JP2008089527A - 放射線検出回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】核医学診断装置に用いるピークホールド回路と出力バッファアンプを低消費電力で実現する回路を提供する。
【解決手段】半導体検出器9の出力側に接続され、放射線の入射エネルギーに応じた強度の電流パルス信号IAを半導体検出器9から入力し、電流パルス信号IAの入力タイミングを検出する放射線検出回路であって、入力タイミングを示す信号VTをトリガとして入射エネルギーに応じた強度のアナログ信号VE1の出力をオンさせ、放射線検出回路の出力側に接続されるデジタル演算回路18からの信号をトリガとしてアナログ信号VE1の出力をオフすることを特徴とする放射線検出回路。
【選択図】図3

Description

この発明は、PET(Positron Emission Tomography:陽電子放射断層撮像)装置に代表される核医学診断装置およびそれに用いられる放射線検出回路に関し、特に検出器に入射した放射線のエネルギーを出力する際に消費する電力を小さくした放射線検出回路に関する。
従来、ピークホールド回路の低消費電力化を実現するための方法として、電圧ホールド容量を充電するための増幅器の電流を制御するものが提案されている(特許文献1参照)。同文献では大信号が入力された場合でも入力電圧に応じてテール電流を制御することで高速で低消費電力の動作を可能とするピークホールド回路の例が開示されている。
特開2000−171495号公報
本願発明者等は本願に先立って、半導体素子によって構成された放射線検出器(以下、「半導体検出器」という)を用いた核医学診断装置に必要な、ポジトロン(陽電子)核種から発生する陽電子と、人体に存在する電子の対消滅時に発生する511keVと同じエネルギーをもち、180°反対方向へ進む消滅放射線のエネルギー測定における集積回路の低電力化について検討を行なった。従来のシンチレータに比べ、半導体検出器を用いた核医学診断装置は、1)検出器固有のエネルギー分解能に優れていることから、エネルギーの異なる複数核種を含む薬剤の同時使用や画像コントラストが向上すること、2)検出器の物理形状をより小さくできることから、従来と比較して空間分解能が向上し、より精細な画像を取得することが可能となる。一方、半導体検出器を用いる場合のデメリットとして、従来のシンチレータに比べ、検出器の物理形状をより小さくできる反面、画素数が増加し、信号を処理する回路の物量が増加することが挙げられる。回路物量が大きくなれば、回路が消費する電力も増大し、機器の消費電力の増加につながる。一方で、電子と陽電子の対消滅に起因する消滅放射線の発生という事象はランダムな事象である。放射線検出器という装置の特性を考えると、いつ、どの検出器に放射線が入射した場合でも、これを検出できないと装置としての意味を持たないため、全ての検出器に接続された回路は常に動作可能な状態にしておく必要がある。検出器に接続される回路は増幅器などのアナログ回路で構成されるため、待機状態でも回路には一定の電流が流れ、電力を消費するという問題があった。
以上の従来技術の例として、図14にピークホールド回路を示す。リセット信号RSTがLレベルの状態で入力検出信号VTがHレベルとなると、リセット回路6が切り離され、アンプ1がダイオード2を通じて電圧ホールド用容量7を充電することでピークホールド動作を行なう。ピークホールド電圧VP1をバッファアンプ3を通じて電圧VE1として出力する。
図15に動作のタイムチャートを示す。信号VTが立ち上がりHレベルとなると、アンプ1、ダイオード2を通じて電圧ホールド容量7が充電され、ピークホールド動作が始まる。バッファアンプ3はこのピークホールド電圧VP1をそのままVE1として出力する。リセット信号RSTがHレベルとなると、電圧ホールド用容量7に蓄積されていた電荷は放電され、ピークホールド出力VP1、バッファアンプ出力VE1がクリアされる。この間、アンプの電流源5、バッファアンプの電流源8は常に電流を流し続けている。
検出すべき消滅放射線の発生頻度は、被検体に投与する線量や検出器の密度にもよるが、検出器一つあたりでは200μsに1回といった頻度である。一方、放射線が検出器に入射してからピークホールド回路を通じてアナログ電圧として出力されるまでの時間はおおよそ1us程度である。従って両者の差分として求まる190μs以上の時間は待機時間である。この待機状態で流れている電流が装置全体の消費電力の増加となっている。従来技術のこれらの問題点を本願発明者等は独自に見いだした。
本発明の代表的なものの一例を示せば以下の通りである。すなわち、本発明の放射線検出回路は、半導体検出器の出力側に接続され、放射線の入射エネルギーに応じた強度の電流パルス信号を半導体検出器から入力し、電流パルス信号の入力タイミングを検出する放射線検出回路であって、入力タイミングを示す信号をトリガとして入射エネルギーに応じた強度のアナログ信号の出力をオンさせ、放射線検出回路の出力側に接続されるデジタル演算回路からの信号をトリガとしてアナログ信号の出力をオフさせることを特徴とする。
上記手段による発明の代表的な効果は、放射線検出回路、およびその検出回路を用いた核医学診断装置の消費電力の低減である。
以下、本発明の実施例について図面を用いて詳細に説明する。実施例の各ブロックを構成する回路素子は、特に制限されないが、公知のCMOS(相補型MOSトランジスタ)等の集積回路技術によって、単結晶シリコンのような1個の半導体基板上に形成される。MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)の回路記号は矢印をつけないものはN形MOSFET(NMOS)を表し、矢印をつけたP形MOSFET(PMOS)と区別される。以下、MOSFETを呼ぶために簡略化してMOSと呼ぶことにする。但し、本発明の放射線検出回路に用いられるトランジスタ素子は金属ゲートと半導体層との間に設けられた酸化膜絶縁膜を含む電界効果トランジスタ(MOSFET)に限定される訳ではなく、バイポーラトランジスタ(Bipolar Transistor)、MISFET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)等、既知の各種トランジスタ素子が適用可能である。
図1は本発明を適用した核医学診断装置向けピークホールド回路とバッファアンプとを用いた回路の実施例を示したものである。本実施例は、アナログ信号VE1の出力のオン/オフ動作が、アナログ信号VE1を出力するバッファアンプ3をオン/オフ動作させることによって行なわれることを特徴とする。バッファアンプ3のオン/オフ動作は、バッファアンプ3の動作電流を発生させる第2の電流源8を制御することによって行なうのが好適であるが、これに限定されない。本実施例の放射線検出回路は、バッファアンプ3の入力に接続され、かつ、バッファアンプ3にピークホールド電圧を出力するピークホールド回路14と、ピークホールド回路14に接続され、かつ、ピークホールド回路14がホールドした電荷を放電させてリセットするためのリセット回路6とを具備するように構成され、第2の電流源8とリセット回路6とが共通の制御論理4によって制御されるよう構成されるのが好適であるが、これに限定されない。
ピークホールド回路は、電圧S1を入力とするアンプ1と、整流のためのダイオード2と、電圧ホールドのための容量7と、アンプ1の電流源5と、容量7の電荷を放電するためのリセット回路6と、ピークホールド電圧VP1を入力とし出力をVE1とするバッファアンプ3と、その電流源8と、リセット回路6とバッファアンプ3の電流源8を制御するための論理4とを含んで構成されるものとすれば好適であるが、これに限定されない。リセット信号RSTが”L”の状態で入力検出信号VTが立ち上がると、リセット回路6がピークホールド回路より切り離され、電圧ホールド用容量7が充電されることでピークホールド動作を行なう。同時に、バッファアンプ電流源5がオンし、ピークホールド電圧VP1がバッファアンプ3の出力としてVE1に出力される。リセット信号RSTが立ち上がる、あるいは入力検出信号VTが立ち下がるとリセット回路6がピークホールド回路に接続され、電圧ホールド用容量7に蓄積された電荷を放電する。同時に、バッファアンプ電流源8がオフとなり、バッファアンプ3が停止する。
図2は本発明を適用した場合のピークホールド回路およびバッファアンプ3の動作を示すタイムチャートである。半導体検出器からの信号IAが電荷蓄積型アナログ信号検出回路に入力されると、その入力IAを検出して入力検出信号VTが立ち上がる。入力検出信号VTがHレベルに立ち上がることにより、リセット回路6がピークホールド回路より切り離され、ダイオード2を通じてアンプ1が電圧ホールド容量7を充電することでピークホールド動作が始まる。同時に、バッファアンプ3の電流源8が動作を開始する。バッファアンプ3はこのピークホールド電圧VP1を入力とし、VE1として出力する。電荷蓄積型アナログ信号検出回路の後段に配置されたデジタル制御ICは、入力検出信号VTがHレベルとなったことを検知し、ピークホールド出力VP1が十分安定した後に、バッファアンプ3の後段に配置されたアナログ−デジタル変換器(以下、ADC)に対しデータ取り込みを指示し、ADCは、バッファアンプ3の出力VE1を取り込む。ADCがデータ取り込みを終えた時点でデジタル制御ICはリセット信号RSTをHレベルとし、ピークホールド出力VP1、および入力検出信号VTをクリアする。同時に、このリセット信号RSTを用いてバッファアンプ電流源8をオフする。半導体検出器からの入力IAが次に発生した時点で、入力検出信号VTによって再びバッファアンプ3の電流源8がオンとなる。
以上、本実施例によれば、バッファアンプ3の出力VE1がADCに取込まれてから、次の入力IAが発生するまではバッファアンプ3に電流が流れないため低消費電力化を実現できる。
図3は、本発明を適用したピークホールド回路14を含んで構成される電荷蓄積型アナログ信号検出回路の実施例を示す図である。本実施例の放射線検出回路は、半導体検出器9の出力側(アノード側)に接続され、放射線の入射エネルギーに応じた強度の電流パルス信号IAを半導体検出器9から入力し、電流パルス信号IAの強度に比例した電圧信号VBを出力する電荷増幅型プリアンプ12と、電荷増幅型プリアンプ12から出力される電圧信号VBの帯域を所定の時定数で制限して通過させる波形整形回路13と、波形整形回路13の出力信号S1のアナログピーク値をホールドしてピークホールド電圧として出力するピークホールド回路と、このピークホールド電圧を入力してアナログ信号VE1として出力するバッファアンプ3と、電荷増幅型プリアンプ12が出力する電圧信号VBを所定の電圧閾値VLDと比較し、比較した結果をタイミング情報VTとして出力するコンパレータ15と、アナログ信号VE1の出力をオンさせるトリガとしてタイミング情報VTをコンパレータ15からピークホールド回路14へ伝送する第1のパスと、アナログ信号VE1の出力をオフさせるトリガとしてリセット信号RSTを外部からピークホールド回路14へ伝送する第2のパスとを具備して成ることを特徴とする。アナログ信号VE1の出力のオン/オフ動作は、バッファアンプ3をオン/オフ動作させることによって行なうのが好適であるが、これに限定されない。バッファアンプ3のオン/オフ動作は、バッファアンプ3の動作電流を発生させる第2の電流源8を制御することによって行なうのが好適であるが、これに限定されない。本実施例の放射線検出回路は、ピークホールド回路14に接続され、かつ、ピークホールド回路14がホールドした電荷を放電させてリセットするためのリセット回路6を更に具備して構成され、第2の電流源8とリセット回路6とは、タイミング情報VTおよびリセット信号RSTの入力に基づく共通の制御論理4によって制御されるよう構成されるのが好適であるが、これに限定されない。ピークホールド回路14は、電流パルス信号IAが電圧に変換されたものである第1の電圧信号S1を入力とする第1のアンプ1と、第1のアンプ1の出力に接続されたダイオード2と、ダイオード2の出力に並列接続され、かつ、ダイオード2からの出力電圧を充電してピークホールド電圧を発生させるための容量7と、第1のアンプ1の動作電流を発生させる第1の電流源5とを具備して構成されるのが好適であるが、これに限定されない。
検出器9の一方(カソード側)は高圧電源10に接続され、他方(アノード側)は電荷増幅型プリアンプ12の入力側に接続される。また、接地抵抗11で電荷増幅型プリアンプ12の入力を電位的にGNDレベルに固定している。電荷増幅型プリアンプ12の出力側は、帯域制限を行う波形整形回路13と、コンパレータ15とに接続される。波形整形回路13の出力側はピークホールド回路14に接続され、波形整形回路13が出力した信号S1をピークホールド回路14が入力する構成となっている。ここで、信号S1は、電圧として出力/入力される場合、VS1と表される。コンパレータ15は電荷増幅型プリアンプ12の出力信号VBおよび閾値制御回路16の出力信号VLDを入力とし、VBがVLD以上となったときに、出力を反転するような構成となっている。検出器9で発生した電子・正孔対は電荷増幅型プリアンプ12により電圧信号VBに変換されたあと、所定の電圧閾値VLDにより弁別された入力検出信号VTと、所定の時定数を有する波形整形回路13を通じて雑音除去と波形整形とが施された、入射エネルギー量をあらわすエネルギー信号VE1とにそれぞれ変換され、電荷蓄積型アナログ信号検出回路から出力される。VE1を出力する端子はADC17の入力側に接続される。入力検出信号VTはピークホールド回路14に入力され、入力電圧VS1をホールドするためのトリガとなり、また、ADC等を介さずに、例えば直接、デジタル演算回路18に接続される。デジタル演算回路18はピークホールド回路14の出力をクリアするためにリセット信号RSTを出力する。
図4は、ADC17でアナログ電圧VE1を取り込む方法として、VE1が安定するまで一定の時間を待つ方法の一例を示す図である。ここでは、入力検出信号VTがHレベルになってから一定の時間を待った後にADC17のデータ取り込みクロックを動作させ、VE1をADC17に取り込み、デジタル値に変換する。この待ち時間は、バッファアンプ3の電気的仕様として与えられてもよいし、図5にて後述する方法でデジタル演算回路が求めた値を使用してもよい。また、待ち時間の生成は単純なディレイ回路を用いてもよく、あるいは、システムクロックを用いたカウンタを利用してもよい。
図5は、ADC17で常にアナログ電圧VE1の取り込みを行ない、そのデジタル値Dnを用いてアナログ電圧VE1が安定したことを判定する方式の例を示す図である。ADC17は繰り返しアナログ電圧VE1データの取り込み/変換を行なう。入力検出信号VTがHレベルとなった時刻を起点として、以降、デジタル演算回路18は、ADC17の出力デジタル値Dn以前の時刻に取り込んだ値Dn−1との比較を行ない、その差分が規定の値DIFFより小さくなった時点でアナログ出力が安定したと判断する。なお、この安定したか否かの判断に使うデジタル量DIFFは、バッファアンプ3の出力安定性やADC17の変換精度、あるいはシステムで要求するVE1の精度によって決まる。また、入力検出信号VTがデジタル演算回路18に入力されてから、VE1が安定した、と判断されるまでの時間をデジタル演算回路18にて保持した場合、図4にて説明した待ち時間として利用することも可能である。その一例として、装置立上げ直後は図5にて説明したデジタル値の比較方式によってVE1の安定度を判断し、例えば装置の初期設定が終了した時点で、図4にて説明した、一定時間を待つ方法に切り替えることも可能である。また、両者の方式を併用することも可能である。
図6は、図3の代表的なポイントにおける過渡的な応答波形を示す図である。VBがVLD以上となったところで、VTがLレベルからHレベルへと変化し、波形整形回路13の出力VS1のピーク値をピークホールド回路14がホールドする。このとき、波形整形回路13のフィルタ時定数は、十分長い時定数に設定して通過帯域を広くし、全てのエネルギーの情報が通過するようにしておく。
図7は、検出器9の詳細および電荷蓄積型アナログ信号検出回路のVTを出力する部分を示す図である。検出器9は、カソード、アノードの両電極を有し、それぞれ高圧電源10と接地抵抗11とに接続され、接地抵抗11側の電極(アノード)は電荷増幅型プリアンプ12の入力側に接続される。電荷増幅型プリアンプ12の出力側はコンパレータ15の入力側に接続されており、その出力電圧VBが所定の電圧閾値レベルVLD以上となると、コンパレータ15の出力端子に現れる信号VTが反転するよう構成されている。検出器9に放射線が入射すると、吸収したエネルギーに応じた電子・正孔対を発生し、高圧電源10により印加した電界に引かれて、電子はアノード側に、正孔はカソード側に移動する。この電子と正孔の移動が、電荷増幅型プリアンプ12の入力側に発生する電流パルスIAとなる。
図8は、図7における電荷増幅型プリアンプ12の入力側に発生する電流パルスIAの波形と、このIAを電荷増幅型プリアンプ12で電圧に変換することにより出力として得られる電圧、すなわち、コンパレータ15の入力側に現れる電圧VBの波形と、この電圧VBに基づき、所定の電圧VLDを閾値としてコンパレータ15から出力される、放射線入射を検出する信号VTとの関係を示す図である。
図9は図3で説明した回路構成を複数の集積回路で構成した場合の実施例である。特に限定されないが、電荷蓄積型アナログ信号検出回路19は、上述した図3の電荷増幅型プリアンプ12やコンパレータ15を一体に集積化したASIC(Application Specific Integrated Circuit)として構成するのが好適である。ただし、単一のASICにどの素子が集積されるかは特に限定されない。例えば、電荷増幅型プリアンプ12、コンパレータ15、波形整形回路13、ピークホールド回路14を一体に集積化し、抵抗11、閾値制御回路16を外付けにしてもよいし、また、抵抗11、閾値制御回路16、ADC17をも含めた全体を一体に集積化してもよい。また、演算処理デジタル回路18は、VTを入力とするタイミング検出回路や、ADC17にてデジタル信号に変換されたVE1を入力とするデジタル補正演算回路、その他アドレス演算回路、パケットデータ生成回路などを一体に集積化したFPGA(Field Programmable Gate Array)で構成するのが好適であるがこの限りではない。
本実施例によれば、バッファアンプ3の電流源8を入力検出信号VTおよびリセット信号RSTで制御することで、放射線の入力を検出することによりバッファアンプを自律的にオン状態にし、後段への出力が済んだ時点でオフにすることが可能となる。また、出力すべき電圧VP1はピークホールド回路によって保持されているため、バッファアンプ3の電流源5をオフにすることで回路の消費電力の低減に有効である。
図10は本発明を適用した核医学診断装置向けピークホールド回路とバッファアンプとを用いた回路の実施例を示したものである。実施例1との違いは、バッファアンプ3の電流源8に加え、電圧S1を入力とするアンプ1の電流源5を入力検出信号VTおよびリセット信号RSTを用いて制御する点である。この場合、ピークホールド動作を正しく行うために電流源5はオフ状態でも完全に電流を0とせずに、オン状態より少ない状態に保つものとする。
本実施例は、アナログ信号VE1の出力のオン/オフ動作が、バッファアンプ3にピークホールド電圧を出力するピークホールド回路14の電流源である第1の電流源5を更に制御することによって行なうことを特徴とする。本実施例の放射線検出回路は、ピークホールド回路14に接続され、かつ、ピークホールド回路14がホールドした電荷を放電させてリセットするためのリセット回路6を具備して構成され、第1の電流源5、第2の電流源8、およびリセット回路6が、共通の制御論理4によって制御されるよう構成されるのが好適であるが、これに限定されない。ピークホールド回路14は、電流パルス信号IAが電圧に変換されたものである第1の電圧信号S1を入力とする第1のアンプ1と、第1のアンプ1の出力に接続されたダイオード2と、ダイオード2の出力に並列接続され、かつ、ダイオード2からの出力電圧を充電してピークホールド電圧を発生させるための容量7とを具備して構成されるのが好適であるが、これに限定されない。この場合、第1の電流源5は、第1のアンプ1の動作電流を発生させる電流源とするのが好適であるが、これに限定されない。
尚、本実施例も前述の実施例1と同様、実施例2の電荷蓄積型アナログ信号検出回路におけるピークホールド回路14として適用可能であることは言うまでもない。
図11は本実施例を適用した場合のピークホールド回路およびバッファアンプの動作を示すタイムチャートである。実施例1との違いは、上述したように、入力検出信号VTおよびリセット信号RSTを用いて、バッファアンプ3の電流源8に加え、アンプ1の電流源5の電流量を制御している点である。リセット信号RSTがHレベルとなったあとの入力待機状態では、電流源5はピークホールド動作中より電流量を少なくしている。電流量を制御する方法としては、例えばMOSで電流源を構成した場合、ゲート電圧を変化させることで電流量の制御が可能である。また、電流源を構成するMOSの並列数を増減させることでも実現できる。さらには電流量の異なる電流源を用意し、その切り替えによって電流量を制御してもよい。なお、電流源を構成する素子はバイポーラトランジスタでもよく、またその他の素子でもよい。
本実施例によれば、バッファアンプ3の電流源8と、アンプ1の電流源5とをそれぞれ入力検出信号VTおよびリセット信号RSTで制御することで、放射線の入力を検出することによりバッファアンプを自律的にオン状態にし、後段への出力が済んだ時点でオフにすることが可能となる。また、実施例1に加えアンプ1の電流源5に流れる電流を削減することが可能となるため、回路の消費電力のさらなる低減に有効である。
図12は本発明を適用した核医学診断装置向けピークホールド回路とバッファアンプとを用いた回路について、ピークホールド電圧VP1の出力方法に関する別の実施例を示す図である。実施例1との違いは、バッファアンプ3の出力側にスイッチ20を設けている点である。電流源8をオン/オフさせることによってアナログ電圧VE1が変動する場合、スイッチ20を設けることにより、この電圧変動がADC17に伝達されないような構成とする。一例として、電流源8がオンした後に一定の時間差をつけてこのスイッチ20を閉じる方法が挙げられる。時間差生成論理21としては、ディレイ回路を使用してもよいし、または電流源8の電流量をモニタし、電流量が一定になったことを判定する論理制御を用いてもよい。
本実施例によれば、バッファアンプ3の電流源8を入力検出信号VTおよびリセット信号RSTで制御する際の、アナログ出力電圧VE1の変動をスイッチ20を用いて遮断し、不必要な変動を取り除いたアナログ電圧出力をADC17に入力することが可能となり、回路の消費電力を削減し、なおかつより高精度なアナログ−デジタル変換が可能となる。
図13は本発明を適用した核医学診断装置向けピークホールド回路とバッファアンプとを用いた回路について、ピークホールド電圧VP1の出力方法に関する別の実施例を示す図である。実施例1との違いは、バッファアンプ3の電流源8を制御する信号にフィルターを挿入している点である。電流源8をオン/オフさせることによってアナログ電圧VE1が変動する場合、波形鈍化フィルター22を設けることにより、電流源8の制御信号が緩やかに変化する構成とする。入力検出信号VTおよびリセット信号RSTによって構成される電流源8の制御信号が、波形鈍化フィルター22によって緩やかに時間変化することにより、電流源8は緩やかにオン状態とオフ状態を遷移する。
本実施例によれば、入力検出信号VTおよびリセット信号RSTで構成される電流源8の制御信号の時間変化量を小さくすることで、アナログ出力電圧VE1の変動を小さくすることが可能となる。その結果、不必要な変動を取り除いたアナログ電圧出力をADC17に入力することが可能となり、回路の消費電力を削減し、なおかつより高精度なアナログ−デジタル変換が可能となる。
また、いずれの実施例においても、リセット信号RSTによって電流源8をオフ状態にする際、電流源8の電流量を0にせず、オン状態より少ない状態、例えば1/10や1/100などの電流量とすることも可能である。
本発明を適用した核医学診断装置向けピークホールド回路とバッファアンプとを用いた回路の第一の実施例を示す図である。 本発明を適用した場合の第一の実施例におけるピークホールド回路およびバッファアンプの動作を示すタイムチャートである。 ピークホールド回路14に本発明を適用した電荷蓄積型アナログ信号検出回路の実施例を示す図である。 ADC17でアナログ電圧VE1を取り込む方法として、VE1が安定するまで一定の時間を待つ方法の一例を示す図である。 ADC17で常にアナログ電圧VE1の取り込みを行ない、そのデジタル値Dnを用いてアナログ電圧VE1が安定したことを判定する方式の例を示す図である。 図3の代表的なポイントにおける過渡的な応答波形を示す図である。 検出器9の詳細および電荷蓄積型アナログ信号検出回路のVTを出力する部分を示す図である。 図3の検出器9の出力電流パルスIAの波形と、電荷増幅型プリアンプ12の出力電圧VBの波形と、コンパレータの出力電圧VTとの関係を示す図である。 図3で説明した回路構成を複数の集積回路で構成した場合の実施例である。 本発明を適用した核医学診断装置向けピークホールド回路とバッファアンプとを用いた回路の第二の実施例を示す図である。 本発明を適用した場合の第二の実施例におけるピークホールド回路およびバッファアンプの動作を示すタイムチャートである。 本発明を適用した核医学診断装置向けピークホールド回路とバッファアンプとを用いた回路の第三の実施例を示す図である。 本発明を適用した核医学診断装置向けピークホールド回路とバッファアンプとを用いた回路の第四の実施例を示す図である。 従来の核医学診断装置向けピークホールド回路とバッファアンプとを用いた回路を示す図である。 従来のピークホールド回路およびバッファアンプの動作を示すタイムチャートである。
符号の説明
1…アンプ、2…ダイオード、3…バッファアンプ、4…制御論理、5…電流源、6…リセット回路、7…電圧ホールド容量、8…電流源、9…半導体検出器、10…高圧電源、11…接地抵抗、12…電荷増幅型プリアンプ、13…波形整形回路、14…ピークホールド回路、15…コンパレータ、16…閾値制御回路、17…ADC、18…デジタル演算回路、19…電荷蓄積型アナログ信号検出回路、20…スイッチ、21…時間差生成論理、22…波形鈍化フィルタ、VS1…波形整形回路出力信号、VB…電荷増幅型プリアンプ出力信号、VLD…閾値制御回路出力信号、VT…入力検出信号、VE1…エネルギー信号、RST…リセット信号、D1〜Dn…デジタル信号。

Claims (18)

  1. 半導体検出器の出力側に接続され、放射線の入射エネルギーに応じた強度の電流パルス信号を前記半導体検出器から入力し、前記電流パルス信号の入力タイミングを検出する放射線検出回路であって、
    前記入力タイミングを示す信号をトリガとして前記入射エネルギーに応じた強度のアナログ信号の出力をオンさせ、前記放射線検出回路の出力側に接続されるデジタル演算回路からの信号をトリガとして前記アナログ信号の出力をオフさせることを特徴とする放射線検出回路。
  2. 請求項1において、
    前記アナログ信号の出力のオン/オフ動作は、前記アナログ信号を出力するバッファアンプをオン/オフ動作させることによって行なうことを特徴とする放射線検出回路。
  3. 請求項2において、
    前記バッファアンプの前記オン/オフ動作は、前記バッファアンプの動作電流を発生させる第2の電流源を制御することによって行なうことを特徴とする放射線検出回路。
  4. 請求項3において、
    前記バッファアンプの入力に接続され、かつ、前記バッファアンプにピークホールド電圧を出力するピークホールド回路と、
    前記ピークホールド回路に接続され、かつ、前記ピークホールド回路がホールドした電荷を放電させてリセットするためのリセット回路と
    を具備して成り、
    前記第2の電流源と前記リセット回路とは共通の制御論理によって制御される
    ことを特徴とする放射線検出回路。
  5. 請求項4において、
    前記ピークホールド回路は、
    前記電流パルス信号が電圧に変換されたものである第1の電圧信号を入力とする第1のアンプと、
    前記第1のアンプの出力に接続されたダイオードと、
    前記ダイオードの出力に並列接続され、かつ、前記ダイオードからの出力電圧を充電して前記ピークホールド電圧を発生させるための容量と、
    前記第1のアンプの動作電流を発生させる第1の電流源と
    を具備して成ることを特徴とする放射線検出回路。
  6. 請求項3において、
    前記アナログ信号の出力のオン/オフ動作は、前記バッファアンプにピークホールド電圧を出力するピークホールド回路の電流源である第1の電流源を更に制御することによって行なうことを特徴とする放射線検出回路。
  7. 請求項6において、
    前記ピークホールド回路に接続され、かつ、前記ピークホールド回路がホールドした電荷を放電させてリセットするためのリセット回路を具備して成り、
    前記第1の電流源、前記第2の電流源、および前記リセット回路は、共通の制御論理によって制御される
    ことを特徴とする放射線検出回路。
  8. 請求項7において、
    前記ピークホールド回路は、
    前記電流パルス信号が電圧に変換されたものである第1の電圧信号を入力とする第1のアンプと、
    前記第1のアンプの出力に接続されたダイオードと、
    前記ダイオードの出力に並列接続され、かつ、前記ダイオードからの出力電圧を充電して前記ピークホールド電圧を発生させるための容量と
    を具備して成ることを特徴とする放射線検出回路。
  9. 請求項8において、
    前記第1の電流源は、前記第1のアンプの動作電流を発生させる電流源であることを特徴とする放射線検出回路。
  10. 半導体検出器の出力側に接続され、放射線の入射エネルギーに応じた強度の電流パルス信号を前記半導体検出器から入力し、前記電流パルス信号の強度に比例した電圧信号を出力する電荷増幅型プリアンプと、
    前記電荷増幅型プリアンプから出力される電圧信号の帯域を所定の時定数で制限して通過させる波形整形回路と、
    前記波形整形回路の出力信号のアナログピーク値をホールドしてピークホールド電圧として出力するピークホールド回路と、
    前記ピークホールド電圧を入力してアナログ信号として出力するバッファアンプと、
    前記電荷増幅型プリアンプが出力する電圧信号を所定の電圧閾値と比較し、比較した結果をタイミング情報として出力するコンパレータと、
    前記アナログ信号の出力をオンさせるトリガとして前記タイミング情報を前記コンパレータから前記ピークホールド回路へ伝送する第1のパスと、
    前記アナログ信号の出力をオフさせるトリガとしてリセット信号を外部から前記ピークホールド回路へ伝送する第2のパスと
    を具備して成ることを特徴とする放射線検出回路。
  11. 請求項10において、
    前記アナログ信号の出力のオン/オフ動作は、前記バッファアンプをオン/オフ動作させることによって行なうことを特徴とする放射線検出回路。
  12. 請求項11において、
    前記バッファアンプの前記オン/オフ動作は、前記バッファアンプの動作電流を発生させる第2の電流源を制御することによって行なうことを特徴とする放射線検出回路。
  13. 請求項12において、
    前記ピークホールド回路に接続され、かつ、前記ピークホールド回路がホールドした電荷を放電させてリセットするためのリセット回路を更に具備して成り、
    前記第2の電流源と前記リセット回路とは、前記タイミング情報および前記リセット信号の入力に基づく共通の制御論理によって制御される
    ことを特徴とする放射線検出回路。
  14. 請求項13において、
    前記ピークホールド回路は、
    前記電流パルス信号が電圧に変換されたものである第1の電圧信号を入力とする第1のアンプと、
    前記第1のアンプの出力に接続されたダイオードと、
    前記ダイオードの出力に並列接続され、かつ、前記ダイオードからの出力電圧を充電して前記ピークホールド電圧を発生させるための容量と、
    前記第1のアンプの動作電流を発生させる第1の電流源と
    を具備して成ることを特徴とする放射線検出回路。
  15. 請求項12において、
    前記アナログ信号の出力のオン/オフ動作は、前記バッファアンプにピークホールド電圧を出力するピークホールド回路の電流源である第1の電流源を更に制御することによって行なうことを特徴とする放射線検出回路。
  16. 請求項15において、
    前記ピークホールド回路に接続され、かつ、前記ピークホールド回路がホールドした電荷を放電させてリセットするためのリセット回路を更に具備して成り、
    前記第1の電流源、前記第2の電流源、および前記リセット回路は、前記タイミング情報および前記リセット信号の入力に基づく共通の制御論理によって制御される
    ことを特徴とする放射線検出回路。
  17. 請求項16において、
    前記ピークホールド回路は、
    前記電流パルス信号が電圧に変換されたものである第1の電圧信号を入力とする第1のアンプと、
    前記第1のアンプの出力に接続されたダイオードと、
    前記ダイオードの出力に並列接続され、かつ、前記ダイオードからの出力電圧を充電して前記ピークホールド電圧を発生させるための容量と
    を具備して成ることを特徴とする放射線検出回路。
  18. 請求項17において、
    前記第1の電流源は、前記第1のアンプの動作電流を発生させる電流源であることを特徴とする放射線検出回路。
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