JP2008086836A - X線診断装置の制御方法 - Google Patents

X線診断装置の制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008086836A
JP2008086836A JP2007338302A JP2007338302A JP2008086836A JP 2008086836 A JP2008086836 A JP 2008086836A JP 2007338302 A JP2007338302 A JP 2007338302A JP 2007338302 A JP2007338302 A JP 2007338302A JP 2008086836 A JP2008086836 A JP 2008086836A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm
floor
ray
bed
rotation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007338302A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4575424B2 (ja
Inventor
Atsushi Goto
敦 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Canon Medical Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Medical Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Medical Systems Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2007338302A priority Critical patent/JP4575424B2/ja
Publication of JP2008086836A publication Critical patent/JP2008086836A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4575424B2 publication Critical patent/JP4575424B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Abstract

【課題】床置き型のC形アームの撮影操作性向上を実現すること。
【解決手段】被検体を載置する寝台18と、第1のX線発生部1と第1のX線検出器2を備え、床面に回転可能に支持される床旋回アーム54上に回転可能に保持される第1アーム51と、第2のX線発生部105と第2のX線検出器103を備え、天井に移動可能に支持される第2アーム101と、制御部33とを具備するX線診断装置の作動方法であって、制御部が、第1アーム及び床旋回アームを寝台の中心軸に対して平行な位置へ移動する工程、第2アームを寝台の中心軸に沿って所定の位置へ移動する工程、第1アームを第2アームより寝台上の被検体頭部側へ移動する工程、とを具備することを特徴とする。
【選択図】 図5

Description

本発明は、床置き型のC形アームを有するX線診断装置の制御方法に関する。
X線診断装置やMRI装置、あるいはX線CT装置などを用いた医用画像診断技術は、コンピュータ技術の発展に伴って急速な進歩を遂げ、今日の医療において必要不可欠なものとなっている。
X線診断は、近年ではカテーテル手技の発展に伴い循環器分野を中心に進歩を遂げている。循環器診断用のX線診断装置は、通常、X線発生部、X線検出部、X線発生部及びX線検出部を保持する保持装置、寝台(天板)、信号処理部、表示部等から構成されている。そして、保持装置はC形アームあるいはΩアームを患者(以下では、被検体と呼ぶ)の周囲で回動、回転あるいは移動することによって最適な位置や方向におけるX線撮影を可能にしている。
X線診断装置のX線検出部に用いられる検出器は、従来、X線フィルムやI.I.(イメージ・インテンシファイア)が使用されてきた。このI.I.を用いたX線撮影方法では、X線発生部から発生したX線が被検体を透過することによって得られたX線投影データ(以下、投影データと呼ぶ)をI.I.によって光学画像に変換し、更に、この光学画像をX線TVカメラによって電気信号に変換した後A/D変換してモニタに表示している。このため、I.I.を用いたX線撮影方法は、フィルム方式では不可能であったリアルタイム撮影を可能とし、又、デジタル信号で投影データの収集ができるため、種々の画像処理が可能となった。一方、前記I.I.に替わるものとして、近年、2次元配列の平面検出器が注目を集め、その一部は既に実用化の段階に入っている。
従来の循環器用X線診断装置に用いられているC形アーム保持装置を図9に示す。このC形アーム保持装置1110におけるC形アーム1103の一端(下端)にはX線発生部1101が、又、他端(上端)には、例えば平面検出器を備えたX線検出部1102が前記X線発生部1101に対向して取り付けられている。そして、図中の1点鎖線1108は、X線部1101におけるX線管の焦点とX線検出部1102の平面検出器の中心を結ぶ、撮影軸を示している。また一点鎖線は、天板1107が横手基準位置にある時の中心線、撮影時には被検体の体軸に略一致する撮影姿勢の基準となる基準線BLを示している。
C形アーム1103は、アームホルダ1104を介して床面1106に据え付けられたスタンド1105に保持されており、アームホルダ1104の端部にはC形アーム1103が矢印aで示す方向にスライド自在に取り付けられている。一方、スタンド1105の上部には、アームホルダ1104が矢印bで示した方向に回動あるいは回転自在に取り付けられており、スタンド1105は、床面1106に固定されたスタンド固定部1105aと支柱軸を中心に矢印cで示す方向に回動可能なスタンド可動部1105bから構成されている。
X線発生部1101及びX線検出部1102(以下、これらを纏めて撮像系と呼ぶ。)は、方向aに対するC形アーム1103のスライドと方向bに対するアームホルダ1104の回動により、天板1107に載置された図示しない被検体に対して好適な位置及び方向に設定される。又、スタンド可動部1105bをc方向に回動することにより、前記撮像系及びC形アーム1103を被検体に対して退避させることができる。この撮像系及びC形アーム1103の退避により、被検体の頭部周辺には医師や検査士(以下、操作者と呼ぶ。)のためのワーキングスペースが確保でき、検査前あるいは検査終了後における被検体の天板1107への載せ替えや体位の変換、あるいは麻酔機材の配備等が容易となる。
尚、上述のアームホルダ1104は、図9に示すようにL字形状のオフセットアームが通常用いられる。アームホルダ1104をL字形状にすることにより、C形アーム1103を天板1107の側方に設置させることができるため、天板1107の長軸方向における端部をスタンド1105の近傍まで矢印dの方向に移動させることが可能となる。即ち、L字形状のアームホルダ1104を用いることにより天板1107の移動範囲が拡大し、被検体に対する撮影範囲を広げることができる。又、アームホルダ1104をL字形状にすることにより、被検体の頭部近傍に操作者のためのワーキングスペースを確保することができる利点を有している。
しかしながら、上述のスタンド可動部1105bの回動あるいはL字形状のアームホルダ1104によるワーキングスペースの確保や撮影範囲の拡大は、スタンド1105の位置が床面1106に固定されているため限界があり、操作者にとって必ずしも十分ではなかった。
このような問題点を改善するために、一端が天井に回動自在に取り付けられたアームの他端にアームホルダを取り付けた天井吊式C形アーム保持装置を構成し、アームの回動軸の位置を天板の長手中心線に対応させることによって被検体の撮影部位を任意に設定することが可能な方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−70248号公報
本発明の目的は、床置き型のC形アームを有するX線診断装置の制御方法において、撮影の操作性向上を実現することにある。
本発明は、第1局面において、被検体を載置する寝台と、第1のX線発生部と第1のX線検出器を備え、床面に回転可能に支持される床旋回アーム上に回転可能に保持される第1アームと、第2のX線発生部と第2のX線検出器を備え、天井に移動可能に支持される第2アームと、制御部とを具備するX線診断装置の作動方法であって、制御部が、前記第1アーム及び前記床旋回アームを前記寝台の中心軸に対して平行な位置へ移動する工程、前記第2アームを前記寝台の中心軸に沿って所定の位置へ移動する工程、前記第1アームを前記第2アームより前記寝台上の被検体頭部側へ移動する工程、とを具備することを特徴とする。
本発明は、第2局面において、被検体を載置する寝台と、第1のX線発生部と第1のX線検出器を備え、床面に回転可能に支持される床旋回アーム上に回転可能に保持される第1アームと、第2のX線発生部と第2のX線検出器を備え、天井に移動可能に支持される第2アームと、制御部とを有するX線診断装置の作動方法であって、制御部が、前記第1アーム及び前記床旋回アームを前記寝台の中心軸の前記被検体の頭部側を0°として+90°以上又は−90°以下或いはそれぞれの近傍角度へ移動する工程、
前記第2アームを前記寝台の中心軸に沿って所定の位置へ移動する工程、とを具備することを特徴とする。
本発明は、第3局面において、被検体を載置する寝台と、第1のX線発生部と第1のX線検出器を備え、床面に回転可能に支持される床旋回アーム上に回転可能に保持される第1アームと、第2のX線発生部と第2のX線検出器を備え、天井に移動可能に支持される第2アームと、制御部とを有するX線診断装置の作動方法であって、制御部が、前記第1アーム及び前記床旋回アームを前記寝台の中心軸に対して平行な位置へ移動する工程、前記第2アームを前記寝台の中心軸に沿って所定の位置へ移動する工程、前記第1アームを前記寝台の中心軸の前記被検体の頭部側を0°として+45°又は−45°或いはそれぞれの近傍角度へ移動する工程とを具備することを特徴とする。
本発明は、第4局面において、被検体を載置する寝台と、第1のX線発生部と第1のX線検出器を備え、床面に回転可能に支持される床旋回アーム上に回転可能に保持される第1アームと、第2のX線発生部と第2のX線検出器を備え、天井に移動可能に支持される第2アームと、制御部とを有するX線診断装置の作動方法であって、制御部が、前記第1アーム及び前記床旋回アームを前記寝台の中心軸の前記被検体の頭部側を0°として+135°又は−135°或いはそれぞれの近傍角度へ移動する工程、前記第2アームを前記寝台の中心軸に沿って所定の位置へ移動する工程、とを具備することを特徴とする。
本発明は、第5局面において、被検体を載置する寝台と、第1のX線発生部と第1のX線検出器を搭載した床置き型のC形アームと、前記C形アームを回転自在に保持する床旋回アームを有するC形アーム保持装置と、第2のX線発生部と第2のX線検出器を搭載した天井吊り型のΩ形アームと、前記Ω形アームを回転、移動自在に保持するΩ形アーム保持装置と、前記C形アーム保持装置と前記Ω形アーム保持装置とを制御する制御部とを有するX線診断装置の制御方法において、前記制御部は、操作者から特定の指示を受けたとき、前記床置き型のC形アームが前記床旋回アーム上に重なり、前記寝台の中心軸に対して平行な方向まで前記床置き型のC形アーム及び前記床旋回アームを回転させ、前記天井吊り型のΩ形アームを任意のポジションへ移動させ、前記床置き型のC形アームが前記寝台の中心軸に対して前記被検体の左又は右側の45°又はその近傍角度で交差する方向まで前記床置き型のC形アームを回転させ、前記床置き型のC形アームの回転後に、前記天井吊り型のΩ形アームを前記退避ポジションから撮影位置に移動させるように前記C形アーム保持装置と前記Ω形アーム保持装置とを制御する。
本発明は、第6局面において、被検体を載置する寝台と、第1のX線発生部と第1のX線検出器を搭載した床置き型のC形アームと、前記C形アームを回転、移動自在に保持するC形アーム保持装置と、第2のX線発生部と第2のX線検出器を搭載した天井吊り型のΩ形アームと、前記Ω形アームを回転、移動自在に保持するΩ形アーム保持装置と、前記C形アーム保持装置と前記Ω形アーム保持装置とを制御する制御部とを有するX線診断装置の制御方法において、前記制御部は、操作者から特定の指示を受けたとき、前記天井吊り型のΩ形アームを前記寝台から離間した退避ポジションへ移動させ、前記天井吊り型のΩ形アームを前記退避ポジションに移動させた後に、前記床置き型のC形アームが前記寝台の中心軸に対して前記被検体の左又は右側の135°又はその近傍角度で交差する方向まで前記床置き型のC形アームを回転させ、前記床置き型のC形アームの回転後に、前記天井吊り型のΩ形アームを前記退避ポジションから撮影位置に移動させるように前記C形アーム保持装置と前記Ω形アーム保持装置とを制御する。
本発明によれば、撮影の操作性が向上する。
以下図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1、図2に示すように、床旋回アーム54は、その一端において略鉛直な第1回転軸Z1まわりに旋回自在(d)に床面59上に設けられる。第1回転軸Z1は、鉛直軸であり、水平な基準線BLと直交する。なお、撮影時には、被検体150の体軸が基準線BLに略一致するように、被検体150は天板17上に設置される。また、基準線BLは、天板17の中心線に略一致する。天板17は基準線BLと平行な長手方向に沿って移動可能に寝台18に設けられる。第1回転軸Z1は、天板17の長手方向の可動範囲MR内において基準線BLと交差する。つまり、床旋回アーム54は、天板17の長手方向の可動範囲MR内に設けられる。
床旋回アーム54の他端においては略鉛直な第2回転軸Z2まわりに回転自在(c)にスタンド53が支持される。スタンド53には略水平な第3回転軸(C形アーム水平回転軸)Z3まわりに回転自在(b)にアームホルダ52が支持される。アームホルダ52には、C形アーム水平回転軸Z3と直交する略水平な第4回転軸(スライド回転軸)Z4まわりにスライド回転自在(a)に略C形アーム51が支持される。C形アーム51の一端にはX線発生部1が搭載され、C形アーム51の他端には、典型的には、2次元状に配列された複数のX線検出半導体素子を有するX線検出部(フラットパネルデテクタ(FPD)と通称される)2が搭載される。
図5(a)に示されているように、正面から見たとき、C形アーム51の中心線CLは、X線管球のX線焦点とX線検出部2の検出面中心を結ぶ撮影軸SAと重なるように、つまりC形アーム51の中心線CLを通る面内に、X線管球のX線焦点とX線検出部2の検出面中心を結ぶ撮影軸SAが配置されるように、C形アーム51に対してX線発生部1及びX線検出部2がオフセットゼロに設けられる。
図示しないが、X線発生部1はX線管球と、X線照射野を矩形、円形等任意の形状に成形するX線絞り機構とを有する。X線絞り機構は、X線管球のX線焦点とX線検出部2の検出面中心を結ぶ撮影軸SA(第5回転軸Z5に一致)回りに軸回転自在に軸回転機構515−1(図3参照)に支持される。同様に、X線検出部2は、撮影軸SA(第5回転軸Z5)回りに軸回転自在に軸回転機構515−2に支持される。なお、X線絞り機構がX線照射野を円形に成形するとき、画像を正立させるために、X線絞り機構をX線検出部2とともに撮影軸SA(第5回転軸Z5)回りに軸回転する必要は必ずしもない。
X線発生部1のX線焦点と、X線検出部2の検出面中心とを通る撮影軸SA(Z5)は、C形アーム水平回転軸Z3と、スライド回転軸Z4とに一点で交差するように、設計されている。周知の通り、当該交点の絶対座標(撮影室座標系上の位置)は、C形アーム51がC形アーム水平回転軸Z3まわりに回転しようと、C形アーム51がスライド回転軸Z4まわりに回転しようと、床旋回アーム54が第1回転軸Z1まわりに旋回しようと、スタンド53が第2回転軸Z2まわりに回転しない限りにおいては変位しないもので、一般的には、アイソセンタISと呼ばれている。
図1に示したように、第2回転軸Z2まわりのスタンド53の回転角が基準角度(ゼロ°)にあって、C形アーム51が床旋回アーム54の上に重なって最も小さく折り畳まれた姿勢にあるとき、当該アイソセンタが、床旋回アーム54の第1回転軸Z1上に位置するように、換言すると、撮影軸SA(Z5)と、C形アーム水平回転軸Z3と、スライド回転軸Z4とが、当該アイソセンタにおいて床旋回アーム54の第1回転軸Z1と交差するように、設計されている。つまり、床旋回アーム54の第1回転軸Z1とスタンド53の第2回転軸Z2との距離と、スタンド53の第2回転軸Z2とアイソセンタISとの距離とが同一になるように、床旋回アーム54の長さ、スタンド53の大きさ、アームホルダ52の大きさ、C系アーム51の半径が総合的に決定されている。
このような設計のもとでは、C形アーム水平回転軸Z3まわりのC系アーム51の回転角が基準角度(ゼロ°)にあり、しかもスライド回転軸Z4まわりのC系アーム51の回転角が基準角度(ゼロ°)にあって、それにより当該撮影軸SA(Z5)が鉛直方向にあるとき、上記の第2回転軸Z2まわりのスタンド53の回転角が基準角度(ゼロ°)にある状況のもとでは、撮影軸SA(Z5)は床旋回アーム54の第1回転軸Z1に略一致する。
図3に示すように、システム制御部10からの制御信号又は操作部9からの操作信号に基づいて移動機構駆動部3の移動機構駆動制御部33の制御のもとで、典型的には電源としての駆動部311,312,313,314,315−1,315−2、316からC形アーム保持装置5の機構511,512,513,514,515−1,515−2、516の電動機に対してそれぞれ駆動信号が供給される。それにより各部が回転、スライドする。同様に、システム制御部10からの制御信号又は操作部9からの操作信号に基づいて移動機構駆動部3の移動機構駆動制御部33の制御のもとで、天板機構駆動部32から駆動信号が天板17の長手/横手方向移動機構171、上下方向移動機構172に供給される。それにより天板17がブレーキ解除の状態になり、長手方向f(Y方向)あるいは横手方向(X方向)に移動可能な状態となる、あるいは天板17が上下方向gに昇降制御する。
図4には、操作部11の操作面を示している。操作面は、タッチパネル式スクリーンと、実体的なスイッチやボタンが配置された操作卓とのいずれかにより実現される。操作面には、各部の移動をマニュアルで操作するためのマニュアル操作ボタン211〜227、233、234が設けられている。また、操作面には、C形アーム保持装置5を予め決められた姿勢に自動的に移動するためのプリセットボタン229、230、231、232が設けられている。
床旋回ボタン211がクリック又は押されたとき、その操作量、典型的には押している時間に応じた角度だけ、床旋回アーム54が床旋回アーム回動機構514により回転軸Z1回りに順方向(反時計回り)に旋回するように制御部33は駆動部31を制御する。床旋回ボタン212がクリック又は押されたとき、その操作量に応じた角度だけ、床旋回アーム54が床旋回アーム回動機構514により回転軸Z1回りに逆順方向(時計回り)に旋回するように制御部33は駆動部31を制御する。
スタンド回転ボタン213がクリック又は押されたとき、その操作量に応じた角度だけスタンド53がスタンド回動機構513により回転軸Z2回りに順方向(反時計回り)に旋回するように制御部33は駆動部31を制御する。スタンド回転ボタン214がクリック又は押されたとき、その操作量に応じた角度だけスタンド53がスタンド回動機構513により回転軸Z2回りに逆方向(時計回り)に旋回するように制御部33は駆動部31を制御する。
アームホルダ水平回転ボタン215がクリック又は押されたとき、その操作量に応じた角度だけアームホルダ52がアームホルダ回動機構512により回転軸Z3回りに順方向に水平回転するように制御部33は駆動部31を制御する。アームホルダ水平回転ボタン216がクリック又は押されたとき、その操作量に応じた角度だけアームホルダ52がアームホルダ回動機構512により回転軸Z3回りに逆方向に水平回転するように制御部33は駆動部31を制御する。
C形アームスライド回転ボタン217がクリック又は押されたとき、その操作量に応じた角度だけC形アーム51がアームホルダ52に沿ってC形アームスライド機構511により回転軸Z4回りに順方向にスライド回転するように制御部33は駆動部31を制御する。C形アームスライド回転ボタン218がクリック又は押されたとき、その操作量に応じた角度だけC形アーム51がアームホルダ52に沿ってC形アームスライド機構511により回転軸Z4回りに逆方向にスライド回転するように制御部33は駆動部31を制御する。
X線管/検出器軸回転ボタン219がクリック又は押されたとき、その操作量に応じた角度だけX線絞り装置が検出器2とともに軸回転機構515−1,515−2により回転軸Z5(撮影軸SA)回りに同期して順方向に軸回転するように制御部33は駆動部31を制御する。X線管/検出器軸回転ボタン220がクリック又は押されたとき、その操作量に応じた角度だけX線絞り装置が検出器2とともに軸回転機構515−1,515−2により回転軸Z5(撮影軸SA)回りに同期して逆方向に軸回転するように制御部33は駆動部31を制御する。
天板昇降ボタン225がクリック又は押されたとき、その操作量に応じた距離だけ天板17が上下方向移動機構172により鉛直軸に沿って上方向に上昇するように制御部33は駆動部32を制御する。天板昇降ボタン226がクリック又は押されたとき、その操作量に応じた距離だけ天板17が上下方向移動機構172により鉛直軸に沿って下降するように制御部33は駆動部32を制御する。天板ブレーキボタン227がクリック又は押されたとき、ブレーキが解除され、天板17が長手方向(Y方向)あるいは横手方向(X方向)に移動可能な状態となる。天板移動後もう一度天板ブレーキボタン227がクリック又は押されたときはブレーキがかかる。
SID変更ボタン233がクリック又は押されたとき、その操作量に応じた距離だけX線管1とX線検出器2とを撮影軸SAに沿って同期してアイソセンタISから離反させてSID(X線管検出器間距離)を拡大するために制御部33はSID変更機構516を制御する。SID変更ボタン234がクリック又は押されたとき、その操作量に応じた距離だけX線管1とX線検出器2とを撮影軸SAに沿って同期してアイソセンタISに接近させてSID(X線管検出器間距離)を短縮するために制御部33はSID変更機構516を制御する。
左右直線移動ボタン221がクリック又は押されたとき、その操作量に応じた距離だけ撮影軸SAが、図7(a)に示すその初期位置を通り且つ基準線BLに直交する直線WLとの交差を維持しながら左側に移動するように、制御部33は駆動部314,313を制御して、X線管1とX線検出器2をCアーム51とともに直線WLと略平行に直線的に移動する(図7(b)参照)。撮影軸SAを直線的に移動するために、制御部33は、床旋回アーム54のZ1回りの回転と、スタンド53のZ2回りの回転とを制御する。実際的な制御としては、撮影軸SAが直線WL上に位置するための床旋回アーム54の回転角とスタンド53の回転角との関係が予め決定されており、その関係に従って制御部33は床旋回アーム54の回転とスタンド53の回転とを個々に制御する。もちろん、撮影軸SAが直線WL上に位置するように、制御部33は、床旋回アーム54の回転に対してスタンド53の回転を連動させても良い。また、撮影軸SAが直線WL上に位置するように、制御部33は、スタンド53の回転に対して床旋回アーム54の回転を連動させても良い。床旋回アーム54とスタンド53とは典型的には同時に回転するが、床旋回アーム54の回転とスタンド53の回転とが交互に行われても良い。
さらに、床旋回アーム54のZ1回りの回転と、スタンド53のZ2回りの回転とに伴う画像の向きの回転を防止して、画像の正立を維持するために、制御部33は、床旋回アーム54のZ1回りの回転とスタンド53のZ2回りの回転に対して、軸回転機構515−1,515−2によるX線絞り装置及びX線検出器の回転軸Z5(撮影軸SA)回りの回転を連動させる。なお、X線絞り装置によるX線束が円形の場合、X線絞り装置の回転は不要で、X線検出器の回転だけを床旋回アーム54及びスタンド53の回転に対して連動させればよい。
同様に、左右直線移動ボタン222がクリック又は押されたとき、その操作量に応じた距離だけ撮影軸SAが直線WLとの交差を維持しながら右側に移動するように、制御部33は駆動部314,313を制御して、X線管1とX線検出器2をCアーム51とともに直線WLと略平行に直線的に移動する。撮影軸SAを直線的に移動するために、制御部33は、床旋回アーム54のZ1回りの回転と、スタンド53のZ2回りの回転とを制御する。実際的な制御としては、撮影軸SAが直線WL上に位置するための床旋回アーム54の回転角とスタンド53の回転角との関係が予め決定されており、その関係に従って制御部33は床旋回アーム54の回転とスタンド53の回転とを個々に制御する。もちろん、撮影軸SAが直線WL上に位置するように、制御部33は、床旋回アーム54の回転に対してスタンド53の回転を連動させても良い。また、撮影軸SAが直線WL上に位置するように、制御部33は、スタンド53の回転に対して床旋回アーム54の回転を連動させても良い。床旋回アーム54とスタンド53とは典型的には同時に回転するが、床旋回アーム54の回転とスタンド53の回転とが交互に行われても良い。
さらに、床旋回アーム54のZ1回りの回転と、スタンド53のZ2回りの回転とに伴う画像の向きの回転を防止して、画像の向きを固定するために、制御部33は、床旋回アーム54のZ1回りの回転とスタンド53のZ2回りの回転に対して、軸回転機構515−1,515−2によるX線絞り装置及びX線検出器の回転軸Z5(撮影軸SA)回りの回転を連動させる。
このようにアーム54の床回転とスタンド53の回転を連動させることにより、床固定式の保持装置でも患者横手方向のワイドなカバレッジを提供することができる。特徴ある配置状態としては、患者上腕ポジションがある。この配置までの一連のシーケンスとしては、マニュアル/オートポジショニング操作により、患者頭入れポジションにアーム51をセットし、左右の任意の位置まで移動する。具体的なシーケンスでは、アーム54の床回転で患者頭入れにアーム51をセットし、アーム54の床回転とスタンド53の回転が連動動作をし患者右あるいは左方向に移動する。この配置で可能なアーム51の動きとしては、ボタン221、222のワンアクションにて、アーム54の床回転とスタンド53の回転が連動して動き、患者左右方向に直線状に動作する。X線検出器2とX線絞り装置は常時画像が正立するように制御され、ユーザが手動で設定する必要が無い。必要に応じて、手動で任意の回転角に設定することも可能である。配置後、検査/手術中に装置側からできる特徴的動作としては、左右のストロークが増えることにより、最近症例が増えている、上腕からのアプローチに対応できる。X線絞り装置やX線検出器2の任意回転により、腕が斜めになっている際の不要被曝を防止できる。
頭尾直線移動ボタン223がクリック又は押されたとき、その操作量に応じた距離だけ撮影軸SAが、基準線BLとの交差を維持しながら頭部側に移動するように、制御部33は駆動部314,313を制御して、X線管1とX線検出器2をCアーム51とともに基準線BLと略平行に直線的に移動する(図7(c)参照)。
撮影軸SAを直線的に移動するために、制御部33は、床旋回アーム54のZ1回りの回転と、スタンド53のZ2回りの回転とを制御する。実際的な制御としては、撮影軸SAが基準線BL上に位置するための床旋回アーム54の回転角とスタンド53の回転角との関係が予め決定されており、その関係に従って制御部33は床旋回アーム54の回転とスタンド53の回転とを個々に制御する。もちろん、撮影軸SAが基準線BL上に位置するように、制御部33は、床旋回アーム54の回転に対してスタンド53の回転を連動させても良い。また、撮影軸SAが基準線BL上に位置するように、制御部33は、スタンド53の回転に対して床旋回アーム54の回転を連動させても良い。床旋回アーム54とスタンド53とは典型的には同時に回転するが、床旋回アーム54の回転とスタンド53の回転とが交互に行われても良い。なお、頭尾直線移動は、床旋回アーム54は被検体の左右いずれの側においても実現できる。床旋回アーム54を被検体の左右いずれの側に配置するかは操作者の指示により決定される。
さらに、床旋回アーム54のZ1回りの回転と、スタンド53のZ2回りの回転とに伴う画像の向きの回転を防止して、画像の向きを固定するために、制御部33は、駆動部315−1,315−2を制御して、床旋回アーム54のZ1回りの回転とスタンド53のZ2回りの回転に対して、軸回転機構515−1,515−2によるX線絞り装置及びX線検出器の回転軸Z5(撮影軸SA)回りの回転を連動させる。
頭尾直線移動ボタン224がクリック又は押されたとき、その操作量に応じた距離だけ撮影軸SAが、基準線BLとの交差を維持しながら足側に移動するように、制御部33は駆動部314,313を制御して、X線管1とX線検出器2をCアーム51とともに基準線BLと略平行に直線的に移動する。撮影軸SAを直線的に移動するために、制御部33は、床旋回アーム54のZ1回りの回転と、スタンド53のZ2回りの回転とを制御する。実際的な制御としては、撮影軸SAが基準線BL上に位置するための床旋回アーム54の回転角とスタンド53の回転角との関係が予め決定されており、その関係に従って制御部33は床旋回アーム54の回転とスタンド53の回転とを個々に制御する。もちろん、撮影軸SAが基準線BL上に位置するように、制御部33は、床旋回アーム54の回転に対してスタンド53の回転を連動させても良い。また、撮影軸SAが基準線BL上に位置するように、制御部33は、スタンド53の回転に対して床旋回アーム54の回転を連動させても良い。床旋回アーム54とスタンド53とは典型的には同時に回転するが、床旋回アーム54の回転とスタンド53の回転とが交互に行われても良い。
さらに、床旋回アーム54のZ1回りの回転と、スタンド53のZ2回りの回転とに伴う画像の向きの回転を防止して、画像の向きを固定するために、制御部33は、駆動部315−1,315−2を制御して、床旋回アーム54のZ1回りの回転とスタンド53のZ2回りの回転に対して、軸回転機構515−1,515−2によるX線絞り装置及びX線検出器の回転軸Z5(撮影軸SA)回りの回転を連動させる。
このように、床回転アーム54の回転とスタンド53の回転を連動させることにより、床固定式の保持装置でも患者長手方向のワイドなカバレッジを提供することができる。特徴ある配置状態として、例えば患者下肢ポジションがある。この配置までの一連のシーケンスとしては、マニュアル/オートポジショニング操作により、患者下肢ポジションにアーム51をセットする。アーム54の床回転で患者左側あるいは右側にアーム54をセットし、床回転アーム54の回転とスタンド53の回転とを連動動作し、X線管1及びX線検出器2を足側に移動する。この配置で可能なアーム51の動きとしては、ボタン223、224を押すワンアクションにて、床回転アーム54の回転とスタンド53の回転が連動して動き、X線管1及びX線検出器2が患者長手方向に直線的に移動する。これにより全身の検査や手術が可能となる。この配置においても、臨床角制御により、患者基準のRAO/LAO,CRA/CAUのアーム動作がワンアクションで可能となる。X線検出器2とX線絞り装置は常時画像が正立するように制御され、ユーザが手動で設定する必要が無い。配置後、検査や手術中に装置側からできる特徴的動作としては、寝台を動かさず、アーム動作のみによる長手方向のスキャン撮影、下肢DSA(ディジタル・サブトラクション・アンギオグラフィ)撮影がある。また、アーム51を極力患者の足側に退避させ、患者周辺をクリアにすることにより、X線を必要としない外科的手技との共存が可能となる。外科手術を手技中に切り替える状況が発生する、小児症例に対応することができる。
右頭部アプローチポジションボタン229がクリック又は一押されたとき、図5(a)、図5(b)に示すように、被検体150に右頭部から術者がアプローチするためのワークスペースを拡大するのに好適な事前設定された姿勢(ポジション)にC形アーム保持装置5が設置されるように、制御部33は駆動部313、314を制御する。具体的には、スタンド53が基準位置まで回転することにより、C形アーム51が床旋回アーム54の上に重なり、つまり第1回転軸Z1と第2回転軸Z2とを結ぶ第1姿勢線PL1に対して、第2回転軸Z2と第5回転軸Z5(撮影軸SA)とを結ぶ第2姿勢線PL2が一致する。それにより床旋回アーム54の第1回転軸Z1に対してX線絞り及び検出器2の第5回転軸Z5(撮影軸SA)が略一致する。さらに、第1、第2姿勢線PL1,PL2が基準線BLに対してプラス側に略45度で傾斜する。そのようなプリセットされた姿勢になるように、制御部33は駆動部314を制御して、第2回転軸Z2まわりのスタンド53の位置がゼロ度の状態で第1回転軸Z1まわりの床旋回アーム54の回転を制御する。このような姿勢により被検体150の右頭部に術者がアプローチするための十分広いワークスペースが確保される。またその姿勢が右頭部アプローチポジションボタン229の操作により自動設定されるので、当該姿勢に迅速に移行することができる。必要に応じてボタン211、212によるマニュアル操作により傾斜角度は微調整される。なお、制御部33は、X線検出部2(FPD)やX線絞り装置の回転に応じて画像の向きを補正するように制御する。また、プリセット角度は、設定により適宜変更可能である。
左頭部アプローチポジションボタン230がクリック又は一押されたとき、図5(a)、図5(c)に示すように、被検体150に左頭部から術者がアプローチするためのワークスペースを拡大するのに好適な事前設定された姿勢(ポジション)にC形アーム保持装置5が設置されるように、制御部33は駆動部313、314を制御する。具体的には、右頭部アプローチポジションと同様に、C形アーム51が床旋回アーム54の上に重なる。さらに、第1、第2姿勢線PL1,PL2が基準線BLに対してマイナス側に略45度で傾斜する。そのようなプリセットされた姿勢になるように、制御部33は駆動部314を制御して、第2回転軸Z2まわりのスタンド53の位置がゼロ度の状態で第1回転軸Z1まわりの床旋回アーム54の回転を制御する。このような姿勢により被検体150の左頭部に術者がアプローチするための十分広いワークスペースが確保される。またその姿勢が左頭部アプローチポジションボタン230の操作により自動設定されるので、当該姿勢に迅速に移行することができる。必要に応じてボタン211、212によるマニュアル操作により傾斜角度は微調整される。なお、制御部33は、X線検出部2(FPD)やX線絞り装置の回転に応じて画像の向きを補正するように制御する。また、プリセット角度は、設定により適宜変更可能である。
頭部フリーアプローチポジションボタン231がクリック又は一押されたとき、図6(a)、図6(b)にに示すように、被検体150に頭部全域から術者がアプローチするためのワークスペースを拡大するのに好適な事前設定された姿勢(ポジション)にC形アーム保持装置5が設置されるように、制御部33は駆動部313、314を制御する。この頭部全域にワークスペースが確保される姿勢は、典型的には、水平両端にX線発生部105とX線検出器103を搭載した天井吊り型のΩ形アーム101と併用してバイプレーン撮影をする際に効果的である。
具体的には、右頭部アプローチポジションと同様に、C形アーム51が床旋回アーム51の上に重なる。さらに、第1、第2姿勢線PL1,PL2が基準線BLに対してプラス又はマイナス側に略135度で傾斜する。そのようなプリセットされた姿勢になるように、制御部33は駆動部314を制御して、第2回転軸Z2まわりのスタンド53の位置がゼロ度の状態で第1回転軸Z1まわりの床旋回アーム54の回転を制御する。このような姿勢により被検体150の頭部全域に術者がアプローチするための十分広いワークスペースが確保される。またその姿勢が頭部フリーアプローチポジションボタン231の操作により自動設定されるので、当該姿勢に迅速に移行することができる。必要に応じてボタン211、212によるマニュアル操作により傾斜角度は微調整される。なお、制御部33は、X線検出部2(FPD)やX線絞り装置の回転に応じて画像の向きを補正するように制御する。また、プリセット角度は、設定により適宜変更可能である。
このようにバイプレーン時にΩアーム101と寝台天板17の間にCアーム51を床回転させることにより頭側が完全にクリアになる。特徴ある配置状態としては、バイプレーン完全頭側フリーポジションであり、この配置までの一連のシーケンスでは、Ωアーム101を退避ポジションへ移動し、Cアーム51を床回転させ、患者左側約110°以上の位置に移動する。そして、Ωアーム101を退避ポジションからバイプレーンセットポジションへ移動する。操作者が患者左側に位置するときは、Cアーム51を患者右側対称の位置に移動させる。この配置で可能なアーム51の動きとしては、この配置においても、臨床角制御により、患者基準のRAO/LAO,CRA/CAUのアーム動作がワンアクションで可能である。Cアーム51とΩアーム101を同期させるシンクロ操作が可能である。X線検出器2とX線絞り装置は常時画像が正立するように制御され、ユーザが手動で設定する必要が無い。配置後、検査や手術中に装置側からできる特徴的動作としては、頭側完全にフリーになるので、全身麻酔装置の設置や左右頚動脈のアプローチに有利である。病院スタッフの患者アプローチが容易となる。この配置でも、通常のバイプレーンセット状態と同じ操作性、角度付けを提供できる。脳の症例において、外科手技の切り替えを天板17の長手移動のみで対応できる。
斜入撮影ポジションボタン232がクリック又は一押されたとき、図8に示すように、被検体150を頭部から撮影領域に挿入するのに好適な斜入撮影(被検体150を正面と側面との間の斜め方向から撮影する)の姿勢(ポジション)にC形アーム保持装置5が設置されるように、制御部33は駆動部31を制御する。具体的には、第1回転軸Z1と第2回転軸Z2とを結ぶ第1姿勢線PL1に対して、第2回転軸Z2と第5回転軸Z5(撮影軸SA)とを結ぶ第2姿勢線PL2が一致して、C形アーム51が床旋回アーム51の上に重なる。そしてC形アーム51が軸Z4と軸Z3回りにそれぞれ所定角度ずつ回転して、撮影軸SAが基準線BLに対して斜め方向から交差する。さらに、X線絞り装置及びX線検出器2が所定角度だけ軸回転Z5され、それにより画像の適正な向きが確保される。斜入撮影時にも、十分広いワークスペースを確保し、且つ頭部入れの可能な姿勢を設定することができる。またその姿勢がポジションボタン232の操作により自動設定されるので、当該姿勢に迅速に移行することができる。必要に応じてボタン211〜218によるマニュアル操作により傾斜角度は微調整される。なお、各ボタン229、230、231、232については、専用のスイッチを設けなくても、例えばテンキーによりある番号に内容を記憶させて再現するようにしても良い。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の実施形態に係るX線診断装置のC形アーム保持装置の外観図。 本発明の実施形態に係るX線診断装置のC形アーム保持装置の外観図。 本発明の実施形態に係るX線診断装置の主要部の機能ブロック図。 図3の操作部の操作面の一例を示す図。 図3の移動機構駆動制御部により姿勢制御される右頭部アプローチポジションと左頭部アプローチポジションとを示す図。 図3の移動機構駆動制御部により姿勢制御される頭部フリーアプローチポジションを示す図。 図3の移動機構駆動制御部の連動制御により実現される撮影軸の左右直線移動および頭尾直線移動を示す図。 図3の移動機構駆動制御部により姿勢制御される斜入撮影ポジションを示す図。 従来の床置き型のC形アーム保持装置の外観図。
符号の説明
1…X線発生部、2…X線検出部、3…移動機構駆動部、5…Cアーム保持装置、9…操作部、10…システム制御部、311…Cアームスライド機構駆動部、312…アームホルダ回転機構駆動部、313…スタンド回転機構駆動部、314…床旋回アーム回転機構駆動部、315…軸回転機構駆動部、316…SID変更機構駆動部、32…天板機構駆動部、33…移動機構駆動制御部、51…Cアーム、52…アームホルダ、53…スタンド、54…床旋回アーム、150…被検体、171…天板長手方向移動機構、172…天板上下方向移動機構、511…Cアームスライド機構、512…アームホルダ回動機構、513…スタンド回動機構、514…床旋回アーム回動機構。

Claims (7)

  1. 被検体を載置する寝台と、
    第1のX線発生部と第1のX線検出器を備え、床面に回転可能に支持される床旋回アーム上に回転可能に保持される第1アームと、
    第2のX線発生部と第2のX線検出器を備え、天井に移動可能に支持される第2アームと、
    制御部とを具備するX線診断装置の作動方法であって、制御部が、
    前記第1アーム及び前記床旋回アームを前記寝台の中心軸に対して平行な位置へ移動する工程、
    前記第2アームを前記寝台の中心軸に沿って所定の位置へ移動する工程、
    前記第1アームを前記第2アームより前記寝台上の被検体頭部側へ移動する工程、
    とを具備することを特徴とするX線診断装置の作動方法。
  2. 被検体を載置する寝台と、
    第1のX線発生部と第1のX線検出器を備え、床面に回転可能に支持される床旋回アーム上に回転可能に保持される第1アームと、
    第2のX線発生部と第2のX線検出器を備え、天井に移動可能に支持される第2アームと、
    制御部とを有するX線診断装置の作動方法であって、制御部が、
    前記第1アーム及び前記床旋回アームを前記寝台の中心軸の前記被検体の頭部側を0°として+90°以上又は−90°以下或いはそれぞれの近傍角度へ移動する工程、
    前記第2アームを前記寝台の中心軸に沿って所定の位置へ移動する工程、
    とを具備することを特徴とするX線診断装置の作動方法。
  3. 被検体を載置する寝台と、
    第1のX線発生部と第1のX線検出器を備え、床面に回転可能に支持される床旋回アーム上に回転可能に保持される第1アームと、
    第2のX線発生部と第2のX線検出器を備え、天井に移動可能に支持される第2アームと、
    制御部とを有するX線診断装置の作動方法であって、制御部が、
    前記第1アーム及び前記床旋回アームを前記寝台の中心軸に対して平行な位置へ移動する工程、
    前記第2アームを前記寝台の中心軸に沿って所定の位置へ移動する工程、
    前記第1アームを前記寝台の中心軸の前記被検体の頭部側を0°として+45°又は−45°或いはそれぞれの近傍角度へ移動する工程、
    とを具備することを特徴とするX線診断装置の作動方法。
  4. 被検体を載置する寝台と、
    第1のX線発生部と第1のX線検出器を備え、床面に回転可能に支持される床旋回アーム上に回転可能に保持される第1アームと、
    第2のX線発生部と第2のX線検出器を備え、天井に移動可能に支持される第2アームと、
    制御部とを有するX線診断装置の作動方法であって、制御部が、
    前記第1アーム及び前記床旋回アームを前記寝台の中心軸の前記被検体の頭部側を0°として+135°又は−135°或いはそれぞれの近傍角度へ移動する工程、
    前記第2アームを前記寝台の中心軸に沿って所定の位置へ移動する工程、
    とを具備することを特徴とするX線診断装置の作動方法。
  5. 前記第1アームはCアームであって、このCアームのアイソセンタは、該Cアームの移動に伴って前記床旋回アームの床面に支持部の回転中心を通る前記床面に対する垂線上を通過することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項記載のX線診断装置の作動方法。
  6. 被検体を載置する寝台と、第1のX線発生部と第1のX線検出器を搭載した床置き型のC形アームと、前記C形アームを回転自在に保持する床旋回アームを有するC形アーム保持装置と、第2のX線発生部と第2のX線検出器を搭載した天井吊り型のΩ形アームと、前記Ω形アームを回転、移動自在に保持するΩ形アーム保持装置と、前記C形アーム保持装置と前記Ω形アーム保持装置とを制御する制御部とを有するX線診断装置の制御方法において、
    前記制御部は、操作者から特定の指示を受けたとき、
    前記床置き型のC形アームが前記床旋回アーム上に重なり、前記寝台の中心軸に対して平行な方向まで前記床置き型のC形アーム及び前記床旋回アームを回転させ、
    前記天井吊り型のΩ形アームを任意のポジションへ移動させ、
    前記床置き型のC形アームが前記寝台の中心軸に対して前記被検体の左又は右側の45°又はその近傍角度で交差する方向まで前記床置き型のC形アームを回転させ、
    前記床置き型のC形アームの回転後に、前記天井吊り型のΩ形アームを前記退避ポジションから撮影位置に移動させるように前記C形アーム保持装置と前記Ω形アーム保持装置とを制御するX線診断装置の制御方法。
  7. 被検体を載置する寝台と、第1のX線発生部と第1のX線検出器を搭載した床置き型のC形アームと、前記C形アームを回転、移動自在に保持するC形アーム保持装置と、第2のX線発生部と第2のX線検出器を搭載した天井吊り型のΩ形アームと、前記Ω形アームを回転、移動自在に保持するΩ形アーム保持装置と、前記C形アーム保持装置と前記Ω形アーム保持装置とを制御する制御部とを有するX線診断装置の制御方法において、
    前記制御部は、操作者から特定の指示を受けたとき、
    前記天井吊り型のΩ形アームを前記寝台から離間した退避ポジションへ移動させ、
    前記天井吊り型のΩ形アームを前記退避ポジションに移動させた後に、前記床置き型のC形アームが前記寝台の中心軸に対して前記被検体の左又は右側の135°又はその近傍角度で交差する方向まで前記床置き型のC形アームを回転させ、
    前記床置き型のC形アームの回転後に、前記天井吊り型のΩ形アームを前記退避ポジションから撮影位置に移動させるように前記C形アーム保持装置と前記Ω形アーム保持装置とを制御するX線診断装置の制御方法。
JP2007338302A 2007-12-27 2007-12-27 X線診断装置 Active JP4575424B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007338302A JP4575424B2 (ja) 2007-12-27 2007-12-27 X線診断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007338302A JP4575424B2 (ja) 2007-12-27 2007-12-27 X線診断装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005160571A Division JP2006334020A (ja) 2005-05-31 2005-05-31 X線診断装置の制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008086836A true JP2008086836A (ja) 2008-04-17
JP4575424B2 JP4575424B2 (ja) 2010-11-04

Family

ID=39371553

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007338302A Active JP4575424B2 (ja) 2007-12-27 2007-12-27 X線診断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4575424B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102573633A (zh) * 2010-08-18 2012-07-11 株式会社东芝 X射线诊断装置
JP2013052071A (ja) * 2011-09-02 2013-03-21 Shimadzu Corp X線診断装置
CN112754506A (zh) * 2019-10-21 2021-05-07 株式会社岛津制作所 X射线透视摄影装置
US11229415B2 (en) 2019-11-08 2022-01-25 Shimadzu Corporation Radiographic imaging apparatus

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006334020A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Toshiba Corp X線診断装置の制御方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006334020A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Toshiba Corp X線診断装置の制御方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102573633A (zh) * 2010-08-18 2012-07-11 株式会社东芝 X射线诊断装置
US9220471B2 (en) 2010-08-18 2015-12-29 Kabushiki Kaisha Toshiba X-ray diagnostic apparatus
JP2013052071A (ja) * 2011-09-02 2013-03-21 Shimadzu Corp X線診断装置
CN112754506A (zh) * 2019-10-21 2021-05-07 株式会社岛津制作所 X射线透视摄影装置
CN112754506B (zh) * 2019-10-21 2024-05-28 株式会社岛津制作所 X射线透视摄影装置
US11229415B2 (en) 2019-11-08 2022-01-25 Shimadzu Corporation Radiographic imaging apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP4575424B2 (ja) 2010-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3971428B2 (ja) X線診断装置
WO2008012864A1 (en) Method of controlling x-ray diagnosis device
US7261464B2 (en) C-arm holding apparatus and X-ray diagnostic apparatus
JP4528426B2 (ja) X線診断装置
JP4575424B2 (ja) X線診断装置
JP2004073578A (ja) 医用画像診断装置及び撮影支援装置
JP4901646B2 (ja) X線診断装置
JP5656361B2 (ja) X線診断装置
JP2006334020A (ja) X線診断装置の制御方法
JP4008928B2 (ja) Cアーム保持装置及びx線診断装置
JP4490982B2 (ja) X線診断装置
JP4489086B2 (ja) X線診断装置
JP4490981B2 (ja) X線診断装置
JP4482005B2 (ja) X線診断装置及びc形アーム保持装置
JP4482004B2 (ja) X線診断装置
JP4482003B2 (ja) X線診断装置
JP2010184036A (ja) 放射線撮影装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100209

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100412

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100720

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100819

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4575424

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130827

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350