JP2008085795A - フレーム遷移管理方法及び移動通信端末装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
フレーム表示が可能なブラウザを用いてウェブサイトを閲覧するに際して、合理的なフレーム遷移管理を行う。
【解決手段】
複数のフレームに分割されたウインドウが表示された状態でウェブサイトを閲覧している場合に、その複数のフレームのうち一つのフレームを選択し、更に当該フレーム内に貼られているリンクを押下するなどして、他のウェブサイトへ遷移する指示を検出した場合に、当該選択されたフレームが親フレームであるか子フレームであるかによって、携帯電話のメモリリソースやトラフィックを圧迫しない適切な受信管理を行いつつ最大限の容量のフレーム表示を行うことができる。
【選択図】 図4
フレーム表示が可能なブラウザを用いてウェブサイトを閲覧するに際して、合理的なフレーム遷移管理を行う。
【解決手段】
複数のフレームに分割されたウインドウが表示された状態でウェブサイトを閲覧している場合に、その複数のフレームのうち一つのフレームを選択し、更に当該フレーム内に貼られているリンクを押下するなどして、他のウェブサイトへ遷移する指示を検出した場合に、当該選択されたフレームが親フレームであるか子フレームであるかによって、携帯電話のメモリリソースやトラフィックを圧迫しない適切な受信管理を行いつつ最大限の容量のフレーム表示を行うことができる。
【選択図】 図4
Description
本発明は、フレーム表示機能を有するウェブブラウザを備えた移動通信端末装置においてウェブ閲覧時に使用されるフレーム遷移管理方法、及び、当該フレーム遷移管理方法を使用する移動通信端末装置に関するものである。
従来から、パーソナルコンピュータ等の通信端末装置が広く普及してきた。近年においては、通信端末装置の機能向上とともに、通話機能や電子メール送受信機能に加えて、インターネット上に公開されたウェブサイトを閲覧するためのウェブブラウザ機能を備えた通信端末装置の普及が進んでいる。
さらに、携帯電話装置を代表とする移動通信端末装置が広く普及している。こうした移動通信端末装置に関する技術の進歩は目覚しく、通話機能や電子メール送受信機能だけでなく、移動通信端末装置からでも移動通信端末装置専用のウェブサイト(以下、「モバイル用サイト」ともいう)が閲覧できるようなブラウザ(以下、「モバイルブラウザ」ともいう)機能も標準的に搭載されるようになっている。
また、近年では移動通信端末装置からでも通常のパーソナルコンピュータから閲覧するためのものである汎用的なサイトを閲覧できるブラウザ(以下、「フルブラウザ」ともいう)機能を搭載した機種も発表されている。例えば、以下の非特許文献1においては、フルブラウザ機能を搭載した代表的な携帯電話装置の動向が報じられている。
かかるモバイルブラウザ機能とフルブラウザ機能との相違の1つとして、フレーム機能のサポートの有無がある。ここで、「フレーム」とは、ウェブブラウザ機能による表示領域を複数の領域に分割し、分割されたそれぞれの領域内に別々のウェブページが表示されるようなレイアウトが施されている場合において、分割された各領域をいう。また、「フレーム情報」とは当該領域に表示される表示情報をいう。また、「ルート情報」とはフレームのレイアウトや表示方法を記述する管理情報をいう。
フレームは他のウェブサイトへの遷移情報、すなわち取得先URL(Uniform Resource Locator)などの遷移に必要な情報が含まれるように記述することが可能である。遷移情報は、ウェブページ内に可視的に表示することが可能であり、この場合は移動通信端末装置上の操作入力部からの操作により、フレーム遷移指示を行うことができる。フレーム遷移指示が出された場合には、ブラウザは遷移情報を参照し、遷移情報に記述された特定の遷移先のウェブページを受信し、表示することができる。
各フレームは記述の仕方によっては特定のフレームに対し従属するように構成することが可能であり、以下、便宜上従属フレームを「子フレーム」といい、被従属フレームを「親フレーム」という。なお、被従属フレームたる親フレームに対して遷移指示がなされた場合には、従属フレームたる子フレームも同時に遷移するのが一般的なウェブページの記述方法である。
坪山博貴、"話題のOperaはどこまで使える?"、[online]、平成16年5月27日、ITmedia、[平成18年9月19日検索]、インターネット<URL: http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0405/27/news003.html>
フルブラウザ機能を有する移動通信端末装置においては、移動通信端末装置におけるメモリ容量が限られていることや、ネットワークの負荷の点を考慮して、ウェブアクセス時に全フレームの合計が所定のサイズ以下に制限するといった方法を採ることができる。ここで、上述のフレームのそれぞれは、独立したウェブページであることから、操作入力部からの操作により、各フレーム単位で変更することが可能である。しかし、当該サイズ制限方法においては、例えば、ある子フレーム内に貼られているリンクを押下して他ウェブサイトへ遷移する場合には、遷移を続けていくにつれ合計サイズが増加し、全フレームのサイズの合計が制限サイズを超えてしまえば、それ以上アクセスできなくなってしまう可能性があり、利用者にとって不合理であった。
本発明は、上記の事情を鑑みてなされたものであり、フレーム表示が可能なブラウザを用いてウェブサイトを閲覧するに際して、合理的なフレーム遷移管理を行うことができるフレーム遷移管理方法及び移動通信端末装置を提供することを目的とする。
本発明は、第1の観点からいって、ルート情報と、遷移情報を含んだフレーム情報を表示可能な移動通信端末装置用ウェブブラウザにおけるフレーム遷移管理方法であって、いずれかのフレームの遷移情報に対してフレーム遷移指示が出された場合に、前記フレーム遷移指示が、前記遷移情報を含んだフレームのみの遷移指示であるかどうかを判定する遷移フレーム判定工程と;前記遷移フレーム判定工程における判定の結果が否定的であった場合に、ルート情報と、表示対象となる全てのフレーム情報の総和に対して制限をかける第一の容量制限工程と;前記遷移フレーム判定工程における判定の結果が肯定的であった場合に、前記フレーム遷移指示によって遷移される遷移後フレーム情報のダウンリンクの受信容量に対して容量制限をかける第二の容量制限工程と;を備えることを特徴とするフレーム遷移管理方法である。
このフレーム遷移管理方法では、複数のフレームに分割されたウインドウが表示された状態でウェブサイトを閲覧している場合に、その複数のフレームのうち一つのフレームを選択し、更に当該フレーム内に貼られているリンクを押下するなどして、他のウェブサイトへ遷移するフレーム遷移指示を検出した場合に、動作が開始する。
フレーム遷移指示によって、フレーム遷移指示に関連した遷移情報が参照され、遷移情報が、選択されたフレームに対してのみ遷移を行うものなのか、選択されたフレームに従属する子フレームについても遷移を行うものなのかがまず最初に判定される。ここで、遷移には、選択されたフレームの取得先URLに対して再び同一ウェブページを取得する場合(更新)や異なるURLに対するウェブページの取得(変更)を含むものとする。
当該判定の結果が否定的なものであった場合には、選択されたフレームは親フレームであると判断される。したがって、フレーム遷移指示によって受信されるダウンリンクには
現在表示されているウェブページを全て置き換えるためのルート情報やフレーム情報が含まれていると仮定される。移動通信端末装置のメモリリソース上の制約により、受信する情報の容量には制限がかけられるため、サイズ制限はルート情報と各フレーム情報の容量の総和に対して制限をかけることとなる。各フレーム情報はルート情報の記述に従って順次受信され、上述した受信情報の総和がブラウザによって制限されたサイズに達すると、それ以上の受信は中止され、セッションが中断される。
現在表示されているウェブページを全て置き換えるためのルート情報やフレーム情報が含まれていると仮定される。移動通信端末装置のメモリリソース上の制約により、受信する情報の容量には制限がかけられるため、サイズ制限はルート情報と各フレーム情報の容量の総和に対して制限をかけることとなる。各フレーム情報はルート情報の記述に従って順次受信され、上述した受信情報の総和がブラウザによって制限されたサイズに達すると、それ以上の受信は中止され、セッションが中断される。
よって、予め定められたサイズ以下に受信情報が制限されるので、移動通信端末装置のメモリリソースを圧迫せず、トラフィックの輻輳を防止するフレーム遷移管理が行える。
当該判定の結果が肯定的なものであった場合には、選択されたフレームは子フレームであると判断される。したがって、フレーム遷移指示によって受信されるダウンリンクには
当該フレーム遷移指示のあった子フレームのみのフレーム情報が含まれていると仮定され、ブラウザは受信した子フレームのフレーム情報についてのみ容量制限を行う。
当該フレーム遷移指示のあった子フレームのみのフレーム情報が含まれていると仮定され、ブラウザは受信した子フレームのフレーム情報についてのみ容量制限を行う。
したがって、子フレームのみのフレーム遷移において。表示される対象となるフレーム情報とルート情報の総和に対して容量制限を行うので、移動通信端末装置のメモリリソースを圧迫せず、トラフィックの輻輳を防止しない範囲で、を最大限の容量の子フレームを
受信することができる。
受信することができる。
さらに、本発明のフレーム遷移管理方法では、前記ルート情報は、フレームの表示の優先度を規定する表示優先情報を含み、前記第一の容量制限工程では、前記表示優先度情報に従ってフレーム情報が受信されることを特徴とすることができる。
この場合には、ルート情報に記述されたフレーム表示の優先度情報をブラウザが参照することにより、優先度の高いフレームを優先して受信することができる。
本発明は、第2の観点からいって、ルート情報と、遷移情報を含んだフレーム情報を表示可能な移動通信端末装置であって、いずれかのフレームの遷移情報に対してフレーム遷移指示が出された場合に、前記フレーム遷移指示が、前記遷移情報を含んだフレームのみの遷移指示であるかどうかを判定する遷移フレーム判定手段と;前記遷移フレーム判定手段による判定の結果が否定的であった場合に、ルート情報と、表示対象となる全てのフレーム情報の総和に対して制限をかける第一の容量制限手段と;前記遷移フレーム判定工程による判定の結果が肯定的であった場合に、前記フレーム遷移指示によって遷移される遷移後フレーム情報のダウンリンクの受信容量に対して容量制限をかける第二の容量制限手段と;を備えることを特徴とする移動通信端末装置である。
この移動通信端末装置では、複数のフレームに分割されたウインドウが表示された状態でウェブサイトを閲覧している場合に、その複数のフレームのうち一つのフレームを選択し、更に当該フレーム内に貼られているリンクを押下するなどして、他のウェブサイトへ遷移するフレーム遷移指示を検出した場合に、動作が開始する。
フレーム遷移指示によって、フレーム遷移指示に関連した遷移情報が参照され、遷移情報が、選択されたフレームに対してのみ遷移を行うものなのか、選択されたフレームに従属する子フレームについても遷移を行うものなのかがまず最初に判定される。
当該判定の結果が否定的なものであった場合には、選択されたフレームは親フレームであると判断される。したがって、フレーム遷移指示によって受信されるダウンリンクには
現在表示されているウェブページを全て置き換えるためのルート情報やフレーム情報が含まれていると仮定される。移動通信端末装置のメモリリソース上の制約により、受信する情報の容量には制限がかけられるため、サイズ制限はルート情報と各フレーム情報の容量の総和に対して制限をかけることとなる。各フレーム情報はルート情報の記述に従って順次受信され、上述した受信情報の総和がブラウザによって制限されたサイズに達すると、それ以上の受信は中止され、セッションが中断される。
現在表示されているウェブページを全て置き換えるためのルート情報やフレーム情報が含まれていると仮定される。移動通信端末装置のメモリリソース上の制約により、受信する情報の容量には制限がかけられるため、サイズ制限はルート情報と各フレーム情報の容量の総和に対して制限をかけることとなる。各フレーム情報はルート情報の記述に従って順次受信され、上述した受信情報の総和がブラウザによって制限されたサイズに達すると、それ以上の受信は中止され、セッションが中断される。
よって、予め定められたサイズ以下に受信情報が制限されるので、移動通信端末装置のメモリリソースを圧迫せず、トラフィックの輻輳を防止するフレーム遷移管理が行える。
当該判定の結果が肯定的なものであった場合には、選択されたフレームは子フレームであると判断される。したがって、フレーム遷移指示によって受信されるダウンリンクには
当該フレーム遷移指示のあった子フレームのみのフレーム情報が含まれていると仮定され、ブラウザは受信した子フレームのフレーム情報についてのみ容量制限を行う。
当該フレーム遷移指示のあった子フレームのみのフレーム情報が含まれていると仮定され、ブラウザは受信した子フレームのフレーム情報についてのみ容量制限を行う。
したがって、子フレームのみのフレーム遷移において。表示される対象となるフレーム情報とルート情報の総和に対して容量制限を行うので、移動通信端末装置のメモリリソースを圧迫せず、トラフィックの輻輳を防止しない範囲で、を最大限の容量の子フレームを
受信することができる。
受信することができる。
さらに、本発明の移動通信端末装置では、前記ルート情報は、フレームの表示の優先度を規定する表示優先情報を含み、前記第一の容量制限手段は、前記表示優先度情報に従って、フレーム情報を受信することを特徴とすることができる。
この場合には、ルート情報に記述されたフレーム表示の優先度情報をブラウザが参照することにより、優先度の高いフレームを優先して受信することができる。
この場合には、サイズ条件には全フレームについてのサイズの総量についての制限も加えることで、フレーム単位でのある程度の容量を許容しながら、全体としては移動通信端末装置内のリソースを活用できる範囲内に容量を抑えることができる。
以上説明したように、本発明のフレーム遷移管理方法によれば、フレーム表示が可能なブラウザを用いてウェブサイトを閲覧するに際して、合理的なフレーム遷移管理ができるという効果を奏する。
また、本発明の移動通信端末装置によれば、ウェブサイトを閲覧するに際して、合理的なフレーム遷移管理ができるという効果を奏する。
以下、本発明の実施形態を、図1〜図6を参照しつつ説明する。なお、これらの図においては、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
<構成>
図1には、移動通信端末装置である携帯電話装置10を含むシステム構成100の概略が示されている。携帯電話装置10は基地局51と無線通信を行い、基地局51を介してネットワーク50に接続されている。また、ネットワーク50には、第1ウェブサーバ60及び第2ウェブサーバ61が接続されている。なお、図1には代表的に基地局51が一つだけネットワーク50に接続されているが、実際には複数の基地局が接続されている。
図1には、移動通信端末装置である携帯電話装置10を含むシステム構成100の概略が示されている。携帯電話装置10は基地局51と無線通信を行い、基地局51を介してネットワーク50に接続されている。また、ネットワーク50には、第1ウェブサーバ60及び第2ウェブサーバ61が接続されている。なお、図1には代表的に基地局51が一つだけネットワーク50に接続されているが、実際には複数の基地局が接続されている。
図2には、携帯電話装置10の外観構成が概略的に示されている。ここで、図2(A)には、携帯電話装置10の外観の正面図が示され、図2(B)には、携帯電話装置10の外観の背面図が示されている。
図2(A)及び図2(B)に総合的に示されるように、携帯電話装置10は、(a)携帯電話本体11と、(b)電話番号を入力するためのテンキー、及び、動作モードの切換等の各種指令を、後述する制御部21(図3参照)に入力するためのファンクションキーを有する操作部12と、(c)操作案内、動作状況、受信メッセージ等を表示する液晶表示装置を有する表示手段としての表示部13とを備えている。また、携帯電話装置10は、(d)通話時に通信相手から送られてきた音声信号を再生する通話用スピーカ14と、(e)集音時に音を入力したり、通話時に音声を入力したりするためのマイクロフォン15と、(f)着信音や案内音を発生するための案内用スピーカ16と、(g)基地局との間で無線信号を授受するためのアンテナ17とを備えている。
携帯電話本体11の内部には、図3に示されるように、(i)携帯電話装置10全体の動作を統括制御する制御部21と、(ii)アンテナ17を介して、基地局との間で無線信号の送受信を行う送受信部22と、(iii)制御部21で実行されるプログラムや各種データを格納する、読出専用メモリ(ROM)素子やランダムアクセスメモリ(RAM)素子を有する記憶部23とを備えている。
記憶部23の内部には、後述するウェブブラウザ31を用いてウェブサーバにアクセスする際に、容量制限を行うための許容サイズを記憶する許容サイズ記憶領域24を備えている。ブラウザ機能の実行に際しては、この記憶領域24を参照して受信情報の容量制限を行うことができる。
制御部21の内部には、フレーム表示機能を有するウェブブラウザ31が備えられている。そして、ウェブブラウザ31の内部には、ファイル取得部32及びフレーム遷移管理部33が備えられている。
フレーム遷移管理部33の内部には、図4に示すように、遷移フレーム判定部34(遷移フレーム判断手段)、第一の容量制限部35および第二の容量制限部36が備えられている。遷移フレームが親フレームか子フレームかによって容量制限の方法が異なるため、容量制限部は二通り設けられており、遷移フレーム判定部34の判定結果によって第一の容量制限部か第二の容量制限部のいずれかが起動するようになっている。
ファイル取得部32は、フレーム遷移管理部33の指示により、送受信部22を介して、フレームごとに、対応するウェブサイトの内容を収納したファイルをウェブサーバより取得する。
遷移フレーム判定部34は、ウェブサイトの閲覧中に、表示されている複数のフレームのうち選択された一つのフレームから他のウェブサイトへ遷移するという利用者が入力したフレーム遷移指示を検出した場合に動作する。フレーム遷移指示によって、フレーム遷移指示に関連した遷移情報が参照され、遷移情報が、選択されたフレームに対してのみ遷移を行うものなのか、選択されたフレームに従属する子フレームについても遷移を行うものなのかがまず最初に判定される。
遷移フレーム判定部34による判定の結果が否定的であった場合には、選択されたフレームは親フレームであると判断される。したがって、フレーム遷移指示によって受信されるダウンリンクには現在表示されているウェブページを全て置き換えるためのルート情報やフレーム情報が含まれていると仮定され、第一の容量制限部35が起動する。
遷移フレーム判定部34による判定の結果が肯定的であった場合には、選択されたフレームは子フレームであると判断される。したがって、フレーム遷移指示によって受信されるダウンリンクには当該フレーム遷移指示のあった子フレームのみのフレーム情報が含まれていると仮定され、ブラウザは受信した子フレームのフレーム情報についてのみ容量制限を行うので、第二の容量制限部36が起動する。
<動作>
利用者が、操作部12等を用いて、ウェブサイトへのアクセス要求を入力した場合に、フレーム遷移管理部33の処理は開始する。
利用者が、操作部12等を用いて、ウェブサイトへのアクセス要求を入力した場合に、フレーム遷移管理部33の処理は開始する。
ステップS11において、操作部12の入力でフレーム内に表示された遷移情報が指定された場合、フレーム遷移管理部33はフレーム遷移指示であると認識し、ステップS12において、当該フレーム遷移指示が行われたフレームの遷移情報が、当該フレームのみの遷移を指定するものであるのか(すなわち子フレームであるか)、もしくは当該フレームのみならず、他のフレームの遷移をも指定するものなのか(すなわち親フレームであるか)を判定する。
当該判定の結果が否定的であった場合(ステップS12:N)には、取得しようとしているフレームは、当該フレームのみならず、他のフレームの遷移をも指定する親フレームなので、第一の容量制限部35がフレーム遷移管理部33によって起動され(ステップS13)、ステップS14に進む。ステップS14では、まず、ルート情報に加え、遷移指示のあった親フレームと、親フレームに指定された子フレームが順次受信される。
第一の容量制限部35は、ルート情報と各フレーム情報の容量の総和に対してサイズ制限をかけることとなる。ステップS14では、このサイズ制限に対するマッチングがループ的に判定される。なお、サイズ制限に達するまで受信したフレーム情報はフレーム遷移管理部によって自動的に表示部13に表示される。
一方、上述した受信情報の総和がブラウザによって制限されたサイズを越えることなくダウンリンクが終了すると、本発明の処理は終了する。
受信中に受信情報の総和がサイズ制限値に達すると、それ以上の受信は中止され、セッションが中断される。そして、ステップS16において、表示不可の旨が表示部13に表示される。
ステップS12における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS12:Y)には、取得しようとしているフレームは、遷移指示のあったフレーム内だけで遷移を行う子フレームであると判断されるので、フレーム遷移管理部によって、第二の容量制限部36が起動され(ステップS17)、ステップS18に進む。
ステップS18では、フレーム遷移指示によって受信されるダウンリンクには当該フレーム遷移指示のあった子フレームのみのフレーム情報が含まれていると仮定され、ブラウザは受信した子フレームのフレーム情報についてのみ容量制限が行われ、このサイズ制限に対するマッチングが判定される。
当該子フレームのフレーム情報の容量がサイズ制限されたサイズ以上でない限り、子フレームの受信は正常に終了し(ステップS19)、受信したフレーム情報はフレーム遷移管理部によって表示部13に表示される。
子フレームの受信容量が制限されたサイズを越える場合はエラー処理がなされ、遷移された子フレームの表示は行われないまま処理が終了する。そして、ステップS20において、表示不可の旨が表示部13に表示される。
以上説明したように、本実施形態の携帯電話装置10においては、複数のフレームに分割されたウインドウが表示された状態でウェブサイトを閲覧している場合に、その複数のフレームのうち一つのフレームを選択し、更に当該フレーム内に貼られているリンクを押下するなどして、他のウェブサイトへ遷移する指示を検出した場合に、当該選択されたフレームが親フレームであるか子フレーム出あるかによって、携帯電話のメモリリソースやトラフィックを圧迫しない適切な受信管理を行いつつ最大限の容量のフレーム表示を行うことができる。
<実施形態の変形>
本実施形態においては、第一の容量制限部35は、受信した情報をルート情報内の記述に従って順次受信しているが、ルート情報内にフレームの表示の優先度を規定する表示優先情報を含むように構成し、第一の容量制限部35はこの表示優先情報に従って特定のフレームを優先的に受信するよう形成してもよい。この場合は、受信するフレームの中で、親フレームに相当するフレームを優先的に受信してウェブサイトの見た目の劣化を防止するなどの効果がある。
本実施形態においては、第一の容量制限部35は、受信した情報をルート情報内の記述に従って順次受信しているが、ルート情報内にフレームの表示の優先度を規定する表示優先情報を含むように構成し、第一の容量制限部35はこの表示優先情報に従って特定のフレームを優先的に受信するよう形成してもよい。この場合は、受信するフレームの中で、親フレームに相当するフレームを優先的に受信してウェブサイトの見た目の劣化を防止するなどの効果がある。
また、本実施形態においては、第一の容量制限部35と第二の容量制限部36でサイズ制限の値を同じとしているが。これは異なるサイズ制限の値としてもよい。
以上説明したように、本発明のフレーム遷移管理方法は、フレーム表示機能を有するウェブブラウザを備えた携帯電話等の移動通信端末装置におけるフレームの遷移に適用することができる。また、本発明の移動通信端末装置は、フレーム表示機能を有するウェブブラウザを備えた移動通信端末装置に適用することができる。
10…携帯電話装置(移動通信端末装置)、11…携帯電話本体、12…操作部、13…表示部、14…通話用スピーカ、15…マイクロフォン、16…案内用スピーカ、17…アンテナ、21…制御部、22…送受信部、23…記憶部、24…許容サイズ記憶領域、31…ウェブブラウザ、32…ファイル取得部、33…フレーム遷移管理部、34…遷移フレーム判定部、35…第一の容量制限部、36…第二の容量制限部、50…ネットワーク、51…基地局、60…第1ウェブサーバ、61…第2ウェブサーバ、100…システム。
Claims (4)
- ルート情報と、遷移情報を含んだフレーム情報を表示可能な移動通信端末装置用ウェブブラウザにおけるフレーム遷移管理方法であって、
いずれかのフレームの遷移情報に対してフレーム遷移指示が出された場合に、前記フレーム遷移指示が、前記遷移情報を含んだフレームのみの遷移指示であるかどうかを判定する遷移フレーム判定工程と;
前記遷移フレーム判定工程における判定の結果が否定的であった場合に、ルート情報と、表示対象となる全てのフレーム情報の総和に対して制限をかける第一の容量制限工程と;
前記遷移フレーム判定工程における判定の結果が肯定的であった場合に、前記フレーム遷移指示によって遷移される遷移後フレーム情報のダウンリンクの受信容量に対して容量制限をかける第二の容量制限工程と;
を備えることを特徴とするフレーム遷移管理方法。 - 前記ルート情報は、フレームの表示の優先度を規定する表示優先情報を含み、
前記第一の容量制限工程では、前記表示優先度情報に従ってフレーム情報が受信される、
ことを特徴とする請求項1に記載のフレーム遷移管理方法。 - ルート情報と、遷移情報を含んだフレーム情報を表示可能な移動通信端末装置であって、
いずれかのフレームの遷移情報に対してフレーム遷移指示が出された場合に、前記フレーム遷移指示が、前記遷移情報を含んだフレームのみの遷移指示であるかどうかを判定する遷移フレーム判定手段と;
前記遷移フレーム判定手段による判定の結果が否定的であった場合に、ルート情報と、表示対象となる全てのフレーム情報の総和に対して制限をかける第一の容量制限手段と;
前記遷移フレーム判定工程による判定の結果が肯定的であった場合に、前記フレーム遷移指示によって遷移される遷移後フレーム情報のダウンリンクの受信容量に対して容量制限をかける第二の容量制限手段と;
を備えることを特徴とする移動通信端末装置。 - 前記ルート情報は、フレームの表示の優先度を規定する表示優先情報を含み、
前記第一の容量制限手段は、前記表示優先度情報に従ってフレーム情報を受信する、
ことを特徴とする請求項3に記載の移動通信端末装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006264803A JP2008085795A (ja) | 2006-09-28 | 2006-09-28 | フレーム遷移管理方法及び移動通信端末装置 |
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