JP2008090138A - 光合分波器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】凹面ミラー6−2に入射する光線の一部は、凹面ミラー6−2を透過して受光素子32−1に入射するので、受光素子32の出力を検出することで分波または合波される光パワーを計測することができる。したがって、公知のパワーモニタを設ける必要がないので、小型化を実現することができる。
【選択図】 図9
Description
まず、本発明の第1の実施の形態について説明する。図1〜図3に示すように、本実施の形態に係る光合分波器は、メインブロック1と、このメインブロック1上に搭載されるファイバユニット2と、メインブロック1に固定され受光素子32が形成された受光素子ブロック3と、メインブロック1に固定され反射素子42が形成された導波ミラーブロック4と、メインブロック1に固定され光線分岐素子52を有するフィルタブロック5とから構成される光合分波器である。
メインブロック1は、図1〜図4に示すように、板状の基部11と、この基部11の端部に形成された3つの側壁部12a,12b,12cとを備えている。ここで、側壁部12bと側壁部12cとは、対向して形成されている。また、側壁部12aのメインブロック内部側面、すなわち基部11に隣接する側面には、反射集光素子として機能する複数の凹面ミラー6が形成されている。
ファイバユニット2は、図5に示すように、上面に互いに平行な複数の溝形成された下部保持基板21と、下面に互いに平行な複数の溝が形成された上部保持基板22と、下部保持基板21および上部保持基板22により互いに平行に固定された複数の光ファイバ23とを備える。ここで、下部保持基板21および上部保持基板22に形成された溝は、メインブロック1の溝形成部14に形成された溝14aと同じピッチで形成される。
受光素子ブロック3は、図6に示すように、平面視略矩形の板の形状を有する受光素子搭載基板31と、この受光素子搭載基板31の下面31aに受光素子搭載基板31の長手方向に沿って直線状に並べて設けられた複数の受光素子32と、受光素子搭載基板31の長手方向の一端に設けられた電気コネクタ33とを有する。受光素子32は、受光素子搭載基板31の下面31aまたは上面31bに形成された配線パターン(図示せず)により、電気コネクタ33に接続されている。これにより、受光素子32からの出力は、電気コネクタ33を介して外部に取り出される。
導波ミラーブロック4は、図7に示すように、平面視略凹字状の板の形状を有する支持部41と、この支持部41の一方の面(以下、ミラー面という)41aにアレイ状に形成された複数の反射素子42とを有する。また、支持部41のミラー面41aと反対側の面(以下、接着面という)41bには、組立の際に導波ミラーブロック4を保持するための突起43が形成されている。
フィルタブロック5は、図8に示すように、平面視略矩形の板の形状を有する支持部51と、この支持部51の一方の面にアレイ状に形成された複数の光線分岐素子52とを備える。この光線分岐素子52は、支持部51の光線が通過する部分にアレイ状に形成された複数の孔53を塞ぐように配設される。光線分岐素子52は、ガラス基板上に誘電多層膜を蒸着することにより形成される。
凹面ミラー6は、図1〜図4に示すように、一直線上に設けられた複数の凹面ミラー6のうちの一端(本実施の形態では側壁部12c側)に形成され単一の曲面からなる凹面ミラー6−1と、入射光のうち一部を反射し残りを透過する凹面ミラー6−2〜6−nとから構成される。この凹面ミラー6−2〜6−nは、メインブロック1の側壁部12a側に曲面状の凹部を形成し、この凹部にスパッタまたはメッキなどの方法によって金属薄膜を所定の厚さに成膜することにより、形成される。ここで、金属薄膜の厚さを制御することにより、入射光の一部を反射し、この残りを透過させるようにすることができる。金属薄膜の材料としては、反射率が高く、耐腐食性にも優れる金が望ましいが、アルミを用いるようにしてもよい。このアルミを用いる場合には、耐腐食性を向上させるために、金属薄膜の上面を透明樹脂によりコーティングするようにしてもよい。
次に、このような光合分波器の分波器としての動作原理について、図9,図10を参照して説明する。なお、図9,図10は、説明を容易にするため、図1〜図8に示した光合分波器を模式的に示している。
次に、本発明の第2の実施実施の形態を、図11〜図13を参照して説明する。なお、本実施の形態は、上述した第1の実施の形態と受光素子ブロック3の保持構造が異なるものであり、その他の構成要素については同等である。したがって、第1の実施の形態と同等の構成要素については、同じ名称および符号を付し、適宜説明を省略する。
Claims (4)
- 第1の方向から入射した光を第2の方向に反射する反射集光素子と、
前記第1の方向および前記第2の方向のうち何れか一方の光軸上に配置され、光を波長に応じて透過または反射する光線分岐素子と、
前記反射集光素子に設けられ、入射された光線の一部を透過させる透過部と、
前記反射集光素子を挟んで前記反射集光素子と反対側に設けられ、前記透過部を透過した光のパワーを検出する受光素子と
を有することを特徴とする光合分波器。 - 前記反射集光素子は、光透過性を有する基部と、この基部の表面に形成された金属膜とから構成され、
前記受光素子は、前記基部の裏面側に配設される
ことを特徴とする請求項1記載の光合分波器。 - 前記受光素子を支持する支持部材と、
この支持部材を保持し、前記基部の裏面側に配設する保持部材と
をさらに備えることを特徴とする請求項2記載の光合分波器。 - 前記第1の軸上の前記基部の裏面に形成された集光素子
をさらに備えることを特徴とする請求項2または3記載の光合分波器。
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JP2006272742A JP2008090138A (ja) | 2006-10-04 | 2006-10-04 | 光合分波器 |
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