JP2008089254A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 フィルタの移動を司る無端ベルトへのフィルタの取付を任意の位置で行い得るようにする。
【解決手段】 吸込口3の内面に沿って移動自在に配置された薄板形状のフィルタ13を所定のフィルタ機能を発揮する位置から移動させつつ表面に付着したゴミを除去した後所定のフィルタ機能を発揮する位置に復帰させる掃除機構Yにおけるフィルタ移動手段を、所定の駆動手段により回転駆動され、多数の取付穴を有する無端ベルト10と、前記フィルタ13に形成され、前記取付穴29,29・・に対して係止される多数の突起28,28・・とにより構成するとともに、前記取付穴29,29・・を、前記無端ベルト10の走行方向に関して等間隔で形成して、任意の無端ベルト10の位置において無端ベルト10側の取付穴29,29・・とフィルタ13側の突起28,28・・とが対応し得るようにしている。
【選択図】 図6

Description

本願発明は、空気調和機に関し、さらに詳しくは空調機構とフィルタの掃除機構とを併設した空気調和機に関するものである。
フィルタを自動的に掃除する掃除機構を備えた空気調和機は、従来から知られている。このような構成の空気調和機におけるフィルタの掃除機構は、例えば、空気吸込口の内面に沿って往復動自在に配置された薄板状のフィルタと、該フィルタの往復移動経路中に配置したダストボックスと、該ダストボックス内において前記フィルタの表裏両面を挟み付けるように配置したブラシとによって構成されており、前記ダストボックス内を往復移動するフィルタの表面に付着したゴミを前記ブラシでかき落とすことでフィルタの機能再生を図るようにしている(特許文献1参照)。
特開2004−101101号公報。
上記特許文献1に開示されている空気調和機におけるフィルタ掃除機構の場合、フィルタを移動させるための駆動手段としては、ステッピングモータにより回転されるギヤと該ギヤと噛合するフィルタの歯とからなるものが採用されている。この場合、ギヤと噛み合う歯をフィルタ側に設ける必要があり、駆動手段が複雑化するとともに、フィルタ取付作業も煩雑となるという不具合が存する。そこで、モータにより回転駆動される無端ベルトにフィルタを取り付けることにより、フィルタの移動を容易に行い得るようにする試みがなされている。ところが、この場合、フィルタは無端ベルトの特定位置に取り付けることとなっているため、フィルタの取付を行う際には、その都度無端ベルトを規定位置に移動させなければフィルタの取付ができなかったり、フィルタを正規位置に位置決めしたときに、フィルタの上端部に隙間が生じて、フィルタを通過しない空気が熱交換器側に流入し、熱交換器の汚れやカビの原因となってしまったりするという不具合が発生するおそれがある。
本願発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、無端ベルトへのフィルタの取付を任意の位置で行い得るようにすることを目的としている。
本願発明では、上記課題を解決するための第1の手段として、ケーシングの前面側から上面側に跨がって形成された吸込口から前記ケーシングの下面側に形成された吹出口に至る通風路内に、熱交換器とファンとを配置してなる空調機構と、前記吸込口の内面に沿って移動自在に配置された薄板形状のフィルタを所定のフィルタ機能を発揮する位置から移動させつつ表面に付着したゴミを除去した後所定のフィルタ機能を発揮する位置に復帰させる掃除機構とを備えた空気調和機において、前記掃除機構におけるフィルタ移動手段を、所定の駆動手段により回転駆動され、多数の取付穴を有する無端ベルトと、前記フィルタに形成され、前記取付穴に対して係止される多数の突起とにより構成するとともに、前記取付穴を、前記無端ベルトの走行方向に関して等間隔で形成している。
上記のように構成したことにより、任意の無端ベルトの位置において無端ベルト側の取付穴とフィルタ側の突起とが対応することとなり、任意の無端ベルトの位置でフィルタの取付を行うことができる。従って、無端ベルトの位置にかかわらず、無端ベルトにフィルタを容易に取り付けることができる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第2の手段として、上記第1の手段を備えた空気調和機において、前記無端ベルトの周長を、前記取付穴の間隔の整数倍とすることもでき、そのように構成した場合、無端ベルトの全周において取付穴を等間隔で形成することが可能となり、任意の無端ベルトの位置においてフィルタの取付が可能となる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第3の手段として、上記第1又は第2の手段を備えた空気調和機において、前記フィルタのメンテナンスの後のフィルタ装着後、またはフィルタの復帰動作時に、該フィルタの復帰作動限においてフィルタを通過しない空気が前記熱交換器側に吸い込まれるのを防止する空気流入阻止手段を付設することもでき、そのように構成した場合、フィルタのメンテナンスの後のフィルタ装着後、または掃除機構によるフィルタ掃除後にフィルタを復帰させた時に、空気流入阻止手段の作用により、フィルタの復帰作動限においてフィルタを通過しない空気が前記熱交換器側に吸い込まれるのが防止される。従って、フィルタの取付構造に余裕を持たせることができることとなり、フィルタの復帰位置にズレが生じたとしても、熱交換器が汚れたり、カビが発生したりすることがなくなる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第4の手段として、上記第3の手段を備えた空気調和機において、前記空気流入阻止手段を、前記フィルタの上端部が収納される部位に設けられた邪魔板により構成することもでき、そのように構成した場合、極めて簡単な構造の空気流入阻止手段が得られる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第5の手段として、上記第4の手段を備えた空気調和機において、前記邪魔板を、前記掃除機構を構成する掃除ユニットケーシングと一体に形成することもでき、そのように構成した場合、掃除機構を構成する掃除ユニットケーシングと邪魔板とを一体構造とすることができ、構造の簡略化およびコストダウンを図り得る。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第6の手段として、上記第4又は第5の手段を備えた空気調和機において、前記邪魔板の前記フィルタの移動方向長さを、前記取付穴の間隔より長く設定することもでき、そのように構成した場合、無端ベルトへのフィルタの取付状態にかかわらず、フィルタを通過しない空気の熱交換器側への空気流入を確実に阻止することができる。
本願発明の第1の手段によれば、ケーシングの前面側から上面側に跨がって形成された吸込口から前記ケーシングの下面側に形成された吹出口に至る通風路内に、熱交換器とファンとを配置してなる空調機構と、前記吸込口の内面に沿って移動自在に配置された薄板形状のフィルタを所定のフィルタ機能を発揮する位置から移動させつつ表面に付着したゴミを除去した後所定のフィルタ機能を発揮する位置に復帰させる掃除機構とを備えた空気調和機において、前記掃除機構におけるフィルタ移動手段を、所定の駆動手段により回転駆動され、多数の取付穴を有する無端ベルトと、前記フィルタに形成され、前記取付穴に対して係止される多数の突起とにより構成するとともに、前記取付穴を、前記無端ベルトの走行方向に関して等間隔で形成して、任意の無端ベルトの位置において無端ベルト側の取付穴とフィルタ側の突起とが対応し得るようにしたので、任意の無端ベルトの位置でフィルタの取付を行うことができることとなり、無端ベルトの位置にかかわらず、無端ベルトにフィルタを容易に取り付けることができるという効果がある。
本願発明の第2の手段におけるように、上記第1の手段を備えた空気調和機において、前記無端ベルトの周長を、前記取付穴の間隔の整数倍とすることもでき、そのように構成した場合、無端ベルトの全周において取付穴を等間隔で形成することが可能となり、任意の無端ベルトの位置においてフィルタの取付が可能となる。
本願発明の第3の手段におけるように、上記第1又は第2の手段を備えた空気調和機において、前記フィルタのメンテナンスの後のフィルタ装着後、またはフィルタの復帰動作時に、該フィルタの復帰作動限においてフィルタを通過しない空気が前記熱交換器側に吸い込まれるのを防止する空気流入阻止手段を付設することもでき、そのように構成した場合、フィルタのメンテナンスの後のフィルタ装着後、または掃除機構によるフィルタ掃除後にフィルタを復帰させた時に、空気流入阻止手段の作用により、フィルタの復帰作動限においてフィルタを通過しない空気が前記熱交換器側に吸い込まれるのが防止される。従って、フィルタの取付構造に余裕を持たせることができることとなり、フィルタの復帰位置にズレが生じたとしても、熱交換器が汚れたり、カビが発生したりすることがなくなる。
本願発明の第4の手段におけるように、上記第3の手段を備えた空気調和機において、前記空気流入阻止手段を、前記フィルタの上端部が収納される部位に設けられた邪魔板により構成することもでき、そのように構成した場合、極めて簡単な構造の空気流入阻止手段が得られる。
本願発明の第5の手段におけるように、上記第4の手段を備えた空気調和機において、前記邪魔板を、前記掃除機構を構成する掃除ユニットケーシングと一体に形成することもでき、そのように構成した場合、掃除機構を構成する掃除ユニットケーシングと邪魔板とを一体構造とすることができ、構造の簡略化およびコストダウンを図り得る。
本願発明の第6の手段におけるように、上記第4又は第5の手段を備えた空気調和機において、前記邪魔板の前記フィルタの移動方向長さを、前記取付穴の間隔より長く設定することもでき、そのように構成した場合、無端ベルトへのフィルタの取付状態にかかわらず、フィルタを通過しない空気の熱交換器側への空気流入を確実に阻止することができる。
以下、添付の図面を参照して、本願発明を好適な実施の形態について説明する。
図1および図2には、本願発明の実施の形態にかかる空気調和機が示されている。
この空気調和機は、セパレート型空気調和機の室内機であって、室内壁面に取り付けられる横長箱状のケーシング1を備えている。このケーシング1の前面壁1Aと天面壁1Bには、前面側吸込口3Aと上面側吸込口3Bとがそれぞれ設けられている。また、前記前面側吸込口3Aの前面には、前面パネル2が設けられている。
この前面パネル2は、図1および図2においてそれぞれ実線図示するように、前記前面側吸込口3Aに近接して該前面側吸込口3Aを目隠しする閉位置と、図1および図2においてそれぞれ鎖線図示するように、前記閉位置から下方へ移動しつつその上端側を前方へ押し出した前傾状態の開位置の間で開閉可能とされ、該開位置において前記前面側吸込口3Aを開口するように構成されている。
また、前記ケーシング1の底面壁1Cの前後方向中間位置には、横長開口状の吹出口4が設けられており、該吹出口4には、水平フラップ44と垂直フラップ45とが設けられている。
さらに、前記ケーシング1における前記吹出口4よりも前方側であって前記前面壁1Aの下端に近接する位置に設けられた収納部30内には、後述するダストボックス20を備えたブラシ機構Qが着脱自在に装着されている。
そして、図2に示すように、前記ケーシング1内において前記吸込口3(即ち、前面側吸込口3Aおよび上面側吸込口3B)から前記吹出口4に至る間に形成される通風路5には、熱交換器7とファン8とが配置され、これらによって空調機構Xが構成されている。なお、前記熱交換器7は、前記吸込口3(主として、前面側吸込口3A)に離間対向して上下方向へ延びる第1熱交換器7Aと、該第1熱交換器7Aの上端に連結されてここから背面壁1D側へ下降傾斜する第2熱交換器7Bとからなる略山形の屈曲形状を有している。
一方、前記ケーシング1における前記前面側吸込口3Aと前記第1熱交換器7Aの前面との間に形成される前面側スペースと、前記第1熱交換器7Aと第2熱交換器7Bの上部と前記上面側吸込口3Bとの間に形成される上面側スペースには、これら両スペースに跨がって次述する掃除機構Yが配置されている。
この掃除機構Yは、図2および図3に示すように、前記ケーシング1の前面側吸込口3Aから上面側吸込口3Bの内面に沿うように湾曲した側面視形状をもつ掃除ユニットケーシング14を備えている。この掃除ユニットケーシング14は、横長枠形状をもち前記ケーシング1側に固定配置されるもので、左右一対の側壁部15,15とこれら側壁部15,15の対向方向中間に位置する中間壁部16を備えるとともに、これら側壁部15,15と中間壁部16との間を格子材17,17・・で連結して一体化した枠状体からなっている。
この掃除ユニットケーシング14における前記側壁部15,15と中間壁部16との前記ケーシング1における前記上面側吸込口3Bに対応する上面側部分の側縁には、それぞれガイド溝15a,16aが設けられている。また、前記掃除ユニットケーシング14における前記ケーシング1の前面側吸込口3Aに対応する前面部分には、この前面部分を外側(即ち、前面側)から覆うようにして、枠状のフィルタ押さえ43がその上縁側を回動中心として前後方向へ回動可能に取り付けられている。
前記掃除ユニットケーシング14の外面側には、前記一方の側壁部15のガイド溝15aと中間壁部のガイド溝16aとの間、および他方の側壁部15のガイド溝15aと中間壁部16のガイド溝16aとの間のそれぞれには、図4に示すような薄板状のフィルタ13が前記掃除ユニットケーシング14の湾曲方向に沿って移動可能に配置されている。なお、このフィルタ13は、前記掃除ユニットケーシング14の前面部分においては前記フィルタ押さえ43によって浮き上がりが防止されるようになっている。
前記フィルタ13は、図4に示すように、矩形形状の枠体25(具体的には、移動方向両側に位置する側枠25A,25Aと移動方向前後に位置する前後枠25B,25B)と該枠体25に架設された格子桟26と、該格子桟26に囲まれた空間に配置されたフィルタ材27,27・・とによって構成されており、前記側枠25A,25Aには、移動方向に等間隔並ぶ多数の突起28,28・・が一体に突設されている。
そして、前記フィルタ13は、図2および図6に示すように、前記掃除ユニットケーシング14の前面部分において上下方向に離間して平行配置された第1プーリ11と第2プーリ12との間に掛け回された無端ベルト10に係止され、該無端ベルト10の走行に伴ってこれと一体的に移動されることとなっているが、フィルタ13の無端ベルト10への係止は、該無端ベルト10においてその走行方向に関して等間隔に並んで形成された多数の取付穴29,29・・と前記突起28,28・・との係合により達成されることとなっている。
上記のように構成すると、任意の無端ベルト10の位置において無端ベルト10側の取付穴29,29・・とフィルタ13側の突起28,28・・とが対応し得ることとなり、任意の無端ベルト10の位置でフィルタ13の取付を行うことができる。従って、無端ベルト10の位置にかかわらず、無端ベルト10にフィルタ13を容易に取り付けることができる。この場合、各取付穴29の形状は、移動方向に長軸を有する楕円形状とするのが、突起28,28・・を取付穴29,29・・に係合させる際の自由度が大きくなるところから望ましく、取付穴29,29・・の間隔は、突起28,28・・の間隔と等しくするのが望ましいが、突起28,28・・の間隔を、取付穴29,29・・の間隔のn倍となるようにしてもよい。また、前記無端ベルト10の周長(即ち、一周の長さ)を、前記取付穴29,29・・の間隔の整数倍とするのが望ましい。そのようにすると、無端ベルト10の全周において取付穴29,29・・を等間隔で形成することが可能となり、任意の無端ベルト10の位置においてフィルタ13の取付が可能となる。符号31,32は第1プーリ11および第2プーリ12をそれぞれ回転駆動させるための駆動手段として作用するモータである。
ところで、前記無端ベルト10と前記第1および第2プーリ11,12とは、無端ベルト10の内面に形成された凹凸10a,10a・・と前記第1および第2プーリ11,12の外周面に形成された凹凸11a,11a・・および12a,12a・・との噛み合いによって同期駆動せしめられることとなっているが、前記第1および第2プーリ11,12の外周面には、前記フィルタ13側の突起28,28・・との干渉を回避するために前記凹凸11a,11a・・および12a,12a・・を切除してなる突起逃がし部11bおよび12bが設けられている(図5参照)。符号33は左右の第1プーリ11,11を同期駆動させるための駆動軸、34は左右の第2プーリを同期駆動させるための駆動軸である。
ところで、前記フィルタ13は、図2および図3に示すように、その上端13aが前記掃除ユニットケーシング14の上端部14aに位置し、その下端13bが前記第1プーリ11の近傍に位置するような配置状態を基本とする。この配置状態は、通常の空調運転時における位置であり、以下においては「第1フィルタ位置」という。
これに対して、前記フィルタ13の掃除を行う掃除運転時には、前記第1および第2プーリ11,12が正転し、前記無端ベルト10が矢印a方向(図2および図6参照)へ走行し、前記フィルタ13は、図7に鎖線図示するように、前記無端ベルト10とともに前記「第1フィルタ位置」から前記第1プーリ11の外側を迂回して前記第2プーリ12側まで引き出される。この時のフィルタ13の位置を、以下においては「第2フィルタ位置」という。また、掃除終了後には、前記第1および第2プーリ11,12が逆転し、前記無端ベルト10が矢印b方向(図2および図6参照)へ走行することで、フィルタ13は、無端ベルト10とともに前記「第2フィルタ位置」から「第1フィルタ位置」まで戻されることとなっている。
このように、フィルタ13が「第1フィルタ位置」と「第2フィルタ位置」の間で往復移動する際に、次述のブラシ機構Qによってフィルタ13の表面に捕集されているゴミがかき落とされ、フィルタ13のゴミ捕集機能が再生されることとなっている。
前記ブラシ機構Qは、図7に示すように、前記ケーシング1の底面壁1Cの前端部分に設けた収納部30に対して着脱自在に取り付けられるものであり、第1ボックス体21と第2ボックス体22とからなるダストボックス20内に掃除ブラシ23を装備して構成されている。該掃除ブラシ23は、図示しないブラシ駆動モータにより回転駆動されることとなっている。
上記したように、フィルタ13は、「第1フィルタ位置」と「第2フィルタ位置」との間を往復移動せしめられることとなっているが、「第1フィルタ位置」に位置した状態において、空調運転が実施されることとなっており、このとき、フィルタ13は、正確に「第1フィルタ位置」に位置せしめられる必要がある。つまり、フィルタ13の上端13aが掃除ユニットケーシング14の上端部14aに形成された収納位置に確実に到達し、熱交換器7側へフィルタ13をバイパスした空気が流入することなく、フィルタ13を通過した空気のみが流入することとなっている必要がある。ところが、実際には、フィルタ13を往復移動させる際のズレとか駆動誤差に起因してフィルタ13の上端13aが掃除ユニットケーシング14の上端部14aにきっちりと到達せず、若干手前で止まってしまうことがある。すると、フィルタ13の上端13aと掃除ユニットケーシング14の上端部14aとの間に吸込空気が通過し得る隙間が形成され、フィルタ13をバイパスした空気が熱交換器7側へ流入してしまい、熱交換器7の汚れやカビ発生の原因となるおそれがある。
そこで、本実施の形態においては、前記掃除ユニットケーシング14の上端部14aの下部(即ち、熱交換器7側)には、前記フィルタ13の復帰動作時に該フィルタ13の復帰作動限においてフィルタ13を通過しない空気が前記熱交換器7側に吸い込まれるのを防止する空気流入阻止手段として作用する邪魔板35が一体に形成されている。該邪魔板35は、前記掃除ユニットケーシング14の上端部14aから斜め下向きに一体に突設されて前記熱交換器7における屈曲接続部7aをシールするためのシール部材36の基端部により構成されている。該シール部材36は、前記屈曲接続部7aに圧接され得るように下向きの付勢力を有している。符号37はシール部材36に形成された空気流通穴である。
また、前記掃除ユニットケーシング14には、前記フィルタ13の復帰作動限を検知する検知手段として作用するリミットスイッチ38が設けられている。該リミットスイッチ38は、前記フィルタ13の復帰作動方向端部(即ち、上端13a)より所定寸法だけ離れた位置を検知するものとされている。このようにすると、フィルタ13における復帰作動限側の端部13aが、邪魔板35が形成されている部位に到達した状態でフィルタ13の復帰を検知できることとなり、より確実な復帰検知を行うことができる。
本願発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更可能なことは勿論である。
本願発明の実施の形態にかかる空気調和機の外観を示す斜視図である。 図1のII−II拡大断面図である。 本願発明の実施の形態にかかる空気調和機においてケーシングを取り外した状態を示す斜視図である。 本願発明の実施の形態にかかる空気調和機において用いられるフィルタの拡大斜視図である。 本願発明の実施の形態にかかる空気調和機における掃除機構において用いられるプーリの拡大正面図である。 本願発明の実施の形態にかかる空気調和機における掃除機構の要部を示す拡大斜視図である。 図2のIV矢視部分の拡大断面図である。
符号の説明
1はケーシング
3は吸込口
3Aは前面側吸込口
3Bは天面側吸込口
4は吹出口
5は通風路
7は熱交換器
7Aは第1熱交換器
7Bは第2熱交換器
8はファン
10は無端ベルト
11は第1プーリ
12は第2プーリ
13はフィルタ
13aは上端
14は掃除ユニットケーシング
14aは上端部
28は突起
29は取付穴
31,32はモータ
35は空気流入阻止手段(邪魔板)
Xは空調機構
Yは掃除機構

Claims (6)

  1. ケーシングの前面側から上面側に跨がって形成された吸込口から前記ケーシングの下面側に形成された吹出口に至る通風路内に、熱交換器とファンとを配置してなる空調機構と、前記吸込口の内面に沿って移動自在に配置された薄板形状のフィルタを所定のフィルタ機能を発揮する位置から移動させつつ表面に付着したゴミを除去した後所定のフィルタ機能を発揮する位置に復帰させる掃除機構とを備えた空気調和機であって、前記掃除機構におけるフィルタ移動手段を、所定の駆動手段により回転駆動され、多数の取付穴を有する無端ベルトと、前記フィルタに形成され、前記取付穴に対して係止される多数の突起とにより構成するとともに、前記取付穴を、前記無端ベルトの走行方向に関して等間隔で形成したことを特徴とする空気調和機。
  2. 前記無端ベルトの周長を、前記取付穴の間隔の整数倍としたことを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
  3. 前記フィルタのメンテナンスの後のフィルタ装着後、またはフィルタの復帰動作時に、該フィルタの復帰作動限においてフィルタを通過しない空気が前記熱交換器側に吸い込まれるのを防止する空気流入阻止手段を付設したことを特徴とする請求項1および2のいずれか一項記載の空気調和機。
  4. 前記空気流入阻止手段を、前記フィルタの上端部が収納される部位に設けられた邪魔板により構成したことを特徴とする請求項3記載の空気調和機。
  5. 前記邪魔板を、前記掃除機構を構成する掃除ユニットケーシングと一体に形成したことを特徴とする請求項4記載の空気調和機。
  6. 前記邪魔板の前記フィルタの移動方向長さを、前記取付穴の間隔より長く設定したことを特徴とする請求項4および5のいずれか一項記載の空気調和機。
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