JP2008096568A - Disassembling method of plasma display device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、プラズマディスプレイ装置の解体方法に関するものである。 The present invention relates to a method for disassembling a plasma display device.
プラズマディスプレイ装置は、複数の電極などが形成された一対のガラス基板を、間に放電空間が形成されるように配置して周辺部を封着部材で封着してなるプラズマディスプレイパネル(PDP)と、このPDPを保持する金属製のシャーシと、このシャーシに取り付けられPDPを駆動するための電気回路とで表示ユニットを構成し、この表示ユニットを筺体に収容することにより構成されている。そして、PDPとシャーシとの間には熱伝導性を有するシートが設けられており、PDPとシャーシとはシートを介して接着固定されている。 A plasma display apparatus is a plasma display panel (PDP) in which a pair of glass substrates on which a plurality of electrodes and the like are formed are arranged so that a discharge space is formed between them and a peripheral part is sealed with a sealing member. And a metal chassis that holds the PDP and an electric circuit that is attached to the chassis and drives the PDP. The display unit is housed in a housing. A sheet having thermal conductivity is provided between the PDP and the chassis, and the PDP and the chassis are bonded and fixed via the sheet.
また、資源の有効利用などの観点から家電製品のリサイクルが重要視されてきており、プラズマディスプレイ装置のリサイクル技術についても検討されている。プラズマディスプレイ装置をリサイクルする場合、PDPとシートとシャーシとが接着されて一体となった状態のPDPユニットを、PDPとシートとシャーシとに分離する必要がある。例えば特許文献1には、PDPユニットを加熱炉で加熱した後、解体装置の分離機構に取り付け、V状先端部を有した板状あるいは棒状の分離部材をPDPとシャーシとの接合部に挿入し、この分離部材の挿入に連動してシャーシをPDPから引き離す力を付与することでシャーシとPDPを分離することが記載されている。ここで解体装置の分離機構では、PDPの前面パネルを真空吸着などにより保持板に保持している。
しかしながら、加熱して高温となっているPDPユニットは温度分布むらなどの影響により熱変形しているため、V状先端部を有する分離部材をPDPとシャーシとの接合部に挿入するときに、分離部材によってPDPに局部的な変形力が作用してPDPに割れやクラックが発生することがあった。分離したPDPはその後の工程においてさらに解体され、ガラス基板上に形成された電極などを研磨によって除去して素ガラスにする。PDPに割れやクラックが発生すると、ガラス基板を素ガラスにする工程での作業が困難になる場合や、その作業効率の低下を招いていた。 However, since the PDP unit heated to a high temperature is thermally deformed due to the influence of uneven temperature distribution or the like, when the separation member having the V-shaped tip is inserted into the joint between the PDP and the chassis, the separation is performed. In some cases, local deformation force acts on the PDP by the member to cause cracks or cracks in the PDP. The separated PDP is further disassembled in a subsequent process, and an electrode formed on the glass substrate is removed by polishing to form a raw glass. When cracks or cracks occur in the PDP, it is difficult to work in the process of making the glass substrate into a raw glass, or the work efficiency is lowered.
本発明は上記問題を解決し、PDPの割れやクラックを発生することなく容易にPDPとシャーシとを分離する方法を提供することを目的とするものである。 An object of the present invention is to solve the above problems and to provide a method for easily separating a PDP and a chassis without causing cracks or cracks in the PDP.
上記目的を達成するために、本発明は、プラズマディスプレイパネルとシャーシとがシートを介して接合してなるディスプレイユニットを有するプラズマディスプレイ装置の解体方法において、前記ディスプレイユニットを加熱する工程と、金属繊維を形成した傾斜面を有するユニット支持手段に、前記プラズマディスプレイパネルの表面が前記金属繊維に接するように、加熱した前記ディスプレイユニットをセットする工程と、前記プラズマディスプレイパネルの上端部を前記ユニット支持手段に保持する工程と、前記シャーシの上端部が前記プラズマディスプレイパネルから離れるように前記シャーシに力を作用させて前記シャーシと前記プラズマディスプレイパネルとを分離する工程とを有することを特徴とするプラズマディスプレイ装置の解体方法である。 In order to achieve the above object, the present invention provides a method for disassembling a plasma display device having a display unit in which a plasma display panel and a chassis are joined via a sheet, a step of heating the display unit, and a metal fiber Setting the heated display unit so that the surface of the plasma display panel is in contact with the metal fiber on the unit support means having an inclined surface formed with the upper surface of the plasma display panel and the unit support means And a step of separating the chassis and the plasma display panel by applying a force to the chassis so that an upper end portion of the chassis is separated from the plasma display panel. It is a method of disassembling the location.
本発明によれば、パネルとシートとシャーシとをパネル割れを発生することなく、容易に分解することが可能になり、パネルガラスのリサイクル率が向上し、資源の有効利用を高めることができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, it becomes possible to decompose | disassemble a panel, a sheet | seat, and a chassis easily, without generating a panel crack, the recycle rate of panel glass improves, and it can raise the effective use of resources.
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
まず、プラズマディスプレイ装置を構成するPDPの構造について図1を用いて説明する。図1に示すように、ガラス製の前面基板(前面側の基板)1上には、ストライプ状の走査電極2とストライプ状の維持電極3とで対をなす表示電極4が複数形成され、その表示電極4を覆うように誘電体層5が形成され、その誘電体層5上には保護層6が形成されている。
First, the structure of the PDP constituting the plasma display device will be described with reference to FIG. As shown in FIG. 1, a plurality of
また、ガラス製の背面基板(背面側の基板)7上にはストライプ状のアドレス電極8が複数形成され、アドレス電極8を覆うように誘電体層9が形成されている。アドレス電極8間の誘電体層9上には、アドレス電極8と平行に複数の隔壁10が配置され、この隔壁10の側面および誘電体層9の表面に赤色、緑色または青色に発光する蛍光体層11が形成されている。
A plurality of striped address electrodes 8 are formed on a glass rear substrate (back substrate) 7 and a dielectric layer 9 is formed so as to cover the address electrodes 8. On the dielectric layer 9 between the address electrodes 8, a plurality of
これらの前面基板1と背面基板7とは、表示電極4とアドレス電極8とが直交するように対向配置されて周囲が封止され、基板間には微小な放電空間が形成される。この放電空間には、例えばネオンとキセノンの混合ガスが放電ガスとして封入されている。また、表示電極4とアドレス電極8とが交差する位置にそれぞれ放電セルが設けられる。
The front substrate 1 and the rear substrate 7 are arranged so as to face each other so that the
このような構成のPDPにおいては、走査電極2に走査パルスを印加するとともにアドレス電極8に書き込みパルスを印加することにより、アドレス電極8と走査電極2の間でアドレス放電を行い、表示すべき放電セルを選択した後、走査電極2と維持電極3との間に、極性が交互に反転する周期的な維持パルスを印加することにより、走査電極2と維持電極3との間で維持放電を行い、画像表示を行っている。
In the PDP having such a configuration, by applying a scan pulse to the
図2は、図1を用いて説明した構造のPDPを組み込んだプラズマディスプレイ装置の全体構成の一例を示したものである。 FIG. 2 shows an example of the overall configuration of a plasma display device incorporating the PDP having the structure described with reference to FIG.
図2において、PDP12を収容する筐体は、前面カバー13と金属製の背面カバー14とから構成され、前面カバー13の開口部には光学フィルターおよびPDP12の保護を兼ねたガラスなどからなる前面枠15が配置されている。この前面枠15には電磁波の不要輻射を抑制するために、例えば銀蒸着が施されている。また、背面カバー14には、PDP12などで発生した熱を外部に放出するための複数の通気孔14aが設けられている。
In FIG. 2, a housing that accommodates the
PDP12の背面側には、このPDP12を保持するアルミニウムなどからなるシャーシ16が熱伝導性のシート17を介して接合され、そしてシャーシ16の背面側には、PDP12を表示駆動するための複数の回路基板18が取り付けられており、これにより表示ユニットが構成されている。回路基板18は、PDP12の表示駆動とその制御を行うための電気回路を備えており、PDP12の縁部に設けられた電極端子に、シャーシ16の四辺の縁部を越えて延びる複数のフレキシブル配線板(図示せず)によって電気的に接続されている。また、シャーシ16の背面には、回路基板18の固定や、バックカバー14を固定するためのボス部16aがダイカストなどによる一体成型により突設されている。なお、このシャーシ16は、アルミニウム平板に固定ピンを固定して構成してもよい。なおシート17は、PDP12で発生した熱をシャーシ16に効率よく伝え、放熱を行うためのものであり、シート17の少なくとも表面は接着性を有しており、PDP12およびシャーシ16のそれぞれとシート17とが接着されている。すなわち、PDP12の背面基板7にはシート17を介してシャーシ16が接着されている。
A
次に、このようなプラズマディスプレイ装置の解体方法について、図3に示す解体工程フロー図を用いて説明する。 Next, a method for disassembling such a plasma display device will be described with reference to a disassembly process flowchart shown in FIG.
図3において、20は廃棄されたプラズマディスプレイ装置(廃棄ディスプレイ)からPDP12、シート17およびシャーシ16(図2参照)が一体となったPDPユニット(ディスプレイユニット)を取り出す前処理工程、21はPDPユニットをPDP12とシャーシ16とシート17に分離するシャーシ分離工程、22はPDP12を前面基板1と背面基板7とに分離する基板分離工程、23は前面基板1上に形成された表面層(走査電極2、維持電極3、誘電体層5、保護層6)を除去する表面層除去工程、24は背面基板7上に形成された表面層(アドレス電極8、誘電体層9、隔壁10、蛍光体層11)を除去する表面層除去工程である。以下、これらの各工程について説明する。
In FIG. 3,
廃棄ディスプレイは、まず前処理工程20に送られる。この工程では、図2に示した前面カバー13と背面カバー14とからなる筐体からPDP12の部分を取り出し、回路基板18などを取り外す。また、PDP12の電極端子に接続されたフレキシブルプリント基板(FPC)を、PDP12の端部に沿って切断することにより、PDP12の周囲のFPCを除去する。これによって、PDP12、シート17およびシャーシ16が一体となった状態のPDPユニットが取り出される。なお、この工程で分離された筐体を構成するガラス、金属あるいは回路基板などは、それぞれ洗浄などの簡単な処理の後、再生工程に送られる。
The waste display is first sent to the
前処理工程20において取り出されたPDPユニットはシャーシ分離工程21へ送られ、PDP12とシャーシ16とシート17とに分離される。その分離方法については後で説明する。
The PDP unit taken out in the
シャーシ分離工程21において取り出されたPDP12は、基板分離工程22へ送られる。PDP12は、前面基板1と背面基板7とを、その周辺部においてフリットガラスよりなる封着部材によって接合して構成されている。また、前面基板1上に形成された保護層6と背面基板7上に形成された隔壁10とは接合されたものではなく、封着部材で接合された封着部分をPDP12から切り取ると、前面基板1と背面基板7とに分かれる構成となっている。基板分離工程22では、PDP12を封着部分の内側の位置で切断することにより、封着部材が形成された周辺部と、周辺部を除いた前面基板1と、周辺部を除いた背面基板7とに分離する。
The
基板分離工程22において得られた前面基板1上には走査電極2、維持電極3、誘電体層5および保護層6からなる表面層が形成されているので、表面層除去工程23において前面基板1上の表面層を除去することにより、表面に何も形成されていない状態の前面基板1(素ガラスの基板)を得る。例えば、表面にダイヤモンド砥粒が設けられた円盤状の砥石を用いて前面基板1上の表面層を研磨することにより、表面層を除去することができる。
On the front substrate 1 obtained in the
また、基板分離工程22において得られた背面基板7上にはアドレス電極8、誘電体層9、隔壁10および蛍光体層11からなる表面層が形成されているので、表面層除去工程24において背面基板7上の表面層を除去する。ここで、背面基板7上の表面層は、表面層除去工程23において前面基板1上の表面層を除去する方法と同じ方法を用いて除去することができる。
Further, since the surface layer composed of the address electrode 8, the dielectric layer 9, the
以上のようにして得られた前面基板1および背面基板7は表面に何も形成されていない状態のガラス基板となっているので、このガラス基板を粉砕してカレット化することにより、ガラス製造の原料として使用することができる。したがって、ガラス基板のリサイクル率を高めることができる。 Since the front substrate 1 and the back substrate 7 obtained as described above are glass substrates in which nothing is formed on the surface, the glass substrate is pulverized to form a cullet. Can be used as a raw material. Therefore, the recycling rate of the glass substrate can be increased.
次に、前述したシャーシ分離工程21において、PDPユニットをPDP12とシャーシ16とシート17とに分離する方法について図面を用いて説明する。
Next, a method of separating the PDP unit into the
図4に示すように、PDP12とシャーシ16とがシート17を介して接合したPDPユニットの周囲にカバー部材25を取り付ける。図4はPDP12の側からPDPユニットを見た平面図である。カバー部材25は金属板をU字形に折り曲げて構成しており、カバー部材25によってPDP12の周辺部を囲うようにしている。ここではPDP12の4辺にカバー部材25を装着しており、PDP12の各辺において各辺のほぼ全体をカバー部材25で覆うようにしている。また、カバー部材25の一端がPDP12とシャーシ16との隙間に入り込むようにしている。
As shown in FIG. 4, a
次に、図5に示すように、カバー部材25を装着したPDPユニットを加熱装置26内にセットし、所定時間にわたりPDPユニットを加熱する。加熱温度と加熱時間は使用しているシート17の種類などにより異なるが、本実施の形態では温度を200℃〜280℃に設定し、加熱時間は約25分として実施した。加熱方式としては熱風循環方式を用いており、加熱装置26が所定温度に到達した状態で上記のPDPユニットを加熱装置26内に投入し加熱する。加熱装置26内では、PDPユニットはPDP12を上側にして支持台27上に載置されており、支持台27はシャーシ16を支持するものである。なお、26aは加熱装置の内壁である。
Next, as shown in FIG. 5, the PDP unit equipped with the
加熱装置26での加熱が終了すると、PDPユニットを加熱装置26から取り出して図6に示すようにユニット支持手段28にセットする。ユニット支持手段28は傾斜面28aを有しており、その傾斜面28aと水平面との成す角度である傾斜角度(θ)を80度に設定している。また、傾斜面28aにはステンレスなどからなる金属繊維を形成しており、弾性を有している。すなわち、傾斜面には金属繊維を編んで作製された弾性を有する金属シート29を形成しており、金属シート29の厚みは約5〜10mm程度である。図6は、PDP12の表面が傾斜面28aの金属シート29に接するように、約200℃〜280℃に達したPDPユニットのPDP12をユニット支持手段28にセットした状態である。
When the heating in the
ユニット支持手段28の傾斜面28aに金属繊維からなる金属シート29を設けると、高温に加熱されたPDP12が直接、金属シート29に接触しても、金属繊維の表面は瞬時に温度が上がるため、金属シート29とPDP12との温度差によるパネル割れが発生することが無くなる。すなわち、PDP12が割れることなく、高温のPDP12を常温の金属シート29が設けられたユニット支持手段28にセットすることが可能であり、PDP12の割れ防止のためにユニット支持手段28をPDP12と同程度の温度に加熱しておく必要が無い。
When the
加熱装置26から取り出した直後は高温でありシート17は粘着力が低下している。図6に示す状態からPDP12とシャーシ16との分解を開始する。図7は分解工程図であり、図6に示したようにPDPユニットをユニット支持手段28にセットした後、図7に示すように、剛性を有するU字型の保持部材30をPDP12の上端部とユニット支持手段28の上端部をまたぐように装着する。本実施の形態ではPDP12の周辺部にカバー部材25を装着しているので、このカバー部材25もまたぐように保持部材30を装着している。すなわち、保持部材30の一端部をPDP12とシャーシ16との間(ここではカバー部材25とシャーシ16との間)に挿入し、保持部材30の他端部をユニット支持手段28の背面に位置させる。このように保持部材30を装着することにより、PDP12の上端部とユニット支持手段28の上端部との間に、所定距離(例えば1mm)よりも大きい隙間があくことの無いように、PDPユニットの矢印C方向(ユニット支持手段28から離れる方向)への動きを規制することができる。すなわち、保持部材30によってPDP12の上端部をユニット支持手段28に保持することができる。
Immediately after taking out from the
図8は図7においてB方向から見たときの図である。保持部材30をPDP12の辺に沿って3個装着している。保持部材30は1個の長尺形状であってもよく、複数個であってもよい。保持部材30はPDP12の上方から簡単にPDP12とシャーシ16との狭い空間にセットすることが可能である。この方法によれば、高温のPDP12をユニット支持手段28に保持することが短時間にできるため、作業性に優れている。保持部材30はU字状の形状以外にクリップ式にして挟むような構成にしてもよい。
FIG. 8 is a view when seen from the B direction in FIG. Three holding
次に、図7の状態から、シャーシ16の上端部に対して矢印C方向に剥離力を作用させる。PDP12は保持部材30によりユニット支持手段28に保持されていて動きが規制されるため、シャーシ16を矢印C方向に離間しても、PDP12はほとんど動かない。このため、シャーシ16の上端部に剥離力を加えるとシャーシ16はPDP12から剥離する。また、カバー部材25をセットした状態で保持部材30を装着しており、シャーシ16の剥離時に保持部材30にかかる力がカバー部材25に作用するため、PDP12への直接的な力が作用することが抑制される。このため、PDP12の局所割れの発生を防止することができる。さらに、PDP12の上端部に保持部材30を長手方向にほぼ均等に配置した場合には、シャーシ16の剥離時に局部的な力がPDP12にほとんど作用することがないため、PDP12が割れることを効果的に抑制することができる。
Next, a peeling force is applied in the direction of arrow C to the upper end of the
一方、シャーシ16は傾斜角度が80度の傾斜状態にセットするため、シャーシ16の自重の分力は垂直方向が大きく、水平方向が小さくなる。シャーシ16の上端部に加える剥離力はほぼ水平方向の力であるため、シャーシ16の自重は剥離力にほとんど影響を与えることがなく、小さな剥離力を加えることでシャーシ16を剥離できる。また、ユニット支持手段28を傾斜面にしているため、PDPユニットをユニット支持手段28にセットするための作業は、PDPユニットを傾斜面に立てかけるだけで済む利便性も得られる。金属シート29は弾性体であるため、PDP12をセットする時に多少の衝撃を吸収するため、立てかける作業の際にパネル割れが発生する可能性も極めて少ない。
On the other hand, since the
図9はシャーシ16がシート17から剥離した状態を示す図である。シート17がPDP12側に残っている場合には、手で容易にシート17をPDP12から剥離できる。図10はシート17をPDP12の上端部側から剥離する状態を示す図である。図11はシート17の剥離が完了した状態を示す図である。この図11に示す状態で10分程度放置して自然冷却するとPDP12の温度が常温まで下がる。常温で保持部材30とカバー部材25をPDP12から取り外す。以上のように、PDPユニットを加熱する工程において、PDP12の周辺端部を覆うようにカバー部材25を装着した状態でPDPユニットを加熱し、その後、シャーシ16とPDP12とを分離する工程を行った後、カバー部材25をPDP12から取り外す。
FIG. 9 is a view showing a state where the
以上で説明したようなシャーシ分離工程21における各工程を行うことにより、PDPユニットを、PDP12とシャーシ16とシート17とに分離することができる。
By performing each step in the
シャーシ分離工程21における各工程において、PDP12の周辺部にカバー部材25を装着していないと、加熱装置26からPDPユニットを取り出した時にPDP12の端部が急冷されることで熱歪が生じ、その熱歪によってパネル割れが生じることがある。しかし、本実施形態では、PDP12の周辺部にカバー部材25を装着しているので、パネル割れを防止する効果がある。
In each step of the
また、ユニット支持手段28の傾斜面の傾斜角度(θ)は、PDPユニットを傾斜面にセットするときのPDPユニットのセットしやすさと、シャーシ16をPDP12から分離するときの分離のしやすさを考慮して設定すればよい。θが小さくなれば、シャーシ16をPDP12から分離するときに必要な、シャーシ16に作用させる力が大きくなり、分離作業が大変になるので、θは60度以上が好ましい。
In addition, the inclination angle (θ) of the inclined surface of the unit support means 28 indicates the ease of setting the PDP unit when setting the PDP unit on the inclined surface and the ease of separation when separating the
以上のようにPDPとシートとシャーシを容易に分解することが可能であり、プラズマディスプレイ装置をリサイクルする際に有用である。 As described above, the PDP, the sheet, and the chassis can be easily disassembled, which is useful when recycling the plasma display device.
12 プラズマディスプレイパネル
16 シャーシ
17 シート
21 シャーシ分離工程
25 カバー部材
26 加熱装置
27 支持台
28 ユニット支持手段
29 金属シート
30 保持部材
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