JP2008098507A - 樹脂基板および樹脂基板を用いた超音波センサ - Google Patents

樹脂基板および樹脂基板を用いた超音波センサ Download PDF

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Abstract

【課題】 ワイヤボンディングによる配線が可能な樹脂基板およびこの樹脂基板を用いた超音波センサを実現する。
【解決手段】 超音波センサ10は、樹脂基板31と、樹脂基板31の基板面の略中央部に設けられた超音波を発生及び検出する超音波振動子21とから構成されている。樹脂基板31は、例えば、自動車のバンパと同一材料のポリカーボネート系樹脂により平板状に形成されている。樹脂基板31の基板面には、超音波振動子21に隣接して、ワイヤボンディングによる金属配線を行うためのパッド11が設けられている。パッド11は、導電性、耐熱性に優れた硬質な材料、例えば、ステンレス鋼、AlまたはAl合金などの金属材料により形成されており、樹脂基板31を形成する際に、溶融状態の樹脂を流し込み一体成形するインサート成形により、樹脂基板31の基板面に配置されている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、樹脂基板および樹脂基板に超音波振動子を接着した超音波センサに関する。
従来から、基板に超音波振動子を接着した超音波センサとして、例えば、自動車(車両)に搭載されたものが知られている。この超音波センサは、超音波の送受信が可能な素子から超音波を送信して、被検出体に当たって反射された超音波をこの素子によって受信することにより、自動車の周囲にある物体の位置測定または距離測定や、当該物体の2次元形状または3次元形状の測定などを行う。
例えば、車両に取り付けられた円筒状のアルミケースの先端に設けられた基板に、超音波を検出する圧電式超音波振動子を直接取り付けて、基板の振動によって超音波を送受信する超音波センサが知られている(特許文献1)。
特開2002−58097号公報
ここで、この種の超音波センサは、外部から見える位置に取り付けられるため、美観を損ねることがないように、超音波センサを小型化することが求められている。
しかし、超音波センサを小型化すると共振周波数が大きくなってしまい、信号の減衰が大きくなる、または、指向性の悪くなる、などによりセンサ特性が悪くなるという問題があった。
共振周波数を低減するためには、超音波振動子を貼り付ける基板の剛性を下げればよい。基板の剛性を下げる方策としては、低ヤング率の基板、例えば、樹脂基板を用いることが考えられる。
樹脂基板を用いて形成される超音波センサ110は、例えば、図10(A)及び(B)に示すように、樹脂基板131と、圧電体121cを上部電極121aと下部電極121bとにより挟んで形成された超音波振動子121とから構成される。ここで、上部電極121aには、リード線128がはんだ付けにより接続され、下部電極121bには、電極123を介してリード線25がはんだ付けにより接続される。
超音波振動子121への配線は、各電極にリード線をはんだ付けすることにより行うが、超音波振動子121を1mm角以下まで小型化するとはんだ付けが困難になる。そこで、配線方法をはんだ付けからワイヤボンディングに変更することが望ましいが、樹脂基板131は耐熱性が低いため、300度以上の高温が必要なサーモコンプレッション(熱圧着)方式を適用することができない。また、樹脂基板131は剛性が低いため、サーモソニック(超音波熱圧着)方式では、適切な摩擦熱が発生せず、適用することができない。
つまり、超音波センサの小型化には、樹脂基板の採用が有効であるが、樹脂基板にワイヤボンディングによる配線を行うことができないという問題があった。
そこで、この発明では、ワイヤボンディングによる配線が可能な樹脂基板およびこの樹脂基板を用いた超音波センサを実現することを目的とする。
この発明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、樹脂基板が、ワイヤボンディングによる配線を形成することができるパッドを基板面に備えた、という技術的手段を用いる。
請求項1に記載の発明によれば、樹脂基板が、ワイヤボンディングによる配線を形成することができるパッドを基板面に備えているので、ワイヤボンディングによる配線を形成する必要がある素子を搭載することができる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の樹脂基板において、前記パッドは、金属系材料により形成されている、という技術的手段を用いる。
請求項2に記載の発明のように、パッドの形成材料として、導電性、耐熱性に優れた硬質な材料である金属系材料を好適に用いることができる。
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の樹脂基板において、前記金属系材料は、AlまたはAl合金である、という技術的手段を用いる。
請求項3に記載の発明のように、金属系材料としてAlまたはAl合金を用いると、電極層を形成せずに、そのままでワイヤボンディングによる配線が可能であり、安価である。
請求項4に記載の発明では、請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載の樹脂基板において、前記パッドの表面に導電性を有する電極層が形成されている、という技術的手段を用いる。
請求項4に記載の発明によれば、パッドの表面に導電性を有する電極層を形成することにより、導電性が低い材料もパッドとして用いることができる。
請求項5に記載の発明では、請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載の樹脂基板において、前記パッドは、前記樹脂基板を形成する際に、インサート成形により前記樹脂基板の基板面に取り付けられている、という技術的手段を用いる。
請求項5に記載の発明によれば、パッドは、樹脂基板を形成する際に、インサート成形により樹脂基板の基板面に取り付けられるため、樹脂基板にパッドを取り付ける工程が不要であり、一体的に形成することができる。
請求項6に記載の発明では、請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載の樹脂基板において、前記パッドは、前記樹脂基板の基板面に接着固定されている、という技術的手段を用いる。
請求項6に記載の発明によれば、パッドは、樹脂基板の基板面に接着固定されているため、簡便な方法で取り付けることができ、位置決めも容易である。
請求項7に記載の発明では、請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載の樹脂基板において、前記パッドは、ワイヤボンディングを行う表面の裏面から突出する突出部を有し、この突出部が前記樹脂基板に埋設されることにより、前記樹脂基板の基板面に固定されている、という技術的手段を用いる。
請求項7に記載の発明によれば、ワイヤボンディングを行う表面の裏面から突出する突出部を有し、この突出部が樹脂基板に埋設されることにより、パッドが樹脂基板の基板面に固定されているため、樹脂基板の厚さ方向で固定される部分が存在するので、強固に固定することができ、樹脂基板から外れるおそれを少なくすることができる。
請求項8に記載の発明では、請求項1ないし請求項7のいずれか1つに記載の樹脂基板において、前記パッドの表面が、前記樹脂基板の基板面と同一面になるように形成されている、という技術的手段を用いる。
請求項8に記載の発明によれば、パッドの表面が、樹脂基板の基板面と同一面になるように形成されているため、ワイヤボンディングの位置ずれが生じてもプローブがパッドの表面と樹脂基板の基板面との段差に落ちることがない。また、
パッドの表面に電極層を形成する場合に、樹脂基板の基板面に形成する他の電極と同一工程で形成することができる。
請求項9に記載の発明では、請求項1ないし請求項8のいずれか1つに記載の樹脂基板において、前記パッドの表面の端部から略垂直方向に形成された導電性を有するリード部を備えた、という技術的手段を用いる。
請求項9に記載の発明によれば、パッドの表面の端部から略垂直方向に形成された導電性を有するリード部を備えているため、パッドにリード線を接続する必要がない。
請求項10に記載の発明では、請求項1ないし請求項9のいずれか1つに記載の樹脂基板において、前記樹脂基板は、ポリカーボネート系樹脂により形成されている、という技術的手段を用いる。
請求項10に記載の発明によれば、樹脂基板は、車両のバンパ材料などに用いられるポリカーボネート系樹脂により形成することができる。ポリカーボネート系樹脂は、堅牢で耐候性に優れているため、例えば、車載用の超音波センサに好適に用いることができる。
請求項11に記載の発明では、請求項1ないし請求項10のいずれか1つに記載の樹脂基板に超音波振動子を備えてなる超音波センサであって、前記超音波振動子は、前記樹脂基板のパッドが形成されている基板面に設けられ、前記パッドにおいてワイヤボンディングによる配線を施した、という技術的手段を用いる。
請求項11に記載の発明のように、請求項1ないし請求項10のいずれか1つに記載の樹脂基板は、共振周波数を低減できるため、超音波振動子を備えてなる超音波センサに好適に用いることができる。また、ワイヤボンディングによる配線が可能であるため、超音波振動子を小型化することができ、超音波センサを小型化することができる。
請求項12に記載の発明では、請求項11に記載の超音波センサにおいて、前記超音波振動子は、一対の電極に圧電体が挟まれて形成された圧電式超音波振動子であり、少なくとも一方の電極において前記パッドとの間でワイヤボンディングによる配線が施されている、という技術的手段を用いる。
請求項12に記載の発明によれば、超音波振動子として、検出感度が良好な圧電式超音波振動子をワイヤボンディングによる配線が施して用いることができる。
請求項13に記載の発明では、請求項11または請求項12に記載の超音波センサにおいて、前記樹脂基板の外周部において前記樹脂基板を梁状に保持し、端部において所定の物体に取り付けられるとともに、送受信される超音波の振動により変形し、前記樹脂基板の振動を増幅する振動増幅部材を更に備えた、という技術的手段を用いる。
請求項13に記載の発明によれば、樹脂基板の外周部において樹脂基板を梁状に保持し、端部において所定の物体に取り付けられるとともに、送受信される超音波の振動により変形し、前記樹脂基板の振動を増幅する振動増幅部材を更に備えているため、超音波振動子に伝達される振動が大きくなるので、超音波センサの感度を向上させることができる。
請求項14に記載の発明では、請求項13に記載の超音波センサにおいて、前記樹脂基板の基板面上の、前記超音波振動子を中心にして前記パッドに対して対称な位置に、前記超音波振動子を中心として前記樹脂基板の重量のバランスを厚さ方向の振動を阻害しない程度に対称にするためのダミーパッドを設けた、という技術的手段を用いる。
請求項14に記載の発明によれば、樹脂基板の基板面上の、超音波振動子を中心にしてパッドに対して対称な位置に、超音波振動子を中心として樹脂基板の重量のバランスを厚さ方向の振動を阻害しない程度に対称にするためのダミーパッドが設けられているので、樹脂基板の厚さ方向の振動にねじれモードが生じないようにすることができ、超音波振動子に安定した強度の高い振動を伝達することができる。
請求項15に記載の発明では、請求項11ないし請求項14のいずれか1つに記載の超音波センサにおいて、前記超音波振動子は、前記超音波振動子に電気的に接続された配線の一端部を露出させた状態で埋設してモールド成形されたモールド部材の空間部に配置されている、という技術的手段を用いる。
請求項15に記載の発明によれば、超音波振動子は、超音波振動子に電気的に接続された配線の一端部を露出させた状態で埋設してモールド成形されたモールド部材の空間部に配置されているため、配線と超音波振動子を外力の負荷などから保護することができる。
請求項16に記載の発明では、請求項11ないし請求項14のいずれか1つに記載の超音波センサにおいて、前記空間部には、超音波の振動を減衰させるゲル状材料が充填されている、という技術的手段を用いる。
請求項16に記載の発明によれば、空間部には、超音波の振動を減衰させるゲル状材料が充填されているため、超音波振動子において発生する超音波のうち、モールド部材側に伝達する超音波はゲル状の材料により減衰し、樹脂基板に伝達する超音波のみが、高い強度で伝達されるため、ノイズを低減することができ、超音波の検出感度を向上することができる。
請求項17に記載の発明では、請求項15または請求項16に記載の超音波センサにおいて、前記超音波振動子に電気的に接続された配線の一端部に、外部配線に接続するためのコネクタが設けられている、という技術的手段を用いる。
請求項17に記載の発明によれば、超音波振動子に電気的に接続された配線の一端部に、外部配線に接続するためのコネクタが設けられているため、超音波センサを外部配線に容易に接続することができる。
請求項18に記載の発明では、請求項11ないし請求項17のいずれか1つに記載の超音波センサにおいて、前記樹脂基板において、車両のバンパに取り付けられた、という技術的手段を用いる。
請求項18に記載の発明によれば、超音波センサは、バンパに設けて車両に搭載して用いることができる。例えば、超音波センサを車両前方の障害物センサなどに適用する場合に、好適に用いることができる。
[第1実施形態]
この発明に係る樹脂基板及び超音波センサの第1実施形態について、図を参照して説明する。ここでは、超音波センサを車両に搭載して使用する場合を例に説明する。
図1は、第1実施形態の樹脂基板及び超音波センサの説明図である。図1(A)は、第1実施形態の樹脂基板及び超音波センサを超音波振動子側から見た平面説明図であり、図1(B)は、図1(A)の縦断面説明図である。図2及び図3は、樹脂基板へのパッドの取付方法の変更例を示す断面説明図である。
なお、各図では、説明のために一部を拡大し、一部を省略して示している。
図1(A)及び(B)に示すように、超音波センサ10は、樹脂基板31と、樹脂基板31の基板面の略中央部に設けられた超音波を発生及び検出する超音波振動子21とから構成されている。
超音波振動子21は、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)からなる圧電体21cを、上部電極21aと下部電極21bとにより挟んで形成されている。
下部電極21bは、樹脂基板31の基板面にめっきなどにより形成されている電極23に、例えば、導電性接着剤を介して電気的に接続されて取り付けられている。
ここで、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)は、圧電定数が大きいので、大きな超音波の発信、小さな超音波の受信をすることができ、感度の良好な超音波センサを作製することができる。
樹脂基板31は、例えば、自動車のバンパと同一材料のポリカーボネート系樹脂により平板状に形成されている。樹脂基板31の基板面には、超音波振動子21に隣接して、ワイヤボンディングによる金属配線を行うためのパッド11が設けられている。パッド11は、導電性、耐熱性に優れた硬質な材料、例えば、ステンレス鋼、AlまたはAl合金などの金属材料により形成されており、樹脂基板31を形成する際に、溶融状態の樹脂を流し込み一体成形するインサート成形により、樹脂基板31の基板面に配置されている。
パッド11の表面には、Al、Auなど導電性が良好な電極層32が形成される。この電極層32は、電極23と同一工程で形成することができる。
ここで、パッド11がAlまたはAl合金で形成されている場合は、そのままでワイヤボンディングによる配線が可能であるため、表面に電極層32を形成する必要はない。
パッド11は、導電性、耐熱性に優れた硬質材料で形成されているため、ワイヤボンディングによる金属配線を行うことができる。
パッド11(電極層32)は、超音波振動子21の上部電極21aとの間がボンディングワイヤ24により配線され、リード線26が電気的に接続される。
また、超音波振動子21の下部電極21bには、電極23を介してリード線25が電気的に接続される。
これらのリード線25,26を介して超音波振動子21の駆動電流の供給、電圧信号の伝達が行われる。
パッド11は、インサート成形以外にも、種々の方法により樹脂基板31の基板面に配置することができる。
例えば、図2に示すように、電極層32を形成したパッド11を予め作製しておき、樹脂基板31の基板面に接着剤33により接着固定してもよい。ここで、基板面にパッド11を嵌め込むことができる凹部を形成し、この凹部に接着固定することもできる。
また、図3に示すように、機械的に固定する方法を採用することもできる。なお、図3では、電極層32を省略し、樹脂基板31及びパッド11のみを示している。
図3(A)に示すように、針状の固定部11aを備えたパッド11を用いることができる。これによると、樹脂基板31に固定部11aを差し込むだけで、パッド11を固定することができる。
図3(B)に示すように、ネジ部11bを備えたパッド11を用いることができる。これによると、樹脂基板31にネジ部11bをねじ込むことにより、パッド11を固定することができる。また、パッド11をネジ部11bにより固定するため、樹脂基板31に強固に固定することができ、外れるおそれが少ない。
図3(C)に示すように、樹脂基板31に屈曲した溝部31hを形成し、パッド11の屈曲部11cを挿入して固定する構成を用いることができる。ここで、屈曲部11cは予めパッド11に形成しておいてもよいし、液体状の樹脂を溝部31hに充填した後に、パッド11の平板部分を載置し、固化させて一体的に成形してもよい。
これによると、屈曲部11cが溝部31hに係止された状態となるため、パッド11が外れるおそれが少ない。
その他、図3(D)に示すように、樹脂基板31に貫通孔31iを形成し、パッド11に設けられたボルト部11dとナット11nとにより固定する構成を用いることもできる。
また、図3(E)に示すように、樹脂基板31の基板面にパッド11を固定可能な係止部34を形成し、パッド11の端部を係止することにより固定する構成を用いることもできる。
図3(A)〜(C)に示したパッド11は、インサート成形で用いてもよい。インサート成形で用いた場合においても、パッド11が平板状に形成されている場合に比べて、樹脂基板31の厚さ方向に伸びている固定部が存在するため、樹脂基板31から外れるおそれを少なくすることができる。
ここで、パッド11は、導電性、耐熱性に優れた硬質な材料であれば、金属材料に限らず、例えば、表面にAuなどのめっきを施した炭素系材料及びガラスなども用いることができる。
また、パッド11は、電極層32が外部に露出しており、ワイヤボンディングによる配線が可能であれば、パッド11の表面が樹脂基板31の基板面より凹んでいても突出していても同一面でもよい。
樹脂基板31は、半導体装置などで良く用いられているプリント配線基板を用いることもできる。
上述の形態の樹脂基板31を備えた超音波センサ10は、後述する第3実施形態で示す取付方法と同様にバンパ40(図6)に取り付けることにより、車両用の超音波センサとして用いることができる。
超音波センサ10は、バンパ40に超音波振動子21が車両の内側になるように、樹脂基板31を外部に露出させた状態で取り付けられている。
樹脂基板31は、バンパ40の構成材料であるポリカーボネート系樹脂により形成されているため、超音波センサ10の存在を目立たなくすることができる。従って、意匠性に優れた超音波センサ10を作製することができ、バンパ40の美観を保つことができる。
超音波センサ10は、超音波振動子21により発生した超音波の振動を樹脂基板31を介して車両の外部に送信する。そして、障害物により反射された超音波を、樹脂基板31を介して超音波振動子21により受信する。超音波振動子21において受信された超音波は、電圧信号に変換される。
超音波振動子21とリード線25,26により電気的に接続された回路素子(図示せず)は、ECUに電気的に接続されており、超音波振動子21から出力される電圧信号に基づいて演算処理を行う。例えば、送信した超音波と受信した超音波との時間差や位相差を求めることにより、障害物との距離測定などを行うことができる。
なお、障害物に対して超音波を送信する超音波送信素子を別に用意して、超音波センサ10を受信専用とする構成を用いることもできる。
なお、本実施形態では、四角形状の超音波振動子21及び樹脂基板31を用いた例について説明したが、これら部材の形状はこれに限定されるものではなく、例えば、それぞれ円板状や多角形状などでもよい。また、パッド11のワイヤボンディングを行う面の形状も、ワイヤボンディングが可能であれば任意である。第2、第3実施形態においても同様である。
[第1実施形態の効果]
(1)樹脂基板31が、ワイヤボンディングによる配線を形成することができるパッド11を基板面に備えているので、超音波振動子21のようなワイヤボンディングによる配線を形成する必要がある素子を搭載することができる。
パッド11の形成材料として、導電性、耐熱性に優れた硬質な材料である金属系材料を好適に用いることができ、更に、AlまたはAl合金は、電極層32を形成せずに、そのままでワイヤボンディングによる配線が可能であり、安価であるため、好適である。
また、パッド11の表面に導電性を有する電極層32を形成することにより、導電性が低い材料もパッド11として用いることができる。
(2)パッド11は種々の方法で、樹脂基板31に取り付けることができる。
樹脂基板31を形成する際に、インサート成形によりパッド11を樹脂基板31の基板面に取り付けた場合には、樹脂基板31にパッド11を取り付ける工程が不要であり、一体的に形成することができる。
パッド11を樹脂基板31の基板面に接着固定した場合には、簡便な方法で取り付けることができ、位置決めも容易である。
パッド11に、ワイヤボンディングを行う表面の裏面から突出する突出部、例えば、ネジ部11b、屈曲部11c、ボルト部11dを形成した場合には、樹脂基板31の厚さ方向で固定される部分が存在するので、強固に固定することができ、樹脂基板31から外れるおそれを少なくすることができる。
(3)パッド11の表面を樹脂基板31の基板面と同一面になるように形成した場合には、ワイヤボンディングの位置ずれが生じてもプローブがパッドの表面と樹脂基板の基板面との段差に落ちることがない。また、パッド11の表面に電極層32を形成する場合に、樹脂基板の基板面に形成する他の電極23と同一工程で形成することができる。
(4)樹脂基板31は、車両のバンパ材料などに用いられるポリカーボネート系樹脂により形成することができる。ポリカーボネート系樹脂は、堅牢で耐候性に優れているため、例えば、車載用の超音波センサ10に好適に用いることができる。
(5)樹脂基板31を用い、超音波振動子21を備えてなる超音波センサ10は、樹脂基板31の剛性が低いため、共振周波数を低減することができる。また、ワイヤボンディングによる配線が可能であるため、超音波振動子21を小型化することができ、超音波センサを小型化することができる。
(6)超音波センサ10は、バンパ40に設けて車両に搭載して用いることができる。例えば、超音波センサを車両前方の障害物センサなどに適用する場合に、好適に用いることができる。
[第2実施形態]
この発明に係る超音波センサの第2実施形態について、図を参照して説明する。
図4は、第2実施形態の樹脂基板及び超音波センサの説明図である。図4(A)は、第2実施形態の樹脂基板及び超音波センサを超音波振動子側から見た平面説明図であり、図4(B)は、図4(A)の縦断面説明図である。図5は、パッドの配置位置の変更例を示す平面説明図である。
ここで、図4(A)の奥行側及び図4(B)の下方向が車両の外部を示す。
なお、第1実施形態と同様の構成については、同じ符号を使用するとともに説明を省略する。
図4(A)及び(B)に示すように、第2実施形態では、樹脂基板31の外周部において樹脂基板31を梁状に保持し、バンパ40に取り付けるとともに、送受信される超音波により変形し、樹脂基板31の振動を増幅する振動増幅部材35を備えた点及びダミーパッド12を設けた点において、第1実施形態と異なっている。
図4(A)に示すように、樹脂基板31の超音波振動子21が備えられた基板面と反対側の面には、外周部から略垂直方向に向かって、振動増幅部材35が「ロ」の字状に立設されている。
振動増幅部材35は、樹脂系材料のような変形しやすい材料により形成されており、端面部35aにおいて、バンパ40に取り付けられている。ここで、振動増幅部材35は、樹脂基板31と別に形成して樹脂基板31に取り付けても良いし、樹脂基板31と一体的に形成してもよい。
これにより、樹脂基板31は、振動増幅部材35により外周部を保持されて、バンパ40に梁状に支えられた形状に形成される。
この構成によれば、樹脂基板31において超音波を受信すると、振動増幅部材35に振動が伝達し、端部が基板面方向にたわみ変形を繰り返す。このたわみ変形により、樹脂基板31の振動が増幅されるため、超音波振動子21に伝達される振動が大きくなるので、超音波センサ10の感度を向上させることができる。
樹脂基板31の基板面には、パッド11に加えて、配線を行わないダミーパッド12が3箇所に設けられている。ダミーパッド12は配線を行わないため、電極層32を形成する必要がない。ダミーパッド12は、超音波振動子21を中心にして、パッド11に対して対称な位置と、パッド11との距離と等距離に、パッド11と略直角方向の2箇所との計3箇所に設けられている。つまり、パッド11及びダミーパッド12は、超音波振動子21に対して対称に設けられている。
パッド11及びダミーパッド12を超音波振動子21に対して対称に配置することにより、超音波振動子21を中心とした樹脂基板31の重量のバランスを対称にすることができるので、樹脂基板31の厚さ方向の振動にねじれモードが生じないようにすることができ、超音波振動子21に安定した強度の高い振動を伝達することができる。
ダミーパッド12は、樹脂基板31の厚さ方向の振動にねじれモードが生じないように配置すれば良く、例えば、図5(A)に示すように、パッド11に対称な位置にのみ配置してもよい。
また、図5(B)に示すように、樹脂基板31の外周に平行に帯状に形成したパッド11及びダミーパッド12により、超音波振動子21を取り囲む構成を用いることもできる。これによると、パッド11及びダミーパッド12の重量が増大し、樹脂基板31の重量が増大するため、共振周波数を低減することができる。
樹脂基板31の厚さ方向の振動にねじれモードが生じないように重量バランスが取れれば、パッド11及びダミーパッド12の配置は任意である。例えば、樹脂基板31の対角方向に配置することもできる。
また、ダミーパッド12は、配線を行わないため、重量バランスが取れれば、材質及び形状は問わない。
[第2実施形態の効果]
(1)振動増幅部材35は、樹脂基板31の外周部において樹脂基板31を梁状に保持し、端部32aにおいてバンパ40に取り付けられるとともに、送受信される超音波の振動により変形し、樹脂基板31の振動を増幅するため、超音波振動子21に伝達される振動が大きくなるので、超音波センサの感度を向上させることができる。
(2)樹脂基板31の基板面上の、超音波振動子21を中心にしてパッド11に対して対称な位置に、超音波振動子21を中心として樹脂基板31の重量のバランスを厚さ方向の振動を阻害しない程度に対称にするためのダミーパッド12が設けられているので、樹脂基板31の厚さ方向の振動にねじれモードが生じないようにすることができ、超音波振動子21に安定した強度の高い振動を伝達することができる。
[第3実施形態]
この発明に係る超音波センサの第3実施形態について、図を参照して説明する。
図6は、第3実施形態に係るモールド成形を用いて形成された超音波センサの説明図である。図7は、インサート成形を用いて形成された超音波センサの説明図である。図8は、コネクタを備えた超音波センサの説明図である。
なお、第1実施形態と同様の構成については、同じ符号を使用するとともに説明を省略する。
図6に示すように、本実施形態の超音波センサでは、超音波振動子21が、モールド成形されたモールド部材36の空間部36aに配置されている。
本実施形態の超音波センサは、バンパ40に貫通形成された取付部に樹脂基板31の側面部において、超音波振動子21が車両の内側になるように、樹脂基板31を外部に露出させた状態で取り付けられている。
モールド部材36の車両内側の面からは、超音波振動子21の上部電極21aとワイヤボンディングにより配線されるパッド13の一端部と、超音波振動子21の下部電極21bと電気的に接続される電極14の一端部とが露出している。
パッド13は、樹脂基板31に取り付けられワイヤボンディングにより配線されるパッド部13aと、パッド部13aの端部から略垂直方向に形成されたリード部13bとから構成されている。つまり、パッド13は、ワイヤボンディング用のパッドと、パッドから外部配線に接続するためのリード線として作用する。
なお、パッド13はAl合金などにより形成してもよいし、表面に電極層を設けてもよい。
また、パッド部13aは図3に示したパッド11と同様の形状に形成することができる。
電極14は、樹脂基板31に取り付けられ下部電極21bと電気的に接続される接続部14aと、接続部14aの端部から略垂直方向に形成されたリード部14bとから構成されている。つまり、電極14は、下部電極21bと電気的に接続される電極と、この電極から外部配線に接続するためのリード線として作用する。
超音波振動子21をモールド部材36の空間部36aに配置することにより、超音波振動子21を外力の負荷などから保護することができる。
空間部36aには、ゲル状の材料を充填することもできる。これによれば、超音波振動子21において発生する超音波のうち、モールド部材36側に伝達する超音波はゲル状の材料により減衰し、樹脂基板31に伝達する超音波のみが、高い強度で伝達されるため、ノイズを低減することができ、超音波の検出感度を向上することができる。
図7に示すように、インサート成形により、パッド13のリード部13b及び電極14のリード部14bをインサート部37に埋設する構成を用いることもできる。これによれば、少ない樹脂量により、リード部13b,14bを保護することができる。
図8に示すように、モールド部材36から露出したパッド13の一端部と、電極14の一端部とにそれぞれコネクタ38を設けることができる。これによれば、外部配線との接続を容易に行うことができる。図7に示す構成の超音波センサにおいても、同様にコネクタ38を設けることができる。
[第3実施形態の効果]
(1)超音波振動子21は、パッド13のリード部13b及び電極14のリード部14bの一端部を露出させた状態で埋設してモールド成形されたモールド部材36の空間部36aに配置されているため、超音波振動子21を外力の負荷などから保護することができる。
空間部36aには、ゲル状の材料を充填することもできる。これによれば、超音波振動子21において発生する超音波のうち、モールド部材36側に伝達する超音波はゲル状の材料により減衰し、樹脂基板31に伝達する超音波のみが、高い強度で伝達されるため、ノイズを低減することができ、超音波の検出感度を向上することができる。
(2)パッド13は、樹脂基板31に取り付けられワイヤボンディングにより配線されるパッド部13aと、パッド部13aの端部から略垂直方向に形成されたリード部13bとから構成されているため、ワイヤボンディング用のパッドと、パッドから外部配線に接続するためのリード線として作用するので、リード線を接続する必要がない。
(3)モールド部材36から露出したパッド13の一端部と、電極14の一端部とにそれぞれコネクタ38を設ける構成を用いると、超音波センサを外部配線に容易に接続することができる。
[その他の実施形態]
(1)図9に示すように、樹脂基板31の車両外方側の面に、バンパ40と色調などが似ている材料を用いて板状に形成された保護材41を形成してもよい。この構成によれば、バンパ40と色調などが似ているため、超音波センサ10の存在を目立たなくすることができる。従って、意匠性に優れた超音波センサ10を作製することができ、バンパ40の美観を保つことができる。
保護材41は、例えば、バンパ40と同一材料のポリカーボネート系樹脂により形成することができる。また、保護材41は、板状部材に形成して樹脂基板31に接着してもよいし、液状の樹脂を塗布した後に硬化させて形成してもよい。
また、保護材41は、バンパ40の一部として形成してもよい。更に、樹脂基板31をバンパ40と一体的に形成してもよい。
(2)超音波センサ10は、超音波振動子21が車両の外側になるようにバンパ40に取り付けてもよい。この場合、超音波振動子21を保護するために、超音波振動子21を覆うカバーを設ける必要がある。
この構成によれば、超音波振動子21が車両の外方に面して形成されているため、樹脂基板31を介さずに超音波を伝達することができるので、超音波の検出感度を向上させることができる。
なお、カバーは、超音波の伝達をできるだけ阻害しないようにメッシュ状や多数の小さな貫通孔を有する形状に形成することができる。また、室内で使用するロボットなどに超音波センサ10を取り付ける場合には、カバーを設けなくてもよい。
(3)超音波センサ10は、バンパ40以外の車両の部材に取り付けて使用することができる。例えば、ヘッドランプカバーに取り付けることができる。この構成を用いると、障害物などで反射した超音波が車両の一部に遮られることがないので、確実に超音波センサ10で検出することができ、障害物センサなどに超音波センサ10を適用する場合に有効である。
更に、超音波センサ10の用途に合わせて、他の部材に取り付けることもできる。例えば、超音波センサ10を車両側方の障害物センサとして用いる場合には、ウインカのカバー、ドアミラーなどに取り付けることもできる。車両後方の障害物センサとして用いる場合には、リアランプのカバー、バックランプのカバーなどに取り付けることもできる。
[各請求項と実施形態との対応関係]
ネジ部11b、屈曲部11c、ボルト部11dが請求項8に記載の突出部に対応する。
第1実施形態の樹脂基板及び超音波センサの説明図である。図1(A)は、第1実施形態の樹脂基板及び超音波センサを超音波振動子側から見た平面説明図であり、図1(B)は、図1(A)の縦断面説明図である。 樹脂基板へのパッドの取付方法の変更例を示す断面説明図である。 樹脂基板へのパッドの取付方法の変更例を示す断面説明図である。 第2実施形態の樹脂基板及び超音波センサの説明図である。図4(A)は、第2実施形態の樹脂基板及び超音波センサを超音波振動子側から見た平面説明図であり、図4(B)は、図4(A)の縦断面説明図である。 パッドの配置位置の変更例を示す平面説明図である。 第3実施形態に係るモールド成形を用いて形成された超音波センサの説明図である。 インサート成形を用いて形成された超音波センサの説明図である。 コネクタを備えた超音波センサの説明図である。 その他の実施形態の超音波センサの説明図である。 従来の超音波センサの説明図である。図10(A)は、従来の超音波センサを超音波振動子側から見た平面説明図であり、図10(B)は、図10(A)の縦断面説明図である。
符号の説明
10 超音波センサ
11 パッド
11b ネジ部(突出部)
11c 屈曲部(突出部)
11d ボルト部(突出部)
12 ダミーパッド
13b リード部
14 取付部材
21 超音波振動子
21a 上部電極
21b 下部電極
21c 圧電体
31 樹脂基板
32 電極層
35 振動増幅部材
36 モールド部材
38 コネクタ
40 バンパ

Claims (18)

  1. ワイヤボンディングによる配線を形成することができるパッドを基板面に備えたことを特徴とする樹脂基板。
  2. 前記パッドは、金属系材料により形成されていることを特徴とする請求項1に記載の樹脂基板。
  3. 前記金属系材料は、AlまたはAl合金であることを特徴とする請求項2に記載の樹脂基板。
  4. 前記パッドの表面に導電性を有する電極層が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載の樹脂基板。
  5. 前記パッドは、前記樹脂基板を形成する際に、インサート成形により前記樹脂基板の基板面に取り付けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載の樹脂基板。
  6. 前記パッドは、前記樹脂基板の基板面に接着固定されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載の樹脂基板。
  7. 前記パッドは、ワイヤボンディングを行う表面の裏面から突出する突出部を有し、この突出部が前記樹脂基板に埋設されることにより、前記樹脂基板の基板面に固定されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載の樹脂基板。
  8. 前記パッドの表面が、前記樹脂基板の基板面と同一面になるように形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1つに記載の樹脂基板。
  9. 前記パッドの表面の端部から略垂直方向に形成された導電性を有するリード部を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1つに記載の樹脂基板。
  10. 前記樹脂基板は、ポリカーボネート系樹脂により形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか1つに記載の樹脂基板。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれか1つに記載の樹脂基板に超音波振動子を備えてなる超音波センサであって、
    前記超音波振動子は、前記樹脂基板のパッドが形成されている基板面に設けられ、前記パッドにおいてワイヤボンディングによる配線を施したことを特徴とする超音波センサ。
  12. 前記超音波振動子は、一対の電極に圧電体が挟まれて形成された圧電式超音波振動子であり、少なくとも一方の電極において前記パッドとの間でワイヤボンディングによる配線が施されていることを特徴とする請求項11に記載の超音波センサ。
  13. 前記樹脂基板の外周部において前記樹脂基板を梁状に保持し、端部において所定の物体に取り付けられるとともに、送受信される超音波の振動により変形し、前記樹脂基板の振動を増幅する振動増幅部材を更に備えたことを特徴とする請求項11または請求項12に記載の超音波センサ。
  14. 前記樹脂基板の基板面上の、前記超音波振動子を中心にして前記パッドに対して対称な位置に、前記超音波振動子を中心として前記樹脂基板の重量のバランスを厚さ方向の振動を阻害しない程度に対称にするためのダミーパッドを設けたことを特徴とする請求項13に記載の超音波センサ。
  15. 前記超音波振動子は、前記超音波振動子に電気的に接続された配線の一端部を露出させた状態で埋設してモールド成形されたモールド部材の空間部に配置されていることを特徴とする請求項11ないし請求項14のいずれか1つに記載の超音波センサ。
  16. 前記空間部には、超音波の振動を減衰させるゲル状材料が充填されていることを特徴とする請求項15に記載の超音波センサ。
  17. 前記超音波振動子に電気的に接続された配線の一端部に、外部配線に接続するためのコネクタが設けられていることを特徴とする請求項15または請求項16に記載の超音波センサ。
  18. 前記樹脂基板において、車両のバンパに取り付けられたことを特徴とする請求項11ないし請求項17のいずれか1つに記載の超音波センサ。
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