JP4868539B2 - 動画像符号化装置および復号装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画面をマクロブロック(以下、MB)に分割し、MB単位で符号化する際にインター符号化を許容する動画像符号化装置および復号装置に関し、特に、符号化済み隣接MBにおける動きベクトルから、処理MBにおける動きベクトルの予測ベクトルを生成する動画像符号化装置および復号装置に関する。
MB単位での符号化の際にインター符号化を許容する動画像符号化装置において、MBもしくはMBを細分化したブロック(以下、単にブロックと記述)単位でのインター符号化の際に、隣接する符号化済みブロック(以下、参照ブロック)の動きベクトル(以下、参照ベクトル)に基づいて予測ベクトルを生成する手法が、下記の非特許文献1に示されている。この手法により、予測ベクトルと動き補償により得られる動きベクトルの差分のみを符号化することで、動きベクトルの符号化に要する符号量を抑制することが可能である。
非特許文献1の予測ベクトル生成では、隣接する3つもしくは2つのブロックを参照ブロックとし、全ての参照ベクトルのx成分およびy成分に関するメディアン(中央)値を算出し、同x成分およびy成分によって成されるベクトルを予測ベクトルとする。しかしながら、この予測ベクトル生成手法(以下、従来手法)では、それぞれの参照ベクトルが符号化処理を行うブロック(以下、処理ブロック)における予測ベクトルとして適しているかを考慮していない。
この問題を解決するために、非特許文献2では、参照ベクトルの予測ベクトルに対する適否について、各々の参照ベクトルを予測ベクトルとして適用した場合の符号量の大きさに基づき、参照ベクトルを評価する手法が提案されている。この手法は、符号量が最も小さくなる動きベクトルを予測ベクトルとして採用し、動きベクトルを採用したブロックに関する情報を、付加情報として符号化する。
また、非特許文献3では、参照ブロックにおける残差信号の大きさに基づき、参照ベクトルの予測ベクトルに対する妥当性を評価する手法が提案されている。この手法では、参照ベクトルに対して、該参照ブロックの残差信号に応じた重み付けを行い、重み付けベクトルの和を予測ベクトルとする。
Joint Video Team (JVT) of ISO/IEC MPEG and ITU-VCEG, "Text of ISO/IEC 14496 10 Advanced Video Coding 3rd Edition", July 2004. Tomoyuki Yamamoto, "A new scheme for motion vector predictor encoding", ITU-T SG16, VCEG-AF13, Apr. 2007. 吉野 他, "参照ベクトルの信頼度を考慮した動ベクトル符号量削減に関する一検討," PCSJ2007, P2-19, Oct. 2007.
MB単位での符号化の際にインター符号化を許容し、動き補償により動きベクトルを決定するとともに、参照ベクトルに基づいて予測ベクトルを生成し、動きベクトルと予測ベクトルの差分を符号化する動画像符号化装置を前提とする。
従来手法では、参照ベクトルの予測ベクトルに対する適否を考慮していない。したがって、処理ブロックに動きが異なるオブジェクト境界を含むとき、参照ベクトルの候補に、処理ブロックにおける予測ベクトルに適さないものが含まれる。不適切な参照ベクトルが予測ベクトルに反映された場合、予測ベクトルの精度が著しく低下することとなり、符号化効率の悪化を招く。特に、処理ブロックにおいて、動きが異なるオブジェクト同士の境界が水平方向に走るとき(以下、水平方向エッジ)、同問題による予測ベクトルの性能低下が著しい。
図9を参照して、従来手法において、水平方向エッジに起因して予測ベクトル低下が起きる理由を説明する。図は、参照ブロックAおよび処理ブロックDに水平方向エッジを含んでおり、参照ブロックBおよび参照ブロックCと、参照ブロックAおよび処理ブロックで、動きベクトルが異なる場合を示している。ここで、簡単のため、各参照ベクトルをそれぞれ、v=(x,y)、v=v=(x,y)とする。また、参照ブロックAの動きベクトルvと処理ブロックDにおける動きベクトルMV=(x,y)とは等しいと想定する。したがって、(x,y)=(x,y)である。このとき、従来手法に基づき、参照ベクトルのメディアンを予測ベクトルとすると、処理ブロックDの予測ベクトルv_pred=(x_pred, y_pred)は、式(1)の通りとなる。
Figure 0004868539
したがって、処理ブロックDにおいて、予測ベクトルv_predが動きベクトルから乖離する。その結果、予測ベクトルと動きベクトルの差分ベクトルが生じるために符号量が必要となり、符号化性能が低下する。
前記非特許文献2では、非特許文献1の欠点である、参照ベクトルの予測ベクトルに対する適否を考慮していない点について、動きベクトルの符号化に要する符号量の観点から妥当性を評価し、最も評価が高い参照ベクトルを予測ベクトルとして採用する。しかしながら、この手法では全てのブロックに対して新たな付加情報が必要となるため、非特許文献1の手法で改善の必要が無いブロックに対しては情報量の増加のみを招く。
また、非特許文献3では、参照ベクトルに対して、同参照ブロックの残差信号に応じた重み付けを行い、重み付けベクトルの和を予測ベクトルとする。しかしながら、残差信号の大きさは、予測ベクトルの正確さのみに依存するものではない。したがって、水平方向エッジに対しても、同規範は必ずしも参照ベクトルの予測ベクトルに対する適否に一致しない。
以上の背景から、動きが異なるオブジェクト同士の境界を含むテクスチャを対象として、参照ブロックの予測ベクトルに対する適否判定を適切に行うとともに、新たな付加情報の増加を避けることができる手法が求められる。
本発明は、前記した従来技術に鑑みてなされたものであり、その目的は、水平方向エッジにより予測ベクトル性能が低下するのを回避すると共に、新たな付加情報の増加を避けることができる動画像符号化装置および復号装置を提供することにある。
前記した目的を達成するために、本発明は、マクロブロック単位での符号化の際にインター符号化を許容する動画像符号化装置において、隣接する符号化済みブロックの動きベクトル(以下、参照ベクトル)の評価値を得る動きベクトル評価値算出部(22)と、各参照ベクトルの評価値に基づき処理ブロックに対する参照ベクトルの適否を判断する第1の予測ベクトル制御部(25)と、前記参照ベクトルのメディアンを予測ベクトルする第1の予測ベクトル生成部(23)と前記処理ブロックの左側に隣接する参照ベクトルを予測ベクトルする第2の予測ベクトル生成部(24)と前記第1の予測ベクトル制御部(25)の前記判断に基づき前記第1、第2の予測ベクトル生成部で生成された予測ベクトルの一方を選択する手段と、を含むインター符号化予測値生成部(2)を具備し、前記参照ベクトルの評価値として、前記符号化済みブロックの差分ベクトルの符号化に要する符号量、又は前記符号化済みブロックの差分ベクトルの大きさ(スカラー)が用いられ、前記第1の予測ベクトル制御部(25)は、前記適否の判断を、前記処理ブロックの左側のブロックの参照ベクトルの評価値と、該処理ブロックの上側のブロックにおける評価値との大小関係により行い、該処理ブロックの上側の参照ベクトルが予測ベクトルとして適さないと判断された場合、該処理ブロックの左側のブロックの参照ベクトルを予測ベクトルとする制御をするようにした点に特徴がある。
また、マクロブロック単位での復号の際にインター符号化を許容する動画像復号装置において、隣接する符号化済みブロックの動きベクトル(以下、参照ベクトル)の評価値を得る動きベクトル評価値算出部(43)と、各参照ベクトルの評価値に基づき処理ブロックに対する参照ベクトルの適否を判断する第1の予測ベクトル制御部(44)と、前記参照ベクトルのメディアン予測ベクトルとする第1の予測ベクトル生成部(42)と、前記処理ブロックの左側に隣接する参照ベクトルを予測ベクトルとする第2の予測ベクトル生成部(45)と、前記第1の予測ベクトル制御部(44)の前記判断に基づき前記第1、第2の予測ベクトル生成部で生成された予測ベクトルの一方を選択する手段と、を含むインター予測値生成部(13)を具備し、前記参照ベクトルの評価値として、前記符号化済みブロックの差分ベクトルの符号化に要する符号量、又は前記符号化済みブロックの差分ベクトルの大きさ(スカラー)が用いられ、前記第1の予測ベクトル制御部(44)は、前記適否の判断を、前記処理ブロックの左側のブロックの参照ベクトルの評価値と、該処理ブロックの上側のブロックにおける評価値との大小関係により行い、該処理ブロックの上側の参照ベクトルが予測ベクトルとして適さないと判断された場合、該処理ブロックの左側のブロックの参照ベクトルを予測ベクトルとする制御をするようにした点に他の特徴がある。
本発明によれば、参照ブロックにおける差分ベクトルを評価することで、水平方向エッジに起因する問題が発生しているかどうかが判定し、水平方向エッジに起因する問題が発生している場合には、処理ブロックの左側に隣接するブロックの参照ベクトルを予測ベクトルとすることができるので、水平方向エッジに起因する予測ベクトル性能の低下を回避することができる。
また、水平方向エッジに起因する問題が検知されたときのみ、適切な参照ベクトルを示す情報を付与することで、効率的なサイド情報付与が可能である。
したがって、本発明により、水平方向エッジに起因する問題を解決することができるとともに、問題解決に必要な付与情報の情報量を抑制することが可能である。その結果、水平方向エッジに対する動きベクトル予測性能が改善し、符号化効率の向上が期待される。
以下に、図面を参照して、本発明を詳細に説明する。まず、本発明が適用される動画像符号化装置について説明する。
図1は、画面内のMB単位での符号化の際にインター符号化を許容し、動き補償により動きベクトルを決定するとともに、隣接する符号化済みブロックの動きベクトルに基づいて予測ベクトルを生成し、動きベクトルと予測ベクトルの差分を符号化する動画像符号化装置のブロック図である。
イントラ符号化予測値生成部1では、入力映像、符号化済みブロックにおける局所復号された画素値i、および符号化済みブロックにおけるイントラ予測方向に関する情報jを入力とし、符号化済みブロックにおける局所復号された画素値iに基づき、処理ブロックにおける各イントラ予測方向の予測値を生成する。そして、該予測値に対して、入力映像との差分を得る事で、イントラ符号化における符号化歪みを算出する。また、符号化歪みおよび符号化済みブロックにおけるイントラ予測方向に関する情報jに基づき、各イントラ予測方向におけるコスト値を算出する。算出されたコスト値を比較し、最も処理ブロックの符号化に適したイントラ予測方向を選択する。該イントラ符号化予測値生成部1の出力として、最適なイントラ予測方向における予測値a、該予測方向に関する情報b、および該予測方向におけるコスト値cを出力する。
インター符号化予測値生成部2では、入力映像、符号化済みフレームにおける局所復号された画素値i、および同一フレーム内の隣接する符号化済みブロックにおける動きベクトルjを入力とし、最適な動きベクトルにおける予測値d、該予測情報(動きベクトル)e、および該予測情報におけるコスト値fを出力する。本発明は、該インター符号化予測値生成部2の構成に特徴があるので、その詳細は、図3、図5を参照して後述する。
モード判定制御部3では、イントラ符号化予測値生成部1およびインター符号化予測値生成部2から出力されるコスト値c、fを入力とし、入力されるコスト値の比較を行い、処理ブロックに適する符号化モードを選択する。該モード判定制御部3は、イントラ符号化予測値生成部1およびインター符号化予測値生成部2から出力される予測値(a,d)および予測に関する情報(b,e)について、処理ブロックの符号化に適する符号化モードが符号化に用いられるよう切り替える。
DCT/量子化部4では、入力映像に対する予測値aまたはdとの差分を入力とし、入力される信号に対して、DCT処理および量子化処理を施す。そして、その出力として、量子化されたDCT係数gを出力する。
IDCT/逆量子化部5では、量子化されたDCT係数gを入力とし、該DCT係数gに対して、逆量子化処理および逆DCT処理を施す。該IDCT/逆量子化部5の出力として、逆DCTされた画素信号を出力する。
エントロピー符号化部6では、量子化されたDCT係数gおよび予測に関する情報j(b又はe)を入力とし、入力される信号についてエントロピー符号化を行う。エントロピー符号化部6の出力として、エントロピー符号化された結果を、符号化データhとして出力する。該符号化データhはビットストリームとして送出される。
ローカルメモリ(1)7では、予測値と逆DCTされた画素信号の和をとった信号、すなわち局所復号された画素値iを入力とする。該ローカルメモリ(1)7では、局所復号された画素値iを蓄積し、適宜、イントラ符号化予測値生成部1およびインター符号化予測値生成部2に供給する。
ローカルメモリ(2)8では、符号化済みブロックにおいて適用された予測方法に関する情報j(b又はe)を入力とする。そして、符号化済みブロックにおける予測情報jを蓄積し、適宜、イントラ符号化予測値生成部1およびインター符号化予測値生成部2に該情報jを供給する。該予測情報jには、符号化済みブロックのMV,差分ベクトル、本発明手法の適用有無に関する情報などが含まれる。
次に、本発明が適用される動画像復号装置について説明する。図2は、画面内のMB単位での符号化の際に拡張イントラ符号化を許容する動画像復号装置のブロック図を示している。動画像復号装置は、符号化データ解析部11、イントラ予測値生成部12、インター予測値生成部13、予測手法制御部14、およびメモリ15で構成される。
符号化データ解析部11では、符号化データhを入力とし、該符号化データhをエントロピー復号し、シンタックスに従って符号化データに記述されている内容を解析する。該符号化データ解析部11の出力として、シンタックス解析の結果として得られる、残差信号kおよび予測情報mを出力とする。
イントラ予測値生成部12では、エントロピー復号部から得られる予測情報m、メモリ15から得られる復号済み画素値nを入力とし、復号済み画素値nを基に、予測情報mにしたがってイントラ予測値を生成する。該イントラ予測値生成部12の出力として、生成されたイントラ予測値pを出力とする。
インター予測値生成部13では、符号化データ解析部11のエントロピー復号部から得られる予測情報m、メモリ15から得られる復号済み画素値nを入力とし、復号済み画素値nを基に、予測情報mにしたがってインター予測値qを生成する。該インター予測値生成部13の出力として、生成されたインター予測値qを出力とする。本発明は、該インター予測値生成部13の構成に特徴を有しているので、その詳細は、図7、図8を参照して後述する。
予測手法制御部14では、符号化データ解析部11のエントロピー符号化部から得られる予測情報mを入力とする。該予測手法制御部14では、前記予測情報mがイントラ予測に関するものであるか、インター予測に関するものであるかを識別し、イントラ予測およびインター予測を切り替えるための制御信号rを出力する。
メモリ15では、復号済み画素値を入力とし、該復号済み画素値nを蓄積し、未復号ブロックの復号処理を行う際に、復号済み画素値nをイントラ予測値生成部12およびインター予測値生成部13に適宜入力する。
次に、本発明の符号化装置の前記インター符号化予測値生成部2の一実施形態について、図3及び図5を参照して詳細に説明する。図3は、該インター符号化予測値生成部2の第1実施形態であり、図5は、該インター符号化予測値生成部2の第2実施形態である。
まず、図3を参照して、インター符号化予測値生成部2の第1実施形態の構成及び動作を説明する。
近傍ブロックのMV(Motion Vector)抽出部21では、前記ローカルメモリ(2)8から供給される近傍の符号化済みブロックにおける予測情報jを入力とし、該予測情報jから近傍ブロックにおけるMVの情報を抽出する。そして、その出力として、処理ブロックに隣接する符号化済みブロックにおけるMVを出力する。
MV評価値算出部22では、前記ローカルメモリ(2)8から供給される近傍の符号化済みブロックにおける差分ベクトルjを入力とする。該MV評価値算出部22では、入力される差分ベクトルjに基づき、各ブロックにおける予測ベクトルからの乖離を評価する値を算出し、隣接する各符号化済みブロックにおける評価値を出力する。該評価値を算出する方法の具体例は後述する。なお、該差分ベクトルの大きさが大きい程、前記乖離は大きくなる。
H.264予測ベクトル生成部23では、隣接する符号化済み各ブロックにおける動きベクトルMVを入力とする。該H.264予測ベクトル生成部23は、各動きベクトルにおけるx成分およびy成分に関してメディアン値を算出し、得られるx成分およびy成分からなるベクトルを予測ベクトルとし、生成された予測ベクトルを出力する。
本発明手法予測ベクトル生成部24では、隣接する符号化済みブロックにおける動きベクトルMVを入力とし、処理ブロックの左側に隣接する動きベクトルを、処理ブロックにおける予測ベクトルとする。そして、この予測ベクトルを出力する。この予測ベクトルには、本発明手法の適用有無に関する情報が付加される。
予測ベクトル制御部(1)25には、隣接する符号化済みブロックにおける差分ベクトルの評価値、および処理ブロックの左側に隣接する符号化済みブロックにおける本発明手法の適用有無に関する情報jを入力とする。そして、左側に隣接する符号化済みブロックにおいて、本発明手法が適用されていたとき、処理ブロックにおいて本発明手法を適用する。また、処理ブロックの隣接ブロック、例えば左側のブロックおよび上側のブロックにおける差分ベクトルの評価値に基づき、処理ブロックにおける本発明手法の適用可否を判断する。また、これら2つの判断のどちらかにおいて、本発明手法を適用すると判断されたとき、予測ベクトルとして本発明手法予測ベクトル生成部24の出力を選択するための制御信号(水平方向エッジの危険性に関する情報)を出力する。
図4は、該予測ベクトル制御部(1)25の動作の概略を説明するフローチャートである。ステップS1では、処理ブロックの左側に隣接する符号化済みブロックにおいて本発明手法が適用されているか否かの判断が行われる。この判断が肯定の場合には、当該処理ブロックも動きが異なるオブジェクト同士の境界が水平方向に走る(水平方向エッジ)ブロックの可能性が高いので、ステップS3に進んで本発明手法予測ベクトル生成部24を選択する。一方、前記ステップS1が否定の時には、ステップS2に進んで、処理ブロックおよび隣接ブロックの差分ベクトルの評価の結果、本発明手法を適用すべきかどうかの判断をする。そして、この判断が肯定の場合には前記ステップS3に進み、否定の場合には、ステップS4に進んで、H.264予測ベクトル生成部23を選択する。なお、前記ステップS2の処理の具体例は後述する。
再び図3に戻って、参照先決定部26では、入力映像および符号化済みフレームにおける局所復号された信号iを入力とし、処理ブロックにおける入力映像について、局所復号された信号iを対象に探索範囲内で最も信号が近い同矩形の位置を探す。最も信号が近い位置について、処理ブロックからの空間的な相対位置を動きベクトルとする。また、最も信号が近い位置における局所復号された信号について、同画素値を予測値とする。さらに、入力映像に対する予測値の差分を、予測誤差とする。該参照先決定部26の出力として、動きベクトル、予測値d、予測誤差を出力する。
ベクトル差分抽出部27では、前記参照先決定部26からの動きベクトルおよび前記本発明手法予測ベクトル生成部24またはH.264予測ベクトル生成部23からの予測ベクトルを入力とし、前記動きベクトルに対する予測ベクトルの差分を、差分ベクトルeとする。また、該差分ベクトルeについて、エントロピー符号化を施し、差分ベクトルにより発生する符号量を求める。そして、その出力として、差分ベクトル(復号する際に用いられる予測に関する情報)eおよび差分ベクトルの符号化に要する符号量を出力する。
歪み算出部28では、入力映像、前記予測誤差、前記予測値dを入力とする。該歪み算出部28では、入力される予測誤差について、DCT、量子化、逆量子化、逆DCTの処理を施し、該逆DCTまで施した結果に対して予測値を加えた信号(局所復号信号)を得る。ここで、入力信号に対する局所復号信号の差分を求め、差分信号について二乗和を得る。該歪み算出部15の出力として、差分信号の二乗和(符号化歪み)を出力する。
コスト値算出部16は、前記差分ベクトルの符号量および前記符号化歪みを入力とする。該コスト値算出部16では、該符号量および該符号化歪みをコスト関数に入力し、コスト値を得て、該コスト値fを出力する。
次に、図5を参照して、インター符号化予測値生成部2の第2実施形態の構成及び動作を説明する。この第2実施形態は、予測ベクトル制御部(2)30を除き、図3のブロック図と同一又は同等であるので、以下では、予測ベクトル制御部(2)30についてのみ説明し、他の構成の説明は省略する。
予測ベクトル制御部(2)30では、予測ベクトル制御部(1)25から出力される処理ブロックにおける水平方向エッジの危険性に関する情報、本発明手法予測ベクトル生成部24からの本発明手法に基づき生成される予測ベクトル、およびH.264予測ベクトル生成部23からの従来手法に基づき生成される予測ベクトルを入力とする。
該予測ベクトル制御部(2)30では、本発明手法予測ベクトル生成部24に基づき生成される予測ベクトルとH.264予測ベクトル生成部23(従来手法23)に基づき生成される予測ベクトルについて、符号化性能の優劣に基づき、適切な予測ベクトルを選択する。また、予測ベクトル制御部(1)25により水平方向エッジの危険性があると判断される場合には、該予測ベクトル制御部(2)30の出力として、本発明手法予測ベクトル生成部24あるいはH.264予測ベクトル生成部23のどちらを選択したかを表す制御情報30aを出力する。この制御信号30aは、図示していないが、前記符号化データhのビットストリームに含められる。
図6は、前記予測ベクトル制御部(1)25および予測ベクトル制御部(2)30の動作の概略を示すフローチャートである。
ステップS1、S2およびS4は、図4と同じであるので、説明を省略する。ステップS10では、本発明手法による予測ベクトルがH.264予測ベクトルよりも符号化性能が良いかどうかの判断がなされる。この判断が肯定の場合にはステップS11に進んで本発明手法予測ベクトル生成部24が選択される。一方、この判断が否定の時にはステップS12に進んで、H.264予測ベクトル生成部23が選択される。次いで、ステップS13に進んで、前記本発明手法予測ベクトル生成部24とH.264予測ベクトル生成部23のいずれを選択したかを示す制御情報30aが出力される。つまり、水平方向エッジの危険性がある時には前記制御情報30aが出力されるが、水平方向エッジの危険性がない時には制御情報30a出力されない。このため、新たな付加情報の増加を極力避けることができる。
以上の第1、第2実施形態によれば、水平方向エッジに起因する問題が発生していることが検知された場合には、処理ブロックの左側に隣接するブロックの参照ベクトルを予測ベクトルとすることができるので、水平方向エッジに起因する予測ベクトル性能の低下を回避することができる。また、第2実施形態によれば、水平方向エッジに起因する問題が検知されたときのみに、これを示す制御情報を付与することで、効率的なサイド情報付与が可能となる。
次に、動画像復号装置におけるインター予測値生成部13の実施形態について、図7及び図8を参照して説明する。図7のインター予測値生成部は前記インター符号化予測値生成部の第1実施形態(図3)に対応するものであり、図8のインター予測値生成部は前記インター符号化予測値生成部の第2実施形態(図5)に対応するものである。
まず、図7のインター予測値生成部について説明する。近傍ブロックのMV(Motion Vector)抽出部41では、前記符号化データ解析部11から供給される近傍の符号化済みブロックにおける予測情報(実際の動きベクトルに対する予測ベクトルとの差分)を入力とする。該MV抽出部41では、入力される予測情報mから、近傍ブロックにおける動きベクトルの情報を抽出し、処理ブロックに隣接する符号化済みブロックにおける動きベクトルを出力する。
H.264予測ベクトル生成部42では、処理ブロックに隣接する符号化済みブロックにおける動きベクトルを入力とする。そして、入力される動きベクトルのx成分およびy成分について各成分のメディアン値を求め、得られた各成分によって成されるベクトルを予測ベクトルとする。該予測ベクトル生成部42は、予測ベクトルを出力する。
MV評価値算出部43では、予測情報mに含まれる近傍の符号化済みブロックにおける差分ベクトルを入力とし、入力される差分ベクトルに基づき、各ブロックにおける予測ベクトルからの乖離を評価する値を算出する。そして、その出力として、隣接する各符号化済みブロックにおける評価値を出力する。該評価値の算出方法の具体例は、後述する。
予測ベクトル制御部(1)44では、隣接する符号化済みブロックにおける差分ベクトルの評価値、および予測情報に含まれる処理ブロックの左側に隣接する符号化済みブロックにおける本発明手法の適用有無に関する情報を入力とする。該予測ベクトル制御部(1)44では、左側に隣接する符号化済みブロックにおいて、本発明手法が適用されていたとき、処理ブロックにおいて本発明手法を適用する。また、該処理ブロックの隣接ブロック、例えば左側のブロックおよび上側のブロックにおける差分ベクトルの評価値に基づき、処理ブロックにおける本発明手法の適用可否を判断する。また、これら2つの判断のどちらかにおいて、本発明手法を適用すると判断されたとき、予測ベクトルとして本発明手法予測ベクトル生成部の出力を選択する。該予測ベクトル制御部(1)44の処理は、図4の通りである。
本発明手法予測ベクトル生成部45では、隣接する符号化済みブロックにおける動きベクトルを入力とし、処理ブロックの左側に隣接するブロックの動きベクトルを、処理ブロックにおける予測ベクトルとする。そして、該生成された予測ベクトルを出力する。
MV生成部46では、該予測ベクトルおよび予測情報mに含まれる処理ブロックにおける差分ベクトルを入力とする。そして、該予測ベクトルおよび差分ベクトルにおける各成分同士の和を求め、得られた各成分によって成されるベクトルを、処理ブロックにおける動きベクトルとする。
参照先決定部47では、符号化済みフレームにおける符号化結果を復号した画素値n、前記動きベクトル、および予測情報mに含まれる参照先フレームを識別する情報を入力とする。該参照先決定部47では、動きベクトルおよび参照先フレームを識別する情報に基づき、符号化済みフレームにおいて予測値とする画素値を特定し、同画素値を処理ブロックにおけるインター予測値qとする。そして、該処理ブロックにおけるインター予測値qを出力する。
この実施形態によれば、何らの制御情報を用いることなく、図3で選択されたのと同じ予測ベクトル生成部を選択することができる。また、水平方向エッジにより予測ベクトル性能が低下する問題を解消することができる。
次に、図8のインター予測値生成部について説明する。この実施形態は、予測ベクトル制御部(2)48が図7の実施形態と異なるだけで、他の構成は図7と同一又は同等であるので、該予測ベクトル制御部(2)48についてのみ説明し、他の構成の説明は省略する。
予測ベクトル制御部(2)48では、予測ベクトル制御部(1)44から出力される水平方向エッジの危険性有無に関する情報、および符号化データに含まれる予測ベクトル生成手法を表す制御情報30aを入力とする。予測ベクトル制御部(2)48は、予測ベクトル制御部(1)44から水平方向エッジの危険性がある旨の情報を入力すると、該制御情報30aに従い予測ベクトル生成手法を制御するための制御信号を出力する。そして、この信号により、図5で選択されたのと同じ予測ベクトル生成部42または45が選択される。一方、予測ベクトル制御部(1)44から水平方向エッジの危険性がない旨の情報を入力すると、H.264予測ベクトル生成部42が選択される。
上記した実施形態によれば、水平方向エッジにより予測ベクトル性能が低下する危険性がある時に、該予測ベクトル性能の良い方の予測ベクトル生成部42または45を選択することができる。よって、水平方向エッジにより予測ベクトル性能が低下する問題を解消することができることができる。
次に、前記MV評価値算出部25,43の処理、すなわち符号化済みブロックにおける差分ベクトルの評価値算出処理の具体例を2つ説明する。
(1a)差分ベクトルの符号化に要する符号量による処理
符号化済みブロックにおける差分ベクトルを、同ベクトルの符号化に要する符号量にて評価する。同評価値は、同ベクトルの符号化結果として得られる2進数列のbit数により得られる。
(2a)差分ベクトルの大きさ(スカラー)による処理
符号化済みブロックにおける差分ベクトルを、同ベクトルの大きさ(スカラー)にて評価する。同評価値は、同ベクトルのx成分およびy成分の二乗和の平方根により得られる。
次に、図4、図6のステップS2の処理の具体例、すなわち 評価値に基づく本発明手法の適用可否の判定処理の具体例を2つ説明する。
(1b) 閾値判定による処理
処理ブロックの左側に隣接する符号化済みブロックにおける評価値に基づく、処理ブロックにおける発明手法の適用可否の判定を、同評価値の閾値判定により行う。同評価では、評価値が閾値よりも大きいとき、同処理ブロックにおいて発明手法を適用可能であるとする。なお、閾値は、スライス単位もしくはMB単位で任意に決めることができるものとする。また、閾値に対する大小を逆にしても同じ効果が得られる。
(2b) 大小判定による処理
処理ブロックの左側に隣接する符号化済みブロックにおける評価値に基づく、処理ブロックにおける発明手法の適用可否の判定を、上側のブロックにおける評価値との大小関係により判定する。同評価では、左側のブロックにおける評価値が、上側のブロックにおける評価値の合計よりも大きいとき、処理ブロックにおいて発明手法を適用可能であるとする。なお、閾値に対する大小を逆にしても同じ効果が得られる。
前記評価値算出処理および該評価値に基づく本発明手法の適用可否の判定処理の具体例は一例であり、他の処理も用いることができる。
さて、本発明者は、シミュレーションとして、エンコーダに本発明手法を実装し、符号化実験を行った。差分ベクトルの評価処理に関しては、前記(1a) の差分ベクトルの符号化に要する符号量による処理に従い、発明手法の適用可否に関しては前記(1b)の 閾値判定による方法に従った。符号化実験の結果、約0.45%の平均符号量削減が得られた。また、動きベクトルに要する符号量が、約2.55%削減された。以上により、本発明により、動きベクトル予測の性能が改善し、符号化性能が改善することが確認された。
本発明が適用される動画像符号化装置の構成例を示すブロック図である。 本発明が適用される動画像復号装置の構成例を示すブロック図である。 本発明のインター符号化予測値生成部の第1実施例の構成を示すブロック図である。 図3の予測ベクトル制御部(1)の動作の概略を示すフローチャートである。 本発明のインター符号化予測値生成部の第2実施例の構成を示すブロック図である。 図5の予測ベクトル制御部(1)および予測ベクトル制御部(2)の動作の概略を示すフローチャートである。 本発明のインター予測値生成部の第1実施例の構成を示すブロック図である。 本発明のインター予測値生成部の第2実施例の構成を示すブロック図である。 水平方向エッジに起因して予測ベクトル低下が起きる理由を説明する図である。
符号の説明
2・・・インター符号化予測値生成部、13・・・インター予測値生成部、22、43・・・MV評価値算出部、23、42・・・H.264予測ベクトル生成部、24、45・・・本発明手法予測ベクトル生成部、25、44・・・予測ベクトル制御部(1)、30、48・・・予測ベクトル制御部(2)。

Claims (7)

  1. マクロブロック単位での符号化の際にインター符号化を許容する動画像符号化装置において、
    隣接する符号化済みブロックの動きベクトル(以下、参照ベクトル)の評価値を得る動きベクトル評価値算出部(22)と、
    各参照ベクトルの評価値に基づき処理ブロックに対する参照ベクトルの適否を判断する第1の予測ベクトル制御部(25)と、
    前記参照ベクトルのメディアンを予測ベクトルする第1の予測ベクトル生成部(23)と
    前記処理ブロックの左側に隣接する参照ベクトルを予測ベクトルする第2の予測ベクトル生成部(24)と
    前記第1の予測ベクトル制御部(25)の前記判断に基づき前記第1、第2の予測ベクトル生成部で生成された予測ベクトルの一方を選択する手段と
    を含むインター符号化予測値生成部(2)を具備し、
    前記参照ベクトルの評価値として、前記符号化済みブロックの差分ベクトルの符号化に要する符号量、又は前記符号化済みブロックの差分ベクトルの大きさ(スカラー)が用いられ、
    前記第1の予測ベクトル制御部(25)は、前記適否の判断を、前記処理ブロックの左側のブロックの参照ベクトルの評価値と、該処理ブロックの上側のブロックにおける評価値との大小関係により行い、該処理ブロックの上側の参照ベクトルが予測ベクトルとして適さないと判断された場合、該処理ブロックの左側のブロックの参照ベクトルを予測ベクトルとする制御をすることを特徴とする動画像符号化装置。
  2. 請求項1に記載の動画像符号化装置において、
    前記処理ブロックの左側のブロックの参照ベクトルのみもしくは隣接ブロックの参照ベクトルのメディアン値のどちらを予測ベクトルとする方が符号化性能が良くなるかを判断する第2の予測ベクトル制御部(30)をさらに有し、
    該符号化性能の良い方を該処理ブロックの予測ベクトルとすることを特徴とする動画像符号化装置。
  3. 請求項に記載の動画像符号化装置において、
    前記第2の予測ベクトル制御部(30)により前記処理ブロックの上側の参照ベクトルが処理ブロックの予測ベクトルに適さないと判断された場合、該処理ブロックのビットストリームに、左側の参照ベクトルのみもしくは参照ベクトルのメディアン値のどちらを予測ベクトルとして採用したかを表す制御情報(30a)を付与することを特徴とする動画像符号化装置。
  4. マクロブロック単位での復号の際にインター符号化を許容する動画像復号装置において、
    隣接する符号化済みブロックの動きベクトル(以下、参照ベクトル)の評価値を得る動きベクトル評価値算出部(43)と、
    各参照ベクトルの評価値に基づき処理ブロックに対する参照ベクトルの適否を判断する第1の予測ベクトル制御部(44)と、
    前記参照ベクトルのメディアン予測ベクトルとする第1の予測ベクトル生成部(42)と、
    前記処理ブロックの左側に隣接する参照ベクトルを予測ベクトルとする第2の予測ベクトル生成部(45)と、
    前記第1の予測ベクトル制御部(44)の前記判断に基づき前記第1、第2の予測ベクトル生成部で生成された予測ベクトルの一方を選択する手段と、
    を含むインター予測値生成部(13)を具備し、
    前記参照ベクトルの評価値として、前記符号化済みブロックの差分ベクトルの符号化に要する符号量、又は前記符号化済みブロックの差分ベクトルの大きさ(スカラー)が用いられ、
    前記第1の予測ベクトル制御部(44)は、前記適否の判断を、前記処理ブロックの左側のブロックの参照ベクトルの評価値と、該処理ブロックの上側のブロックにおける評価値との大小関係により行い、該処理ブロックの上側の参照ベクトルが予測ベクトルとして適さないと判断された場合、該処理ブロックの左側のブロックの参照ベクトルを予測ベクトルとする制御をすることを特徴とする動画像符号化装置。
  5. 請求項に記載の動画像復号装置において、
    前記処理ブロックの左側のブロックの参照ベクトルのみもしくは隣接ブロックの参照ベクトルのメディアン値のどちらを予測ベクトルとする方が符号化性能が良くなるかを判断する第2の予測ベクトル制御部(48)をさらに有し、
    該符号化性能の良い方を該処理ブロックの予測ベクトルとすることを特徴とする動画像符号化装置。
  6. 請求項に記載の動画像復号装置において、
    前記第2の予測ベクトル制御部(48)は、前記予測ベクトル制御部(44)の判断およびビットストリーム中の予測情報に基づき、参照ベクトルのメディアン又は左側に隣接する参照ベクトルを予測ベクトルとすることを特徴とする動画像復号装置。
  7. 請求項に記載の動画像復号装置において、
    前記第2予測ベクトル制御部(48)により前記処理ブロックの上側の参照ベクトルが処理ブロックの予測ベクトルに適さないと判断された場合、前記ビットストリームから得られる制御情報に基づき、左側の参照ベクトルのみもしくは参照ベクトルのメディアン値のどちらかを予測ベクトルとして用いることを特徴とする動画像復号装置。
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