JP2008099057A - 監視装置、遠隔監視システム、およびプログラム - Google Patents

監視装置、遠隔監視システム、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】人物を精度良く検知するとともに、検知した物を含む画像の取り扱いに良好な監視システム等を提供する。
【解決手段】監視対象となる所定場所を監視する監視装置10と、監視装置10からの監視サービスを取得する携帯電話71と、携帯電話71への情報送出を中継するサービスプロバイダ5と、を備え、この監視装置10は、撮影された所定場所の映像から人物の存在を解析し、解析の結果が所定の条件に合致する場合に映像から静止画像を取り出し、取り出した静止画像を圧縮した圧縮画像をメモリに記憶し、このメモリに記憶された圧縮画像を、携帯電話71を宛先として送信する遠隔監視システム。
【選択図】図1

Description

本発明は、侵入者などを監視する監視装置、およびこの監視装置を備えた遠隔監視システム等に関する。
近年、例えばオフィスや住居などを遠隔監視する監視装置、遠隔監視システムが注目されている。公報記載の従来技術として、カメラにより撮像された映像が記憶装置に順次記録され、動き検出センサが室内で動く物体を検出した場合に、予め登録された携帯端末のインターネットアドレスに対して、室内に異常が発生したことを通知する技術が存在する(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1では、ユーザが室内の状況を確認し、携帯端末で異常が発生した時刻の画像を見るために、画像送信命令が付加されたE−Mailを送信し、動き検出センサが室内の異常を検出した時刻の画像データを、記憶装置に格納されたデータから検索して携帯端末に送信している。
また他の公報記載の技術として、センサ部と、侵入者の有無を判断する侵入者判断手段と、侵入者が検知された場合に検知領域をほぼ一列状に配列した複数のLED照明部によって照明する照明手段と、照明された領域を撮影する撮影手段と、撮影された画像データを送信する送信手段とを一つの筐体に備えた侵入者監視装置が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。そして、この特許文献2では、この侵入者監視装置と、サーバと、ユーザ端末とが通信回線を介して通信可能となった侵入者監視システムが提案されている。この侵入者監視システムでは、サーバに、侵入者監視装置から送信された画像データを受信する受信手段と、記憶する画像データ記憶手段と、予め記憶されているユーザ端末の電子メールアドレスに画像データを受信したことを通知する通知手段とを備えている。
特開2004−200809号公報 特開2006−171951号公報
このように、遠隔監視を行う装置やシステムについては幾つかの提案がなされている。しかしながら、例えば特許文献1に記載されているような一般の監視装置では、監視装置に、またはこれに近接して設けられた赤外線などの物理センサ(動き検出センサ)によって動く物体を検出し、カメラを作動させて撮像している。そのために、動く物体の検出はセンサの精度に依存し、信頼性の高いシステムを提供することが難しかった。また、例えば、侵入者の検出を目的とする場合であっても、動くペットや、窓から見える枝葉の揺れ等の外乱を拾ってしまい、誤報が著しく多いことも問題となっていた。
更に、例えば住居内やオフィス内にて撮影された映像は、プライバシーの権利保護の観点やセキュリティの観点から、その取り扱いが非常に難しい。例えば特許文献2に記載されているように、撮影した画像データをサーバに記憶する構成を採用した場合には、サーバにおける画像データの取り扱い管理が複雑化する。また、遠隔監視システムを利用するユーザは、住居内やオフィス内の撮影画像が外部サーバに蓄積されることに対する不安要素を払拭することができなかった。
本発明は、かかる技術的課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、人物を精度良く検知するとともに、検知した物を含む画像の取り扱いに良好な監視装置、監視システム等を提供することにある。
かかる技術的課題を解決するために、本発明が適用される監視装置は、撮影された映像を取得し、この映像から人物の存在を解析する解析手段と、この解析手段による解析の結果が所定の条件に合致する場合に映像から静止画像を取り出す取り出し手段と、この取り出し手段により取り出した静止画像を、送信先に対応させて圧縮して圧縮画像を生成する圧縮画像生成手段と、この圧縮画像生成手段により生成された圧縮画像を、外部サーバに記憶させることを目的として送信することなく自ら記憶する圧縮画像記憶手段と、この圧縮画像記憶手段から圧縮画像を読み出し、外部サーバを宛先とせずに送信先を宛先として送信する送信手段とを有する。
ここで、監視対象となる所定場所を撮影する撮影手段を更に備え、この解析手段は、撮影手段により撮影された映像の中から複数枚の静止画像を取得し、この複数枚の静止画像を解析して人物の存在を解析することを特徴とすれば、人物監視に関する誤報を大幅に削減することが可能となる点で好ましい。
また、この機器起動時および/またはその後所定時間毎に、機器固有の識別情報をサービスプロバイダに送信し、このサービスプロバイダから識別情報に基づく設定情報を受信して設定情報を記憶する設定情報記憶手段と、この設定情報記憶手段に記憶された設定情報に基づいて機器のパラメータを設定する設定手段とを更に備えたことを特徴とすれば、監視装置の機能を良好に保つことが可能となる点で優れている。特に、監視装置は、例えば不法侵入の発生時等の所謂「いざ」というときに正しく稼働することが必要である。本発明によれば、かかる「いざ」というときに正しく稼働するための装置の信頼性を、本発明を採用しない場合に比べて大幅に向上させることが可能となる。
一方、本発明が適用される遠隔監視システムは、監視対象となる所定場所を監視する監視装置と、この監視装置からの監視サービスを取得するユーザ端末と、このユーザ端末への情報送出を中継するサービスプロバイダと、を備え、この監視装置は、撮影された所定場所の映像から人物の存在を解析し、解析の結果が所定の条件に合致する場合に映像から静止画像を取り出し、取り出した静止画像を圧縮した圧縮画像をメモリに記憶し、このメモリに記憶された圧縮画像をユーザ端末を宛先として送信し、圧縮画像の送出に際して中継の目的以外でサービスプロバイダに圧縮画像は保存されず、ユーザ端末に対して圧縮画像が提供されることを特徴としている。
ここで、この監視装置は、ユーザ端末からの遠隔操作によってユーザ端末による個々の設定変更および/または機器動作制御がなされ、この設定変更および/または機器動作制御の結果を設定情報として記憶することを特徴とすることができる。
更に他の観点から捉えると、本発明が適用されるプログラムは、コンピュータに、撮影された映像を取得し、この映像から人物の存在を解析する機能と、解析の結果が所定の条件に合致する場合に映像から静止画像を取り出す機能と、取り出した静止画像を、送信先に対応させて圧縮して圧縮画像を生成する機能と、生成された圧縮画像を、外部サーバに記憶させることを目的として送信することなく自らメモリに記憶する機能と、このメモリに記憶された圧縮画像を読み出し、外部サーバを宛先とせずに送信先を宛先として送信する機能とを実現させる。
本発明によれば、人物を精度良く検知することが可能となり、検知した物を含む画像の取り扱いに良好な監視装置、遠隔監視システムを提供することが可能となる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態が適用される遠隔監視システムの全体構成を示す図である。この遠隔監視システムは、人物の撮影場所である建物、事務所、自宅等に配置される第1のサイト1と、この第1のサイト1とインターネット3などのネットワークを介して接続されメール配信やログイン管理等を実行するサービスプロバイダ5とを備えている。また、インターネット3を介して接続され例えば電子メール(Eメール)で静止画を取得する第2のサイト7を備えている。
第1のサイト1には、入力映像の取得と静止画の送信を実行する監視装置10と、例えばADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)や光ファイバなど高速な回線でインターネット3に接続する際に使うルータであるブロードバンドルータ(またはハブ)9とを備えている。監視装置10は、例えば人物の認識に特化した検知ソフトウェアを実装している。監視装置10では、この検知ソフトウェアにより入力映像を自動的に解析し、「人間の特徴を持った物体」を高精度に検知する。
サービスプロバイダ5は、メール送信やメール転送、メール変換などを実行するメールサーバ51と、監視装置10を有効化するための初期情報を送信する監視管理サーバ52とを備えている。また、ユーザ情報を管理するユーザ情報管理サーバ53と、ユーザ情報を記憶し、ユーザ情報の検索や更新を実行するデータベース(DB)サーバ54とを備えている。尚、サービスプロバイダ5は、これらのサーバ(51〜54)を個別のサーバとして配置しても良いし、これらのサーバの機能の幾つかをまとめたサーバとして、1または複数のサーバを配置することも可能である。
ここで、ユーザ情報管理サーバ53は、監視装置10から送信される機器固有の一意な識別情報としてIDを取得し、このIDに紐付けられた設定情報を監視装置10に送信している。この設定情報としては、機器使用の有効・無効に関する情報や、メールサーバ51への接続先情報、監視装置10のエンジンパラメータ等が挙げられる。
第2のサイト7は、例えば携帯電話71や通信機能を有する各種コンピュータ機器(PC等)72などのユーザ端末で実現される。携帯電話71や各種コンピュータ機器72は、例えば電子メール(Eメール)で静止画付きアラートを受信する機能を有する。また、監視装置10を制御するコマンドを送信する機能を有している(後述)。
次に、監視装置10について詳述する。
図2は、監視装置10の外観を示した図である。この監視装置10の筐体には、例えば赤外線対応である内蔵型のカメラ11と、カメラ11により撮影される対象物体を照らすための、例えばLEDを用いた赤外線照明12とを備えている。カメラ11や赤外線照明12は、監視装置10の筐体に設けられない場合もある。また、ブロードバンドルータ9(図1参照)とイーサネット(登録商標)などのネットワークを介して接続するためのネットワーク端子13と、IEEE802.11bなどの規格に準拠した無線アンテナ14とを有している。更に、NTSC(商標)などに準拠し、接続される外部カメラ(図示せず)等からの映像を取得するビデオ入力15と、NTSC(商標)などに準拠し、入力映像をテレビジョン(図示せず)等にそのまま表示するためのビデオ出力16とを備えている。また、正常/異常/検知/監視開始/監視停止などの各種情報を表示するLED17と、例えば侵入者を威嚇するための警報用スピーカ18とを備えている。更に、侵入者を検知したときにON/OFFする接点出力19と、緊急時に押下することによりEメールで通報を可能とする緊急時ボタン20とを備えている。この接点出力19は、例えばユーザが警告ランプを取り付けた場合などに、起動するためのトリガとなる電気出力を提供する。また更に、図2には示していないが、電源端子や取り付け金具等が監視装置10の筐体に設けられている。
図3は、監視装置10の機能を示すブロック図である。監視装置10は、カメラ11にて撮影されたデジタル映像を取得してデジタル処理を行うカメラ用信号処理部21と、カメラ用信号処理部21にてデジタル処理された画像を解析し、人物の存在を認識する画像解析部22とを備えている。また、画像解析部22からの画像解析結果を取得し、人物として解析された物体が存在する静止画像データを圧縮し、圧縮画像データを生成する画像データ圧縮部23とを有している。画像データ圧縮部23により生成された圧縮画像データは、画像データ記憶部26に記憶される。また、例えば、取得した各社のユーザ端末(携帯電話71等)のフォーマット情報やユーザの設定情報等を記憶する設定情報記憶部27を備え、画像データ圧縮部23は、この設定情報記憶部27から読み出された情報を用いて圧縮処理を行う。
また、監視装置10は、設定情報の受信や圧縮画像データのユーザ端末への送信等を制御する通信制御部24と、ネットワークの所定のプロトコルで実現・実装されている機能を呼び出すための仕様を含んで構成されるネットワークインタフェース25とを備えている。また、監視装置10に対する遠隔操作のためのコマンドを受信してコマンドの解析を行うコマンド処理部28を備えている。コマンド処理部28による解析の結果に基づく設定情報は、設定情報記憶部27に記憶される。更に、監視装置10の全体を制御する制御部29を備えている。制御部29は、上述した各種機能の制御の他、監視装置10の各種周辺機器を制御している。
次に、監視装置10にて実行される処理を説明するとともに、本実施の形態が適用される遠隔監視システム(図1参照)にて実行される処理について詳述する。
図4は、監視装置10にて実行される初期設定の処理を示したフローチャートである。監視装置10の通信制御部24は、ネットワークインタフェース25を介してブロードバンドルータ(またはハブ)9に接続する(ステップ101)。そして、例えばDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)で機器(監視装置10)のアドレスを取得する(ステップ102)。その後、サービスプロバイダ5の監視管理サーバ52(図1参照)から、機器を有効化するための初期情報を受信する(ステップ103)。受信する初期情報は、機器固有の一意な識別情報(ID)に紐付けられた設定情報である。この設定情報としては、前述のように、機器使用の有効・無効に関する情報や、メールサーバ51への接続先情報、監視装置10のエンジンパラメータ等が挙げられる。また、例えば、送信する画像の枚数、送信インターバルなどの情報が含まれる場合がある。この設定情報を受信するのに際して、監視装置10は、監視装置10を一意に示す、監視装置10固有の識別情報(ID)を監視管理サーバ52に送信し、監視管理サーバ52から、該当する初期設定情報を暗号化したデータとして受信する。
通信制御部24は、受信した初期情報を用いて機器の有効化処理を実行し、機器が有効化されたか否か(使える状態となったか否か)を判断する(ステップ104)。有効化されていない場合には、ステップ103へ戻り、初期情報を受信する。機器が有効化された場合には、監視管理サーバ52側で準備しているサービスなどのASP(Application Service Provider)サービスを開始する(ステップ105)。ここで、ASP側の設定で試験メールの処理があるか否かを判断する(ステップ106)。試験メールの設定がなされている場合には、指定アドレスにメールを送信して(ステップ107)、処理が終了する。試験メールの設定がなされていない場合には、そのまま処理が終了する。
ASP側であるサービスプロバイダ5では、監視装置10からテストメールを受信した場合には、リモートユーザであるユーザ端末(携帯電話71や各種コンピュータ機器72)にテストメールを送信する。ユーザ端末(携帯電話71や各種コンピュータ機器72)では、テストメールを受信して、監視装置10からのメール送信が正しく実行されたことを確認することができる。
尚、図4に示す設定情報の読み込み処理は、監視装置10の機器起動時に行われるが、その後、例えば10分毎などの所定時間ごとに実行される。即ち、監視装置10は、機器起動時とその後、所定時間経過ごと(例えば10分ごと)に、機器固有の識別情報(ID)を設定情報受信用サーバである例えば監視管理サーバ52に送信する。監視管理サーバ52では、取得した識別情報(ID)に基づき、サーバに保存されている複数の設定情報の中から該当する設定情報を読み出し、暗号化したデータとして監視装置10へ送信する。この暗号化されたデータを取得した監視装置10は、この暗号化されたデータを復号化し、該当するパラメータを自動的に設定・変更する。尚、後述するコマンド送受信の処理にて既にパラメータ値が変更されている場合があることから、このパラメータの設定・変更を上書き可能モードとすることができる。
この設定情報の読み込み処理で行われる項目としては、
・監視装置10の有効および無効設定(ユーザ申し込み、課金情報等に基づき、サービスプロバイダ5が設定する。)
・メールサーバ51に対する接続先情報(接続先POP、SMTPサーバ情報、およびアカウント情報)
・変更可能なパラメータ項目の設定および変更
・現在設定されているパラメータ値の参照
などが挙げられる。
次に、侵入者検知に関する処理について説明する。
図5は、監視装置10にて実行される侵入者検知に関する処理を示したフローチャートである。監視装置10は、機器を起動し(ステップ201)、カメラ用信号処理部21にて、カメラ11にて撮影された動画のデジタル映像を取得する(ステップ202)。画像解析部22は、カメラ用信号処理部21にて取得されたデジタル映像からの画像を解析し(ステップ203)、人物の検知を行う(ステップ204)。人物が検知されていない場合にはステップ202へ戻り、人物が検知された場合には、ステップ205以下の処理へ移行する。
ステップ202における映像取得では、例えば1秒間に30フレーム等の撮影画像(静止画)が取得される。ステップ203の画像解析では、所定時間間隔の例えば15枚の静止画のブロック(所定領域等)が取得され、この取得された静止画のブロックを用いて人物の検知が行われる。
この画像解析部22で実行される人物の検知は、単に動く物体を捉えて通報するものではなく、撮影された実際のデジタル映像を解析して、「人間の特徴を持った物体」を特定する点に特徴がある。従来は、動く物体を物理センサによって検知して通報するものが主であったが、かかる方法では、動くペットや、窓から見える枝葉の揺れ等の外乱をも拾ってしまい、誤報が多いという欠点があった。この画像解析部22では、取得したデジタル映像から、例えば通常の映像とは異なる変化を捉え、この変化の有する画像の特徴から「人間の特徴を持った物体」を特定する。「人間の特徴を持った物体」としては、頭や身体などの特徴的な外観特性に加え、例えば、2本足で動いているか、等の人間の特徴的な動きを考慮した解析がなされる。これによって、従来の検知に比べて高い精度で「人間の特徴を持った物体」を特定することが可能となる。
図5のステップ204で人物が検知された場合には、制御部29は、接点出力19をONにし(ステップ205)、警報用スピーカ18を作動させてサウンド出力する(ステップ206)。そして、画像データ圧縮部23は、アラートメールを作成する(ステップ207)。このアラートメールには、メールのメッセージに加え、メールに添付される画像データが含まれる。メールに添付される画像データは、設定情報記憶部27に予め設定されて記憶されたパラメータによって実行される。例えば、デフォルト値として、画像種別はJPEG、画像サイズは320×240(ピクセル)、検知時の撮影タイミングは1秒、等が設定されている。ここで、日本国の携帯電話71は、受信可能な画像形式や画像サイズが各社および端末毎に異なっている。そこで、設定情報記憶部27には、図4に示した設定情報の読み込み処理やコマンド受信処理(後述)によって取得した、ユーザ端末毎の設定情報が記憶される。このユーザ端末毎の設定情報としては、JPEGまたはPNG等の画像種別、640×480、320×240、160×120、80×60(ピクセル)等の画像サイズ、検知時の静止画送信枚数、撮影タイミングが、ユーザ端末の情報と共に記憶される。このステップ207にて圧縮される画像データ(静止画像)としては、ステップ203にて画像解析に用いられた静止画像の中から所定の静止画像が用いられる。
ステップ207で作成されたアラートメールは、通信制御部24による制御によって指定メールアドレスにメール送信される(ステップ208)。そして、後述するコマンド受信および実行がなされ(ステップ209)、このコマンドの実行に伴い、アラート送信(画像添付送信)を継続するか否かを判断する(ステップ210)。アラート送信を継続しない場合には処理を終了する。アラート送信を継続する場合には、指定回数のメール送信が済んだか否かを判断する(ステップ211)。指定回数のメール送信が済んでいない場合には、ステップ209のコマンド受信および実行がなされ、指定回数のメール送信が済んでいる場合には、処理を終了する。
図6は、ステップ209に示すようなコマンド受信および実行の処理について示したフローチャートである。コマンド受信および実行の処理は、例えばユーザ端末(携帯電話71や各種コンピュータ機器72)などのリモート機器からの遠隔操作により、監視装置10の設定変更および機器動作制御(監視ON/OFF、一時休止等)を可能とする処理である。
まず、監視装置10の通信制御部24は、機器を起動した後(ステップ301)、例えばユーザ端末(携帯電話71や各種コンピュータ機器72)からの遠隔操作によって、暗号化されたコマンドを受信する(ステップ302)。ユーザ端末では、例えばブラウザから、監視装置10に対するコマンドを送信する。暗号化されたコマンドを取得した監視装置10のコマンド処理部28は、暗号化されたコマンドを復号化する(ステップ303)。復号化が成功したか否かを判断し(ステップ304)、成功していない場合にはステップ302へ戻って再度、コマンドを受信する。成功した場合には、コマンド解析を行い(ステップ305)、正しいコマンドか否かを判断する(ステップ306)。正しいコマンドではない場合には、ステップ302へ戻って再度、コマンドを受信する。正しいコマンドである場合には、コマンドの内容についての解析を実行する(ステップ307)。
このコマンド解析によって、静止画の撮影要求があるか否かを判断する(ステップ308)。静止画の撮影要求がある場合には、静止画を撮影し(ステップ309)、コマンドを実行する(ステップ310)。静止画の撮影要求がない場合には、そのままステップ310に示すコマンドを実行する。そして、コマンド実行の結果を暗号化し(ステップ311)、実行結果を監視管理サーバ52へ送信する(ステップ312)。即ち、コマンドを指示したユーザに対して、設定済みの結果を返す。これらの処理について指定回数を実行完了したか、または所定時間が経過したか否かを判断する(ステップ313)。完了または経過した場合には、ステップ302へ戻る。完了または経過していない場合には、ステップ307に示すコマンド解析処理が実行される。
以上のようなコマンド受信および実行の処理によって、以下のような項目を操作可能としている。
・監視装置10の監視開始/停止
・監視装置10から連続で送信されるEメールアラートのスヌーズ(アラーム時刻設定)およびアラートの停止
・監視装置10へのモニタリング用静止画要求
・監視装置10から連続して送信されるモニタリング静止画のスヌーズおよびアラートの停止
・変更可能なすべてのパラメータ項目の設定および変更
そして、コマンド体系としては、以下のような形式を採用することができる。
・コマンドは、ユーザ端末(携帯電話71や各種コンピュータ機器72)等のブラウザ画面から提供されるGUIを操作することで、バックグラウンドで特定形式に変換され、監視管理サーバ52を経由して対象となる監視装置10に設定される。
・コマンドのなかで、監視管理サーバ52と監視装置10との間で相互にやり取りされる通信データは、暗号化される。
以上のような一連のコマンド受信および実行の処理によって、リモートからの機器による遠隔操作によって、監視装置10の設定変更および機器動作制御が可能となる。
尚、本実施の形態に示す監視装置10は、作業用メモリを用いて動作するCPUにて、実行プログラムで制御される。この実行プログラムは、コンピュータである監視装置10を顧客に対して提供する際に、装置の中にインストールされた状態にて提供される場合の他、コンピュータに実行させるプログラムをコンピュータが読取可能に記憶した記憶媒体にて提供する形態が考えられる。この記憶媒体としては、例えばCD−ROMやフラッシュメモリ等が該当し、所定の読取装置(図示せず)によってプログラムが読み取られて実行される。また、これらのプログラムは、例えば監視管理サーバ52などのプログラム伝送装置によってインターネット3を介して提供される形態がある。
本実施の形態が適用される遠隔監視システムの全体構成を示す図である。 監視装置の外観を示した図である。 監視装置の機能を示すブロック図である。 監視装置にて実行される初期設定の処理を示したフローチャートである。 監視装置にて実行される侵入者検知処理を示したフローチャートである。 ステップ209に示すようなコマンド受信および実行の処理について示したフローチャートである。
符号の説明
1…第1のサイト、3…インターネット、5…サービスプロバイダ、7…第2のサイト、10…監視装置、51…メールサーバ、52…監視管理サーバ、71…携帯電話、72…各種コンピュータ機器

Claims (6)

  1. 撮影された映像を取得し、当該映像から人物の存在を解析する解析手段と、
    前記解析手段による解析の結果が所定の条件に合致する場合に前記映像から静止画像を取り出す取り出し手段と、
    前記取り出し手段により取り出した前記静止画像を、送信先に対応させて圧縮して圧縮画像を生成する圧縮画像生成手段と、
    前記圧縮画像生成手段により生成された前記圧縮画像を、外部サーバに記憶させることを目的として送信することなく自ら記憶する圧縮画像記憶手段と、
    前記圧縮画像記憶手段から前記圧縮画像を読み出し、前記外部サーバを宛先とせずに前記送信先を宛先として送信する送信手段と
    を有する監視装置。
  2. 監視対象となる所定場所を撮影する撮影手段を更に備え、
    前記解析手段は、前記撮影手段により撮影された前記映像の中から複数枚の静止画像を取得し、当該複数枚の静止画像を解析して人物の存在を解析することを特徴とする請求項1に記載の監視装置。
  3. 機器起動時および/またはその後所定時間毎に、機器固有の識別情報をサービスプロバイダに送信し、当該サービスプロバイダから当該識別情報に基づく設定情報を受信して当該設定情報を記憶する設定情報記憶手段と、
    前記設定情報記憶手段に記憶された前記設定情報に基づいて機器のパラメータを設定する設定手段と
    を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の監視装置。
  4. 監視対象となる所定場所を監視する監視装置と、
    前記監視装置からの監視サービスを取得するユーザ端末と、
    前記ユーザ端末への情報送出を中継するサービスプロバイダと、を備え、
    前記監視装置は、撮影された前記所定場所の映像から人物の存在を解析し、解析の結果が所定の条件に合致する場合に当該映像から静止画像を取り出し、取り出した当該静止画像を圧縮した圧縮画像をメモリに記憶し、当該メモリに記憶された当該圧縮画像を前記ユーザ端末を宛先として送信し、
    前記圧縮画像の送出に際して中継の目的以外で前記サービスプロバイダに当該圧縮画像は保存されず、前記ユーザ端末に対して当該圧縮画像が提供されることを特徴とする遠隔監視システム。
  5. 前記監視装置は、前記ユーザ端末からの遠隔操作によって当該ユーザ端末による個々の設定変更および/または機器動作制御がなされ、当該設定変更および/または当該機器動作制御の結果を設定情報として記憶することを特徴とする請求項4に記載の遠隔監視システム。
  6. コンピュータに、
    撮影された映像を取得し、当該映像から人物の存在を解析する機能と、
    解析の結果が所定の条件に合致する場合に前記映像から静止画像を取り出す機能と、
    取り出した前記静止画像を、送信先に対応させて圧縮して圧縮画像を生成する機能と、
    生成された前記圧縮画像を、外部サーバに記憶させることを目的として送信することなく自らメモリに記憶する機能と、
    前記メモリに記憶された前記圧縮画像を読み出し、前記外部サーバを宛先とせずに前記送信先を宛先として送信する機能と
    を実現させるプログラム。
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