JP2008085747A - 携帯端末保護装置及び携帯端末保護システム - Google Patents

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Abstract

【課題】安定した状態で携帯端末の十分な保護を図ることができる装置等を得る。
【解決手段】ネットワーク上に存在する無線基地局300を介した無線による信号通信を行うための通信手段203と、通信手段203を介して、保護対象の携帯端末を保護するための処理を行う処理制御手段201とを備え、処理制御手段201は、通信手段203を用いて、携帯端末100との間で通信ネットワークを介した信号通信を確立するための処理を行うペアリング確立処理部201Aと、携帯端末100からの信号に含まれるデータに基づいて携帯端末100との距離を判断し、距離に基づいて携帯端末100が異常事態にあるものと判断する又は操作入力手段208を介して指示が入力されると、携帯端末100への指示を含む信号を通信手段203に送信させる監視処理部201Bとを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば盗難、置き忘れに対する携帯端末装置の保護を図るシステムに関するものである。
例えば携帯電話等の携帯端末装置(特に無線を利用するもの。以下、携帯端末という)には、様々なデータが記憶されており、盗難、置き忘れ等による被害は、それだけにとどまらない可能性も高い。そこで、携帯端末の所持者は、携帯端末とペア(対、組)になった携帯端末保護装置(以下、保護装置という)を有するようにしておく。そして、保護装置は、携帯端末とその所持者(保護装置)とが一定距離だけ離れたものと判断すると、警報等を発することで保護を図る方法が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2003−87368号公報
ここで、上述の方法では、保護装置は、携帯端末と無線によって直接通信を行い、互いの位置(距離)関係を判断しているが、例えば、保護装置から発せられる無線信号の出力は大きくないため、携帯端末と所持者(保護装置)との間に障害物がある等、不安定な通信環境下では通信の信頼性が低くなる。そのため、誤動作が多くなる可能性がある。また、上述の保護装置は、警報等により注意を促すことができるが、このとき、携帯端末とは無線通信ができない状態であるため、携帯端末に対して指示等を行うことができない。
そこで、安定した状態で携帯端末の十分な保護を図ることができる装置等の実現が望まれていた。
本発明に係る携帯端末保護装置は、通信ネットワーク上に存在する無線基地局を介した無線による信号通信を行うための通信手段と、通信手段を介して、保護対象の無線携帯端末を保護するための処理を行う処理制御手段とを備え、処理制御手段は、通信手段を用いて、無線携帯端末との間で通信ネットワークを介した信号通信を確立するための処理を行うペアリング確立処理部と、無線携帯端末からの信号に含まれるデータに基づいて無線携帯端末との距離を判断し、距離に基づいて無線携帯端末が異常事態にあるものと判断する又は操作入力手段を介して指示が入力されると、無線携帯端末への指示を含む信号を通信手段に送信させる監視処理部とを有する。
本発明に係る携帯端末保護システムは、無線携帯端末と、無線携帯端末と対になる携帯端末保護装置とが、ネットワーク上に存在する無線基地局を介した無線による信号通信を行い、携帯端末保護装置が無線携帯端末から送信される信号に基づいて無線携帯端末の異常事態にあるかどうかを判断し、その判断に基づく処理を行って無線携帯端末の保護をはかる携帯端末保護システムであって、無線携帯端末と携帯端末保護装置とが通信を行う前段階において、通信ネットワークを介して送信される通信確立要求の信号に基づいて、無線携帯端末と携帯端末保護装置との間で、ネットワークを介した信号通信を確立するための処理を行うペアリング確立処理装置を備える。
本発明に係る携帯端末保護装置は、ネットワークを介して、無線携帯端末と通信を行い、無線携帯端末から送信される信号に基づいて無線携帯端末の異常事態にあるかどうかを判断し、その判断に基づく処理を行って無線携帯端末の保護をはかる処理装置を備える携帯端末保護システムにあって、処理装置は、無線携帯端末との間でネットワークを介した信号通信を確立するための処理を行うペアリング確立処理手段と、無線携帯端末からの信号に含まれるデータに基づいて無線携帯端末の監視処理を行い、ネットワークを介して送信された問い合わせの信号に基づく監視処理に基づいた無線携帯端末の状況を示すデータを含む信号を送信する処理を行う監視処理手段とを有する。
以上のように本発明によれば、ネットワーク接続された無線基地局を介して無線携帯端末と携帯端末保護装置との通信を行い、携帯端末保護装置が無線携帯端末の保護をはかるようにしたので、信号の送受信に対する信頼性の高い無線基地局による通信を行うことにより、誤報等を起こすことなく、安定した無線携帯端末の保護を図ることができる。また、例えば、盗難、置き忘れ等の場合に、無線携帯端末と携帯端末保護装置との距離が離れたとしても、保護装置200側から携帯端末100側に信号を送信することができるので、データへのアクセス禁止等の指示を与えることができる。さらに、無線携帯端末が盗難にあった場合等でも、無線携帯端末が無線基地局に信号を送信し続けられる限り、無線携帯端末の追跡を行うことができる。
また、本発明によれば、ペアリング確立処理装置により、無線携帯端末と携帯端末保護装置との通信確立の処理を行うようにしたので、処理能力の低い無線携帯端末と携帯端末保護装置の負荷を軽減することができる。
さらに、本発明によれば、システム内の処理装置が監視処理を行うようにしたので、例えば、対となる保護装置の所持を忘れた場合、電源がなくなった場合、故障した場合等であっても、例えば所持者は別の端末装置を介して処理装置に対して問い合わせを行い、携帯端末の状況を確認等することができる。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係る携帯端末の保護装置を中心とするシステム構成を表す図である。図1において、携帯端末100は保護を受ける側の装置である。特に限定するものではないが、例えば携帯電話、PDA等が携帯端末100となる。そして、携帯端末100は、無線基地局300との間で無線による通信を行えるものとする。本実施の形態においては、無線基地局300を介して、ペア(対、組)となる保護装置200による保護を受けるために、その保護装置200との間で通信を行う(以下、特に断りがない場合、保護装置200との通信は無線基地局300を介して行うものとする)。そのため、後述する識別情報のデータを含む信号の送受信を行い、保護装置200とのペアリングを確立するための処理を行う。また、携帯端末100(自分自身)の位置に関するデータを含む信号を保護装置200に送信する。そして、保護装置200から送信される信号に基づいて端末保護処理を行う。ここで、本実施の形態においては、携帯端末100とペアとなる保護装置200とは1対1の関係にあるものとする。また、無線基地局300との間で無線による通信を行えるのであれば、無線の種類(周波数、出力の大きさ等)を限定するものではない。
携帯端末100は、処理制御手段101、アンテナ102、通信手段103、通信信号処理手段104、記憶手段105、位置検出手段106、発音手段107、操作入力手段108、表示手段109及び音入力手段110で少なくとも構成される。処理制御手段101は、例えば、CPU(Central Processing Unit )を中心とする各種プロセッサ(処理手段)、コントローラ(制御手段)等の回路で構成される。処理制御手段101は、各手段からの信号に含まれるデータを処理し、携帯端末100に設けられている他の各手段の動作等を制御する。本実施の形態では、上述したペアリングを確立する処理を行うペアリング確立処理部101A、保護装置200に送信する信号に含むデータを生成するための処理を行うデータ生成処理部101B、保護装置200からの信号に基づくデータによる端末保護処理を行う端末保護処理部101Cからなるものとする。
通信手段103は、例えばRF(Radio Frequency)、AFE(Analog Front End )等の電子回路で構成され、アンテナ102と接続されている。通信手段103は、アンテナ102を介して無線基地局300との間の無線信号送受信を行う。また、通信処理手段104が処理を行うことができる形式の信号に無線信号を変換する処理を行う。通信処理手段104は、例えばBBP(BaseBand Processor)等の電子回路で構成され、通信に関する処理(例えば復変調処理、多重処理等)を行う。場合によっては処理制御手段101と一体構成されている場合もある。
また、記憶手段105は、処理制御手段101が信号に含まれるデータを処理する手順が示されたプログラムを記憶する。また、例えば、電話番号、メールアドレス、音(音声、音楽等)、画像等、携帯端末が備えた機能を使用者(所持者)が利用するための各種データ等を一時的又は長期的に記憶する。特に本実施の形態においては、携帯端末100(自分自身)に定められた識別情報のデータとペア(対)となる保護装置200の識別情報のデータとを記憶する。ここで、識別情報については、特に限定するものではないが、IPアドレス、MACアドレス、また、例えば携帯電話を携帯端末100とした場合には、電話番号(保護装置200にも割り当る)、UID等を識別情報とすることができる。つまり、任意の携帯端末100と対となる任意の保護装置200とを、対象とするネットワーク(複数のネットワークにまたがった通信を行うような場合はそれらのネットワーク)において常に一意に特定することができ、通信ができるものである。ここでは、識別情報の記憶先を記憶手段105にするが、特に限定するものではない。
位置検出手段106は、例えばGPS(Global Positioning System )等を用いて携帯端末100の位置を検出し、そのデータを含む信号を処理制御手段101に送信する。発音手段107は、スピーカ(図示せず)等を有し、音声信号を音に変換して発音する。また、操作入力手段108は、所持者が入力した指示、データ等に基づく入力信号を処理制御手段101に送信する。さらに表示手段109は、例えば液晶パネル等(図示せず)からなり、表示信号に基づいて文字、記号、画像等を表示させる。また、例えば携帯電話のような通話をおこなう携帯端末の場合には音入力手段110を有している。音入力手段110は、マイク(図示せず)等を有し、音を音声信号に変換する。
一方、保護装置200は、ペアとなる携帯端末100の監視を行い、保護をするための装置である。基本的には、所持者が携帯所持できる程度の大きさの端末装置である。保護装置200も無線基地局300との間で無線による通信を行えるものとする。本実施の形態においては、ペアとなる携帯端末100とのペアリングを確立ための処理を行う。また、携帯端末100からの信号に基づいて、例えば、携帯端末100の位置を判断し、その判断に基づく監視処理を行う。
本実施の形態の保護装置200は、処理制御手段201、アンテナ202、通信手段203、通信処理手段204、記憶手段205、位置検出手段206、発音手段207、操作入力手段208及び表示手段209で構成される。処理制御手段201は、基本的には処理制御手段101と同様に、各手段からの信号に含まれるデータを処理し、保護装置200に設けられている他の各手段の動作等を制御する。本実施の形態では、上述したペアリングを確立するための処理を行うペアリング確立処理部201A、ペアリングを確立した後の監視処理部201Bを有している。監視処理部201Bは、携帯端末100からの信号に基づいて、携帯端末100の位置を判断する。そして、携帯端末100と保護装置200(自分自身)とが所定の距離以上離れているかどうかを判断処理し、発音手段207に警報等を行わせる。また、通信手段203、通信処理手段204により、携帯端末100への指示のデータを含む信号を送信させる。ここでは位置検出手段106、206が検出した位置のデータに基づいて距離の判断を行っているが、例えば、無線通信時の無線基地局300からの電波の強さ、位相等の違いに基づいて、距離を判断するようにしてもよい。
また、発音手段207についても、基本的には携帯端末100の発音手段107と同様であるが、本実施の形態では、特に処理制御手段201からの信号に基づいて音を鳴動させ、盗難、置き忘れ等に対する警報等を行う教示手段となる。ここでは発音手段207の発音による教示を行うようにしているが、例えば、発光手段等による発光教示を行うようにしてもよい。
他のアンテナ202、通信手段203、通信処理手段204、記憶手段205、位置検出手段206、入力手段208及び表示手段209は、それぞれ、携帯端末100のアンテナ102、通信手段103、通信処理手段104、記憶手段105、位置検出手段106、操作入力手段108、表示手段109と基本的には同じ動作(処理)を行うため、説明を省略する。
無線基地局300A、300B及び300Cは通信する信号の中継を行うための手段である(以下、特に区別する必要がない場合には無線基地局300とする)。本実施の形態においては、携帯端末100と保護装置200との間のデータを含む信号の通信を中継する。また、各無線基地局300の間は、それぞれ有線又は無線接続による通信を行うことができる。これにより、複数の無線基地局300によるネットワークを構成している(無線基地局300間に制御装置(図示せず)を設け、無線基地局300間の通信を制御する場合もある)。そのため、携帯端末100と保護装置200とは、複数の無線基地局300介した通信を行うことができる。
本実施の形態は、保護装置200が、携帯端末100との通信に基づいて携帯端末100との位置関係等を判断し、置き忘れ、盗難等(異常事態)に対する保護を図るものである。このとき、携帯端末100と保護装置200とが、直接的ではなく、無線基地局300を介した間接的な通信を行う。ここで、複数の携帯端末100及び保護装置200が、無線基地局300を介した通信を行うことができるように、それぞれ識別情報を有し、識別情報に基づいて携帯端末100及び保護装置200のペアリング(1対1の通信)を確立させる。また、複数の無線基地局300がそれぞれ接続されてネットワークを構成することで、携帯端末100と保護装置200との距離が離れても通信を行うことができる。そのため、例えば、携帯端末100の記憶手段105に記憶されたデータの漏洩を防ぐための保護処理の指示の信号を、保護装置200側から携帯端末100側に送信することができる。
次に本実施の形態における携帯端末100の保護について説明する。まず、ある端末装置(携帯端末100、保護装置200のどちらでもよいが、ここでは保護装置200とする)とその端末装置とペアとなる端末装置(ここでは携帯端末100とする)との間でペアリングを確立するまでの処理の例について説明する。
例えばある保護装置200に対して電源投入がなされると、その保護装置200の処理制御手段201におけるペアリング確立処理部201Aは、記憶手段205に記憶された識別情報のデータに基づいて、ペアとなる携帯端末100がネットワークに通信接続されているかどうか(ネットワーク内に存在するかどうか)を確認するための信号を通信手段203から送信させる。ここで、ペアとなる携帯端末100の探し方については、特に限定するものではない。例えば、無線基地局300を介して通信を行っている端末装置に関するデータ(例えば、識別番号等のデータ等の基本的なデータ、無線通信を行っている無線基地局300のデータ等)を記憶するサーバ、ノードとなるコンピュータ等のレジスタ装置(図示せず)がネットワーク内に存在する場合、無線基地局300を介してレジスタ装置に信号を送信し、問い合わせを行う。ここで、端末装置に関するデータとは、本実施の形態では特に端末装置と通信を行うために必要となるデータ(例えば、通信接続している無線基地局300のデータ、ネットワークにおけるアドレス(識別情報でもよい)のデータ等である。問い合わせに対して装置から送信される信号に基づいて、処理制御手段201は、ペアとなる携帯端末100がネットワーク内に存在するかどうかを判断する。また、保護装置200もネットワークに通信接続したので、保護装置200自身のデータも、レジスタ装置に記憶される。ここでは、装置に問い合わせを行っているが、識別情報に基づいて、直接携帯端末100に信号を送信し、応答の有無により存在の有無を判断できる場合には、レジスタ装置がネットワーク内になくてもよい。
ペアとなる携帯端末100が通信接続されているものと判断すると、処理制御手段201は、さらに、ペアリング確立を要求する信号(以下、要求信号という)を、ペアとなる携帯端末100を送信先として通信手段203から送信させる。一方、ペアとなる携帯端末100が通信接続されていなければ、携帯端末100からの要求信号の待ち状態となる。また、定期的に携帯端末100がネットワークに通信接続されているかどうかを確認するようにしてもよい。
要求信号を受信した携帯端末100においては、その携帯端末の処理制御手段101は、記憶手段105に記憶された識別情報のデータに基づいて、ペアリング確立の相手となる保護装置200であるかどうかを判断し、ペアとなる保護装置200であると判断すると、要求信号に対する応答信号を通信手段103から送信させる。そして、例えば、後述するように、位置に関するデータを含む信号を保護装置200側に送信する。一方、応答信号を受信した保護装置200においては、ペアとなった携帯端末100の監視処理が行われる。ここでは、識別情報のデータに基づいてペアとなる保護装置200であると判断して応答信号を送信したが、さらにID等のデータを含む信号の送信を要求し、そのデータに基づく認証を行ってから、ペアリングを確立するようにしてもよい。
ペアリングが確立すると、携帯端末100では、処理制御手段101のデータ生成処理部101Bが、例えば一定の時間間隔で、位置検出手段106が検出した携帯端末100の位置のデータ生成し、そのデータを含む信号を通信手段203から送信させるようにする。ただし、これに限定するものではなく、例えば、保護装置200側からの要求に応じて携帯端末100の位置のデータを含む信号を送信するようにしてもよい。
一方、携帯端末100から位置のデータを含む信号を受信すると、保護装置200の処理制御手段201における監視処理部201Bは、位置検出手段206からの保護装置200の位置のデータと比較し、携帯端末100と保護装置200との距離を判断する。ここで、例えば、携帯端末100と保護装置200との距離が一定以上あるものと判断すると、処理制御手段201の監視処理部201Bは発音手段207に警報音を鳴動させるようにする。
また、例えば、一定距離以上が離れたと判断し、その状態が一定時間以上続いたものと判断したとき又は所持者が操作入力手段208を介して指示が入力されたときには、処理制御手段201の監視処理部201Bは、端末保護処理を指示するための信号を通信手段203から送信させる。信号を受信した携帯端末100においては、処理制御手段101の端末保護処理部101Cが、例えば操作入力手段からの指示を受け付けないようにし、記憶手段105に記憶されたデータへのアクセスを禁止する又は例えば重要な一部のデータを消去する等、携帯端末100(特に記憶手段105に記憶されたデータ)の保護を図るための端末保護処理を行うようにする。
また、例えば、操作入力手段208を介して、携帯端末100の位置表示の指示が入力されると、処理制御手段201は、携帯端末100から送信される信号に含まれる位置のデータに基づいて、表示手段209に表示信号を送信し、携帯端末100の位置を表示させるようにする。例えば、携帯端末100からの信号送信がなかった場合には、最後に送信された信号に含まれる位置のデータに基づく表示を行うようにしてもよい。
以上のように実施の形態1のシステムによれば、ネットワーク接続された無線基地局300を介して携帯端末100と保護装置200との通信を行い、保護装置200が携帯端末100の保護をはかるようにしたので、信号の送受信に対する信頼性の高い無線基地局300による通信を行うことにより、誤報等を起こすことなく、安定した携帯端末100の保護を図ることができる。また、例えば、盗難、置き忘れ等の場合に、携帯端末100と保護装置200との距離が離れたとしても、保護装置200側から携帯端末100側に信号を送信し、例えば、携帯端末100の記憶手段105に記憶されているデータへのアクセス禁止、消去等指示を与えることができる。さらに、携帯端末100が盗難にあった場合等でも、携帯端末100側から位置のデータを含む信号を、無線基地局300を介して受信することができるので、携帯端末100が無線基地局300に信号を送信し続けられる限り、携帯端末100の位置を表示手段209に表示させることができる。
実施の形態2.
図2は本発明の実施の形態2に係る携帯端末の保護を図るシステム構成を表す図である。図2において、図1と同じ番号を付しているものは、実施の形態1で説明したことと同様の処理動作を行うため、説明を省略する。ペアリングサーバ400は、携帯端末100A、保護装置200Aからそれぞれ送信される要求信号に基づいて、識別情報のデータ等により、ペアリングを確立するための処理を行うペアリング確立処理制御手段401を備えた処理装置である。ペアリングサーバ400は、ペアとなる携帯端末100A、保護装置200Aの識別情報のデータ等を記憶したペアリング記憶手段402を有しており、ペアリング確立処理手段401は、ペアリング記憶手段402に記憶されたデータを参照しながら処理を行う。ここで、実施の形態1で説明したレジスタ装置をペアリングサーバ400としてもよい。
また、携帯端末100Aは、処理制御手段101において、ペアリング確立処理部101Aを有しておらず、処理制御手段101は、ペアリングを確立する処理に関して、ペアリングサーバ400に信号を送信するための処理を行う点において、実施の形態1で説明した処理制御手段101とは異なる。また、同様に、保護装置200Aについても、処理制御手段201において、ペアリング確立処理部201Aを有しておらず、ペアリングサーバ400に信号を送信するための処理を行う点において、実施の形態1で説明した処理制御手段201とは異なる。
本実施の形態では、ネットワーク内にペアリングサーバ400を設けることにより、実施の形態1において、携帯端末100、保護装置200が行ったペアリングを確立するための処理をペアリングサーバ400が行うようにしたものである。例えば、携帯端末100、保護装置200等のような端末装置における処理制御手段は、一般的にはリソースが小さく、処理能力に乏しいため大きな負荷がかかる場合がある。例えばペアリングを確立する際に、高度な認証(例えば、ダイジェスト認証、身体的特徴を用いた認証等)を行い難い等の不都合もある。携帯端末100A、保護装置200Aが要求信号を送信した後のペアリングを確立するための処理、ペアリングが確立した後の携帯端末100Aのデータ生成処理、保護装置200Aの監視処理等については、基本的には実施の形態1で説明したことと同様であるので説明を省略する。
以上のように、実施の形態2によれば、ネットワークに設けられ、携帯端末100、保護装置200のような端末装置とは処理能力が異なるペアリングサーバ400においてペアリングを確立するための処理を行うようにしたので、携帯端末100A、保護装置200Aのような端末装置は、要求信号を送信するだけで処理を行わなくてもすみ、負荷を軽減することができる。ペアリングサーバ400は処理能力が高いため、ペアリングを確立する際、高度な認証による処理を行うことができるので、なりすましの防止等、携帯端末100A、保護装置200Aのためのセキュリティ強度を高めることもできる。また、例えば、複数の携帯端末100Aとの間のペアリングの確立を1つの保護装置200Aに対して行う処理をする等、様々な処理形態を実現することができる。
実施の形態3.
図3は本発明の実施の形態3に係る携帯端末の保護を図るシステム構成を表す図である。図3において、図1、2と同じ番号を付しているものは、実施の形態1で説明したことと同様の処理動作を行うため、説明を省略する。
本実施の形態のペアリングサーバ400Aは、仮想保護装置410を有している点で実施の形態2におけるペアリングサーバ400とは異なる。仮想保護装置410は、上述した保護装置200の監視処理を機能として実行処理する装置である。例えば、仮想保護装置410における監視処理機能は、例えばソフトウェアによるプログラムをCPU(Central Processing Unit )を中心とする処理制御手段が実行することで実現する。ここでは、手段として記載し、監視処理制御手段411及び監視処理記憶手段412で構成されるものとする。監視処理制御手段411は、例えば上述の実施の形態1において保護装置200により行われていた監視処理をこれらに代わって行う手段である。また、監視処理記憶手段412は監視処理を行う際に必要となるデータを記憶する。ここでは別手段として構成するが、ハードウェアとしては、ペアリング確立処理制御手段401、ペアリング記憶手段402と同じ装置で構成してもよい。特に複数に限定するものではないが、ネットワークにおいては、複数の携帯端末100Aの監視処理を行う必要があるため、ペアリングサーバ400Aは、保護を受けようとする携帯端末100Aの要求信号に応じて、複数の仮想保護装置410を有することができるものとする。
また、端末装置500は、本実施の形態では、処理制御手段501、通信手段502、発音手段503、操作入力手段504及び表示手段505で構成される。端末装置500は、ペアリングサーバ400Aに対し、識別情報のデータを含む問い合わせの信号を送信し、対応する仮想保護装置410から送信された状況を示す信号に基づいて、例えば発音手段503による携帯端末100Aの異常事態の教示、表示手段505による携帯端末100Aの位置の表示、操作入力手段504による仮想保護装置410を介して、携帯端末100Aへの端末保護処理を指示するための信号送信等を行う。このような処理ができる端末であれば、端末の種類は問わない。例えば、展示されているコンピュータを端末装置500とすることができる。また、定期券に識別情報のデータが記憶されている場合に、改札機が定期券から識別情報のデータを読み取り、問い合わせの信号を送信し、仮想保護装置410から送信された信号に基づいて、異常事態の教示を行うこともできる。ここでは、特に示していないが、端末装置500に位置検出手段を有するか、位置情報のデータを記憶させるようにしておき、問い合わせの際に位置に関するデータを含めて送信するようにしてもよい。
ペアリングサーバ400Aにおいては、例えば、仮想保護装置410からは内部的に要求信号が送信されているものとする。そのため、携帯端末100Aからの要求信号が送信されると、ペアリングサーバ400Aのペアリング確立処理制御手段401は、ペアとなる仮想保護装置410とのペアリングを確立するための処理を行う。ここで、ペアリングサーバ400Aにおいて、要求信号を送信した携帯端末100Aの識別情報に基づいて、ペアとなる保護装置200の識別情報を割り当てて、仮想保護装置410を仮想的に生成させる処理を行ってペアリングを確立するようにしてもよい。
ペアリングが確立すると、仮想保護装置410の監視処理制御手段411は、監視処理を行い、携帯端末100Aからの信号に基づいて、携帯端末100Aの異常事態であるかどうかを判断する。ここで、例えば、端末装置500から問い合わせの信号が送信されると、携帯端末100Aの状況を示す信号を端末装置500に送信する。その信号を受信した端末装置500の処理制御手段501は、信号に含まれるデータに基づいて状況を判断し、処理を行う。
また、例えばあらかじめ設定等がなされていれば、仮想保護装置410において、監視処理制御手段411が携帯端末100Aが異常事態にあることを判断したときに、端末保護処理を指示するための信号を仮想保護装置410から携帯端末100Aに送信して、端末保護処理を行わせることもできる。
以上のように、実施の形態3のシステムにおいては、ペアリングサーバ400Aの仮想保護装置410が、保護装置200に代わって監視処理を行うようにしたので、例えば、保護装置200の所持を忘れた(所持していない)場合、保護装置200の電源がなくなった場合、故障した場合等においても、端末装置500から携帯端末の状況を確認等することができる。
実施の形態4.
上述の実施の形態では特に示さなかったが、携帯端末100、保護装置200の無線通信に係る手段をパッシブRFID(Radio Frequency Identification)で構成し、例えば、無線基地局300から電力供給を行っって信号を送信できるようにすれば、電源切れの心配がなく、保護を行うことができる。
本発明の実施の形態1に係る携帯端末保護システムの構成を表す図である。 本発明の実施の形態2に係る携帯端末保護システムの構成を表す図である。 本発明の実施の形態3に係る携帯端末保護システムの構成を表す図である。
符号の説明
100、100A 携帯端末
200、200A 保護装置
500 端末装置
101、201、501 処理制御手段
101A、201A ペアリング確立処理部
101B データ生成処理部
101C 端末保護処理部
201B 監視処理部
102、202 アンテナ
103、203、502 通信手段
104、204 通信信号処理手段
105、205 記憶手段
106、206 位置検出手段
107、207、503 発音手段
108、208、504 操作入力手段
109、209、505 表示手段
110 音入力手段
300、300A、300B、300C 無線基地局
400、400A ペアリングサーバ
401 ペアリング確立処理制御手段
402 ペアリング記憶手段
410 仮想保護装置
411 監視処理制御手段
412 監視処理記憶手段

Claims (4)

  1. 通信ネットワーク上に存在する無線基地局を介した無線による信号通信を行うための通信手段と、
    該通信手段を介して、保護対象の無線携帯端末を保護するための処理を行う処理制御手段とを備え、
    該処理制御手段は、
    前記通信手段を用いて、前記無線携帯端末との間で通信ネットワークを介した信号通信を確立するための処理を行うペアリング確立処理部と、
    前記無線携帯端末からの信号に含まれるデータに基づいて前記無線携帯端末との距離を判断し、該距離に基づいて前記無線携帯端末が異常事態にあるものと判断する又は操作入力手段を介して指示が入力されると、前記無線携帯端末への指示を含む信号を前記通信手段に送信させる監視処理部と
    を有することを特徴とする携帯端末保護装置。
  2. 監視処理手段は、前記無線携帯端末が異常事態にあるものと判断すると、教示手段による教示を行わせることを特徴とする請求項1記載の携帯端末保護装置。
  3. 無線携帯端末と、該無線携帯端末と対になる携帯端末保護装置とが、ネットワーク上に存在する無線基地局を介した無線による信号通信を行い、前記携帯端末保護装置が無線携帯端末から送信される信号に基づいて前記無線携帯端末の異常事態にあるかどうかを判断し、その判断に基づく処理を行って前記無線携帯端末の保護をはかる携帯端末保護システムであって、前記無線携帯端末と前記携帯端末保護装置とが通信を行う前段階において、
    前記通信ネットワークを介して送信される通信確立要求の信号に基づいて、前記無線携帯端末と前記携帯端末保護装置との間で、ネットワークを介した信号通信を確立するための処理を行う処理装置を備えることを特徴とする携帯端末保護システム。
  4. ネットワークを介して、無線携帯端末と通信を行い、無線携帯端末から送信される信号に基づいて前記無線携帯端末の異常事態にあるかどうかを判断し、その判断に基づく処理を行って前記無線携帯端末の保護をはかる処理装置を備える携帯端末保護システムであって、
    前記処理装置は、
    前記無線携帯端末との間でネットワークを介した信号通信を確立するための処理を行うペアリング確立処理手段と、
    前記無線携帯端末からの信号に含まれるデータに基づいて前記無線携帯端末の監視処理を行い、前記ネットワークを介して送信された問い合わせの信号に基づく前記監視処理に基づいた前記無線携帯端末の状況を示すデータを含む信号を送信する処理を行う監視処理手段と
    を有することを特徴とする携帯端末保護装置。
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