JP2008098796A - 映像符号化方法,映像符号化装置,映像符号化プログラムおよびその記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】フレームマクロブロックモード,フィールドマクロブロックモードを適応的に選択し,符号化効率を低下させずに,計算量またはハードウェアの規模の削減を図る。
【解決手段】動き探索部101では,フレームマクロブロックおよびフィールドマクロブロックのそれぞれに対して動き探索を行い,動きベクトルとそれぞれの探索コストを算出する。動きベクトル評価値算出部102では,動きベクトルの大きさの評価値を求め,動きベクトル閾値判定部103において所定の閾値と比較することにより,対象領域が動領域か静止領域かを決定する。対象領域が動領域の場合,探索コストの大小比較でフレーム/フィールドマクロブロックモードを決定する。対象領域が静止領域の場合,フレームマクロブロックとフィールドマクロブロックの垂直方向隣接画素間差分絶対値和の大小によって,フレーム/フィールドマクロブロックモードを決定する。
【選択図】図7

Description

本発明は,2つのフィールドで1つのフレームが構成される映像データを規定の大きさのマクロブロックに分割して圧縮し,ビットストリームを出力する映像符号化方式に関するものである。
従来,2つのフィールドで1つのフレームが構成される映像データの符号化では,フレームマクロブロックモード,フィールドマクロブロックモード双方で符号化を行い,発生ビット量を比較してモード決定を行っている。また,特許文献1に記載されている「映像符号化方法,映像符号化装置,および映像符号化プログラムを記録した記録媒体」のように符号化過程を二重にし,第1過程の結果からモード決定を行う手法も提案されている。
特開平11−298904号公報
従来の映像符号化方式では,フレーム/フィールドマクロブロックモードの判定を行う場合に,以下のような問題が生じる。
通常の映像符号化器では,フレームマクロブロックモード,フィールドマクロブロックモード双方のモードで符号化を行い,効率の良い方式を選択している。この場合,符号化処理を複数回行う必要があるため,ソフトウェアによって処理する場合には,CPU負荷が増大し,膨大な処理時間が必要となる。また,ハードウェアによって実現する場合には,チップ面積や消費電力が増大し,実現が困難となる。
本発明は,上記問題点を解決し,矩形領域の映像データを符号化する場合に,入力画像または動き予測を行った結果からフレームマクロブロックモード,フィールドマクロブロックモードを適応的に選択し,符号化効率を低下させずに,計算量あるいはハードウェアの規模を削減することを目的とする。
本発明は,上記課題を解決するため,2つのフィールドで1つのフレームが構成される映像データを規定の大きさのマクロブロックに分割して圧縮し,ビットストリームを出力する映像符号化方式において,以下の手段を用いる。
(a)水平M画素,垂直2M画素の矩形を,水平M画素と垂直M画素の矩形2つに分割し,2つの矩形それぞれに対し動き探索を行い,符号化コスト(以下,フレーム探索コストと呼ぶ),および動きベクトルを算出する第1の手段。
(b)水平M画素,垂直2M画素の矩形を,水平M画素で奇数行の垂直M画素の領域と,水平M画素で偶数行の垂直M画素の領域とに分割し,2つの矩形それぞれに対し動き探索を行い,符号化コスト(以下,フィールド探索コストと呼ぶ),および動きベクトルを算出する第2の手段。
(c)第1の手段および第2の手段の動き探索により決定された動きベクトルの大きさの評価値を算出する第3の手段。
(d)第3の手段で算出した動きベクトルの大きさの評価値が所定の閾値より大きい場合,第1の手段で算出したフレーム探索コストと,第2の手段で算出したフィールド探索コストとを比較し,値の小さい方を選択する第4の手段。
(e)第4の手段でフレーム探索コストが選択された場合,当該マクロブロックをフレームマクロブロックモードとして符号化を行う第5の手段。
(f)第4の手段でフィールド探索コストが選択された場合,当該マクロブロックをフィールドマクロブロックモードとして符号化を行う第6の手段。
(g)第3の手段で算出した動きベクトルの大きさの評価値が所定の閾値以下であった場合,フレームマクロブロック,フィールドマクロブロックのそれぞれにおいて垂直方向隣接画素間差分絶対値和を算出し,値の小さい方を選択する第7の手段。
(h)第7の手段でフレーム画素コストが選択された場合,当該マクロブロックをフレームマクロブロックモードとして符号化を行う第8の手段。
(i)第7の手段でフィールド画素コストが選択された場合,当該マクロブロックをフィールドマクロブロックモードとして符号化を行う第9の手段。
動きベクトルの大きさの評価値としては,フレームマクロブロック,フィールドマクロブロックまたはそれらを分割したブロック単位に算出された動きベクトルの水平,垂直成分それぞれの絶対値の中の最大値または最小値または平均値を用いることができる。
また,動きベクトルの大きさの評価値として,フレームマクロブロック,フィールドマクロブロックまたはそれらを分割したブロック単位に算出された動きベクトルのマンハッタン距離の中の最大値または最小値または平均値を用いることもできる。
また,動きベクトルの大きさの評価値として,フレームマクロブロック,フィールドマクロブロックまたはそれらを分割したブロック単位に算出された動きベクトルの長さの中の最大値または最小値または平均値を用いることもできる。
本発明は,以上の手段により,フレームマクロブロックモード/フィールドマクロブロックモードを選択し,演算量やメモリ転送量を削減することを特徴とする。
本発明は,2つのフィールドで1つのフレームが構成される映像データを規定の大きさのマクロブロックに分割して圧縮し,ビットストリームを出力する映像符号化方式において,フレームマクロブロックモードで符号化するか,あるいは,フィールドマクロブロックモードで符号化するかを,動き探索結果および入力画像情報から判断する手段を持ち,その判断結果により,フレームマクロブロックモードによる符号化またはフィールドマクロブロックモードによる符号化を行うので,以下に示すような利点が生じる。
・本発明に係る映像符号化方式をソフトウェアによって実現する場合,CPU負荷を軽減し,処理時間を削減することができる。
・本発明に係る映像符号化方式をハードウェアによって実現する場合,より小さなチップ面積や消費電力で実現が可能となる。
以下,本発明の実施の形態を図面を参照して,詳細に説明する。また,本実施例では,マクロブロックサイズのサイズがM×M画素(M=16)である場合の例について説明する。
図1は,以下で説明する実施例における1つのフレームから切り出される符号化対象ブロックの例を示している。図中の1は,入力画像フレームを表しており,符号化対象の映像データ(以下,符号化対象領域という)2は,入力画像フレーム1を,図1に示すようにM×2Mの矩形に分割したものである。
図2は,本発明で用いるフレームマクロブロックの説明図である。図2に示す符号化対象領域2のM×2M(M=16)の符号化対象ブロックに対し,垂直方向にそれぞれM×Mの2つのブロックに分割したものをフレームマクロブロックと呼ぶ。図中の3がフレームマクロブロックを表している。
図3は,本発明で用いるフィールドマクロブロックの説明図である。図3に示す符号化対象領域2のM×2M(M=16)の符号化対象ブロックに対し,これを偶数行で構成されるM×Mのブロックと,奇数行で構成されるM×Mのブロックとに分割したものをフィールドマクロブロックと呼ぶ。図中の4がフィールドマクロブロックを表している。
図4は,本発明の第1の実施例によるフレームマクロブロックモード/フィールドマクロブロックモード判定手法を用いた映像符号化方法のフローチャートである。
図中の11は第1の手段を示しており,符号化対象の入力画像から抽出したフレームマクロブロックに対して動き探索処理を行い,算出された動きベクトルをMV_frm,符号化コストをMcost_frmとする。図中の12は第2の手段を示しており,符号化対象の入力画像から抽出したフィールドマクロブロックに対して動き探索処理を行い,算出された動きベクトルをMV_fld,符号化コストをMcost_fldとする。ここで行う動き探索処理は,映像のおおまかな動きを検出するものなので,整数画素精度程度の粗い探索でよい。
図中の13は第3の手段を示しており,第1の手段11および第2の手段12で算出した全てまたは一部の動きベクトルの水平,垂直成分の中から絶対値の最大値(以下,MV_maxとする)を算出する。なお,最大値ではなく,最小値または平均値を動きベクトルの大きさの評価値として用いてもよい。
図中の14は第4の手段を示しており,第3の手段13で算出されたMV_maxと閾値Tの大小を比較する。閾値Tは,対象領域が静止領域か動領域かを判定するパラメータであり,1/30秒当たり1画素を目安に設定する。なお,この閾値設定は目安であり,任意に設定可能である。MV_maxが閾値Tよりも大きい場合,対象領域は動領域と判断され,第1の手段11および第2の手段12で算出された符号化コストMcost_frm,Mcost_fldを比較し,コストの小さい方のマクロブロックモードを採用する。
図中の15は第5の手段を示しており,第4の手段14でMcost_frmが小さいと判断された場合,フレームマクロブロックモードで対象領域を符号化する。図中の16は第6の手段を示しており,第4の手段14でMcost_fldが小さいと判断された場合,フィールドマクロブロックモードで対象領域を符号化する。
図中の17は第7の手段を示しており,第4の手段14でMV_maxが閾値Tよりも大きくなく,静止領域と判断された場合,フレームマクロブロック,フィールドマクロブロックそれぞれにおいて垂直方向隣接画素間差分絶対値和(以下,それぞれをPcost_frm,Pcost_fldとする)を算出し,2つの値の大小を比較する。
図中の18は第8の手段を示しており,第7の手段17でPcost_frmが小さいと判断された場合,フレームマクロブロックモードで対象領域を符号化する。図中の19は第9の手段を示しており,第7の手段17でPcost_fldが小さいと判断された場合,フィールドマクロブロックモードで対象領域を符号化する。
図5は,本発明の第2の実施例によるフレームマクロブロックモード/フィールドマクロブロックモード判定手法を用いた映像符号化方法のフローチャートである。
図中の21は第1の手段を示しており,符号化対象の入力画像から抽出したフレームマクロブロックに対して動き探索処理を行い,算出された動きベクトルをMV_frm,符号化コストをMcost_frmとする。図中の22は第2の手段を示しており,符号化対象の入力画像から抽出したフィールドマクロブロックに対して動き探索処理を行い,算出された動きベクトルをMV_fld,符号化コストをMcost_fldとする。ここで行う動き探索処理は,映像のおおまかな動きを検出するものなので,整数画素精度程度の粗い探索でよい。
図中の23は第3の手段を示しており,第1の手段21および第2の手段22で算出した全てまたは一部の動きベクトルのマンハッタン距離の最小値(以下,MV_minとする)を算出する。なお,最小値ではなく,最大値または平均値を動きベクトルの大きさの評価値として用いてもよい。
図中の24は第4の手段を示しており,第3の手段23で算出されたMV_minと閾値Tの大小を比較する。閾値Tは,対象領域が静止領域か動領域かを判定するパラメータであり,1/30秒当たり1画素を目安に設定する。なお,この閾値設定は目安であり,任意に設定可能である。MV_minが閾値Tよりも大きい場合,対象領域は動領域と判断され,第1の手段21および第2の手段22で算出された符号化コストMcost_frm,Mcost_fldを比較し,コストの小さい方のマクロブロックモードを採用する。
図中の25は第5の手段を示しており,第4の手段24でMcost_frmが小さいと判断された場合,フレームマクロブロックモードで対象領域を符号化する。図中の26は第6の手段を示しており,第4の手段24でMcost_fldが小さいと判断された場合,フィールドマクロブロックモードで対象領域を符号化する。
図中の27は第7の手段を示しており,第4の手段24でMV_minが閾値Tよりも大きくなく,静止領域と判断された場合,フレームマクロブロック,フィールドマクロブロックそれぞれにおいて垂直方向隣接画素間差分絶対値和(以下,それぞれをPcost_frm,Pcost_fldとする)を算出し,2つの値の大小を比較する。
図中の28は第8の手段を示しており,第7の手段27でPcost_frmが小さいと判断された場合,フレームマクロブロックモードで対象領域を符号化する。図中の29は第9の手段を示しており,第7の手段27でPcost_fldが小さいと判断された場合,フィールドマクロブロックモードで対象領域を符号化する。
図6は,本発明の第3の実施例によるフレームマクロブロックモード/フィールドマクロブロックモード判定手法を用いた映像符号化方法のフローチャートである。
図中の31は第1の手段を示しており,符号化対象の入力画像から抽出したフレームマクロブロックに対して動き探索処理を行い,算出された動きベクトルをMV_frm,符号化コストをMcost_frmとする。図中の32は第2の手段を示しており,符号化対象の入力画像から抽出したフィールドマクロブロックに対して動き探索処理を行い,算出された動きベクトルをMV_fld,符号化コストをMcost_fldとする。ここで行う動き探索処理は,映像のおおまかな動きを検出するものなので,整数画素精度程度の粗い探索でよい。
図中の33は第3の手段を示しており,第1の手段31および第2の手段32で算出した全てまたは一部の動きベクトルの長さの平均値(以下,MV_aveとする)を算出する。なお,平均値ではなく,最小値または最大値を動きベクトルの大きさの評価値として用いてもよい。
図中の34は第4の手段を示しており,第3の手段33で算出されたMV_aveと閾値Tの大小を比較する。閾値Tは,対象領域が静止領域か動領域かを判定するパラメータであり,1/30秒当たり1画素を目安に設定する。なお,この閾値設定は目安であり,任意に設定可能である。MV_aveが閾値Tよりも大きい場合,対象領域は動領域と判断され,第1の手段31および第2の手段32で算出された符号化コストMcost_frm,Mcost_fldを比較し,コストの小さい方のマクロブロックモードを採用する。
図中の35は第5の手段を示しており,第4の手段34でMcost_frmが小さいと判断された場合,フレームマクロブロックモードで対象領域を符号化する。図中の36は第6の手段を示しており,第4の手段34でMcost_fldが小さいと判断された場合,フィールドマクロブロックモードで対象領域を符号化する。
図中の37は第7の手段を示しており,第4の手段34でMV_aveが閾値Tよりも大きくなく,静止領域と判断された場合,フレームマクロブロック,フィールドマクロブロックそれぞれにおいて垂直方向隣接画素間差分絶対値和(以下,それぞれをPcost_frm,Pcost_fldとする)を算出し,2つの値の大小を比較する。
図中の38は第8の手段を示しており,第7の手段37でPcost_frm,が小さいと判断された場合,フレームマクロブロックモードで対象領域を符号化する。図中の39は第9の手段を示しており,第7の手段37でPcost_fldが小さいと判断された場合,フィールドマクロブロックモードで対象領域を符号化する。
図7は,本発明に係る映像符号化装置の構成例を示す図である。
図7において,動き探索部101は,図4ないし図6における第1の手段11,21,31および第2の手段12,22,32に相当し,動きベクトル評価値算出部102は,第3の手段13,23,33に相当し,動きベクトル閾値判定部103およびMcostフレーム/フィールド判定部104は,第4の手段14,24,34に相当し,隣接画素間差分絶対値和算出部105およびPcostフレーム/フィールド判定部106は,第7の手段17,27,37に相当し,フレームマクロブロック符号化部107は,第5の手段15,25,35および第8の手段18,28,38に相当し,フィールドマクロブロック符号化部108は,第6の手段16,26,36および第9の手段19,29,39に相当する。
動き探索部101は,フレームマクロブロック,フィールドマクロブロックのそれぞれに対して動き探索処理を行い,算出された動きベクトルをMV_frm,MV_fld,符号化コストをMcost_frm,Mcost_fldとする。ここで行う動き探索処理は,映像のおおまかな動きを検出するものなので,整数画素精度程度の粗い探索でよい。
動きベクトル評価値算出部102は,動き探索部101で算出した全てまたは一部の動きベクトルの大きさの評価値MV_evaを算出する。なお,第1の実施例では,この評価値MV_evaとして,動きベクトルの水平,垂直成分の中から絶対値の最大値MV_maxを算出しており,第2の実施例では,この評価値MV_evaとして,動きベクトルのマンハッタン距離の中から最小値MV_minを算出しており,第3の実施例では,この評価値MV_evaとして,動きベクトルの長さの平均値MV_aveを算出している。
動きベクトル閾値判定部103は,動きベクトル評価値算出部102で算出されたMV_evaと,対象領域が静止領域か動領域かを判定するための所定の閾値Tとの大小を比較する。比較結果は,Mcostフレーム/フィールド判定部104およびPcostフレーム/フィールド判定部106に通知される。
MV_evaが閾値Tよりも大きく,対象領域が動領域と判定された場合,Mcostフレーム/フィールド判定部104は,動き探索部101で算出された符号化コストMcost_frm,Mcost_fldを比較し,符号化コストMcost_frmのほうが小さければ,フレームマクロブロックモードと決定し,フレームマクロブロック符号化部107にフレームマクロブロックモードで対象領域を符号化するように指示する。フレームマクロブロック符号化部107は,フレームマクロブロックモードで対象領域を符号化し,その符号化ストリームを出力する。
符号化コストMcost_fldのほうが小さい場合,Mcostフレーム/フィールド判定部104は,フィールドマクロブロックモードと決定し,フィールドマクロブロック符号化部108にフィールドマクロブロックモードで対象領域を符号化するように指示する。フィールドマクロブロック符号化部108は,フィールドマクロブロックモードで対象領域を符号化し,その符号化ストリームを出力する。
一方,隣接画素間差分絶対値和算出部105は,フレームマクロブロックの垂直方向隣接画素間差分絶対値和Pcost_frmおよびフィールドマクロブロックの垂直方向隣接画素間差分絶対値和Pcost_fldをそれぞれ算出する。
動きベクトル閾値判定部103においてMV_evaが閾値Tよりも大きくなく,対象領域が静止領域と判定された場合,Pcostフレーム/フィールド判定部106は,Pcost_frmとPcost_fldの2つの値の大小を比較する。Pcost_frmのほうが小さければ,フレームマクロブロックモードと決定し,フレームマクロブロック符号化部107にフレームマクロブロックモードで対象領域を符号化するように指示する。フレームマクロブロック符号化部107は,フレームマクロブロックモードで対象領域を符号化し,その符号化ストリームを出力する。また,Pcost_fldのほうが小さい場合,フィールドマクロブロックモードと決定し,フィールドマクロブロック符号化部108にフィールドマクロブロックモードで対象領域を符号化するように指示する。フィールドマクロブロック符号化部108は,フィールドマクロブロックモードで対象領域を符号化し,その符号化ストリームを出力する。
動き探索部101は,フレームマクロブロック,フィールドマクロブロックのそれぞれに対して動き探索処理を行い,動きベクトルを算出するともとに,符号化コストとして,フレーム探索コストMcost_frmとフレーム探索コストMcost_fldを算出するが,これらの探索コストとして,例えば以下の2つの値の和を算出して用いることができる。
・当該ブロックと動きベクトルが示す参照ブロックのそれぞれの画素値の差分値の絶対値または差分値の二乗の値の合計値。
・当該ブロックの動きベクトルと,その周囲の符号化済みの動きベクトルから算出される予測ベクトルとの差分に応じたコスト値。
図8は,動き探索部101において動き探索を行うときのブロック分割の例を示している。動き探索部101は,16×16画素のマクロブロックを,例えば図8に示すようなブロックに分割して,各ブロックについて動き探索を行う。図8(A)に示す16×16画素のマクロブロックに対し,図8(B)に示すように垂直方向に2分割した8×16ブロック,図8(C)に示すように水平方向に2分割した16×8ブロック,図8(D)に示すように4分割した8×8ブロックがあり,さらに8×8ブロックの場合には,図8(E)〜(H)に示すように,それぞれのブロックに対して8×8,4×8,8×4,4×4の4種類の分割を選択することができる。1マクロブロック当りの動きベクトルの本数が最大になるのは,全て4×4ブロックが選択された場合であり,その場合の動きベクトルの本数は16本である。
動きベクトル評価値算出部102において,動きベクトルの大きさの評価値の算出方法としては,以下の方法を用いることができる。
(1)動きベクトルの水平,垂直成分それぞれの絶対値の中から最大値または最小値または平均値を求めて,評価値とする。
(2)動きベクトルのマンハッタン距離の中から最大値または最小値または平均値を求めて,評価値とする。
マンハッタン距離=(水平成分絶対値)+(垂直成分絶対値)
(3)動きベクトルの長さ,またはその二乗の中から最大値または最小値または平均値を求めて,評価値とする。
動きベクトルの長さの二乗=(水平成分)2 +(垂直成分)2
図9は,隣接画素間差分絶対値和算出部105が算出する隣接画素間差分絶対値和の説明図である。
隣接画素間差分絶対値和算出部105は,図2で説明したフレームマクロブロック3または図3で説明したフィールドマクロブロック4のそれぞれに対して,式(1)に示すように隣接行間の差分絶対値の和(以下,S_frm0,S_frm1,S_fld0,S_fld1とする)を算出する。ここで,ABS(a)はaの絶対値を示しており,im,n はマクロブロック内の(m,n)成分(m=1,…,16,n=1,…,16)を表している。
Figure 2008098796
その後,式(2),式(3)に示すように,各マクロブロック毎の差分絶対値の和(以下,それぞれをPcost_frm,Pcost_fldとする)を算出して,Pcostフレーム/フィールド判定部106へ送る。Pcostフレーム/フィールド判定部106は,2つの値の比較を行い,フレームマクロブロックモード/フィールドマクロブロックモードの判定を行う。
Pcost_frm=S_frm0+S_frm1 (2)
Pcost_fld=S_fld0+S_fld1 (3)
以上説明した映像符号化の処理は,ハードウェアまたはファームウェアによって実現することができるとともに,コンピュータとソフトウェアプログラムとによっても実現することができ,そのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して提供することも,ネットワークを通して提供することも可能である。
本発明で用いる符号化対象領域の説明図である。 本発明で用いるフレームマクロブロックの説明図である。 本発明で用いるフィールドマクロブロックの説明図である。 本発明の第1の実施例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施例を示すフローチャートである。 本発明に係る映像符号化装置の構成例を示す図である。 ブロック分割の例を示す図である。 本発明で用いる隣接画素間差分絶対値和の説明図である。
符号の説明
1 入力画像フレーム
2 符号化対象領域
3 フレームマクロブロック
4 フィールドマクロブロック
101 動き探索部
102 動きベクトル評価値算出部
103 動きベクトル閾値判定部
104 Mcostフレーム/フィールド判定部
105 隣接画素間差分絶対値和算出部
106 Pcostフレーム/フィールド判定部
107 フレームマクロブロック符号化部
108 フィールドマクロブロック符号化部

Claims (7)

  1. 2つのフィールドで1つのフレームが構成される映像データを規定の大きさのマクロブロックに分割して圧縮し,ビットストリームを出力する映像符号化方法において,
    符号化対象領域の水平M画素,垂直2M画素の矩形を,水平M画素と垂直M画素の2つの矩形のフレームマクロブロックに分割し,2つのフレームマクロブロックのそれぞれに対して動き探索を行い,動きベクトルとその動きベクトルを用いたときの符号化コストであるフレーム探索コストとを算出する第1の過程と,
    前記水平M画素,垂直2M画素の矩形を,水平M画素で奇数行の垂直M画素の領域と,水平M画素で偶数行の垂直M画素の領域の2つの矩形のフィールドマクロブロックに分割し,2つのフィールドマクロブロックのそれぞれに対して動き探索を行い,動きベクトルとその動きベクトルを用いたときの符号化コストであるフィールド探索コストとを算出する第2の過程と,
    前記第1の過程および前記第2の過程における動き探索により決定された動きベクトルの大きさの評価値を算出する第3の過程と,
    前記第3の過程で算出した動きベクトルの大きさの評価値が所定の閾値より大きい場合,前記第1の過程で算出したフレーム探索コストと,前記第2の過程で算出したフィールド探索コストとを比較し,値の小さい方のコストを選択する第4の過程と,
    前記第4の過程でフレーム探索コストが選択された場合,当該符号化対象領域をフレームマクロブロックモードとして符号化を行う第5の過程と,
    前記第4の過程でフィールド探索コストが選択された場合,当該符号化対象領域をフィールドマクロブロックモードとして符号化を行う第6の過程と,
    前記第3の過程で算出した動きベクトルの大きさの評価値が所定の閾値以下であった場合,フレームマクロブロックの垂直方向隣接画素間差分絶対値和を算出してフレーム画素コストとし,フィールドマクロブロックの垂直方向隣接画素間差分絶対値和を算出してフィールド画素コストとし,値の小さい方のコストを選択する第7の過程と,
    前記第7の過程でフレーム画素コストが選択された場合,当該符号化対象領域をフレームマクロブロックモードとして符号化を行う第8の過程と,
    前記第7の過程でフィールド画素コストが選択された場合,当該符号化対象領域をフィールドマクロブロックモードとして符号化を行う第9の過程とを有する
    ことを特徴とする映像符号化方法。
  2. 請求項1記載の映像符号化方法において,
    前記動きベクトルの大きさの評価値は,前記フレームマクロブロック,前記フィールドマクロブロックまたはそれらを分割したブロック単位に算出された動きベクトルの水平成分および垂直成分それぞれの絶対値の中の最大値または最小値または平均値である
    ことを特徴とする映像符号化方法。
  3. 請求項1記載の映像符号化方法において,
    前記動きベクトルの大きさの評価値は,前記フレームマクロブロック,前記フィールドマクロブロックまたはそれらを分割したブロック単位に算出された動きベクトルのマンハッタン距離の中の最大値または最小値または平均値である
    ことを特徴とする映像符号化方法。
  4. 請求項1記載の映像符号化方法において,
    前記動きベクトルの大きさの評価値は,前記フレームマクロブロック,前記フィールドマクロブロックまたはそれらを分割したブロック単位に算出された動きベクトルの長さの中の最大値または最小値または平均値である
    ことを特徴とする映像符号化方法。
  5. 2つのフィールドで1つのフレームが構成される映像データを規定の大きさのマクロブロックに分割して圧縮し,ビットストリームを出力する映像符号化装置において,
    符号化対象領域の水平M画素,垂直2M画素の矩形を,水平M画素と垂直M画素の2つの矩形のフレームマクロブロックに分割し,2つのフレームマクロブロックのそれぞれに対して動き探索を行い,動きベクトルとその動きベクトルを用いたときの符号化コストであるフレーム探索コストとを算出するともに,前記水平M画素,垂直2M画素の矩形を,水平M画素で奇数行の垂直M画素の領域と,水平M画素で偶数行の垂直M画素の領域の2つの矩形のフィールドマクロブロックに分割し,2つのフィールドマクロブロックのそれぞれに対して動き探索を行い,動きベクトルとその動きベクトルを用いたときの符号化コストであるフィールド探索コストとを算出する動き探索手段と,
    前記動き探索手段による動き探索により決定された動きベクトルの大きさの評価値を算出する動きベクトル評価値算出手段と,
    前記動きベクトル評価値算出手段が算出した動きベクトルの大きさの評価値が所定の閾値より大きい場合に前記符号化対象領域を動領域とし,所定の閾値以下の場合に前記符号化対象領域を静止領域と判定する動きベクトル閾値判定手段と,
    前記符号化対象領域が動領域であると判定された場合に,前記フレーム探索コストと前記フィールド探索コストとを比較し,前記フレーム探索コストのほうが小さい場合に当該符号化対象領域をフレームマクロブロックモードとし,前記フィールド探索コストのほうが小さい場合に当該符号化対象領域をフィールドマクロブロックモードとする第1のフレーム/フィールド判定手段と,
    前記フレームマクロブロックの垂直方向隣接画素間差分絶対値和を算出してフレーム画素コストとし,前記フィールドマクロブロックの垂直方向隣接画素間差分絶対値和を算出してフィールド画素コストとする隣接画素間差分絶対値和算出手段と,
    前記符号化対象領域が静止領域であると判定された場合に,前記フレームマクロブロックに対して算出されたフレーム画素コストと前記フィールドマクロブロックに対して算出されたフィールド画素コストとを比較し,前記フレーム画素コストのほうが小さい場合に当該符号化対象領域をフレームマクロブロックモードとし,前記フィールド画素コストのほうが小さい場合に当該符号化対象領域をフィールドマクロブロックモードとする第2のフレーム/フィールド判定手段と,
    前記第1のフレーム/フィールド判定手段または前記第2のフレーム/フィールド判定手段がフレームマクロブロックモードと判定した領域を,フレームマクロブロックモードで符号化するフレームマクロブロック符号化手段と,
    前記第1のフレーム/フィールド判定手段または前記第2のフレーム/フィールド判定手段がフィールドマクロブロックモードと判定した領域を,フィールドマクロブロックモードで符号化するフィールドマクロブロック符号化手段とを備える
    ことを特徴とする映像符号化装置。
  6. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載された映像符号化方法を,コンピュータに実行させるための映像符号化プログラム。
  7. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載された映像符号化方法を,コンピュータに実行させるための映像符号化プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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