JP2008092213A - 受信機、パケット再送方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】誤り訂正処理と再送要求処理とを組み合わせて高品質な配信方式を実現する。
【解決手段】本発明は、送信機10から受信した複数のパケットに含まれているデータにより構成される誤り訂正単位ブロックにおいて誤り訂正処理を行う受信機30に関する。受信機30は、誤り訂正単位ブロックにおいて誤り訂正可能なデータ数に対応するパケット数と、欠落したパケット数とを比較する再送要求パケット決定部34と、前記欠落したパケット数が前記誤り訂正可能なデータ数に対応するパケット数を超過している場合、該誤り訂正可能なデータ数に対応するパケット数を超過している数だけ該欠落したパケットの再送を要求する再送要求部35とを具備する。
【選択図】図1
【解決手段】本発明は、送信機10から受信した複数のパケットに含まれているデータにより構成される誤り訂正単位ブロックにおいて誤り訂正処理を行う受信機30に関する。受信機30は、誤り訂正単位ブロックにおいて誤り訂正可能なデータ数に対応するパケット数と、欠落したパケット数とを比較する再送要求パケット決定部34と、前記欠落したパケット数が前記誤り訂正可能なデータ数に対応するパケット数を超過している場合、該誤り訂正可能なデータ数に対応するパケット数を超過している数だけ該欠落したパケットの再送を要求する再送要求部35とを具備する。
【選択図】図1
Description
本発明は、ネットワークを介して受信した複数のパケットに含まれているデータにより構成される誤り訂正単位ブロックにおいて誤り訂正処理を行う受信機、パケット再送方法及びプログラムに関する。
近年、インターネットを介して映像コンテンツをストリーミング形式で配信する配信方式が広く普及している。
ここで、映像コンテンツのデータサイズは非常に大きいため、受信機は、ダウンロード形式で映像コンテンツを受信するのではなく、ストリーミング形式で映像コンテンツを受信するのが一般的である。
ストリーミング形式で利用されるプロトコルとして「RTP(Real-Time Transport Protocol)」が知られている(非特許文献1参照)。
ここで、RTPの下位層(トランスポート層)におけるプロトコルとしては「UDP(User Datagram Protocol)」が利用されることが一般的である。
しかしながら、UDPは、受信機までのパケットの到達を保証する手順となっていないため、ネットワークの輻輳等によって、パケットが受信機まで到達せずに、パケットの損失(欠落)が起こり得るという問題点があった。
かかる問題点を解決するために、RTP等のUDPを用いた映像コンテンツの配信プロトコルでは、FEC(Forward Error Correction)及びARQ(Automatic Repeat Request)の2つの方法が知られている。
ここで、FECは、送信機側で、送信すべきデータに予め誤り訂正処理用の冗長データ(パリティデータ)を付与し、又は、送信すべきデータとは別に冗長データを送信し、受信機側で、誤り訂正単位ブロックごとに、かかる冗長データを用いた数学的な計算によって、欠落したデータを復元する方法である。
また、ARQは、送信機側で、受信機側からの欠落したパケットの再送要求に基づいて、かかるパケットを再送する方法である。
また、かかる配信方式において、バースト的に発生するデータの欠落を回避するために、データの送信順序を並び替えることによって、データの欠落を分散させることを目的としてインターリーブ処理が利用されることもある。
特許文献1に、かかるインターリーブ処理が行われた後、受信機側で、データの欠落を回復する方式について記載されている。
IETF RFC3550 特開2005-94140号公報
IETF RFC3550
しかしながら、上述のような従来のARQを用いた配信方式では、パケットの欠落が多数発生した場合、欠落したパケットの再送要求が頻繁に行われるため、送信機の処理負担が増大するという問題点があった。
また、上述のような従来のFECを用いた配信方式では、誤り訂正単位ブロックにおいて、誤り訂正可能な数を超過した数のデータが欠落した場合、受信機側で、かかるデータの復元が不可能であるという問題点があった。
そこで、本発明は、以上の点に鑑みてなされたもので、誤り訂正処理と再送要求処理とを組み合わせて高品質な配信方式を実現する受信機、パケット再送方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、ネットワークを介して送信機やルータ等から受信した複数のパケットに含まれているデータにより構成される誤り訂正単位ブロックにおいて誤り訂正処理を行う受信機であって、前記誤り訂正単位ブロックにおいて誤り訂正可能なデータ数に対応するパケット数と、欠落したパケット数とを比較する再送要求パケット決定部と、前記欠落したパケット数が前記誤り訂正可能なデータ数に対応するパケット数を超過している場合、該誤り訂正可能なデータ数に対応するパケット数を超過している数だけ該欠落したパケットの再送を要求する再送要求部とを具備することを要旨とする。
かかる発明によれば、再送要求部が、誤り訂正可能なデータ数に対応するパケット数を超過している数だけ欠落したパケットの再送を要求するため、受信機において、最低限の再送要求によって、誤り訂正能力を超過した数のパケットが欠落するという事態を回避することができる。
本発明の第1の特徴において、前記再送要求パケット決定部が、所定パケットの推定到着時刻から所定期間経過後に、前記欠落したパケット数を計測してもよい。
かかる発明によれば、パケットの到着順序が逆転した場合であっても、所定期間経過前に受信したパケットについては再送を要求する必要が無いため、送信機の処理負担が増大するという問題点を解決することができる。
本発明の第2の特徴は、パケット再送方法であって、送信機が、複数のパケットを送信する工程と、受信機が、受信した複数のパケットに含まれている複数のデータにより構成される誤り訂正単位ブロックにおいて誤り訂正処理を行う工程と、前記受信機が、前記誤り訂正単位ブロックにおいて誤り訂正可能なデータ数に対応するパケット数と、欠落したパケット数とを比較する工程と、前記受信機が、前記欠落したパケット数が前記誤り訂正可能なデータ数に対応するパケット数を超過している場合、該誤り訂正可能なデータ数に対応するパケット数を超過している数だけ該欠落したパケットの再送を要求する工程とを有することを要旨とする。
かかる発明によれば、誤り訂正可能なデータ数に対応するパケット数を超過している数だけ欠落したパケットの再送を要求するため、受信機において、最低限の再送要求によって、誤り訂正能力を超過した数のパケットが欠落するという事態を回避することができる。
本発明の第3の特徴は、コンピュータを、ネットワークを介して送信機やルータ等から受信した複数のパケットに含まれているデータにより構成される誤り訂正単位ブロックにおいて誤り訂正処理を行う受信機として機能させるプログラムであって、前記受信機は、前記誤り訂正単位ブロックにおいて誤り訂正可能なデータ数に対応するパケット数と、欠落したパケット数とを比較する再送要求パケット決定部と、前記欠落したパケット数が前記誤り訂正可能なデータ数に対応するパケット数を超過している場合、該誤り訂正可能なデータ数に対応するパケット数を超過している数だけ該欠落したパケットの再送を要求する再送要求部とを具備することを要旨とする。
かかる発明によれば、再送要求部が、誤り訂正可能なデータ数に対応するパケット数を超過している数だけ欠落したパケットの再送を要求するため、受信機において、最低限の再送要求によって、誤り訂正能力を超過した数のパケットが欠落するという事態を回避することができる。
以上説明したように、本発明によれば、誤り訂正処理と再送要求処理とを組み合わせて高品質な配信方式を実現する受信機、パケット再送方法及びプログラムを提供することができる。
(本発明の第1の実施形態に係る受信機の構成)
図1乃至図3を参照して、本発明の第1の実施形態に係る受信機30の構成について説明する。
図1乃至図3を参照して、本発明の第1の実施形態に係る受信機30の構成について説明する。
本実施形態に係る受信機30は、図1に示すように、送信機10から受信した複数のパケットに含まれているデータにより構成される誤り訂正単位ブロックBにおいて誤り訂正処理を行うように構成されている。
具体的には、図2に示すように、受信機30は、パケット受信部31と、誤り訂正処理部32と、再生部33と、再送要求パケット決定部34と、再送要求部35とを具備している。
パケット受信部31は、図1に示すように、インターネット等のネットワーク1を介して、データ0乃至pLを含むパケット#1乃至#nを受信するように構成されている。
図1の例において、データ0乃至mは、送信すべきデータ(例えば、1バイト)、すなわち、映像コンテンツを構成するデータ(例えば、所定時間分のTS(Transport Stream)データ)であり、データpF乃至pLは、誤り訂正処理用の冗長データ(パリティデータ)である。
なお、データ0乃至mは、上述のようなバイト単位に限らず、ビット単位等の任意の単位の送信すべきデータであってもよい。
ここで、パリティデータは、FEC符号用のパリティデータであってもよいし、リードソロモン符号や低密度パリティ検査(LDPC)符号やターボ符号等の任意のブロック符号用のパリティデータであってもよい。
送信機10は、図1の例では、データ0乃至pLをn分割してパケット#1乃至#nを用いて送信するように構成されている。
なお、送信機10は、図1の例では、データ0乃至pLを、インターリーブ処理を行う単位であるインターリーブブロックとして取り扱うように構成されている。そして、送信機10は、インターリーブブロックAにおいて、矢印の順番で、データ0乃至pLを送信するように構成されている。
具体的には、送信機10は、インターリーブブロックAにおいて、列[0]のデータ(データ0乃至(y-1))をパケット#1によって送信し、列[1]のデータをパケット#2によって送信し、列[2]のデータをパケット#3によって送信するように構成されている。
また、送信機10は、インターリーブブロックAにおいて、列[P1]のパリティデータをパケット#n-1によって送信し、列[P2]のパリティデータをパケット#nによって送信するように構成されている。
また、送信機10は、図3(a)に示すような順番で、データ0乃至pLを送信するように構成されていてもよい。
また、送信機10は、図3(b)に示すように、1つのデータを1つのパケットで送信するように構成されていてもよい。
誤り訂正処理部32は、誤り訂正単位ブロックBにおいて、誤り訂正処理を行うように構成されている。
例えば、送信機10が、2個のデータまで誤り訂正可能な数(2個のデータの欠落まで復元可能な数)のパリティデータを付与している場合、誤り訂正処理部32は、誤り訂正単位ブロックBにおいて、2個のデータの欠落までは復元可能である。
すなわち、図1の例では、誤り訂正処理部32は、2パケットが欠落した場合には、欠落したパケットに含まれているデータを復元可能であり、インターリーブブロックAに含まれている全てのデータを復号可能である。
一方、誤り訂正処理部32は、誤り訂正単位ブロックBにおいて、3個のデータが欠落している場合には、かかる3個のデータとも復元できない。
すなわち、図1の例では、誤り訂正処理部32は、3パケットが欠落した場合には、かかる3パケットに含まれているデータを復元することができないので、インターリーブブロックAに含まれている全てのデータを復号することができない。
再生部33は、誤り訂正処理部32によって復号されたデータに基づいて映像コンテンツを再生するように構成されている。
再送要求パケット決定部34は、誤り訂正単位ブロックBにおいて誤り訂正可能なデータ数に対応するパケット数と、欠落したパケット数とを比較するように構成されている。
再送要求部35は、欠落したパケット数が誤り訂正可能なデータ数に対応するパケット数を超過している場合、当該誤り訂正可能なデータ数に対応するパケット数を超過している数だけ当該欠落したパケットの再送を要求するように構成されている。
すなわち、送信機10が、2個のデータの欠落まで復元可能な数のパリティデータを付与している場合(すなわち、誤り訂正可能なデータ数に対応するパケット数が「2」である場合)に、3パケットが欠落した場合には、再送要求部35は、誤り訂正可能なデータ数に対応するパケット数を超過している数「1」だけ欠落したパケットの再送を要求するように構成されている。
このとき、再送要求部35は、欠落した3パケットのうち、任意の1パケットの再送を要求するように構成されている。すなわち、再送要求部35は、欠落した3パケットのうち、パケット番号が最も小さいパケットの再送を要求してもよいし、パケット番号が最も大きいパケットの再送を要求してもよい。
(本発明の第1の実施形態に係る受信機の動作)
図4を参照して、本発明の第1の実施形態に係る受信機30の動作について説明する。
図4を参照して、本発明の第1の実施形態に係る受信機30の動作について説明する。
図6に示すように、ステップS101において、受信機30は、映像コンテンツをストリーミング形式で配信する配信サーバ等の送信機10に対して、特定の映像コンテンツの配信開始を依頼する。
ステップS102において、受信機30が、送信機10から、映像コンテンツを構成するデータ(TSデータ)を含むパケットを受信すると、本動作は、ステップS103に進む。
ステップS103において、受信機30は、受信したパケットのシーケンス番号(パケット番号)を確認する。
ステップS104において、受信機30が、確認したシーケンス番号に基づいて、次に受信すべきパケットが受信されていないと判断した場合、かかるシーケンス番号のパケットが欠落したと判断して、本動作は、ステップ105に進み、それ以外の場合、本動作は、ステップS107に進む。
ステップS105において、受信機30は、欠落したパケットのシーケンス番号を記憶する。
ステップS106において、受信機30は、管理している変数「欠落したパケット数」を、「1」だけ増加させる。
ステップS107において、受信機30が、インターリーブブロックAにおける最終パケットの受信を完了した場合、本動作は、ステップS108に進み、それ以外の場合、本動作は、ステップS102に戻る。
ステップS108において、受信機30は、変数「欠落したパケット数」と、誤り訂正単位ブロックにおいて誤り訂正可能なデータの数に対応するパケット数を示す「復元可能パケット数」とを比較する。なお、「復元可能パケット数」は、送信機10と受信機20との間で、予め双方向通信によって定められている。
変数「欠落したパケット数」が「復元可能パケット数」よりも大きい場合、本動作は、ステップS109に進み、それ以外の場合、本動作は、ステップS112に進む。
ステップS109において、受信機30は、再送要求を行うパケット数を決定する。具体的には、受信機30は、変数「欠落したパケット数」から「復元可能パケット数」を引いた数を、再送要求を行うパケット数とする。
ステップS110において、受信機30は、ステップS109において決定した再送要求を行うパケット数分のパケットの再送を要求する。
ステップS111において、受信機30は、送信機10により再送されたパケットを受信する。
ステップS112において、受信機30は、再送されたパケットを用いて、インターリーブブロック内の全てのデータについてFEC演算を行うことによって復号を行う。
ステップS113において、復号されたデータにより構成される映像コンテンツを、ストリーミング形式で再生する。
(本発明の第1の実施形態に係る受信機の作用・効果)
本実施形態に係る受信機30によれば、再送要求部35が、誤り訂正可能なデータ数に対応するパケット数(「復元可能パケット数」)を超過している数だけ欠落したパケットの再送を要求するため、受信機30において、最低限の再送要求によって、誤り訂正能力を超過した数のパケットが欠落するという事態を回避することができる。
本実施形態に係る受信機30によれば、再送要求部35が、誤り訂正可能なデータ数に対応するパケット数(「復元可能パケット数」)を超過している数だけ欠落したパケットの再送を要求するため、受信機30において、最低限の再送要求によって、誤り訂正能力を超過した数のパケットが欠落するという事態を回避することができる。
(本発明の第2の実施形態に係る受信機の構成)
次に、図5及び図6を参照して、本発明の第2の実施形態に係る受信機30の構成について説明する。以下、本実施形態に係る受信機30の構成について、上述の第1の実施形態に係る受信機30の構成との相違点を主として説明する。
次に、図5及び図6を参照して、本発明の第2の実施形態に係る受信機30の構成について説明する。以下、本実施形態に係る受信機30の構成について、上述の第1の実施形態に係る受信機30の構成との相違点を主として説明する。
本実施形態に係る受信機30では、再送要求パケット決定部34が、所定パケットの推定到着時刻から所定期間経過後に、欠落したパケット数を計測するように構成されている。
具体的には、再送要求パケット決定部34は、正常な順序で受信したパケット間の受信間隔を測定すると共に、測定した受信間隔の平均である平均差分時間Tを算出するように構成されている。
例えば、図5に示すように、第1に、再送要求パケット決定部34は、インターリーブブロックAの先頭のパケット#1を受信する。
第2に、再送要求パケット決定部34は、パケット#2を受信した場合、パケット#1とパケット#2との間の受信間隔t1を測定すると共に、上述の平均差分時間Tを算出する(かかる場合、平均差分時間T=t1)。
以下、再送要求パケット決定部34は、パケット#7を受信するまで、上述の第1及び第2の動作を繰り返す。
第3に、再送要求パケット決定部34は、図6に示すように、平均差分時間Tを参照して、インターリーブブロックAの最後のパケット#8の推定到着時刻(ブロック完了推定時刻)を算出し、かかる推定到着時刻から所定時間(余剰待ち時間)経過後、欠落したパケット数を計測する。例えば、余剰待ち時間は、平均差分時間Tの整数倍であるものとする。
なお、再送要求パケット決定部34は、次に受信すべきパケットの推定到着時間経過後に、かかるパケットを受信していない場合に、かかるパケットが欠落したと判断するように構成されていてもよい。
(本発明の第2の実施形態に係る受信機の動作)
次に、図7を参照して、本発明の第2の実施形態に係る受信機30の動作について説明する。
次に、図7を参照して、本発明の第2の実施形態に係る受信機30の動作について説明する。
図7に示すように、ステップS201において、受信機30は、映像コンテンツをストリーミング形式で配信する配信サーバ等の送信機10に対して、特定の映像コンテンツの配信開始を依頼する。
ステップS202において、受信機30が、送信機10から、映像コンテンツを構成するデータ(TSデータ)を含むパケットを受信すると、本動作は、ステップS203に進む。
ステップS203において、受信機30は、受信したパケットのシーケンス番号(パケット番号)を確認する。
ステップS204において、受信機30は、受信したパケットの推定到着時刻を算出する。
ステップS205において、受信機30が、確認したシーケンス番号に基づいて、次に受信すべきパケットが受信されていないと判断した場合で、かつ、かかるパケットの推定到着時刻から所定時刻経過後に、かかるシーケンス番号のパケットが欠落したと判断して、本動作は、ステップ206に進み、それ以外の場合、本動作は、ステップS207に進む。
ステップS206において、受信機30は、欠落したパケットのシーケンス番号を記憶すると共に、管理している変数「欠落したパケット数」を、「1」だけ増加させる。
ステップS207において、受信機30は、シーケンス番号順に受信していないパケットがある場合、かかるパケットをシーケンス番号順に並び替える。
ステップS208において、受信機30は、受信したパケットについてシーケンス番号順に並び替えた後、各パケットの受信間隔を算出する。
ステップS209において、受信機30は、ステップS208において算出した各パケットの受信間隔を用いて、平均差分時間(T)を算出する。
ステップS210において、受信機30は、インターリーブブロックAにおける最後のパケットの推定到着時刻(ブロック完了推定時刻)を算出する。
具体的には、各パケットが、一定速度で送信機10から配信されている場合、受信機30は、「現在時刻」+「残パケット数(インターリーブブロックA内において未だ受信していないパケット数)」×「平均差分時間(T)」によって、ブロック完了推定時刻を算出する。
ステップS211において、ブロック完了推定時刻から余剰待ち時間を経過した場合、ステップS212において、受信機30は、欠落したパケット数を計測する。一方、ブロック完了推定時刻から余剰待ち時間を経過した場合、本動作は、ステップS202に戻る。
ステップS213において、受信機30は、変数「欠落したパケット数」と、誤り訂正単位ブロックにおいて誤り訂正可能なデータの数に対応するパケット数を示す「復元可能パケット数」とを比較する。
変数「欠落したパケット数」が「復元可能パケット数」よりも大きい場合、本動作は、ステップS214に進み、それ以外の場合、本動作は、ステップS217に進む。
ステップS214において、受信機30は、再送要求を行うパケット数を決定する。具体的には、受信機30は、変数「欠落したパケット数」から「復元可能パケット数」を引いた数を、再送要求を行うパケット数とする。
ステップS215において、受信機30は、ステップS214において決定した再送要求を行うパケット数分のパケットの再送を要求する。
ステップS216において、受信機30は、送信機10により再送されたパケットを受信する。
ステップS217において、受信機30は、再送されたパケットを用いて、インターリーブブロック内の全てのデータについてFEC演算を行うことによって復号を行う。
ステップS218において、復号されたデータにより構成される映像コンテンツを、ストリーミング形式で再生する。
(本発明の第2の実施形態に係る受信機の作用・効果)
本実施形態に係る受信機30によれば、パケットの到着順序が逆転した場合であっても、所定期間(余剰町時間)経過前に受信したパケットについては再送を要求する必要が無いため、送信機10の処理負担が増大するという問題点を解決することができる。
本実施形態に係る受信機30によれば、パケットの到着順序が逆転した場合であっても、所定期間(余剰町時間)経過前に受信したパケットについては再送を要求する必要が無いため、送信機10の処理負担が増大するという問題点を解決することができる。
(本発明の第3の実施形態に係るマルチキャスト配信システム)
次に、図8を参照して、本発明の第3の実施形態に係るマルチキャスト配信システムにおける受信機30について説明する。以下、かかる受信機30の構成について、上述の第1及び第2の実施形態に係る受信機30の構成との相違点を主として説明する。
次に、図8を参照して、本発明の第3の実施形態に係るマルチキャスト配信システムにおける受信機30について説明する。以下、かかる受信機30の構成について、上述の第1及び第2の実施形態に係る受信機30の構成との相違点を主として説明する。
図8に示すように、本発明の第3の実施形態に係るマルチキャスト配信システムは、同一のマルチキャストグループに属する複数の受信機30#1乃至#4と、送信機10と、複数のルータ#1、#2とを具備する。
かかるマルチキャスト配信システムは、トランスポート層としてUDPを用いるように構成されている。また、かかるマルチキャスト配信システムは、信頼性を保証するために、FECに加えて、ARQを用いるように構成されている。
図8に示すように、第1に、各受信機30#3、30#4は、マルチキャスト通信によって配信されたパケットの欠落を検出した場合、かかるパケットについての再送要求を、ルータ#2に送信する。
第2に、ルータ#2は、マルチキャストグループに属する複数の受信機30#3、30#4から同一のパケットに対する再送要求を受信した場合、かかる再送要求を集約して1つにまとめた再送要求を送信機30宛てに送信する。
ここで、かかる集約された再送要求は、ユニキャスト通信によって送信され、再送されたパケットは、マルチキャスト通信によって送信される。
本実施形態に係るマルチキャスト配信システムによれば、高い信頼性が要求されている場合であっても、ルータから送信機10宛てに転送される再送要求の数を削減することができる。
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
1…ネットワーク
10…送信機
30…受信機
31…パケット受信部
32…誤り訂正処理部
33…再生部
34…再送要求パケット決定部
35…再送要求部
10…送信機
30…受信機
31…パケット受信部
32…誤り訂正処理部
33…再生部
34…再送要求パケット決定部
35…再送要求部
Claims (4)
- ネットワークを介して受信した複数のパケットに含まれているデータにより構成される誤り訂正単位ブロックにおいて誤り訂正処理を行う受信機であって、
前記誤り訂正単位ブロックにおいて誤り訂正可能なデータ数に対応するパケット数と、欠落したパケット数とを比較する再送要求パケット決定部と、
前記欠落したパケット数が前記誤り訂正可能なデータ数に対応するパケット数を超過している場合、該誤り訂正可能なデータ数に対応するパケット数を超過している数だけ該欠落したパケットの再送を要求する再送要求部とを具備することを特徴とする受信機。 - 前記再送要求パケット決定部は、所定パケットの推定到着時刻から所定期間経過後に、前記欠落したパケット数を計測することを特徴とする請求項1に記載の受信機。
- 送信機が、複数のパケットを送信する工程と、
受信機が、受信した複数のパケットに含まれている複数のデータにより構成される誤り訂正単位ブロックにおいて誤り訂正処理を行う工程と、
前記受信機が、前記誤り訂正単位ブロックにおいて誤り訂正可能なデータ数に対応するパケット数と、欠落したパケット数とを比較する工程と、
前記欠落したパケット数が前記受信機が、前記誤り訂正可能なデータ数に対応するパケット数を超過している場合、該誤り訂正可能なデータ数に対応するパケット数を超過している数だけ該欠落したパケットの再送を要求する工程とを有することを特徴とするパケット再送方法。 - コンピュータを、
ネットワークを介して受信した複数のパケットに含まれているデータにより構成される誤り訂正単位ブロックにおいて誤り訂正処理を行う受信機として機能させるプログラムであって、
前記受信機は、
前記誤り訂正単位ブロックにおいて誤り訂正可能なデータ数に対応するパケット数と、欠落したパケット数とを比較する再送要求パケット決定部と、
前記欠落したパケット数が前記誤り訂正可能なデータ数に対応するパケット数を超過している場合、該誤り訂正可能なデータ数に対応するパケット数を超過している数だけ該欠落したパケットの再送を要求する再送要求部とを具備することを特徴とするプログラム。
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JP2018510531A (ja) * | 2015-01-26 | 2018-04-12 | 華為技術有限公司Huawei Technologies Co.,Ltd. | オンデマンドファイル修復のための方法及びシステム |
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2006
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