JP2008083143A - カメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】レンズユニット及びカメラ本体の両方に配設したバッテリ電源を有効に使用できるとともに、レンズユニット側のバッテリ容量が残っている状況を積極的に作って、レンズユニット側のみのバッテリ電源で、さらに所定時間または所定枚数の撮像を続行可能なカメラを提供すること。
【解決手段】第1電源装置17を設けたカメラ本体10と、カメラ本体10に着脱自在に取り付けられ、カメラ本体10側で必要な電力の少なくとも一部を供給する第2電源装置22を設けたレンズユニット20と、両電源装置17,22の使用順序を、第2電源装置22が、第1電源装置17に対して、予め定められた所定時間または所定枚数の撮像素子13による撮像を可能とするために必要なバッテリ残量を先に下回らないように制御する電源制御装置11と、を備えている。
【選択図】図1
【解決手段】第1電源装置17を設けたカメラ本体10と、カメラ本体10に着脱自在に取り付けられ、カメラ本体10側で必要な電力の少なくとも一部を供給する第2電源装置22を設けたレンズユニット20と、両電源装置17,22の使用順序を、第2電源装置22が、第1電源装置17に対して、予め定められた所定時間または所定枚数の撮像素子13による撮像を可能とするために必要なバッテリ残量を先に下回らないように制御する電源制御装置11と、を備えている。
【選択図】図1
Description
本発明は、たとえばデジタルカメラのように、バッテリ等の内部電源を必要とするカメラに関するものである。
従来、内部電源を必要とし、レンズユニットをカメラ本体に交換可能に装着するカメラにおいては、レンズユニットの駆動用バッテリ電源として、カメラ本体に備えられたバッテリ電源とは別に、レンズユニットにバッテリ電源を有するものが知られている。(たとえば、特許文献1、特許文献2参照)
これら特許文献1及び特許文献2に記載されたカメラは、レンズユニットに内蔵した専用のバッテリ電源により、カメラ本体とは切り離した状態でレンズユニットの駆動を行うものである。
特開2000−147361号公報
特開2000−227540号公報
これら特許文献1及び特許文献2に記載されたカメラは、レンズユニットに内蔵した専用のバッテリ電源により、カメラ本体とは切り離した状態でレンズユニットの駆動を行うものである。
しかしながら、上述した特許文献1、2のカメラは、レンズユニット側からカメラ本体側へ、または、その逆への電力の供給を行うことができず、レンズユニット及びカメラ本体の両方に配設したバッテリ電源を双方で融通して有効に使用することができないという問題があった。また、交換レンズ式カメラにおいては、撮影条件に応じて複数のレンズユニットを使い分けて撮影を行うものであるが、バッテリ残量がないという状況下に、所望するレンズユニットに交換して、さらに、所定時間または所定枚数の撮影を続行することができないという問題があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、レンズユニット及びカメラ本体の両方に配設したバッテリ電源を有効に使用することができるとともに、レンズユニットのバッテリ容量が残っている状況を積極的に作って、レンズユニット側のバッテリ電源で、さらに、所定時間または所定枚数の撮像素子による画像の撮像を続行することを可能とするカメラを提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決するため、下記の手段を採用した。
本発明に係るカメラは、撮像素子、該撮像素子で撮像された画像を表示する表示部、及び第1のバッテリ電源を設けたカメラ本体と、前記カメラ本体に着脱自在に取り付けられ、該カメラ本体側で必要な電力の少なくとも一部を供給する第2のバッテリ電源を設けたレンズユニットと、前記第1及び第2のバッテリ電源の使用順序を、前記第2のバッテリ電源が、前記第1のバッテリ電源に対して予め定められた所定時間または所定枚数の前記撮像素子による画像の撮像を可能とするために必要なバッテリ残量を先に下回らないように制御する電源制御部と、を備えている。
本発明に係るカメラは、撮像素子、該撮像素子で撮像された画像を表示する表示部、及び第1のバッテリ電源を設けたカメラ本体と、前記カメラ本体に着脱自在に取り付けられ、該カメラ本体側で必要な電力の少なくとも一部を供給する第2のバッテリ電源を設けたレンズユニットと、前記第1及び第2のバッテリ電源の使用順序を、前記第2のバッテリ電源が、前記第1のバッテリ電源に対して予め定められた所定時間または所定枚数の前記撮像素子による画像の撮像を可能とするために必要なバッテリ残量を先に下回らないように制御する電源制御部と、を備えている。
このようなカメラによれば、電源制御部は、レンズユニット側(第2のバッテリ電源)にバッテリ容量が残っている状況を積極的に作ることができる。
本発明に係るカメラは、撮像素子、該撮像素子で撮像された画像を表示する表示部、及び第1のバッテリ電源を設けたカメラ本体と、前記カメラ本体に着脱自在に取り付けられ、該カメラ本体側で必要な電力の少なくとも一部を供給する第2のバッテリ電源を設けたレンズユニットと、前記第1及び第2のバッテリ電源の使用順序を、前記第1のバッテリ電源が、前記第2のバッテリ電源に対して予め定められた所定時間または所定枚数の前記撮像素子による画像の撮像を可能とするために必要なバッテリ残量を先に下回るように制御する電源制御部と、を備えている。
このようなカメラによれば、電源制御部は、レンズユニット側(第2のバッテリ電源)にバッテリ容量が残っている状況を積極的に作ることができる。
上記の発明において、前記第1のバッテリ電源が予め定められた所定時間または所定枚数の前記撮像素子による画像の撮像を可能とするために必要なバッテリ残量を下回り、かつ、前記第2のバッテリ電源のバッテリ残量のみで予め定められた前記所定時間または撮像素子による画像の撮像を行うことが可能な状態にあることを使用者に通知する通知手段を備えていることが好ましく、これにより、カメラの使用者に対して、レンズユニット側のバッテリ電源のみで撮像が可能な状態にあるとの情報を与えることができる。
上記の発明において、前記通知手段は、前記第1のバッテリ電源及び前記第2のバッテリ電源のバッテリ残量をそれぞれ表示する表示手段であることが好ましく、これにより、カメラの使用者は、両バッテリ電源の残量を常に把握することができる。
レンズユニット及びカメラ本体の両方に配設したバッテリ電源を有効に使用することができるとともに、レンズユニット側のバッテリ容量が残っている状況を積極的に作って、レンズユニット側のみのバッテリ電源で、さらに、所定時間または所定枚数の撮像素子による画像の撮像を続行することを可能とする。
以下、本発明に係るカメラの一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るカメラの構成例として、デジタルカメラの構成を示すブロック図である。
カメラ1は、カメラ本体10と、このカメラ本体10に着脱可能に取り付けられるレンズユニット20と、後述する二つのバッテリ電源の使用順序を制御する電源制御装置(電源制御部)11と、バッテリ電源の状態を使用者に通知するために設けた後述の通知手段とを備えている。
図1は、本発明の一実施形態に係るカメラの構成例として、デジタルカメラの構成を示すブロック図である。
カメラ1は、カメラ本体10と、このカメラ本体10に着脱可能に取り付けられるレンズユニット20と、後述する二つのバッテリ電源の使用順序を制御する電源制御装置(電源制御部)11と、バッテリ電源の状態を使用者に通知するために設けた後述の通知手段とを備えている。
カメラ本体10とレンズユニット20との間は、本体側BL通信装置30A及びレンズ側BL通信装置30Bを介して電源系統(図中に実線で表示)及び制御系統(図中に破線で表示)が接続されている。この場合のレンズユニット20は、広角レンズや望遠レンズなど撮影目的に応じて適宜交換できるように、カメラ本体10にマウント部を介して着脱可能に取り付けられた交換式のレンズユニットである。
カメラ本体10は、電源制御部として機能する電源制御装置11と、制御装置12と、撮像素子13と、記憶装置14と、表示素子(表示部)15と、発光装置16と、第1のバッテリ電源となる第1電源装置17とを具備している。
レンズユニット20は、撮像光学系21と、第2のバッテリ電源となる第2電源装置22と、駆動装置23とを具備している。
レンズユニット20は、撮像光学系21と、第2のバッテリ電源となる第2電源装置22と、駆動装置23とを具備している。
電源制御装置11は、後述する第1電源装置17及び第2電源装置22から供給される電源に関する使用順序等の優先使用制御を含め、電源に関する各種の制御を行うものである。すなわち、電源制御部11では、第1電源装置17及び第2電源装置22の使用順序について、第1電源装置17が第2電源装置22に対して撮像素子13による画像の撮像を可能とするために必要なバッテリ残量(残容量)を先に下回るように制御する。具体的には、第1電源装置17及び第2電源装置22の電圧をそれぞれモニターし、第1電源装置17の電圧が、予め設定された電圧、すなわち撮像素子13による画像の撮像を可能とするために必要なバッテリ電圧を、第2電源装置22よりも先に下回るよう使用順序を制御する。この電源制御装置11で制御された電源は、制御装置12を介してカメラ本体10及びレンズユニット20の各構成要素に供給される。
また、電源制御部11では、閾値として所定値R1が設定される。この所定値R1は、撮像素子13による画像の撮影が可能なバッテリ残量R2を超える所定の値に設定される閾値である。このような所定値R1を設けることにより、第1電源装置17及び第2電源装置22について、図2のフローチャートに基づいて後述する所定の電源制御が可能となる。
また、電源制御部11では、閾値として所定値R1が設定される。この所定値R1は、撮像素子13による画像の撮影が可能なバッテリ残量R2を超える所定の値に設定される閾値である。このような所定値R1を設けることにより、第1電源装置17及び第2電源装置22について、図2のフローチャートに基づいて後述する所定の電源制御が可能となる。
制御装置12は、撮像、記憶及び表示など、カメラ1の操作に伴って各種制御を行うものであり、CPU等を包含する。
撮像素子13は、捕らえた光を電気信号の画像信号に変換するイメージセンサーであり、具体的にはCCDやCMOS等が使用される。
記憶装置14は、撮像した画像データを記憶して保存するための装置であり、メモリカード等の記憶媒体が使用される。
撮像素子13は、捕らえた光を電気信号の画像信号に変換するイメージセンサーであり、具体的にはCCDやCMOS等が使用される。
記憶装置14は、撮像した画像データを記憶して保存するための装置であり、メモリカード等の記憶媒体が使用される。
表示素子15は、撮像素子13から送られてくる画像信号や記憶装置14に記憶した画像データ等を表示するもので、たとえば液晶パネル等が使用される。
この表示装置15は、上述した通知手段としても使用される。この通知手段は、第1電源装置17が撮像素子13による画像の撮像を可能とするために必要なバッテリ残量を下回り、第2電源装置22のバッテリ残量のみで撮像素子13による画像の撮像が可能な状態に達したことを使用者に通知するものである。具体的に説明すると、この通知手段は第1電源装置17及び第2電源装置22のバッテリ残量をそれぞれ表示する表示手段であり、撮影画像を表示する表示素子15にそれぞれのバッテリ残量を表示することができる。
また、上述した表示手段については、表示素子15とは別に設けた独立の表示素子(液晶パネル等)に表示したり、あるいは、発光ダイオード等のインジケータを別途設けて表示してもよい。
この表示装置15は、上述した通知手段としても使用される。この通知手段は、第1電源装置17が撮像素子13による画像の撮像を可能とするために必要なバッテリ残量を下回り、第2電源装置22のバッテリ残量のみで撮像素子13による画像の撮像が可能な状態に達したことを使用者に通知するものである。具体的に説明すると、この通知手段は第1電源装置17及び第2電源装置22のバッテリ残量をそれぞれ表示する表示手段であり、撮影画像を表示する表示素子15にそれぞれのバッテリ残量を表示することができる。
また、上述した表示手段については、表示素子15とは別に設けた独立の表示素子(液晶パネル等)に表示したり、あるいは、発光ダイオード等のインジケータを別途設けて表示してもよい。
このように、通知手段として第1電源装置17及び第2電源装置22のバッテリ残量をそれぞれ表示する表示手段を設けることにより、カメラ1の使用者は、第1電源装置17及び第2電源装置22のバッテリ残量を常に把握しながら撮影を行うことができる。この結果、レンズユニット20側の第2電源装置22のみを使用して撮影が可能な状態にあるとの情報を得ることにより、カメラ1の使用者には、特定のレンズユニット20を使用して撮影動作を続けるか否かを判断する選択機会が与えられる。すなわち、カメラ1の使用者は、特定の第2電源装置22のバッテリ残量を使用してこのまま撮影を継続するか、あるいは、撮影を中止して特定のレンズユニット20に撮影可能なバッテリ残量を残すかについて、自分の意志で選択する機会を得ることができる。
発光装置16は、夜間撮影時等に発光して撮像に必要な光量を補う装置である。
第1電源装置17は、レンズユニット20の第2電源装置22とともにカメラ1の各種構成要素を駆動するバッテリであり、電源制御装置11に接続されて電源を供給する。この第1電源装置17には、リチウムイオンポリマー電池等の可撓性を有するフィルム性電池を含む各種電池を使用可能である。
第1電源装置17は、レンズユニット20の第2電源装置22とともにカメラ1の各種構成要素を駆動するバッテリであり、電源制御装置11に接続されて電源を供給する。この第1電源装置17には、リチウムイオンポリマー電池等の可撓性を有するフィルム性電池を含む各種電池を使用可能である。
撮像光学系21は、撮像素子13に光(画像)を導くもので、各種レンズ等を組み合わせて構成される。
第2電源装置22は、第1電源装置17とともにカメラ1の各構成要素を駆動するバッテリであり、公知の各種電池を使用可能であるが、特に、リチウムイオンポリマー電池等の可撓性を有するフィルム性電池が好ましい。
駆動装置23は、レンズユニット20の焦点距離を合わせるための駆動装置であり、電動機等により構成される。
第2電源装置22は、第1電源装置17とともにカメラ1の各構成要素を駆動するバッテリであり、公知の各種電池を使用可能であるが、特に、リチウムイオンポリマー電池等の可撓性を有するフィルム性電池が好ましい。
駆動装置23は、レンズユニット20の焦点距離を合わせるための駆動装置であり、電動機等により構成される。
この実施形態では、カメラ1の駆動源となるバッテリ容量の全量が、第1電源装置17及び第2電源装置22に分割して配置されている。
すなわち、レンズユニット20に設けられた第2電源装置22は、カメラ本体10及びレンズユニット20の両方に電源を供給することとなり、電源制御装置11が両電源の使用方法を含む一括制御を行う構成とされる。従って、この場合の分割配置は、第1電源装置14及び第2電源装置22の合計がカメラ1で必要な電源容量を満足していればよく、その分割比率については、カメラ本体1及びレンズユニット20の必要量に関係なく決めることができる。
すなわち、レンズユニット20に設けられた第2電源装置22は、カメラ本体10及びレンズユニット20の両方に電源を供給することとなり、電源制御装置11が両電源の使用方法を含む一括制御を行う構成とされる。従って、この場合の分割配置は、第1電源装置14及び第2電源装置22の合計がカメラ1で必要な電源容量を満足していればよく、その分割比率については、カメラ本体1及びレンズユニット20の必要量に関係なく決めることができる。
このような電源配置のカメラ本体10は、第2電源装置22の容量分だけ第1電源装置17を小容量化してその収納スペースを小さくすることができるので、カメラ本体10の小型化を容易にして設計の自由度を増すことができる。
一方、レンズユニット20は、各種レンズを組み合わせた撮像光学系21が中心となるため、特に絞り位置の撮像光学系21の外周にバッテリ等の電源を設置するスペースに適した内部空間が比較的多く存在する。従って、レンズユニット20の内部空間を有効利用して第2電源装置22を設置しても、レンズユニット20自体が大型化したり、あるいは、設計の自由度が低下するようなことはほとんどない。
一方、レンズユニット20は、各種レンズを組み合わせた撮像光学系21が中心となるため、特に絞り位置の撮像光学系21の外周にバッテリ等の電源を設置するスペースに適した内部空間が比較的多く存在する。従って、レンズユニット20の内部空間を有効利用して第2電源装置22を設置しても、レンズユニット20自体が大型化したり、あるいは、設計の自由度が低下するようなことはほとんどない。
また、交換可能な複数のレンズユニット20を保有していれば、複数の第2電源装置22を保有しているのと同じことになるので、レンズユニット20を適宜交換して使用することにより、各第2電源装置22毎の電源寿命を増して長時間の使用が可能になる。
また、レンズユニット20を順次交換して使用することにより、長時間の電源を確保できるので、カメラ1の使用可能時間を延長することができる。なお、特定のレンズユニット20を継続して使用したい場合には、使用済の第2電源装置22を未使用のものと入れ替えて交換使用することも可能である。
また、レンズユニット20を順次交換して使用することにより、長時間の電源を確保できるので、カメラ1の使用可能時間を延長することができる。なお、特定のレンズユニット20を継続して使用したい場合には、使用済の第2電源装置22を未使用のものと入れ替えて交換使用することも可能である。
このように、カメラ本体10に設けられた第1電源装置17と、カメラ本体10側で必要な電力の少なくとも一部を供給するようにレンズユニット20に設けられた第2電源装置22とを備えているカメラ1においては、電源制御装置11に設定された電源使用モードの選択に応じて、両電源の使用順序が制御される。すなわち、第1電源装置17が第2電源装置22に対して、撮像素子13による画像の撮像を可能とするために必要なバッテリ残量を先に下回る状態となるまでは、第1電源装置17及び第2電源装置22の使用方法として、第1電源装置17及び第2電源装置22を均等に使用する両電源均等使用モード、第1電源装置17を優先使用する本体側電源優先使用モード、第2電源装置22を優先使用するレンズ側電源優先使用モードがある。
以下、第1電源装置17及び第2電源装置22の電源使用に係る電源制御例について、図2のフローチャートに基づいて説明する。
この電源制御では、カメラ1で撮影または画像の再生を行う場合、最初のステップS1において、たとえばカメラ本体10の適所に設けられた電源スイッチ(不図示)をカメラ使用者が操作して「電源ON」とするが、この電源スイッチ操作が行われると、電源制御装置11では下記の制御を実施する。
この電源制御では、カメラ1で撮影または画像の再生を行う場合、最初のステップS1において、たとえばカメラ本体10の適所に設けられた電源スイッチ(不図示)をカメラ使用者が操作して「電源ON」とするが、この電源スイッチ操作が行われると、電源制御装置11では下記の制御を実施する。
次のステップS2では、両電源装置17,22の残量を確認する電源チェックを実施する。この電源チェックでは、次のステップS3に進み、両者(両電源装置17,22)の残量が所定値(R1)以上か否かを確認する。
まず、第1電源装置17及び第2電源装置22の両方とも残量が所定値(R1)以上の場合は、第1の電源装置17と第2の電源装置22を均等に使用する両電源均等使用モードにより電力を供給する。次に、第1電源装置17または第2電源装置22のいずれかが所定値(R1)以下となった場合には、第1電源装置17を優先的に使用する本体側優先使用モード、あるいは第2電源装置22優先的に使用するレンズ側電源優先使用モードで電力を供給する。
この結果、両電源装置17,22の残量が所定値(R1)以上である「YES」の場合には、次のステップS4に進む。このステップS4では、第1電源装置(本体側電源)17の残量(Bb)と、第2電源装置(レンズ側電源)の残量(Lb)とを比較し、第1電源装置17の残量が第2電源装置22の残量と等しいか大きい(Bb≧Lb)「YES」の場合には、次のステップS5に進んで第1電源装置17を使用する。
一方、ステップS4の比較で第1電源装置17の残量が第2電源装置22の残量より少ない(Bb<Lb)「NO」の場合には、ステップS12に進んで第2電源装置22を使用する。
まず、第1電源装置17及び第2電源装置22の両方とも残量が所定値(R1)以上の場合は、第1の電源装置17と第2の電源装置22を均等に使用する両電源均等使用モードにより電力を供給する。次に、第1電源装置17または第2電源装置22のいずれかが所定値(R1)以下となった場合には、第1電源装置17を優先的に使用する本体側優先使用モード、あるいは第2電源装置22優先的に使用するレンズ側電源優先使用モードで電力を供給する。
この結果、両電源装置17,22の残量が所定値(R1)以上である「YES」の場合には、次のステップS4に進む。このステップS4では、第1電源装置(本体側電源)17の残量(Bb)と、第2電源装置(レンズ側電源)の残量(Lb)とを比較し、第1電源装置17の残量が第2電源装置22の残量と等しいか大きい(Bb≧Lb)「YES」の場合には、次のステップS5に進んで第1電源装置17を使用する。
一方、ステップS4の比較で第1電源装置17の残量が第2電源装置22の残量より少ない(Bb<Lb)「NO」の場合には、ステップS12に進んで第2電源装置22を使用する。
こうして使用する電源装置が決まると、次のステップS6に進んで電源状態の表示が行われる。ここでの表示内容は、たとえば現在使用している電源装置の種類や第1電源装置17及び第2電源装置22の残量等であり、専用の表示手段をカメラ本体10の適所に設けて表示してもよいし、あるいは、液晶パネル等の表示素子15を用い、画像等の表示画面に重畳して表示してもよい。
次のステップS7では、電源スイッチの操作により「電源OFF」が選択されたか否かを判断する。この結果、「電源OFF」が選択されていない「NO」の場合には、次のステップS8に進んで時間経過を判断する。
次のステップS7では、電源スイッチの操作により「電源OFF」が選択されたか否かを判断する。この結果、「電源OFF」が選択されていない「NO」の場合には、次のステップS8に進んで時間経過を判断する。
ステップS8における時間経過の判断は、使用状態にある電源装置について、その使用時間が、使用開始から予め設定された所定時間(T)を経過して継続したか否かを判断するものである。この結果、継続する使用時間が所定時間経過して継続した「YES」の場合には、上述したステップS2の電源チェックに戻り、ステップS3で電源残量の比較を再度行うことにより、使用する電源装置をあらためて決定する。
一方、ステップS8における使用時間の判断において、所定時間(T)を経過して継続されていない「NO」の場合には、再度ステップS7に戻って「電源OFF」が選択されたか否かを繰り返し判断する。
また、ステップS7において、「電源OFF」が選択された「YES」になると、ステップS9に進んで電源制御装置11による両電源均等使用モードの制御を終了する。
一方、ステップS8における使用時間の判断において、所定時間(T)を経過して継続されていない「NO」の場合には、再度ステップS7に戻って「電源OFF」が選択されたか否かを繰り返し判断する。
また、ステップS7において、「電源OFF」が選択された「YES」になると、ステップS9に進んで電源制御装置11による両電源均等使用モードの制御を終了する。
このような両電源均等使用モードでは、一方の電源装置を選択した使用時間が所定時間(T)を経過して継続する毎に残量比較を行い、その都度残量の大きい電源装置を選択して使用するので、両電源装置の残量に大きな差が生じることはない。すなわち、所定時間(T)の設定を短時間に設定すればするほど、頻繁に残量比較が行われるため両電源装置の残量差は小さくなるので、レンズユニット20を交換しなくても、両電源を略均等に有効利用して長時間の撮影及び再生が可能になる。従って、所定時間(T)については、カメラ1や電源装置等の諸条件を考慮して最適値を適宜設定すればよい。
次に、上述したステップS3において、両電源装置17,22の残量の少なくとも一方が所定値(R1)以上ない「NO」の場合には、ステップS11に進んで第2電源装置22の残量を確認する。この結果、第2電源装置22に所定値(R1)以上の残量がある「YES」の場合、ステップS12に進んで第2電源装置22を使用する。すなわち、第2電源装置22を優先使用するレンズ側電源優先使用モードとなる。
こうして使用する電源装置が決まると、次のステップS6に進んで電源状態の表示が行われるが、このステップS6以降については、上述した電源使用モードと同様の過程を経て電源が使用される。
こうして使用する電源装置が決まると、次のステップS6に進んで電源状態の表示が行われるが、このステップS6以降については、上述した電源使用モードと同様の過程を経て電源が使用される。
続いて、上述したステップS11において、第2電源装置22の残量が所定値(R1)以上ない「NO」の場合には、ステップS21に進んで第1電源装置17の残量を確認する。この結果、第1電源装置17に所定値(R1)以上の残量がある「YES」の場合、ステップS5に進んで第1電源装置17を使用する。すなわち、第1電源装置17を優先使用する本体側電源優先使用モードとなる。
こうして使用する電源装置が決まると、次のステップS6に進んで電源状態の表示が行われるが、このステップS6以降については、上述した電源使用モードと同様の過程を経て電源が使用される。
こうして使用する電源装置が決まると、次のステップS6に進んで電源状態の表示が行われるが、このステップS6以降については、上述した電源使用モードと同様の過程を経て電源が使用される。
一方、上述したステップS21において、第1電源装置17の残量が所定値(R1)以上ない「NO」の場合には、すなわち、第1電源装置17及び第2電源装置22の残量がともに所定値(R1)より少ない場合にはステップS31に進む。このステップS31では、第1電源装置17の残量が、撮像素子13による画像の撮像が可能な所定のバッテリ残量(R2)以上あるか否かが確認される。この結果、第1電源装置17の残量が所定値R2以上となる「YES」の場合には、ステップS5に進み、第1電源装置17を選択して使用する。
こうして使用する電源装置が決まると、次のステップS6に進んで電源状態の表示が行われるが、このステップS6以降については、上述した両電源均等使用モードと同様の過程を経て電源が使用される。
こうして使用する電源装置が決まると、次のステップS6に進んで電源状態の表示が行われるが、このステップS6以降については、上述した両電源均等使用モードと同様の過程を経て電源が使用される。
しかしながら、ステップS31において、第1電源装置17の残量が所定値R2より小さい「NO」の場合には、ステップS32に進む。この状態では、第1電源装置17の残量はR2以下であるので、撮像素子15による画像の撮影を継続するためにはレンズユニット20に内蔵の第2電源装置22の残量を使うしかない。そこで、操作者に第2電源装置22を使って撮影を継続するか、あるいは撮影を停止して後ほどこのレンズユニット20を使っての撮影用に第2電源装置22の残量を使用するために、ここで使用を中止するかを選択できるようにする。そのために、通知手段としても機能する表示素子15に、たとえば「レンズ側の電源を使用しますか?」というように、画像によりカメラ使用者の意志を確認する確認表示がなされる。このような確認表示は、撮像可能なバッテリ残量が本体側の第1電源装置17にはないものの、レンズ側の第2電源装置22には残っていることを意味している。
そして、次のステップS33で第2電源装置22を使用する「YES」が選択された場合には、上述したステップS12に進んで第2電源装置22を使用する。
そして、次のステップS33で第2電源装置22を使用する「YES」が選択された場合には、上述したステップS12に進んで第2電源装置22を使用する。
しかし、ステップS33でカメラ使用者が第2電源装置22を使用しない「NO」を選択した場合には、たとえば所望のレンズ20に撮像可能なバッテリ残量を残したいなどの目的により、第2電源装置22をこれ以上使用しないという意思表示になる。このため、カメラに使用可能な電源がなくなるので、次のステップS34に進むことにより、たとえば「終了します」というように撮影または画像表示を終了する旨の表示を表示素子15にした後、ステップS9に進んで終了する。
このような電源使用の制御により、第1電源装置17の残量が撮像素子13で画像を撮像するために必要な所定のバッテリ残量(R2)を下回り、かつ、第2電源装置22に画像表示可能なバッテリ残量があることを使用者に通知できるので、ユーザの意志でレンズ側の第2電源装置22に撮像用のバッテリ残量を残すことができる。
すなわち、カメラ及びレンズユニット側に設けられたバッテリ電源のバッテリ残量が撮影中にそれぞれどのような状態であるかを使用者が認識できるようになるので、無意識のうちに、すでに撮像素子13で画像を撮像するためのバッテリ残量がレンズ側の第2電源装置22に残っていないという状況になることはない。
すなわち、カメラ及びレンズユニット側に設けられたバッテリ電源のバッテリ残量が撮影中にそれぞれどのような状態であるかを使用者が認識できるようになるので、無意識のうちに、すでに撮像素子13で画像を撮像するためのバッテリ残量がレンズ側の第2電源装置22に残っていないという状況になることはない。
換言すれば、上述した制御を行うことにより、ユーザの意志により所望のレンズユニット20にバッテリ残量を残すことができる。特に、レンズユニット20がカメラ本体10に着脱可能であれば、保有するレンズユニット20のバッテリ残量が低下して使用できなくなるような状況でも、たとえば望遠レンズなど撮影予定に応じて選択した所望のレンズユニット20にユーザの意志で残量を残しておけば、最後にこのレンズユニット20を使用して数枚の撮影を行うことが可能になる。
ところで、上述した実施形態ではデジタルカメラを例示して説明したが、たとえばビデオカメラなど内部電源を必要とする全てのカメラに適用可能なことはいうまでもない。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更することができる。
1 カメラ
10 カメラ本体
11 電源制御装置
17 第1電源装置(第1のバッテリ電源)
20 レンズユニット
22 第2電源装置(第2のバッテリ電源)
10 カメラ本体
11 電源制御装置
17 第1電源装置(第1のバッテリ電源)
20 レンズユニット
22 第2電源装置(第2のバッテリ電源)
Claims (4)
- 撮像素子、該撮像素子で撮像された画像を表示する表示部、及び第1のバッテリ電源を設けたカメラ本体と、
前記カメラ本体に着脱自在に取り付けられ、該カメラ本体側で必要な電力の少なくとも一部を供給する第2のバッテリ電源を設けたレンズユニットと、
前記第1及び第2のバッテリ電源の使用順序を、前記第2のバッテリ電源が、前記第1のバッテリ電源に対して予め定められた所定時間または所定枚数の前記撮像素子による画像の撮像を可能とするために必要なバッテリ残量を先に下回らないように制御する電源制御部と、を備えているカメラ。 - 撮像素子、該撮像素子で撮像された画像を表示する表示部、及び第1のバッテリ電源を設けたカメラ本体と、
前記カメラ本体に着脱自在に取り付けられ、該カメラ本体側で必要な電力の少なくとも一部を供給する第2のバッテリ電源を設けたレンズユニットと、
前記第1及び第2のバッテリ電源の使用順序を、前記第1のバッテリ電源が、前記第2のバッテリ電源に対して予め定められた所定時間または所定枚数の前記撮像素子による画像の撮像を可能とするために必要なバッテリ残量を先に下回るように制御する電源制御部と、を備えているカメラ。 - 前記第1のバッテリ電源が予め定められた所定時間または所定枚数の前記撮像素子による画像の撮像を可能とするために必要なバッテリ残量を下回り、かつ、前記第2のバッテリ電源のバッテリ残量のみで予め定められた前記所定時間または撮像素子による画像の撮像を行うことが可能な状態にあることを使用者に通知する通知手段を備えた請求項1または2に記載のカメラ。
- 前記通知手段が、前記第1のバッテリ電源及び前記第2のバッテリ電源のバッテリ残量をそれぞれ表示する表示手段である請求項3に記載のカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006260290A JP2008083143A (ja) | 2006-09-26 | 2006-09-26 | カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006260290A JP2008083143A (ja) | 2006-09-26 | 2006-09-26 | カメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008083143A true JP2008083143A (ja) | 2008-04-10 |
Family
ID=39354119
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006260290A Withdrawn JP2008083143A (ja) | 2006-09-26 | 2006-09-26 | カメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008083143A (ja) |
-
2006
- 2006-09-26 JP JP2006260290A patent/JP2008083143A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
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A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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