JP2008090091A - プラガブル光トランシーバ - Google Patents
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Abstract
【課題】光デバイスと筐体との間に介在していた熱抵抗を生ずることなく、効率的に放熱する構造を有するプラガブル光トランシーバを提供する。
【解決手段】プラガブル光トランシーバ1は、筐体を有し、その筐体内に光デバイス11を搭載し、ホスト装置に備わるケージ内に装着して用いられる。光デバイス11は放熱面11bを有し、筐体は開口14aを有する。光デバイス11の放熱面11bが、筐体の開口14aから露出し、プラガブル光トランシーバ1をホスト装置に装着した際にケージに設けられた放熱器に接触する。
【選択図】図1
【解決手段】プラガブル光トランシーバ1は、筐体を有し、その筐体内に光デバイス11を搭載し、ホスト装置に備わるケージ内に装着して用いられる。光デバイス11は放熱面11bを有し、筐体は開口14aを有する。光デバイス11の放熱面11bが、筐体の開口14aから露出し、プラガブル光トランシーバ1をホスト装置に装着した際にケージに設けられた放熱器に接触する。
【選択図】図1
Description
本発明は、プラガブル光トランシーバ、特に、搭載する光デバイスの放熱性能を改善する構造を有したプラガブル光トランシーバに関する。
プラガブル光トランシーバは、光信号を送受信するコンピュータ、ルータなどの電気機器装置(ホスト装置)本体に着脱自在(プラガブル)に装着されて用いられるものであって、その光レセプタクルに光コネクタを挿入し、光コネクタ中のファイバとプラガブル光トランシーバ内の半導体光デバイスとを光結合させることで光送信及び光受信の双方の機能を発揮することができる。光結合は光ファイバの先端に付属するフェルールを半導体光デバイス側に有するスリーブ内に挿入されることで実現される。
光トランシーバに用いられる送信用半導体光デバイスは、レーザダイオード(LD:Laser Diode)、モニタフォトダイオード、レンズ、LD冷却用の熱電変換素子(ペルチェ素子)等を搭載する箱型の本体部と、光レセプタクルの一部となるスリーブ部(当該部位にレンズを含む場合もある)とから成る。特許文献1には、上述のように構成される送信用光デバイスが搭載された光トランシーバが開示されている。
特開2005−227783号公報
送信用光デバイスを光トランシーバに搭載する際、光デバイスの発熱を効率よく光トランシーバに、あるいは光トランシーバの外部に、放熱できないと、光デバイス内に搭載されている半導体レーザのチップ温度が上昇して、半導体レーザの特性劣化(半導体レーザはその温度特性が大きいデバイスである)の要因となる。光デバイス内に搭載するペルチェ素子等を用いてレーザを冷却する機能を有する光デバイスでは、放熱、特にこのペルチェ素子からの放熱が十分でない場合には、熱暴走する可能性もある。
また、上述のような構成の光デバイスを光トランシーバ内に搭載する場合、光デバイスの本体部を効率的に放熱するためには、この本体部を光トランシーバの筐体に密着/固定する等の配慮が必要である。このような配慮をしたとしても、光デバイスの本体部と、光トランシーバの筺体との間に接触熱抵抗が生じ、放熱効率が低下することが多い。熱抵抗を下げるには、サーマルグリスを接触面に塗布する等の措置を講ずるが、サーマルグリスでは空乏が生じて熱抵抗が大きくなる可能性が残る。また、筺体内に有機剤を残すのも光トランシーバ全体の長期信頼性の観点から好ましいことではない。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもので、光デバイスと筐体との間に介在していた熱抵抗を生ずることなく、効率的に放熱する構造を有するプラガブル光トランシーバを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のプラガブル光トランシーバは、筐体を有し、該筐体内に光デバイスを搭載し、ホスト装置に備わるケージ内に装着して用いられるものであって、光デバイスは放熱面を有し、筐体は開口を有し、放熱面が筐体の開口から露出し、プラガブル光トランシーバをホスト装置に装着した際にケージに設けられた放熱器に接触することを特徴とする。
また、筐体を上記開口を有する上筐体と下筐体より形成し、光デバイスの放熱面と反対の面を上筐体に向けて光デバイスを押圧する弾性機構を下筐体に形成するようにしてもよい。なお、光デバイスの側面部に開口の縁部に当接するフランジが形成されているのが好ましい。
本発明の光トランシーバによれば、光デバイスの本体部の放熱面そのものを光トランシーバ外に露出させることにより、この放熱面と光トランシーバの筐体との間に介在していた熱抵抗は生ずることがなく、放熱器に直接接触させて効率的に放熱することができる。
図1〜図6を用いて、本発明に係るプラガブル光トランシーバ(以下、光トランシーバという)の構造及びその構成部材について説明する。
図1は、本発明に係る光トランシーバの外観図であり、図2は、その光トランシーバの分解図である。光トランシーバ1は、ホスト装置本体(または、ホスト装置に備わるケージ)に着脱自在に装着されて用いられる、いわゆるXFP型のプラガブル光トランシーバであって、電気信号を光信号に変換する送信用光デバイス(TOSA:Transmitting Optical Sub-Assembly)11、光信号を電気信号に変換する受信用光デバイス(ROSA:Receiving Optical Sub-Assembly)12、TOSA11/ROSA12と電気信号の授受を行う電子回路(IC)を搭載する回路基板13を備えている。
図1は、本発明に係る光トランシーバの外観図であり、図2は、その光トランシーバの分解図である。光トランシーバ1は、ホスト装置本体(または、ホスト装置に備わるケージ)に着脱自在に装着されて用いられる、いわゆるXFP型のプラガブル光トランシーバであって、電気信号を光信号に変換する送信用光デバイス(TOSA:Transmitting Optical Sub-Assembly)11、光信号を電気信号に変換する受信用光デバイス(ROSA:Receiving Optical Sub-Assembly)12、TOSA11/ROSA12と電気信号の授受を行う電子回路(IC)を搭載する回路基板13を備えている。
光トランシーバ1は、さらに、TOSA11/ROSA12と回路基板13を上下から挟みこむ上筐体14及び下筐体15、並びに光コネクタ(不図示)を受納する光レセプタクル16aを有するレセプタクル部16を備え、光レセプタクル16aに光コネクタを挿入し、光コネクタ中のファイバと光トランシーバ1内のTOSA11/ROSA12とを光結合させることで光送信及び光受信の双方の機能を発揮する。
回路基板13のレセプタクル部16側と反対側には、ホスト装置の基板(ホスト基板)に結線される電気コネクタ(不図示)と接続するコネクタプラグ13aが形成されている。以後、光レセプタクルの備わる方向を光トランシーバの前方側とし、回路基板にコネクタプラグが形成されている側を後方とする。
光トランシーバ1は、後方側が挿入され、光トランシーバ1の後端に形成されているコネクタプラグ13aがホスト装置の電気コネクタと係合して用いられる。
光トランシーバ1は、後方側が挿入され、光トランシーバ1の後端に形成されているコネクタプラグ13aがホスト装置の電気コネクタと係合して用いられる。
図2に示すように、TOSA11は、LD、ペルチェ素子等を内部に有する箱型の本体部11aを備え、本体部にはそのLD等の熱を放熱する平坦な放熱面11bを有する。TOSA11の本体部11aと回路基板13との間はフレキシブルプリント回路(FPC:Flexible Printed Circuit)基板17で接続される。
また、ROSA12は、内部にフォトダイード等を有する本体部12aを備え、回路基板13とFPC基板18で接続されている。TOSA11/ROSA12の本体部11a,12aの前面には、光レセプタクル16aに挿入される光コネクタからの光を本体部11a,12aに導くスリーブ11c,12cが形成されている。
上筺体14の前部側面は、レセプタクル部16の側面を覆う構造である。上筺体14において、TOSA11の放熱面11bが位置する箇所には開口14aが形成されている。図1に示すように、TOSA11の放熱面11bは開口14aから露出し、光トランシーバ1の外部の放熱器(後述)と直接接触する。また、下筺体15には、TOSA11を上筺体14の方向に付勢する弾性機構15aが設けられ、TOSA11の放熱面11bが開口14aから露出するようになっている。
このような構成で放熱するとき、TOSA/ROSAを光トランシーバ(またはレセプタクル)にリジットに保持すると、TOSA/ROSA等に機械的歪みが生じることがある。そこで、光トランシーバ1においては、TOSA11/ROSA12が取付けられるレセプタクル部16を、弾性片15b等で弾性的に保持することにより、機械的歪みを回避し、歪みによる光軸ずれ等に起因する光結合特性の劣化を回避する。レセプタクル部16を弾性的に保持する構造については後に詳述する。
上記のような構成の光トランシーバ1では、まずレセプタクル部16に対してTOSA11/ROSA12の位置が(光軸調芯を主に考えて)決められる。次に、レセプタクル部16とTOSA11/ROSA12との組立体を、TOSA11の放熱面11bが上筐体14の開口14aに露出し、且つTOSA11の側面のフランジ(後述)が上筺体14に密着するように、上下筺体14,15に対してその位置が決められる。以上のような二段階のアセンブリ構造を光トランシーバ1は有している。
図3は、本発明に係る光トランシーバの上筐体を光トランシーバ内部側から見た図である。TOSAの放熱面が突き出すように設けられた開口14aの縁部の前後には、TOSA側の段差(後述のフランジ)が当接するフランジ当て部14b(単に平坦面)が形成されている。従来は、当該箇所は全て平坦に加工されており、例えば、TOSAの放熱面を上筐体に密着することでTOSA−上筺体−放熱器の放熱経路を確保していた。本発明においては、TOSAの放熱面が上筺体14の開口14aから露出しており、当該放熱面を、トランシーバ外部の放熱器に直接接触させることができる。TOSA−上筺体−放熱器で形成されていた放熱経路から、上筺体がそっくり抜けることになり、放熱効率が格段に向上する。
図4は、本発明に係る光トランシーバのTOSAの構造例を示す斜視図であり、図1及び図2とは天地が逆(放熱面が下)に描かれている。本体部11aの側面からは複数のリードピン11dが伸びだしている。これらリードピン11dは、主に電源、GND等のDC〜低周波信号のためのものである。このTOSA11が光トランシーバに実装された際には、このリードピン11dが伸びだす側面は、光トランシーバの外側に位置する。
図4では省略されているが、本体部11aの後側面からもリードピンが伸びだし、そのリードピンはFPC基板17を介して回路基板13と接続される(図2参照)。これら後側面から伸びだすリードピンは、信号ピンおよびGNDピンであり、主に高周波信号(数GHz)を伝播するためのものである。後側面からまとめて引き出すことで、信号線のインピーダンス整合を確保しやすく、信号波形の劣化を抑えることができる。なお、この形状で両側にリードピンが突き出ている光デバイスは、真上から見ると蝶々が羽根を広げているように見えるため、「バタフライパッケージ型」とも俗称されている。
TOSA11内のペルチェ素子は、放熱面11b上に搭載されている。すなわち、ペルチェ素子の一方のプレートを放熱面11bの内面に密着させ、他方のプレート上にLDを搭載する。LDを冷却するために他方のプレートを降温した場合には、内面に接触している一方のプレートは昇温される。光トランシーバを、図1及び図2の状態(天地正常)の状態で用いる時には、TOSA11内ではペルチェ素子、LD等は天井(放熱面11b)からぶら下がっている状態にある。
TOSA11の本体部11aの前後側面下部にはフランジ11eが形成されている。このフランジ11e(特に図4において隠れている面)を、上述の上筺体14(図3)のフランジ当て部14bに当接させることで、TOSA11の上筺体14の開口14aからの突出が規制される。フランジ11eの幅(突き出し量)は数mm程度で構わない。上筐体14の開口14aの前後幅よりも長ければその目的を達することが可能である。また、本体部11の前面には、光レセプタクルに挿入される光コネクタからの光を本体部11bに導くスリーブ11cが形成されている。
TOSA11の放熱面11bは、CuW等の良熱伝導材で構成することが可能となる。従来の構造においては、TOSAの放熱面が当接していた上筺体を、その全面に渡ってCuWで構成することは、CuW自身が有する脆性(もろく、加工が難しい)や、価格面から困難であった。また、放熱面が接触する箇所のみをCuWで構成することも可能であるが、上筺体をこのように加工することは、コストメリットが低下する。しかし、本発明の光トランシーバにおいては、TOSAの放熱面に精密加工が要求されず、また、その面積も狭いために高価なCuWを使用することができる。
上述したように、図4に示すようなTOSA等が取付けられるレセプタクル部は、機械的歪みを回避し、歪みによる光結合特性の劣化を回避するために、筐体に弾性的に保持される。
レセプタクル部16を弾性的に保持する構造について図2に戻って説明すると、レセプタクル部16は上下筐体14,15によって挟まれ保持されるが、レセプタクル部16と上筐体14の間には導電性のエラストマ(不図示)を挟み、レセプタクル部16と下筐体15の間には下筐体15から延びる弾性片(フィンガ)15bを設けてレセプタクル部16を支え、弾性的に上下方向に保持される。
レセプタクル部16を弾性的に保持する構造について図2に戻って説明すると、レセプタクル部16は上下筐体14,15によって挟まれ保持されるが、レセプタクル部16と上筐体14の間には導電性のエラストマ(不図示)を挟み、レセプタクル部16と下筐体15の間には下筐体15から延びる弾性片(フィンガ)15bを設けてレセプタクル部16を支え、弾性的に上下方向に保持される。
エラストマは、レセプタクル部16に予め塗布しておくと組立性が向上する。また、板金製の下筐体15側のフィンガ15bを切り起しにより形成することで低コスト化を図ることができる。なお、エンプラ成型されるレセプタクル部16に弾性変形する形状を一体成型することでも同様の機能を果たすことができる。
図5は、本発明に係る光トランシーバの構造を説明するための図である。図5(A)は、光トランシーバの分解図であり、このときレセプタクル部16、TOSA11/ROSA12、回路基板13は互いに組立てられている。また、開口14a及びフランジ当て部14bが形成される上筺体14(図5(A)では下方に描かれている)の一部は、上筺体14の断面構造を示すために一部切り取られて図示されている。
TOSA11/ROSA12のスリーブはレセプタクル部16の後壁に形成されている開口に挿入されることで、レセプタクル部16とスリーブ(すなわちTOSA11/ROSA12本体)の位置関係が決められる。この状態で、TOSA11,ROSA12と回路基板13とがFPC基板17,18により接続される。リジットなリードピン等でこの接続を行った場合、TOSAを上筐体方向に付勢することにより、TOSA/ROSA及びレセプタクルに機械的応力がかかってしまい、TOSA/ROSA、レセプタクルの位置関係に影響を及ぼす場合がある。しかし、本発明ではFPC基板を介して上記接続が行われるので、この位置関係には影響を及ぼさない。
なお、上筐体14の内面で、回路基板13に対応する箇所14cが厚く形成されているのは、回路基板13上のIC(発熱体)に放熱シートを介して上筐体14の回路基板対応箇所14cが接触し、ICの放熱経路を確保するためである。
図5(B)は、光トランシーバの内部の様子を示す図である。図5(A)と同様に一部切り取って示す。また、図1及び図2とは天地反対に描かれている(見えている面は下筺体15の外面である)。TOSA11の放熱面11bとは反対側の下面には下筺体に形成された弾性機構(付勢片)15aが突き当たっている。ここでは、この付勢片15aが当接するTOSA11の下面を当接面11fとする。
付勢片15aは下筺体15にU字状の細穴を開け、当該細穴に挟まれた箇所を光トランシーバ1内部に押し出すことで、TOSA11の当接面11fに対する付勢力を与えるものである。図5(B)では、この付勢構造が前後二箇所に形成されており、その間には、光トランシーバ1の筺体の左右幅一杯に延びるリブ構造15c(下筺体材、金属板、の叩き出しによる断面が凸の構造)を形成する。このリブ構造15cには、TOSA11から当接面11fを介して付勢片15aに及ぼされる反力により、下筺体15の金属板が撓むのを防止する機能を持たせてある。
図6は、本発明に係る光トランシーバを使用する際に、ペアとなるケージの一例を示す分解図である。ケージ2は、光トランシーバが装着されるケージ本体21と、光トランシーバの熱を放熱する放熱器22と、放熱器22を固定する固定バンド23とで構成される。ケージ本体21の下面には、ホスト基板上にケージ2を搭載固定するための複数のスタッドピン21aが突き出ており、当該スタッドピン21aをホスト基板のヴィアホールに半田接続することでケージ2をホスト基板上に搭載する。
本発明の光トランシーバは、ケージ本体21の前面開口21bから挿入され、光トランシーバ後端に供えられているコネクタプラグを、ケージ2奥端のホスト基板上に接続、固定されている電気コネクタ(不図示)に挿入することで、光トランシーバはホスト装置との間で電源、信号の授受が可能となる。この時、光トランシーバの挿入、および電気コネクタとコネクタプラグとの係合は、ホスト装置の電源を落とさずに行うことが可能であり、このようなトランシーバを「ホットプラガブルトランシーバ」と総称している。
ケージ本体21の上面には、図示するように開口21cが形成されており、また、放熱のための複数の放熱柱22aが突き出ている放熱器22が装着される。放熱器22の底面(ケージ2内面側)は、ケージ本体21上面の開口21cを通してケージ本体21内に突き出る形状であり光トランシーバの上面(上筺体外面)と接触する。その為に、光トランシーバの上筺体の外面は平坦に加工されており、また、前記したように、TOSAのみならず、回路基板上のIC等の発熱が、効率よく上筺体に伝導されるような内部構造となっている。
固定バンド23は、放熱器22をケージ本体21に固定するためのものであるが、光トランシーバのケージ2への挿抜を容易にするために、放熱器21が若干上下に可動できるように固定する。
固定バンド23は、放熱器22をケージ本体21に固定するためのものであるが、光トランシーバのケージ2への挿抜を容易にするために、放熱器21が若干上下に可動できるように固定する。
図7は、本発明に係る光トランシーバの他の例を説明するための図である。上記図1〜図6の例では光トランシーバの上筐体の開口に向けてOSAを付勢する弾性機構(付勢片)を下筐体に設けているが、本発明ではこれに限定されない。図7に示すように、図5で説明した付勢片に代えて、弾性シート15a´(シリコーン等の樹脂製のもの等)を弾性機構として光トランシーバ1´に設け、弾性シート15a´を介して下筺体15´とTOSA11の当接面を接触させ、上筐体14の開口からのTOSA11の突出を規制するようにしてもよい。
以上のように光トランシーバを構成することで、光デバイスの本体部の放熱面そのものを光トランシーバの筐体から露出させ、この放熱面と筺体との間に介在していた熱抵抗を生ずることなく、効率的に放熱することができる。その一方、筺体とTOSAの本体部との間には弾性構造(付勢片)を設け、また光デバイスが筺体から抜け落ちないように、筺体および光デバイスにはフランジとフランジ当て部により相互に嵌め合う段差構造(ストッパ構造)を設けている。
また、光トランシーバ外部の放熱器(ヒートシンク、サーマルフィン等)に光デバイスの放熱面を確実に接触させるために、公差の最悪ケースでも放熱面が上筺体より若干突出するように寸法を設定している。このように、光デバイスは筺体に対して螺子止めしない構造であり、従来の構造で必須であった、光出力が変動しないように螺子止めの際のトルク管理、等の配慮が不要となる。
TOSA/ROSAと回路基板をFPC接続とすることで、ケージ挿抜時のOSA位置変動に対応できる。また、TOSA/ROSAが取付けられるレセプタクルを、上筐体と下筐体により弾性保持し、OSAのストローク(部品公差の積み上げによって生じる)に対応したストロークを持たせる。よって、光トランシーバを組立てた際に、構成部材に機械的歪みを生じないため、光結合特性を損なうことなく、良好な放熱特性を得ることができる。
また、フランジを利用してTOSAを上筐体に螺子止めすることでも実現できる、この場合、下筐体とOSA間の弾性体は不要であるが、上筐体とOSA間に弾性体を挟むことになる。
また、フランジを利用してTOSAを上筐体に螺子止めすることでも実現できる、この場合、下筐体とOSA間の弾性体は不要であるが、上筐体とOSA間に弾性体を挟むことになる。
1,1´…プラガブル光トランシーバ、2…ケージ、11…送信用光デバイス、12…受信用光デバイス、11a,12a…本体部、11b…放熱面、11c,12c…スリーブ、11d…リードピン、11e…フランジ、13…回路基板、13a…コネクタプラグ、14…上筐体、14a…開口、14b…フランジ当て部、15,15´…下筐体、15a…弾性機構、15b…弾性片、15c…リブ、15a´…弾性シート、16…レセプタクル部、16a…光レセプタクル、17,18…フレキシブル回路基板、21…ケージ本体、21a…スタッドピン、21b…前面開口、21c…開口、22…放熱器、22a…放熱柱、23…固定バンド。
Claims (3)
- 筐体を有し、該筐体内に光デバイスを搭載し、ホスト装置に備わるケージ内に装着して用いられるプラガブル光トランシーバであって、
前記光デバイスは放熱面を有し、前記筐体は開口を有し、前記放熱面が前記筐体の前記開口から露出し、前記プラガブル光トランシーバを前記ホスト装置に装着した際に前記ケージに設けられた放熱器に接触することを特徴とするプラガブル光トランシーバ。 - 前記筐体は前記開口を有する上筐体と下筐体より成り、前記光デバイスの放熱面と反対の面を前記上筐体に向けて前記光デバイスを押圧する弾性機構が前記下筐体に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のプラガブル光トランシーバ。
- 前記光デバイスの側面部に前記開口の縁部に当接するフランジが形成されていることを特徴とする請求項2に記載のプラガブル光トランシーバ。
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