JP2008089976A - スコロトロン帯電器および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】構造の簡略化を図りつつ、帯電ムラの発生を確実に防止でき、電力を効率的に消費できるスコロトロン帯電器、およびこのスコロトロン帯電器を備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】回転可能な被帯電体4の外周面に対向配置される複数の放電点34を有する放電電極30と、被帯電体4の外周面と放電電極30との間に介在するように配置されるグリッド電極42とを備えたスコロトロン帯電器6において、被帯電体4の外周面の移動方向に複数のグリッド電極42を配置し、各グリッド電極42にグリッド電圧印加手段52,54を接続して、各グリッド電圧印加手段52,54の電圧Vg1,Vg2を、グリッド電極42と被帯電体4の外周面との距離が大きいほど絶対値が大きくなるように設定する。
【選択図】図2
【解決手段】回転可能な被帯電体4の外周面に対向配置される複数の放電点34を有する放電電極30と、被帯電体4の外周面と放電電極30との間に介在するように配置されるグリッド電極42とを備えたスコロトロン帯電器6において、被帯電体4の外周面の移動方向に複数のグリッド電極42を配置し、各グリッド電極42にグリッド電圧印加手段52,54を接続して、各グリッド電圧印加手段52,54の電圧Vg1,Vg2を、グリッド電極42と被帯電体4の外周面との距離が大きいほど絶対値が大きくなるように設定する。
【選択図】図2
Description
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリまたはこれらの機能を複合的に備えた複合機等の画像形成装置、およびこの画像形成装置に用いられるスコロトロン帯電器に関する。
電子写真方式の画像形成装置では、帯電器により静電潜像担持体の外周面を一様に帯電させた後、画像情報に応じた露光を行うことで、静電潜像担持体の外周面に静電潜像が形成される。
静電潜像担持体の外周面の帯電には、種々の帯電器を用いることができるが、その一種としてスコロトロン帯電器が知られている。
図12に示すように、スコロトロン帯電器106は、静電潜像担持体104の外周面から所定距離だけ離間して配置される放電電極130と、静電潜像担持体104の外周面と放電電極130との間に介在して配置されるグリッド電極142とを有する。スコロトロン帯電器106を用いて帯電を行う際、放電電極130に電流が流されることで、放電電極130が備える複数の放電点134においてコロナ放電が発生し、放電点134から静電潜像担持体104の外周面に向けてイオンが放出される。
スコロトロン帯電器の放電電極では、図13に示すように、1つの放電点134から放出されるイオンによる荷電範囲Pは、隣接する放電点134から放出されるイオンによる荷電範囲Pと部分的に重複し、この重複部分Qの面積が大きいほど帯電ムラが発生し難くなる。
ところが、放電点と静電潜像担持体の外周面との距離が小さい場合、上述した荷電範囲の重複部分の面積が小さくなってしまい、帯電ムラが発生しやすくなる。特に、放電生成物の付着等により放電能力が低下した放電点が混在する場合、その傾向は顕著に現れる。そのため、放電点による荷電範囲の重複部分の面積を大きく確保して、帯電ムラが発生し難くするためには、放電点と静電潜像担持体の外周面との距離を所定以上確保する必要がある。
一方、近年、画像形成装置の小型化、すなわち静電潜像担持体を含めた各構成部材の小型化が一層求められている。特に、タンデム方式のカラー画像形成装置では、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色に対応する4つの静電潜像担持体(感光体)を設ける必要があり、各静電潜像担持体の小型化が求められるため、例えば60mm以下である外径の小さな静電潜像担持体が用いられることがある。
しかし、静電潜像担持体の外径が小さい場合、すなわち、静電潜像担持体の曲率が大きい場合、図12に示すように、静電潜像担持体104の外周面において放電点134に近接した近接部110と比較して、その近接部110よりも回転方向上流側の部分(上流部112)と下流側の部分(下流部114)では、放電点134からの距離が顕著に大きくなるため、放電点134から放出されるイオンが、静電潜像担持体104の外周面まで届き難くなる。
そのため、従来のスコロトロン帯電器を用いて、外径が小さな静電潜像担持体の外周面を帯電させる際、静電潜像担持体の外周面における上流部と下流部に向けて放出されたイオンの大部分は、グリッド電極に流れ込み、静電潜像担持体の外周面に届かないため、効率的に帯電できなかった。また、放電電極から放出されたイオンが静電潜像担持体の外周面における上流部と下流部に届くように、放電電極を静電潜像担持体の外周面に近づけて配置することも考えられるが、その場合、静電潜像担持体の外周面における近接部において、放電点との距離が顕著に小さくなるため、上述のように、放電点による荷電範囲の重複部分の面積が小さくなってしまい、帯電ムラが生じてしまう。
このような問題に鑑みて、特許文献1の技術では、複数の放電電極とグリッド電極を、それぞれ静電潜像担持体の回転方向に沿うように並べて配置することで、すべての放電電極と静電潜像担持体の外周面との距離を等しくするとともに、すべてのグリッド電極と静電潜像担持体の外周面との距離を等しくしている。これにより、静電潜像担持体の外周面における帯電器との対向部は、放電点から放出されたイオンの大部分が静電潜像担持体の外周面に届きやすくなり、効率的に帯電を行うことができる。
特開平2−273762号公報
しかしながら、特許文献1の帯電器では、放電電極とグリッド電極の配置を、静電潜像担持体の外径の大きさに応じて決定する必要があるため、構造の複雑化を招く欠点があった。
そこで、本発明は、構造の簡略化を図りつつ、帯電ムラの発生を確実に防止でき、効率的な帯電を行うことができるスコロトロン帯電器、およびこのスコロトロン帯電器を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るスコロトロン帯電器は、
回転可能な被帯電体の外周面に対向配置される複数の放電点を有する放電電極と、
上記被帯電体の外周面と上記放電電極との間に介在するように配置されるグリッド電極とを備えたものであって、
上記被帯電体の外周面の移動方向に複数の上記グリッド電極が配置されており、
各グリッド電極にグリッド電圧印加手段が接続され、
各グリッド電圧印加手段の電圧は、上記グリッド電極と上記被帯電体の外周面との距離が大きいほど絶対値が大きくなるように設定されていることを特徴とする。
回転可能な被帯電体の外周面に対向配置される複数の放電点を有する放電電極と、
上記被帯電体の外周面と上記放電電極との間に介在するように配置されるグリッド電極とを備えたものであって、
上記被帯電体の外周面の移動方向に複数の上記グリッド電極が配置されており、
各グリッド電極にグリッド電圧印加手段が接続され、
各グリッド電圧印加手段の電圧は、上記グリッド電極と上記被帯電体の外周面との距離が大きいほど絶対値が大きくなるように設定されていることを特徴とする。
また、本発明に係る画像形成装置は、上記のスコロトロン帯電器と、上記被帯電体としての静電潜像担持体とを備えていることを特徴とする。
本発明によれば、静電潜像担持体等の被帯電体の外周面の移動方向に複数のグリッド電極が配置され、各グリッド電極に接続されたグリッド電圧印加手段の電圧は、グリッド電極と被帯電体の外周面との距離が大きいほど絶対値が大きくなるように設定されている。したがって、放電点から放出されるイオンは、被帯電体の外周面において放電点に近接する近接部だけでなく、近接部よりも被帯電体の回転方向上流側に位置する上流部と、近接部よりも下流側に位置する下流部にも届きやすくなるため、効率的に帯電を行うことができる。
また、本発明によれば、放電点を被帯電体の外周面に対して必要以上に近づけて配置しなくても、被帯電体の上流部や下流部を十分に帯電させることができるため、放電点と被帯電体の外周面との間に所要の間隔を設けることができ、これにより帯電ムラを発生させ難くすることができる。
さらに、グリッド電極の配置は、同一または略同一の平面に複数並べるといった単純な配置であっても、上述の効果を得ることができるため、構造の簡略化を図ることができる。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、以下の説明では、必要に応じて特定の方向や位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、「右」、「左」及びそれらの用語を含む別の用語)を用いるが、それらの用語の使用は図面を参照した発明の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明の技術的範囲が限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置2の概略構成を示す。ただし、本発明の特徴部分を明確にすることで発明の理解を容易にするために、画像形成装置の筺体は図面から除かれている。
画像形成装置2は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又はそれらの機能を複合的に備えた複合機等の電子写真式画像形成装置である。現在、電子写真方式の画像形成装置として種々の形態のものが提案されているが、図示する画像形成装置は一つの現像装置しか備えていないモノクロ画像形成装置である。ただし、本発明は、この種の画像形成装置にのみ適用されるものではなく、他の形態の画像形成装置、例えば、所謂タンデム方式または4サイクル方式のカラー画像形成装置にも等しく適用できる。
画像形成装置2は、静電潜像担持体として円筒状の感光体4を有する。感光体4の周囲には、その回転方向(図上時計回り方向)に沿って順に、スコロトロン帯電器6、露光装置8、現像装置10、転写ローラ12、クリーニング部材14およびイレースランプ15が配置されている。感光体4と転写ローラ12との接触部(ニップ部)は転写領域22を形成している。スコロトロン帯電器6の具体的な構成は後述する。
実施の形態では、クリーニング部材14として板状のブレードが使用されており、その一端側が感光体4の外周面に接触している。ただし、クリーニング部材14はブレードに限るものでなく、その他のクリーニング部材(例えば、固定ブラシ、回転ブラシ、ローラ)を使用することもできる。
搬送路26は、図示しない給紙装置から、給紙ローラ対16のニップ部20、転写領域22、および定着ローラ対18のニップ部24を通って、図示しない排紙部まで延びている。
画像形成動作の一例について簡単に説明する。先ず、所定の周速度で回転駆動されている感光体4の外周面が帯電器6により帯電される。次に、帯電された感光体4の外周面に、画像情報に応じた光が露光装置8から投射され、静電潜像が形成される。続いて、静電潜像は、現像装置10から供給される現像剤のトナーにより顕在化される。このようにして感光体4上に形成されたトナー像は、感光体4の回転により転写領域22に達する。
一方、そのタイミングに合わせて、給紙装置に収容された用紙(記録媒体)が、給紙ローラ16の回転により搬送路26に送り出されて転写領域22に搬送される。そして、転写領域22において、感光体4上のトナー像が用紙に転写される。トナー像が転写された用紙は、搬送路26のさらに下流側へ搬送され、定着ローラ18によってトナー像が用紙に定着された後、排紙部に送り出される。
用紙に転写されることなく感光体4上に残留しているトナーは、感光体4とクリーニング部材14との接触部に達すると、クリーニング部材14で掻き取られ、感光体4の外周面から除去される。その後、感光体4の外周面に残留する電荷は、イレースランプ15から照射されるイレース光により消去される。
以下、スコロトロン帯電器6の構成を詳細に説明する。
図2と図3に示すように、スコロトロン帯電器6は、感光体4の外周面に対向配置される複数の放電点34を有する放電電極30と、放電電極30を囲むシールドケース36と、感光体4の外周面と放電電極30との間に介在するように配置されるグリッド電極42(42a,42b,42c)とを有する。
放電電極30は、帯板状の導電性部材の短手方向一端部に複数の針状部32が形成されてなる針電極である。針状部32は、放電電極30の長手方向に例えば2mmの間隔を空けて列設され、各針状部32の先端が放電点34となっている。放電電極30に所定の大きさ以上の電流が流れると、放電点34から感光体4の外周面に向けて円錐状に拡がるようにイオンが放出される(図13参照)。
放電電極30は、感光体4の軸方向と平行に伸びるように配置されている。図4に示すように、放電点34と感光体4の外周面との距離L1は、帯電ムラを防止できる所定以上の距離とされ、具体的には例えば8mmとされている。
放電電極30の素材としては、例えばステンレスが用いられるが、その他の導電性素材を用いることもできる。
シールドケース36は、感光体4の側に向かって開放する断面倒コ字形に形成され、放電電極30を挟む両側に配置された一対の側壁部38と、これらの側壁部38間に跨る基部40とを有する。
図4に示すように、側壁部38間の距離M0は、例えば25mmとされている。また、一方の側壁部38と放電電極30との距離は、他方の側壁部38と放電電極30との距離と等しくなっている。
シールドケース36の素材としては、導電性を有する素材が用いられ、具体的には、例えば、SUS304又はSUS430等のステンレス鋼が用いられる。
グリッド電極42は、図5に示すように、帯板状の導電性部材に複数の開口部44が長手方向に沿って並べて形成されて構成されている。実施形態では、各開口部44が、グリッド電極42の長手方向に対して斜め方向に傾いて形成されている。
図2に戻って、グリッド電極42は、感光体4の外周面の移動方向に複数並べて配置されている。具体的に、グリッド電極42は、同一または略同一の平面において、感光体4の外周面に近接した近接部と、近接部と比較して感光体4の外周面との距離が大きく且つ感光体4の回転方向上流側に位置する上流部と、近接部と比較して感光体4の外周面との距離が大きく且つ感光体4の回転方向下流側に位置する下流部とに1つずつ配置されている。
グリッド電極42の素材としては、導電性を有する素材が用いられ、具体的には、例えば、SUS304又はSUS430等のステンレス鋼が用いられる。
図4に示すように、近接部のグリッド電極42aと感光体4の外周面との距離L2は、例えば0.9mmとされている。上流部のグリッド電極42bと下流部のグリッド電極42cは、感光体4の外周面との距離が互いに等しく、近接部のグリッド電極42aと感光体4の外周面との距離L2と比べて顕著に大きくなっている。
近接部のグリッド電極42aの短手方向の幅M1は例えば10mmとされ、上流部と下流部のグリッド電極42b,42cの短手方向の幅M2,M3は例えば6.5mmとされている。また、隣接するグリッド電極42間の距離M4は例えば0.5mmとされている。
図3に戻って、放電電極30、シールドケース36及びグリッド電極42の長手方向両端部は、一対のホルダ46によって支持されている。ホルダ46としては、電気絶縁性を有する素材が用いられる。
図2に戻って、放電電極30には、放電電極30に電圧を印加する放電電圧印加手段としての電源48が接続されている。電源48としては、定電流電源を用いることが好ましく、これにより、放電電極30に放電生成物等の異物が付着しても放電電極30に一定の電流を流すことができる。
シールドケース36には、シールドケース36に電圧Vsを印加するケース電圧印加手段としての電源50が接続されている。電圧Vsは、その絶対値が大きくなるほど、放電点34から放出されるイオンの電荷がシールドケース36に流れ込み難くなる。
グリッド電極42には、グリッド電極42に電圧Vg1,Vg2を印加するグリッド電圧印加手段としての電源52,54が接続されている。具体的に、上流部と下流部のグリッド電極42b,42cには共通の電源54が接続され、この電源54とは別の電源52が近接部のグリッド電極42aに接続されている。電圧Vg1,Vg2は、その絶対値が大きくなるほど、放電点34から放出されるイオンの電荷がグリッド電極42に流れ込み難くなる。
ただし、上流部と下流部のグリッド電極42b,42cに別々の電源を接続したり、すべてのグリッド電極42a,42b,42cに共通の電源を接続したりしてもよい。また、グリッド電極42とシールドケース36に共通の電源を接続してもよい。
電源48として定電流電源を用いた場合、放電電極30には、電源48より供給された一定の大きさの電流が流される。放電電極30に流す電流の大きさは、例えば−1200μA以上−300μA以下とすることが好ましい。
放電点34から放出されたイオンの電荷の一部は、シールドケース36に印加される電圧Vsの絶対値の大きさに応じて、シールドケース36に流れ込む。シールドケース36に流れ込む電荷量が大きくなると、感光体4の外周面に到達する電荷量が小さくなってしまうため、電圧Vsは、シールドケース36に流れ込む電荷量が所定以下となる大きさに設定される。具体的に、電圧Vsは、例えば−1000V以上−300V以下とすることが好ましい。
同様に、放電点34から放出されるイオンの電荷の一部は、グリッド電極42に印加される電圧Vg1,Vg2の絶対値の大きさに応じて、グリッド電極42に流れ込む。グリッド電極42に流れ込む電荷量が大きくなると、感光体4の外周面に到達する電荷量が小さくなってしまうため、電圧Vg1,Vg2は、グリッド電極42に流れ込む電荷量が所定以下となる大きさに設定される。
また、グリッド電極42に印加される電圧Vg1,Vg2の絶対値の大きさは、感光体4の外周面との距離が大きいグリッド電極42ほど大きくなるように設定される。すなわち、上流部と下流部のグリッド電極42b,42cに印加される電圧Vg2の絶対値が、近接部のグリッド電極42aに印加される電圧Vg1の絶対値よりも大きくなるように設定される。
具体的に、電源52により近接部のグリッド電極42aに印加される電圧Vg1は、−800V以上−300V以下とすることが好ましい。電源54により上流部と下流部のグリッド電極42b,42cに印加される電圧Vg2は、−1000V以上−400V以下とすることが好ましい。
上記のように構成された帯電器6によれば、電源48より供給される電流が放電電極30に流れることで放電点34においてコロナ放電が発生し、放電点34から感光体4の外周面に向けてイオンが放出される。放電点34から放出されたイオンの電荷の一部は、グリッド電極42に印加される電圧Vg1,Vg2、およびシールドケース36に印加される電圧Vsの大きさに応じて、グリッド電極42またはシールドケース36に流れ込む。
グリッド電極42またはシールドケース36に流れ込むことなくグリッド電極42を通過した電荷は、感光体4の外周面に到達し、これにより感光体4の外周面が帯電される。
感光体4の外周面に到達する電荷量は、グリッド電極42に印加される電圧Vg1,Vg2の絶対値が大きいほど多くなる。上述のように、上流部と下流部のグリッド電極42b,42cには近接部のグリッド電極42aよりも絶対値が大きな電圧が印加されるため、放電点34から放出されて上流部と下流部のグリッド電極42b,42cを通過するイオンは、感光体4の外周面に到達するまでの移動距離が大きいにも関わらず、近接部のグリッド電極42aを通過するイオンと同様、感光体4の外周面に到達しやすくなっている。したがって、放電点34から放出されるイオンの大部分を、感光体4の外周面の帯電に利用でき、電力を効率的に消費できる。
このように、上記構成からなる帯電器6は、感光体4の外周面において放電点34からの距離が大きい部分であっても有効に帯電できるため、例えば60mm以下の小径の感光体4、すなわち曲率が大きな感光体の帯電に特に有効に利用できる。
なお、感光体4の外周面に到達する電荷量、すなわち感光体4の外周面の帯電電位は、放電電極30に流す電流の大きさ、シールドケース36に印加する電圧Vsの大きさ、及びグリッド電極42に印加する電圧Vg1,Vg2の大きさによって決定される。したがって、放電電極30に定電流を流す場合、電圧Vsの大きさ又は電圧Vg1,Vg2の大きさの少なくとも一方を制御可能とすることで、感光体4の外周面の帯電電位を制御可能としてもよい。
以上、上述の実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、上述の実施形態において、放電電極として針電極を使用する構成について説明したが、放電電極として針電極以外のものを用いることもでき、例えばワイヤタイプの電極を用いてもよい。
また、上述の実施形態では、同一または略同一の平面において、感光体4の外周面に近接する近接部と、近接部よりも感光体4の回転方向上流側に位置する上流部と、近接部よりも感光体4の回転方向下流側に位置する下流部とに、グリッド電極42が1つずつ配置される構成について説明したが、それらの近接部、上流部および下流部には、それぞれ複数のグリッド電極42を配置してもよい。その場合も、上述の実施形態と同様、それらのグリッド電極42に接続されたグリッド電圧印加手段の電圧は、グリッド電極42と感光体4の外周面との距離が大きいほど絶対値が大きくなるように設定される。
さらに、上述の実施形態では、感光体4の外周面を帯電させるスコロトロン帯電器について説明したが、本発明に係るスコロトロン帯電器は、感光体以外の回転可能な被帯電体の外周面の帯電に用いてもよい。
(試験1)
実施例(図2に示す本発明のスコロトロン帯電器)と従来例(図14に示す従来のスコロトロン帯電器)のそれぞれについて、帯電効率を評価する試験を行った。
実施例(図2に示す本発明のスコロトロン帯電器)と従来例(図14に示す従来のスコロトロン帯電器)のそれぞれについて、帯電効率を評価する試験を行った。
ここで、帯電効率とは、放電電極の放電点から放出される電荷が、感光体の帯電に寄与する程度を指す。すなわち、帯電効率が優れたものほど、放電点から放出されたイオンの電荷のうち、グリッド電極やシールドケースに流れ込むことなく感光体の外周面に到達する電荷の量が多くなる。
帯電効率の評価は、感光体に見立てたアルミニウム管を感光体の代わりに画像形成装置に装着し、アルミニウム管を接地して、アルミニウム管に流れる電流Ialの大きさを測定することで行った。すなわち、アルミニウム管に流れる電流Ialが大きいものほど、帯電効率が優れているものとして評価した。
実施例と比較例のいずれについても、アルミニウム管としては、外径が60mmであるものを用いた。
実施例の帯電器としては、放電電極30の針状部32のピッチが2mm、シールドケース36の側壁部38間の距離M0が25mm、近接部のグリッド電極42aの幅M1が10mm、上流部と下流部のグリッド電極42b,42cの幅M2,M3が6.5mm、グリッド電極42間の幅M4が0.5mmであるものを用い、放電点34と感光体4の外周面との距離L1が8mm、近接部のグリッド電極42aと感光体4の外周面との距離L2が0.9mmとなるように配置した(図4参照)。
また、実施例では、近接部のグリッド電極に印加する電圧Vg1が−900V、上流部と下流部のグリッド電極に印加する電圧Vg2が−1100V、シールドケースに印加する電圧Vsが−900Vとなるように設定した。定電流電源により放電電極に流す電流Icは段階的に変化させ、それぞれのときのアルミニウム管に流れる電流Ialを測定した。
従来例の帯電器としては、放電電極130の針状部132のピッチが2mm、シールドケース136の側壁部138間の距離M0が25mm、グリッド電極142の幅M5が24mmであるものを用い、放電点134と感光体104の外周面との距離L1が8mm、グリッド電極142と感光体104の外周面との距離L2が0.9mmとなるように配置した(図14参照)。
また、従来例では、定電流電源により放電電極に流す電流Icが−900μA、グリッド電極に印加する電圧Vgが−900V、シールドケースに印加する電圧Vsが−900Vとなるように設定した。定電流電源により放電電極に流す電流Icは段階的に変化させ、それぞれのときのアルミニウム管に流れる電流Ialを測定した。
試験1の結果を図6に示す。
図6に示すように、アルミニウム管に流れる電流Ialの絶対値は、従来例よりも実施例の方が大きく、その傾向は放電電極に流す電流Icの絶対値を大きくするほど顕著に現れた。例えば電流Icを−900μAとしたとき、従来例の電流Ialは−337μAであるが、実施例の電流Ialは−450μAであった。このことから、実施例の帯電効率が、従来例と比較して非常に優れていることを確認できた。
(試験2)
試験1の従来例について、シールドケースに印加する電圧Vsを段階的に変化させたとき、アルミニウム管に流れる電流Ial、シールドケースに流れる電流Is、およびグリッド電極に流れる電流Igを確認する試験を行った。帯電器の配置、及びグリッド電極に印加する電圧Vgの設定は試験1と同様に行い、放電電極に流す電流Icは−900μAに設定した。
試験1の従来例について、シールドケースに印加する電圧Vsを段階的に変化させたとき、アルミニウム管に流れる電流Ial、シールドケースに流れる電流Is、およびグリッド電極に流れる電流Igを確認する試験を行った。帯電器の配置、及びグリッド電極に印加する電圧Vgの設定は試験1と同様に行い、放電電極に流す電流Icは−900μAに設定した。
試験2の結果を図7に示す。
図7に示すように、シールドケースに印加する電圧Vsの絶対値を大きくするほど、シールドケースに流れ込む電流Isの絶対値が小さくなり、グリッド電極に流れ込む電流Igの絶対値が大きくなった。これは、電圧Vsの絶対値が大きくなるほど、放電点から放出されるイオンの電荷がシールドケースに流れ込み難くなるとともに、これに伴ってグリッド電極に流れ込む電荷量が大きくなるためだと考えられる。
一方、アルミニウム管に流れる電流Ialの絶対値は、電圧Vsの絶対値が大きくなるに連れて400μAまでは上昇するが、400μAより大きくならないことを確認できた。このように電流Ialの絶対値が400μAより大きくならないのは、放電点からグリッド電極の短手方向両端部に向けて放出されたイオンの電荷の大部分が、グリッド電極に流れ込み、アルミニウム管の外周面に到達し難いためだと考えられる。
このように、従来例では、アルミニウム管に流れる電流Ialの絶対値は最大でも400μAであり、シールドケースに印加する電圧Vsの絶対値を大きくしても、帯電効率を十分に向上できないことを確認できた。
これに対して、試験1の実施例では、図6に示すように、シールドケースに印加する電圧Vsが−900Vのとき、アルミニウム管に流れる電流Ialの絶対値が450μAであり、従来例と比較して帯電効率が遙かに優れている。
(試験3)
試験1の実施例と比較例の帯電器を用いて帯電を行ったとき、初期感光体(使用初期の感光体)の表面電位と耐久感光体(耐久後の感光体)の表面電位との差ΔVを75以下とすることが可能な感光体の周速度vを確認する試験を行った。
試験1の実施例と比較例の帯電器を用いて帯電を行ったとき、初期感光体(使用初期の感光体)の表面電位と耐久感光体(耐久後の感光体)の表面電位との差ΔVを75以下とすることが可能な感光体の周速度vを確認する試験を行った。
実施例と比較例のいずれについても、初期感光体としては、主原料がポリカーボネートであり膜厚が30μmのものを用い、耐久感光体としては、主原料がポリカーボネートであり膜厚が20μmのものを用いた。帯電器の配置、グリッド電極に印加する電圧Vg,Vg1,Vg2の設定、及びシールドケースに印加する電圧Vsの設定は試験1と同様に行った。放電電極に流す電流Icについては、−600μA、−700μA、−800μA、−900μAおよび−1000μAの5つの設定値を設けた。
感光体の周速度として、実施例では215mm/s、300mm/sおよび400mm/sの3つの設定値を設け、比較例では135mm/s、215mm/s、300mm/sおよび375mm/sの4つの設定値を設けた。
試験3の結果を図8〜図11に示す。
図8は、実施例の試験結果を、アルミニウム管に流れる電流Ialを感光体の周速度vで割った値を横軸とするとともに、感光体の表面電位Vpcを縦軸として表したグラフであり、図10は、従来例の試験結果を同様に表したグラフである。ここで、電流Ialの値としては、試験1の結果(図6参照)において電流Icの各値に対応する値を用いた。
また、図9は、実施例の試験結果を、アルミニウム管に流れる電流Ialを感光体の周速度vで割った値を横軸とするとともに、初期感光体の表面電位と耐久感光体の表面電位との差ΔVを縦軸として表したグラフであり、図11は、従来例の試験結果を同様に表したグラフである。電流Ialの値としては、試験1の結果(図6参照)において電流Icの各値に対応する値を用いた。
図8と図10に示すように、実施例と従来例のいずれについても、感光体の周速度vが大きくなるほど、感光体の表面電位Vpcが低くなり、帯電効率が悪化することを確認できた。また、感光体の周速度vに関わらず、耐久感光体の表面電位が初期感光体の表面電位よりも低くなることを確認できた。
図9と図11に示すように、実施例と従来例のいずれについても、初期感光体の表面電位と耐久感光体の表面電位との差ΔVは、感光体の周速度vが大きくなるほど大きくなることを確認できた。
図11に示すように、従来例では、感光体の周速度vが最大の375mm/sのとき、放電電極に流す電流Icの大きさに関わらず、ΔVは75Vよりも大きくなることを確認できた。すなわち、従来例では、感光体の周速度vを375mm/s以上に設定できない。
従来例において、感光体の周速度vが300mm/sのときは、電流Icを−900μAまたは−1000μAとした場合、ΔVをΔ75以下にできることを確認できた。すなわち、従来例では、電流Icの絶対値を900μA以上とすることで、感光体の周速度を300mm/sに設定できることを確認できた。なお、このとき、オゾン発生量の低減の観点から、電流Icの絶対値は900μA以下とすることが好ましいため、電流Icの最適値は−900μAであると考えられる。
試験3は、シールドケースに印加する電圧Vsを−900Vに設定して行ったが、電圧Vsの絶対値をさらに大きくした場合を検討する。
シールドケースとグリッド電極との間や、シールドケースとその他の部材との間に放電が発生することを防止するため、グリッド電極に印加する電圧Vgと電圧Vsとの差は500V以内とすることが好ましい。この観点から、電圧Vgを−900Vとした場合、電圧Vsの絶対値は最大で1400V(Vs=−1400V)にすることができる。電圧Vsを−1400Vとしたとき、試験2の結果(図7参照)より、電流Ialの値は−360μAとなる。
ところで、図11のグラフより、Ial/vを−1.1以下としたときにΔVを75V以下にできることが分かる。そこで、Ial/v≦−1.1にIal=−360を代入すると、v≦327となる。したがって、従来例では、シールドケースに印加する電圧Vsを−1400Vに設定することで、感光体の周速度を最大で327mm/sに設定できることを確認できた。
一方、実施例では、図9に示すように、感光体の周速度vが最大の400m/sであるとき、放電電極に流す電流Icを−900μAまたは−1000μAとした場合に、ΔVをΔ75以下にできることを確認できた。すなわち、実施例では、電流Icの絶対値を900μA以上とすることで、感光体の周速度を400mm/sに設定できることを確認できた。なお、このとき、オゾン発生量の低減の観点から、電流Icの絶対値は900μA以下とすることが好ましいため、電流Icの最適値は−900μAであると考えられる。
また、実施例では、シールドケースに印加する電圧Vsの絶対値を900Vよりも大きく設定することで、感光体の周速度を400mm/sよりも大きく設定できるものと考えられる。
以上より、実施例では、感光体の周速度を、従来例よりも遙かに大きく設定できることを確認できた。
(試験4)
試験1の実施例と従来例の帯電器について、耐久性を比較する試験を行った。
試験1の実施例と従来例の帯電器について、耐久性を比較する試験を行った。
従来例では、放電電極に流す電流Icを−900μA、グリッド電極に印加する電圧Vgを−900V、シールドケースに印加する電圧Vsを−900V、感光体の周速度を300mm/sに設定して、連続プリントを行い、帯電ムラの発生時期を確認した。
実施例では、放電電極に流す電流Icを−900μA、近接部のグリッド電極に印加する電圧Vg1を−900V、上流部と下流部のグリッド電極に印加する電圧Vg2を−1100V、シールドケースに印加する電圧Vsを−900V、感光体の周速度を400mm/sに設定して、連続プリントを行い、帯電ムラの発生時期を確認した。
試験4の結果、従来例では、放電電極、グリッド電極およびシールドケースへの通電を100時間行い、120K枚プリントしたときに帯電ムラが発生した。
一方、実施例では、放電電極、グリッド電極およびシールドケースへの通電を125時間行い、200K枚プリントしても、帯電ムラが発生しなかった。
すなわち、試験4の結果から、実施例の帯電器は、従来例と比較して遙かに耐久性に優れていることを確認できた。
2:画像形成装置、
4:被帯電体(静電潜像担持体)、
6:スコロトロン帯電器、
30:放電電極、
34:放電点、
42a:被帯電体の外周面に近接した近接部のグリッド電極、
42b:上流部のグリッド電極、
42c:下流部のグリッド電極、
52,54:グリッド電圧印加手段(電源)。
4:被帯電体(静電潜像担持体)、
6:スコロトロン帯電器、
30:放電電極、
34:放電点、
42a:被帯電体の外周面に近接した近接部のグリッド電極、
42b:上流部のグリッド電極、
42c:下流部のグリッド電極、
52,54:グリッド電圧印加手段(電源)。
Claims (3)
- 回転可能な被帯電体の外周面に対向配置される複数の放電点を有する放電電極と、
上記被帯電体の外周面と上記放電電極との間に介在するように配置されるグリッド電極とを備えたスコロトロン帯電器であって、
上記被帯電体の外周面の移動方向に複数の上記グリッド電極が配置されており、
各グリッド電極にグリッド電圧印加手段が接続され、
各グリッド電圧印加手段の電圧は、上記グリッド電極と上記被帯電体の外周面との距離が大きいほど絶対値が大きくなるように設定されていることを特徴とするスコロトロン帯電器。 - 同一または略同一の平面において、上記被帯電体の外周面に近接した近接部と、該近接部と比較して上記被帯電体の外周面との距離が大きく且つ上記被帯電体の回転方向において上記近接部よりも上流側に位置する上流部と、上記近接部と比較して上記被帯電体の外周面との距離が大きく且つ上記被帯電体の回転方向において上記近接部よりも下流側に位置する下流部とに上記グリッド電極が配置され、
上記上流部と上記下流部の上記グリッド電極に接続された上記グリッド電圧印加手段の電圧の絶対値は、上記近接部の上記グリッド電極に接続された上記グリッド電圧印加手段の電圧の絶対値よりも大きく設定されていることを特徴とする請求項1に記載のスコロトロン帯電器。 - 請求項1または2のいずれかに記載のスコロトロン帯電器と、上記被帯電体としての静電潜像担持体とを備えていることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006270649A JP2008089976A (ja) | 2006-10-02 | 2006-10-02 | スコロトロン帯電器および画像形成装置 |
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ID=39374190
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JP2006270649A Pending JP2008089976A (ja) | 2006-10-02 | 2006-10-02 | スコロトロン帯電器および画像形成装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009276470A (ja) * | 2008-05-13 | 2009-11-26 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2011095508A (ja) * | 2009-10-29 | 2011-05-12 | Sharp Corp | 帯電装置、帯電装置を備える画像形成装置、および放電電極形成方法 |
-
2006
- 2006-10-02 JP JP2006270649A patent/JP2008089976A/ja active Pending
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JP2011095508A (ja) * | 2009-10-29 | 2011-05-12 | Sharp Corp | 帯電装置、帯電装置を備える画像形成装置、および放電電極形成方法 |
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