JP2008081653A - セルロースアシレートの回収方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】偏光板や視野角拡大フィルムに使用される高濃度の可塑剤、添加剤、特に紫外線吸収剤等の光学特性調節剤を含有するセルロースアシレートフィルムから、セルロースアシレート樹脂を短時間に、多目的に再利用可能な品質で回収する方法を提供する。
【解決手段】セルロースアシレートフィルムをセルロースアシレートの良溶剤に溶解してセルロースアシレート溶液を作製し、その後、該溶液に対してセルロースアシレートの貧溶剤を混合する工程を含むことを特徴とする。
【選択図】なし

Description

本発明は、セルロース低級脂肪酸エステル(本発明において「セルロースアシレート」とも言う。)樹脂を用いた成形品からセルロースアシレート樹脂を回収する方法に関する。
情報化社会の進展と共に、OA機器の表示装置は、CRTから液晶表示素子に変換しつつあり、いわゆるLCD装置、また液晶セル、液晶フィルム又は液晶表示板に偏光部材が用いられる。偏光フィルム又は偏光板(以下、「偏光板」と総称する。)は他の表示体やディスプレイ装置にも用いられている。偏光板の使用量の増大に伴いその廃材も急増し、環境保全のために資源回収が要望されている。
セルロースアシレートフィルムは透明性に優れ物理的強度も併せもつので、偏光板用の光学フィルム、特に偏光板保護フィルム用途に有用である。偏光板保護フィルムとして用いる場合、偏光板の作製方法は特に限定されず、一般的な方法で作製することができる。セルロースアシレートフィルムをアルカリ処理し、ポリビニルアルコールフィルムを沃素溶液中に浸漬延伸して作製した偏光子の両面に完全ケン化ポリビニルアルコール水溶液を用いて貼り合わせる方法がある。アルカリ処理の代わりに易接着加工を施してもよい。
偏光板は偏光子及びその両面を保護する保護フィルムで構成されている。液晶表示装置には通常2枚の偏光板の間に液晶を含む基板が配置されている。特に液晶表示装置の表示側最表面の偏光板保護フィルムには、透明ハードコート層、防眩層、反射防止層等が設けられることが多い。
また、セルロースアシレートフィルムは、液晶の光学的欠点である視野角を拡大する光学補償フィルム、即ち視野角拡大フィルム(以下、「WVフィルム」(登録商標)という。)の支持体としても利用されている。
WVフィルムは、セルロースアシレートフィルム上に光学異方性層を塗布することにより、液晶の視野角を拡大している。液晶表示装置では、このWVフィルムを、偏光板と液晶セルとの間に配置したり、偏光板の偏光子の保護フィルムとして利用する場合がある。
三酢酸セルロースに代表されるセルロースアシレート樹脂の製造は、天然資源であるセルロースに依存するので、使用済みのセルロースアシレートフィルムからセルロースアシレート樹脂を回収することは、社会的使命である。
しかしながら、偏光板やWVフィルムに使用されるセルロースアシレートフィルムには高濃度の紫外線吸収剤等の光学特性調節剤や可塑剤が添加されており、回収工程においてその除去が重要である。フィルム面内での光学性能の均一性を高くするためには、添加剤をセルロースアシレートフィルムより完全に除去する必要がある。
特許文献1には、セルロースアシレート形成品からセルロースアシレート樹脂を回収するため、有機溶媒で添加剤を抽出する方法が開示されている。しかしながら、この手法では添加剤がセルロースアシレート形成品中に残りやすく、完全に添加剤を取り除くには長い時間が必要であり、回収効率が低かった。
特開2004−203963号公報
本発明は、上述のような背景の下になされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、偏光板やWVフィルムに使用される高濃度の可塑剤、添加剤、特に紫外線吸収剤等の光学特性調節剤を含有するセルロースアシレートフィルムから、セルロースアシレート樹脂を短時間に、多目的に再利用可能な品質で回収する方法を提供することである。
本発明が、解決しようとする上記課題は、下記各項の手段により達成された。
(1)セルロースアシレートフィルムをセルロースアシレートの良溶媒に溶解してセルロースアシレート溶液を作製し、その後、該溶液に対してセルロースアシレートの貧溶剤を混合する工程を含むことを特徴とするセルロースアシレートの回収方法。
(2)前記(1)記載のセルロースアシレートの回収方法であって、該セルロースアシレート溶液に対してセルロースアシレートの貧溶剤を混合した後、析出するセルロースアシレートをろ過する工程を含むことを特徴とするセルロースアシレートの回収方法。
(3)前記(1)または(2)記載のセルロースアシレートの回収方法であって、セルロースアシレートフィルムに含まれるセルロースアシレートのアシル基置換度が2.0〜3.0であることを特徴とするのセルロースアシレートの回収方法。
(4)前記(1)乃至(3)いずれか一項に記載のセルロースアシレートの回収方法であって、セルロースアシレートフィルムに芳香環を1つ以上持つ添加剤が含まれていることを特徴とするセルロースアシレートの回収方法。
(5)前記(1)乃至(4)いずれか一項記載のセルロースアシレートの回収方法であって、セルロースアシレートフィルムを溶解する良溶剤が、塩素系有機溶媒およびエステル系有機溶媒の内の少なくとも1種を含むことを特徴とするセルロースアシレートの回収方法。
(6)前記(5)記載のセルロースアシレートの回収方法であって、セルロースアシレートフィルムを溶解する良溶剤が、塩素系有機溶媒およびエステル系有機溶媒の内の少なくとも1種を50wt%以上含むことを特徴とするセルロースアシレートの回収方法。
(7)前記(1)乃至(10)いずれか一項に記載のセルロースアシレートの回収方法であって、該セルロースアシレート溶液に加える貧溶剤が、アルコール類系溶媒およびケトン系有機溶媒の内の少なくとも1種を含むことを特徴とするセルロースアシレートの回収方法。
(8)前記(7)記載のセルロースアシレートの回収方法であって、該セルロースアシレート溶液に加える貧溶剤が、アルコール類系溶媒およびケトン系有機溶媒の内の少なくとも1種を50wt%以上含むことを特徴とするセルロースアシレートの回収方法。
(9)前記(1)乃至(8)いずれか一項に記載の回収方法で回収されたセルロースアシレートを再利用して形成されたセルロースアシレートフィルム。
本発明のセルロースアシレートの回収方法によれば、高濃度の可塑剤、添加剤、特に紫外線吸収剤等の光学特性調節剤を含有するセルロースアシレートフィルムから、セルロースアシレート樹脂を短時間に、多目的に再利用可能な品質で回収することができた。
本発明はセルロースアシレートフィルムをセルロースアシレート樹脂の良溶剤に溶解してセルロースアシレート溶液を作製し、その後、該溶液に対してセルロースアシレートの貧溶剤を混合する工程を含むことを特徴とするセルロースアシレートの回収方法に関する。
以下、本発明の回収方法を詳細に説明する。
本発明のセルロースアシレートの回収方法は、セルロースアシレートフィルムをセルロースアシレートの良溶剤に溶解する工程(工程I)、及びその後に該溶液に対してセルロースアシレート貧の溶剤を混合する工程(工程II)を含むことを特徴とするものである。以下の工程により、添加剤を完全に除去するか、又は、その含有濃度を所定のレベルまで低減することが好ましい。
なお該溶解工程においては溶液を攪拌することが好ましい。また、工程IIにおいてもセルロースアシレート溶液を攪拌しながら該貧溶媒を加えることが好ましい。
ここで工程Iに用いるセルロースアシレートの良溶剤は単一の溶剤であってもいいし、2種類以上の溶剤の混合物でも良い。
セルロースアシレートの良溶剤として、好ましくは塩素系有機溶媒(例 ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素)、エステル系有機溶媒(例 エチルホルメート、プロピルホルメート、ペンチルホルメート、メチルアセテート、エチルアセテートおよびペンチルアセテート)を含む溶剤であり、最も好ましくは塩素系有機溶媒を含む溶剤である。特に塩素系有機溶媒はセルロースアシレートの溶解度が高く、セルロースアシレートフィルムの溶解が容易である。
セルロースアシレートの良溶剤が2種類以上の溶剤の混合物である場合、少なくとも1種の塩素系有機溶媒およびエステル系有機溶媒の内の少なくとも1種を50wt%以上含む溶剤であることが好ましい。
また工程IIに用いるセルロースアシレートの貧溶剤も単一の溶媒であってもいいし、2種類以上の溶媒の混合物でも良い。
セルロースアシレートの貧溶剤として好ましくはアルコール類(例 メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、t−ブタノール、1−ペンタノール、2−メチル−2−ブタノールおよびシクロヘキサノール)、ケトン系有機溶媒(例 アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、ジイソブチルケトン、シクロペンタノン、シクロヘキサノンおよびメチルシクロヘキサノン)を含む溶剤であり、より好ましくはアルコール類を含む溶剤である。
アルコール類はセルロースアシレートの溶解度が特に低いため、セルロースアシレートの貧溶剤として好ましく用いることが出来る。
セルロースアシレートの貧溶剤が2種類以上の溶剤の混合物である場合、アルコール類系溶媒およびケトン系有機溶媒の内の少なくとも1種を50wt%以上含む溶剤であることが好ましい。
さらに、(I)、(II)の工程の後に、析出したセルロースアシレートをろ過によって回収する工程を含むことが好ましい。ろ過による回収の後、下記の乾燥工程を経て、添加剤が取り除かれた純度の高いセルロースアシレート樹脂を手に入れることができる。
(乾燥工程)
50〜150℃、好ましくは80〜125℃の温度で、通常の方法により実施できる。
本発明のセルロースアシレートフィルムはセルロース低級脂肪酸エステルにより構成される。ここで、低級脂肪酸とは炭素原子数が6以下の脂肪酸を意味する。炭素原子数は、好ましくは4以下であり、炭素数が2〜4の脂肪酸が特に好ましく、酢酸、プロピオン酸、酪酸がその具体例である。セルロースの低級脂肪酸エステルの具体例としては、セルロースアセテート、セルロースブチレート及びセルロースアセテートブチレートを代表例として挙げることができる。セルロースアセテートには、モノ、ジ、及びトリアセテートを含む。本発明のセルロースアシレートの置換度としては、2〜3が好ましく、2.5〜3がより好ましく、2.7〜3が最も好ましい。
また、セルロースアシレートフィルムの厚みは、10〜200μm、好ましくは30〜150μm、更に好ましくは40〜110μmである。
通常市販されている偏光板保護フィルムあるいは位相差板であるセルロースアシレートフィルムには、種々の添加剤が使用される。この添加剤としては、可塑剤、光学特性調節剤、酸化防止剤、過酸化物分解剤、ラジカル禁止剤、金属不活性剤、酸捕獲剤、アミン類、が例示できる。光学特性調節剤の典型例は、紫外線吸収剤であり、劣化防止の観点からも好ましく用いられている。
ここで、紫外線吸収剤とは吸収極大における分子吸光係数が大きく(10(l/mol・cm)以上)、吸収波長領域が300〜400nmの紫外光領域にある化合物をいう。紫外線吸収剤には、光や熱分解が少ないこと、添加する樹脂との相溶性の良いことなどが求められる。
本発明のセルロースアシレートの回収方法を用いれば、セルロースアシレートフィルムから、セルロースアシレートをこれらの添加剤と分離して回収することが可能となる。すなわち本発明の回収方法によれば、得られるセルロースアシレート樹脂中の前記添加剤濃度を低減することが可能で、得られたセルロースアシレートを多目的に使用することが可能となる。
本発明の回収方法は、種々の紫外線吸収剤等の添加剤を含有する成形品からのセルロースアシレート樹脂の回収に適用できる。紫外線吸収剤としては、種々の公知の化合物が使用され、特にその構造は限定されないが、(1)ベンゾフェノン系、(2)ベンゾトリアゾール系、(3)トリアジン系、および(4)その他の紫外線吸収剤に大別される。
(1)ベンゾフェノン系紫外線吸収剤
ベンゾフェノン系紫外線吸収剤としては、1以上の置換基を有するベンゾフェノン類が使用できる。その具体例として、2−ヒドロキシ−4−ベンジルオキシベンゾフェノン、2,4−ベンジルオキシベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−5−スルホベンゾフェノン等を挙げることができる。
(2)ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤
ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤としては、特開昭60−051181号公報、特開昭62−663576号公報および特開平7−011056号公報に記載されているものを使用することができる。
ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤は、偏光板やWVフィルムの劣化を防ぐ効果に優れており、特に不要な着色がより少ないという長所を有する。ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤としては、融点が30℃以上であることが好ましく、更には50℃〜200℃であることが好ましく、特には100℃以上であることが好ましい。ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤の添加量は化合物の種類、使用条件などにより一様ではないが、通常はセルロースアシレートフィルム1m2当り、0.2〜5.0gが好ましく、0.4〜1.5gがさらに好ましく、0.6〜1.0gが特に好ましい。
ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤には、下記の一般式(I)で表される化合物が含まれる。
Figure 2008081653
(但し、R1は、水素原子又はフェニル基で置換されていても良い炭素原子数1〜5のアルキル基を表わし、R2は、フェニル基又は炭素原子数1〜10のアシロキシ基で置換されていても良い炭素原子数1〜5のアルキル基を表わし、そしてXは水素原子又はハロゲン原子を表わす。)
上記一般式(I)において、R1としては、水素原子、炭素原子数3〜5のアルキル基又はα−ジメチルベンジル基が一般的であり、水素原子又は炭素原子数4又は5のアルキル基が好ましく、特に水素原子又はt−ブチル基が好ましく、そして水素原子が最も好ましい。R2としては、メチル基、炭素原子数4もしくは5のアルキル基又はオクタロイロキシエチル基が一般的であり、メチル基又は炭素原子数4もしくは5のアルキル基が好ましく、特にメチル基又はt−ブチル基が好ましく、そしてt−ブチル基が最も好ましい。Xとしては、水素原子又は塩素原子が好ましく、特に水素原子が好ましい。
上記一般式(I)で表される化合物の具体例を以下に示す。
Figure 2008081653
Figure 2008081653
Figure 2008081653
(3)トリアジン系紫外線吸収剤
トリアジン系紫外線吸収剤は、少なくとも一つの1,3,5−トリアジン環と少なくとも一つの芳香族環を有する芳香族化合物である。芳香族化合物は、セルロースアシレート100質量部に対して、0.01乃至20質量部の範囲で使用することが好ましく、0.05乃至15質量部の範囲で使用することがより好ましく、0.1乃至10質量部の範囲で使用することがさらに好ましい。二種類以上の芳香族化合物を併用してもよい。芳香族化合物の芳香族環には、芳香族炭化水素環に加えて、芳香族性へテロ環を含む。
芳香族炭化水素環は、6員環(すなわち、ベンゼン環)であることが特に好ましい。芳香族性ヘテロ環は一般に、不飽和ヘテロ環である。芳香族性ヘテロ環は、5員環、6員環または7員環であることが好ましく、5員環または6員環であることがさらに好ましい。芳香族性ヘテロ環は一般に、最多の二重結合を有する。ヘテロ原子としては、窒素原子、酸素原子および硫黄原子が好ましく、窒素原子が特に好ましい。芳香族性ヘテロ環の例には、フラン環、チオフェン環、ピロール環、オキサゾール環、イソオキサゾール環、チアゾール環、イソチアゾール環、イミダゾール環、ピラゾール環、フラザン環、トリアゾール環、ピラン環、ピリジン環、ピリダジン環、ピリミジン環およびピラジン環が含まれる。芳香族環としては、ベンゼン環、フラン環、チオフェン環、ピロール環、オキサゾール環、チアゾール環、イミダゾール環、トリアゾール環、ピリジン環、ピリミジン環およびピラジン環が好ましく、ベンゼン環がさらに好ましい。
芳香族化合物が有する芳香族環の数は、2乃至20であることが好ましく、2乃至12であることがより好ましく、2乃至8であることがさらに好ましく、2乃至6であることが最も好ましい。二つの芳香族環の結合関係は、(a)縮合環を形成する場合、(b)単結合で直結する場合および(c)連結基を介して結合する場合に分類できる(芳香族環のため、スピロ結合は形成できない)。結合関係は、(a)〜(c)のいずれでもよい。
(a)の縮合環(二つ以上の芳香族環の縮合環)の例には、インデン環、ナフタレン環、アズレン環、フルオレン環、フェナントレン環、アントラセン環、アセナフチレン環、ナフタセン環、ピレン環、インドール環、イソインドール環、ベンゾフラン環、ベンゾチオフェン環、インドリジン環、ベンゾオキサゾール環、ベンゾチアゾール環、ベンゾイミダゾール環、ベンゾトリアゾール環、プリン環、インダゾール環、クロメン環、キノリン環、イソキノリン環、キノリジン環、キナゾリン環、シンノリン環、キノキサリン環、フタラジン環、プテリジン環、カルバゾール環、アクリジン環、フェナントリジン環、キサンテン環、フェナジン環、フェノチアジン環、フェノキサチイン環、フェノキサジン環およびチアントレン環が含まれる。ナフタレン環、アズレン環、インドール環、ベンゾオキサゾール環、ベンゾチアゾール環、ベンゾイミダゾール環、ベンゾトリアゾール環およびキノリン環が好ましい。
(b)の単結合は、二つの芳香族環の炭素原子間の結合であることが好ましい。二以上の単結合で二つの芳香族環を結合して、二つの芳香族環の間に脂肪族環または非芳香族性複素環を形成してもよい。
(c)の連結基も、二つの芳香族環の炭素原子と結合することが好ましい。連結基は、アルキレン基、アルケニレン基、アルキニレン基、−CO−、−O−、−NH−、−S−またはそれらの組み合わせであることが好ましい。組み合わせからなる連結基の例を以下に示す。なお、以下の連結基の例の左右の関係は、逆になってもよい。
c1:−CO−O−
c2:−CO−NH−
c3:−アルキレン−O−
c4:−NH−CO−NH−
c5:−NH−CO−O−
c6:−O−CO−O−
c7:−O−アルキレン−O−
c8:−CO−アルケニレン−
c9:−CO−アルケニレン−NH−
c10:−CO−アルケニレン−O−
c11:−アルキレン−CO−O−アルキレン−O−CO−アルキレン−
c12:−O−アルキレン−CO−O−アルキレン−O−CO−アルキレン−O−
c13:−O−CO−アルキレン−CO−O−
c14:−NH−CO−アルケニレン−
c15:−O−CO−アルケニレン−
芳香族環および連結基は、置換基を有していてもよい。置換基の例には、ハロゲン原子(F、Cl、Br、I)、ヒドロキシル、カルボキシル、シアノ、アミノ、ニトロ、スルホ、カルバモイル、スルファモイル、ウレイド、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、脂肪族アシル基、脂肪族アシルオキシ基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、アルコキシカルボニルアミノ基、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、脂肪族アミド基、脂肪族スルホンアミド基、脂肪族置換アミノ基、脂肪族置換カルバモイル基、脂肪族置換スルファモイル基、脂肪族置換ウレイド基および非芳香族性複素環基が含まれる。
アルキル基の炭素原子数は、1乃至8であることが好ましい。環状アルキル基よりも鎖状アルキル基の方が好ましく、直鎖状アルキル基が特に好ましい。アルキル基は、さらに置換基(例、ヒドロキシ、カルボキシ、アルコキシ基、アルキル置換アミノ基)を有していてもよい。アルキル基の(置換アルキル基を含む)例には、メチル、エチル、n−ブチル、n−ヘキシル、2−ヒドロキシエチル、4−カルボキシブチル、2−メトキシエチルおよび2−ジエチルアミノエチルが含まれる。アルケニル基の炭素原子数は、2乃至8であることが好ましい。環状アルケニル基よりも鎖状アルケニル基の方が好ましく、直鎖状アルケニル基が特に好ましい。アルケニル基は、さらに置換基を有していてもよい。アルケニル基の例には、ビニル、アリルおよび1−ヘキセニルが含まれる。
脂肪族アシル基の炭素原子数は、1乃至10であることが好ましい。脂肪族アシル基の例には、アセチル、プロパノイルおよびブタノイルが含まれる。脂肪族アシルオキシ基の炭素原子数は、1乃至10であることが好ましい。脂肪族アシルオキシ基の例には、アセトキシが含まれる。アルコキシ基の炭素原子数は、1乃至8であることが好ましい。アルコキシ基は、さらに置換基(例、アルコキシ基)を有していてもよい。アルコキシ基の(置換アルコキシ基を含む)例には、メトキシ、エトキシ、ブトキシおよびメトキシエトキシが含まれる。アルコキシカルボニル基の炭素原子数は、2乃至10であることが好ましい。アルコキシカルボニル基の例には、メトキシカルボニルおよびエトキシカルボニルが含まれる。アルコキシカルボニルアミノ基の炭素原子数は、2乃至10であることが好ましい。アルコキシカルボニルアミノ基の例には、メトキシカルボニルアミノおよびエトキシカルボニルアミノが含まれる。
アルキルチオ基の炭素原子数は、1乃至12であることが好ましい。アルキルチオ基の例には、メチルチオ、エチルチオおよびオクチルチオが含まれる。アルキルスルホニル基の炭素原子数は、1乃至8であることが好ましい。アルキルスルホニル基の例には、メタンスルホニルおよびエタンスルホニルが含まれる。脂肪族アミド基の炭素原子数は、1乃至10であることが好ましい。脂肪族アミド基の例には、アセトアミドが含まれる。脂肪族スルホンアミド基の炭素原子数は、1乃至8であることが好ましい。脂肪族スルホンアミド基の例には、メタンスルホンアミド、ブタンスルホンアミドおよびn−オクタンスルホンアミドが含まれる。脂肪族置換アミノ基の炭素原子数は、1乃至10であることが好ましい。脂肪族置換アミノ基の例には、ジメチルアミノ、ジエチルアミノおよび2−カルボキシエチルアミノが含まれる。脂肪族置換カルバモイル基の炭素原子数は、2乃至10であることが好ましい。脂肪族置換カルバモイル基の例には、メチルカルバモイルおよびジエチルカルバモイルが含まれる。脂肪族置換スルファモイル基の炭素原子数は、1乃至8であることが好ましい。脂肪族置換スルファモイル基の例には、メチルスルファモイルおよびジエチルスルファモイルが含まれる。脂肪族置換ウレイド基の炭素原子数は、2乃至10であることが好ましい。脂肪族置換ウレイド基の例には、メチルウレイドが含まれる。非芳香族性複素環基の例には、ピペリジノおよびモルホリノが含まれる。紫外線吸収剤の分子量は、300乃至800であることが好ましい。紫外線吸収剤の沸点は、260℃以上であることが好ましい。
(4)その他の紫外線吸収剤
その他の紫外線吸収剤としては、置換及び未置換安息香酸エステル、アクリレート、ニッケル化合物、立体障害化アミン及びシュウ酸ジアミドを挙げることができる。これらの化合物の具体例は、特開昭59−108732号公報第9ページ右下欄〜第10ページ左下欄に記載されている。また、特開平6−148430号公報や発明協会公開技報公技番号2001−1475号に記載されている紫外線吸収剤を用いることもできる。さらに特開2000−111914号公報、特開2000−275434号公報、特開2002−267847号公報、PCT/JP00/02619になどに記載のレターデーション上昇剤を使用することができる。
本発明の回収方法をセルロースアシレートフィルムに対して適用する場合には、適当な大きさのチップに予め裁断しておくことが好ましい。フィルム状の成形品は、回収工程に入る前に1mmないし10cm角、好ましくは5mmないし30mm角程の大きさに予め破砕しておく方が、処理しやすい。
本発明の回収方法により回収されたセルロースアシレート樹脂の再生チップは、外視目視検査、及び次に示すドープ(濃厚溶液)状態での検査により、品質評価をすることができる。
再生チップを、製膜用ドープに用いる有機溶剤(例えばメチレンクロライドとのメタノール9:1質量比の混合溶剤)に溶解してドープを調製する(例えば15質量%)。ドープの分光透過率、白濁又はゲル状物の存在の有無、または浮遊物の存在の有無を検査することにより、回収樹脂の実用性を評価することができる。
本発明の回収方法により得たセルロースアシレートの再生チップを品質検査したところ、全く問題無く新規使用のセルロースアシレートと同様に使用することができる。
本発明を実施例により具体的に説明する。しかし本発明はこれらの実施例に限られるものではない。
〔実施例1〕
6重量%のトリフェニルホスフェート(TPP)、4重量%のビフェニルジフェニルフォスフェイト(BDP)、3重量%の紫外線吸収剤(2−ヒドロキシ−4−ベンジルオキシベンゾフェノンを含有した産業材料用廃フィルム(セルローストリアセテートフィルム アセチル置換度2.9)を0.5〜3cm角のチップ状に破砕した。
チップ状のフィルムに下記表1に記載の溶剤Aを加え、完全に溶解してセルローストリアセテート溶液とした。作製したセルローストリアセテート溶液に、溶剤Bを混合した。このときの溶剤Aと溶剤Bの体積比を表1に記載の割合とした。直ちに析出物が得られたので、ろ過により回収した。
Figure 2008081653
実施例1−1〜1−6では溶剤Bを混合後、析出物が得られた。結果、高収率でセルロースアシレートを簡便に回収することができた。
(乾燥処理)
110℃で60分間乾燥器中に放置して、乾燥したチップを得た。
(品質評価)
実施例1−1〜1−6で得られたセルロースアセテート樹脂の回収チップは次のような品質を評価したところ、合格品質であり、全く問題無く使用することができた。
評価項目とその評価結果を以下に記す。
(1)外視:着色の程度を目視観察で、標準試料(バージン樹脂)並びに比較試料と比較判定した。実施例1−1〜1−6で得られた回収チップは、いずれも、標準試料と同等で、無色透明であった。
(2)ドープの性状:試料チップを、メチレンクロライドとメタノールとの容積比9:1混合溶液を用いて15質量%のドープを調製し判定した。良好であった。
(2−1)透明度:555nmでの透過率が80ないし95%の範囲にある場合には、標準試料と同等であるから合格とした。合格の品質であった。
(2−2)紫外線吸収剤量:残存している紫外線吸収剤量が1000ppm以下ならば実用可能なので合格とした。その結果、実施例1−1〜1−6で得られた回収チップは、いずれも、合格であった。
(2−3)ゲル発生の存否:標準試料と同等以上なら合格とした。合格であった。
(2−4)異物の存否:標準試料と同等以上なら合格とした。合格の品質であった。
〔実施例2〕
6重量%のトリフェニルホスフェート(TPP)、4重量%のビフェニルジフェニルフォスフェイト(BDP)、1重量%の下記紫外線吸収剤1を含有している産業材料廃フィルム(セルローストリアセテートフィルム アセチル置換度1.5、プロピオニル置換度0.8)を0.5〜3cm角のチップ状に破砕した。
以下、実施例1−1〜1−6と同様の処理を行い、純度の高いセルローストリアセテートを簡便に得ることができた。得られたセルローストリアセテートを原料として用い、液晶表示装置用光学補償フィルムを作製したところ、面内均一性に優れた良好なフィルムを得ることができた。
Figure 2008081653
〔実施例3〕
6重量%のトリフェニルホスフェート(TPP)、4重量%のビフェニルジフェニルフォスフェイト(BDP)、1重量%の下記光学特性調節剤1を含有している産業材料廃フィルム(セルローストリアセテートフィルム アセチル置換度2.8)を0.5〜3cm角のチップ状に破砕した。
以下、実施例1−1〜1−6と同様の処理を行い、純度の高いセルローストリアセテートを簡便に得ることができた。得られたセルローストリアセテートを原料として用い、液晶表示装置用光学補償フィルムを作製したところ、面内均一性に優れた良好なフィルムを得ることができた。
Figure 2008081653
〔比較例1〕
特開2004−203963に記載の手法でセルローストリアセテートの回収を試みたが、非常に時間がかかり、非効率であった。

Claims (9)

  1. セルロースアシレートフィルムをセルロースアシレートの良溶剤に溶解してセルロースアシレート溶液を作製し、その後、該溶液に対してセルロースアシレートの貧溶剤を混合する工程を含むことを特徴とするセルロースアシレートの回収方法。
  2. 請求項1記載のセルロースアシレートの回収方法であって、該セルロースアシレート溶液に対してセルロースアシレートの貧溶剤を混合した後、析出するセルロースアシレートをろ過する工程を含むことを特徴とするセルロースアシレートの回収方法。
  3. 請求項1または2記載のセルロースアシレートの回収方法であって、セルロースアシレートフィルムに含まれるセルロースアシレートのアシル基置換度が2.0〜3.0であることを特徴とするセルロースアシレートの回収方法。
  4. 請求項1乃至3いずれか一項に記載のセルロースアシレートの回収方法であって、セルロースアシレートフィルムに芳香環を1つ以上持つ添加剤が含まれていることを特徴とするセルロースアシレートの回収方法。
  5. 請求項1乃至4いずれか一項記載のセルロースアシレートの回収方法であって、セルロースアシレートフィルムを溶解する良溶剤が、塩素系有機溶媒およびエステル系有機溶媒の内の少なくとも1種を含むことを特徴とするセルロースアシレートの回収方法。
  6. 請求項5に記載のセルロースアシレートの回収方法であって、セルロースアシレートフィルムを溶解する良溶剤が、塩素系有機溶媒およびエステル系有機溶媒の内の少なくとも1種を50wt%以上含むことを特徴とするセルロースアシレートの回収方法。
  7. 請求項1乃至6いずれか一項に記載のセルロースアシレートの回収方法であって、該セルロースアシレート溶液に加える貧溶剤が、アルコール類系溶媒およびケトン系有機溶媒の内の少なくとも1種を含むことを特徴とするセルロースアシレートの回収方法。
  8. 請求項7記載のセルロースアシレートの回収方法であって、該セルロースアシレート溶液に加える貧溶剤が、アルコール類系溶媒およびケトン系有機溶媒の内の少なくとも1種を50wt%以上含むことを特徴とするセルロースアシレートの回収方法。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の回収方法で回収されたセルロースアシレートを再利用して形成されたセルロースアシレートフィルム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014218642A (ja) * 2013-04-11 2014-11-20 日本合成化学工業株式会社 ポリビニルアルコール系樹脂成形体からリサイクル原料を製造する方法
JP5978349B1 (ja) * 2015-06-03 2016-08-24 ユニ・チャーム株式会社 吸収性物品
CN106891453A (zh) * 2016-07-18 2017-06-27 住华科技股份有限公司 废弃光学膜的回收方法及其回收设备

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