JP2008090495A - 目論見書情報処理システム、目論見書情報処理方法、およびそのプログラム - Google Patents

目論見書情報処理システム、目論見書情報処理方法、およびそのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】異なるフォーマットにて記述された目論見書の項目毎に記載された記述を電子化し、統一したフォーマットに変換して表示する目論見書情報処理プログラムを提供する。
【解決手段】本プログラムは、目論見書の項目が定義されている項目定義ファイルと、項目とタクソノミで使用される個別要素名とを関連付ける個別マッピングファイルと、項目とタクソノミで使用される共通要素名とを関連付ける共通マッピングファイルとを用い、目論見書のテキストファイルから、項目定義ファイルの項目と関連する文字列との対応する項目テーブルを生成し、個別マッピングファイルから個別要素名を検索し、インスタンス雛形ファイルに対し、個別要素と項目に対応した文字列とを付加し、個別インスタンスファイルを作成し、インスタンス雛形ファイルに、共通マッピングファイルから検索された共通要素毎に文字列を付加し、共通インスタンスファイルを作成する処理を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、目論見書に記載された情報を、予め設定したフォーマットに再編集する目論見書情報処理システム、目論見書情報処理方法、およびそのプログラムに関する。
従来、投資家は購入する投信を選択する際に、投信評価機関の提供する情報により、運用会社,リターン及びリスク評価などを参照して、購入するファンドの選択を行っている。
上記投信評価機関は、独自性を出すために、それぞれが独自に設定したファンドのデータにより比較表示が行われている(例えば、特許文献1参照)。
ところが、実際にファンドを購入する際には、証券取引法に基づいて、有価証券の募集や売り出しにあたり、有価証券の発行元が投資家に交付する「投信信託目論見書」を確認することが必須となっている。
この目論見書は、ファンドの情報提供資料であり、申込手数料、申込単位、投資方針、運用体制、リスク要因などや、管理及び運営の仕組み、信託約款などの情報が記載されている。
特開2002−269131号公報
上述した目論見書の情報は、法改正が進んで電子交付されるようになっているが、必ずしも全ての投資家がインターネットを用いた取引を行うわけではなく、同一のデータ形式(例えば、PDF)で目論見書を入手しているとは限らない。
このため、投資家が様々なデータ形式の目論見書を集め、そのファンドを比較する必要があり、記述された内容を確認することに多大な労力を要している。
また、目論見書の項目は、その意味することが同一であっても、発行元間において項目名が異なる場合すなわち、発行元間で書式が異なる場合が多く、比較検討するためには、内容を理解する必要があり、かなりの専門知識を要する。
このため、一般の投資家が目論見書を読むことにより、複数のファンドを比較することは困難であった。
また、上述した投信評価機関は、ネットワーク上の各サイトにおいて、それぞれの独自性を出し、他との差別化を行うために、特許文献1に記載されているように、それぞれ個別に設定した項目による比較表示を行っている。
このため、この従来の例においては、投資家が最終的に購入を決定の際に、確認が必要な目論見書の項目単位での比較表示が行われておらず、再度、目論見書を確認する必要があり、ファンド購入に手間がかかることとなる。
また、投信評価機関による情報提供方法は、それぞれオペレータが人手にてデータの入力を行っていたため、目論見書の各項目の内容及びデータを入力する際、人為的なミスが発生し、正確な比較評価が行えない場合がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、異なった書式にて記述された目論見書の項目毎に記載された記述を電子化し、コンピュータシステムによる操作を容易にする統一した書式に変換して表示することで、投資家が容易に各ファンドの比較を行い、目論見書の内容を確認することができる目論見書情報処理システム、目論見書情報処理方法、およびそのプログラムを提供することを目的とする。
本発明のプログラムは、目論見書の各項目が記載順に定義されている項目定義ファイルを、定義ファイル記憶部に対し、異なる書式毎に記憶する定義ファイル記憶処理と、目論見書の各項目と、該項目に対応してタクソノミで使用される、書式個別の個別要素名とを関連付ける個別マッピングファイルを、個別マッピングファイル記憶部に対し、各書式毎に記憶する個別マッピングファイル記憶処理と、目論見書の各項目と、該項目に対応してタクソノミで使用される、書式共通の共通要素名とを関連付ける共通マッピングファイルを、共通マッピングファイル記憶部に対し、各書式毎に記憶する共通マッピングファイル記憶処理と、インスタンスファイル全体の定義情報が記載されたインスタンス雛形ファイルを、インスタンス雛形ファイル記憶部に対し記憶するインスタンス雛形ファイル記憶処理と、項目テーブル作成部が、目論見書のテキストファイルから、前記項目定義ファイルに記載された項目を検出し、検出された各項目と、該項目の後に記述された文字列とを対応付けた項目テーブルを生成する項目テーブル作成処理と、個別インスタンス作成部が、前記個別マッピングファイルから、前記項目テーブルの各項目を検索し、それぞれの項目に対応する個別要素名を読みだし、インスタンス雛形ファイルに対し、各個別要素と、前記項目に対応した文字列とを書き込み、個別インスタンスファイルを作成する個別インスタンス作成処理と、共通インスタンス作成部が、前記共通マッピングファイルから、前記項目テーブルの各項目を検索し、それぞれの項目に対応する共通要素名を読みだし、インスタンス雛形ファイルに対し、各共通要素と、前記項目に対応した文字列とを書き込み、共通インスタンスファイルを作成する共通インスタンス作成処理とを有する目論見書情報処理をコンピュータに実行させるプログラムである。
本発明のプログラムは、インスタンス作成選択部が、個別インスタンス及び共通インスタンスのいずれかまたは双方を作成するか否かを、ユーザが入力する制御情報により選択するインスタンス作成選択部とをさらに有することを特徴とするプログラムである。
本発明のプログラムは、前記個別要素と、該個別要素に対応する前記会社個別の個別ラベルとを関連付ける個別タクソノミファイルを、個別タクソノミ記憶部に記憶する個別タクソノミ記憶処理と、前記共通要素と、該共通要素に対応して全書式共通に設定した共通ラベルとを関連づける共通タクソノミファイルを、共通タクソノミ記憶部に記憶する共通タクソノミ記憶処理と、個別目論見書作成部が、前記個別インスタンスファイルから、個別タクソノミファイルに記載されている個別要素を検索し、各個別要素と対応する、表示に用いる個別ラベルを読みだし、読み出された個別ラベル各々と、各個別ラベルに対応する個別要素の文字列とを関連付けた個別目論見書を生成する個別目論見書作成処理と、共通目論見書作成部が、複数の前記共通インスタンスファイルから、共通タクソノミファイルに記載されている共通要素を検索し、各共通要素と対応する、表示に用いる共通ラベルを読みだし、読み出された共通ラベル各々と、各共通ラベルに対応する共通要素の文字列とを関連付け、複数の目論見書の内容が並列に記述された共通目論見書を生成する共通目論見書作成処理と、表示画像処理部が、作成された前記個別目論見書または共通目論見書を、ユーザの選択により表示画面に表示する表示画像処理とをさらに有することを特徴とするプログラムである。
本発明のプログラムは、個別目論見書検索部が、前記表示画面に表示された前記共通目論見書において、ユーザがいずれかの目論見書の表示領域を選択すると、選択された個別目論見書を、前記個別目論見書を目論見書毎に記憶する個別目論見書記憶部から、目論見書のファンド名により検索し、対応する個別目論見書を前記表示部に表示する個別目論見書検索処理とをさらに有することを特徴とする請求項3記載のプログラムである。
本発明の目論見書情報処理システムは、目論見書の各項目が記載順に定義されている項目定義ファイルが異なる書式毎に記憶されている定義ファイル記憶部と、目論見書の各項目と、該項目に対応してタクソノミで使用される、書式個別の個別要素名とを関連付ける個別マッピングファイルを、各書式毎に記憶する個別マッピングファイル記憶部と、目論見書の各項目と、該項目に対応してタクソノミで使用される、書式共通の共通要素名とを関連付ける共通マッピングファイルを、各書式毎に記憶する共通マッピングファイル記憶部と、インスタンスファイル全体の定義情報が記載されたインスタンス雛形ファイルを記憶するインスタンス雛形ファイル記憶部と、目論見書のテキストファイルから、前記項目定義ファイルに記載された項目を検出し、検出された各項目と、該項目の後に記述された文字列とを対応付けた項目テーブルを生成する項目テーブル作成部と、前記個別マッピングファイルから、前記項目テーブルの各項目を検索し、それぞれの項目に対応する個別要素名を読みだし、インスタンス雛形ファイルに対し、各個別要素と、前記項目に対応した文字列とを書き込み、個別インスタンスファイルを作成する個別インスタンス作成部と、前記共通マッピングファイルから、前記項目テーブルの各項目を検索し、それぞれの項目に対応する共通要素名を読みだし、インスタンス雛形ファイルに対し、各共通要素と、前記項目に対応した文字列とを書き込み、共通インスタンスファイルを作成する共通インスタンス作成部とを有することを特徴とする。
本発明の目論見書情報処理方法は、目論見書の各項目が記載順に定義されている項目定義ファイルを、定義ファイル記憶部に異なる書式毎に記憶する定義ファイル記憶過程と、目論見書の各項目と、該項目に対応してタクソノミで使用される、書式個別の個別要素名とを関連付ける個別マッピングファイルを、個別マッピングファイル記憶部に対し、各書式毎に記憶する個別マッピングファイル記憶過程と、目論見書の各項目と、該項目に対応してタクソノミで使用される、書式共通の共通要素名とを関連付ける共通マッピングファイルを、共通マッピングファイル記憶部に対し、各書式毎に記憶する共通マッピングファイル記憶過程と、インスタンスファイル全体の定義情報が記載されたインスタンス雛形ファイルを、インスタンス雛形ファイル記憶部に記憶するインスタンス雛形ファイル記憶過程と、項目テーブル作成部が、目論見書のテキストファイルから、前記項目定義ファイルに記載された項目を検出し、検出された各項目と、該項目の後に記述された文字列とを対応付けた項目テーブルを生成する項目テーブル作成過程と、個別インスタンス作成部が、前記個別マッピングファイルから、前記項目テーブルの各項目を検索し、それぞれの項目に対応する個別要素名を読みだし、インスタンス雛形ファイルに対し、各個別要素と、前記項目に対応した文字列とを書き込み、個別インスタンスファイルを作成する個別インスタンス作成過程と、共通インスタンス作成部が、前記共通マッピングファイルから、前記項目テーブルの各項目を検索し、それぞれの項目に対応する共通要素名を読みだし、インスタンス雛形ファイルに対し、各共通要素と、前記項目に対応した文字列とを書き込み、共通インスタンスファイルを作成する共通インスタンス作成過程とを有することを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、書式が異なる目論見書の重要項目に関するデータ(文字列)を、同一様式に標準化することにより、投資家が各会社の目論見書の内容を表示して比較することが可能となり、投資家が目論見書の確認が必要な項目を含めて、ビジュアル的に一括して確認することができるため、ファンド間の差異の比較を容易に行うことができる。
また、本発明によれば、各会社単位においても、過去の発行して蓄積されている目論見書を、共通の項目にまとめ直すことにより、ファンド毎に異なる項目の記載を共通とすることが可能となり、これら過去の目論見書の有効活用などが行える。
また、本発明によれば、ファンドを発行する各会社において、目論見書の様式毎に項目定義ファイルと、項目及びこの項目に対応してタクソノミで使用される要素を関連付けたマッピングファイルとを予め用意しているため、人手を介さずに目論見書の重要項目の選択が行われ、コンピュータの扱いやすいインスタンスに変換することが可能となり、従来のような人為的な入力ミスがなくなり、ファンド間の比較が高い精度にて行うことができる。
本発明は、ファンドの委託会社や販売会社が配布する投資信託目論見書(目論見書)の重要項目に記載されている内容を、予め設定した重要と思われる項目を抽出し、コンピュータ上にて再利用するための構造化ファイル(XBRLファイル)に変換し、XBRLが有する利点、例えばラベルの切替、複数データのマッピングなどを最大限に利用する構成を有している。
すなわち、本発明は、コンピュータ上の自動処理により、目論見書の異なる書式を統一し、目論見書を並列に表示して比較しやすくしたり、印刷物などの元の目論見書を、コンピュータ上に再現したりすることができる。
以下、本発明の一実施形態による目論見書情報処理システムを図面を参照して説明する。図1は同実施形態による目論見書情報処理システムの構成例を示すブロック図である。本実施形態では、ファンドの会社毎に目論見書の書式が異なり、同一の会社においては、書式は同じものと仮定する。
この図において、上記実施形態の目論見書情報処理システムは、項目定義ファイル記憶部1、個別マッピングファイル記憶部2、インスタンス雛形ファイル記憶部3、共通マッピングファイル記憶部4、個別タクソノミファイル記憶部5、共通タクソノミファイル記憶部6、個別目論見書記憶部7、テキストファイル作成部8、項目テーブル作成部10、個別インスタンス作成部11、インスタンス作成選択部12、個別目論見書作成部13、共通目論見書作成部14、個別目論見書検索部15、表示画像処理部16及び表示部17を有している。
項目定義ファイル記憶部1は、各会社毎に設定された、各会社の目論見書の書式に対応した項目定義ファイルが記憶されている。この項目定義ファイルは、各会社のファンドの目論見書に記載される項目の項目名が、目論見書に記載される順番に記述されている。
個別マッピングファイル記憶部2は、目論見書の各項目の項目名と、個別タクソノミにおいて使用される、それぞれの項目に対応する個別要素名とを対応して記述した個別マッピングファイルが、各会社の書式毎に記憶されている。
上記個別タクソノミファイルは、各会社の書式によりコンピュータ上で、各会社のファンドの目論見書を再現して画像表示するため、XBRL(eXtensible Business Reporting Language)インスタンスの構造を定義したXBRLタクソノミスキーマ(XML(Extensible Markup Language)スキーマ)であり、定義されている項目に対して、各項目との関係、各項目に対する追加情報、勘定科目の表示順序や計算方法、勘定科目などとして表示される値の個別ラベルの定義を行っている。
共通マッピングファイル記憶部4は、目論見書の各項目の項目名と、共通タクソノミにおいて使用される、それぞれの項目に対応する共通要素名とを対応して記述した共通マッピングファイルが、各会社の書式毎に記憶されている。
上記共通タクソノミファイルは、共通化した書式によりコンピュータ上で、各会社のファンドの目論見書を並列に画像表示するため、XBRLインスタンスの構造を定義したXBRLタクソノミスキーマであり、定義されている項目に対して、各項目との関係、各項目に対する追加情報、勘定科目の表示順序や計算方法、勘定科目などとして表示される値の個別ラベルの定義を行っている。
インスタンス雛形ファイル記憶部3は、インスタンスファイル全体における構成の定義情報(すなわち、インスタンスファイル中にて固定的に設定される文字列、例えば、ファイル中で利用する金額の単位等)を有するインスタンス雛形ファイルが記憶されている。ここで、インスタンス雛形ファイルには、個別インスタンスファイルの作成に用いる個別インスタンス雛形ファイルと、共通インスタンスファイルの作成に用いる共通インスタンス雛形ファイルとがある。
個別タクソノミファイル記憶部5は、上記個別タクソノミファイルが各会社毎、あるいは各会社のファンド毎に記憶されている。
共通タクソノミファイル記憶部6は、上記共通タクソノミファイルが記憶されている。
個別目論見書ファイル記憶部7は、個別目論見書作成部13にて作成された個別目論見書ファイルが各会社のファンド毎に記憶されている。
上述された個別マッピングファイル、共通マッピングファイル、個別タクソノミファイル、共通タクソノミファイル、個別インスタンスファイル、共通インスタンスファイル、個別インスタン雛形スファイル、共通インスタンス雛形ファイルそれぞれは、例えばXBRL形式で記載されたXBRLファイルである。
テキストファイル作成部8は、入力インタフェース部を介して目論見書を読み込み、テキストファイルを生成する。例えば、テキストファイル作成部8は、読み込み対象の目論見書が電子データのファイルの場合、PDF(登録商標)形式や他のワードプロセッサの形式のデータを、テキストファイルに変換し、読み込み対象の目論見書が印刷物の場合、スキャナで読み込んだ文字画像の画像データを、文字認識によりテキストファイルに変換し、変換結果のテキストファイルを項目テーブル作成部9へ出力する。
また、テキストファイル作成部8は、上記テキストファイルのファイル名を、ユーザが入力する会社名及びファンド名を含む文字列とする。この会社名が、のちの処理において書式を識別する情報としての意味を有する。
項目テーブル作成部9は、入力されるテキストファイルから、項目定義ファイル記憶部1から、テキストファイルのファイル名に含まれる会社名及びファンド名に対応する項目定義ファイルを読みだし、この項目定義ファイルに記載された順に、テキストファイルから項目を検出し、各項目の後に記述されている文字列を抽出し、項目と、この項目に対応する文字列とを関連付け、項目テーブルを生成し、テキストファイルの会社名及びファンド名の文字列を含むファイル名を付し、項目テーブルファイルとして出力する。
ここで、項目テーブル作成部9は、項目nから次の項目n+1までの間の文字列を、項目nに対応する文字列として検出する。また、項目テーブル作成部9は、テキストファイルにおいて検出された項目が、項目定義ファイルに記載されている最後の項目であることを検出すると、その項目の後に記述された文字の全てを、この項目に対応する文字列とする。
個別インスタンス作成部10は、上記項目テーブルファイルのファイル名に含まれる会社名及びファンド名を検出し、この会社名に対応するインスタンス雛形ファイル記憶部3から、個別インスタンス雛形ファイルを読みだし、同様に個別マッピングファイル記憶部2から、個別マッピングファイルを読み出す。また、個別インスタンス作成部10は、読み出した個別マッピングファイルにおける参照項目名と一致する項目名を項目テーブルファイルから検出し、この検出した項目を、個別マッピングファイルにて参照項目と対応する個別要素と置き換え、各個部要素と、個別要素に対応する項目の文字列とを関連付けて、個別インスタンス雛形ファイルに追加挿入し、個別インスタンスファイルとして、個別目論見書作成部13へ出力する。
また、個別インスタンス作成部10は、上記個別インスタンスファイルのファイル名を、項目テーブルファイルのファイル名に含まれる会社名及びファンド名を含む文字列とする。
個別目論見書作成部13は、入力される個別インスタンスファイルのファイル名に含まれる会社名及びファンド名に対応する個別タクソノミファイルを、個別タクソノミファイル記憶部5から読みだす。また、個別目論見書作成部13は、個別インスタンスファイルから検出される各個別要素を、読み出した個別タクソノミファイルを参照し、それぞれ対応する個別ラベル(個別目論見書を表示する際に用いる項目の名称)に変換するとともに、この個別タクソノミファイルに記述された定義による書式に対応し、それぞれの個別ラベル毎に、この個別ラベルに対応する個別要素に関連付けられた文字列を記述していくことにより、個別目論見書の表示形式を記述する表示用ファイルとして個別目論見書ファイルを作成する。
また、個別インスタンス作成部10は、上記個別インスタンスファイルのファイル名を、項目テーブルファイルのファイル名に含まれる会社名及びファンド名を含む文字列とし、個別目論見書ファイル記憶部7へ書き込む。
共通インスタンス作成部11は、インスタンス雛形ファイル記憶部3から、共通インスタンス雛形ファイルを読みだし、共通マッピングファイル記憶部4から、項目テーブルのファイル名に含まれる会社名及びファンド名に対応する共通マッピングファイルを読み出す。また、共通インスタンス作成部11は、読み出した共通マッピングファイルにおける参照項目名と一致する項目名を項目テーブルファイルから検出し、検出した項目を参照項目に対応する共通要素とし、各共通要素と、共通要素に対応する項目の文字列とを関連付けて、共通インスタンス雛形ファイルに追加挿入し、共通インスタンスファイルとして、共通目論見書作成部14へ出力する。
また、共通インスタンス作成部11は、上記共通インスタンスファイルのファイル名を、他の共通インスタンスファイルと区別することができる識別情報、例えばシリアル番号を含む文字列とする。
共通目論見書作成部14は、共通タクソノミファイル記憶部5から共通タクソノミファイルを読みだす。また、共通目論見書作成部14は、この共通タクソノミファイルを参照し、共通インスタンスファイルから検出される各共通要素を、それぞれ対応する共通ラベル(共通目論見書を表示する際に用いる項目の名称)に変換するとともに、この共通タクソノミファイルに記述された定義による書式に対応し、それぞれの共通ラベル毎に、この共通ラベルに対応する共通要素に関連付けられた文字列を付加していくことにより、共通目論見書ファイルを作成する。ここで、共通目論見書作成部14は、会社またはファンドの異なる複数の共通インスタンスファイルを読み込み、読み込んだそれぞれの共通インスタンスファイルに対して、上述した共通要素と共通ラベルとの変換処理を行い、共通タクソノミの記述に従い、各ファンドを並列に表示する記述がなされた表示用ファイルとして共通目論見書ファイルを生成する。
すなわち、共通目論見書作成部14は、ユーザが指定した複数の目論見書に対応した共通インスタンスファイルを合成し、並列に複数のファンドが表示される共通目論見書ファイルを生成する。
また、共通目論見書作成部14は、上記共通目論見書ファイルのファイル名を、共通インスタンスファイルのファイル名に含まれる識別情報を含む文字列として出力する。
インスタンス作成選択部12は、個別インスタンス作成部10及び共通インスタンス作成部11のいずれか、または双方を起動させるか否か、すなわち、個別インスタンスファイル及び共通インスタンスファイルのいずれか、または双方を作成するか否かを、ユーザが入力する制御情報により設定する。
表示画像処理部16は、個別目論見書ファイル及び共通目論見書ファイルの画像を、ユーザの入力する制御情報により、表示部17の表示画面に、各ファイルの記述に対応して画像表示する。また、表示画像処理部16は、ユーザの入力する制御情報により、すなわち個別目論見書ファイル及び共通目論見書ファイルの画像のいずれか一方、または双方を表示するかを示す制御情報により、個別目論見書及び共通目論見書のいずれか一方または双方の表示を行う。
ここで、表示画像処理部16は、ユーザが指定した複数の目論見書に対応した共通インスタンスファイルを合成し、並列に複数のファンドが表示される共通目論見書ファイルを表示した場合、表示部17に表示されている共通目論見書における各会社のファンドのいずれかを、ユーザがマウスなどにより選択することにより、選択された会社のファンド名を抽出して個別目論見書検索部15へ出力する。
個別目論見書検索部15は、入力されるファンド名を検索キーとして、個別目論見書ファイル記憶部7から上記ファンド名の文字列を含むファイル名の個別目論見書ファイルを検出して、表示画像処理部16を介して、表示部17に表示させる。
次に、図1,2及び3を参照して本実施形態による目論見書情報処理システムの動作を説明する。図2及び図3は、図1の目論見書情報処理システムの動作例を示すフローチャートである。
以下に例として、図2及び図3のフローチャートにより、印刷物としての目論見書をスキャナで読み取り、その文字画像から電子データとしての目論見書ファイルを作成する過程を説明する。
ユーザはスキャナにより目論見書を読み取り、文字画像ファイルとして目論見書情報処理システムに、会社名xxx及びファンド名f01の文字列を含むファイル名、例えばxxx_f01_Iを付して入力する。
ここで、ファイル名は、例えば、[会社名]_[ファンド名]_I(イメージ)としている。以下、目論見書情報処理システムの各部は、「_」により、会社名及びファンド名を検出、すなわち最初の「_」の前部の文字列が会社名として、「_」の間の文字列がファンド名として、2つ目の「_」と「.」との間がファイル種類として検出をする。
テキストファイル作成部8は、上記文字画像ファイルxxx_f01_Iが入力されると、文字画像の画像認識を行い、テキスト文字に変換して、図4に示すテキストファイルとし、ファイル名xxx_f01_Tを付して、項目テーブル作成部9へ出力する(ステップS1)。
次に、項目テーブル作成部9は、テキストファイルxxx_f01_Tが入力されると、会社名の文字列xxxを検出し、この文字列xxxに対応する項目定義ファイルを、項目定義ファイル記憶部1から読み出す。
この項目定義ファイルは、図5に示す構成をしており、例えば、この会社xxxの書式の目論見書に記載されている順に各項目名、「(1)ファンドの名称」、「(2)内国投資信託受益証券の形態など」、「(3)発行(売出)価格の総額」、…、「(6)申込単位」が記述され、各項目に対応する文字列を抽出するためのルールが定義されている。このルールは、前段及び後段の2つの項目間に挟まれた文字列が、前段にある項目に対応する文字列であり、最後段の項目の後ろに位置する文字列が最後段の項目に対応する文字列とする。
そして、項目テーブル作成部9は、最初にテキストファイルxxx_f01_Tに記載される項目名「(1)ファンドの名称」に対応する文字列を抽出するため、項目名「(1)ファンドの名称」を検出開始のマーカーとし、2番目に記載される項目名「(2)内国投資信託受益証券の形態など」を終了のマーカーとし、開始マーカーと終了マーカーとの間の文字列「〇〇〇〇(愛称:〇〇)」を検出して抽出する。
上述したように、項目テーブル作成部9は、上記項目定義ファイルの記載に従って、順次、各項目と、項目に対応する文字列を関連付けて記述し、図6に示すテーブルファイルを生成する。
例えば、項目名の欄に「(1)ファンドの名称」が記述され、これに対応して内容の欄に文字列「〇〇〇〇(愛称:〇〇)」が記載されている。
テーブルファイルを生成すると、項目テーブル作成部9は、このテーブルファイルにファイル名xxx_f01_Hを付し、個別インスタンス作成部10及び共通インスタンス作成部11へ出力する(ステップS2)。
次に、個別インスタンス作成部10は、テーブルファイルxxx_f01_Hが入力されると、会社名の文字列xxxを検出し、この文字列xxxに対応する個別マッピングファイルを、個別マッピングファイル記憶部2から読み出すとともに、文字列xxxに対応する個別インスタンス雛形ファイルを、インスタンス雛形ファイル記憶部3から読み出す。
上記個別マッピングファイルは、図7に示す記述となっており、タクソノミで使用する個別要素「FundName」と参照項目「(1)ファンドの名称」との対応が記述されている。図7には例として項目「(1)ファンドの名称」のみしか記述されていないが、項目定義テーブルにある各項目に対応し、参照項目と個別要素との対応関係が定義されている。
また、上記個別インスタンス雛形ファイルは、図8に示す構成となっており、個別インスタンスファイルのテンプレートとして用いられる。
そして、個別インスタンス作成部10は、読み出した個別インスタンス雛形ファイルに対して、個別マッピングファイルの参照項目に基づいて、テーブルファイルxxx_f01_Hからこの参照項目と同一名の項目を順次読みだし、各項目に対応する個別要素を、個別マッピングファイルから参照項目に対応させて読みだすとともに、それぞれの項目に対応した文字列をテーブルファイルxxx_f01_Hから読み出す。
例えば、個別インスタンス作成部10は、項目名「(1)ファンドの名称」の項目に対応し、個別マッピングファイルから個別要素「FundName」読みだし、項目に対応する文字列として「〇〇〇〇(愛称:〇〇)」を読み出す。
上述したように個別要素を読み出すと、個別インスタンス作成部10は、個別インスタンス雛形ファイルに対し、個別要素と、この個別要素に対応する文字列とを関連付けて記述し(付加し)、図9に示す個別インスタンスファイルを作成する。
そして、個別インスタンス作成部10は、作成した個別インスタンスファイルに対し、ファイル名xxx_f01_S1を付して、個別目論見書作成部13に対して出力する(ステップS3)。
一方、共通インスタンス作成部11は、テーブルファイルxxx_f01_Hが入力されると、会社名の文字列xxxを検出し、この文字列xxxに対応する共通マッピングファイルを、共通マッピングファイル記憶部4から読み出すとともに、共通インスタンス雛形ファイルを、インスタンス雛形ファイル記憶部3から読み出す。
上記共通マッピングファイルは、図7に示す記述となっており、タクソノミで使用する共通要素「FundName」と項目「(1)ファンドの名称」との対応が記述されている。図7には例として項目「(1)ファンドの名称」のみしか記述されていないが、項目定義テーブルにある各項目に対応した個別要素が定義されている。
また、上記共通インスタンス雛形ファイルは、図8に示す構成となっており、共通インスタンスファイルのテンプレートとして用いられる。
そして、共通インスタンス作成部11は、テーブルファイルxxx_f01_Hから項目を順次読みだし、各項目に対応する共通要素を、共通マッピングファイルから読みだすとともに、それぞれの項目に対応した文字列をテーブルファイルxxx_f01_Hから読み出す。
例えば、共通インスタンス作成部11は、項目名「(1)ファンドの名称」の項目に対応し、共通マッピングファイルから共通要素「FundName」読みだす。
上述したように共通要素を読み出すと、共通インスタンス作成部11は、共通インスタンス雛形ファイルに対し、共通要素と、この共通要素に対応する文字列とを関連付けて記述し(付加し)、図9に示す共通インスタンスファイルを作成する。
そして、共通インスタンス作成部11は、作成した共通インスタンスファイルに対し、ファイル名xxx_f01_S2を付して、共通目論見書作成部14に対して出力する(ステップS4)。
次に、共通目論見書作成部14は、共通インスタンスファイルxxx_f01_S2が入力されると、共通タクソノミファイルを、共通タクソノミファイル記憶部6から読み出す。
この共通タクソノミファイルは、図10及び図11に示す構成をしており、図10の構造定義(情報の属性や表示順序等の定義)と、図11のラベル定義(共通要素に対応する共通ラベル、すなわち項目名として表示させる文字列としての共通ラベルの定義)とから構成されている。
例えば、図10においては共通要素「FundName」が文字列型であること等の構造定義がなされ、図11においてはこの共通要素名として表示させる共通ラベル「ファンドの名称」の文字列が定義されている。
そして、共通目論見書作成部14は、共通インスタンスファイルxxx_f01_S2から、共通要素及びこの共通要素に対応する文字列を読みだし、共通タクソノミファイルに定義された表示構成に従い、各会社共通とした書式による共通表示用ファイル、例えばHTML(HyperText Markup Language)形式ファイルとし、共通目論見書ファイルを生成する(ステップS5)。
このとき、共通目論見書作成部14は、会社xxxの共通インスタンスファイルxxx_f01_S2だけでなく、同様に作成された会社yyyの共通インスタンスファイルyyy_f11_S2を読み込んでおり、共通タクソノミファイルに各社の共通インスタンスファイルの内容が並列に表示するよう定義されている。このため、上記共通目論見書ファイルは、ユーザが入力した各会社におけるファンドの目論見書の内容の記載が並列に同一の書式にて表示させることを定義した表示用ファイルとなっている。
次に、共通目論見書作成部14は、作成した上記共通目論見書ファイルにファイル名xxx_f01_G2を付し、表示画像処理部16へ出力する。
これにより、表示画像処理部16は、入力された共通目論見書ファイルxxx_111_G2を、記載された構成に従い、表示部17の表示画面に対して、図12に示すように、各会社におけるファンドの各項目及びその項目に対する文字列を、一覧表となるよう並列に画像表示する(ステップS6)。
一方、個別目論見書作成部13は、個別インスタンスファイルxxx_f01_S1が入力されると、会社名の文字列xxxを検出し、この文字列xxxに対応する個別タクソノミファイルを、個別タクソノミファイル記憶部5から読み出す。
この個別タクソノミファイルは、図10及び図11に示す構成をしており、図10の構造定義(情報の属性や表示順序等の定義)と、図11のラベル定義(個別要素に対応する個別ラベル、すなわち項目名として表示させる文字列としての個別ラベルの定義)とから構成されている。
例えば、図10においては個別要素「FundName」が文字列型であること等の構造定義がなされ、図11においてはこの個別要素名として表示させる個別ラベル「ファンドの名称」の文字列が定義されている。
そして、個別目論見書作成部13は、個別インスタンスファイルxxx_f01_S1から、個別要素及びこの個別要素に対応する文字列を読みだし、個別タクソノミファイルに定義された表示構成に従い、各会社固有の書式による個別再現する表示用ファイル、例えばHTML形式ファイルとし、個別目論見書ファイルを生成する(ステップS7)。
次に、個別目論見書作成部13は、作成した上記個別目論見書ファイルにファイル名xxx_f01_G1を付し、表示画像処理部16へ出力するとともに、個別目論見書ファイル記憶部7へ書き込む。
これにより、表示画像処理部16は、入力された個別目論見書ファイルxxx_f01_G1を、記載された構成に従い、表示部17の表示画面に対して画像表示する(ステップS8)。
上述した画像表示において、ユーザが個別目論見書ファイル及び共通目論見書ファイルのいずれかあるいは双方を表示させる制御命令を入力することにより、表示画像処理部16は、個別目論見書ファイル及び共通目論見書ファイルのいずれか一方、あるいは双方を、表示部17の表示画面に表示する。
例えば、ユーザが共通目論見書ファイルを表示させる制御命令を入力した際、表示画像処理部16は、表示部17の表示画面に、共通目論見書ファイルに従い、図12に示すように、各会社のファンドを並列に示す一覧表を表示する。
そして、ユーザが一覧表におけるいずれかの会社のファンドをポインティングデバイスにて選択、例えば、マウスやタブレットにより選択することにより、表示画像処理部16は、選択された領域に表示されているファンド名f01を、共通目論見書ファイルxxx_111_G2における記述から検出し、個別目論見書検索部15へ出力する。
次に 、個別目論見書検索部15は、個別目論見書ファイル記憶部7に記憶されている複数の個別目論見書ファイルから、ファイル名に、上記ファンド名f01の文字列が含まれている個別目論見書ファイルを検出し、この個別目論見書ファイルを読み出して、表示画像処理部16に対して出力する。
そして、表示画像処理部16は、入力された個別目論見書ファイルxxx_f01_G1を、記載された構成に従い、表示部17の表示画面に対して画像表示する。
これにより、ユーザは、並列に表示されている各社のファンドの一覧表にて、各ファンドを比較し、その複数のファンドのなかから、興味のあるファンドの情報を、より詳細な内容にて確認することができる。
また、上述したステップS4における共通インスタンスファイルの作成を、以下の様に他の方法によるステップS4’にて行うこともできる。
このステップS4’の共通インスタンスの作成を、図13を参照して説明する。図13は、ステップS4’の処理を説明する概念図である。
また、ここで、共通マッピングファイル記憶部4に記憶されている共通マッピングファイルには、各会社毎に、個別タクソノミファイルで使用される各社固有の個別要素と、共通タクソノミファイルで使用される各社共通の共通要素とが対応して記憶されている。
ステップS1,S2,S3までの個別インスタンスファイルの作成を行うまでは、上述した各処理にて行われる。
ステップS3が終了すると、個別インスタンス作成部10は、個別インスタンスファイルxxx_f01_S1を、共通インスタンス作成部11へ出力する。
そして、ステップS4’において、共通インスタンス作成部11は、個別インスタンスファイルxxx_f01_S1が入力されると、会社名の文字列xxxを検出し、この文字列xxxに対応する共通マッピングファイルを、共通マッピングファイル記憶部4から読み出す。
上記共通マッピングファイルには、すでに示した図7に示す構成と同様な記述にて、共通タクソノミファイルで使用する共通要素「FundName」と、個別タクソノミファイルで使用する個別要素との対応が記述されている。
また、上記共通インスタンス雛形ファイルは、すでに示した図8に示す構成となっており、共通インスタンスファイルのテンプレートとして用いられる。
次に、共通インスタンス作成部11は、個別インスタンスファイルxxx_f01_S1から、共通マッピングファイルに記述されている個別要素を順次検索し、検索された個別要素と、この個別要素に対応する文字列とを読みだす。
そして、共通インスタンス作成部11は、上記個別要素に対応する共通要素を共通マッピングファイルから読みだし、上記共通インスタンス雛形ファイルに対し、共通要素と、この共通要素に対応する文字列とを関連付けて記述し、図9に示す共通インスタンスファイルを作成する。
そして、共通インスタンス作成部11は、作成した共通インスタンスファイルに対し、ファイル名xxx_f01_S2を付して、共通目論見書作成部14に対して出力する。
なお、図1における目論見書情報処理システムの機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、図2及び図3に示す目論見書情報処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
本発明の一実施形態による目論見書情報処理システムの構成例を示すブロック図である。 図1の目論見書情報処理システムの動作例を示すフローチャートである。 図1の目論見書情報処理システムの動作例を示すフローチャートである。 テキストファイル作成部8の生成するテキストファイルの構成例を示す概念図である。 項目定義ファイルの構成例を示す概念図である。 項目テーブル作成部にて生成されるテーブルファイルの構成例を示す概念図である。 共通(あるいは個別)マッピングファイルのXBRL記述の例を示す概念図である。 共通(あるいは個別)インスタンス雛形ファイルのXBRL記述の例を示す概念図である。 共通インスタンスファイルにおける構造定義部分のXBRL記述の例を示す概念図である。 共通インスタンスファイルにおける構造定義部分のXBRL記述の例を示す概念図である。 共通インスタンスファイルにおけるラベル定義部分のXBRL記述の例を示す概念図である。 共通目論見書ファイルによる各会社のファンドの目論見書を、表示部17において一覧表示した概念図である。 個別インスタンスから共通インスタンスを作成するステップS4’の処理を説明する概念図である。
符号の説明
1…項目定義ファイル記憶部
2…個別マッピングファイル記憶部
3…インスタンス雛形ファイル記憶部
4…共通マッピングファイル記憶部
5…個別タクソノミファイル記憶部
6…共通タクソノミファイル記憶部
7…個別目論見書ファイル記憶部
8…テキストファイル作成部
9…項目テーブル作成部
10…個別インスタンス作成部
11…共通インスタンス作成部
12…インスタンス作成選択部
13…個別目論見書作成部
14…共通目論見書作成部
15…個別目論見書検索部
16…表示画像処理部
17…表示部

Claims (6)

  1. 目論見書の各項目が記載順に定義されている項目定義ファイルを、定義ファイル記憶部に対し、異なる書式毎に記憶する定義ファイル記憶処理と、
    目論見書の各項目と、該項目に対応してタクソノミで使用される、書式個別の個別要素名とを関連付ける個別マッピングファイルを、個別マッピングファイル記憶部に対し、各書式毎に記憶する個別マッピングファイル記憶処理と、
    目論見書の各項目と、該項目に対応してタクソノミで使用される、書式共通の共通要素名とを関連付ける共通マッピングファイルを、共通マッピングファイル記憶部に対し、各書式毎に記憶する共通マッピングファイル記憶処理と、
    インスタンスファイル全体の定義情報が記載されたインスタンス雛形ファイルを、インスタンス雛形ファイル記憶部に対し記憶するインスタンス雛形ファイル記憶処理と、
    項目テーブル作成部が、目論見書のテキストファイルから、前記項目定義ファイルに記載された項目を検出し、検出された各項目と、該項目の後に記述された文字列とを対応付けた項目テーブルを生成する項目テーブル作成処理と、
    個別インスタンス作成部が、前記個別マッピングファイルから、前記項目テーブルの各項目を検索し、それぞれの項目に対応する個別要素名を読みだし、インスタンス雛形ファイルに対し、各個別要素と、前記項目に対応した文字列とを書き込み、個別インスタンスファイルを作成する個別インスタンス作成処理と、
    共通インスタンス作成部が、前記共通マッピングファイルから、前記項目テーブルの各項目を検索し、それぞれの項目に対応する共通要素名を読みだし、インスタンス雛形ファイルに対し、各共通要素と、前記項目に対応した文字列とを書き込み、共通インスタンスファイルを作成する共通インスタンス作成処理と
    を有する目論見書情報処理をコンピュータに実行させるプログラム。
  2. インスタンス作成選択部が、個別インスタンス及び共通インスタンスのいずれかまたは双方を作成するか否かを、ユーザが入力する制御情報により選択するインスタンス作成選択部と
    をさらに有することを特徴とする請求項1記載のプログラム。
  3. 前記個別要素と、該個別要素に対応する前記会社個別の個別ラベルとを関連付ける個別タクソノミファイルを、個別タクソノミ記憶部に記憶する個別タクソノミ記憶処理と、
    前記共通要素と、該共通要素に対応して全書式共通に設定した共通ラベルとを関連づける共通タクソノミファイルを、共通タクソノミ記憶部に記憶する共通タクソノミ記憶処理と、
    個別目論見書作成部が、前記個別インスタンスファイルから、個別タクソノミファイルに記載されている個別要素を検索し、各個別要素と対応する、表示に用いる個別ラベルを読みだし、読み出された個別ラベル各々と、各個別ラベルに対応する個別要素の文字列とを関連付けた個別目論見書を生成する個別目論見書作成処理と、
    共通目論見書作成部が、複数の前記共通インスタンスファイルから、共通タクソノミファイルに記載されている共通要素を検索し、各共通要素と対応する、表示に用いる共通ラベルを読みだし、読み出された共通ラベル各々と、各共通ラベルに対応する共通要素の文字列とを関連付け、複数の目論見書の内容が並列に記述された共通目論見書を生成する共通目論見書作成処理と、
    表示画像処理部が、作成された前記個別目論見書または共通目論見書を、ユーザの選択により表示画面に表示する表示画像処理と
    をさらに有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプログラム。
  4. 個別目論見書検索部が、前記表示画面に表示された前記共通目論見書において、ユーザがいずれかの目論見書の表示領域を選択すると、選択された個別目論見書を、前記個別目論見書を目論見書毎に記憶する個別目論見書記憶部から、目論見書のファンド名により検索し、対応する個別目論見書を前記表示部に表示する個別目論見書検索処理と
    をさらに有することを特徴とする請求項3記載のプログラム。
  5. 目論見書の各項目が記載順に定義されている項目定義ファイルが異なる書式毎に記憶されている定義ファイル記憶部と、
    目論見書の各項目と、該項目に対応してタクソノミで使用される、書式個別の個別要素名とを関連付ける個別マッピングファイルを、各書式毎に記憶する個別マッピングファイル記憶部と、
    目論見書の各項目と、該項目に対応してタクソノミで使用される、書式共通の共通要素名とを関連付ける共通マッピングファイルを、各書式毎に記憶する共通マッピングファイル記憶部と、
    インスタンスファイル全体の定義情報が記載されたインスタンス雛形ファイルを記憶するインスタンス雛形ファイル記憶部と、
    目論見書のテキストファイルから、前記項目定義ファイルに記載された項目を検出し、検出された各項目と、該項目の後に記述された文字列とを対応付けた項目テーブルを生成する項目テーブル作成部と、
    前記個別マッピングファイルから、前記項目テーブルの各項目を検索し、それぞれの項目に対応する個別要素名を読みだし、インスタンス雛形ファイルに対し、各個別要素と、前記項目に対応した文字列とを書き込み、個別インスタンスファイルを作成する個別インスタンス作成部と、
    前記共通マッピングファイルから、前記項目テーブルの各項目を検索し、それぞれの項目に対応する共通要素名を読みだし、インスタンス雛形ファイルに対し、各共通要素と、前記項目に対応した文字列とを書き込み、共通インスタンスファイルを作成する共通インスタンス作成部と
    を有することを特徴とする目論見書情報処理システム。
  6. 目論見書の各項目が記載順に定義されている項目定義ファイルを、定義ファイル記憶部に異なる書式毎に記憶する定義ファイル記憶過程と、
    目論見書の各項目と、該項目に対応してタクソノミで使用される、書式個別の個別要素名とを関連付ける個別マッピングファイルを、個別マッピングファイル記憶部に対し、各書式毎に記憶する個別マッピングファイル記憶過程と、
    目論見書の各項目と、該項目に対応してタクソノミで使用される、書式共通の共通要素名とを関連付ける共通マッピングファイルを、共通マッピングファイル記憶部に対し、各書式毎に記憶する共通マッピングファイル記憶過程と、
    インスタンスファイル全体の定義情報が記載されたインスタンス雛形ファイルを、インスタンス雛形ファイル記憶部に記憶するインスタンス雛形ファイル記憶過程と、
    項目テーブル作成部が、目論見書のテキストファイルから、前記項目定義ファイルに記載された項目を検出し、検出された各項目と、該項目の後に記述された文字列とを対応付けた項目テーブルを生成する項目テーブル作成過程と、
    個別インスタンス作成部が、前記個別マッピングファイルから、前記項目テーブルの各項目を検索し、それぞれの項目に対応する個別要素名を読みだし、インスタンス雛形ファイルに対し、各個別要素と、前記項目に対応した文字列とを書き込み、個別インスタンスファイルを作成する個別インスタンス作成過程と、
    共通インスタンス作成部が、前記共通マッピングファイルから、前記項目テーブルの各項目を検索し、それぞれの項目に対応する共通要素名を読みだし、インスタンス雛形ファイルに対し、各共通要素と、前記項目に対応した文字列とを書き込み、共通インスタンスファイルを作成する共通インスタンス作成過程と
    を有することを特徴とする目論見書情報処理方法。
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