JP2008097213A - 画像表示システム、画像表示方法およびプログラム - Google Patents

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【課題】共有用画像登録手段に共有用画像として登録された個人用画像のうち、共有性が高い画像と共有性が低い画像とを識別可能に表示することができる画像表示システムを提供する。
【解決手段】Webサーバ103のAPP105は、共有用アルバムに共有用画像として登録されている個人画像毎に登場する被写体の登場回数を算出する(ステップS505)。次いで、算出された被写体毎の登場回数に基づいて基準登場回数が算出される(ステップS506)。続いて、共有用アルバムに共有用画像として登録されている個人用画像に、算出された基準登場回数を超える登場回数の被写体が含まれるか否かに応じて、個人用画像毎の一致度が算出される(ステップS507)。そして、個人用画像毎に算出された一致度に応じて、該個人用画像毎にその表示サイズが設定される(ステップS508)。
【選択図】図6

Description

本発明は、共有用画像として登録された個人用画像の一覧を表示するための画像表示システム、画像表示方法およびプログラムに関する。
デジタルカメラなどの撮像装置で撮影した画像を、Webサーバ上の電子アルバムに登録し、閲覧することができるサービスを提供する電子アルバムシステムがある。
この電子アルバムシステムが提供するサービスを利用することにより、例えば、運動会などの撮影イベントに参加した複数のメンバが、同一の電子アルバムを共有し、当該電子アルバムに登録されている画像を閲覧することが可能である。この場合、撮影イベントで撮影された画像の電子アルバムが作成され、この電子アルバムのURLが参加メンバにより共有される。また、不特定多数の人が電子アルバムにアクセスし、当該電子アルバムを閲覧することを防止するために、電子アルバムの閲覧を許可するためのユーザIDおよびパスワードを、特定の人に付与することが行われている。また、このシステムにおいては、デジタルカメラで撮影された画像をコンピュータに一旦保存し、保存された画像の中から登録する画像を選択し、Webサーバ上の電子アルバムに登録する操作が必要である。
また、固有の識別情報が割り当てられている複数のデジタルカメラから撮影された画像を取り込み、取り込まれた画像の電子アルバムを自動的に作成する電子アルバム作成装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。この場合、各デジタルカメラには、それぞれ、固有の識別情報が割り当てられており、各デジタルカメラで撮影された画像には、デジタルカメラの識別情報が付加される。各デジタルカメラは、学校行事(運動会など)の参加者にそれぞれ貸与される。各デジタルカメラでそれぞれ撮影された画像は、当該デジタルカメラから電子アルバム作成装置へ伝送される。電子アルバム作成装置は、伝送された画像データに付加されたカメラの識別情報に基づいて、同一の識別情報が付加された画像を抽出する。そして、抽出された同一の識別情報が付加された画像は、同一の電子アルバムに登録される。これにより、参加者毎に貸与されたデジタルカメラで撮影された画像を含む電子アルバムが作成されることになる。
また、電子アルバム間で画像を伝送する場合に、伝送先の電子アルバムの所有者が所望する画像を自動的に伝送するための画像伝送システムが提案されている(例えば特許文献2参照)。このシステムの場合、まず、伝送元の電子アルバムの画像に含まれる被写体の特徴量が抽出される。次いで、伝送元の電子アルバムの中の画像から、抽出された特徴量に基づいて伝送先の電子アルバムに格納されている画像に含まれる被写体と基準値以上の一致度を示す被写体を含む画像が選択される。そして、この選択された画像が伝送先の電子アルバムに自動的に伝送される。
特開2003−18513号公報 特開2006−79458号公報
上述した電子アルバムシステムにおいて、例えばWebサーバ上の共有用アルバムに登録するための画像を含む個人用アルバムを予め作成し、この個人用アルバムを共有用アルバムに登録したとする。この場合、共有用アルバムに登録された個人用アルバムは、システムに参加するメンバにより閲覧することが可能になる。
しかしながら、共有用アルバムに登録された個人用アルバムに、メンバと関係がない画像が含まれている場合、当該メンバと関係がない画像は、メンバにより閲覧することが可能になる。
例えば、「小学3年生」と「小学5年生」の子供の保護者であるA氏が、1台のデジタルカメラを用いて運動会に参加した「小学3年生」と「小学5年生」の子供を撮影し、これらの撮影した画像を含む個人用アルバムを作成するとする。そして、この個人用アルバムを共有するために、当該個人用アルバムが、Webサーバ上に作成されているタイトルが「3年1組」の共有用アルバムと、タイトルが「5年2組」の共有用アルバムにそれぞれ登録されるとする。
この場合、「3年1組」の共有用アルバムには、当該共有用アルバムのメンバとは関係がない「小学5年生」の子供の画像が登録されることになる。また、「5年2組」の共有用アルバムにも、同様に、当該共有用アルバムのメンバと関係がない「小学3年生」の子供の画像が登録されることになる。
このように、共有用アルバムに対して当該共有用アルバムのメンバと関係がない画像が登録されることは、共有性が低い画像が共有画像として登録されることであり、共有性という観点からは好ましくない。そこで、例えば個人用アルバムとして、「小学3年生」と「小学5年生」のそれぞれに対する個人用アルバムを作成し、これらの個人用アルバムを対応する共有用アルバムに登録する方法が考えられる。しかしながら、撮影した複数の画像を、個人用アルバム別に選別するための操作作業が必要であり、面倒である。
本発明の目的は、共有用画像登録手段に共有用画像として登録された個人用画像のうち、共有性が高い画像と共有性が低い画像とを識別可能に表示することができる画像表示システム、画像表示方法およびプログラムを提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、個人用画像を登録する個人用画像登録手段と、前記個人用画像登録手段と対応付けられ、前記個人用画像登録手段に登録されている個人用画像を共有用画像として登録する共有用画像登録手段と、個人用画像毎にその特徴量を算出する特徴量算出手段と、前記共有用画像登録手段に共有用画像として登録されている個人用画像毎に算出された特徴量に基づいて、特徴量の基準値を算出する基準値算出手段と、前記共有用画像登録手段に共有用画像として登録されている個人用画像毎にその特徴量と前記基準値との一致度を算出する一致度算出手段と、前記共有用画像登録手段に共有用画像として登録されている個人用画像毎に算出された一致度に応じて、該個人用画像毎にその表示形態を設定する表示形態設定手段とを備えることを特徴とする画像表示システムを提供する。
本発明は、上記目的を達成するため、個人用画像を登録する個人用画像登録手段と、前記個人用画像登録手段と対応付けられ、前記個人用画像登録手段に登録されている個人用画像を共有用画像として登録する共有用画像登録手段とを有する画像表示システムの画像表示方法であって、個人用画像毎にその特徴量を算出する特徴量算出工程と、前記共有用画像登録手段に共有用画像として登録されている個人用画像毎に算出された特徴量に基づいて、特徴量の基準値を算出する基準値算出工程と、前記共有用画像登録手段に共有用画像として登録されている個人用画像毎にその特徴量と前記基準値との一致度を算出する一致度算出工程と、前記共有用画像登録手段に共有用画像として登録されている個人用画像毎に算出された一致度に応じて、該個人用画像毎にその表示形態を設定する表示形態設定工程とを備えることを特徴とする画像表示方法を提供する。
本発明は、上記目的を達成するため、個人用画像を登録する個人用画像登録手段と、前記個人用画像登録手段と対応付けられ、前記個人用画像登録手段に登録されている個人用画像を共有用画像として登録する共有用画像登録手段とを有する画像表示システム上でコンピュータにより実行されるプログラムであって、個人用画像毎にその特徴量を算出する特徴量算出モジュールと、前記共有用画像登録手段に共有用画像として登録されている個人用画像毎に算出された特徴量に基づいて、特徴量の基準値を算出する基準値算出モジュールと、前記共有用画像登録手段に共有用画像として登録されている個人用画像毎にその特徴量と前記基準値との一致度を算出する一致度算出モジュールと、前記共有用画像登録手段に共有用画像として登録されている個人用画像毎に算出された一致度に応じて、該個人用画像毎にその表示形態を設定する表示形態設定モジュールとを備えることを特徴とするプログラムを提供する。
本発明によれば、共有用画像登録手段に共有用画像として登録された個人用画像のうち、共有性が高い画像と共有性が低い画像とを識別可能に表示することができる。
以下、本発明の実施形の態について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態に係る画像表示システムが適用される電子アルバムシステムの構成を示すブロック図である。
電子アルバムシステムは、図1に示すように、Webサーバ103と、インターネットなどのネットワークを介してWebサーバ103と接続される複数のクライアントPC(Personal Computer)102とを備える。
Webサーバ103には、データベース(以下、DBという)104が接続され、DB104には、画像データ、アルバム関連情報などを含む、電子アルバムサービスを提供するために必要なデータが格納されている。例えば、図1に示すように、データベース104には、「アルバムA」、「アルバムA’」、「アルバムB」、「アルバムC」、「アルバムD」の5つの個人用アルバムと、「アルバムX」、「アルバムY」の2つの共有用アルバムが格納されている。ここで、データベース104に格納されるアルバムの個数、アルバム毎に登録可能な画像データ数、サイズなどに対する制限はないものとする。
Webサーバ103は、アプリケーションソフトウェアを実行するためのAPP105を搭載し、このAPP105は、CPU(Central Processing Unit)から構成される。APP105は、Webサーバ103内のROM(Read Only Memory)またはハードディスク(Hard Disk)に記憶されているOS(Operating System)プログラムを読み出してOSを構築する。そして、APP105は、OS上で、ROMまたはハードディスクに記憶されているアプリケーションソフトウェアを読み出し、RAM(Random Access memory)を作業領域として実行する。このアプリケーションソフトウェアの実行により、後述する電子アルバムサービスに関する各種処理が実行される。また、APP105は、必要に応じて、アプリケーションソフトウェアまたはOSからの指令を受けて、DB104にアクセスし、DB104のレコードの登録、更新、削除などの処理を行う。
各クライアントPC102は、ユーザが画像データをWebサーバ103経由でDB104にアップロードするために使用するPCである。クライアントPC102には、例えばWindows(登録商標)のようなOS、およびInternet Explorer(登録商標)のようなWebBrowser(以下、WBという)106が搭載されている。また、クライアントPC102には、WB106の指令を受けて画像データのアップロードを簡便に実行するためのAddOn107が搭載されている。ここで、AddOn107は、クライアントPC102のCPUにより構成される。
各クライアントPC102には、デジタルカメラ1との接続を可能にするためのインタフェース、例えばUSB(Universal Serial Bus)が設けられ、このインタフェースを介して、デジタルカメラ1で撮影された画像がクライアントPC1へ取り込まれる。
次に、APP105による電子アルバムシステムを実現するための具体的な処理について説明する。
APP105は、クライアントPC102からHTTPで送信されたエンティティボディを受信すると、この受信したエンティティボディに基づいて、DB104へのアクセスなどの必要な処理を行う。そして、APP105は、適切なHTMLソースをクライアントPC102へ返す処理を行う。
HTTPのエンティティボディは、一般的に、変数=値を&で連接した構造をなし、その値は、URL(Uniform Resource Locator)にエンコードされている。この構造およびエンコードについての詳細な説明は、省略する。
APP105は、電子アルバムシステムを実現するために、DB104から画像データの削除、DB104に格納されているアルバムの管理などの各種機能を有する。本実施の形態においては、それらの機能の指定が、クライアントPC102から送信されるエンティティボディに含まれる変数FUNCの値に基づいて、行われる。
まず、画像(個人用画像)の登録処理の際に使用されるエンティティボディについて説明する。このエンティティボディには、FUNC、ALBUM、NAME、BODYの4つの変数が含まれる。
変数FUNCは、上述したように、APP105に対して処理を指定するための変数である。本実施の形態において、変数FUNCの値は、画像データの登録を意味する「regist」とされる。
変数ALBUMは、変数NAME、変数BODYで指定された画像を登録する先のアルバムの名称である。ここで、変数ALBUMで指定された名称のアルバムが既にDB104に存在している場合、APP105は、新規のアルバムを作成する処理を行うことなく、登録する画像を登録先に指定されたアルバムに追加する。また、登録する画像と同じ名称の画像が登録先のアルバム内にあれば、登録する画像により、アルバム内の画像を上書きするようにしてもよい。これに対し、登録先に指定されたアルバムがDB104内に存在していない場合、APP105は、変数ALBUMで指定された名称のアルバムを新たにDB104内に作成し、このアルバムに指定された画像データを登録する。
変数NAMEは、変数ALBUMで指定されたアルバムに、指定された画像(BODY)を登録する際に、その名称の文字列を表す変数である。変数BODYは、実際にDB104に登録される画像のデータ本体である。
次に、共有用アルバムの登録処理の際に使用されるエンティティボディについて説明する。このエンティティボディには、FUNC、ALBUM、OWNERIDの3つの変数が含まれる。
変数FUNCは、APP105に対して処理を指定するための変数である。本実施の形態において、変数FUNCの値は、共有用アルバムの作成を意味する「create comm」とされる。変数ALBUMは、共有用アルバムの名称の文字列を表す変数である。変数OWNERIDは、共有用アルバムにアクセス可能なオーナーのIDである。変数OWNERIDには、1または複数のオーナーIDが記述される。
ここで、変数ALBUMで指定された共有用アルバムの名称と同じ名称のアルバムすなわち登録先に指定された共有用アルバムが既にDB104に存在する場合、APP105は、この指定された名称の共有用アルバムを新規に作成する処理を行わない。また、変数OWNERIDで指定されたオーナーIDのフォルダが登録先に指定された共有用アルバムに存在しなければ、当該フォルダを登録先の共有用アルバムに追加する。変数OWNERIDで指定されたオーナーIDのフォルダが既に存在している場合、APP105は、新たに指定されたオーナーIDのフォルダを作成しない。
これに対し、登録先に指定された共有用アルバムがDB104に存在していない場合、APP105は、変数ALBUMで指定された名称の共有用アルバムを新たにDB104内に作成する。そして、新たに作成された共有用アルバム内に対して、変数OWNERIDで指定されたオーナーIDのフォルダが作成される。
次に、共有用アルバムへの個人用アルバムの登録処理の際に使用されるエンティティボディについて説明する。このエンティティボディには、FUNC、ALBUM、OWNERID、PRIVATEALBUMの4つの変数が含まれる。
変数FUNCは、上述したように、APP105に対して処理を指定するための変数である。本実施の形態において、変数FUNCの値は、個人用アルバムの登録を意味する「regist album」とされる。変数ALBUMは、登録先の共有用アルバムの名称を指定するための変数である。変数OWNERIDは、共有用アルバムにアクセス可能なオーナーのIDを表す変数である。変数PRIVATEALBUMは、オーナーが所有し、変数ALBUMにより指定された共有用アルバム上で公開する個人用アルバムを指定するための変数である。
ここで、変数ALBUMにより指定された名称の共有用アルバムがDB104上に存在する場合、APP105は、変数OWNERIDで指定されたオーナーIDのフォルダが上記指定された名称の共有用アルバムに存在するか否かを判断する。ここで、APP105は、変数OWNERIDで指定されたオーナーIDのフォルダが存在すれば、変数PRIVATEALBUMで指定された個人用アルバムがオーナーIDのフォルダに存在するか否かを判断する。変数PRIVATEALBUMで指定された個人用アルバムがオーナーIDのフォルダに存在しない場合、APP105は、上記指定された個人用アルバムをオーナーIDフォルダ内に作成する。そして、作成された個人用アルバムに登録されている画像に対してリンクが張られる。これに対し、変数PRIVATEALBUMで指定された個人用アルバムがオーナーIDフォルダに存在する場合、APP105は、個人用アルバムを作成しない。
APP105は、変数OWNERIDで指定されたオーナーIDのフォルダが指定された名称の共有用アルバムに存在しなければ、変数OWNWERIDで指定されたオーナーIDフォルダを上記共有アルバム内に作成する。そして、APP105は、さらに、変数PRIVATEALBUMで指定された個人アルバムを作成し、当該個人アルバムに登録されている画像に対してリンクを張る。
次に、クライアントPC102のWB106を用いてDB104に保存納されている個人用アルバムを閲覧する際のユーザインタフェースについて図2を参照しながら説明する。図2は図1のクライアントPC102のWB106を用いてDB104に保存されている個人用アルバムを閲覧する際のユーザインタフェース画面の一例を示す図である。
「山田」氏がクライアントPC102のWB106を用いてDB104に保持されている「山田」氏の所有の個人用アルバムを閲覧する際には、クライアントPC102がWebサーバ103へアクセスする。Webサーバ103は、クライアントPC102からのアクセスに応じて、「山田」氏が所有する個人用アルバムの一覧をDB104から読み出し、クライアントPC102へ送信する。クライアントPC102は、Webサーバ103から送信された「山田」氏の個人用アルバムの一覧を受信する。そして、WB106により、例えば図2に示すような、個人用アルバムの一覧121を含むユーザインタフェース画面が表示される。本例の場合、「山田」氏が所有する個人用アルバムとして、「アルバムA」、「アルバムA’」の2つがあり、この所有する個人用アルバムの一覧を表すために、個人用アルバムの名称の一覧が表示される。
ここで、個人用アルバムの名称の一覧の中から、「アルバムA」が選択されたとすると、この「アルバムA」に収納されている画像の一覧122が表示される。本例の場合、「アルバムA」には、「画像1」、「画像2」、「画像3」の3つの画像が収納され、それらの画像123と名称124が表示される。
次に、DB104上に共有用アルバムを作成する際のユーザインタフェースについて図3を参照しながら説明する。図3は図1のクライアントPC102のWB106を用いてDB104上に共有用アルバムを作成する際のユーザインタフェース画面の一例を示す図である。
DB104上に共有用アルバムを作成する際には、WB106が、Webサーバ103からのHTMLに基づいて、例えば図3に示すようなインタフェース画面を表示する。このユーザインタフェース画面には、共有用アルバム名を入力する入力ボックス131と、この共有用アルバムを共有するオーナーIDを入力する入力ボックス132が表示される。本例の場合、入力ボックス131には、共有用アルバム名として、「2006年運動会 5年2組」が入力される。また、入力ボックス132には、共有用アルバムを共有するオーナーIDとして、「Tanaka.nnnn@mmmm.co.jp」、「Yamada.ssss@tttt.co.jp」、「Fukuta.xxxx@yyyy.co.jp」の3人のオーナーのIDが入力される。ここでは、オーナーIDがユニークな文字列である必要があるため、オーナーIDとして例えば電子メールアドレスが用いられる。また、オーナーIDは、電子メールアドレスに限定されるものではなく、オーナーを一意に特定可能なものであればよい。
このユーザインタフェース画面上で入力された各情報は、クライントPC102からWebサーバ103へ送信される。Webサーバ103は、クライアントPC102から送信された各情報を受信し、受信した各情報に基づいて共有用アルバムを作成する。この作成された共有用アルバムは、DB104に保存される。
次に、DB104に保存されている共有用アルバムに個人用アルバムを登録する際のユーザインタフェースについて図4を参照しながら説明する。図4は図1のクライアントPC102のWB106を用いてDB104に保存されている共有用アルバムに個人用アルバムを作成する際のユーザインタフェース画面の一例を示す図である。ここでは、「山田」氏が所有する個人用アルバムをDB104上の共有用アルバムに登録する場合を説明する。
「山田」氏が所有する個人用アルバムをDB104上の共有用アルバムに登録する際には、WB106により、例えば図4に示すような、ユーザインタフェース画面が表示される。このユーザインタフェース画面には、「山田」氏が他のオーナーと共有する共有用アルバムの名称「2006年運動会 5年2組」と、「山田」氏が所有する個人用アルバムの名称の一覧とを表示する画面133が含まれる。この共有用アルバムは、「山田」氏、「田中」氏、「福田」氏の各オーナーが共有するアルバムである(図3を参照)。
ここで、上記画面133において、個人用アルバムの名称の一覧の中から、共有用アルバムに登録するアルバムとして、「アルバムA」の名称が選択されたとする。そして、公開ボタン137が押下されると、選択された個人用アルバム「アルバムA」に収納されている画像が対応付けられている共有用アルバムに登録され、この登録された画像の一覧136が表示される。本例の場合、「アルバムA」には、「画像1」、「画像2」、「画像3」の3つの画像が収納されており、共有用アルバムに登録された画像の一覧136として、それらの画像123と名称124が表示される。
次に、DB104に格納されているファイル構成について図5を参照しながら説明する。図5は図1のDB104に格納されているファイル構成を模式的に示す図である。
ここでは、例えばオーナーID「Yamada.ssss@tttt.co.jp」のオーナーが所有する個人用アルバムを、「アルバムA」、「アルバムA’」とする。また、オーナーID「Tanaka.nnnn@mmmm.co.jp」のオーナーが所有する個人用アルバムを、「アルバムB」とし、オーナーID「Fukuta.xxxx@yyyy.co.jp」のオーナーが所有する個人用アルバムを、「アルバムC」とする。また、これらのオーナーが共有する共有用アルバムを、「2006年運動会 5年2組」とする。
本例の場合、DB104には、オーナーIDと同じ名称がそれぞれ付されている複数のオーナーIDフォルダ141と、共有用アルバム「2006年運動会 5年2組」を構成する共有アルバムフォルダ144が格納されている。各オーナーIDフォルダ141には、個人用アルバムとしてのアルバムフォルダ142が保存されている。このアルバムフォルダ142の数は、1つでもよいし、複数でもよい。
共用アルバムフォルダ144には、アルバムを共有するオーナーIDと同じ名称のオーナーIDフォルダ145を保存している。このオーナーIDフォルダ145には、共有する個人電子用アルバム146が保存され、個人アルバム146内の画像データは、同じオーナーIDフォルダ141内のアルバム142に収納されている画像データ143にリンクされている。
次に、Webサーバ103のAPP105の動作手順について図6を参照しながら説明する。図6は図1のWebサーバ103のAPP105の動作手順を示すフローチャートである。
APP105は、図6に示すように、クライアントPC102から、個人用アルバムへ画像を登録するエンティティボディ、または共有用アルバムへ個人用アルバムを追加するエンティティボディを受信するのを待つ(ステップS501,S509)。
ここで、APP105は、個人用アルバムへ画像を登録するエンティティボディを受信すると(ステップS501)、個人用アルバムに画像を登録するための処理を行い、当該画像をDB104へ保存する(ステップS502)。ここで、画像の登録先となる個人用アルバムは、受信したエンティティボディの変数ALBUMにより指定されたアルバムである。
次いで、APP105は、今回登録された画像の被写体を抽出し、当該被写体をDB104へ保存する(ステップS503)。ここで、この被写体の抽出においては、例えば人物の場合、被写体の顔に対する特徴量が、被写体を特定するための被写体特徴量として抽出される。この被写体特徴量は、画像に対応付けて保存される。そして、APP105は、上記登録された画像の被写体特徴量に基づいて、上記画像が登録された個人用アルバム内の他の画像から、上記登録された画像の被写体特徴量と同じ被写体特徴量を有する被写体を抽出する。同じ被写体が抽出されると、同じ被写体の登場回数が算出され、この登場回数の更新が行われる(ステップS504)。この登場回数の更新の詳細については、後述する。
次いで、APP105は、上記画像が登録された個人用アルバムに対応付けられた共有用アルバムが存在するか否かを判定する(ステップS511)。ここで、上記画像が登録された個人用アルバムに対応付けられた共有用アルバムが存在しない場合、APP105は、本処理を終了する。
上記ステップS511において上記画像が登録された個人用アルバムに対応付けられた共有用アルバムが存在すると判定された場合、APP105は、当該共有用アルバム内にある全ての画像に対して、被写体毎の登場回数を算出する(ステップS505)。ここでは、各画像に対応付けられている被写体特徴量に基づいて、各画像から、同じ被写体が抽出され、その登場回数が算出される。この登場回数の算出の詳細については、後述する。
次いで、APP105は、上記算出された被写体の登場回数を用いて、上記共有用アルバムに対する基準登場回数を示すしきい値(基準値)を算出する(ステップS506)。このしきい値の算出の詳細については、後述する。続いて、APP105は、上記算出されたしきい値と共有用アルバム内の各被写体の登場回数を比較し、この比較結果に基づいて全ての画像の一致度を算出する(ステップS507)。この一致度の算出処理の詳細については、後述する。そして、APP105は、上記一致度に基づいて共有用アルバム内にある画像毎の表示形態を設定するための画像表示処理を行う(ステップS508)。この画像表示処理の詳細については、後述する。
上記ステップS509においてAPP105が共有用アルバムへ個人用アルバムを追加するエンティティボディを受信すると、APP105は共有用アルバムへ個人用アルバムを追加する処理を行う(ステップS510)。そして、APP105は、上述したステップS505〜ステップS508を実行する。ここで、共有用アルバムへ追加される個人用アルバムに収納されている画像は、被写体の抽出、個人用アルバム内における当該被写体の登場回数の更新が行われている画像である。
次に、上記ステップS504の個人用アルバムの被写体の登場回数を更新する処理の詳細について図7を参照しながら説明する。図7は図6のステップS504の個人用アルバムの被写体の登場回数を更新する処理を詳細に示すフローチャートである。
上記ステップS504においては、図7に示すように、APP105は、個人用アルバムに新たに登録する画像から抽出された被写体と同じ被写体を含む画像が個人用アルバムに既に登録されているか否かを判定する(ステップS611)。ここで、新たに登録する画像の被写体と同じ被写体を含む画像が個人用アルバムに登録されていない場合、APP105は、新たに登録する画像から抽出された被写体をDB104へ保存する(ステップS612)。この場合、新たに登録する画像から抽出された被写体と同じ被写体を含む画像が登録されていないので、APP105は、当該登録する画像の被写体の登場回数を「1」回と設定する(ステップS613)。そして、APP105は、本処理を抜ける。
これに対し、上記ステップ611において新たに登録する画像の被写体と同じ被写体を含む画像が個人用アルバムに登録されていると判定された場合、APP105は、上記ステップS612をスキップしてステップS613へ進む。すなわち、APP105は、新たに登録する画像の被写体と同じ被写体の登場回数を更新する(ステップS613)。そして、APP105は、本処理を抜ける。
次に、上記ステップ505の共有アルバム内の画像から同じ被写体の登場回数を算出する処理の詳細について図8を参照しながら説明する。図8は図6のステップ505の共有アルバム内の画像から同じ被写体の登場回数を算出する処理を詳細に示すフローチャートである。
上記ステップS505においては、図8に示すように、APP105は、共有用アルバムに対応付けられた1つの個人用アルバムを選択する(ステップS621)。続いて、APP105は、選択された個人用アルバムに対応付けられている共有用アルバムの数(登録数)を取得する(ステップS622)。そして、APP105は、上記取得された共有用アルバムの登録数を用いて、選択された個人用アルバム内の被写体毎の登場回数を変更(重み付け)する(ステップS623)。この被写体の登場回数は、例えば、既に算出されている被写体の登場回数を共有アルバムの数で除算することによって重み付けされる。すなわち、被写体の登場回数は、既に算出されている被写体の登場回数を共有アルバムの数で除算した値に変更される。
次いで、APP105は、同一の被写体毎に、上記変更された被写体の登場回数に、共有用アルバム内における被写体の登場回数を加えることによって、被写体の登場回数を更新する(ステップS624)。そして、APP105は、共有用アルバムに対応付けられた個人用アルバムの全てに対するチェックが終了したか否かを判定する(ステップS625)。ここで、共有用アルバムに対応付けられた個人用アルバムの全てに対するチェックが終了した場合、APP105は、本処理を抜ける。これに対し、個人用アルバムの全てに対するチェックが終了していない場合、APP105は、上記ステップ621からの処理を繰り返す。
次に、上記ステップS506の共有用アルバムのしきい値を算出する処理の詳細について図9を参照しながら説明する。図9は図6のステップS506の共有用アルバムのしきい値を算出する処理を詳細に示すフローチャートである。
上記ステップS506においては、図9に示すように、APP105は、共有アルバム内に登場する被写体毎に、重み付け前と重み付け後の登場回数を比較する(ステップS631)。続いて、APP105は、上記比較結果に基づいて、重み付け前と重み付け後の登場回数の差が大きい順に2つの被写体を選択し、選択された2つの被写体の登場回数の平均値をしきい値とする(ステップS632)。そして、APP105は、本処理を抜ける。
次に、上記ステップS505で被写体毎に算出された登場回数について図12を参照しながら説明する。図12(a)は図6のステップS505で被写体毎に算出された被写体の登場回数の例を示す図である。図12(b)は図12(a)の被写体毎に算出された登場回数に基づいて得られた共有アルバム内に登場する各被写体の登場回数の例を示す図である。
ここでは、図12(a)に示すように、「2006年運動会5年2組」の共有用アルバム700には、「アルバムA」、「アルバムB」、「アルバムC」の3つの個人用アルバムが対応付けられているとする。「アルバムA」および「アルバムB」は、「2006年運動会5年2組」の共有用アルバムのみに対応付けられているので、これらの「アルバムA」、「アルバムB」に対する共有アルバムの登録数702は、「1」となる。「アルバムC」は、「2006年運動会5年2組」の共有用アルバム以外に、他の1つの共有アルバムにも対応付けられているので、「アルバムC」に対する共有アルバムの登録数は、「2」となる。
ここで、例えば、「アルバムC」に収納されている200枚の画像中に、「a」、「b」、「c1」、「c2」、「d」の5つの被写体704が存在するとする。そして、この場合の各被写体の登場回数705が、それぞれ、「40」、「50」、「80」、「80」、「40」であるとする。被写体毎にその登場回数705を共有アルバム登録数702で除算することによって、被写体毎の登場回数(重み付け有)706が求められる。被写体毎の登場回数(重み付け有)706は、それぞれ、「20」、「25」、「40」、「40」、「20」となる。
次いで、図12(b)に示すように、被写体704毎に各個人用アルバムの登場回数(重み付け有)706を合算したものが、共有用アルバム内の最終的な被写体の登場回数707として算出される。ここでは、各被写体「a」、「b」、「c1」、「c2」、「d」の登場回数707は、それぞれ、「120」、「135」、「110」、「40」、「20」となる。
そして、各被写体の登場回数(重み付け有)707の内、重み付け前と重み付け後の差が大きいものから順に2つの登場回数が抽出される。ここでは、被写体「c1」の登場回数708と被写体「c2」の登場回数709が抽出され、各登場回数708,709の平均値が算出される。この算出された平均値が共有用アルバムのしきい値とされる。すなわち、(110+40)/2=75が共有用アルバムのしきい値となる。その結果、しきい値より登場回数が多い被写体は、「a」、「b」、「c1」の各被写体であり、しきい値より登場回数が少ない被写体は、「c2」、「d」の各被写体となる。
次に、図6のステップS507の一致度の算出処理の詳細について図10を参照しながら説明する。図10は図6のステップS507の一致度の算出処理を詳細に示すフローチャートである。
上記ステップS507においては、図10に示すように、APP105は、共有用アルバム内において、上記算出されたしきい値より登場回数が多い被写体を抽出する(ステップS641)。次いで、APP105は、共有用アルバムから1つの画像を選択し、当該選択された画像に、上記抽出された被写体(しきい値より登場回数が多い被写体)が登場するか否かを判定する(ステップS642)。ここで、上記選択された画像に上記抽出された被写体(しきい値より登場回数が多い被写体)が登場する場合、APP105は、当該選択された画像の不一致回数(一致度)をデクリメントする(ステップS643)。この不一致回数は、デクリメントにより「0」以下になれば、「0」とされる。上記不一致回数は、上記しきい値に対する一致度、すなわち共有用アルバムに登録されている画像が共有性の高い画像であるか否かを表すための値として用いられるものである。この不一致回数が小さくなるに従い、上記しきい値に対する一致度が高くることを表すことになる。
そして、APP105は、共有用アルバム内の全ての画像に対するチェックが終了したか否かを判定する(ステップS645)。ここで、全ての画像に対するチェックが終了していなければ、APP105は、次の画像に対するチェックを行うために、上記ステップS642に戻る。これに対し、全ての画像に対するチェックが終了すると、APP105は、本処理を抜ける。
上記ステップS642において上記選択された画像に上記抽出された被写体(しきい値より登場回数が多い被写体)が登場しないと判定された場合、APP105は、選択された画像の不一致回数をインクリメントする(ステップS644)。そして、APP105は、ステップS645へ進む。
次に、図6のステップS508の画像表示処理の詳細について図11を参照しながら説明する。図11は図6のステップS508の画像表示処理を詳細に示すフローチャートである。
上記ステップS508においては、図11に示すように、APP105は、個人用アルバムが、共有用アルバムの登録数が2以上のアルバムであるか否かを判定する(ステップS651)。ここで、上記個人用アルバムは、図6のステップS501で画像の登録が通知された個人用アルバム、またはステップS509で共有用アルバムへの追加が指定された個人用アルバムである。
上記個人用アルバムが、共有用アルバムの登録数が2以上でない、すなわち1であるアルバムであると判定された場合、APP105は、この個人用アルバム内の画像毎にその不一致回数に応じた表示サイズで表示するように設定する(ステップS654)。ここで、不一致回数に応じた表示サイズとは、画像を段階的に縮小して表示するサイズをいい、不一致回数の値が大きくなるほど、表示サイズは段階的に小さくなる。表示サイズが所定サイズより小さくなると、画像は表示されない。そして、APP105は、本処理を抜ける。
上記ステップS651において上記個人用アルバムが、共有用アルバムの登録数が2以上のアルバムであると判定された場合、APP105は、上記個人用アルバムの被写体と同じ被写体を含む他の個人用アルバムの有無を判定する(ステップS652)。具体的には、共有用アルバム内において、上記個人用アルバムの被写体と同じ被写体を含む他の個人用アルバムとして、共有用アルバムの登録数が1である他の個人用アルバムが検索される。次いで、共有用アルバムの登録数が1である他の個人用アルバムがあれば、APP105は、上記個人用アルバム内の画像毎にその不一致回数に応じた表示サイズで表示するように設定する(ステップS654)。そして、APP105は、本処理を抜ける。
上記ステップS652において上記個人用アルバムの被写体と同じ被写体を含む他の個人用アルバムがないと判定された場合、APP105は、上記個人用アルバムの画像を、通常の表示サイズ(縮小なし)で表示するように設定する(ステップS653)。そして、APP105は、本処理を抜ける。
例えば、共有用アルバム内に、個人用アルバムとして、共有用アルバムの登録数が「1」である「アルバムA」と、共有用アルバムの登録数が「2」である「アルバムC」があるとする。ここで、「アルバムA」内の画像に登場する被写体が「a」のみであり、「アルバムC」内の画像に登場する被写体が「c1」のみであるとすると、「アルバムA」と「アルバムC」との間には、同じ被写体が登場しないことになる。この場合、個人用アルバムである「アルバムC」が、上記ステップS501またはステップS509で指定されたとすると、当該「アルバムC」の画像は、通常の表示サイズで表示するように設定される。よって、「アルバムC」の画像は、クライアントPC102において、通常の表示サイズで表示されることになる。これに対し、個人用アルバムである「アルバムA」が、上記ステップS501またはステップS509で指定されたとすると、当該「アルバムA」の画像は、不一致回数に応じた表示サイズで表示するように設定される。よって、「アルバムA」の画像は、クライアントPC102において、不一致回数に応じた表示サイズで表示されることになる。
また、「アルバムA」内の画像に登場する被写体が「a」、「c1」であり、「アルバムC」内の画像に登場する被写体が「c1」であるとすると、「アルバムA」と「アルバムC」との間には、共通の被写体「c1」が存在することになる。この場合、クライントPC102において、「アルバムA」の画像を表示する際には、当該画像は、不一致回数に応じたサイズで表示される。また、「アルバムC」の画像を表示する際にも、同様に、当該画像は、不一致回数に応じたサイズで表示される。
次に、クライアントPC102のWB106による、共有用アルバムを表示するためのユーザインタフェースについて図13を参照しながら説明する。図13はクライアントPC102のWB106による、共有用アルバムを表示するためのユーザインタフェース画面を示す図である。
DB104に保持されている共有用アルバムをクライアントPC102から閲覧する際には、WB106により、例えば図13に示すようなユーザインタフェース画面800が表示される。このユーザインタフェース画面800には、図13(a)に示すように、共有用アルバム「2006年運動会5年2組」内の6つの画像801〜806が表示されている。
共有用アルバム「2006年運動会5年2組」に個人用アルバム(または画像)が新たに追加されると、WB106により、図13(b)に示すようなユーザインタフェース画面810が表示される。ここでは、画像807が追加されたものとする。そして、この画像807の追加により、共有用アルバムのしきい値(被写体の登場回数)が変わり、しきい値より登場回数が少ない被写体を含む画像として、画像805が検出されたとする。すなわち、画像805の不一致回数が1回以上である場合である。この場合、画像805は、縮小されて表示されることになる。例えば、5段階の表示サイズが用意され、不一致回数が1回増す毎に、表示サイズが4/5,…,1/5,0と段階的に設定される。ここで、不一致回数が1回であると、画像805は、通常サイズ(元のサイズ)の4/5の表示サイズで表示される。さらに、別の画像が追加され、画像805に対する不一致回数が5回に達すると、その表示サイズが0になる。この場合は、ユーザインタフェース画面810は、図13(c)に示すような、画像805が表示されていないユーザインタフェース画面820へ切り換えられる。
また、画像805が表示されていない状態において、さらに別の画像が追加されたことにより、画像805の不一致回数が逆に減少すると、画像805は、現在の表示サイズより拡大されて表示される。さらに別の画像が追加されて、画像805の不一致回数がさらに減少すると、画像805は、現在のサイズから段階的に拡大されて表示され、最終的に不一致回数が0回になると、図13(a)に示すように、通常サイズ(元のサイズ)で表示される。
上記不一致回数に応じて画像の表示サイズを設定する手段としては、HTMLにおいて、例えば
<IMG src="IMG_0001.JPG" width="7" height="12">
のように、IMGタグのwidth/heightの値を段階的に設定することにより、実現される。
また、図示していないが、追加された画像の被写体のしきい値と共有用アルバムのしきい値とを比較し、不一致回数が所定回数以上である画像を集めて異なるページ、または異なるフレームページに表示するようにしてもよい。
このように、共有用アルバムに対応付けられている個人用アルバムに登録される画像、または共有用アルバムに登録される個人用アルバムの画像に対して、その共有性(不一致回数)に応じた表示サイズが設定される。よって、各オーナーが共有用アルバムを閲覧する際には、クライアントPC102において、共有性が高い画像と共有性が低い画像とを識別可能に表示することができる。すなわち、共有性が高い画像と共有性が低い画像とを識別可能な共有用アルバムを提供することができる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について図14〜図16を参照しながら説明する。図14は本発明の第2の実施の形態に係る画像表示システムが適用された電子アルバムシステムのAPP105の動作手順を示すフローチャートである。図15は図14のステップS902のアクセス回数の上位画像群から各画像の被写体の重み付け値を算出する処理を詳細に示すフローチャートである。図16はアクセス回数が多い上位の画像群から算出された各被写体の重み付け値を示す図である。
本実施の形態は、第1の実施の形態に対し、共有用アルバム内の画像のアクセス数によって画像の重み付け値を算出する点で異なる。よって、本実施の形態においては、上記第1の実施の形態と異なる点を説明し、上記第1の実施の形態と同じ処理についての説明は省略する。
APP105は、図14に示すように、クライアントPC102からのエンティティボディを受信するのを待つ(ステップS501,S509,S903)。ここで、受信を待つエンティティボディは、個人用アルバムへ画像を登録するエンティティボディ、共有用アルバムへ個人用アルバムを追加するエンティティボディ、画像へアクセスするエンティティボディのいずれかである。画像へアクセスするエンティティボディは、オーナーがクライアントPC102において、共有用アルバム内の画像に対して印刷、ダウンロードなどの操作を行う場合に発生されるものである。
ここで、画像へアクセスするエンティティボディを受信した場合、APP105は、当該エンティティボディにより指定された画像を探し出し、当該画像へのアクセス回数をインクリメントする(ステップS904)。このアクセス回数の保存先としては、例えば画像のExif情報にあるMarkerNoteの領域などが用いられる。
次いで、APP105は、アクセス処理を行う(ステップS905)。例えば、画像のダウンロードであれば、APP105は、DB104から指定された画像を取得し、取得した画像をクライアントPC102へ送信する。ここで、アクセスする画像の数は、1つでも、複数でもよい。
また、個人用アルバムへ画像を登録するエンティティボディを受信した場合、APP105は、上記第1の実施の形態と同様に、ステップS502,S502,S511を順に実行する。この場合、本実施の形態においては、共有用アルバム内の画像に対するアクセス回数によって当該画像の重み付け値が算出されるので、上記第1の実施の形態のステップS504は、削除されている。
また、共有用アルバムへ個人用アルバムを追加するエンティティボディを受信した場合、APP105は、上記第1の実施の形態と同様に、ステップS510を実行する。
このようにして受信したエンティティボディに応じた処理が行われると、APP105は、共有アルバム内の画像をアクセス回数の多い順にソートする(ステップS901)。次いで、APP105は、アクセス回数が多い上位の画像群から、それぞれに登場する被写体の登場回数に対する重み付け値を算出する(ステップS902)。ここで、アクセス回数が多い上位の画像群とは、アクセス回数が多い順にソートされた複数の画像のうち、アクセス回数が多い上位3割分の数の画像を含む画像群である。
この重み付け値の算出(ステップS902)においては、図15に示すように、APP105は、アクセス回数が多い上位の画像群に含まれる画像から、そのアクセス回数を取得する(ステップS1000)。そして、APP105は、上記アクセス回数を取得した画像の被写体を取得する(ステップS1001)。
次いで、APP105は、上記取得した被写体に対し、画像のアクセス回数分の重み付けを行い(ステップS1002)、被写体の重み付け値の合計値を算出する(ステップS1003)。そして、APP105は、アクセス回数が多い上位の画像群に含まれる画像の全てに対し、重み付け値の算出が終了したか否かを判定する(ステップS1004)。ここで、アクセス回数が多い上位の画像群に含まれる画像の全てに対し、重み付け値の算出が終了していない場合、APP105は、上記ステップS1000からの処理を繰り返す。これに対し、重み付け値の算出が終了した場合、APP105は、本処理を抜ける。
上記重み付け値の算出(ステップS902)後、APP105は、上記第1の実施の形態と同様に、ステップS506,S507,S508を順に実行する。
例えば図16(a)に示すように、「2006年運動会5年2組」の共有アルバムには、画像1100として、複数の画像IMG_0001.JPG〜IMG_0231.JPGが存在するとする。そして、画像1100毎に、アクセス回数1101、撮影時間1102、被写体1103、重み付け1104が対応付けられているとする。
ここで、画像IMG_0001.JPG,IMG_0002.JPG,IMG_0031.JPG,IMG_0135.JPG,IMG_0231.JPGのそれぞれに対するアクセス回数1101は、「45回」、「43回」、「39回」、「38回」、「2回」であるとする。なお、これ以外の画像のアクセス回数は、省力する。
また、各画像の被写体1103としては、画像IMG_0001.JPGの被写体が「a」、「b」、画像IMG_0002.JPGの被写体が「a」、「c」であるとする。また、画像IMG_0031.JPGの被写体が「c」、画像IMG_0135.JPGの被写体が「a」、画像IMG_0231.JPGの被写体が「d」であるとする。なお、これ以外の画像の被写体は、省力する。
被写体1103に対する重み付け1104としては、アクセス回数1101と同じ値が付加される。本例においては、画像IMG_0001.JPGの被写体「a」、「b」のそれぞれに重み付けとして「45」が、画像IMG_0002.JPGの被写体「a」、「c」のそれぞれに対する重み付けとして「43」が付加される。また、画像IMG_0031.JPGの被写体「c」に対しては「39」が、画像IMG_0135.JPGの被写体「a」に対しては「38」が、画像IMG_0231.JPGの被写体「d」に対しては「2」がそれぞれ重み付けとして付加される。
次いで、「2006年運動会5年2組」の共有アルバム内にある全ての画像に対して、そのアクセス回数を用いて被写体の重み付け値が算出され、被写体毎の重み付けの合計値が算出される。そして、アクセス回数が多い順にソートされた複数の画像のうち、アクセス回数が多い上位3割分の数の画像に登場する被写体毎の重み付けの合計値が算出される。
例えば図16(b)に示すように、アクセス回数が多い上位3割分の数の画像に登場する被写体毎の重み付け値の合計値として、重み付け合計1105が求められる。ここでは、被写体「a」に対する重み付け合計は、「436」、被写体「b」に対する重み付け合計は、「184」、被写体「c」に対する重み付け合計は、「245」、被写体「d」に対する重み付け合計は、「57」となる。
次いで、被写体毎に、アクセス回数が多い上位3割分の画像のうち、当該被写体を含む画像のアクセス回数の合計値とその重み付け合計の差が算出され、その差が大きい2つの被写体が抽出される。そして、抽出された2つの被写体の重み付け合計(アクセス回数が多い順にソートされた複数の画像から得られた重み付け合計)の平均値が算出され、この平均値が「2006年運動会5年2組」の共有アルバムのしきい値とされる。
本例の場合、被写体「b」と被写体「c」のそれぞれが抽出され、それぞれの重み付け合計の平均値が算出される。その平均値は、120.5(=(184+57)/2)であり、この値120.5が上記共有アルバムの被写体のしきい値とされる。この場合、上記共有アルバムのしきい値以上の画像は、被写体「a」,「b」,「c」を含む画像となる。
このように、共有用アルバムの画像へのアクセス回数に応じて、共有性が高い画像と共有性が低い画像を識別可能な共有用アルバムを提供することができる。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態について図17〜図21を参照しながら説明する。図17は本発明の第3の実施の形態に係る画像表示システムが適用される電子アルバムシステムのAPP105の動作手順を示すフローチャートである。図18は図17のステップS1201のグルーピング処理を詳細に示すフローチャートである。図19は図17のステップS1205の共有用アルバム内の各画像の特徴量を成す撮影日時・撮影場所の算出処理を詳細に示すフローチャートである。図20は図17のステップS1206の個人用アルバムに追加される画像の撮影日時・撮影場所が共有用アルバム内の画像の撮影日時・撮影場所と一致するか否かを判断する処理を詳細に示すフローチャートである。図21は共有用アルバム内の画像一覧とグルーピングした画像の撮影日時・撮影場所を示す図である。
本実施の形態は、上記第1の実施の形態に対し、個人用アルバムに登録される画像に対して、共有用アルバム内の撮影日時・撮影場所でグループ化された画像群の撮影日時・撮影場所を特徴量とする点で異なる。よって、本実施の形態においては、上記第1の実施の形態と異なる点を説明し、上記第1の実施の形態と同じ処理についての説明は省略する。
APP105は、図17に示すように、個人用アルバムへ画像を登録するエンティティボディを受信すると(ステップS501)、個人用アルバムへ指定された画像を登録するための処理を行い、当該画像をDB104へ保存する(ステップS502)。
次いで、APP105は、上記画像が登録された個人用アルバムに対応付けられた共有用アルバムが存在するか否かを判定する(ステップS511)。ここで、上記画像が登録された個人用アルバムに対応付けられた共有用アルバムが存在しない場合、APP105は、本処理を終了する。
上記個人用アルバムに対応付けられた共有用アルバムがあると判定された場合(ステップS511)、APP105は、上記個人用アルバムに新たに登録された画像をグルーピングするための処理を行う(ステップS1201)。具体的には、上記個人用アルバムに新たに登録された画像が、当該個人用アルバムに対応付けられている共有用アルバム内の撮影日時・撮影場所を用いてグループ化された各画像群のいずれか1つにグルーピングされる。このグルーピング処理の詳細については、後述する。そして、APP105は、上記個人用アルバムに対応付けられている共有用アルバムの全てに対して、新たに登録された画像のグルーピングが終了したか否かを判定する(ステップS1202)。ここで、上記新たに登録された画像のグルーピングが終了していなければ、APP105は、上記ステップS1201からの処理を繰り返す。
上記ステップS1202において上記新たに登録された画像のグルーピングが終了したと判定された場合、APP105は、上記共有用アルバム内のグルーピング後の画像群の特徴量を成す撮影日時・撮影場所を算出する(ステップS1205)。この撮影日時・撮影場所の算出処理については、後述する。そして、APP105は、個人用アルバムに対応付らけれた共有用アルバムの画像毎に撮影日時・撮影場所が、グルーピング後の画像群の特徴量を成す撮影日時・場所と合致するか否かを判断するための処理を行う(ステップS1206)。この判断処理の詳細については、後述する。
次いで、APP105は、上記判断処理の結果に基づいて、上記個人用アルバムに新たに登録された画像の表示形態を設定する(ステップS508)。具体的には、グルーピング後の画像群の特徴を成す撮影日時・撮影場所と合致しない撮影日時・撮影場所の画像は、合致する撮影日時・撮影場所の画像と異なるサイズで表示するように設定される。
次に、上記ステップS1201のグルーピング処理の詳細について図18を参照しながら説明する。
上記ステップS1201においては、図18に示すように、APP105は、今回個人用アルバムに新たに登録された画像のExif情報に記録されている撮影日時を取得する(ステップS1301)。そして、APP105は、共有用アルバム内の各画像群(既にグループ化されている画像の集合)の撮影時間範囲をそれぞれ取得する(ステップS1302)。ここで、画像群の撮影時間範囲は、当該画像群に含まれる画像の撮影時間の範囲を示すものである。例えば2006年8月12日8時0〜8時30分の撮影時間範囲の画像群の場合、当該画像群には、撮影時間が2006年8月12日8時0〜8時30分の範囲にある画像が含まれる。また、共有用アルバムに登録されている画像群(または画像)がなければ、0000年0月0日0時0分〜0000年0月0日0時00分の撮影時間範囲が設定されている。
次いで、APP105は、上記個人用アルバムに新たに登録された画像の撮影日時を含む撮影時間範囲の画像群があるか否かを判定する(ステップS1303)。ここで、個人用アルバムに新たに登録された画像の撮影日時を含む撮影時間範囲の画像群がある場合、APP105は、当該画像群に属する画像の枚数をインクリメントする(ステップS1304)。
これに対し、個人用アルバムに新たに登録された画像の撮影日時を含む撮影時間範囲の画像群がない場合、APP105は、個人用アルバムに新たに登録された画像が属する画像群(1枚の画像)を新たに作成する(ステップS1305)。そして、APP105は、新たに作成された画像群に属する画像の撮影日時に基づいて、当該画像群の撮影時間範囲を設定する(ステップS1306)。この撮時間範囲は、他の画像群の撮影時間範囲と重ならないように設定される。
上記グルーピング後の画像群の画像枚数をインクリメントした後または新たに画像群を作成した後、APP105は、新たに登録された画像のExif情報に記憶されている撮影場所を取得する(ステップS1307)。次いで、APP105は、新たに登録された画像が属する画像群内に、当該画像の撮影場所と同じ撮影場所の画像があるか否かを判定する(ステップS1308)。ここで、撮影場所が同じ画像がある場合、APP105は、画像群内で撮影場所が同じ画像の枚数をインクリメントする(ステップS1309)。そして、APP105は、本処理を抜ける。これに対し、撮影場所が同じ画像がない場合、APP105は、画像群内で、新たに登録された画像の撮影場所を追加する(ステップS1310)。そして、APP105は、本処理を抜ける。
上記ステップS1205の共有用アルバムの特徴量を成す撮影日時・撮影場所の算出処理について図19を参照しながら詳細に説明する。
上記ステップS1205においては、図19に示すように、APP105は、しきい値以上の1または複数の画像群を選出する(ステップS1330)。ここで、上記しきい値は、共有用アルバムの全画像枚数を当該共有用アルバム内の画像群数で除算した値であり、当該しきい値より多い枚数の画像を有する画像群が選出される。この選出された1または複数の画像群は、共有用アルバムの特徴量とする撮影日時を代表する画像群となる。
次いで、APP105は、選出された1または複数の画像群から、最も多い撮影場所を抽出する(ステップS1331)。この抽出された撮影場所は、共有用アルバムの特徴量を成す撮影場所となる。そして、APP105は、本処理を抜ける。
次に、上記ステップS1206の判断処理について図20を参照しながら説明する。
上記ステップS1206においては、図20に示すように、APP105は、APP105は、上記ステップS1205で共有用アルバムの特徴量として、選出された画像群から求められた撮影日時・撮影場所を取得する(ステップS1360)。次いで、APP105は、共有アルバム内の画像毎に、そのExif情報に記憶されている撮影日時と撮影場所が、それぞれ、共有用アルバムの特徴量を成す撮影日時および撮影場所に合致する画像であるか否かを判定する(ステップS1361)。ここで、上記しきい値以上の枚数の画像を有する画像群のいずれかの撮影時間範囲に収まる撮影日時の画像であれば、当該画像は、撮影日時に関して合致する画像であると判定される。また、共有用アルバムの特徴量を成す撮影場所と同じ撮影場所の画像であれば、当該画像は、撮影場所に関して合致する画像であると判定される。
上記ステップS1361において共有用アルバムの特徴量の撮影日時と撮影場所のそれぞれと合致する画像であると判定された場合、APP105は、不一致回数をデクリメントする(ステップS1362)。これに対し、共有用アルバムの特徴量と合致しない画像であると判定された場合、APP105は、不一致回数をインクリメントする(ステップS1362)。
次いで、APP105は、共有用アルバム内の全ての画像のチェックが終了したか否かを判定し(ステップS1363)、このチェックが終了していない場合、上記ステップS1361からの処理を繰り返す。これに対し、上記チェックが終了した場合、APP105は、本処理を抜ける。
ここで、複数の画像を有する共有用アルバムの特徴量(撮影日時および撮影場所)の算出例について図21を参照しながら説明する。
ここでは、図21(a)に示すように、共有用アルバム内には、画像1410として、複数の画像IMG_0001.JPG〜IMG_9999.JPGが登録されているとし、その枚数は、1000枚であるとする。そして、各画像のExif情報には、撮影日時1411、撮影場所1412、Ev値、撮影モード、カメラ機種名などが記録されているものとする。
共有アルバム内の各画像は、撮影日時を用いてグルーピングされる。その結果、図21(b)に示すように、撮影日時「2006/08/12 08:00〜08:30」、「2006/08/12 08:30〜09:00」、…の各画像群が得られるものとする。また、各画像群に属する複数の画像の撮影場所としては、等々力1401、溝の口1402、小杉1403、みなとみらい1404、…の各場所に分類されるものとする。
この共有用アルバムを代表する画像群を選出するために、上記しきい値1413(=共有用アルバムの全画像枚数を当該共有用アルバム内の画像群数で除算した値)が算出される。ここで、例えば共有用アルバム内の画像の枚数を1000枚とし、画像群の数が50個であるとすると、しきい値1413は、1000/50=20枚となる。よって、20枚以上の画像を有する複数の画像群が選出される。この選出された各画像群の撮影時間範囲が、共有用アルバムの特徴量を成す撮影日時になる。本例の場合、撮影日時「2006/08/12 08:00〜08:30」〜「2006/08/12 10:30〜11:00」の各画像群が選出され、これらの画像の撮影日時が共有用アルバムの特徴量を成す撮影日時となる。
次いで、選出された画像群から、最も多い撮影場所が求められ、この求められた撮影場所が共有用アルバムの特徴量を成す撮影場所となる。本例の場合、最も多い撮影場所として、等々力1401が求められる。
このようにして算出された共有用アルバムの特徴量を成す撮影日時・撮影場所を用いて、共有用アルバム内の画像毎に、その撮影日時・場所が上記特徴量と合致する画像であるか否かが判断され、この判断結果に応じて画像の表示形態が設定される。
例えば複数のオーナーが所有する「5年2組」の共有用アルバムがあるとする。5年2組の生徒が競技の最中には、各オーナーは、当該生徒を、略同一の日時・場所で撮影する可能性が高い。すなわち、共有用アルバムには、略同一の日時・場所で撮影された多数の画像が登録される可能性が高い。その結果、上記共有用アルバムを閲覧する際には、上記多数の画像は、表示される。
これに対し、上記共有用アルバムに、競技している3年1組の生徒の画像が登録されていても、当該生徒の画像の枚数は少ないので、当該画像は、共有用アルバムの特徴量と合致しない画像であると判断される。その結果、当該画像は、表示されなくなる。
よって、共有性が高い画像と共有性が低い画像を識別可能な共有用アルバムを提供することができる。
本実施の形態においては、個人用アルバムへ画像が登録される場合を説明したが、上記第1の実施の形態のように個人用アルバムを共有用アルバムへ追加する場合も、同様に、個人用アルバムに収納されている画像毎に表示形態が設定される。
また、図示していないが、撮像設定条件(Ev値など)や撮影モード(スポーツモードなど)の各情報を、共有用アルバムの特徴量として算出し、各画像が当該特徴量に合致しているか否かに応じて、画像の表示形態を変えるようにしてもよい。
例えば、5年2組の生徒が徒競走を行っている最中に、5年2組を撮影した画像は、シャッタースピードが速いスポーツモードで撮影するオーナーが多い。これに対し、3年1組の生徒は、競技開始を待つ状態にあると、当該生徒をスポーツモードで撮影する必要がなく、別のモードで撮影する可能性が高い。よって、共有用アルバムの特徴である撮影日時・場所に対し、さらにスポーツモードを特徴の1つとして加味するようにしてもよい。
また、本発明の目的は、以下の処理を実行することによって達成される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す処理である。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、次のものを用いることができる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等である。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現される場合も本発明に含まれる。加えて、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、前述した実施形態の機能が以下の処理によって実現される場合も本発明に含まれる。即ち、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行う場合である。
本発明の第1の実施の形態に係る画像表示システムが適用される電子アルバムシステムの構成を示すブロック図である。 図1のクライアントPC102のWB106を用いてDB104に保存されている個人用アルバムを閲覧する際のユーザインタフェース画面の一例を示す図である。 図1のクライアントPC102のWB106を用いてDB104上に共有用アルバムを作成する際のユーザインタフェース画面の一例を示す図である。 図1のクライアントPC102のWB106を用いてDB104に保存されている共有用アルバムに個人用アルバムを作成する際のユーザインタフェース画面の一例を示す図である。 図1のDB104に格納されているファイル構成を模式的に示す図である。 図1のWebサーバ103のAPP105の動作手順を示すフローチャートである。 図6のステップS504の個人用アルバムの被写体の登場回数を更新する処理を詳細に示すフローチャートである。 図6のステップ505の共有アルバム内の画像から同じ被写体の登場回数を算出する処理を詳細に示すフローチャートである。 図6のステップS506の共有用アルバムのしきい値を算出する処理を詳細に示すフローチャートである。 図6のステップS507の一致度の算出処理を詳細に示すフローチャートである。 図6のステップS508の画像表示処理を詳細に示すフローチャートである。 (a)は図6のステップS505で被写体毎に算出された被写体の登場回数の例を示す図である。(b)は図12(a)の被写体毎に算出された登場回数に基づいて得られた共有アルバム内に登場する各被写体の登場回数の例を示す図である。 クライアントPC102のWB106による、共有用アルバムを表示するためのユーザインタフェース画面を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る画像表示システムが適用される電子アルバムシステムのAPP105の動作手順を示すフローチャートである。 図14のステップS902のアクセス回数の上位画像群から各画像の被写体の重み付け値を算出する処理を詳細に示すフローチャートである。 アクセス回数が多い上位の画像群から算出された各被写体の重み付け値を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る画像表示システムが適用される電子アルバムシステムのAPP105の動作手順を示すフローチャートである。 図17のステップS1201のグルーピング処理を詳細に示すフローチャートである。 図17のステップS1205の共有用アルバム内の各画像の特徴量を成す撮影日時・撮影場所の算出処理を詳細に示すフローチャートである。 図17のステップS1206の個人用アルバムに追加される画像の撮影日時・撮影場所が共有用アルバム内の画像の撮影日時・場所と一致するか否かを判断する処理を詳細に示すフローチャートである。 共有用アルバム内の画像一覧とグルーピングした画像の撮影日時・撮影場所を示す図である。
符号の説明
1 デジタルカメラ
102 クライアントPC
103 Webサーバ
104 データベース(DB)
105 APP
106 WebBrowser(WB)
107 AddOn

Claims (11)

  1. 個人用画像を登録する個人用画像登録手段と、
    前記個人用画像登録手段と対応付けられ、前記個人用画像登録手段に登録されている個人用画像を共有用画像として登録する共有用画像登録手段と、
    個人用画像毎にその特徴量を算出する特徴量算出手段と、
    前記共有用画像登録手段に共有用画像として登録されている個人用画像毎に算出された特徴量に基づいて、特徴量の基準値を算出する基準値算出手段と、
    前記共有用画像登録手段に共有用画像として登録されている個人用画像毎にその特徴量と前記基準値との一致度を算出する一致度算出手段と、
    前記共有用画像登録手段に共有用画像として登録されている個人用画像毎に算出された一致度に応じて、該個人用画像毎にその表示形態を設定する表示形態設定手段と
    を備えることを特徴とする画像表示システム。
  2. 前記表示形態設定手段は、前記一致度が所定値以下の個人用画像に対する表示形態として、該個人用画像を表示しない形態を設定することを特徴とする請求項1に記載の画像表示システム。
  3. 前記表示形態設定手段は、前記一致度が予め設定されている所定値以下である個人用画像に対する表示形態として、前記一致度が前記所定値を超える個人用画像の表示領域と異なる表示領域において前記一致度が前記所定値以下である個人用画像を表示する形態を設定することを特徴とする請求項2に記載の画像表示システム。
  4. 前記表示形態設定手段は、前記個人用画像毎に算出された一致度に応じて、該個人用画像毎の表示サイズを設定することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の画像表示システム。
  5. 前記基準値算出手段は、前記共有用画像登録手段に共有用画像として個人用画像が新たに登録されると、該新たに登録される個人用画像に対して算出された特徴量と前記共有用画像登録手段に既に登録されている個人用画像毎に算出された特徴量とに基づいて、前記基準値を更新することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の画像表示システム。
  6. 前記特徴量算出手段は、個人用画像毎に登場する被写体の登場回数を前記特徴量として算出し、
    前記基準値算出手段は、前記算出された被写体毎の登場回数に基づいて、基準登場回数を前記基準値として算出し、
    前記一致度算出手段は、前記共有用画像登録手段に共有用画像として登録されている個人用画像毎に、前記算出された基準登場回数を超える登場回数の被写体が含まれるか否かに応じて、前記個人用画像毎の一致度を算出することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の画像表示システム。
  7. 前記特徴量算出手段は、個人用画像毎に含まれる少なくとも1つの被写体および該個人用画像に対するアクセス回数を前記特徴量として算出し、
    前記基準値算出手段は、前記共有用画像登録手段に共有用画像として登録されている個人用画像毎に算出された被写体およびアクセス回数に基づいて、基準アクセス回数を前記基準値として算出し、
    前記一致度算出手段は、前記共有用画像登録手段に共有用画像として登録されている個人用画像毎に前記基準アクセス回数を超えるアクセス回数の被写体が含まれるか否かに応じて、前記個人用画像毎の一致度を算出することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の画像表示システム。
  8. 前記特徴量算出手段は、個人用画像毎に、撮影情報を特徴量として算出し、
    前記基準値算出手段は、前記共有用画像登録手段に共有用画像として登録された個人用画像毎に算出された撮影情報に基づいて、基準撮影情報を前記基準値として算出し、
    前記一致度算出手段は、前記共有用画像登録手段に共有用画像として登録されている個人用画像毎にその撮影情報が前記算出された基準撮影情報に含まれるか否かに応じて、前記個人用画像毎の一致度を算出することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の画像表示システム。
  9. 前記特徴量算出手段は、前記個人用画像登録手段に登録されている個人用画像が異なる複数の共有用画像登録手段に登録される場合に、該個人用画像の特徴量を重み付けして算出することを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載の画像表示システム。
  10. 個人用画像を登録する個人用画像登録手段と、前記個人用画像登録手段と対応付けられ、前記個人用画像登録手段に登録されている個人用画像を共有用画像として登録する共有用画像登録手段とを有する画像表示システムの画像表示方法であって、
    個人用画像毎にその特徴量を算出する特徴量算出工程と、
    前記共有用画像登録手段に共有用画像として登録されている個人用画像毎に算出された特徴量に基づいて、特徴量の基準値を算出する基準値算出工程と、
    前記共有用画像登録手段に共有用画像として登録されている個人用画像毎にその特徴量と前記基準値との一致度を算出する一致度算出工程と、
    前記共有用画像登録手段に共有用画像として登録されている個人用画像毎に算出された一致度に応じて、該個人用画像毎にその表示形態を設定する表示形態設定工程と
    を備えることを特徴とする画像表示方法。
  11. 個人用画像を登録する個人用画像登録手段と、前記個人用画像登録手段と対応付けられ、前記個人用画像登録手段に登録されている個人用画像を共有用画像として登録する共有用画像登録手段とを有する画像表示システム上でコンピュータにより実行されるプログラムであって、
    個人用画像毎にその特徴量を算出する特徴量算出モジュールと、
    前記共有用画像登録手段に共有用画像として登録されている個人用画像毎に算出された特徴量に基づいて、特徴量の基準値を算出する基準値算出モジュールと、
    前記共有用画像登録手段に共有用画像として登録されている個人用画像毎にその特徴量と前記基準値との一致度を算出する一致度算出モジュールと、
    前記共有用画像登録手段に共有用画像として登録されている個人用画像毎に算出された一致度に応じて、該個人用画像毎にその表示形態を設定する表示形態設定モジュールと
    を備えることを特徴とするプログラム。
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