JP2008091148A - 燃料電池システムならびに燃料カートリッジ - Google Patents
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Abstract
【課題】電子機器に用いる燃料電池システムの安全性を向上する技術を提供する。
【解決手段】燃料電池システム200は、携帯電話機100に用いられる。燃料電池システム200は、燃料を消費して発電し携帯電話機100に電力を供給するDMFC10と、燃料電池システム200の正規の使用者を認証するための認証情報を記憶する記憶部56と、取得された使用者の識別情報と認証情報とを照合し正規の使用者か否かを認証する認証情報照合部58と、識別情報が正規の使用者から取得されたものであると認証された場合、DMFC10に関わる操作を許可する制御部54とを備える。
【選択図】図2
【解決手段】燃料電池システム200は、携帯電話機100に用いられる。燃料電池システム200は、燃料を消費して発電し携帯電話機100に電力を供給するDMFC10と、燃料電池システム200の正規の使用者を認証するための認証情報を記憶する記憶部56と、取得された使用者の識別情報と認証情報とを照合し正規の使用者か否かを認証する認証情報照合部58と、識別情報が正規の使用者から取得されたものであると認証された場合、DMFC10に関わる操作を許可する制御部54とを備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、電子機器に用いられる燃料電池システムおよび燃料カートリッジの技術に関する。
燃料電池は、燃料および酸化剤から電気エネルギーを発生させる装置であり、高い発電効率を得ることができる。燃料電池の主な特徴としては、従来の発電方式のように熱エネルギーや運動エネルギーの過程を経ない直接発電が挙げられる。このため、燃料電池は、小規模でも高い発電効率が期待できる。また、燃料電池は、窒化化合物等の排出が少なく騒音や振動も小さいので環境に与える影響を低減することができる。このように、燃料電池は、燃料の持つ化学エネルギーを有効に利用することができ、環境に優しい特性を持っているので、21世紀を担うエネルギー供給システムとして期待されている。そのため、燃料電池は、宇宙用から自動車用、携帯機器用まで、大規模発電から小規模発電まで、種々の用途に使用できる将来有望な新しい発電システムとして注目され、実用化に向けて技術開発が本格化している。
また、燃料電池の小型化、軽量化が図られつつあることで、携帯機器用の電源としての用途開発も進められている。例えば、近年、燃料電池の一形態として、ダイレクトメタノール燃料電池(Direct Methanol Fuel Cell:以下、「DMFC」という)が注目を集めている。DMFCは、燃料であるメタノールを改質することなく、アノードへ直接供給し、メタノールと酸素との電気化学反応により電力を得る。メタノールは、水素に比べて単位体積あたりのエネルギーが高く、貯蔵に適しており、また、取り扱いも容易なため、自動車や携帯機器などの電源への利用が期待されている。
例えば、携帯電話機のようにリチウムイオン電池を用いて通話をする場合、外出中に電池の残量がなくなったときは携帯電話機を使用することができないため、燃料電池を電源として用いることも検討されている。特に、近年携帯電話機の高機能化によりテレビの視聴や携帯音楽プレーヤとしての利用等が増加し消費電力が増大しているため、電池容量の増加のニーズは高まりつつある。同様に、ノートパソコンの電源としても燃料電池は有望視されている。
携帯電話機やノートパソコン等の電子機器が必要とする電源電圧は、その機器ごとに異なることが多い。特許文献1には、機器の負荷に応じた電圧を負荷に供給するために、電池とその電池の出力電圧を出力電圧指令値に応じて変換するDC/DCコンバータとを内蔵する電池パックを備える携帯型電源装置が開示されている。
特開2004−319367号公報
ところで、電子機器に用いられる燃料電池システムでは、燃料電池本体とは別に燃料を収容する燃料容器を備えたものがある。また、この燃料容器を燃料電池本体に対して着脱可能にした燃料カートリッジも考案されている。このような燃料電池システムでは、燃料がなくなった場合、使用者による燃料の補充や燃料カートリッジの交換が必要となる。
電子機器の正規の使用者(例えば、所有者)が燃料の補充や燃料カートリッジの交換をする場合、一般的にその作業には習熟しているために操作ミスの可能性は低い。しかしながら、電子機器は、その電子機器の正規の使用者だけでなく、その電子機器を共有する他人が使用する可能性もある。また、電子機器によっては不特定多数が使用する環境で使用されることも想定される。さらには、家庭において正確な操作が分からない子供が手にすることも考えられる。
そのため、これらの人が燃料の補充や燃料カートリッジの交換を行うと、操作ミスによる燃料の漏洩や容器の破損等の不具合が発生する可能性がある。また、燃料容器に燃料が補充可能な場合、あるいは、燃料カートリッジのように燃料電池本体に対して着脱可能な場合、燃料や燃料カートリッジの盗難の可能性もある。また、燃料カートリッジを他の種類の燃料電池システムに流用した場合、燃料電池本体との適合性によっては不具合が発生する可能性もある。
本発明は上述の事情を鑑みなされたもので、その目的とするところは、電子機器に用いる燃料電池システムの安全性を向上する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の燃料電池システムは、電子機器に用いられる燃料電池システムであって、燃料を消費して発電し前記電子機器に電力を供給する燃料電池と、燃料電池システムの正規の使用者を認証するための認証情報を記憶する記憶部と、取得された使用者の識別情報と前記認証情報とを照合し正規の使用者か否かを認証する認証情報照合部と、前記識別情報が前記認証情報と一致した場合、前記燃料電池に関わる操作を許可する制御部と、を備える。
ここで、正規の使用者とは、例えば、その燃料電池システムや電子機器の所有者、それらを共有する部署やグループの使用者等、その燃料電池システムや電子機器を使用することが想定されている特定の使用者ということができる。また、使用者の識別情報とは、その使用者がボタンやダイヤル等の入力部を操作して入力したパスワード、カメラやセンサ等の画像読取手段により取得した指紋や顔、静脈、虹彩、網膜等のいわゆるバイオメトリクス情報、あるいは、電子機器のマイク等の音声入力部により取得した音声情報等、使用者を他人に対して識別することが可能な情報ととらえることができる。また、認証情報としては、予め取得した正規な使用者の識別情報や正規な使用者に予め知らされている情報を用いることができる。また、識別情報が認証情報と一致した場合とは、完全一致した場合だけでなく、識別情報が認証情報と部分的には一定していないが全体としてはほぼ一致している場合も含む。なお、認証情報は、必ずしも一人の正規な使用者の情報だけでなく、複数の正規な使用者の情報であってもよい。
この態様によると、例えば、使用者により電子機器の電源が入れられ燃料電池システムに対して何らかの操作が要求された場合、取得された識別情報と記憶されている認証情報とを照合し、識別情報が正規の使用者から取得されたものであると認証された場合、燃料電池に関わる操作が許可される。これにより、正規の使用者以外の者が燃料電池システムを使用することを制限することができる。そのため、正規の使用者以外の者は、電子機器を使用する際に燃料電池システムの操作が行えないため、燃料電池システムの誤操作による不具合が低減され、安全性を向上することができる。
前記燃料を収容し前記燃料電池に対して接続される燃料カートリッジと、前記燃料カートリッジと前記燃料電池とを接続する接続機構とを更に備えてもよい。前記制御部は、前記識別情報が正規の使用者から取得されたものであると認証された場合、前記燃料電池と前記燃料カートリッジとが着脱可能な状態となるように前記接続機構を制御してもよい。
これにより、正規の使用者以外の者は、接続機構により燃料カートリッジの着脱を行うことができないため、操作ミスによる燃料の漏洩や燃料カートリッジの破損等の不具合が発生する可能性を低減することができるとともに、燃料カートリッジの盗難を防止することができる。
前記燃料を収容する燃料収容部とを更に備えてもよい。前記燃料収容部は、外部から燃料を補充するための補充機構を有してもよい。前記制御部は、前記識別情報が正規の使用者から取得されたものであると認証された場合、前記燃料収容部に燃料を補充可能な状態となるように前記補充機構を制御してもよい。
これにより、正規の使用者以外の者は、補充機構による燃料収容部への燃料の補充を行うことができないため、操作ミスによる燃料の漏洩や、燃料の盗難を防止することができる。ここで、補充機構は、燃料収容部への燃料の補充口と、燃料の補充時にはその補充口を開くとともに燃料電池の使用時には補充口を閉じるように開閉する開閉部材とにより構成されていてもよい。
前記制御部は、前記識別情報が正規の使用者から取得されたものであると認証された場合、前記燃料電池による発電を開始してもよい。これにより、正規の使用者以外の者が燃料電池システムを用いて電子機器を使用することを制限することができるため、燃料電池システムの安全性を向上することができる。
使用者の識別情報を取得する識別情報取得部を更に備えてもよい。これにより、電子機器で識別情報取得部がなくても、燃料電池システム自体で燃料電池システムの正規の使用者を認証するための認証情報を記憶部に登録することができる。また、燃料電池システムは、それ自体が識別情報取得部を備えることで、取得された使用者の識別情報と認証情報とを照合し正規の使用者か否かを認証することができる。
前記認証情報照合部で照合された認証結果を表示する表示部を更に備えてもよい。これにより、使用者は、電子機器の表示部を介さなくても認証結果を知ることができる。また、この表示部を用いることで、燃料電池システム自体で燃料電池システムの正規の使用者を認証するための認証情報が正常に登録されたかを確認することもできる。
本発明の別の態様は、燃料カートリッジである。この燃料カートリッジは、電子機器に用いられる燃料電池に接続され、該燃料電池で消費される燃料を収容する燃料カートリッジであって、前記燃料カートリッジの正規の使用者を認証するための認証情報を記憶する記憶部と、使用者の識別情報を取得する識別情報取得部と、取得された使用者の識別情報と前記認証情報とを照合し正規の使用者か否かを認証する認証情報照合部とを備える。前記認証情報照合部は、照合された認証結果を、燃料電池と接続された際に該燃料電池に送信する。
この態様によると、識別情報取得部により取得された使用者の識別情報と、記憶部に記憶されている認証情報とを照合し、正規の使用者か否かの認証結果を燃料電池に送信することができる。これにより、燃料カートリッジが接続された燃料電池やその燃料電池が取り付けられた電子機器において、送信されてきた認証結果に基づいて、燃料カートリッジに関わる操作を許可するか否かを決定することができる。そのため、正規の使用者以外の者は、燃料カートリッジの操作が行えないため、燃料カートリッジの誤操作による不具合が低減され、安全性を向上することができる。例えば、操作ミスによる燃料の漏洩や燃料カートリッジの破損等の不具合が発生する可能性を低減することができるとともに、燃料カートリッジの盗難を防止することができる。
前記認証情報照合部を駆動させるための電力を供給することができる蓄電部を更に備えてもよい。これにより、燃料カートリッジ単体であっても、認証情報照合部を駆動させることができるとともに、取得された使用者の識別情報と認証情報とを照合し正規の使用者か否かを認証することができる。また、燃料カートリッジを購入した直後であっても、識別情報取得部により記憶部に正規の使用者を認証するための認証情報を登録することができる。
前記蓄電部は、前記燃料電池が発電した電力を蓄えることができる。これにより、認証情報照合部により蓄電部の電力が消費された場合であっても、燃料カートリッジを燃料電池に接続した際に充電を行うことで蓄電部の寿命を延ばすことができる。そのため、正規の使用者か否かの認証が燃料カートリッジ単体でできなくなる事態を避けることができる。
前記認証情報照合部で照合された認証結果を表示する表示部を更に備えてもよい。これにより、使用者は、電子機器の表示部を介さなくても認証結果を知ることができる。また、この表示部を用いることで、燃料カートリッジ自体で燃料カートリッジの正規の使用者を認証するための認証情報が正常に登録されたかを確認することもできる。
なお、上述した各要素を適宜組み合わせたものや置換したものも、本件特許出願によって特許による保護を求める発明の範囲に含まれうる。
本発明によれば、電子機器に用いる燃料電池システムの安全性を向上することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。なお、以下の各実施の形態では、電子機器の一形態として携帯電話機を、燃料電池の一形態として、固体高分子形であるダイレクトメタノール燃料電池(DMFC)を、燃料の一形態として液体燃料であるメタノールを例に説明する。本実施の形態に係る燃料カートリッジは、電子機器に内蔵された燃料電池に接続することで燃料電池で消費される燃料を補充することができ、電子機器の稼働時間を延ばすことができる。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態に係る携帯電話機の全体斜視図、図2は、第1の実施の形態に係る携帯電話機および燃料電池システムのブロック図である。
図1は、第1の実施の形態に係る携帯電話機の全体斜視図、図2は、第1の実施の形態に係る携帯電話機および燃料電池システムのブロック図である。
携帯電話機100は、いわゆる二つ折りタイプのものであり、音声入力部30としてのマイク、音声出力部32としてのスピーカ、表示部34としての液晶ディスプレイ、入力部36としてのボタンや十字キー、アンテナ40を介して無線により基地局と通信する通信部38、充電可能な二次電池48等を有する。二次電池48としては、例えば、リチウムイオン電池、リチウムイオンポリマー電池、ニッケル・水素電池等の充電が可能な電池を用いることができる。制御部42は、記憶部44に記憶された制御プログラムや制御データを用いて前述の各部を制御する。
本実施の形態に係る携帯電話機100は、二次電池48とは別の電源として燃料電池システム200を備える。燃料電池システム200は、携帯電話機100の入力部36が設けられている面と反対側の面に取り付けられている燃料電池本体150と、燃料電池本体150に対して接続されている燃料カートリッジ22とを含んで構成される。なお、燃料電池本体150は、携帯電話機100に対して内蔵あるいは固定されていてもよいし、着脱可能に接続されていてもよい。
燃料カートリッジ22は、メタノール燃料を収容しており、取付部として、携帯電話機100に設けられた溝またはガイド部(不図示)と係合するガイド部または溝(不図示)を備えている。そして、燃料カートリッジ22を携帯電話機100の入力部36の底部に取り付ける方向D1と、送出口46から燃料を送出する方向D2とが平行になっている。
燃料電池本体150は、燃料を消費して発電し、通信部38や制御部42を含む携帯電話機100に電力を供給する燃料電池としてのDMFC10と、燃料カートリッジ22と着脱可能に接続する接続部24と、DMFC10における発電の開始や停止、接続部24による燃料カートリッジ22との着脱の制御を行う制御部54とを備える。前述の二次電池48は、DMFC10および外部電源の少なくともいずれか一方により充電可能である。
制御部42は、携帯電話機100の使用状況や二次電池48の電池容量、燃料の残量等の情報に基づいて、機器本体への電力の供給をDMFC10による発電にて行うか、二次電池48による放電にて行うかを充放電回路50により切り替える。また、制御部42は、DMFC10による機器本体への電力の供給と、DMFC10による二次電池48の充電とを充放電回路50により切り替える。
(DMFCの基本構成)
ここで、第1の実施の形態で使用されるDMFCの概要について説明する。図3は、第1の実施の形態に係るDMFCを内蔵した機器の基本構成を示す模式図である。
ここで、第1の実施の形態で使用されるDMFCの概要について説明する。図3は、第1の実施の形態に係るDMFCを内蔵した機器の基本構成を示す模式図である。
DMFC10は、電解質膜12と、電解質膜の一方の面に設けられたアノード電極14と、電解質膜12の他方の面に設けられたカソード電極16とを備える。携帯電話機100は、DMFC10を内蔵し、アノード電極14に液体燃料としてのメタノール水溶液あるいは純メタノール(以下、「メタノール燃料」と記載する)を供給する燃料供給経路20と、燃料カートリッジ22を燃料供給経路20に接続するための接続部24とを備える。アノード電極14と燃料供給経路20との間には、メタノール燃料を一時的に満たす貯蔵室26が設けられている。DMFC10は、メタノール燃料中のメタノールと空気中の酸素との電気化学反応により発電する。携帯電話機100は、DMFC10で発電された電力が供給される不図示の受電部を更に備えている。
ここで、燃料カートリッジ22を接続することができる電子機器としては、携帯電話機100以外にも、携帯端末、ノート型パーソナルコンピュータ等、電力を必要とする機器であれば特に限定されるものではない。また、燃料カートリッジ22だけでなくDMFC10も携帯電話機100に対して交換可能としてもよい。
(認証情報照合)
本実施の形態に係る燃料電池本体150は、さらに、燃料電池システム200の正規の使用者を認証するための認証情報を記憶する記憶部56と、DMFC10に関わる操作が要求された場合、取得された使用者の識別情報と認証情報とを照合し正規の使用者か否かを認証する認証情報照合部58とを備える。認証情報は、携帯電話機100や燃料電池システム200の購入者が、購入後に携帯電話機100の入力部36を操作して、パスワードを記憶部56に登録する。あるいは、携帯電話機100に設けられた識別情報取得部62(図2参照)により取得した情報を予め登録し、認証情報としてもよい。識別情報取得部62としては、例えば、指紋を読み取るセンサや、顔を撮るカメラを採用することができる。
本実施の形態に係る燃料電池本体150は、さらに、燃料電池システム200の正規の使用者を認証するための認証情報を記憶する記憶部56と、DMFC10に関わる操作が要求された場合、取得された使用者の識別情報と認証情報とを照合し正規の使用者か否かを認証する認証情報照合部58とを備える。認証情報は、携帯電話機100や燃料電池システム200の購入者が、購入後に携帯電話機100の入力部36を操作して、パスワードを記憶部56に登録する。あるいは、携帯電話機100に設けられた識別情報取得部62(図2参照)により取得した情報を予め登録し、認証情報としてもよい。識別情報取得部62としては、例えば、指紋を読み取るセンサや、顔を撮るカメラを採用することができる。
次に、本実施の形態に係る認証情報の照合を用いた燃料電池の操作について説明する。図4は、第1の実施の形態に係る燃料電池システム200を備えた携帯電話機100において認証情報の照合をする場合のフローチャートである。
認証情報が登録された状態で、使用者が携帯電話機100に対して何らかの操作を行い、携帯電話機100から燃料電池本体150に対してDMFC10に関わる操作が要求された場合、制御部54は、表示部34や音声出力部32を介して、使用者に対して識別情報の入力を促すメッセージを表示または音声により報知する。
使用者は、入力部36や識別情報取得部62を用いて自己の識別情報を入力する。認証情報照合部58は、入力された識別情報を取得し(S10)、識別情報と記憶部に登録されている認識情報とを照合し、正規の使用者の識別情報か否かを判別する(S12)。認証情報照合部58は、登録されている認識情報と取得した識別情報が相違する場合、正規の使用者ではないと判定し(S12のNo)、DMFC10に関わる操作は許可されない状態のままとなる。
一方、取得された識別情報と認証情報とが一致し取得された識別情報が正規の使用者から取得されたものであると認証情報照合部58において認証された場合(S12のYes)、制御部54は、DMFC10に関わる操作が可能なように燃料電池本体150を制御する(S14)。本実施の形態では、制御部54は、DMFC10が発電を開始するように外部負荷回路を制御する(S16)。その後、制御部54は、携帯電話機100の電源がOFFとなるか待機モードとなるかを監視し(S18)、電源がOFFにも待機モードにもならない場合(S18のNo)、DMFC10による発電を継続する。一方、電源がOFFまたは待機モードとなった場合(S18のYes)、制御部54はDMFC10の発電を停止し、この処理を終了する(S20)。
このように、本実施の形態に係る燃料電池システム200は、使用者により携帯電話機100の電源が入れられ燃料電池システムに対してDMFC10の発電が要求された場合、取得された識別情報と記憶されている認証情報とを照合し、識別情報が正規の使用者から取得されたものであると認証された場合、DMFC10の発電が許可される。これにより、正規の使用者以外の者が燃料電池システム200を使用することを制限することができる。つまり、正規の使用者以外の者は、携帯電話機100を使用する際に燃料電池システム200の操作を行うことができない。これにより、燃料電池システムの安全性を向上することができる。
[第2の実施の形態]
第1の実施の形態では、DMFC10に関わる操作として発電を許可する場合について説明した。本実施の形態では、DMFC10に関わる操作として、DMFC10で消費される燃料を供給する燃料カートリッジ22を交換する場合について説明する。なお、以下の各実施の形態に係る説明において、他の実施の形態と同様な内容の説明は適宜省略する。
第1の実施の形態では、DMFC10に関わる操作として発電を許可する場合について説明した。本実施の形態では、DMFC10に関わる操作として、DMFC10で消費される燃料を供給する燃料カートリッジ22を交換する場合について説明する。なお、以下の各実施の形態に係る説明において、他の実施の形態と同様な内容の説明は適宜省略する。
(接続機構)
はじめに、DMFC10を備えた燃料電池本体150と、燃料カートリッジ22との接続機構について説明する。図5は、本実施の形態に係る燃料電池本体150と燃料カートリッジ22との接続機構近傍の概略断面図である。
はじめに、DMFC10を備えた燃料電池本体150と、燃料カートリッジ22との接続機構について説明する。図5は、本実施の形態に係る燃料電池本体150と燃料カートリッジ22との接続機構近傍の概略断面図である。
燃料カートリッジ22は、その先端に、燃料電池本体150に設けられた開口部152に挿入した状態で固定される送出口46を備える。送出口46は、その外周に凹部64が形成されており、燃料電池本体150に設けられた係止片154により燃料電池本体150に対して固定される。送出口46の内部には、送出口46の先端部に設けられた穴66を封止する弁体68と、弁体68を穴66に向けて付勢するバネ等の弾性部材70とが配置されている。
一方、燃料電池本体150の開口部152の奥には、接続部24が設けられている。接続部24の内部には、送出口46と対向する端部に設けられた穴156を封止する弁体158と、弁体158を穴156に向けて付勢するバネ等の弾性部材160とが配置されている。燃料カートリッジ22が燃料電池本体150に挿入され固定された状態では、送出口46に収容されている弁体68と、接続部24に収容されている弁体158とが弾性部材70,160に抗して互いに押し合うことで、穴66,156が開放される。これにより、燃料カートリッジ22とDMFC10とは接続され、燃料カートリッジ22の燃料貯蔵部60に収容されているメタノール燃料は、DMFC10に供給可能となる。このように、本実施の形態に係る燃料電池システム200は、燃料電池本体150に燃料カートリッジ22を接続した状態では、係止片154により燃料カートリッジ22の取り外しはできない構成となっている。
次に、本実施の形態に係る認証情報の照合を用いた燃料カートリッジの交換操作について説明する。図6は、第2の実施の形態に係る燃料電池システム200を備えた携帯電話機100において燃料カートリッジを交換する際の認証情報の照合をする場合のフローチャートである。
認証情報が登録された状態で、使用者が携帯電話機100や燃料電池本体150に対して何らかの操作を行い、燃料電池本体150に対して燃料カートリッジ22の交換が要求された場合、制御部54は、表示部34や音声出力部32を介して、使用者に対して識別情報の入力を促すメッセージを表示または音声により報知する。
使用者は、入力部36や識別情報取得部62を用いて自己の識別情報を入力する。認証情報照合部58は、入力された識別情報を取得し(S30)、識別情報と記憶部に登録されている認識情報とを照合し、正規の使用者の識別情報か否かを判別する(S32)。認証情報照合部58は、登録されている認識情報と取得した識別情報が相違する場合、正規の使用者ではないと判定し(S32のNo)、燃料カートリッジ22の交換は許可されない状態のままとなる。つまり、燃料カートリッジ22は係止片154により燃料電池本体150に対して固定されたままとなる。
一方、取得された識別情報が正規の使用者から取得されたものであると認証情報照合部58において認証された場合(S32のYes)、制御部54は、燃料カートリッジ22の交換が可能なように燃料電池本体150を制御する(S34)。そして、認証が行われたタイミングを基準に時間tの計測を開始する(S36)。認証後T[min]が経過した場合(S38のYes)、燃料電池本体150に関わる操作が可能な状態で放置されることを防止するために、自動的に再度燃料電池本体150に対する操作をロックする(S40)。なお、燃料電池システム200は、ロックされるまでの時間が使用者により設定できるように構成されている。
一方、認証後T[min]が経過していない場合(S38のNo)、携帯電話機100の表示部34に燃料電池本体150に関わる操作が可能になった旨の表示を行う(S42)。正規の使用者は、入力部36や、燃料カートリッジ22または燃料電池本体150に設けられた着脱ボタン等を操作することで、燃料カートリッジ22の交換を行うか否かを選択する(S44)。燃料カートリッジ22の交換が選択された場合(S44のYes)、制御部54は、係止片154を退避させるためにアクチュエータ(不図示)を駆動する(S46)。アクチュエータとしては、ソレノイドやモータを用いることができる。
図7、図8、図9は、本実施の形態に係る燃料電池本体150から燃料カートリッジ22を交換する際の接続機構近傍の概略断面図である。
制御部54により不図示のアクチュエータが駆動されることにより、係止片154は、図7に示すように送出口46の凹部64から退避される。これにより、燃料カートリッジ22は、燃料電池本体150から取り外しが可能な状態となる。この状態で、図8に示すように、使用者が燃料カートリッジ22を燃料電池本体150から取り外すと、送出口46は、内部の弁体68が弾性部材70により穴66に向かって押し付けられることで閉じられる。
一方、燃料電池本体150の接続部24は、内部の弁体158が弾性部材160により穴156に向かって押し付けられることで閉じられる。これにより、燃料カートリッジ22を取り外しても、燃料カートリッジ22および燃料電池本体150からメタノール燃料が漏洩することを防止することができる。
なお、燃料カートリッジ22の交換が選択されない場合(S44のNo)、S38に戻る。また、燃料カートリッジ22が取り外された状態でT[min]が経過した場合(S38のYes)、燃料電池本体150に他の燃料カートリッジを接続可能な状態で放置されることを防止するために、再度燃料電池本体150に対する操作をロックし(S40)処理を終了する。具体的には、図9に示すように、制御部54は、アクチュエータを駆動し退避していた係止片154を再度開口部152の内部に突出させる。これにより、燃料カートリッジ22を燃料電池本体150に装着するには、再度正規の使用者か否かの認証が必要となる。
このように、本実施の形態に係る燃料電池システム200においては、正規の使用者以外の者は、上述の接続機構により燃料カートリッジ22の着脱を行うことができないため、操作ミスや仕様の異なる燃料カートリッジの装着による、燃料の漏洩や燃料カートリッジの破損等の不具合が発生する可能性を低減することができるとともに、燃料カートリッジの盗難を防止することができる。
[第3の実施の形態]
第2の実施の形態では、燃料カートリッジ22を交換する際に正規の使用者か否かを認証する場合について説明した。本実施の形態では、燃料を直接燃料電池システムに補充する場合について説明する。なお、前述の実施の形態と同様な内容の説明は適宜省略する。
第2の実施の形態では、燃料カートリッジ22を交換する際に正規の使用者か否かを認証する場合について説明した。本実施の形態では、燃料を直接燃料電池システムに補充する場合について説明する。なお、前述の実施の形態と同様な内容の説明は適宜省略する。
図10は、第3の実施の形態に係る携帯電話機および燃料電池システムのブロック図である。本実施の形態に係る燃料電池システム300は、前述の各実施の形態と異なり、着脱可能な燃料カートリッジではなく、メタノール燃料を収容する燃料収容部72を備える。燃料収容部72は、外部から燃料を補充するための補充機構を有する。本実施の形態に係る補充機構は、燃料収容部72への燃料の補充口74と、燃料の補充時にはその補充口74を開くとともに燃料電池システム300の使用時には補充口74を閉じるように開閉する開閉部材76とにより構成されている。
制御部54は、第2の実施の形態と同様に、識別情報が正規の使用者から取得されたものであると認証された場合、燃料収容部72にメタノール燃料を補充可能な状態となるように開閉部材76を制御し補充口74を開放する。これにより、正規の使用者は、メタノール燃料を補充することができる。また、正規の使用者以外の者は、補充機構による燃料収容部72へのメタノール燃料の補充を行うことができないため、操作ミスによるメタノール燃料の漏洩や、メタノール燃料の盗難を防止することができる。これにより、燃料電池システムの安全性を向上することができる。
[第4の実施の形態]
図11は、第4の実施の形態に係る携帯電話機および燃料電池システムのブロック図である。本実施の形態に係る燃料電池システム400は、第1の実施の形態に係る燃料電池システム200と異なり、使用者の識別情報を取得する識別情報取得部62を備えている。これにより、携帯電話機110に識別情報取得部がなくても、燃料電池システム400自体で燃料電池システム400の正規の使用者を認証するための認証情報を記憶部56に登録することができる。また、燃料電池システム400は、それ自体が識別情報取得部62を備えることで、取得された使用者の識別情報と認証情報とを照合し正規の使用者か否かを認証することができる。したがって、燃料電池システム400は、携帯電話機110が識別情報取得部を備えるか否かにかかわらず適用することができるので、汎用性が高くなる。
図11は、第4の実施の形態に係る携帯電話機および燃料電池システムのブロック図である。本実施の形態に係る燃料電池システム400は、第1の実施の形態に係る燃料電池システム200と異なり、使用者の識別情報を取得する識別情報取得部62を備えている。これにより、携帯電話機110に識別情報取得部がなくても、燃料電池システム400自体で燃料電池システム400の正規の使用者を認証するための認証情報を記憶部56に登録することができる。また、燃料電池システム400は、それ自体が識別情報取得部62を備えることで、取得された使用者の識別情報と認証情報とを照合し正規の使用者か否かを認証することができる。したがって、燃料電池システム400は、携帯電話機110が識別情報取得部を備えるか否かにかかわらず適用することができるので、汎用性が高くなる。
また、燃料電池システム400は、認証情報照合部58で照合された認証結果を表示する表示部80を更に備える。これにより、使用者は、携帯電話機110の表示部34を介さなくても認証結果を知ることができる。また、この表示部80を用いることで、燃料電池システム400自体で燃料電池システム400の正規の使用者を認証するための認証情報が正常に登録されたかを確認することもできる。表示部80としては、LEDを用いてもよい。例えば、使用者は、緑や赤のLEDの点灯状態により認証結果を知ることができる。
[第5の実施の形態]
図12は、第5の実施の形態に係る携帯電話機および燃料電池システムのブロック図である。本実施の形態に係る燃料電池システム500は、第4の実施の形態に係る燃料電池システム400と異なり、燃料電池本体150ではなく燃料カートリッジ122に認証情報を記憶する記憶部56と、使用者の識別情報を取得する識別情報取得部62と、取得された使用者の識別情報と認証情報とを照合し正規の使用者か否かを認証する認証情報照合部58とを備える。認証情報照合部58は、照合された認証結果を、燃料カートリッジ122が燃料電池本体150と接続された際に燃料電池本体150に設けられた制御部54に送信する。
図12は、第5の実施の形態に係る携帯電話機および燃料電池システムのブロック図である。本実施の形態に係る燃料電池システム500は、第4の実施の形態に係る燃料電池システム400と異なり、燃料電池本体150ではなく燃料カートリッジ122に認証情報を記憶する記憶部56と、使用者の識別情報を取得する識別情報取得部62と、取得された使用者の識別情報と認証情報とを照合し正規の使用者か否かを認証する認証情報照合部58とを備える。認証情報照合部58は、照合された認証結果を、燃料カートリッジ122が燃料電池本体150と接続された際に燃料電池本体150に設けられた制御部54に送信する。
本実施の形態に係る燃料電池システム500は、燃料カートリッジ122が接続された燃料電池本体150やその燃料電池本体150が取り付けられた携帯電話機110において、燃料カートリッジ122から送信されてきた認証結果に基づいて、燃料カートリッジ122に関わる操作を許可するか否かを決定することができる。そのため、正規の使用者以外の者は、燃料カートリッジの操作、例えば着脱が行えないため、燃料カートリッジの誤操作による不具合を低減することができる。例えば、操作ミスによる燃料の漏洩や燃料カートリッジの破損等の不具合が発生する可能性を低減することができるとともに、燃料カートリッジの盗難を防止することができる。
また、燃料カートリッジ122は、認証情報照合部58を駆動させるための電力を供給することができる蓄電部82を更に備えてもよい。これにより、燃料カートリッジ122単体であっても、認証情報照合部58を駆動させることができるとともに、取得された使用者の識別情報と認証情報とを照合し正規の使用者か否かを認証することができる。また、燃料カートリッジ122を購入した直後であっても、識別情報取得部62により記憶部56に正規の使用者を認証するための認証情報を登録することができる。これにより、燃料カートリッジ122は、例え盗難されて他の携帯電話機に接続されても、記憶部56に登録されていない使用者は操作が行えない。そのため、盗難を抑止し誤操作を防止することができる。
蓄電部82は、DMFC10が発電した電力を蓄えることができる。これにより、認証情報照合部58により蓄電部82の電力が消費された場合であっても、燃料カートリッジ122をDMFC10に接続した際に充電を行うことで蓄電部82の寿命を延ばすことができる。そのため、正規の使用者か否かの認証が燃料カートリッジ単体でできなくなる事態を避けることができる。
なお、蓄電部82としては、燃料カートリッジ122の販売時には充電されており、例えば、二次電池やキャパシタを用いることができる。また、燃料カートリッジ122は、メタノール燃料がなくなると回収され、記憶部56に登録されている認証情報が消去され、メタノール燃料が再充填され、蓄電部82が充電されることで、リサイクルされる。
また、燃料カートリッジ122は、使用者の識別情報を取得する識別情報取得部62を備えているので、携帯電話機110や燃料電池本体150に接続しなくても、燃料カートリッジ122自体で燃料カートリッジ122の正規の使用者を認証するための認証情報を記憶部56に登録することができる。また、燃料カートリッジ122は、それ自体が識別情報取得部62を備えることで、取得された使用者の識別情報と認証情報とを照合し正規の使用者か否かを認証することができる。したがって、燃料カートリッジ122は、携帯電話機110や燃料電池本体150が識別情報取得部を備えるか否かにかかわらず適用することができるので、汎用性が高くなる。
また、燃料カートリッジ122は、認証情報照合部58で照合された認証結果を表示する表示部80を更に備える。これにより、使用者は、携帯電話機110の表示部34を介さなくても認証結果を知ることができる。また、この表示部80を用いることで、燃料カートリッジ122自体で燃料カートリッジ122の正規の使用者を認証するための認証情報が正常に登録されたかを確認することもできる。表示部80としては、LEDを用いてもよい。例えば、使用者は、緑や赤のLEDの点灯状態により認証結果を知ることができる。
本発明は、上述の各実施の形態に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を加えることや構成の一部を置換したり追加したりすることも可能であり、そのような変形が加えられた実施の形態も本発明の範囲に含まれうるものである。
例えば、上述の蓄電部82を用いて、DMFC10が停止状態の場合に携帯電話機や燃料電池本体を起動し、認証情報照合部58を駆動してもよい。そして、蓄電部82は、燃料電池に関わる動作、例えば、燃料カートリッジの交換や燃料の補充に伴う電力を供給してもよい。
また、携帯電話機はその起動に時間を要することもあるので、認証情報照合部58や識別情報取得部62等、認証機能のみを起動するスイッチやボタンを燃料電池本体や燃料カートリッジに設けてもよい。
10 DMFC、 22 燃料カートリッジ、 24 接続部、 34 表示部、 36 入力部、 54 制御部、 56 記憶部、 58 認証情報照合部、 62 識別情報取得部、 74 補充口、 76 開閉部材、 80 表示部、 82 蓄電部、 100 携帯電話機、 122 燃料カートリッジ、 150 燃料電池本体、 154 係止片、 200 燃料電池システム。
Claims (10)
- 電子機器に用いられる燃料電池システムであって、
燃料を消費して発電し前記電子機器に電力を供給する燃料電池と、
燃料電池システムの正規の使用者を認証するための認証情報を記憶する記憶部と、
取得された使用者の識別情報と前記認証情報とを照合し正規の使用者か否かを認証する認証情報照合部と、
前記識別情報が前記認証情報と一致した場合、前記燃料電池に関わる操作を許可する制御部と、
を備えることを特徴とする燃料電池システム。 - 前記燃料を収容し前記燃料電池に対して接続される燃料カートリッジと、
前記燃料カートリッジと前記燃料電池とを接続する接続機構とを更に備え、
前記制御部は、前記識別情報が正規の使用者から取得されたものであると認証された場合、前記燃料電池と前記燃料カートリッジとが着脱可能な状態となるように前記接続機構を制御することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。 - 前記燃料を収容する燃料収容部とを更に備え、
前記燃料収容部は、外部から燃料を補充するための補充機構を有し、
前記制御部は、前記識別情報が正規の使用者から取得されたものであると認証された場合、前記燃料収容部に燃料を補充可能な状態となるように前記補充機構を制御することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。 - 前記制御部は、前記識別情報が正規の使用者から取得されたものであると認証された場合、前記燃料電池による発電を開始することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の燃料電池システム。
- 使用者の識別情報を取得する識別情報取得部を更に備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の燃料電池システム。
- 前記認証情報照合部で照合された認証結果を表示する表示部を更に備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の燃料電池システム。
- 電子機器に用いられる燃料電池に接続され、該燃料電池で消費される燃料を収容する燃料カートリッジであって、
前記燃料カートリッジの正規の使用者を認証するための認証情報を記憶する記憶部と、
使用者の識別情報を取得する識別情報取得部と、
取得された使用者の識別情報と前記認証情報とを照合し正規の使用者か否かを認証する認証情報照合部とを備え、
前記認証情報照合部は、照合された認証結果を、燃料電池と接続された際に該燃料電池に送信することを特徴とする燃料カートリッジ。 - 前記認証情報照合部を駆動させるための電力を供給することができる蓄電部を更に備えることを特徴とする請求項7に記載の燃料カートリッジ。
- 前記蓄電部は、前記燃料電池が発電した電力を蓄えることができることを特徴とする請求項8に記載の燃料カートリッジ。
- 前記認証情報照合部で照合された認証結果を表示する表示部を更に備えることを特徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載の燃料カートリッジ。
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JP2006269340A JP2008091148A (ja) | 2006-09-29 | 2006-09-29 | 燃料電池システムならびに燃料カートリッジ |
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2006
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