モータコイルの磁力を強化したことを特徴とするモータ。
  3. 前記追加コアを前記ステータコアより短くしたことを特徴とする請求項2に記載のモータ。
  4. 前記追加コアを複数備えて前記ステータコアの外側面に間隔を開けて配置したことを特徴とする請求項2又は3に記載のモータ。
  5. 前記追加コアは、隣り合った複数の前記ティースに対応した複数の追加コアティースと、それら追加コアティースの基端部の間を連絡したティース連絡部とを備えなり、前記複数の追加コアティースのそれぞれに前記追加コイルを巻回したことを特徴とする請求項2乃至4の何れかに記載のモータ。
  6. 前記追加コアは、隣り合った複数の前記ティースに対応した少なくとも3つの追加コアティースと、それら追加コアティースの基端部の間を連絡したティース連絡部とを備えなり、前記両側の追加コアティースを除く前記追加コアティースに前記追加コイルを巻回したことを特徴とする請求項2乃至5の何れかに記載のモータ。
  7. 前記ステータコアの外側を覆うモータハウジングと、前記追加コアの外側を覆う追加ハウジングとを別部品にして設け、前記モータハウジングに形成された側部貫通孔を介して前記追加コアを前記ステータコアの外側面に突き合わせ、前記追加ハウジングを前記モータハウジングに着脱可能に固定したことを特徴とする請求項2乃至6の何れかに記載のモータ。
  8. 前記一部のモータコイルに流す交流電流の位相と、そのモータコイルの磁力を強化するための前記追加コイルに流す交流電流の位相とを一致させたことを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載のモータ。
  9. 電動パワーステアリングに動力源として組み付けられたことを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載のモータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010269426A (ja) * 2009-05-22 2010-12-02 Hitachi Koki Co Ltd 電動工具

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