JP2008086228A - モーア - Google Patents
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Abstract
【課題】車体幅の中央部にはリヤアクスルハウジングや、これに一体的構成のミッションケース等が形成されるために、モーアデッキ幅の後側中央部に集草排出口を形成しても、これに連結するダクトの配置形態では、このダクトを直後方上部のコレクタへ直通させる形態とすることが難しい。ダクトをリヤアクスルハウジング上側で走行伝動ケースの一側部に配置させる。
【解決手段】左右一対のブレード軸1を配置すると共に、これら左右のブレード軸1間の後側部に集草排出口2を形成したモーアデッキ3を、この排出口2を車体4の後方一側寄りに対向させるように斜め向き姿勢にして、この車体4腹部に装着し、このモーアデッキ3の排出口2に連結するダクト5を、リヤアクスルハウジング6上側で走行伝動ケース7の一側部に配置することを特徴とするモーアの構成とする。
【選択図】図1
【解決手段】左右一対のブレード軸1を配置すると共に、これら左右のブレード軸1間の後側部に集草排出口2を形成したモーアデッキ3を、この排出口2を車体4の後方一側寄りに対向させるように斜め向き姿勢にして、この車体4腹部に装着し、このモーアデッキ3の排出口2に連結するダクト5を、リヤアクスルハウジング6上側で走行伝動ケース7の一側部に配置することを特徴とするモーアの構成とする。
【選択図】図1
Description
この発明は、小形トラクタ車体等の腹部にモーアデッキを装着するモーアに関する。
トラクタに装着するモーアにおいて、このモーアデッキ幅方向を、車体の前後方向に対して直交する方向に向けて装着し、このモーアデッキの中央前部上に入力軸を軸受けするギヤケースを設け、このギヤケースと後方のブレード軸を軸受けするギヤケースとの間にわたって、連動軸を設けて伝動する構成(例えば、特許文献1参照)や、エンジンを前部搭載し、前輪駆動走行形態の車体に対して、モーアデッキの刈取幅方向を車体の縦方向に対して斜め向きにして装着して、このモーアデッキの集草排出口を中央後方へ向けて、これにダクトをリヤアクスル部の中央上部に位置させて後方のコレクタに連通する構成(例えば、特許文献2参照)等の技術が知られている。
特開2006ー237218号公報(第4頁、図2)。
特開平9ー271227号公報(第2頁、図1、図2)。
トラクタモーアにあって、このモーアデッキで刈り取られる芝草を、ダクトを経て後方のクレクタへ搬入する形態では、このダクトを車体の後輪軸の上側に設定するため、この後輪軸と上側の車体底との間に高い間隔部を形成することが必要であり、車体が高床形態になり易い。しかも、車体幅の中央部にはリヤアクスルハウジングや、これに一体的構成のミッションケース等が形成されるために、モーアデッキ幅の後側中央部に集草排出口を形成しても、これに連結するダクトの配置形態では、このダクトを直後方上部のコレクタへ直通させる形態とすることが難しい。このため、このダクトを後輪軸の下側を経てコレクタへ連通させる形態としても、同様に高床形態になり易いものである。
請求項1に記載の発明は、左右一対のブレード軸1を配置すると共に、これら左右のブレード軸1間の後側部に集草排出口2を形成したモーアデッキ3を、この排出口2を車体4の後方一側寄りに対向させるように斜め向き姿勢にして、この車体4腹部に装着し、このモーアデッキ3の排出口2に連結するダクト5を、リヤアクスルハウジング6上側で走行伝動ケース7の一側部に配置することを特徴とするモーアの構成とする。
左右の各ブレード軸1の回転によって刈り取られる芝草は、このモーアデッキ3の中央後側部の排出口2へ集草されて、後側に連結のダクト5へ案内されて後方上部のコレクタ側へ搬送処理される。このとき、排出口2における集草作用は、車体4の後方一側寄りの斜め方向へ向けて行われるために、この側に偏倚して設置されるダクト5への集草送込作用、乃至このダクト5における搬送作用を円滑に行わせる。
請求項2に記載の発明は、前記リヤアクスルハウジング6の中央部にはHST8を有し、このHST(油圧無断変速装置)8の前側上部位置にエンジン9側から連動される分岐出力軸10、11を有したカウンタギヤケース12を配置し、これら出力軸10、11からHST8の入力軸13と、モーアデッキ3の入力軸14とに各々ベルト15、16掛け伝動することを特徴とする。
エンジン9によって、カンウンタギヤケース12の伝動ギヤを介して分岐出力軸10、11が伝動され、更に、この出力軸10からは、ベルト15、及び入力軸13を介してHST8や、走行伝動ケース7、リヤアクスルハウジング6の伝動機構を経て後輪軸が伝動回転される。又、出力軸11からは、ベルト16、及び入力軸14を介してモーアデッキ3の各ブレード軸1が伝動回転される。この後輪軸側の伝動は、HST8の無断変速によって走行変速することができる。
請求項3に記載の発明は、前記リヤアクスルハウジング6、HST8、及びカウンタギヤケース12の上方に運転席17を設け、前部搭載のエンジン9のエンジン軸18とこのカウンタギヤケース12の入力軸19との間をステップフロア20下側の伝動軸21で連動することを特徴とする。
エンジン9の駆動は、このエンジン軸18から伝動軸21を介して後側のカウンタギヤケアース12の入力軸19に伝動され、この入力軸19の回転によってこのカウンタギヤケースの分岐出力軸10、11をギヤ伝動して、更に前記のように後輪軸や、ブレード軸1等を駆動する。
請求項1に記載の発明は、モーアデッキ3を車体に対して斜め姿勢にして装着して、この後側中央部の集草排出口3を横後方側の斜め方向に向けて、この後側のリヤアクスルハウジング6の上側に位置するダクト5に連結するため、これら排出口3からダクト5に渡る集草搬送の傾斜角度を緩やかにすることができると共に、これらの連通部の曲がり角度を緩やかにして、集草搬送抵抗を少なくし、搬送芝草の搬送詰りを少なくして、円滑な搬送処理を行わせることができる。
しかも、ダクト5を、前記リヤアクスルハウジング6の上側で、走行伝動ケース7の横側へ迂回する形態に構成するため、ダクト5底の高さを十分に維持して、低床形態の車体構成とすることができる。
請求項2に記載の発明は、前記のようにモーアデッキ3を車体に対して斜め姿勢にして装着して、この後側中央部の集草排出口3を横後方側に向けると共に、この排出口2に連結するダクト5を走行伝動ケース7の横側に偏倚して配置するものであるから、これら集草排出口3からダクト5にわたる集草搬送経路が、車体底部の中央部に突出形成されるカウンタギヤケース12や、HST8、及び走行伝動ケース7等の構成部分を一側部へ迂回する形態にして装着することになって、これらの各伝動機構部によって邪魔されることが少なく、低床形態の車体構成とすることができる。
又、車体4側のこれらの各伝動機構は、リヤアクスルハウジング6の中央部に位置するHST8と、この前側上部に位置するカウンタギヤケース12とによって、各構成を小形化して、低位置に設置して、各々ベルト15、16を介して、これら最短間隔位置に配置の出力軸10、11と、入力軸13、14との間を円滑に緩衝伝動することができると共に、簡単な伝動構成とすることができ。
請求項3に記載の発明は、前記のように、カウンタギヤケース12をリヤアクスルハウジング6の中央部のHST8の前側上部に配置して、前部搭載のエンジン9のエンジン軸18から伝動軸21を介して伝動するものであるから、これらエンジン軸18から伝動軸21、及びカウンタギヤケース12の入力軸19等を、車体4幅中央部のステップフロア20の下側に位置する低位置に、しかも前後略直線状の形態にして配置して、簡潔的で、伝動効率のよい伝動構成とすることができる。
図例に基づいて、ミッドモーアは、車体4の腹部にモーアデッキ3を装着する形態で、車体4の後部にコレクタ25を取付け、モーアデッキ5の中央後部に形成の集草排出口2からダクト5を介してコレクタ25に連通し、このモーアデッキ5で刈取った芝草を収集する構成としている。
車体4は、前部にエンジン9を搭載して、運転席17前方のステアリングハンドル26で操向の前輪27と、後輪28を配置し、この後輪28を連動駆動して走行する乗用四輪走行形態の構成としている。車体4の腹部に、前後の平行形態のリフトリンク29、30によって、モーアデッキ3を吊下装着し、車体4上運転席17横側のリフトレバー31の操作によって、リフトロッド32を介して、昇降可能に構成している。このモーアデッキ3の上側に設ける入力軸14を、車体4の該運転席17下部に設けたカウンタギヤケース12の出力軸11からベルト16掛け伝動する。
ここにおいて、この発明に係るミッドモーアは、左右一対のブレード軸1を配置すると共に、これら左右のブレード軸1間の後側部に集草排出口2を形成したモーアデッキ3を、この排出口2を車体4の後方一側寄りに対向させるように斜め向き姿勢にして、この車体4腹部に装着し、このモーアデッキ3の排出口2に連結するダクト5を、リヤアクスルハウジング6上側で走行伝動ケース7の一側部に配置する。左右の各ブレード軸1の回転によって刈り取られる芝草は、このモーアデッキ3の中央後側部の排出口2へ集草されて、この後側に連結のダクト5へ案内されて後方上部のコレクタ側へ搬送処理される。このとき、排出口2における集草作用は、車体4の後方一側寄りの斜め方向へ向けて行われるために、この側に偏倚して設置されるダクト5への集草送込作用、乃至このダクト5における搬送作用を円滑に行わせる。
又、前記リヤアクスルハウジング6の中央部にはHST8を有し、このHST8の前側上部位置にエンジン9側から連動される分岐出力軸10、11を有したカウンタギヤケース12を配置し、これら出力軸10、11からHST8の入力軸13と、モーアデッキ3の入力軸14とに各々ベルト15、16掛け伝動する。
エンジン9によって、カンウンタギヤケース12の伝動ギヤを介して分岐出力軸10、11が伝動され、更に、この出力軸10からは、ベルト15、及び入力軸13を介してHST8や、走行伝動ケース7、リヤアクスルハウジング6の伝動機構を経て後輪軸が伝動回転される。又、出力軸11からは、ベルト16、及び入力軸14を介してモーアデッキ3の各ブレード軸1が伝動回転される。この後輪軸側の伝動は、HST8の無断変速によって走行変速することができる。
又、前記リヤアクスルハウジング6、HST8、及びカウンタギヤケース12の上方に運転席17を設け、前部搭載のエンジン9のエンジン軸18とこのカウンタギヤケース12の入力軸19との間をステップフロア20下側の伝動軸21で連動する。エンジン9の駆動によって、このエンジン軸18から伝動軸21を介して後側のカウンタギヤケアース12の入力軸19に伝動され、この入力軸19の回転によってこのカウンタギヤケースの分岐出力軸10、11をギヤ伝動して、更に前記のように伝動して後輪軸や、ブレード軸1等を駆動する。
前記モーアデッキ3は、左右一対のブレード軸1を軸装して、この下端部に一体のブレード22を回転して芝草を刈取ることができる。左右の各ブレード22の回転域は左右に若干オーバラップさせている。このモーアデッキ3の中央上部で、右側のブレード軸1周りに入力伝動ケース32を設け、このケース32に横向きにして前記入力軸14を軸装して、この入力軸14の中央部側端にプーリ33を取付けて、前記ベルト16を掛け渡している。刈取幅方向の中央後側部に刈取芝草を集送案内して後方へ排出する集草排出口2を形成して、この後端にダクト5を連結する。
又、このモーアデッキ3の天井部には、左右両側から前側を経て中央後部の排出口2に向けて螺旋状形態に昇り傾斜する集草路34を形成し、各ブレード22によって刈り取った芝草を浮上させながら、この集草路34に案内して後端上部の排出口2へ排出する。このため、この中央部の集草路34の上側部は、図7のように、モーアデッキ3の天井部を後側上部へ傾斜する傾斜面に形成して高く膨出させた形態としている。
左右の各ブレード軸1の回転方向を逆向きにするため、右側のブレード軸1は、前記入力軸によってベベルギヤ35を介してカウンタ軸36を伝動する。このカウンタ軸36の下端部の平ギヤ37を介して右側のブレード軸1を伝動する。このカウンタ軸36の上端部をモーアデッキ3の上面に突出してプーリ38を取り付ける。このプーリ38と、左側のブレード軸1上のプーリ39との間に渡ってベルト40を直接掛け渡して、左右両ブレード軸1を互に逆向きに回転するように伝動する。このベルト40の前辺部にテンションプーリ43を設けて帳圧している。
このように、このブレード軸1とカウンタ軸36との間にベルト40を直接張設することができるが、ベルト40の帳設位置は、前記モーアデッキ3の集草路34の形成が比較的低い形態である場合は、このブレード軸1とカウンタ軸36との間にベルト40を直接張設することができる。
しかしながら、この集草路34の高さを図6の仮想線Kで示すように、更に後方上部へ高く傾斜する形態では、左右のプーリ38、39の位置が低くなることがあるために、このベルト40の前辺部と後辺部とを前方へ迂回するように張圧するテンションプーリ41、42を、このモーアデッキ3の前側部寄り位置に設定して(図6、図7)、このベルト40伝動との接触防止する。又、前記カウンタ軸36の下端部には、前記右側のブレード軸1上のブレード22に代えて、仮想線で示すブレード23を取付可能にして、左右のブレード軸1と、カウンタ軸36とを同方向へ回転させるように仕様変更可能にして、このモーアデッキの右端側に集草排出口を形成する側部排出形態のモーアデッキを構成することもできる。
前記車体4の前部に搭載の小形エンジン9は、クランク軸であるエンジン軸18を、車幅の略中央部位置の車体4のセンタラインC上において、できるだけ低い位置に、前後方向に向けて設置する。このエンジン9の後側にラジエータフアン50や、ラジエータ51、これらラジエータフアン50とラジエータ51との間に位置して横側へ抜き差して掃除可能の防塵ネット49等を配置している。
このエンジン軸18の略後方で、同高さ位置における前記センタラインCよりも若干右側へ偏倚Yした走行伝動ケース7等の中心線に沿うサイドラインS上に、入力軸19を位置させて、この入力軸19を有したカウンタギヤケース12を車体4フレーム部に取り付ける。このカウンタギヤケース12は運転席17を支持するシートフロア52の下側に配置して、運転者の足元の邪魔にならない形態に構成し、これらエンジン軸18と入力軸19との間を連結する伝動軸21を、ステアリングハンドル26を支持するダッシュボード部と、このシートフロア52との間に構成の、中央部をトンネル状形態に形成のステップフロア20の下側に沿わせて、この伝動軸21をこのトンネル部53に位置させて設け、ステップフロア20をできるだけ低くすると共に、伝動軸21あるトンネル部53が足元の邪魔にならないように構成している。
カウンタギヤケース12や、HST8、及び走行伝動ケース7等は、これらの中心線とするサイドラインSを、前記車体幅の中心線とするセンタラインCよりも右側へ若干偏倚Yさせた位置に設置している。このカウンタギヤケース12には、前記入力軸19と上下方向、及び横方向に交差する出力軸10、11が設けられて、これらをベベルギヤ54を介して伝動する。前記モーアデッキ3側の伝動ベルト16にはテンションクラッチプーリ55を設けて、刈取クラッチの入り切りを行うことができる。このテンションクラッチプーリ55を軸支するクラッチアーム56を前記モーアデッキ3を昇降するリフトリンク29の後端部にアームピン57周りに上下が移動可能に設け、このモーアデッキ3が昇降するときベルト16伝動状態が変わらないように構成している。このクラッチアーム56の操作は運転席17側からの操作レバー等によって入り、切りすることができる。
このモーアデッキ3のリフトリンク29、30は、後端部を車体4フレームの後部に枢支43、44するが、この枢支43、44位置は前記伝動軸21と略同じ高さ位置にして設定している。このうち前側のリフトリンク29の後端部枢支43位置は、前記カウンタギヤケース12の出力軸11と略同じ軸芯上位置周りに上下揺動するように設定している。又、リフトリンク30の後端枢支44位置はリヤフレーム65のコレクタ25供給口68部近くに設定している。又、前記のようなカウンタギヤケース12をシートフロア52の前側位置に配置することによって、前記のように前方のエンジン軸18から伝動軸21を経て伝動される伝動構成や、このステップフロア20の下側に装着するモーアデッキ3上の入力軸14に対する伝動距離を短くして、伝動構成を簡単化することができる。
前記リヤアクスルハウジング6の略中央部に形成される走行伝動ケース7や、HST8等は、前後に連設して一体的構成とし、できるだけ高さの低い、薄い形態に形成している。そして、車体4幅の略中央部に位置して、かつ前記カウンタギヤケース12の後側下部に設ける。HST8は上部に上下方向に沿う入力軸13を有して、この入力軸13と前記前側のカウンタギヤケース12下側の出力軸10との間に渡ってベルト15を掛け渡して伝動する。このHST8の前側上部にはトラニオン軸60を有して、このトラニオン軸60を運転者がペダル操作で連動回動することによって走行速度を無段階に変速するように構成している。
又、このトラニオン軸60は中立位置から前進位置と、後進位置とに切替て回動操作することができ、車体走行の停止位置を維持したり、前進や、後進の増、減速走行操作することができる。又、前記入力軸13の上端には冷却用のフアン61を取付けて、これらHST8や、走行伝動ケース7等を風冷することができる。このHST8による伝動を主変速装置として、走行伝動ケース7には副変速可能の副変速ギヤを設けることもできる。そして、これらHST8から走行伝動ケース7内の伝動ギヤや、デフギヤ、乃至サイドクラッチ等を経てリヤアクスルハウジング6の後輪軸62を伝動回転して、後輪28を駆動する。
前記コレクタ25は、車体4後端部のリヤフレーム65に取り付けられて、後側の開閉可能なカバー66を有した排出口を設け、このコレクタ25をリヤフレーム65に対する支持軸67の周りに後方へ転倒することによって、収容した芝草を排出することができる。このコレクタ25の前側上部にはダクト5を連通する供給口68を形成している。前記後側の左右のリフトリンク30を、左右のリヤアクスルハウジング6の上部に位置させて、後端部をこのリヤフレーム65部に枢支44している。
前記のようにモーアデッキ3は、この中央部の集草排出口2、乃至集草路34の方向である排出ラインAを前記センタラインCに対して左側後方へ向けて傾斜Bさせて装着している。この排出口2は前記カウンタギヤケース12の前横側の下方部に位置して形成される。この排出口2と前記コレクタ25の供給口68との間を連通するダクト5を、後方上部へ傾斜させて、前記カウンタギヤケース12や、HST8、及び走行伝動ケース7等の左側に位置するリヤアクスルハウジング6の上側部に設けている。
前記のようにこの左側のアクスルハウジング6の上部は、前記HST8や、各ケース12、7等の偏倚Y側とは反対側になるためダクト5の設置スペースを広く確保して、このダクト5の搬送断面径を大きくすることができる。そして、このダクト5の前端部は排出ラインAから直後方へ向かうように緩やかに湾曲形成して、芝草の搬送抵抗を少なくするように構成している。前記モーアデッキ3をリフトレバー31の操作で昇降するときは、このダクト5の前部や、後部のリフトリンク30等も一体的に、前記リヤアクスルハウジング6上のスペース部において上下移動される。
次に、主として図8、図9に基づいて、前記コレクタ25の供給口68にのぞむ放出筒70を操作レバー71によって回動して、芝草をコレクタ25内へ均一に拡散収容させるものである。この放出筒70はダクト5の先端部に回動自在に連設していて、操作レバー71を上側の運転席17側へ突出して、この運転席17からの操作を行い易くしている。この操作レバー71の操作板72には操作表示ラベル73を設けて、的確な操作を行うようにしている。
次に、主として図10に基づいて、前記モーアデッキ3排出口2に連結のダクト5にブロワー75を連結して、このブロワー75の放出口76からコレクタ25側の供給筒77へ搬送供給する形態において、このブロワー75の放出口76部を上向きに形成して、この放出口76に芝草搬送風圧によって上下回動して開閉する開閉弁78を設けて、作業の安全を図るものである。この開閉弁78は左右の弁軸79の周りに開閉回動自在に設けて、観音扉開き形態の開閉弁78構成としている。芝草搬送風圧を受けると、この開閉弁78が弁軸79の周りに上側へ回動されて、放出口76を開いてE芝草をクレクタ25内へ搬入させる。この芝草搬送風圧が止まると開閉弁78は自重で閉鎖Fする。
次に、主として図11、図12、図13に基づいて、前記車体4の運転席17を支持するシートフロア52上後部周りに燃料タンク81を形成したもので、前側の運転席17と後側のコレクタ25との狭い間隔部を有効利用して、燃料タンク81の容量を大きく形成するものである。この燃料タンク81は運転席17の後部を囲うように平面視で略凹状形態に形成して、左右両側部を前側のフェンダー82部に連結している。これらシートフロア52や、燃料タンク81、又はフェンダー82等を一体的に成形して、タンク81の有効容量を増すように構成することができる。このタンク81の位置側部に給油キャップ83を設けている。前記ダクト5を設置する側のタンク81の下側部84を窪ませて、ダクト5の設置を制限しない形態に構成している。
1 ブレード軸
2 集草排出口
3 モーアデッキ
4 車体
5 ダクト
6 リヤアクスルハウジング
7 走行伝動ケース
8 HST
9 エンジン
10 出力軸
11 出力軸
12 カウンタギヤケース
13 入力軸
14 入力軸
15 ベルト
16 べルト
17 運転席
18 エンジン軸
19 入力軸
20 ステップフロア
21 伝動軸
2 集草排出口
3 モーアデッキ
4 車体
5 ダクト
6 リヤアクスルハウジング
7 走行伝動ケース
8 HST
9 エンジン
10 出力軸
11 出力軸
12 カウンタギヤケース
13 入力軸
14 入力軸
15 ベルト
16 べルト
17 運転席
18 エンジン軸
19 入力軸
20 ステップフロア
21 伝動軸
Claims (3)
- 左右一対のブレード軸(1)を配置すると共に、これら左右のブレード軸(1)間の後側部に集草排出口(2)を形成したモーアデッキ(3)を、この排出口(2)を車体(4)の後方一側寄りに対向させるように斜め向き姿勢にして、この車体(4)腹部に装着し、このモーアデッキ(3)の排出口(2)に連結するダクト(5)を、リヤアクスルハウジング(6)上側で走行伝動ケース(7)の一側部に配置することを特徴とするモーア。
- 前記リヤアクスルハウジング(6)の中央部にはHST(8)を有し、このHST(8)の前側上部位置にエンジン(9)側から連動される分岐出力軸(10)、(11)を有したカウンタギヤケース(12)を配置し、これら出力軸(10)、(11)からHST(8)の入力軸(13)と、モーアデッキ(3)の入力軸(14)とに各々ベルト(15)、(16)掛け伝動することを特徴とする請求項1に記載のモーア。
- 前記リヤアクスルハウジング(6)、HST(8)、及びカウンタギヤケース(12)の上方に運転席(17)を設け、前部搭載のエンジン(9)のエンジン軸(18)とこのカウンタギヤケース(12)の入力軸(19)との間をステップフロア(20)下側の伝動軸(21)で連動することを特徴とする請求項1、又は2に記載のモーア。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015053867A (ja) * | 2013-09-10 | 2015-03-23 | 井関農機株式会社 | 乗用草刈機 |
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- 2006-09-29 JP JP2006269050A patent/JP2008086228A/ja active Pending
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