JP2008096463A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コスト化が可能な液晶表示装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 アレイ基板10と対向基板20との間に液晶層30を保持し画像を表示する表示エリアDAを有する液晶表示パネル1と、アレイ基板10において表示エリアDAに対応して配置された信号線Y1〜Y(n−1)、及び、表示エリアDAに隣接して配置されたダミー配線Ynと、信号線Y1〜Y(n−1)に信号を出力する駆動用ICチップSD1〜SD4と、所定電圧を出力する電源部110を備えた駆動回路基板100と、アレイ基板10と駆動回路基板100とを電気的に接続するフレキシブル基板FS1〜FS4と、を備え、フレキシブル基板FS4は、電源部110とダミー配線Ynとを接続するパスラインPLnを備えたことを特徴とする。
【選択図】 図4

Description

この発明は、液晶表示装置に係り、特に、駆動用IC(integrated circuit)チップを実装した液晶表示装置に関する。
液晶表示装置などの平面表示装置は、コンピュータ、カーナビゲーションシステム、あるいはテレビ受信機等のモニタディスプレイとして広く利用されている。このような表示装置は、画像を表示する表示エリアを備えた表示パネル、及び、この表示パネルを制御する制御回路を備えている。
アクティブマトリクス型の液晶表示パネルは、アレイ基板と対向基板との間に液晶層を保持した構造である。アレイ基板は、例えば略マトリクス状に配置された複数の画素電極、複数の画素電極の行に沿って配置された複数の走査線、複数の画素電極の列に沿って配置された複数の信号線、走査線と信号線との交差位置近傍に配置された複数のスイッチング素子を備えている。対向基板は、アレイ基板に配置された複数の画素電極に対向して配置された対向電極を備えている。画素電極及び対向電極は、これらの間に保持される駆動電圧に対応した電界によって液晶層に含まれる液晶分子の配列を制御している。
液晶表示装置に搭載される制御回路は、走査線に駆動信号を出力する走査線駆動部、信号線に駆動信号を出力する信号線駆動部などで構成されている。これらの走査線駆動部及び信号線駆動部は、それらの少なくとも一部の機能を担う駆動用ICチップによって構成されている。
近年、表示装置の高解像度化に伴う高周波化という課題がある。これに対して、特許文献1によれば、ソースドライバ基板を複数に分割し、複数同時駆動によりソースドライバICが単独で未対応である高解像度及び高周波に対応する液晶表示装置が提案されている。
特開2000−330500号公報
液晶表示パネルに配置された各信号線は、信号線駆動部を構成する駆動用ICチップの出力端子に接続されている。しかしながら、信号線の本数が、駆動用ICチップの出力端子数より多い場合がある。このとき、たとえ1個の出力端子が不足する場合であっても、駆動用ICチップを1個追加する必要がある。つまり、1本の信号線のために、高価な駆動用ICチップを追加配置する必要がある。
この発明は、上述した問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、低コスト化が可能な液晶表示装置を提供することにある。
この発明の態様による液晶表示装置は、
第1基板と第2基板との間に液晶層を保持し、画像を表示する表示エリアを有する液晶表示パネルと、
前記第1基板において前記表示エリアに対応して配置された信号配線、及び、前記表示エリアに隣接して配置された少なくとも1本のダミー配線と、
前記信号配線に信号を出力する駆動用ICチップと、
所定電圧を出力する電源部を備えた駆動回路基板と、
前記第1基板と前記駆動回路基板とを電気的に接続するフレキシブル基板と、を備え、
前記フレキシブル基板は、前記電源部と前記ダミー配線とを接続するパスラインを備えたことを特徴とする。
この発明によれば、低コスト化が可能な液晶表示装置を提供することができる。
以下、この発明の一実施の形態に係る表示装置、例えばアクティブマトリクス方式の液晶表示装置について図面を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、液晶表示装置は、液晶表示パネル1を備えている。この液晶表示パネルは、一対の基板すなわちアレイ基板10及び対向基板20間に液晶層30を保持した構造であり、複数の画素PXを備えている。
アレイ基板10は、例えばガラス基板等の光透過性を有する絶縁基板11を用いて形成されている。このアレイ基板10は、絶縁基板11上において、各画素に駆動信号を供給する信号配線を備えている。すなわち、アレイ基板10は、信号配線として、画素PXの行に沿って配置されたM本の走査線Y(Y1〜Ym)、及び、画素PXの列に沿って配置されたN本の信号線X(X1〜Xn)を備えている。さらに、アレイ基板10は、各画素PXにおいて走査線Y及び信号線Xの交差部に配置されたスイッチング素子12、各スイッチング素子12に接続された画素電極13などを備えている。
各スイッチング素子12は、例えば薄膜トランジスタによって構成されている。スイッチング素子12のゲートは、対応する走査線Yに接続されている(あるいは走査線Yと一体的に形成されている)。スイッチング素子12のソースは、対応する信号線Xに接続されている(あるいは信号線Xと一体的に形成されている)。スイッチング素子12のドレインは、画素電極13に電気的に接続されている。
各画素電極13は、バックライト光を選択的に透過して画像を表示する透過型の液晶表示装置においては、インジウム・ティン・オキサイド(ITO)やインジウム・ジンク・オキサイド(IZO)などの光透過性を有する導電材料によって形成される。また、各画素電極13は、対向基板20側から入射する外光を選択的に反射して画像を表示する反射型の液晶表示装置においては、アルミニウム(Al)などの光反射性を有する導電材料によって形成される。このような画素電極13の表面は、液晶層30に含まれる液晶分子の配向を制御するための配向膜14によって覆われている。
対向基板20は、例えばガラス基板等の光透過性を有する絶縁基板21を用いて形成されている。この対向基板20は、絶縁基板21上において、複数の画素電極13に対向して配置された対向電極22などを備えている。対向電極22は、光透過性を有する導電材料によって形成されている。このような対向電極22の表面は、液晶層30に含まれる液晶分子の配向を制御するための配向膜23によって覆われている。
これらのアレイ基板10及び対向基板20は、画素電極13と対向電極22とを対向させた状態で配設され、これらの間にギャップを形成する。液晶層30は、アレイ基板10と対向基板20とのギャップに封止された液晶組成物によって形成されている。この実施の形態においては、液晶モードについて特に制限はなく、TN(Twisted Nematic)モード、OCB(Optically Compensated Birefringence)モード、VA(Vertical Aligned)モード、IPS(In−Plane Switching)モードなどが適用可能である。
カラー表示タイプの液晶表示装置では、表示パネル1は、複数種類の画素、例えば赤(R)を表示する赤色画素、緑(G)を表示する緑色画素、青(B)を表示する青色画素を有している。すなわち、赤色画素は、赤色の主波長の光を透過する赤色カラーフィルタを備えている。緑色画素は、緑色の主波長の光を透過する緑色カラーフィルタを備えている。青色画素は、青色の主波長の光を透過する青色カラーフィルタを備えている。これらのカラーフィルタは、アレイ基板10または対向基板20の主面に配置される。
液晶表示装置は、さらに、液晶表示パネル1を駆動・制御するのに必要な各種信号を出力する駆動回路基板(PCB)100と、駆動回路基板100から出力された信号に基づいて各信号線Xに駆動信号(映像信号)を供給する信号線駆動部3及び各走査線Yに駆動信号(走査信号)を供給する走査線駆動部4、液晶表示パネル1を構成するアレイ基板10と駆動回路基板100とを電気的に接続するフレキシブル基板Fと、を備えている。
より具体的に説明すると、この実施の形態では、信号線駆動部3は、4つの駆動用ICチップSD1、SD2、SD3、SD4を有している。これらの駆動用ICチップSD1、SD2、SD3、SD4は、それぞれフレキシブル基板FS1、FS2、FS3、FS4に実装され、各出力端子から対応する信号線Xに対して駆動信号を出力する。また、走査線駆動部4は、2つの駆動用ICチップGD1、GD2を有している。これらの駆動用ICチップGD1、GD2は、それぞれフレキシブル基板FG1、FG2に実装され、各出力端子から対応する走査線Yに対して駆動信号を出力する。
ところで、図1に示すように、液晶表示パネル1がN本の信号線を備えているのに対して、信号線駆動部3を構成するすべての駆動用ICチップの出力端子の総和が(N−1)個である場合を考える。すなわち、1列目から(N−1)列目までの(N−1)本の信号線X1〜X(n−1)は、それぞれ駆動用ICチップSD1、SD2、SD3、SD4のいずれかの出力端子と接続されており、N列目の信号線Xnに対する出力端子が不足しているものとする。
この実施の形態においては、駆動回路基板100は、所定電圧を出力する電源部110を備えている。この電源部110は、基準電圧(すなわち対向電極22の電位)に対して黒などの一定輝度を得るのに必要な一定の画素電圧(すなわち画素電極13に書き込まれる電位)を出力するように構成されている。
一方、フレキシブル基板のうち、(N−1)列目の信号線X(n−1)に接続された駆動用ICチップSD4が実装されたフレキシブル基板FS4は、アレイ基板10上において駆動用ICチップのいずれにも接続されていないN列目の信号線Xnと、駆動回路基板100上の電源部110とを接続するパスラインPLnを備えている。つまり、フレキシブル基板上の空きスペースにパスラインとして機能する配線を形成する、あるいは、予めフレキシブル基板上に形成されていた配線をパスラインとして利用することにより、特に大幅な仕様変更や部材の追加を伴うことがない。
このような構成により、駆動用ICチップを使用することなく、端数の信号線に対して黒などの一定輝度を得るのに必要な画素電圧を書き込むことが可能となり、低コスト化が可能となる。また、駆動用ICチップを追加配置するためのスペースを確保する必要がなくなり、液晶表示装置の小型化が可能となる。
駆動回路基板100に備えられる電源部110は、例えば、第1電源端子111と、第1電源端子111より高い電位に設定された第2電源端子112と、極性信号(POL)に基づき第1電源端子111または第2電源端子112のいずれかとN列目の信号線Xnとを接続するスイッチ113と、によって構成されている。すなわち、スイッチ113は、負極性の極性信号に基づいて第1電源端子111と信号線Xnとを接続する。これにより、信号線Xnと導通した画素電極13には、基準電圧に対して負の画素電圧が書き込まれる。また、スイッチ113は、正極性の極性信号に基づいて第2電源端子112と信号線Xnとを接続する。これにより、信号線Xnと導通した画素電極13には、基準電圧に対して正の画素電圧が書き込まれる。
このような構成により、基準電圧に対して正極または負極の画素電圧を出力することが可能となり、液晶層30に対して直流(DC)電圧がかかることを防止できるとともに、極性反転駆動においても一定輝度を得ることが可能となる。
なお、上述した実施の形態においては、1本の信号線に対する出力端子が不足する場合について説明したが、2本以上の信号線に対する出力端子が不足する場合についても同様の構成が適用可能である。すなわち、A本(ただし、Aは正の整数である)の信号線に対して、(A−B)個(ただし、BはAより小さい正の整数である)の出力端子を有する駆動用ICチップを適用する場合、駆動用ICチップの各出力端子と(A−B)本の信号線を接続するとともに、駆動用ICチップに接続されていないB本の信号線については、液晶表示パネルと駆動回路基板とを電気的に接続するフレキシブル基板に備えられたパスラインを介して、駆動回路基板の電源部と接続する。これにより、同様の効果が得られる。
また、2本以上の信号線に対する出力端子が不足する場合、両サイドのフレキシブル基板(図1に示した例ではFS1及びFS4)にそれぞれ電源部と接続するパスラインを設けても良い。この場合、各信号線に対して個別に電源部を設けても良いし、単一の電源部により複数の信号線に対して画素電圧を出力するような構成であってもよい。
上述した実施の形態においては、液晶モードについて特に制限はなかったが、ここでは、特にOCBモードの液晶表示パネルを適用した場合の実施形態について説明する。
OCBモードは、応答性に優れ、且つ、視野角が広いといった特徴を有している。このOCBモードの液晶表示パネル1においては、液晶層30を保持する一対の配向膜14及び23は、互いに平行な方向にラビング処理されている。このような配向膜の作用により、電源投入以前の段階では、図3Aに示すように、液晶層30に含まれる液晶分子31は、スプレイ配向している。このスプレイ配向は、液晶分子31がほとんど寝ている状態に相当する。
そして、電源投入後、表示動作以前の段階において、初期化処理が行われる。この初期化処理は、液晶層30に対して転移電圧を印加して、この転移電圧に対応した比較的強い電界により液晶分子31の配向状態をスプレイ配向からベンド配向に転移させるものである。液晶分子31の配向状態は、表示動作中、ベンド配向に維持されている。
表示動作において、液晶層30に白画像(最高輝度に対応した階調レベルの画像)を表示するための白表示電圧が印加された際には、液晶分子31は、図3Bに示すようなベンド配向の配向状態を形成する。また、液晶層30に黒画像(最低輝度に対応した階調レベルの画像)を表示するための黒表示電圧が印加された際には、液晶分子31は、図3Cに示すようなベンド配向の配向状態を形成する。
このようなOCBモードの液晶表示パネル1においては、液晶分子31の配向状態は、スプレイ配向のエネルギーとベンド配向のエネルギーとが拮抗するレベル以下の電圧印加状態や電圧無印加状態が長期間続く場合に、再びベンド配向からスプレイ配向に逆転移してしまう。このため、OCBモードの液晶表示パネル1では、この逆転移を防止するために、黒挿入駆動の方式がとられている。黒挿入駆動では、例えば逆転移防止電圧及び映像信号に対応した電圧がフレーム周期で交互に駆動電圧として液晶層30に印加され、ベンド配向を維持する。ノーマリホワイトモードにおいては、逆転移防止電圧が黒表示電圧に相当するため、黒挿入駆動と呼ばれる。
一方で、液晶表示パネル1の製造過程において、不純物イオンが液晶層30に混入することは避けられない。具体的には、アレイ基板10と対向基板20とを貼り合わせるシール材が多くの不純物イオンを含有しており、液晶層30との接触により、シール材から液晶層30に不純物イオンが浸入する。この不純物イオンは、液晶の絶縁抵抗を低下させて電圧保持率の低下による表示特性の劣化をもたらすことになる。また、この不純物イオンは、表示動作において液晶層30への電圧印加に伴い、液晶層30内を移動する。
特に、OCBモードの液晶表示パネル1では、液晶分子31が表示動作のために液晶層30内でベンド配向している。液晶層30に低い電圧が印加された白表示状態と、液晶層30に高い電圧が印加された黒表示状態との間では、液晶分子のオリエンテーション角が大きく変化する。オリエンテーション角の変化は、液晶分子31の変位(drift)を伴うので、液晶層30内でこの変位の方向に液晶分子31の流れ(flow)が発生する。この流れの方向は、OCBモードの液晶表示パネル1では液晶分子31を配向させる配向膜のラビング方向と一致している。
例えば、ラビング方向が行方向(走査線と平行な方向)と平行に設定された場合、この方向に不純物イオンが移動し、さらに黒挿入駆動を継続した結果として、端部の信号線に向かって不純物イオンが凝集し、部分的な電荷保持力の低下による表示むら(黒表示電圧が印加されているにもかかわらず、グレー画像が表示される)が発生する。
このため、OCBモードの液晶表示パネル1においては、表示動作において黒挿入駆動を行ったときに、液晶層30に侵入した不純物イオンに起因して発生する表示むらを抑制することによって、表示性能の改善を図ることができる。
そこで、この実施の形態に係るOCBモードを適用した液晶表示パネルの第1構成例においては、図4に示すように、液晶表示パネル1は、M行及び(N−1)列のマトリクス状に配置されたM×(N−1)個の画素PXによって構成された表示エリアDAを備えている。この液晶表示パネル1において、配向膜のラビング方向は、たとえば行方向に平行に設定されている。
すなわち、液晶表示パネル1は、表示エリアDAに配置されたM本の走査線Y1乃至Ymを備えている。これらの走査線Y1乃至Ymは、駆動用ICチップGD1及びGD2のいずれかの出力端子に接続されている。各走査線には、いずれかの駆動用ICチップから出力された駆動信号が供給される。
また、液晶表示パネル1は、信号線については、表示エリアDAに配置された(N−1)本の信号線X1乃至X(n−1)の他に、表示エリアDAに隣接して配置された少なくとも1本のダミー信号線を備えている。図4に示した例では、液晶表示パネル1は、表示エリアDAに対してラビング方向の下流側に1本のダミー信号線Xnを備えている。このダミー信号線Xnは、表示エリアDAに配置された他の信号線と同様に、走査線Y1乃至Ymのそれぞれと交差している。ダミー信号線Xnと各走査線との交差部には、スイッチング素子12と同一構成のダミースイッチング素子12Dが接続され、また、各ダミースイッチング素子D12には、画素電極13と同一構成のダミー画素電極13Dが接続されている。つまり、ダミー信号線Xnに接続されたN列目の画素PXは、表示エリアDAを構成する各画素PXと同一構成である。
このような構成の液晶表示パネル1に対して、信号線駆動部3として4個の駆動用ICチップSD1乃至SD4が接続されている。これらの駆動用ICチップSD1乃至SD4が有する出力端子の総和が(N−1)個である場合、表示エリアDAに配置された1列目から(N−1)列目までの(N−1)本の信号線X1〜X(n−1)は、それぞれ駆動用ICチップSD1、SD2、SD3、SD4のいずれかの出力端子と接続される。ダミー信号線Xnは、フレキシブル基板FS4に設けられたパスラインPLnを介して、駆動回路基板100の電源部110に接続される。
このような構成により、駆動用ICチップを使用することなく、ダミー信号線に対して所定の画素電圧を書き込むことが可能となり、低コスト化が可能となる。また、駆動用ICチップを追加配置するためのスペースを確保する必要がなくなり、液晶表示装置の小型化が可能となる。
電源部110は、基準電圧に対して黒画像を表示するのに必要な一定の画素電圧(黒表示電圧)を出力するように構成されている。このため、ダミー信号線Xnに接続された画素PXには、常に黒表示電圧が書き込まれた状態となる。このように、表示エリア外のラビング方向下流側にダミー信号線Xnを配置したことにより、液晶層30に含まれる不純物イオンを表示エリアDAの外側に配置されたダミー信号線側に引き寄せることができ、液晶表示パネル1を長期間駆動しても、表示エリアDAに侵入する不純物イオンに起因して発生する表示むらを抑制することが可能となる。
駆動回路基板100に備えられる電源部110は、例えば、第1電源端子111と、第1電源端子111より高い電位に設定された第2電源端子112と、極性信号に基づき第1電源端子111または第2電源端子112のいずれかとN列目のダミー信号線Xnとを接続するスイッチ113と、によって構成されている。
このような構成により、ダミー信号線Xnに接続された画素PXに対しても、基準電圧に対して正極または負極の画素電圧を出力することが可能となり、液晶層30に対して直流(DC)電圧がかかることを防止できるとともに、極性反転駆動においても一定輝度を得ることが可能となる。
また、電源部110において、第1電源端子111及び第2電源端子112は、逆転移防止電圧に相当する電位に設定されても良い。
なお、上述した第1構成例においては、1本のダミー信号線に対する出力端子が不足する場合について説明したが、2本以上のダミー信号線に対する出力端子が不足する場合についても同様の構成が適用可能である。以下に、2本のダミー信号線に対する出力端子が不足する場合について説明する。
すなわち、OCBモードを適用した液晶表示パネルの第2構成例においては、図5に示すように、液晶表示パネル1は、M行及び(N−2)列のマトリクス状に配置されたM×(N−2)個の画素PXによって構成された表示エリアDAを備えている。この液晶表示パネル1において、配向膜のラビング方向は、たとえば行方向に平行に設定されている。
ここでは、液晶表示パネル1は、表示エリアDAに配置された(N−2)本の信号線X2乃至X(n−1)の他に、表示エリアDAに隣接する両側にそれぞれ配置されたダミー信号線X1及びXnを備えている。図5に示した例では、ダミー信号線X1は表示エリアDAに対してラビング方向の上流側に配置され、ダミー信号線Xnは表示エリアDAに対してラビング方向の下流側に配置されている。これらのダミー信号線X1及びXnは、表示エリアDAに配置された他の信号線と同様に、走査線Y1乃至Ymのそれぞれと交差している。ダミー信号線X1及びXnにそれぞれ接続された1列目及びN列目の画素PXは、表示エリアDAを構成する各画素PXと同一構成である。
このような構成の液晶表示パネル1に対して、信号線駆動部3としての駆動用ICチップSD1乃至SD4が有する出力端子の総和が(N−2)個である場合、表示エリアDAに配置された2列目から(N−1)列目までの(N−2)本の信号線X2〜X(n−1)は、それぞれ駆動用ICチップSD1、SD2、SD3、SD4のいずれかの出力端子と接続される。ダミー信号線X1は、フレキシブル基板FS1に設けられたパスラインPL1を介して、駆動回路基板100の電源部110に接続される。ダミー信号線Xnは、フレキシブル基板FS4に設けられたパスラインPLnを介して、駆動回路基板100の電源部110に接続される。つまり、ダミー信号線X1及びXnには、共通の電源部110から同一の所定電圧が供給される。
このような構成であっても、駆動用ICチップを使用することなく、ダミー信号線に対して所定の画素電圧を書き込むことが可能となり、低コスト化が可能となる。また、駆動用ICチップを追加配置するためのスペースを確保する必要がなくなり、液晶表示装置の小型化が可能となる。
また、電源部110により、ダミー配線X1及びXnに対して、基準電圧に対して黒画像を表示するのに必要な一定の画素電圧(黒表示電圧)を書き込むことにより、表示エリア外のラビング方向上流側及び下流側にそれぞれ配置されたダミー信号線X1及びXn側に、液晶層30に含まれる不純物イオンを引き寄せることができ、不純物イオンに起因して発生する表示むらを抑制することが可能となる。
また、OCBモードを適用した液晶表示パネルの第3構成例においては、図6に示すように、液晶表示パネル1は、第2構成例と同様に、M行及び(N−2)列のマトリクス状に配置されたM×(N−2)個の画素PXによって構成された表示エリアDAを備えている。この液晶表示パネル1において、配向膜のラビング方向は、たとえば行方向に平行に設定されている。
ここでは、ダミー信号線X1は、フレキシブル基板FS1に設けられたパスラインPL1を介して、駆動回路基板100の第1電源部110Aに接続されている。また、ダミー信号線Xnは、フレキシブル基板FS4に設けられたパスラインPLnを介して、駆動回路基板100の第2電源部110Bに接続される。つまり、2つのダミー信号線X1及びXnに対しては、個別に設定された電圧を供給可能である。
このような構成であっても、第2構成例と同様の効果が得られるのに加えて、隣接する画素の極性が異なるドット反転駆動法による駆動に対応可能となる。すなわち、ドット反転駆動法を適用した場合、表示エリアDAを構成する信号線が偶数本である場合、表示エリアDAに隣接する両側にそれぞれ配置された2つのダミー信号線X1及びXnに対して、それぞれ極性の異なる電圧を供給する必要がある。
このため、所定のタイミングにおいて、第1電源部110Aは、極性信号(POL)に基づきスイッチ113Aを制御して第1電源端子111Aと1列目のダミー信号線X1とを接続する一方で、第2電源部110Bは、極性信号(POL)に基づきスイッチ113Bを制御して第2電源端子112BとN列目のダミー信号線Xnとを接続する。これにより、所定のタイミングにおいては、ダミー信号線X1と導通した画素電極には基準信号に対して負極性の画素電圧が書き込まれ、また、ダミー信号線Xnと導通した画素電極には基準信号に対して正極性の画素電圧が書き込まれる。また、第1電源部110Aにおいて第2電源端子112Aと1列目のダミー信号線X1とが接続されるタイミングでは、第2電源部110Bにおいて第1電源端子111BとN列目のダミー信号線Xnとが接続される。これにより、ドット反転駆動に対しても適用可能となる。
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、その実施の段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
上述した実施の形態では、表示装置の一例として液晶表示装置について説明したが、駆動用ICチップが実装された他の表示装置、例えば有機エレクトロルミネッセンス表示装置についてもこの発明を適用できることは言うまでもない。
図1は、この発明の一実施の形態に係る液晶表示装置の構成を概略的に示す図である。 図2は、図1に示した液晶表示装置を構成する液晶表示パネルの構造を概略的に示す断面図である。 図3Aは、OCBモードの液晶表示パネルにおいて、電源投入前の初期状態を説明するための図である。 図3Bは、OCBモードの液晶表示パネルにおいて、表示動作において白表示電圧が印加された液晶層の状態を説明するための図である。 図3Cは、OCBモードの液晶表示パネルにおいて、表示動作において黒表示電圧が印加された液晶層の状態を説明するための図である。 図4は、この実施の形態に係るOCBモードを適用した液晶表示パネルの第1構成例を説明するための図である。 図5は、この実施の形態に係るOCBモードを適用した液晶表示パネルの第2構成例を説明するための図である。 図6は、この実施の形態に係るOCBモードを適用した液晶表示パネルの第3構成例を説明するための図である。
符号の説明
1…表示パネル 3…信号線駆動部 4…走査線駆動部 10…アレイ基板 11…絶縁基板 12…スイッチング素子 13…画素電極 14…配向膜 20…対向基板 21…絶縁基板 22…対向電極 23…配向膜 30…液晶層 31…液晶分子
DA…表示エリア PX…画素 Y(1〜m)…走査線 X(1〜n)…信号線 SD(1〜4)…駆動用ICチップ F(S1〜S4、G1〜G2)…フレキシブル基板 PL(1、n)…パスライン
100…駆動回路基板 110…電源部 111…第1電源端子 112…第2電源端子 113…スイッチ

Claims (7)

  1. 第1基板と第2基板との間に液晶層を保持し、画像を表示する表示エリアを有する液晶表示パネルと、
    前記第1基板において前記表示エリアに対応して配置された信号配線、及び、前記表示エリアに隣接して配置された少なくとも1本のダミー配線と、
    前記信号配線に信号を出力する駆動用ICチップと、
    所定電圧を出力する電源部を備えた駆動回路基板と、
    前記第1基板と前記駆動回路基板とを電気的に接続するフレキシブル基板と、を備え、
    前記フレキシブル基板は、前記電源部と前記ダミー配線とを接続するパスラインを備えたことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記電源部は、
    第1電源端子と、
    前記第1電源端子より高い電位に設定された第2電源端子と、
    極性信号に基づき前記第1電源端子または前記第2電源端子のいずれかと前記ダミー配線とを接続するスイッチと、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記液晶表示パネルは、OCBモードにより駆動可能に構成され、
    前記電源部は、前記ダミー配線に対して、前記液晶層に含まれる液晶分子の配向状態をベンド配向に維持する逆転移防止電圧を出力することを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  4. 前記ダミー配線は、前記表示エリアに隣接する両側にそれぞれ配置されたことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  5. 前記電源部は、前記ダミー配線のそれぞれに対して極性の異なる電圧を出力することを特徴とする請求項4に記載の液晶表示装置。
  6. 前記液晶表示パネルは、
    前記表示エリアにおいて前記信号配線に接続されたスイッチング素子と、
    前記スイッチング素子に接続された画素電極と、
    前記ダミー配線に接続されたダミースイッチング素子と、
    前記ダミースイッチング素子に接続されたダミー画素電極と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  7. 第1基板と第2基板との間に液晶層を保持した構成の液晶表示パネルと、
    前記第1基板に配置されたA本(ただし、Aは正の整数である)の信号配線と、
    (A−B)個(ただし、BはAより小さい正の整数である)の出力端子を有し、各出力端子から(A−B)本の前記信号配線に信号を出力する駆動用ICチップと、
    所定電圧を出力する電源部を備えた駆動回路基板と、
    前記第1基板と前記駆動回路基板とを電気的に接続するフレキシブル基板と、を備え、
    前記フレキシブル基板は、前記駆動用ICチップに接続されていないB本の前記信号配線と前記電源部とを接続するパスラインを備えたことを特徴とする液晶表示装置。
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