JP4373423B2 - 映像符号化方法,映像符号化装置,映像符号化プログラムおよびその記録媒体 - Google Patents
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Description
(a)水平M画素,垂直2M画素の矩形を,水平M画素と垂直M画素の矩形2つに分割し,2つの矩形それぞれに対し動き探索を行い,符号化コスト(以下,フレーム探索コストと呼ぶ),および動きベクトルを算出する第1の手段。
(b)水平M画素,垂直2M画素の矩形を,水平M画素で奇数行の垂直M画素の領域と,水平M画素で偶数行の垂直M画素の領域とに分割し,2つの矩形それぞれに対し動き探索を行い,符号化コスト(以下,フィールド探索コストと呼ぶ),および動きベクトルを算出する第2の手段。
(c)第1の手段および第2の手段の動き探索により決定された動きベクトルの大きさの評価値を算出する第3の手段。
(d)第3の手段で算出した動きベクトルの大きさの評価値が所定の閾値より大きい場合,第1の手段で算出したフレーム探索コストと,第2の手段で算出したフィールド探索コストとを比較し,値の小さい方を選択する第4の手段。
(e)第4の手段でフレーム探索コストが選択された場合,当該マクロブロックをフレームマクロブロックモードとして符号化を行う第5の手段。
(f)第4の手段でフィールド探索コストが選択された場合,当該マクロブロックをフィールドマクロブロックモードとして符号化を行う第6の手段。
(g)第3の手段で算出した動きベクトルの大きさの評価値が所定の閾値以下であった場合,フレームマクロブロック,フィールドマクロブロックのそれぞれにおいて垂直方向隣接画素間差分絶対値和を算出し,値の小さい方を選択する第7の手段。
(h)第7の手段でフレーム画素コストが選択された場合,当該マクロブロックをフレームマクロブロックモードとして符号化を行う第8の手段。
(i)第7の手段でフィールド画素コストが選択された場合,当該マクロブロックをフィールドマクロブロックモードとして符号化を行う第9の手段。
・本発明に係る映像符号化方式をソフトウェアによって実現する場合,CPU負荷を軽減し,処理時間を削減することができる。
・本発明に係る映像符号化方式をハードウェアによって実現する場合,より小さなチップ面積や消費電力で実現が可能となる。
・当該ブロックと動きベクトルが示す参照ブロックのそれぞれの画素値の差分値の絶対値または差分値の二乗の値の合計値。
・当該ブロックの動きベクトルと,その周囲の符号化済みの動きベクトルから算出される予測ベクトルとの差分に応じたコスト値。
(1)動きベクトルの水平,垂直成分それぞれの絶対値の中から最大値または最小値または平均値を求めて,評価値とする。
(2)動きベクトルのマンハッタン距離の中から最大値または最小値または平均値を求めて,評価値とする。
(3)動きベクトルの長さ,またはその二乗の中から最大値または最小値または平均値を求めて,評価値とする。
図9は,隣接画素間差分絶対値和算出部105が算出する隣接画素間差分絶対値和の説明図である。
Pcost_fld=S_fld0+S_fld1 (3)
以上説明した映像符号化の処理は,ハードウェアまたはファームウェアによって実現することができるとともに,コンピュータとソフトウェアプログラムとによっても実現することができ,そのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して提供することも,ネットワークを通して提供することも可能である。
2 符号化対象領域
3 フレームマクロブロック
4 フィールドマクロブロック
101 動き探索部
102 動きベクトル評価値算出部
103 動きベクトル閾値判定部
104 Mcostフレーム/フィールド判定部
105 隣接画素間差分絶対値和算出部
106 Pcostフレーム/フィールド判定部
107 フレームマクロブロック符号化部
108 フィールドマクロブロック符号化部
Claims (7)
- 2つのフィールドで1つのフレームが構成される映像データを規定の大きさのマクロブロックに分割して圧縮し,ビットストリームを出力する映像符号化方法において,
符号化対象領域の水平M画素,垂直2M画素の矩形を,水平M画素と垂直M画素の2つの矩形のフレームマクロブロックに分割し,2つのフレームマクロブロックのそれぞれに対して動き探索を行い,動きベクトルとその動きベクトルを用いたときの符号化コストであるフレーム探索コストとを算出する第1の過程と,
前記水平M画素,垂直2M画素の矩形を,水平M画素で奇数行の垂直M画素の領域と,水平M画素で偶数行の垂直M画素の領域の2つの矩形のフィールドマクロブロックに分割し,2つのフィールドマクロブロックのそれぞれに対して動き探索を行い,動きベクトルとその動きベクトルを用いたときの符号化コストであるフィールド探索コストとを算出する第2の過程と,
前記第1の過程および前記第2の過程における動き探索により決定された動きベクトルの大きさの評価値を算出する第3の過程と,
前記第3の過程で算出した動きベクトルの大きさの評価値が所定の閾値より大きい場合,前記第1の過程で算出したフレーム探索コストと,前記第2の過程で算出したフィールド探索コストとを比較し,値の小さい方のコストを選択する第4の過程と,
前記第4の過程でフレーム探索コストが選択された場合,当該符号化対象領域をフレームマクロブロックモードとして符号化を行う第5の過程と,
前記第4の過程でフィールド探索コストが選択された場合,当該符号化対象領域をフィールドマクロブロックモードとして符号化を行う第6の過程と,
前記第3の過程で算出した動きベクトルの大きさの評価値が所定の閾値以下であった場合,フレームマクロブロックの垂直方向隣接画素間差分絶対値和を算出してフレーム画素コストとし,フィールドマクロブロックの垂直方向隣接画素間差分絶対値和を算出してフィールド画素コストとし,値の小さい方のコストを選択する第7の過程と,
前記第7の過程でフレーム画素コストが選択された場合,当該符号化対象領域をフレームマクロブロックモードとして符号化を行う第8の過程と,
前記第7の過程でフィールド画素コストが選択された場合,当該符号化対象領域をフィールドマクロブロックモードとして符号化を行う第9の過程とを有する
ことを特徴とする映像符号化方法。 - 請求項1記載の映像符号化方法において,
前記動きベクトルの大きさの評価値は,前記フレームマクロブロック,前記フィールドマクロブロックまたはそれらを分割したブロック単位に算出された動きベクトルの水平成分および垂直成分それぞれの絶対値の中の最大値または最小値または平均値である
ことを特徴とする映像符号化方法。 - 請求項1記載の映像符号化方法において,
前記動きベクトルの大きさの評価値は,前記フレームマクロブロック,前記フィールドマクロブロックまたはそれらを分割したブロック単位に算出された動きベクトルのマンハッタン距離の中の最大値または最小値または平均値である
ことを特徴とする映像符号化方法。 - 請求項1記載の映像符号化方法において,
前記動きベクトルの大きさの評価値は,前記フレームマクロブロック,前記フィールドマクロブロックまたはそれらを分割したブロック単位に算出された動きベクトルの長さの中の最大値または最小値または平均値である
ことを特徴とする映像符号化方法。 - 2つのフィールドで1つのフレームが構成される映像データを規定の大きさのマクロブロックに分割して圧縮し,ビットストリームを出力する映像符号化装置において,
符号化対象領域の水平M画素,垂直2M画素の矩形を,水平M画素と垂直M画素の2つの矩形のフレームマクロブロックに分割し,2つのフレームマクロブロックのそれぞれに対して動き探索を行い,動きベクトルとその動きベクトルを用いたときの符号化コストであるフレーム探索コストとを算出するともに,前記水平M画素,垂直2M画素の矩形を,水平M画素で奇数行の垂直M画素の領域と,水平M画素で偶数行の垂直M画素の領域の2つの矩形のフィールドマクロブロックに分割し,2つのフィールドマクロブロックのそれぞれに対して動き探索を行い,動きベクトルとその動きベクトルを用いたときの符号化コストであるフィールド探索コストとを算出する動き探索手段と,
前記動き探索手段による動き探索により決定された動きベクトルの大きさの評価値を算出する動きベクトル評価値算出手段と,
前記動きベクトル評価値算出手段が算出した動きベクトルの大きさの評価値が所定の閾値より大きい場合に前記符号化対象領域を動領域とし,所定の閾値以下の場合に前記符号化対象領域を静止領域と判定する動きベクトル閾値判定手段と,
前記符号化対象領域が動領域であると判定された場合に,前記フレーム探索コストと前記フィールド探索コストとを比較し,前記フレーム探索コストのほうが小さい場合に当該符号化対象領域をフレームマクロブロックモードとし,前記フィールド探索コストのほうが小さい場合に当該符号化対象領域をフィールドマクロブロックモードとする第1のフレーム/フィールド判定手段と,
前記フレームマクロブロックの垂直方向隣接画素間差分絶対値和を算出してフレーム画素コストとし,前記フィールドマクロブロックの垂直方向隣接画素間差分絶対値和を算出してフィールド画素コストとする隣接画素間差分絶対値和算出手段と,
前記符号化対象領域が静止領域であると判定された場合に,前記フレームマクロブロックに対して算出されたフレーム画素コストと前記フィールドマクロブロックに対して算出されたフィールド画素コストとを比較し,前記フレーム画素コストのほうが小さい場合に当該符号化対象領域をフレームマクロブロックモードとし,前記フィールド画素コストのほうが小さい場合に当該符号化対象領域をフィールドマクロブロックモードとする第2のフレーム/フィールド判定手段と,
前記第1のフレーム/フィールド判定手段または前記第2のフレーム/フィールド判定手段がフレームマクロブロックモードと判定した領域を,フレームマクロブロックモードで符号化するフレームマクロブロック符号化手段と,
前記第1のフレーム/フィールド判定手段または前記第2のフレーム/フィールド判定手段がフィールドマクロブロックモードと判定した領域を,フィールドマクロブロックモードで符号化するフィールドマクロブロック符号化手段とを備える
ことを特徴とする映像符号化装置。 - 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載された映像符号化方法を,コンピュータに実行させるための映像符号化プログラム。
- 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載された映像符号化方法を,コンピュータに実行させるための映像符号化プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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JP2006275978A JP4373423B2 (ja) | 2006-10-10 | 2006-10-10 | 映像符号化方法,映像符号化装置,映像符号化プログラムおよびその記録媒体 |
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JP2006275978A JP4373423B2 (ja) | 2006-10-10 | 2006-10-10 | 映像符号化方法,映像符号化装置,映像符号化プログラムおよびその記録媒体 |
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JP2008098796A JP2008098796A (ja) | 2008-04-24 |
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JP2006275978A Active JP4373423B2 (ja) | 2006-10-10 | 2006-10-10 | 映像符号化方法,映像符号化装置,映像符号化プログラムおよびその記録媒体 |
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