JP6379271B1 - 見守りシステム、見守り方法、見守り端末、サーバ、およびプログラム - Google Patents

見守りシステム、見守り方法、見守り端末、サーバ、およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6379271B1
JP6379271B1 JP2017232786A JP2017232786A JP6379271B1 JP 6379271 B1 JP6379271 B1 JP 6379271B1 JP 2017232786 A JP2017232786 A JP 2017232786A JP 2017232786 A JP2017232786 A JP 2017232786A JP 6379271 B1 JP6379271 B1 JP 6379271B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
area
terminal
mobile terminal
server
tap operation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2017232786A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019101812A (ja
Inventor
林広 高橋
林広 高橋
修 塩澤
修 塩澤
雄一郎 磯口
雄一郎 磯口
Original Assignee
ソフィア総合研究所株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ソフィア総合研究所株式会社 filed Critical ソフィア総合研究所株式会社
Priority to JP2017232786A priority Critical patent/JP6379271B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6379271B1 publication Critical patent/JP6379271B1/ja
Publication of JP2019101812A publication Critical patent/JP2019101812A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Emergency Alarm Devices (AREA)
  • Alarm Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

【課題】移動端末を携行する見守り対象者の位置を、見守り端末の画面に表示された地図上で監視領域を定義するエリアの配置や形状を簡単かつ適切に設定することができる仕組みを提供する。【解決手段】移動端末500と、移動端末500から現在の端末位置を継続的に受信するサーバ100と、サーバ100と通信可能な見守り端末300と、を備える。見守り端末300は、地図上に略円形の領域を複数重ね合わせてエリアを定義し、定義したエリアをサーバ100側に設定するように構成されたエリア設定部361と、移動端末500の現在の端末位置がエリア内にあるか否かを判定する判定部140と、判定部140の判定結果に基づいて、移動端末500の現在の位置がエリアから逸脱した旨の通知を見守り端末300に送信する通知部150と、を含む。【選択図】図3

Description

本開示は、子供の行方不明や連れ去りを未然に防止したり、徘徊中の老人を発見したりするために、保護者(見守り者)が子供や老人(見守り対象者)の現在位置を端末画面上で監視する技術に関する。
見守り対象者に無線信号の送受信が可能な無線機を携行させ、該無線機の現在位置をGPSや固定無線局などを利用して把握することで、見守り者が端末の画面上で見守り対象者の位置をモニタリングするシステムが一般化してきている。また、見守り対象者が、普段の生活圏や通学路を含むエリアを監視領域から大きく外れ、他の異なる地域に移動した際に、無線機の位置と監視領域との関係からその事象を検出し、見守り者への注意喚起を行う機能も実用化されてきている。その場合、見守り対象者の普段の生活圏や通学路を含むエリアを監視領域とし、見守り者が利用する端末の画面に表示された地図上で監視領域の配置や形状を簡単かつ適切に設定することができる仕組みが重要となる。
特許文献1のシステムでは、街中の広域網により相互接続された近距離無線通信機器(公衆無線LAN基地局やスマートメーター等)のうちの幾つかを見守り者が見守りポイントとして予め選定し、選定した近距離無線通信機器を見守りポイントとして設定しておく。そして、見守り対象者が携行する移動無線端末が、見守りポイントとして設定された近距離無線通信機器と通信したことに応じて、当該見守りポイントの位置に見守り対象者が所在する旨の通知を見守り者が指定した通知先端末に通知する。
特許文献2のシステムでは、まず、見守り対象者が携行する移動無線端末内に、地図上における監視領域に関する情報を事前に設定しておく。そしてその監視領域から移動無線端末が出たり入ったりして該監視領域の境界線をまたがる移動をした時に、移動無線端末が当該監視領域と対応付けられた所定の処理を実行する。例えば、所定の処理として、移動無線端末から見守り者の監視用端末に警報メッセージなどが送信される。
特開2014−146999号公報 特開2016−136671号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2記載のような従来のシステムでは、上記のような監視領域の設定を見守り者が利用する端末の画面上で行おうとしても、当該監視領域の設定操作が見守り者にとって簡単かつ適切に行えるものとは言い難い。例えば、監視領域の設定を画面上で行う場合、適切な形状の監視領域を適切な配置で設定するのが難しかったり、設定操作に用いるインターフェースが使いにくかったりするという問題がある。一方で、自由曲線で監視領域を設定しようとすると、システム開発が困難になるという問題もある。
以上のような問題点に鑑み、本開示に係る幾つかの実施形態は、見守り対象者の普段の生活圏や通学路を含むエリアを監視領域として設定する場合、見守り者が利用する端末の画面に表示された地図上で監視領域の配置や形状を簡単かつ適切に設定することができる仕組みを得ることを目的とする。
上記課題を解決するため、本開示の移動端末を携行する見守り対象者の位置をモニタリングする見守りシステムは、現在位置を取得する手段を有する移動端末と、移動端末から信号を受信するサーバと、サーバと通信可能に構成され見守り者がモニタリングに用いる見守り端末と、を備え、地図上に略円形の領域を複数重ね合わせてエリアを定義し、定義したエリアを設定するように構成されたエリア設定部と、移動端末の現在の位置が設定されたエリア内にあるか否かを判定する判定部と、判定部の判定結果に基づいて、移動端末の現在の位置が設定されたエリアから逸脱した旨の通知を見守り端末に送信する通知部と、を含んで構成される。
また、移動端末を携行する見守り対象者の位置を見守り者がモニタリングするために用いる見守り端末は、見守り者からの操作入力に応じて、地図上に略円形の領域を複数重ね合わせてエリアを定義する手段と、移動端末の現在の端末位置が見守り端末から設定されたエリア内に位置していないと判定された際に、移動端末の現在の位置がエリアから逸脱した旨の通知を受信する手段と、を備える。
また、見守り者の通信端末から見守り対象者をモニタリングするために、見守り対象者が携行する移動端末の現在位置を継続的に受信しながら通信端末でのモニタリングを支援するサーバは、移動端末の現在位置を継続的に受信中に、移動端末が位置すべきエリアに関する情報が通信端末から受信されると、地図上に略円形の領域を複数重ね合わせて定義されたエリアに関する情報をサーバ内に設定する手段と、移動端末の現在の端末位置が設定されたエリア内にあるか否かを判定する手段と、判定の結果に基づいて、サーバが、移動端末の現在の位置が設定されたエリアから逸脱した旨の通知を見守り端末に送信する手段と、を備える。
また、移動端末を携行する見守り対象者の位置を見守り者がモニタリングするために見守り者の見守り端末のプロセッサにより実行されるプログラムは、プロセッサに少なくとも、見守り者から見守り端末の表示画面へのタップ操作を受け付け、タップ操作に際して地図を表示中の表示画面上におけるタップ操作位置とタップ操作時間を取得するステップと、タップ操作位置とタップ操作時間に応じて、地図の上に略円形の領域を複数重ね合わせてエリアを定義するステップと、定義したエリアをサーバの側に設定するために、エリアを記述する情報をサーバに送信するように見守り端末を制御するステップと、を実行させる。
また、見守り者の通信端末から見守り対象者をモニタリングするために、見守り対象者が携行する移動端末の現在位置を継続的に受信しているサーバのプロセッサにより実行されるプログラムは、プロセッサに少なくとも、移動端末の現在位置を継続的に受信するようサーバを制御する動作を実行中に、移動端末が位置すべきエリアに関する情報が通信端末から受信されたかを検知するステップと、検知に応じて実行され、地図上に略円形の領域を複数重ね合わせて定義されたエリアに関する情報をサーバ内に設定するステップと、エリアの設定に応じて実行され、移動端末の現在の端末位置が設定されたエリア内にあるか否かを判定するステップと、判定の結果に基づいて、サーバが、移動端末の現在の位置が設定されたエリアから逸脱した旨の通知を見守り端末に送信するようにサーバを制御するステップと、を実行させる。
また、移動端末を携行する見守り対象者の位置を見守り者がモニタリングするために見守り者の見守り端末の上で実行される見守り方法は、見守り者からの操作入力に応じて、見守り端末が、地図上に略円形の領域を複数重ね合わせてエリアを定義するステップと、移動端末の現在の端末位置が見守り端末から設定されたエリア内に位置していないと判定された際に、移動端末の現在の位置がエリアから逸脱した旨の通知を受信するステップと、を備える。
また、見守り者の通信端末から見守り対象者をモニタリングするために、見守り対象者が携行する移動端末の現在位置を継続的に受信しているサーバにより実行される見守り方法は、移動端末の現在位置を継続的に受信中に、移動端末が位置すべきエリアに関する情報が通信端末から受信されると、地図上に略円形の領域を複数重ね合わせて定義されたエリアに関する情報をサーバ内に設定するステップと、移動端末の現在の端末位置が設定されたエリア内にあるか否かを判定するステップと、判定の結果に基づいて、サーバが、移動端末の現在の位置が設定されたエリアから逸脱した旨の通知を見守り端末に送信するステップと、を備える。
以上のように、本開示の幾つかの実施形態によれば、見守り者が用いる見守り端末は、地図上に略円形の領域を複数重ね合わせて上述した監視領域であるエリアを定義し、定義した該エリアをサーバ側に設定するように構成されている。従って、見守り者が見守り端末を操作して監視領域の設定を画面上で行う場合、適切な形状の監視領域を適切な配置で設定することが容易となる。その結果、本開示の幾つかの実施形態によれば、見守り対象者の普段の生活圏や通学路を含むエリアを監視領域として設定する場合、見守り者が利用する端末の画面に表示された地図上で監視領域の配置や形状を簡単かつ適切に設定することができる。
本開示の一つ以上の実施形態に係る見守りシステム全体の構成を示す図である。 スマートフォン上で専用アプリケーションを実行することで見守り端末として動作させた場合の動作モードに応じた画面遷移と監視領域であるエリアの設定画面を示す図である。 見守りシステムを構成するサーバと見守り端末のそれぞれの内部におけるモジュール構成を示す図である。 本開示のいくつかの実施形態に従い、見守りシステム全体の処理動作の流れを示すフロー図である。 見守り端末の画面上での端末操作に応じて監視領域であるエリアの設定が行われる際に端末内で実行される処理動作のフロー図である。 ポイント設定モード時における見守り端末上での端末操作と画面遷移を示す図である。 ライン設定モード時における見守り端末上での端末操作と画面遷移を示す図である。 ライン設定モードにて定義された見守り対象者の移動経路上での複数の円形領域の配列間隔の第1の例を示す図である。 ライン設定モードにて定義された見守り対象者の移動経路上での複数の円形領域の配列間隔の第2の例を示す図である。 ライン設定モードにて定義された見守り対象者の移動経路上での複数の円形領域の配列間隔の第3の例を示す図である。 曜日に応じた時間情報を説明するために見守り対象者の曜日毎の外出先を示す図である。
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本開示の内容を不当に限定するものではない。また、実施形態に示される構成要素のすべてが、本開示の必須の構成要素であるとは限らない。
(実施形態)
<構成>
<<全体構成>>
以下、図1を参照しながら本開示の幾つかの実施形態に係る見守りシステム1の全体構成について説明する。移動端末500を携行する見守り対象者400の位置をモニタリングするための見守りシステム1は、移動端末500と、移動端末500から現在の端末位置を継続的に受信するサーバ100と、サーバ100と通信可能に構成され見守り者が上記モニタリングに用いる見守り端末300と、を備える。
より具体的には、見守りシステム1は、サーバ100、地図情報サーバ200、見守り端末300(300a,300b)および移動端末500(500a,500b)が通信ネットワークNWを介して相互に通信可能に構成されたものとして構成される。一例においては、サーバ100、地図情報サーバ200、見守り端末300a、300bおよび移動端末500a、500bは、通信ネットワークNWを構成する複数の無線局80(a)〜80(f)を無線接続先のアクセスポイントとして通信ネットワークNWと無線通信するように構成されてもよい。
ここで、移動端末500aは、監視領域であるエリア700a内を普段の生活圏および日常的な移動経路とする見守り対象者400aが携行している無線端末である。同様に、移動端末500bは、監視領域であるエリア700b内を普段の生活圏および日常的な移動経路とする見守り対象者400bが携行している無線端末である。また、移動端末500aおよび500bは、現在位置の取得する手段として、GPS(Global Positioning System)衛星600から移動端末500aおよび500bの現在の端末位置を測位するためのGPS信号を送受信可能に構成されている。その上で、移動端末500aおよび500bは、GPS衛星との間で通信されるGPS信号を用いて自端末の現在位置を継続的に計測し、計測した現在の端末位置を現在位置情報としてサーバ100に継続的に送信するように構成される。なお、現在位置を取得する手段は、GPS衛星によるGPS信号以外にも、無線LAN(Local Area Network)ネットワーク、3G、4G、LTE(Long Term Evolution)等の通信回線の基地局との通信により計測を行ってもよい。また、ビーコン(Beacon)システムを用いて位置の計測を行ってもよい。また、GPS信号と通信回線、ビーコンを適宜組み合わせて使用してもよい。例えば、移動端末500a、500bは、移動端末500a、500bが地下やビルの陰等に居てGPS信号を受信できない場合には、ビーコンや通信回線からの信号を用いて現在位置の計測を行ってもよい。なお、現在位置の計測の方法により、端末装置の現在位置の計測精度は異なる。すなわち、GPS衛星を用いた場合には数m単位での計測精度を有するが、通信回線を用いた場合には数10m~数100mの計測精度となる。そのため、移動端末500a、500bは、移動端末500a、500bが選択した測定方法に応じた精度情報をサーバ100に送信してもよい。なお、精度情報が所定条件(例えば測定精度が30m以上)である場合、後述するようにサーバ100がエリア700から逸脱した旨の通知を見守り端末300に送信しないように処理を行ってもよい。また、精度情報が所定条件を満たす場合(例えば測定精度が30m以上である場合)、後述するようにエリア700から逸脱したと判定しないように処理を行ってもよい。また、通知をしない、逸脱と判定しないだけでなく、後述する逸脱判定の閾値(エリア700内に含まれない時間の長さ)を高く設定してもよい。それによって、位置の誤検知による誤通知を防ぐことができる。
また、地図情報サーバ200は、サーバ100および見守り端末300からの要求に応じて、サーバ100および見守り端末300のそれぞれが住所などにより指定した矩形形状の地理的範囲をカバーする地図情報をサーバ100および見守り端末300に送信する。例示的な一実施形態では、地図情報サーバ200は、インターネット上で一般の公衆に公開されている既存の地図検索データベースをそのまま用いて構成してもよい。その場合、サーバ100および見守り端末300は、既定のネットワークAPIを用いて地図情報サーバ200にアクセスすることで指定した地理的範囲の地図情報を取得してもよい。その上で、サーバ100および見守り端末300は、取得した地図情報を所望のデータ形式に変換することにより、本開示の実施形態にて利用可能な地図データとすることが可能である。
見守り端末300は、見守り者および見守り対象者の少なくとも生活圏や日常的な移動経路を含む矩形の地理的範囲をカバーする地図を地図情報サーバ200から周期的に取得して画面表示する。その上で、見守り端末300は、見守り者の端末操作に従って地図上に監視領域であるエリア700を定義し、定義したエリア700を、サーバ100側に設定するように構成される。また、エリア700を設定された後のサーバ100は、移動端末500の現在の端末位置がエリア700内にあるか否かを継続的に判定する。サーバ100は、移動端末500の位置が変化したと認識した場合に当該判定を行ってもよいし、一定時間毎に周期的に当該判定を行ってもよい。そして、移動端末500の現在の位置が設定されたエリア700から逸脱した場合にはその旨の通知を見守り端末300に速やかに送信するように構成される。
<<画面構成>>
次に、図2を参照しながら、見守り端末300の動作モードに応じた画面遷移と監視領域であるエリア700の設定画面の構成について説明する。図2では、一般的なスマートフォン上で専用アプリケーションを実行することで該スマートフォンを見守り端末300として動作させた場合の画面遷移とエリア700の設定画面の構成が示されている。図2(a)〜図2(c)に示す見守り端末300の端末画面には図1に示す地図情報サーバ200から取得した地図が表示されている。
図2(a)は、複数(3人)の見守り対象者400(a)〜400(c)がそれぞれ携行する移動端末500(a)〜500(c)の現在位置を一つの端末画面に表示された地図上に410(a)〜410(c)として一括して表示している状態の画面を示す。この画面の最下部には見守り対象者400(a)〜400(c)のサムネイル・ボタン420(a)〜420(c)が並べて配置されている。ここで、見守り者がサムネイル・ボタン420(a)をタップすると、図2(b)に示すように、端末画面上には見守り対象者400(a)が携行する移動端末500(a)の現在の端末位置のみが表示されるようになる。
このようにして、見守り者は端末画面に一括表示された複数の見守り対象者の位置のうち、自分が指定した見守り対象者の位置のみを追跡したい場合、指定した見守り対象者が携行する移動端末の端末位置を画面表示するように画面切り替えを行うことができる。このような画面切り替え機能は、端末画面上に非常に多くの見守り対象者の位置が一括表示されている場合に有用となる。
続いて、端末画面において見守り者の端末操作に応じて監視領域であるエリア700が設定されると、図2(c)に示すような画面構成が得られる。図2(c)示す例示的な画面構成において、見守り対象者400(a)は月曜日から金曜日まで学校に毎日通学する小学生であり、エリア700は、見守り対象者400(a)の現在位置を見守り者がモニタリングする際の監視領域である。図2(c)に示す例では、見守り対象者400(a)が自宅から通学路を通って学校まで通学する間、および見守り対象者400(a)が学校にいる間において、見守り者によるモニタリングが行われる。また、図2(c)に示す例では、見守り者は、見守り対象者400(a)が、通学路や学校から大きく離れた場所に移動していないかをモニタリングする。
エリア700は、地図上に略円形の領域を複数重ね合わせて定義される。図2(c)に示す例では、エリア700は、3つの領域90、91(a)および91(b)から構成され、領域91(a)および91(b)は、自宅と通学先の学校をそれぞれ含む略円形の領域である。また、領域90は、自宅から学校までの移動経路に沿って小さな略円形の領域を部分的な重ね合わせながら連珠状に繋げて定義したものである。
以下の実施形態において後述するように、エリア700は、複数のモードに対応した端末操作を見守り者が行うことで定義される。すなわち、領域91(a)および91(b)は、見守り対象者400の出発地および到着地に対応し、地図上の特定の地点を中心とした円形領域を定義するポイント設定モードと呼ばれるモードでエリア700の一部が定義される。また、領域90は、見守り対象者400が出発地から到着地まで移動する際の移動経路に対応し、地図上にて部分的に重ね合わせた複数の円形領域の繋がり(連珠状の領域)により細長く延伸する領域を定義するライン設定モードと呼ばれるモードでエリア700の一部が定義される。
このように、見守り端末300は、見守り者による端末操作に従って、地図上に略円形の領域を複数重ね合わせてエリア700を定義し、定義したエリア700をサーバ100側に設定する。これを受け、サーバ100は、移動端末500の現在の端末位置が、上記のように設定されたエリア700内にあるか否かを判定する。そして、サーバ100は、この判定の結果に基づいて、移動端末500の現在の位置が上記のように設定されたエリア700から逸脱した旨の通知を見守り端末300に送信する。
<<内部構成>>
図3は、図1に示す見守りシステム1を構成するサーバ100と見守り端末300の内部における詳細な構成を説明する図である。サーバ100は、入出力制御部および通信インターフェース110、端末位置追跡部120、有効エリア設定部130、判定部140、通知部150、エリア情報記憶部160、利用者情報記憶部170および端末位置情報記憶部180を含んで構成される。
サーバ100において、入出力制御部および通信インターフェース110は、サーバ100内の他の機能部120〜150の間のデータと信号のやり取り、および機能部120〜150と見守り端末300等を含む外部の装置との間の通信を制御する。端末位置追跡部120は、移動端末500(例えば、図1に示す移動端末500(a)および500(b))から現在の端末位置を継続的に受信するように構成される。また、端末位置追跡部120は、移動端末500から現在の端末位置を受信するたびに、受信した端末位置を移動端末500の端末識別情報と関連付けて利用者情報記憶部170内に記憶させる。サーバ100の各機能はサーバに実装されたプロセッサがプログラムを実行することで実現する。
有効エリア設定部130は、見守り者の端末操作に応じて見守り端末300上で定義されたエリア700が見守り端末300からサーバ100側に設定された際に、以下の動作を行うように構成される。まず、当該設定されたエリア700に関する情報を入出力制御部110から受け取る。続いて、当該設定されたエリア700が過去にサーバ100内に設定されたことのない新規なエリア700’であった場合に、新規なエリア700’をエリア情報記憶部160内に記憶させる。
さらに、過去にサーバ100内に設定されたことのない新規なエリア700’に関する情報を受け取った場合、有効エリア設定部130は、以下の情報を利用者情報記憶部170内に記憶させる。すなわち、サーバ100に対して見守り端末300から新規なエリア700’を設定した見守り者の氏名とその際に用いられた見守り端末300の端末識別情報に加え、見守り対象者400の氏名、および見守り対象者が携行する移動端末500の端末識別情報が利用者情報記憶部170内に記憶させる。
また、以下の実施形態で後述するように、すでにサーバ100内に設定済みのエリア700(700(a)〜700(k))が複数存在する場合には、有効エリア設定部130は、複数のエリア700(700(a)〜700(k))の中の何れを現在有効な監視領域として選定するかを決定する。そして、有効エリア設定部130は、監視領域として選定されたエリア700”を有効化されたエリアとして識別可能な形でマーキングしてエリア情報記憶部160内に再度記憶させる。
判定部140は、移動端末500の現在の端末位置が見守り端末300により設定されたエリア700内にあるか否かを判定するように構成される。より具体的には、判定部140は、利用者情報記憶部170から移動端末500の現在の端末位置を周期的に読み出し、それと並行して、以下の動作を一定周期で反復的に実行するように構成される。まず、判定部140は、見守り端末300によりサーバ100内に設定された複数のエリア700(a)〜700(k)の中から有効エリア設定部130により監視領域として有効化されたエリア700”を識別する。例えば、判定部140は、監視領域として有効化されたエリア700”を表す情報を有効エリア設定部130から入出力制御部110を介して受け取る。続いて、判定部140は、移動端末500の現在の端末位置がエリア700”内にあるかを判定する。一方、通知部150は、判定部140の判定結果に基づいて、移動端末500の現在の位置が見守り端末300により設定されたエリア700から逸脱した旨の通知を見守り端末300に送信するように構成される。
例示的な一実施形態では、判定部140は、複数の略円形の領域と移動端末500の現在の端末位置との間の位置関係が所定の条件を満たした場合に、移動端末500の現在の位置が、設定されたエリア700から逸脱したと判定し、見守り端末300への通知の送信を通知部150に指示してもよい。
一方、図3に示す見守り端末300は、通信インターフェース310、タッチパネル制御部320、API/OS 330、通信ライブラリ340、汎用GUIライブラリ350およびクライアント・アプリケーション360を含んで構成される。また、クライアント・アプリケーション360は、エリア設定部361、専用GUI実装部362および報知部363を含んで構成される。見守り端末300の各機能は見守り端末に実装されたプロセッサがプログラムを実行することで実現する。
通信インターフェース310は、通信ネットワークNWを介してサーバ100等の外部の装置との間でデータや情報を通信するための通信インターフェースである。タッチパネル制御部320は、見守り端末300の端末画面であるタッチパネルの物理的な表示機能を電気的に制御するハードウェア制御回路である。通信インターフェース310およびタッチパネル制御部320は、API/OS330によって制御される。
API/OS330は、情報端末として構成された見守り端末300のオペレーティング・システム(OS)である。同時に、API/OS330は、通信ライブラリ340、汎用GUIライブラリ350およびクライアント・アプリケーション360に対して、OSの機能を呼び出してハードウェアや画面表示を制御するためのプリミティブであるAPI(Application Programming Interface)を提供する。
以下、クライアント・アプリケーション360を構成するエリア設定部361、専用GUI実装部362および報知部363について詳しく説明する。エリア設定部361および報知部363が通信ネットワークNWを介してサーバ100側とデータや情報を通信する必要がある際には、エリア設定部361および報知部363は、通信ライブラリ340が備えるネットワーク通信機能を呼び出して実行する。
エリア設定部361は、地図情報サーバ200から地図情報を取得すると共に、地図上に略円形の領域を複数重ね合わせてエリアを定義し、定義した前記エリアをサーバ100側に設定するように構成されている。また、専用GUI実装部362は、エリア700の設定を見守り者が端末画面上で行うために使用する専用のユーザ・インターフェースを実装する。具体的には、専用GUI実装部362は、汎用GUIライブラリ350を呼び出して端末画面(タッチパネル)上での汎用GUI制御機能の一部を利用する。これにより、専用GUI実装部362は、エリア700の設定を見守り者が端末画面上で行うために使用する専用のユーザ・インターフェースを既存の汎用GUI制御機能を呼び出す形で実装する。
また、報知部363は、移動端末500の現在の位置が見守り端末300により設定されたエリア700から逸脱した旨の通知を見守り端末300が受信した際に、当該通知を、通信ライブラリ340を介して受け取り、端末ユーザである見守り者に警告を発する。例えば、報知部363は、端末画面上にアラート状態を表すアイコンを表示したり、見守り端末300が備えるスピーカから警告音を発したりすることで、そのような警告を発するようにしてもよい。
例示的な一実施形態では、見守り者が保有する通信端末から見守り対象者400が携行する移動端末500に対してペアリング処理を行い、上記ペアリング処理の結果をサーバ100に登録するようにしてもよい。この場合、上記ペアリング処理結果のサーバ100への登録に応じて、サーバ100からクライアント・アプリケーション360がこの通信端末にダウンロードされることで、この通信端末は、見守り端末300として動作可能となる。なお、ペアリング処理は、以下のように処理を行ってもよい。見守りシステムに加入した見守り者にはファミリIDと呼ばれるID情報が付与されサーバ100に登録される。見守り端末300や移動端末500は、付与されたファミリIDを入力することにより、同じファミリIDが入力された見守り端末300や移動端末500をファミリとしてペアリングすることができる。後述する定義したエリア700は、ファミリ内にある他の見守り端末300とシェアすることができる。また、見守り端末300や移動端末500は、付与されたファミリIDに応じてサーバ100から発行されるIDコードを入力することにより、ファミリ内の見守り端末300や移動端末500をファミリとしてペアリングすることができる。IDコードは、ワンタイムでの使用や、発行から一定時間内(例えば300秒や1日等の期間)のみ使用できるような仕様としてもよい。それにより、第三者がファミリ内にアクセスすることを防ぐことができる。
<処理動作の流れ>
次に、図4を参照しながら、図1および図3に示す見守りシステム1の処理動作の流れについて説明する。図4は、見守り対象者400が外出中に持ち歩く移動端末500と、サーバ100を構成する複数の機能部および見守り端末300がそれぞれ実行する処理動作とこれらの間でやり取りされる指示、制御信号、データ及び情報などを示すタイミング・チャートである。図4に示すタイミング・チャートには、サーバ100を構成する複数の機能部として、入出力制御部110、端末位置追跡部120、有効エリア設定部130、判定部140、通知部150が示されている。
図4を参照すると、移動端末500は、一定周期で自端末の現在の位置を計測し、サーバ100に現在の端末位置を表す端末位置情報を継続的に送信する。図4のステップS10にて、端末位置追跡部120は、サーバ100が受信した端末位置情報を、入出力制御部110を介して受け取り(図4に示すm1)、端末位置情報記憶部180内に記録する動作を繰り返す。
一方、見守り端末300は、ステップS11にて、見守り者から端末に対するユーザ操作として、地図が表示された端末画面上でのタップ操作を受け付け、当該タップ操作に従って監視領域であるエリア700を定義する。続いて、見守り端末300は、ステップS12にて、エリア700をサーバ100側に設定するために、エリア700を記述する情報をサーバ100へと送信する(図4に示すm2)。エリア700を表す情報は、サーバ100で受信されると、入出力制御部110を介して有効エリア設定部130に出力される(図4に示すm3)。
続いて、当該設定されたエリア700が過去にサーバ100内に設定されたことのない新規なエリア700’であった場合に、有効エリア設定部130は、ステップS13にて、新規なエリア700’をエリア情報記憶部160内に保存する。同時に、有効エリア設定部130は、過去にサーバ100内に設定されたことのない新規なエリア700’に関する情報を受け取った場合、有効エリア設定部130は、以下の情報を利用者情報記憶部170内に保存する。すなわち、サーバ100に対して見守り端末300から新規なエリア700’を設定した見守り者の氏名とその際に用いられた見守り端末300の端末識別情報に加え、見守り対象者400の氏名、および見守り対象者が携行する移動端末500の端末識別情報が利用者情報記憶部170内に記憶させる。
また、以下の実施形態で後述するように、すでにサーバ100内に設定済みのエリア700(700(a)〜700(k))が複数存在する場合には、有効エリア設定部130は、ステップS14にて、複数のエリア700(700(a)〜700(k))の中の何れを現在有効な監視領域として選定するかを決定する。そして、有効エリア設定部130は、監視領域として選定されたエリア700”を有効化されたエリアとして識別可能な形でマーキングしてエリア情報記憶部160内に再度記憶させる。
有効エリア設定部130によって監視領域として有効化すべきエリア700”が選定され、サーバ100内に設定されると、その旨の通知が入出力制御部110に対して出力される(図4に示すm4)。それに応じて、入出力制御部110は、ステップS15にて、サーバ100に新たなエリア700”が設定された状態になったことを認識する。続いて、入出力制御部110は、エリア700”を記述する情報をエリア情報記憶部160から読み出し、判定部140に対して、エリア700”を表す情報を出力する(図4に示すm5(1))。
エリア700”を表す情報m5(1)を受け取った判定部140は、移動端末500の現在の端末位置が見守り端末300により設定されたエリア700内にあるか否かを判定するように構成される。より具体的には、判定部140は、端末位置追跡部120から入出力制御部110を介して移動端末500の現在の端末位置を周期的に受け取り(図4に示すm1)、それと並行して、以下の動作を一定周期で反復的に実行するように構成される。
まず、判定部140は、見守り端末300によりサーバ100内に設定され、エリア情報記憶部160内に格納された複数のエリア700(a)〜700(k)の中から監視領域として有効化されたエリア700”を表す情報を、入出力制御部110から受け取る(図4に示すm5(1))。続いて、判定部140は、ステップS16にて、移動端末500の現在の端末位置がエリア700”内にあるかを判定する。この判定の結果は、判定部140から通知部150へと出力される(図4に示すm6(1))。図4に示す例では、判定部140から通知部150へと出力された判定の結果m6(1)は、移動端末500の現在の位置が見守り端末300により設定されたエリア700内である旨を表しているので、通知部150は何の動作も行わない。
一定時間経過後に、入出力制御部110は、エリア700”を記述する情報を判定部140に対して、エリア700”を表す情報を再び出力する(図4に示すm5(2))。続いて、判定部140は、ステップS16にて、移動端末500の現在の端末位置がエリア700”内にあるかを再び判定する。この再度の判定の結果は、判定部140から通知部150へと出力される(図4に示すm6(2))。図4に示す例では、判定部140から通知部150へと出力された再度の判定の結果m6(2)は、移動端末500の現在の位置が依然としてエリア700内である旨を表しているので、通知部150は何の動作も行わない。
さらに一定時間経過後に、入出力制御部110は、エリア700”を記述する情報を判定部140に対して、エリア700”を表す情報をさらに出力する(図4に示すm5(3))。続いて、判定部140は、ステップS16にて、移動端末500の現在の端末位置がエリア700”内にあるかをさらに判定する。この3度目の判定の結果は、判定部140から通知部150へと出力される(図4に示すm6(3))。図4に示す例では、判定部140から通知部150へと出力された3度目の判定の結果m6(3)は、移動端末500の現在の位置が、見守り端末300により設定されたエリア700から逸脱した旨を表している。
そこで、通知部150は、ステップS18の実行に進み、判定部140の判定結果に基づいて、移動端末500の現在の位置が見守り端末300により設定されたエリア700から逸脱した旨の通知を見守り端末300に即座に送信する(図4に示すm7)。その際、通知部150は、利用者情報記憶部170にアクセスし、エリア700に対応付けられた見守り対象者400の氏名と見守り対象者400が保有している移動端末500の端末識別情報を取得する。これに加え、通知部150は、利用者情報記憶部170にアクセスし、エリア700から逸脱した旨の通知を行う通知先となる見守り者の氏名と見守り端末300の端末識別情報を取得する。
<見守り端末の操作方法>
次に、図5〜図7を参照して、見守り者が見守り端末300の端末画面に表示中の地図上で、エリア700を定義するための操作方法について説明する。この場合、見守り者は、見守り端末300の端末ユーザであり、エリア700は、見守り対象者400の位置をモニタリングする際の監視領域である。まず、図5に示すフローチャートのステップS100から処理がエリア700を定義するための手順が示され、端末画面(タッチパネル)上のPointボタンとLineボタンの何れを見守り者がタップしたかに応じて別々の処理手順に分岐する。
<<処理のフローチャート>>
見守り者がPointボタンをタップした場合(図6(A)参照)には、図5に示す処理手順の実行はステップS101に進み、Lineボタンをタップした場合(図7(A)参照)には、図5に示す処理手順の実行はステップS201に進む。具体的には、見守り者がPointボタンをタップすると、エリア設定部361は、ポイント生成モードを選択する操作を受け付け、ステップS101〜ステップS103の実行に進む。また、見守り者がLineボタンをタップすると、エリア設定部361は、ライン設定モードを選択する操作を受け付け、ステップS201〜ステップS206の実行に進む。
以下において後述するように、ポイント生成モードは、見守り対象者400が移動を開始する出発地点と行き先である到着地点とを含む領域をエリア700の一部として定義するのに好適である。また、ライン生成モードは、見守り対象者400が出発地点から到着地点まで移動する際の移動経路をカバーする領域をエリア700の一部として定義するのに好適である。
ステップS101〜ステップS103では、エリア設定部361は、地図を表示中の見守り端末300の表示画面上において、上記ロングタップ操作を受け付ける。そして、エリア設定部361は、上記表示画面に表示された地図上において、上記ロングタップ操作がされた位置を中心として略円形の領域としてエリア700の一部を定義する。このロングタップ操作の継続期間中、エリア設定部361は、タップ状態保持時間の長さに応じて上記略円形の領域の半径を漸次増大させる。
図6を用いてステップS101〜ステップS103の処理を説明すると、見守り端末300のタッチパネルに表示中の地図上において、見守り者は見守り対象者400が移動する際の出発地点をロングタップ(長押し)する操作を行う。このロングタップ操作がされると、タッチパネルに表示された地図上の出発地点に略円形の領域91(図6)が表示され(図6(b)参照)、ロングタップ操作の継続時間の長さに応じてこの円形領域の半径の徐々に増加してゆく(図6(c)に示す円形の領域91’を参照)。
以下、ポイント生成モードにて実行される一連の処理手順について図5のフローチャートに沿って詳しく説明する。ステップS101にて、見守り対象者400が移動する際の出発地点をロングタップ(長押し)する操作が開始され、ステップS102にて出発地点に表示された円形の領域91の半径が1段階だけインクリメントされる。続いて、一定時間経過後に処理はステップS103に進み、上記ロングタップ操作が終了したか否かが判定され、ロングタップ操作が終了していなければ、処理はステップS102に戻り、終了していれば、処理はステップS104に進む。
図5に示すフローチャートの実行がステップS104に進むと、エリア設定部361は、タッチパネルに表示中の地図上でロングタップ操作が行われた位置を見守り端末300内の記憶装置(図示せず)などに記録する。続いて、処理はステップS105に進み、エリア設定部361は、ロングタップ操作がされた位置を中心にしてステップS102およびステップS103の反復実行によって一回以上インクリメントされた半径を有する略円形の領域91’(図6参照)をエリア700の一部として定義する。
なお、見守り対象者400が行き先とする到着地点についても見守り端末300に表示された地図上で同様のロングタップ操作が行われ、同様の円形領域が表示され、この円形領域もまたエリア700の一部として定義される。図7に示す例では、見守り対象者400が移動を開始する出発地点は、見守り者と見守り対象者400が居住する自宅であり、見守り対象者400が行き先とする到達地点は見守り対象者400が通学する学校である。
他方、ステップS100においてLineボタンをタップした場合(図7(A)参照)には、図5に示すステップS201〜ステップS206が実行され、見守り端末300のタッチパネルに表示中の地図上において、ライン生成モードに対応する処理手順が行われる。すなわち、エリア設定部361は、地図を表示中の見守り端末300の表示画面上において、見守り者による端末操作として第1のタップ操作M(a)を受け付ける(図7(b)参照)。そして、エリア設定部361は第1のタップ操作M(a)が完了した後に、第1のタップ操作M(a)の操作位置とは異なる位置で第2のタップ操作M(b)を受け付ける(図7(c)参照)。
第2のタップ操作M(b)を受け付けると、エリア設定部361は、表示画面に表示中の地図上において、第1のタップ操作M(a)の操作位置と第2のタップ操作M(b)の操作位置の間を結ぶ線に沿って略円形の複数の領域を少なくとも部分的に重ね合わせて自動配列する(図7(d)参照)。これによりエリア700のうち、見守り対象者の移動の出発地点と到達地点とを結ぶ移動経路に対応する細長い領域が延伸方向に沿って配列された複数の円形領域の繋がりによって定義される。
以下、ライン生成モードにてエリア設定部361により実行される一連の処理手順について図5のフローチャートに沿って詳しく説明する。まず、ステップS201にて、第1のタップ操作M(a)がされたか否かが判定され、第1のタップ操作M(a)がされたと判定されるまでステップS201が繰り返し実行される。第1のタップ操作M(a)がされたと判定された場合には、図5の処理手順の実行はステップS202に進み、第1のタップ操作M(a)がされた位置を見守り端末300内部の記憶装置に記録する。
例示的な一実施形態では、第1のタップ操作M(a)がされた位置がエリア700の一部として既に定義された既存の円形の領域91(a)(図7参照)の内部に含まれる場合、その既存の円形の領域の中心位置を第1のタップ操作M(a)がされた位置とみなして以降の処理手順を行ってもよい。例えば、第1のタップ操作M(a)がされた位置がポイント設定モードによって見守り対象者400の出発地点として以前に定義済みの円形の領域91(a)内に含まれている場合を考える。このような場合には、エリア設定部361は、見守り対象者400の出発地点に配置されたこの円形の領域91(a)の中心位置を第1のタップ操作M(a)がされた位置とみなしてステップS203〜ステップS206を実行してもよい。
続いて、図5の処理手順の実行はステップS203に進み、第2のタップ操作M(b)がされたか否かが判定され、第2のタップ操作M(b)がされたと判定されるまでステップS203が繰り返し実行される。第2のタップ操作M(b)がされたと判定された場合には、図5の処理手順の実行はステップS204に進み、第2のタップ操作M(b)がされた位置を見守り端末300内部の記憶装置に記録する。
例示的な一実施形態では、第2のタップ操作M(b)がされた位置がエリア700の一部として既に定義された既存の円形の領域91(b)の内部に含まれる場合、その既存の円形の領域の中心位置を第2のタップ操作M(b)がされた位置とみなして以降の処理手順を行ってもよい。例えば、第2のタップ操作M(b)がされた位置がポイント設定モードによって見守り対象者400が行き先とする到着地点として以前に定義済みの円形の領域91(b)内に含まれている場合を考える。このような場合には、エリア設定部361は、見守り対象者400の到着地点に配置されたこの円形の領域91(b)の中心位置を第2のタップ操作M(b)がされた位置とみなしてステップS203〜ステップS206を実行してもよい。
続いて、図5の処理手順の実行はステップS205に進み、エリア設定部361は、第1のタップ操作M(a)がされた位置と第2のタップ操作M(b)がされた位置とを結ぶ直線を定義する。続いて、処理はステップS206に進み、第1のタップ操作M(a)がされた位置と第2のタップ操作M(b)がされた位置とを結ぶ直線に沿って複数の略円形の領域を自動配列する。その結果、見守り対象者400が出発地点から到着地点まで移動する際の移動経路に沿って部分的に重なり合う複数の円形領域が連なってできた領域90(図7)が定義される。
ステップS205で定義された上記直線に沿ってエリア設定部361が複数の略円形の領域を自動配列する際、エリア設定部361は、隣接する円形領域同士の間の配置間隔を適切に調整することが可能である。例示的な一実施形態では、隣接する円形領域同士の間の配置間隔として図8〜図10に示すような様々な配置間隔を採用することが可能である。
以上の様に、見守り者が見守り端末300の端末画面に表示中の地図上で操作を行うことで、学校などの広い領域と通学経路である線上領域とを含むエリアを、簡易に設定することができる。また、略円形の領域の組み合わせによってエリアを設定することで、エリア設定および領域内判定に関して、簡易なモジュールの組み合わせで実現することができる。
なお、ポイント設定モードは、見守り者(使用者)が端末画面(タッチパネル)上から略円形の領域の大きさを設定することで、エリア設定部361が、上記表示画面に表示された地図上においてタップ操作がされた位置を中心として設定された大きさの略円形の領域としてエリア700の一部を定義してもよい。見守り者は、中心位置を選択してから略円形の領域の大きさを設定してもよいし、略円形領域の大きさを選択してから中心位置を選択してもよい。見守り者は、略円形の領域の大きさ設定を、端末画面(タッチパネル)上で複数の大きさ(例えば半径が10m、20m、50m)をプルダウンメニューにより選択することで設定してもよいし、半径の数字を入力することで大きさを設定してもよい。
また、ライン設定モードは、第1のタップ操作M(a)の操作位置と第2のタップ操作M(b)の後に、第3のタップ操作M(c)を行うことができる。その場合、見守り端末300は、第1のタップ操作M(a)の操作位置と第2のタップ操作M(b)の操作位置の間を結ぶ線、および第2のタップ操作M(b)の操作位置と第3のタップ操作M(c)の操作位置の間を結ぶ線に沿って略円形の複数の領域を少なくとも部分的に重ね合わせて自動配列してもよい。なお、見守り端末300は、第2のタップ操作M(b)、第3のタップ操作M(c)が行われる毎に略円形の複数の領域を自動配列してもよいし、複数のタップ操作を行った後で、ライン設定モードの完了を指示することで、一括して操作位置の間に略円形の複数の領域を自動配列してもよい。
<領域の配置と判定>
図8は、接する円形領域同士の間の配置間隔として好適な(ちょうど良い大きさの)間隔と考えられる実施例を示す。図8に示す好適な実施例では、エリア設定部361は、隣接する円形領域同士の径方向における重複幅が各々の円形領域の半径以下となるように複数の円形領域を重ね合わせて自動配列している。図9に示す比較例1では、エリア設定部361は、隣接する円形領域同士の径方向における重複幅が各々の円形領域の半径の1/2以下となるように複数の円形領域を重ね合わせて自動配列している。図10に示す比較例2では、エリア設定部361は、隣接する円形領域同士の径方向における重複幅が各々の円形領域の半径よりも大きくなるように複数の円形領域を重ね合わせて自動配列している。
ここで、図8〜図10に示す3種類の配置間隔を比較検討すると、図9に示す比較例1の配置間隔では、隣接する円形領域間の距離が開きすぎているために、以下の問題がある。例えば、見守り対象者400の移動経路が帯状のエリアである場合、自動配列された一連の円形領域によってカバーされない部分が帯状エリア内に生じる可能性がある。その場合、移動中の見守り対象者が本来の移動経路から逸脱していないにもかかわらず、サーバ100の通知部150から見守り端末300に対し、見守り者に宛てた警告メッセージが送信されてしまう可能性がある。
一方、図10に示す比較例2の配置間隔では、隣接する円形領域間の距離が狭まりすぎているために、以下の問題がある。例えば、見守り対象者400の移動経路に沿って配列された全ての円形領域が移動端末500の端末位置と重なっていない場合に見守り対象者400がエリア700から逸脱したと判定するようにサーバ100側の判定部140が構成されている場合を考える。その場合、円形領域が移動経路の沿って狭い間隔で密に配列されているほど、見守り対象者400がエリア700から逸脱したかを判定するために各々の円形領域と端末位置との間で実行すべき重なりテストの実行回数が多くなる。
その結果、判定部140が上記のような判定処理のために実行しなければならない計算量が増加し、サーバ100に無用の負荷をかけることとなる。これは、非常に多くの見守り対象者を同時にモニタリングしなくてはならない場合に、サーバ100の過負荷による見守りシステム1の誤動作を引き起こす可能性がある。
また、別の例として、見守り対象者400の移動経路上に配列された複数の円形領域のうち、端末位置と重なっている円形領域の個数がゼロになった場合に見守り対象者400がエリア700から逸脱したと判定する場合を考える。この場合も、判定部140は、移動端末500の端末位置と重なっている円形領域の個数を判定部140が常時監視しなくてはならないため、円形領域が移動経路に沿って狭い間隔で密に配列されていると、サーバ100上で判定部140が実行する計算量が増加する。その結果、非常に多くの見守り対象者を同時にモニタリングしなくてはならない場合に、サーバ100が過負荷となる可能性がある。
これに対し、図8に示す好適な実施例では、隣接する円形領域同士の径方向における重複幅が各々の円形領域の半径よりも僅かに小さくなるように複数の円形領域を重ね合わせて自動配列している。その結果、自動配列された一連の円形領域によってカバーされない部分がエリア700内に生じる可能性を極力低くしながら、上述した判定処理のために判定部140が実行する計算量を極力小さくすることができる。
最後に、図8〜図10を参照しながら、サーバ100側の判定部140により見守り対象者400がエリア700から逸脱したか否かを判定するための様々な判定条件の例について述べる。例示的な一実施形態では、判定部140は、複数の略円形の領域と移動端末500の現在の端末位置との間の位置関係が所定の条件を満たした場合に、移動端末500の現在の位置が、設定されたエリア700から逸脱したと判定し、見守り端末300への通知の送信を通知部150に指示してもよい。一例において、上記所定の条件は、移動端末500の現在の端末位置が見守り端末300から設定されたエリア700内に含まれない状態が一定時間継続した場合に満たされるようにしてもよい。
それにより、エリア700の境界線付近を見守り対象者400が歩いている場合に、移動端末500の端末位置がエリア700の境界線を跨ぐ事象が高頻度で発生する場合があり得る。そのような場合でも、見守り対象者400がエリア700からかなり外れた地点まで移動しない限り、見守り者に宛てた多数の警告メッセージがサーバ100の通知部150から見守り端末300に送信されるのを防止することができる。
別の実施形態では、判定部140は、見守り端末300の表示画面に表示された地図上において、以下のように計算されたパラメータに基づく判定条件を採用してもよい。まず、移動端末500の現在の端末位置を表す地点において重なり合う略円形の領域が存在しない場合の判定パラメータを第1の値(例えば0)とし、略円形の領域が存在する場合に判定パラメータを第1の値以外の値(例えば1や2)とする。その上で、判定部140は、上記の判定パラメータが第1の値に等しいと判定した時点で、見守り端末300への通知の送信を通知部150に指示するように構成される。
さらに、この実施形態では、判定部140は、見守り端末300の表示画面に表示された地図上において、移動端末500の現在の端末位置を表す地点において重なり合う1つの略円形の領域が存在する場合に、上記判定パラメータが第2の値をとるようにしてもよい。また、地図上において、移動端末500の端末位置が2つの略円形の領域と重複する場合に、上記判定パラメータを第3の値とするようにしてもよい。詳細に説明すると、判定部140は、移動端末500が地図上で略円形の領域に入った場合、判定パラメータをインクリメントし、略円形の領域から出た場合に判定パラメータをデクリメントする。図8において、移動端末500が、90(i1)の略円形の領域にいる場合の判定パラメータを1(第2の値)とすると、重なり隣接する略円形領域(90(i2)と重複する領域)に入る場合、判定パラメータはインクリメントにより1が追加され2(第3の値)となる。次に、90(i1)の領域から出た場合、判定パラメータはデクリメントにより1が減じられ1となる。次に90(i3)の領域に入るとインクリメントにより2となる。90(i1)の領域から出て隣接する他の円形領域に入らない場合、判定パラメータはデクリメントにより1が減じられ0(第1の値)となる。それによって、判定パラメータが第1の値に等しいと判定することで、見守り端末300への通知の送信を通知部150に指示するように構成される。
移動端末500が地図上の略円形領域との関係で決定される判定パラメータの値は任意に定めてよく、また、インクリメント、デクリメントを行う値も任意に定めてよい。また、重なり隣接する略円形領域(90(i2)と重複する領域)に入る場合、判定パラメータをデクリメントするようにしてもよい。その結果として、移動端末500の現在の端末位置を表す地点において重なり合う略円形の領域が存在しない場合に判定パラメータは最大値をとるようにしてもよい。その場合、移動端末500の現在の端末位置を表す地点において重なり合う略円形の領域の個数に応じて、上記判定パラメータが最大値よりも小さな値をとるようにしてもよい。
<時間情報の利用>
また、図11に示す別の実施形態では、エリア設定部361は、見守り対象者400の見守りを行う日時および期間のうちの少なくとも一つ以上を識別する時間情報に応じて異なるエリア700を定義し、サーバ100側に設定するようにしてもよい。その場合、サーバ100は、現在の日時に対応した時間情報に応じ、見守り端末300への通知の要否を判定するために用いるエリア700を選択するように構成されてもよい。また、図11に示すように、時間情報は、見守り対象者400の見守りを行う曜日および/または一日のうちの時間帯を識別する情報を備えてもよい。
より具体的には、上述した時間情報の一例は、図11に示すようなカレンダー形式の予定表で表すことができる。図11に示す予定表において、毎週の月曜日には、小学生である見守り対象者400は学校から帰宅した後に自宅から塾に通うこととなっている。また、図11に示す予定表において、毎週の木曜日には、見守り対象者400は学校から帰宅した後に自宅から習字教室に通うこととなっている。そこで、エリア設定部361は、見守り対象者400の見守りを行う曜日に応じて異なるエリア700を定義し、サーバ100側に設定するようにしてもよい。
つまり、毎週の月曜日にサーバ100側で有効なエリアとして設定されるべきエリアとして、自宅から塾までの移動経路をカバーするエリアを定義する。また、毎週の木曜日にサーバ100側で有効なエリアとして設定されるべきエリアとして、自宅から習字教室までの移動経路をカバーするエリアを定義する。これに対応する形で、サーバ100側の有効エリア設定部130は、毎週の月曜日になると、エリア情報記憶部160に記憶された複数のエリア700の中から、自宅から塾までの移動経路をカバーするエリア700”を監視領域として有効化する。また、有効エリア設定部130は、毎週の木曜日になると、エリア情報記憶部160に記憶された複数のエリア700の中から、自宅から習字教室までの移動経路をカバーするエリア700”を監視領域として有効化する。
(その他の実施形態)
上記した実施形態では、判定部140をサーバ100に構成されているが、他の実施形態として判定部140が移動端末500に構成されていてもよい。以下、判定部140が移動端末500に構成されている場合について説明する。
見守り端末300は、見守り者の端末操作に従って地図上に監視領域であるエリア700を定義し、定義したエリア700を、サーバ100側に設定する。サーバ100は、サーバ100に設定されたエリア700を移動端末500へ送信する。移動端末500に構成された判定部140は、移動端末500の現在の端末位置がエリア700内にあるか否かを継続的に判定する。移動端末500は、移動端末500の位置が変化したと認識した場合に当該判定を行ってもよいし、一定時間毎に周期的に当該判定を行ってもよい。そして、移動端末500の現在の位置が設定されたエリア700から逸脱した場合にはその旨の通知をサーバ100を介して見守り端末300に送信する。
1 見守りシステム
80(80(a)〜80(f)) 無線局
90(90(i1)〜90(i6)) 領域
91(91(a),91(b)) 領域
100 サーバ
110 入出力制御部
120 端末位置追跡部
130 有効エリア設定部
140 判定部
150 通知部
160 エリア情報記憶部
170 利用者情報記憶部
180 端末位置情報記憶部
200 地図情報サーバ
300 見守り端末
310 通信インターフェース
400 見守り対象者
500 移動端末
600 GPS衛星
700 エリア
NW 通信ネットワーク


Claims (19)

  1. 移動端末を携行する見守り対象者の位置をモニタリングする見守りシステムであって、
    現在位置を取得する手段を有する前記移動端末と、前記移動端末から信号を受信するサーバと、前記サーバと通信可能に構成され見守り者が前記モニタリングに用いる見守り端末と、を備え、
    地図上に略円形の領域を複数重ね合わせてエリアを定義し、定義した前記エリアを設定するように構成されたエリア設定部と、
    前記移動端末の前記現在位置が設定された前記エリア内にあるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部の判定結果に基づいて、前記移動端末の現在の位置が設定された前記エリアから逸脱した旨の通知を前記見守り端末に送信する通知部と、
    を含み、
    前記エリア設定部は、ライン設定モードを選択する操作を受け付けると、
    地図を表示中の前記見守り端末の表示画面の上において、第1のタップ操作が完了した後に、前記第1のタップ操作の操作位置とは異なる位置で第2のタップ操作を受け付けることで、
    前記表示画面に表示中の地図上において、前記第1のタップ操作の操作位置と前記第2のタップ操作の操作位置の間を結ぶ線に沿って、隣接する略円形の領域同士の径方向における重複幅が各々の前記略円形の略半径となるように複数の前記略円形の領域を重ね合わせて自動配列する、
    見守りシステム。
  2. 前記見守り端末は、前記エリア設定部を有し、
    前記サーバは、前記エリア設定部が前記サーバの側に設定した前記エリアを前記移動端末へ送信し、
    前記移動端末は、前記判定部を備え、前記判定部は前記サーバから送信された前記エリアを用いて、前記移動端末が前記エリア内にあるか否かを判定し、前記判定部の判定結果を前記信号としてサーバへ送信し、
    前記サーバは、前記通知部を備える請求項1に記載の見守りシステム。
  3. 前記見守り端末は、前記エリア設定部を有し、
    前記移動端末から前記移動端末の現在位置情報を継続的に前記信号として前記サーバへ送信し、
    前記サーバは、前記判定部と前記通知部を備え、前記判定部は、前記エリア設定部が前記サーバの側に設定した前記エリアを用いて、前記移動端末が前記エリア内にあるか否かを判定し、前記通知部から前記逸脱した旨の通知を前記見守り端末に送信する請求項1に記載の見守りシステム。
  4. 前記エリア設定部は、ポイント設定モードを選択する操作を受け付けると、
    地図を表示中の前記見守り端末の表示画面の上において、タップ操作を受け付け、
    前記表示画面に表示された地図上において、前記タップ操作がされた位置を中心として略円形の領域として前記エリアを定義し、前記タップ操作におけるタップ状態保持時間の長さに応じて前記略円形の領域の半径を漸次増大させる、
    ように構成される請求項1から請求項3の何れか一項に記載の見守りシステム。
  5. 前記エリア設定部は、ポイント設定モードを選択する操作を受け付けると、
    地図を表示中の前記見守り端末の表示画面の上において、タップ操作を受け付け、
    前記表示画面に表示された地図上において、前記タップ操作がされた位置を中心として、使用者が設定した大きさの略円形の領域として前記エリアを定義するように構成される請求項1から請求項3の何れか一項に記載の見守りシステム。
  6. 前記通知部は、前記移動端末の位置測定の精度情報が所定条件を満たさない場合に、前記逸脱した旨の通知を送信しない請求項1から請求項の何れか一項に記載の見守りシステム。
  7. 前記判定部は、
    複数の前記略円形の領域と前記移動端末の現在の端末位置との間の位置関係が所定の条件を満たした場合に、前記移動端末の現在の位置が、設定された前記エリアから逸脱したと判定し、
    前記通知部に、前記見守り端末への前記通知の送信を指示する、
    ように構成される請求項1から請求項の何れか一項に記載の見守りシステム。
  8. 前記所定の条件は、前記移動端末の現在の端末位置が設定された前記エリア内に含まれない状態が一定時間継続した場合に満たされる、
    ことを特徴とする請求項7に記載の見守りシステム。
  9. 前記判定部は、
    前記見守り端末の表示画面に表示された地図上において、前記移動端末の現在の端末位置を表す地点において重なり合う前記略円形の領域が存在しない場合の判定パラメータを第1の値とし、前記略円形の領域が存在する場合に前記判定パラメータを第1の値以外の値とし、
    前記判定パラメータが第1の値と判定した時点で、前記見守り端末への前記通知の送信を前記通知部に指示する、
    ように構成される請求項から請求項の何れか一項に記載の見守りシステム。
  10. 前記判定部は、
    前記見守り端末の表示画面に表示された地図上において、前記移動端末の現在の端末位置を表す地点において重なり合う1つの前記略円形の領域が存在する場合に前記判定パラメータを第2の値とし、2つの前記略円形の領域に重複する場合に前記判定パラメータを第3の値とする請求項に記載の見守りシステム。
  11. 前記エリア設定部は、
    見守り対象者の見守りを行う日時および期間のうちの少なくとも一つ以上を識別する時間情報に応じて異なる前記エリアを定義し、前記サーバの側に設定し、
    前記サーバは、
    現在の日時に対応した時間情報に応じ、前記見守り端末への通知の要否を判定するために用いる前記エリアを選択する、
    ように構成される請求項1から請求項10の何れか一項に記載の見守りシステム。
  12. 前記時間情報は、見守り対象者の見守りを行う曜日および/または一日のうちの時間帯を識別する情報を備える、請求項11記載の見守りシステム。
  13. 前記見守り者が保有する通信端末から前記見守り対象者が携行する前記移動端末に対してペアリング処理を行い、前記ペアリング処理の結果を前記サーバに登録することで、前記通信端末は、前記見守り端末として動作可能となる、
    ように構成される請求項1から請求項12の何れか一項に記載の見守りシステム。
  14. 移動端末を携行する見守り対象者の位置を見守り者がモニタリングするために用いる見守り端末であって、
    前記見守り者からの操作入力に応じて、地図上に略円形の領域を複数重ね合わせてエリアを定義する手段と、
    前記移動端末の現在の端末位置が前記見守り端末から設定された前記エリア内に位置していないと判定された際に、前記移動端末の現在の位置が前記エリアから逸脱した旨の通知を受信する手段と、
    を備え
    前記エリアを定義する手段は、ライン設定モードを選択する操作を受け付けると、
    地図を表示中の前記見守り端末の表示画面の上において、第1のタップ操作が完了した後に、前記第1のタップ操作の操作位置とは異なる位置で第2のタップ操作を受け付けることで、
    前記表示画面に表示中の地図上において、前記第1のタップ操作の操作位置と前記第2のタップ操作の操作位置の間を結ぶ線に沿って、隣接する略円形の領域同士の径方向における重複幅が各々の前記略円形の略半径となるように複数の前記略円形の領域を重ね合わせて自動配列する、
    守り端末。
  15. 見守り者の通信端末から見守り対象者をモニタリングするために、見守り対象者が携行する移動端末の現在位置を継続的に受信しながら前記通信端末での前記モニタリングを支援するサーバであって、
    前記移動端末の現在位置を継続的に受信中に、前記移動端末が位置すべきエリアに関する情報が前記通信端末から受信されると、地図上に略円形の領域を複数重ね合わせて定義された前記エリアに関する情報を前記サーバ内に設定する手段と、
    前記移動端末の現在の端末位置が設定された前記エリア内にあるか否かを判定する手段と、
    前記判定の結果に基づいて、前記サーバが、前記移動端末の現在の位置が設定された前記エリアから逸脱した旨の通知を前記通信端末に送信する手段と、
    を備え
    前記エリアは、前記地図を表示中の前記見守り端末の表示画面の上において、第1のタップ操作が完了した後に、前記第1のタップ操作の操作位置とは異なる位置で第2のタップ操作を受け付けることで、前記表示画面に表示中の地図上において、前記第1のタップ操作の操作位置と前記第2のタップ操作の操作位置の間を結ぶ線に沿って、隣接する略円形の領域同士の径方向における重複幅が各々の前記略円形の略半径となるように複数の前記略円形の領域を重ね合わせて定義される、
    ーバ。
  16. 移動端末を携行する見守り対象者の位置を見守り者がモニタリングするために見守り者の見守り端末のプロセッサにより実行されるプログラムであって、前記プロセッサに少なくとも、
    前記見守り者から前記見守り端末の表示画面へのタップ操作を受け付け、前記タップ操作に際して地図を表示中の表示画面上におけるタップ操作位置とタップ操作時間を取得するステップと、
    前記タップ操作位置と前記タップ操作時間に応じて、前記地図の上に略円形の領域を複数重ね合わせてエリアを定義するステップと、
    定義した前記エリアをサーバの側に設定するために、前記エリアを記述する情報を前記サーバに送信するように前記見守り端末を制御するステップと、を実行させ、
    前記エリアを定義するステップは、ライン設定モードを選択する操作を受け付けると、
    地図を表示中の前記見守り端末の表示画面の上において、第1のタップ操作が完了した後に、前記第1のタップ操作の操作位置とは異なる位置で第2のタップ操作を受け付けることで、
    前記表示画面に表示中の地図上において、前記第1のタップ操作の操作位置と前記第2のタップ操作の操作位置の間を結ぶ線に沿って、隣接する略円形の領域同士の径方向における重複幅が各々の前記略円形の略半径となるように複数の前記略円形の領域を重ね合わせて自動配列する、
    ログラム。
  17. 見守り者の通信端末から見守り対象者のモニタリングするために、見守り対象者が携行する移動端末の現在位置を継続的に受信しているサーバのプロセッサにより実行されるプログラムであって、前記プロセッサに少なくとも、
    前記移動端末の現在位置を継続的に受信するよう前記サーバを制御する動作を実行中に、前記移動端末が位置すべきエリアに関する情報が前記通信端末から受信されたかを検知するステップと、
    前記検知に応じて実行され、地図上に略円形の領域を複数重ね合わせて定義された前記エリアに関する情報を前記サーバ内に設定するステップと、
    前記エリアの前記設定に応じて実行され、前記移動端末の現在の端末位置が設定された前記エリア内にあるか否かを判定するステップと、
    前記判定の結果に基づいて、前記サーバが、前記移動端末の現在の位置が設定された前記エリアから逸脱した旨の通知を前記通信端末に送信するように前記サーバを制御するステップと、を実行させ
    前記エリアは、前記地図を表示中の前記見守り端末の表示画面の上において、第1のタップ操作が完了した後に、前記第1のタップ操作の操作位置とは異なる位置で第2のタップ操作を受け付けることで、前記表示画面に表示中の地図上において、前記第1のタップ操作の操作位置と前記第2のタップ操作の操作位置の間を結ぶ線に沿って、隣接する略円形の領域同士の径方向における重複幅が各々の前記略円形の略半径となるように複数の前記略円形の領域を重ね合わせて定義される、
    ログラム。
  18. 移動端末を携行する見守り対象者の位置を見守り者がモニタリングするために見守り者の見守り端末の上で実行される方法であって、
    見守り者からの操作入力に応じて、前記見守り端末が、地図上に略円形の領域を複数重ね合わせてエリアを定義するステップと、
    前記移動端末の現在の端末位置が前記見守り端末から設定された前記エリア内に位置していないと判定された際に、前記移動端末の現在の位置が前記エリアから逸脱した旨の通知を受信するステップと、
    を備え
    前記エリアを定義するステップは、ライン設定モードを選択する操作を受け付けると、
    地図を表示中の前記見守り端末の表示画面の上において、第1のタップ操作が完了した後に、前記第1のタップ操作の操作位置とは異なる位置で第2のタップ操作を受け付けることで、
    前記表示画面に表示中の地図上において、前記第1のタップ操作の操作位置と前記第2のタップ操作の操作位置の間を結ぶ線に沿って、隣接する略円形の領域同士の径方向における重複幅が各々の前記略円形の略半径となるように複数の前記略円形の領域を重ね合わせて自動配列する、
    守り方法。
  19. 見守り者の通信端末から見守り対象者のモニタリングするために、見守り対象者が携行する移動端末の現在位置を継続的に受信しているサーバにより実行される方法であって、
    前記移動端末の現在位置を継続的に受信中に、前記移動端末が位置すべきエリアに関する情報が前記通信端末から受信されると、地図上に略円形の領域を複数重ね合わせて定義された前記エリアに関する情報を前記サーバ内に設定するステップと、
    前記移動端末の現在の端末位置が設定された前記エリア内にあるか否かを判定するステップと、
    前記判定の結果に基づいて、前記サーバが、前記移動端末の現在の位置が設定された前記エリアから逸脱した旨の通知を前記通信端末に送信するステップと、
    を備え、
    前記エリアは、前記地図を表示中の前記見守り端末の表示画面の上において、第1のタップ操作が完了した後に、前記第1のタップ操作の操作位置とは異なる位置で第2のタップ操作を受け付けることで、前記表示画面に表示中の地図上において、前記第1のタップ操作の操作位置と前記第2のタップ操作の操作位置の間を結ぶ線に沿って、隣接する略円形の領域同士の径方向における重複幅が各々の前記略円形の略半径となるように複数の前記略円形の領域を重ね合わせて定義される、
    見守り方法。
JP2017232786A 2017-12-04 2017-12-04 見守りシステム、見守り方法、見守り端末、サーバ、およびプログラム Expired - Fee Related JP6379271B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017232786A JP6379271B1 (ja) 2017-12-04 2017-12-04 見守りシステム、見守り方法、見守り端末、サーバ、およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017232786A JP6379271B1 (ja) 2017-12-04 2017-12-04 見守りシステム、見守り方法、見守り端末、サーバ、およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6379271B1 true JP6379271B1 (ja) 2018-08-22
JP2019101812A JP2019101812A (ja) 2019-06-24

Family

ID=63250034

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017232786A Expired - Fee Related JP6379271B1 (ja) 2017-12-04 2017-12-04 見守りシステム、見守り方法、見守り端末、サーバ、およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6379271B1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020126494A (ja) * 2019-02-05 2020-08-20 ソフトバンク株式会社 プログラム、方法、サーバ装置及び通信端末
WO2020203605A1 (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 本田技研工業株式会社 通知システム、通知方法、プログラム、及び記憶媒体
JPWO2021181659A1 (ja) * 2020-03-13 2021-09-16

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008085747A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Oki Electric Ind Co Ltd 携帯端末保護装置及び携帯端末保護システム
JP2012221267A (ja) * 2011-04-11 2012-11-12 Genetec Corp 居場所確認方法
WO2012157196A1 (ja) * 2011-05-18 2012-11-22 パナソニック株式会社 通信制御システムおよびその方法、ならびに通信装置およびその方法、プログラム
WO2015125265A1 (ja) * 2014-02-21 2015-08-27 三菱電機株式会社 地図情報処理装置、地図情報処理方法及び更新データの調整方法
JP2015191415A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 株式会社コロプラ オブジェクト制御プログラム及びオブジェクト制御方法
JP2015194997A (ja) * 2014-03-27 2015-11-05 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 ユーザインタフェース装置、ユーザインタフェース方法、プログラム及び記憶媒体
JP2017058321A (ja) * 2015-09-18 2017-03-23 ヤフー株式会社 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008085747A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Oki Electric Ind Co Ltd 携帯端末保護装置及び携帯端末保護システム
JP2012221267A (ja) * 2011-04-11 2012-11-12 Genetec Corp 居場所確認方法
WO2012157196A1 (ja) * 2011-05-18 2012-11-22 パナソニック株式会社 通信制御システムおよびその方法、ならびに通信装置およびその方法、プログラム
WO2015125265A1 (ja) * 2014-02-21 2015-08-27 三菱電機株式会社 地図情報処理装置、地図情報処理方法及び更新データの調整方法
JP2015194997A (ja) * 2014-03-27 2015-11-05 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 ユーザインタフェース装置、ユーザインタフェース方法、プログラム及び記憶媒体
JP2015191415A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 株式会社コロプラ オブジェクト制御プログラム及びオブジェクト制御方法
JP2017058321A (ja) * 2015-09-18 2017-03-23 ヤフー株式会社 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020126494A (ja) * 2019-02-05 2020-08-20 ソフトバンク株式会社 プログラム、方法、サーバ装置及び通信端末
JP7034108B2 (ja) 2019-02-05 2022-03-11 ソフトバンク株式会社 プログラム、方法、サーバ装置及び通信端末
WO2020203605A1 (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 本田技研工業株式会社 通知システム、通知方法、プログラム、及び記憶媒体
JPWO2021181659A1 (ja) * 2020-03-13 2021-09-16
JP7375910B2 (ja) 2020-03-13 2023-11-08 日本電気株式会社 活動支援装置、活動支援方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019101812A (ja) 2019-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9264876B2 (en) Method and system for collecting contemporaneous information relating to an event
JP4767974B2 (ja) 通信システムおよび通信方法
US9058732B2 (en) Method and apparatus for enhanced indoor position location with assisted user profiles
JP6379271B1 (ja) 見守りシステム、見守り方法、見守り端末、サーバ、およびプログラム
JP4479697B2 (ja) 情報通知システム、情報通知方法、情報機器、及びプログラム
CA2588074A1 (en) Method and system to monitor persons utilizing wireless media
JP2012221267A (ja) 居場所確認方法
CN108121308B (zh) 信息处理装置、信息处理系统、信息处理方法以及记录介质
JP2012216119A (ja) 監視システム、監視サーバー、及び、監視方法
US20190271546A1 (en) Electronic apparatus, control device, and operation method of electronic apparatus
JP2007295201A (ja) 携帯無線端末システム及び携帯無線端末
JP5387010B2 (ja) ユーザ行動監視システム及びユーザ行動監視方法
JP2005286817A (ja) 行動監視端末、行動監視システム、行動監視方法、及び行動監視プログラム
JP2005293255A (ja) 通知方法及び通知プログラム
JP5657160B2 (ja) 居場所確認方法、居場所確認プログラム、及び居場所確認システム
JP2015197739A (ja) 移動履歴管理機能を有するサーバ及び端末
US8754767B2 (en) Geographic localization system
JP2018063477A (ja) 管理対象端末、サーバ、携帯電話装置、携帯情報端末プログラム、携帯電話装置プログラム及び位置管理システム
US20220012997A1 (en) Monitoring system, monitoring method, and program
KR101166168B1 (ko) 위치추적 휴대단말 및 방법
KR101066561B1 (ko) 위치 추적 시스템 및 그 방법
KR101699982B1 (ko) 다양한 위치 식별 이동단말 및 그 동작 방법, 이동단말의 위치에 따른 서비스 제공 기지국 및 그 동작 방법
JP2014146999A (ja) 見守りシステム、見守り方法、およびプログラム
JP5239608B2 (ja) 移動体監視装置、移動体監視方法、移動体監視システムおよびコンピュータプログラム
JP2019204301A (ja) 監視システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171204

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20171204

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20171212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180314

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180405

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180703

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180730

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6379271

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees